JPH08335383A - ディスクカートリッジ - Google Patents
ディスクカートリッジInfo
- Publication number
- JPH08335383A JPH08335383A JP14039995A JP14039995A JPH08335383A JP H08335383 A JPH08335383 A JP H08335383A JP 14039995 A JP14039995 A JP 14039995A JP 14039995 A JP14039995 A JP 14039995A JP H08335383 A JPH08335383 A JP H08335383A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- label
- cartridge
- paper
- radius
- peeling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面にラベルを貼り付けたカートリッジにお
いて、ラベルの角部や折り曲げ部での剥離のないカート
リッジを提供する。 【構成】 紙の繊維方向を折り曲げ部の折れ目と平行な
方向とし、角部のアールを２ｍｍ以上としたもの。
いて、ラベルの角部や折り曲げ部での剥離のないカート
リッジを提供する。 【構成】 紙の繊維方向を折り曲げ部の折れ目と平行な
方向とし、角部のアールを２ｍｍ以上としたもの。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク又は光磁気
ディスク、光ディスク等の光学ディスクを回転可能に収
納するに用いるディスクカートリッジに関する。
ディスク、光ディスク等の光学ディスクを回転可能に収
納するに用いるディスクカートリッジに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に光ディスク、特にコンピュータメ
モリとしての使用が期待される光磁気ディスク等におい
ては、その使用目的から特に記録・再生に高い信頼性が
要求される。光ディスクは、保管時においてディスク面
にホコリ等が付着し又は傷等が生ずることを防止するた
めや、取扱い時にディスク表面に指紋等が付着しないよ
うにするためにプラスチック製のケース（カートリッ
ジ）内に収納されている。カートリッジケース内に収納
された光ディスクは、使用時にはカートリッジごと駆動
装置内に挿入され、カートリッジ内で回転している。
モリとしての使用が期待される光磁気ディスク等におい
ては、その使用目的から特に記録・再生に高い信頼性が
要求される。光ディスクは、保管時においてディスク面
にホコリ等が付着し又は傷等が生ずることを防止するた
めや、取扱い時にディスク表面に指紋等が付着しないよ
うにするためにプラスチック製のケース（カートリッ
ジ）内に収納されている。カートリッジケース内に収納
された光ディスクは、使用時にはカートリッジごと駆動
装置内に挿入され、カートリッジ内で回転している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これらのディスクカー
トリッジには、通常ユーザーが記入して用いるラベルが
同梱されている。ユーザーはカートリッジ本体のラベル
貼付領域にラベルを貼り付け、見出し等を記入して使用
している。ここでラベルは接着強度、筆記性、耐環境性
等を総合的に考え選択しているにもかかわらず、特にラ
ベルの角部分でのカール状の剥離及び折り曲げ部でのふ
くれ状の剥離が発生し、一度剥離したラベルは元通りに
密着させることはむずかしい。カートリッジを長時間ド
ライブに挿入して使用中にラベルが剥離した場合、ラベ
ルが引掛り、ドライブからカートリッジが排出できない
トラブルが発生する。一方カートリッジへのラベルの接
着強度はラベルの取り替えが必要なため、再剥離が可能
なように粘着剤を使用したラベルとされる。このため、
この剥離の問題はなかなか解決できなかった。
トリッジには、通常ユーザーが記入して用いるラベルが
同梱されている。ユーザーはカートリッジ本体のラベル
貼付領域にラベルを貼り付け、見出し等を記入して使用
している。ここでラベルは接着強度、筆記性、耐環境性
等を総合的に考え選択しているにもかかわらず、特にラ
ベルの角部分でのカール状の剥離及び折り曲げ部でのふ
くれ状の剥離が発生し、一度剥離したラベルは元通りに
密着させることはむずかしい。カートリッジを長時間ド
ライブに挿入して使用中にラベルが剥離した場合、ラベ
ルが引掛り、ドライブからカートリッジが排出できない
トラブルが発生する。一方カートリッジへのラベルの接
着強度はラベルの取り替えが必要なため、再剥離が可能
なように粘着剤を使用したラベルとされる。このため、
この剥離の問題はなかなか解決できなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記した問題
点に鑑み鋭意検討を重ねた結果、ラベルの材質、具体的
にはラベル用の紙の繊維配向を特定のものとし、またラ
ベルの角部の形状を特定の形状とすることによりラベル
の剥離が防止できることを見い出し本発明を完成した。
即ち本発明の要旨は、情報記録ディスクを収納してなる
カートリッジの表面から裏面に渡って紙製のラベルを折
り曲げた状態で貼り付けてなり、該ラベルは、繊維方向
が折り曲げ部の折れ目とほぼ平行とされており、かつラ
ベルの角部は半径２ｍｍ以上のアールとされていること
を特徴とするディスクカートリッジにある。以下、本発
明のカートリッジにつき図面を参照しながら説明する。
図１はディスクカートリッジの斜視図である。図中、１
はカートリッジ、２はカートリッジの表面、３はカート
リッジの裏面、４はラベル、５は折り曲げ部、６は折れ
目の方向をそれぞれ示す。
点に鑑み鋭意検討を重ねた結果、ラベルの材質、具体的
にはラベル用の紙の繊維配向を特定のものとし、またラ
ベルの角部の形状を特定の形状とすることによりラベル
の剥離が防止できることを見い出し本発明を完成した。
即ち本発明の要旨は、情報記録ディスクを収納してなる
カートリッジの表面から裏面に渡って紙製のラベルを折
り曲げた状態で貼り付けてなり、該ラベルは、繊維方向
が折り曲げ部の折れ目とほぼ平行とされており、かつラ
ベルの角部は半径２ｍｍ以上のアールとされていること
を特徴とするディスクカートリッジにある。以下、本発
明のカートリッジにつき図面を参照しながら説明する。
図１はディスクカートリッジの斜視図である。図中、１
はカートリッジ、２はカートリッジの表面、３はカート
リッジの裏面、４はラベル、５は折り曲げ部、６は折れ
目の方向をそれぞれ示す。
【０００５】カートリッジ１は例えば、ポリカーボネー
ト樹脂、ＡＢＳ樹脂等の成形性が良好で十分な機械的強
度を有する合成樹脂を射出成形して成る。カートリッジ
１は、上ハーフと下ハーフとからなり、ディスクを収納
した状態で、互いに突合せ、ネジ止め等により合体して
形成される。カートリッジ１の表面２から裏面３に渡っ
てラベル５がコの字型に折り曲げられて貼り付けられ
る。ラベル５は紙製でありその裏面には粘着剤が塗布さ
れている。ラベル５は台紙から剥した後カートリッジの
表面２からカートリッジの側面、カートリッジの裏面３
と折り曲げて貼り付けられることとなるが、台紙から剥
す際にラベルの角部がカールされたり、貼り付けの際の
折り曲げ部に応力が残ったりする。このため、ラベル５
貼り付け後図１に示すようにラベル５の角部が剥がれた
り、折曲部の近くが応力により徐々に剥離し、膨らんだ
状態となり、最終的には剥れることとなる。
ト樹脂、ＡＢＳ樹脂等の成形性が良好で十分な機械的強
度を有する合成樹脂を射出成形して成る。カートリッジ
１は、上ハーフと下ハーフとからなり、ディスクを収納
した状態で、互いに突合せ、ネジ止め等により合体して
形成される。カートリッジ１の表面２から裏面３に渡っ
てラベル５がコの字型に折り曲げられて貼り付けられ
る。ラベル５は紙製でありその裏面には粘着剤が塗布さ
れている。ラベル５は台紙から剥した後カートリッジの
表面２からカートリッジの側面、カートリッジの裏面３
と折り曲げて貼り付けられることとなるが、台紙から剥
す際にラベルの角部がカールされたり、貼り付けの際の
折り曲げ部に応力が残ったりする。このため、ラベル５
貼り付け後図１に示すようにラベル５の角部が剥がれた
り、折曲部の近くが応力により徐々に剥離し、膨らんだ
状態となり、最終的には剥れることとなる。
【０００６】本発明においては、紙製ラベル５の繊維方
向を特定の方向すなわち、ラベルとして用いる際の折り
曲げ方向と繊維方向が平行方向となるようにする。ラベ
ル５の繊維方向をこのような方向とすることによりラベ
ル５の折り曲げ部での紙の繊維に残留する応力が小さく
なり折り曲げ部の膨らんだ剥離現象がなくなり、また角
部のめくれ現象も起らなくなる。紙の繊維方向とは製紙
時に紙を高速で移送しつつ抄紙するために紙の繊維が移
送方向に並ぶことにより起るもので、簡便には、紙を破
ると裂け易い方向が繊維方向となる。更に、ラベル５の
角部の剥離防止を完全とするため、本発明においてはラ
ベル５の角部のアールを２アール以上、すなわち半径２
ｍｍ以上のアールとする。角部のアールは大きいほど剥
離防止に役立つが、６アール程度が見た目上の限度であ
る。更に、ラベルの貼着されるカートリッジ表面は、Ｊ
ＩＳＢ０６０１「表面粗さ規格」で測定したＲｍａｘの
値が３０μ以下、好ましくは２５μ以下とされているこ
とがラベルの粘着効果を上げる上で好ましい。このよう
に、ラベルの紙質、角部のアール、カートリッジ表面の
粗面度をうまく設定することによりラベルの剥れや膨れ
が防止でき、ドライブの中でラベルが剥れてカートリッ
ジの取出しが不能となる等の事故を防止できる。
向を特定の方向すなわち、ラベルとして用いる際の折り
曲げ方向と繊維方向が平行方向となるようにする。ラベ
ル５の繊維方向をこのような方向とすることによりラベ
ル５の折り曲げ部での紙の繊維に残留する応力が小さく
なり折り曲げ部の膨らんだ剥離現象がなくなり、また角
部のめくれ現象も起らなくなる。紙の繊維方向とは製紙
時に紙を高速で移送しつつ抄紙するために紙の繊維が移
送方向に並ぶことにより起るもので、簡便には、紙を破
ると裂け易い方向が繊維方向となる。更に、ラベル５の
角部の剥離防止を完全とするため、本発明においてはラ
ベル５の角部のアールを２アール以上、すなわち半径２
ｍｍ以上のアールとする。角部のアールは大きいほど剥
離防止に役立つが、６アール程度が見た目上の限度であ
る。更に、ラベルの貼着されるカートリッジ表面は、Ｊ
ＩＳＢ０６０１「表面粗さ規格」で測定したＲｍａｘの
値が３０μ以下、好ましくは２５μ以下とされているこ
とがラベルの粘着効果を上げる上で好ましい。このよう
に、ラベルの紙質、角部のアール、カートリッジ表面の
粗面度をうまく設定することによりラベルの剥れや膨れ
が防止でき、ドライブの中でラベルが剥れてカートリッ
ジの取出しが不能となる等の事故を防止できる。
【０００７】
【実施例】以下に実施例を示すが、本発明はその要旨を
越えない限り以下の実施例に限定されるものではない。 実施例１ ３．５インチ光磁気ディスク用のカートリッジ（表面粗
さ（Ｒｍａｘ）２０μ）の表面に粘着剤を塗布したラベ
ルを貼り付け、経時的に観察した。ラベルとしては、角
部のアールを３．０ｍｍとし、紙の繊維方向は折り目と
平行方向とした。温度７０℃、湿度５０％の恒温室に２
４時間放置した後粘着状態を目視で観察したところ、角
部からの剥離は１０サンプル中に認められず、折れ目近
くでの膨らみ（浮き）は１０サンプル中１枚に認められ
た。
越えない限り以下の実施例に限定されるものではない。 実施例１ ３．５インチ光磁気ディスク用のカートリッジ（表面粗
さ（Ｒｍａｘ）２０μ）の表面に粘着剤を塗布したラベ
ルを貼り付け、経時的に観察した。ラベルとしては、角
部のアールを３．０ｍｍとし、紙の繊維方向は折り目と
平行方向とした。温度７０℃、湿度５０％の恒温室に２
４時間放置した後粘着状態を目視で観察したところ、角
部からの剥離は１０サンプル中に認められず、折れ目近
くでの膨らみ（浮き）は１０サンプル中１枚に認められ
た。
【０００８】比較例１ ラベルの繊維方向を折り目と直角方向としたほかは実施
例１と同様にしてラベルの観察を行なった。角部からの
剥離は１０サンプル中２枚に認められ、折れ目近くでの
膨らみは１０サンプル中３枚に認められた。 比較例２ ラベルの角部のアールを１．５ｍｍとしたほかは実施例
１と同様にしてラベルの観察を行なった。角部からの剥
離は１０サンプル中１枚に認められ、折れ目近くでの膨
らみは１０サンプル中１枚に認められた。
例１と同様にしてラベルの観察を行なった。角部からの
剥離は１０サンプル中２枚に認められ、折れ目近くでの
膨らみは１０サンプル中３枚に認められた。 比較例２ ラベルの角部のアールを１．５ｍｍとしたほかは実施例
１と同様にしてラベルの観察を行なった。角部からの剥
離は１０サンプル中１枚に認められ、折れ目近くでの膨
らみは１０サンプル中１枚に認められた。
【０００９】
【発明の効果】本発明のカートリッジは、特殊のラベル
が貼り付けられたもので、ラベルの剥離が極めて少ない
ので、ドライブ中でトラブルを起すようなことがない。
が貼り付けられたもので、ラベルの剥離が極めて少ない
ので、ドライブ中でトラブルを起すようなことがない。
【図１】カートリッジの斜視図
１ カートリッジ ２ カートリッジ表面 ３ カートリッジ裏面 ４ ラベル ５ 折り曲げ部
Claims (1)
- 【請求項１】 情報記録ディスクを収納してなるカート
リッジの表面から裏面に渡って紙製のラベルを折り曲げ
た状態で貼り付けてなり、該ラベルは、繊維方向が折り
曲げ部の折れ目とほぼ平行とされており、かつラベルの
角部は半径２ｍｍ以上のアールとされていることを特徴
とするディスクカートリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14039995A JPH08335383A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | ディスクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14039995A JPH08335383A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | ディスクカートリッジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08335383A true JPH08335383A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15267888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14039995A Pending JPH08335383A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | ディスクカートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08335383A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008243290A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Clarion Co Ltd | ディスク装置及びその制御方法 |
-
1995
- 1995-06-07 JP JP14039995A patent/JPH08335383A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008243290A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Clarion Co Ltd | ディスク装置及びその制御方法 |
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