JPH08335379A - 磁気ディスクのクランプ機構 - Google Patents

磁気ディスクのクランプ機構

Info

Publication number
JPH08335379A
JPH08335379A JP14207395A JP14207395A JPH08335379A JP H08335379 A JPH08335379 A JP H08335379A JP 14207395 A JP14207395 A JP 14207395A JP 14207395 A JP14207395 A JP 14207395A JP H08335379 A JPH08335379 A JP H08335379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic disk
ring
hub
inner ring
clamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14207395A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunzo Noto
俊三 能登
Hideaki Shimozaka
英昭 下坂
Minoru Kamata
実 鎌田
Utayoshi Eguchi
詠美 江口
Daisuke Kawaguchi
大輔 川口
Tomoaki Sakata
智昭 坂田
Hiroshi Iwasaki
弘志 岩崎
Tsutomu Kuze
務 久世
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP14207395A priority Critical patent/JPH08335379A/ja
Priority to EP96303716A priority patent/EP0744744A3/en
Priority to CN 96107879 priority patent/CN1143792A/zh
Publication of JPH08335379A publication Critical patent/JPH08335379A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 常温で組立が可能で均一な締結力を与え、且
つ解除が容易な磁気ディスクのクランプ機構を提供する
こと。 【構成】 ハブ2にスペーサ5及び7を介して磁気ディ
スク4,6,8を積層し、このハブ2の上方から嵌合面
がθ角度傾斜する円環状の内側リング及び外側リングを
はめ込んで磁気ディスクを締着する磁気ディスクのクラ
ンプ機構であって、この嵌合面のθ角度と両面の摩擦係
数μとの関係を〔θ≦tan-1μ〕とすることにより、
磁気ディスクのクランプを行うもの。また、内側リング
及び外側リング上面に複数の切込み又は段差を設け、こ
れらを押し広げることによってクランプ解除を容易にし
たもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスクのクラン
プ機構に係り、特に磁気ディスクとハブとの組み立て及
び分解が容易な磁気ディスクのクランプ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に磁気ディスク装置は、記憶媒体で
ある磁気ディスク(円板)をスピンドルのハブにスペー
サを介して多数枚積層してクランプし、該磁気ディスク
を高速回転した状態で磁気ヘッドによりデータの記録再
生を行う様に構成されている。この従来技術による磁気
ディスク装置は、ハブに磁気ディスクを固着するため、
最上部の磁気ディスクの内周にクランプリングを押しつ
け、このクランプリングをハブ内周のスピンドル部の上
面にネジ止めすることにより、磁気ディスクのクランプ
が行われていた。
【0003】しかしながら、このクランプ機構は、最上
部の磁気ディスクを上方向よりクランプリングを用いて
ネジ止めするため、ネジ頭分だけ磁気ディスク装置の高
さ(厚さ)方向の寸法が必要になり、装置の薄型化の障
害になると言う不具合があった。尚、前述の薄型化のた
めにクランプリングの厚さを薄くすることも考えられる
が、この該リングの厚さを薄くするとネジ締結力に耐え
きれず破損する可能性があるため、リングの薄型化にも
限界があった。また該クランプリングを用いる従来技術
は、磁気ディスクの平面性を保つために前記複数ネジの
締結力を均一に調整しなければならず、この組立作業が
繁雑になると言う不具合もあった。
【0004】更に、この従来技術は、締結力に耐えるネ
ジ止め構造のためにハブの肉厚も厚くする必要があり、
このためハブの重量及びサイズが必要以上に増加し、こ
のハブを支持するモータベアリングが短寿命化すると共
にモータ起動時の負荷を増加させていた。
【0005】この従来技術による不具合を解決するため
に、クランプリングをリング状にし、加熱した状態でハ
ブに焼きばめし、クランブリングの冷却時の収縮力を用
いて磁気ディスクを締結するものが提案されている。こ
のクランプリングをハブに焼きばめするクランプ方法
は、まずクランプリングを加熱してクランプリングの内
径をハブの焼きばめする位置の外径よりも大きく広げ、
加熱状態のクランプリングをハブ位置に移送し、焼きば
めされる内径近傍の全周をディスク方向に垂直に且つ均
一に荷重をかけることにより行われる。この時の荷重
は、クランプリングが冷えて常温に戻ったとき、締結力
を満足できるように設定する。また荷重を最終的に受け
るハブの下面は、クランプリングに荷重をかける際にモ
ータベアリングにその荷重が伝わらないようにする必要
がある。またこの荷重はクランプリングが冷却してその
内径が収縮しディスク方向の締結力が備わるまで加え続
けなければならない。この従来技術によるクランプ方法
は、前記クランプリングを自然冷却又は強制冷却するこ
とにより、リングの内径を収縮させてハブに締結し、磁
気ディスクをハブに締結するものであり、クランプ部材
を複数本のねじによって荷重を与えつつ締着する方式に
比べ、円周上に均一な装荷力(クランプ力)が得られる
ため締着後のディスク変形が少ないという特徴がある。
【0006】尚、前記従来技術によるネジを用いて磁気
ディスクを締結する磁気ディスク装置が記載された文献
としては、特開平6−162709号公報が挙げられ、
クランプリングを焼きばめする磁気ディスク装置が記載
された文献としては特開昭61−9879号公報及び米
国特許4639802号公報が挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記クランプリングを
焼きばめする磁気ディスクのクランプ機構は、円周上に
均一なクランプ力を与えて締着後のディスク変形が少な
いと言う特性があるものの、クランプリングの加熱によ
り磁気ディスク及びピンドルモータが熱的悪影響、例え
ばディスク表面の潤滑剤やモータベアリング内のグリー
スが変質する悪影響を受ける可能性があり、更に正確な
温度管理が必要な加熱装置を用いるために組立装置が高
価になるという不具合があった。
【0008】また焼きばめによる磁気ディスクのクラン
プ機構は、クランプリングを加熱してからハブまでの移
送乃至荷重による締結を短時間で行わなければならず、
クランプリングの加熱温度が低かったり、加熱保持され
ているところから一定の荷重をかけ終るまでの時間が長
い場合、或いは、クランプリングに加える荷重が少ない
場合は、クランプリングがディスクに対する締結力を持
たないままハブに焼きばめされた状態となる可能性を招
くと言う不具合があった。
【0009】また、クランプリングとハブの焼きばめす
る面をディスク回転軸に対して平行にしているため、装
置の薄型化のためにクランプリング厚さを薄くすると締
結部分も薄くなり、双方の摩擦抵抗によるディスク締結
力も減少して締結後の緩みが発生する可能性があった。
この緩みを防止するためにクランプリングの厚さを厚く
すると、今度は装置を薄型化できないと言う不具合を招
いていた。
【0010】更に従来技術によるクランプ機構は、クラ
ンプ時の構造は考慮されているものの、保守等のために
クランプを解除するための構造まで配慮されておらず、
クランプの解除が困難であるという不具合もあった。
【0011】本発明の目的は、前述の従来技術による不
具合を除去することであり、加熱による磁気ディスク等
に対する悪影響を防止し、且つ容易にクランプを解除す
ることができる磁気ディスクのクランプ機構を提供する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、中央に同心円状の開口部が設けられた複数の
磁気ディスクをスピンドルのハブにスペーサを介して積
層的に嵌合し、該磁気ディスクをハブにクランプする磁
気ディスクのクランプ機構において、内周が前記ハブに
嵌合すると共に外周が磁気ディスク面の垂直線に対して
θ角度傾斜するテーパを持つ円環状の内側リングと、内
周が該内側リングの外周と嵌合するθ角度傾斜したテー
パを持ち、内側リングの外周と摩擦係数μを持って接触
する円環状の外側リングとを含み、前記θ角度及び摩擦
係数μの関係が〔θ≦tan-1μ〕であり、前記内側リ
ング及び外側リングをハブに嵌合することにより磁気デ
ィスクのクランプを行うことを第1の特徴とする。
【0013】また本発明は、前記第1の特徴による磁気
ディスクのクランプ機構において、前記内側リングの外
周面が、該内側リング上面の外周縁から磁気ディスクの
垂直線に対して磁気ディスク外周側に傾斜した末広がり
形状、又は該内側リング上面の外周縁から磁気ディスク
の垂直線に対して磁気ディスク内周側に傾斜に傾斜した
末つぼみ形状にしたことを第2特徴とする。
【0014】更に本発明は、中央に同心円状の開口部が
設けられた複数の磁気ディスクをスピンドルのハブにス
ペーサを介して積層的に嵌合し、該磁気ディスクをハブ
にクランプする磁気ディスクのクランプ機構において、
内周が前記ハブに嵌合すると共に外周が磁気ディスク面
の垂直線に対してθ角度傾斜する円環状の内側リング
と、内周が該内側リングと嵌合するθ角度傾斜し、内側
リングの外周と摩擦係数μを持って接触する円環状の外
側リングとを設けると共に、前記外側リングおよび又は
内側リングが該両リングを円周方向に広げるための切込
み又は段差を備えたことを第3の特徴とする。
【0015】
【作用】前記第1の特徴による磁気ディスクのクランプ
機構は、内側及び外側リングの嵌合面をθ角度傾斜する
テーパ状とすると共に、該嵌合面のθ角度及び摩擦係数
μの関係を〔θ≦tan-1μ〕とすることによって、加
熱による磁気ディスク等に対する悪影響を防止した磁気
ディスクのクランプ機構を提供することができ、また前
記第2の特徴によるクランプ機構は、前記内側及び外側
リングの嵌合面のテーパ向きを磁気ディスク外周側に傾
斜した末広がり形状又は磁気ディスク内周側に傾斜に傾
斜した末つぼみ形状とすることにより、嵌合した状態の
内側リング又は外側リングどちらか一方を上方から加圧
することによって、磁気ディスクをクランプすることが
できる。
【0016】また記第3の特徴による磁気ディスクのク
ランプ機構は、外側リングおよび又は内側リングが該両
リングを円周方向に広げるための切込み又は段差を備え
たことにより、これら複数の切込み又は段差を磁気ディ
スク外周方向に押し広げることによって、容易に磁気デ
ィスクのクランプを解除することができる。
【0017】従って本発明によれば、常温で組立が可能
であるためにディスクおよびスピンドルモータへの熱的
悪影響の懸念が無く、また加熱装置が不要のため組立装
置を安価にすることもできる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例による磁気ディスク
のクランプ機構を図面を参照して詳細に説明する。図1
は、本発明の第1の実施例によるクランプ機構を説明す
るための図であり、図1(a)はディスク組立体の構造を
示す断面図であり、図1(b)は組立方法を説明するため
のディスク組立体の断面図である。また図9は本実施例
によるクランプ機構に作用する締結力の力学的関係を説
明するための図であり、図10は該ディスク組立体を収
納した磁気ディスク装置の上面図である。更に図4は内
側リングを示す図であり、図4(a)は内側リングの平面
図、同図(b)は断面図である。
【0019】さて、本発明が適用される磁気ディスク装
置は、図10に示す如く、磁気ディスク8が後述するハ
ブ2及びスピンドルに積層された磁気ディスク組立体
と、該磁気ディスク8にデータの記録再生を行う磁気ヘ
ッド素子を含む磁気ヘッド組立体50と、該磁気ヘッド
組立体50を軸40を中心として回転的に支持するキャ
リッジ30と、該キャリッジ30を回転して磁気ヘッド
素子を磁気ディスク8上の所望トラックに位置決めする
ボイスコイルモータ60と、前記磁気ヘッド素子と記録
再生回路系(図示せず)とのデータ転送を行うFPC
(フレキシブルプリント回路)70と、前記磁気ディス
ク8を回転するスピンドルモータ(図示せず)と、これ
ら機構を支持するベース80とを備え、これら機構は呼
吸フィルタを除き密閉的に封鎖されている。
【0020】本発明の対象となる磁気ディスク組立体
は、前記磁気ディスク8をハブ2にスペーサを介して間
隔をもって積層的に保持するものであり、以下、本発明
の一実施例を図1を参照して説明する。さて本実施例に
よる磁気ディスク組立体1は、図1(a)に示す如く、
概略円筒状且つ下端に外周上方に折曲する下部フランジ
3を持つハブ2と、該ハブ2に内周穴が嵌合され、該下
部フランジ3に内周穴の周囲が支持された最下面ディス
ク4と、該ディスク4上に円環状のスペーサ5を介して
ハブ2に嵌合された中央ディスク6と、該中央ディスク
6上にスペーサ7を介してハブ2に嵌合された最上面デ
ィスク8と、該最上面ディスク8の内周穴の周囲を上方
から均一に押圧する様にハブ2に嵌合され、且つ外周に
磁気ディスク外周方向に傾斜する外周テーパ部を持つ内
側リング9と、該内側リング9の外周テーパ部と傾斜が
一致する内周テーパ部を持つ外側リング10とから構成
される。
【0021】前記内側リング9は、図4の平面図(a)
及び側面断面図(b)に示す如く、外周部が下方に開い
たテーパ面になっており、リングの一部に切欠き18を
設けている。この切欠き18は、後述する加圧力12の
水平分力により内側リング9が内側に収縮させられると
きに、切欠き18によりリングが縮んで収縮に抵抗する
反力を小さくさせ、小さい加圧力で内側リング17の内
周面とハブ2の外周面との摩擦拘束力を得るために設け
られている。
【0022】この様に構成された磁気ディスク組立体
は、ハブ2にスペーサ5及び7を介して複数の磁気ディ
スク4,6,8を積層的に嵌合し、最上面のディスク8
に内側リング9の下面を当接させ、且つ該内側リング9
の外周にテーパ部が一致する外側リング10を嵌合する
ことにより、内側リング9及び外側リング10の力学的
作用を用いて磁気ディスクのクランプを行うものであ
る。この力学的作用については図9を参照して説明す
る。
【0023】まず、図9は、内側リング9及び外側リン
グ10乃至ハブ2等の力学的関係を説明するための図で
あり、図中の各記号は次表1の様に定義する。
【0024】
【表1】
【0025】この様に各記号を定義して図9に示した内
側及び外側リングに作用する力の釣り合いについて説明
すると、各リング9及び10を嵌合した状態の磁気ディ
スク組立体は、外側リング10を引き上げようとして仮
想引抜力Pを加えたと考えた場合、磁気ディスク面に対
して垂直な方向のリング9及び10に加わる力の釣り合
いが次数式1で表され、
【0026】
【数1】
【0027】同様に水平方向の力の釣り合いが次数式2
で表され、
【0028】
【数2】
【0029】また外側リング10における垂直方向の力
の釣り合いが次数式3で表される。
【0030】
【数3】
【0031】ここで引抜力Pは仮想の力であり磁気ディ
スクの締着が行われるためには、次数式4の条件におい
て、前記数式1〜数式3が成立する必要がある。
【0032】
【数4】
【0033】これら数式1及び2の関係から、垂直抗力
1を共通項として消去すると次数式5が得られ、
【0034】
【数5】
【0035】次いで数式4の引抜力Pの代入により次6
式の関係が導かれる。
【0036】
【数6】
【0037】この数式6を内側リング9が磁気ディスク
8から受ける垂直抗力N3について整理すると次数式7
の関係となる。
【0038】
【数7】
【0039】この数式7における垂直抗力N3は、磁気
ディスクからの反力,即ち締結後のクランプ力に相当す
るため、該数式7は下部フランジ3のたわみとして保存
されたクランプ力の上限を表すものである。
【0040】また数式3を引抜力Pについて整理し、数
式4の条件を入れると、次数式8の関係が導かれ、垂直
抗力N2が0でなたいめ、数式9の関係が得られる。
【0041】
【数8】
【0042】
【数9】
【0043】この数式9を更に整理すると、次数式10
の関係となる。
【0044】
【数10】
【0045】この数式10は外側リングと磁気ディスク
との摩擦係数μ2とテーパ角度θとの関係が、いわゆる
摩擦角と成っていることを示し、次数式11の関係を満
たせば外側リング10が自ら外れることのない十分な締
着力を持っていることを表している。即ち、2つのリン
グ9及び10を用いて磁気ディスクをハブにクランプす
るためには、内側及び外側リング間の摩擦係数μ2とテ
ーパ角度θとの関係が数式11を満たす関係にリング9
及び10の材質及び表面粗さ並びにテーパ角度θを設定
することが必要であることを表している。
【0046】
【数11】
【0047】本実施例による磁気ディスク組立体のクラ
ンプ機構は、これら内側及び外側リング間の摩擦係数μ
2やテーパ角度θを数式11を満たす値に設定して磁気
ディスクをテーパ嵌合部が摩擦拘束力によって締着する
様に構成したことにより、確実に磁気ディスクを締結す
るクランプ機構を提供することができる。
【0048】次に本実施例によるクランプ機構を用いて
ディスク組立体1を組み立てる方法を図1(b)を参照
して説明する。この組立法は、まずハブ2を下部フラン
ジ3よりも径の小さい支持台11上に置き、次いでディ
スク4,6,8をスペーサ5及び7を介して積層し、次
いでディスク8上に内側リング9及び外側リング10を
順次積載した後、外側リング10の上面に加圧力12を
印加することによって行われる。この加圧力12は外側
リング10及び内側リング9のテーパ面を介して内側リ
ング9を加圧し、その水平方向分力により内側リング9
は内側へ収縮し、その内周面がハブ2の外周面に接触し
かつ摩擦拘束力を発生する。
【0049】また外側リング10は内側リング9の収縮
に伴なって若干下降しつつ、テーパ面に摩擦拘束力を発
生し、これによりハブ2,内側リング9,外側リング1
0が締着される。この加圧力12の一部は、外側リング
10,内側リング9,最上面ディスク8,スペーサ7,
中間ディスク6,スペーサ5及び最下面ディスク4を介
してハブ2の下部フランジ3に伝達され、その結果とし
て下部フランジ3の外周側を下方へたわませる力が作用
する。前記ハブ2、内側リング9、外側リング10の締
着は、この下部フランジ3のたわみを保存した状態、即
ち弾性力を持った状態で行われるため、締着終了後の装
荷力すなわちディスクとスペーサをはさみ込んで保持す
るクランプ力が得られる。この様に本実施例によるクラ
ンプ機構を用いたディスク組立体の組立て方法は、ハブ
に磁気ディスク及びスペーサを積層した後に、外周部が
下方に開いたテーパを持つ内側リング及び外側リングを
嵌合し、外側リングを上方から加圧することにより容易
に磁気ディスクのクランプを行うことができる。
【0050】次に本発明の第2に実施例による磁気ディ
スク装置のクランプ機構を図2を参照して説明する。図
2は第2の実施例のディスク組立体の構造および組立方
法を示す断面図である。図5は、本実施例に適用される
内側リングの平面(a)及び断面(b)を示す図であ
る。先ず本実施例のディスク組立体13の構造を説明す
る。このディスク組立体13は、概略円筒状且つ下端に
外周上方に折曲する下部フランジ3を持つハブ2と、該
ハブ2に内周穴が嵌合され、該下部フランジ3に内周穴
の周囲が支持された最下面ディスク4と、該ディスク4
上にスペーサ5を介してハブ2に嵌合された中央ディス
ク6と、該中央ディスク6上にスペーサ7を介してハブ
2に嵌合された最上面ディスク8と、該最上面ディスク
8の内周穴の周囲を上方から均一に押圧する様にハブ2
に嵌合され、且つ外周に前記実施例とは逆方向(上から
内側に向かう方向)に傾斜した外周テーパ部を持つ内側
リング14と、該内側リング14の外周テーパ部と傾斜
が一致する内周テーパ部を持つ外側リング15とから構
成される。本実施例と前述の実施例との相違点は、前記
実施例のリングのテーパが下方に開いたものであるのに
対し、本実施例による内側リング14の外周部及び外側
リング15の内周部が上方に開いたテーパ面になってい
る点であり、前記ハブ2と内側リング14の嵌合部、お
よび内側リング14と外側リング15のテーパ嵌合部
は、図9を用いて説明した同様な力関係による摩擦拘束
力によって締着されている。
【0051】本実施例に適用される内側リング14は、
図5に示す如く外周部が上方に開いたテーパ面になって
おり、一部には切欠き20が設けられてリングの円環が
切断されている。これは後述する加圧力16他の反力の
水平分力により内側リング14が内側に収縮させられる
ときに、切欠き20によりリングが縮んで収縮に抵抗す
る反力を小さくさせ、小さい加圧力で内側リング14の
内周面とハブ2の外周面との摩擦拘束力を得るためであ
る。
【0052】次に本実施例によるディスク組立体13の
組立方法を説明する。この組立法は、まずハブ2を下部
フランジ3よりも径の小さい支持台11上に置き、ディ
スク4,6,8,スペーサ5,7および外側リング1
5,内側リング14をハブ2ら積載した後、内側リング
14の上面に加圧力16を印加することによって行われ
る。この加圧力16は、内側リング14及び外側リング
15のテーパ面を介して外側リング15を押し広げる力
として作用し、その反力の水平方向分力が内側リング1
4を内側へ収縮する力となり、この収縮力により内側リ
ング14の内壁がハブ2の外周面に押しつけられること
により摩擦拘束力を発生して締着が行われる。
【0053】また内側リング14はその収縮に伴って若
干下降しつつ、テーパ面に摩擦拘束力を発生し、ハブ
2,内側リング14,外側リング15が締着される。こ
の加圧力16の1部は、内側リング14,外側リング1
5,最上面ディスク8,スペーサ7,中間ディスク6,
スペーサ5及び最下面ディスク4を介してハブ2の下部
フランジ3に伝達され、その結果として下部フランジ3
の外周部を下方へたわませる。前記ハブ2,内側リング
14,外側リング15の締着は、この下部フランジ3の
たわみによる弾性力をもった状態で行われるため、締着
終了後の装荷力すなわちディスクとスペーサをはさみ込
んで保持するクランプ力が得られる。この様に第2の実
施例によるクランプ機構を用いたディスク組立体の組立
て方法は、ハブに磁気ディスク及びスペーサを積層した
後に外側リング及び内側リングを嵌合し、内側リングを
上方から加圧することにより該内側リングをくさびの様
に作用させて磁気ディスクのクランプを行うことができ
る。
【0054】次に本発明の第3に実施例による磁気ディ
スク装置のクランプ機構を図3を参照して説明する。図
3は第3の実施例のディスク組立体の構造および組立方
法を示す断面図である。先ずディスク組立体21の構造
を説明する。本実施例によるディスク組立体21は、概
略円筒状且つ下端に外周上方に折曲する下部フランジ3
を持つハブ2と、該ハブ2に内周穴が嵌合され、該下部
フランジ3に内周穴の周囲が支持された最下面ディスク
4と、該ディスク4上にスペーサ5を介してハブ2に嵌
合された中央ディスク6と、該中央ディスク6上にスペ
ーサ7を介してハブ2に嵌合された最上面ディスク8
と、該最上面ディスク8の内周穴の周囲を上方から均一
に押圧する様にハブ2に嵌合され、且つ外周に上から内
側に向かう方向に傾斜した外周テーパ部を持つ内側リン
グ24と、該内側リング14の外周テーパ部と傾斜が一
致する上方に開いた内周テーパ部を持ち、且つ該内周テ
ーパ部から外周方向に延び、外周下方に折曲して磁気デ
ィスク8と接触する断面逆L字形の外側リング25とか
ら構成される。
【0055】本実施例と前述の実施例との相違点は、前
記実施例の外側リング23が単なる円環状であったのに
対し、本実施例による外側リング25が内周テーパ部か
ら外周方向に延びて外周下方に折曲してディスク8と接
触する断面逆L字形状とし、これにより上方向からも弾
性力をもってディスク8を押圧する力が作用する様に構
成した点であり、前記ハブ2と内側リング24の嵌合
部、および内側リング24と外側リング25のテーパ嵌
合部分は、図9を用いて説明したと同様な力関係による
摩擦拘束力によって締着されている。
【0056】次に本ディスク組立体21を組み立てる方
法について説明する。この組立方法は、まずハブ2を下
部フランジ3よりも径の小さい支持台11上に置き、デ
ィスク4,6,8,スペーサ5,7及び外側リング2
3,内側リング22を積載した後、外側リング23の上
面内周側に加圧力25を印加しつつ内側リング22の上
面に加圧力24を印加することによって行われる。この
加圧力24は、内側リング22及び外側リング23のテ
ーパ(接触)面を介して外側リング23を押し広げる様
に加圧し、その反力の水平方向分力により内側リング2
2が内側へ収縮して、その反力の水平方向分力が内側リ
ング22を内側へ収縮する力となり、この収縮力により
内側リング22の内壁がハブ2の外周面に押しつけられ
ることにより摩擦拘束力を発生して締着が行われる。
【0057】この内側リング22はその収縮に伴なって
若干下降しつつ、テーパ面に摩擦拘束力を発生し、ハブ
2,内側リング22,外側リング23を締着する様に作
用する。更に、この加圧力25は外側リング23の内周
部を下方へたわませ、加圧力25と加圧力24の一部が
ハブ2の下部フランジ3に伝達され、下部フランジ3の
外周側を下方へたわませる。従って、前記ハブ2に対す
る内側リング22及び外側リング23を用いた磁気ディ
スクの締着は、外側リング23のたわみと下部フランジ
3のたわみを保存した状態、即ち上下から弾性力を持っ
た挟み込んだ状態のクランプ力による締着が行われる。
【0058】この様に前述した第1乃至第3の実施例に
よる磁気ディスクのクランプ機構によれば、内側及び外
側リングのテーパ角度及び摩擦係数を数式11を満足す
る値に設定することにより、ディスク組立体を加熱する
ことなく常温で組立てた場合であっても磁気ディスクを
確実に締着することができると共に、最上面のディスク
の上面と当接するリングに円周上均一な装荷力を与える
ことができ、締着後のディスク変形を小さくすることが
できる。
【0059】さて、前述の実施例による磁気ディスクの
クランプ機構は、組立の容易性についてのみ言及した
が、本発明は磁気ディスクを保守等のために取り外す際
の作業も容易にするクランプ機構も含むものであり、こ
のクランプ機構を図6〜8を参照して説明する。まず図
6は、第4の実施例によるクランプ機構を説明するため
のディスク組立体の内側及び外側リング近傍の部分拡大
図であり、本ディスク組立体の基本的構造は前記第2及
び第3の実施例のものと同様である。前記実施例との相
違点は外側リング27の上面に刻設した段差28を設
け、該段差28が内壁面29を持つ様に構成した点であ
る。この段差28は、外側リング27の上面の同一円周
上に複数箇所設けても良いし、円環状に刻設しても良
い。本実施例のディスク組立体26は、リング締着後に
分解する場合、図6に示すように、段差28の内周側に
十分な強度を有する爪状部材30を複数本(少なくとも
3本以上)挿入し、段差28の内壁面29を外側に押し
付け、外側リング27を広げることにより、外側リング
29を取り外すことができ、これにより内側リング22
及び磁気ディスクも取り外すことができる。
【0060】図7は、第5の実施例によるクランプ機構
を説明するためのディスク組立体の内側及び外側リング
近傍の部分拡大図であり、本ディスク組立体の基本的構
造は前記第2及び第3の実施例のものと同様である。前
記実施例との相違点は、外側リング32の上面に切込み
33を設け、該切り込み33が内壁面34を持つように
した点である。この切込み33も外側リング27の上面
の同一円周上に複数箇所設けても良いし、円環状に刻設
しても良い。本実施例のディスク組立体31は、リング
を締着した後に分解する場合、図7に示すように、外側
リング32の切込み33に十分な強度を有する爪状部材
30を複数本(少なくとも3本以上)挿入して、切込み
33の内壁面34を外方に押し付け、外側リング32を
広げることにより、外側リング32を取り外すことがで
き、これにより内側リング22及び磁気ディスクも取り
外すことができる。
【0061】図8は、第6の実施例によるクランプ機構
を説明するためのディスク組立体の内側及び外側リング
近傍の部分拡大図であり、本ディスク組立体の基本的構
造は前記第2の実施例のものと同様である。前記実施例
との相違点は、内側リング36の寸法を縦方向に長く設
定し、内側リング36の上端がハブ2の上面よりも突出
して内壁面37が上へ露出する様に構成した点である。
この内側リング36は内壁面37も円環状に設けるのが
望ましいが、部分的に突出する様にしても良い。
【0062】本実施例のディスク組立体35は、リング
を締着後に分解する場合、図8に示すように、突出した
内側リング36の内周側に十分な強度を有する爪状部材
30を複数本(少なくとも3本以上)押し当てた状態で
内壁面37を外側に押し付け、内側リング36及び外側
リング23を広げることにより、両リング及び磁気ディ
スクをハブ2から取り外すことができる。この様に前述
の複数実施例によるクランプ機構は、内側又は外側リン
グに、これらリングを押し広げるための段差又は切り込
み又は突起部等から成る止め部を設け、この止め部の内
壁に爪状部材を押し当てて押し広げることにより、磁気
ディスクのクランプを容易に解除することができる。
尚、本発明の止め部は前記実施例のものに限られるもの
ではなく、内周及びまたは外側リングを外周方向に押し
広げる爪状部材又は類似機構が引っかけることができる
ものであれば良い。
【0063】尚、前記の実施例においては磁気ディスク
を3枚搭載する磁気ディスク組立体を説明したが、ディ
スク枚数は1枚以上何枚であってもよい。また最上面も
しくは最下面ディスクの表面保護のために、リング当接
面もしくはハブの下部フランジ当接面に板状のシム部材
をはさみ込んでもよい。
【0064】また、本発明は次に述べる実施態様として
も表すことができる。
【0065】<実施態様1>軸上に整列された複数枚の
ディスクを支持したディスク組立体において、上記ディ
スク組立体の一方の軸端において環状支持面を与える下
部フランジを持つハブと、上記複数枚のディスクに所定
の間隔を与えるために各ディスクの間に隣接して置かれ
た環状のスペーサと、上記ハブの他方の軸端における最
上面ディスクよりも上部の外周面の一部を内周面で取囲
み、かつ外周側面にテーパを有する内側リングと、上記
内側リングの外周側面テーパと接触する内周側面テーパ
を有する外側リングより成り、内側リングもしくは外側
リングのいずれか一方の下面を最上面ディスクの上面に
当接させ、少なくともその下面が当接していない方の内
側リングもしくは外側リングもしくはその両方を軸方向
に加圧して、内側リングと外側リングのテーパに摩擦拘
束力を付与しつつ内側リングを収縮させて内側リングと
ハブの嵌合面にも摩擦拘束力を付与することによって両
リングをハブへ締着せしめ、ディスク及びスペーサをハ
ブに保持することを特徴とするディスク組立体。
【0066】<実施態様2>実施態様1記載のディスク
組立体において、外側リングの下面に内周側が凹みとな
る段差を設け、外側リング下面の外周側が最上面ディス
クの上面に当接するようにしたことを特徴とするディス
ク組立体。 <実施態様3>実施態様1記載のディスク組立体におい
て、内側リングの一部にリングの円環を切断する切り欠
きを設けたことを特徴とするディスク組立体。 <実施態様4>実施態様1記載のディスク組立体におい
て、外側リング上面に、該上面に略直角な内壁面を有す
る段差もしくは切り込みを設けたことを特徴とするディ
スク組立体。
【0067】<実施態様5>実施態様1記載のディスク
組立体において、締着後の内側リングの内周面の上側
が、ハブの嵌合部上端面より上部にあって、内側リング
上面に略直角な内壁面となるようにしたことを特徴とす
るディスク組立体。 <実施態様6>実施態様4及び実施態様5記載のディス
ク組立体における、外側リングもしくは内側リングの内
壁面内周側に挿入可能であり、径方向に移動可能な爪状
部材を複数本備えることを特徴とするディスク組立体の
分解装置。
【0068】
【発明の効果】このように本発明による磁気ディスクの
クランプ機構は、内側及び外側リングの嵌合面をθ角度
傾斜するテーパ状とすると共に、該嵌合面のθ角度及び
摩擦係数μの関係を〔θ≦tan-1μ〕とすることによ
って、加熱による磁気ディスク等に対する悪影響を防止
した磁気ディスクのクランプ機構を提供することがで
き、また内側及び外側リングの嵌合面のテーパ向きを磁
気ディスク外周側に傾斜した末広がり形状又は磁気ディ
スク内周側に傾斜に傾斜した末つぼみ形状とすることに
より、嵌合した状態の内側リング又は外側リングどちら
か一方を上方から加圧することによって、磁気ディスク
をクランプすることができる。
【0069】更に本発明による磁気ディスクのクランプ
機構は、外側リングおよび又は内側リングが該両リング
を円周方向に広げるための切込み又は段差を備えたこと
により、これら複数の切込み又は段差を磁気ディスク外
周方向に押し広げることによって、容易に磁気ディスク
のクランプを解除することができる。
【0070】このため本発明によるクランプ機構は、常
温で組立および分解が可能であるためにディスクおよび
スピンドルモータへの熱的影響が無く、また締着のため
の加圧が円周上均一であるため締着後のディスク変形が
小さく、また加熱装置が不要のため組立装置および分解
装置を安価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるクランプ機構及び
クランプ方法を説明するための図。
【図2】本発明の第2の実施例によるクランプ機構及び
クランプ方法を説明するための図。
【図3】本発明の第3の実施例によるクランプ機構及び
クランプ方法を説明するための図。
【図4】前記第1の実施例に適用される内側リングを示
す図。
【図5】前記第2及び3の実施例に適用される内側リン
グを示す図。
【図6】本発明の第4の実施例によるクランプ機構及び
クランプ解除方法を説明するための図。
【図7】本発明の第5の実施例によるクランプ機構及び
クランプ解除方法を説明するための図。
【図8】本発明の第6の実施例によるクランプ機構及び
クランプ解除方法を説明するための図。
【図9】前記第1の実施例のよるクランプ機構に作用す
る締結力の力学的関係を説明するための図。
【図10】本発明によるディスク組立体を収納した磁気
ディスク装置の上面図。
【符号の説明】
1,13,21,26,31,35…ディスク組立体、
2…ハブ、3…下部フランジ、4,6,8…磁気ディス
ク、5,7…スペーサ、9,14,17,19,22,
36…内側リング、10,15,23,27,32…外
側リング、18,20…切欠き、30…爪状部材、28
…段差、33…切込み、29,34,37…内壁面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 詠美 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 川口 大輔 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 坂田 智昭 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 岩崎 弘志 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 久世 務 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に同心円状の開口部が設けられた複
    数の磁気ディスクをスピンドルのハブにスペーサを介し
    て積層的に嵌合し、該磁気ディスクをハブにクランプす
    る磁気ディスクのクランプ機構であって、 内周が前記ハブに嵌合すると共に外周が磁気ディスク面
    の垂直線に対してθ角度傾斜するテーパを持つ円環状の
    内側リングと、内周が該内側リングの外周と嵌合するθ
    角度傾斜したテーパを持ち、内側リングの外周と摩擦係
    数μを持って接触する円環状の外側リングとを含み、前
    記θ角度及び摩擦係数μの関係が〔θ≦tan-1μ〕で
    あり、前記内側リング及び外側リングをハブに嵌合する
    ことにより磁気ディスクのクランプを行うことを特徴と
    する磁気ディスクのクランプ機構。
  2. 【請求項2】 前記内側リングの外周面が、該内側リン
    グ上面の外周縁から磁気ディスクの垂直線に対して磁気
    ディスク外周側に傾斜した末広がり形状、又は該内側リ
    ング上面の外周縁から磁気ディスクの垂直線に対して磁
    気ディスク内周側に傾斜に傾斜した末つぼみ形状である
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスクのクラン
    プ機構。
  3. 【請求項3】 中央に同心円状の開口部が設けられた複
    数の磁気ディスクをスピンドルのハブにスペーサを介し
    て積層的に嵌合し、該磁気ディスクをハブにクランプす
    る磁気ディスクのクランプ機構であって、 内周が前記ハブに嵌合すると共に外周が磁気ディスク面
    の垂直線に対してθ角度傾斜する円環状の内側リング
    と、内周が該内側リングと嵌合するθ角度傾斜し、内側
    リングの外周と摩擦係数μを持って接触する円環状の外
    側リングとを設けると共に、前記外側リングおよび又は
    内側リングが該両リングを円周方向に広げるための切込
    み又は段差を備えたことを特徴とする磁気ディスクのク
    ランプ機構。
JP14207395A 1995-05-25 1995-06-08 磁気ディスクのクランプ機構 Pending JPH08335379A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14207395A JPH08335379A (ja) 1995-06-08 1995-06-08 磁気ディスクのクランプ機構
EP96303716A EP0744744A3 (en) 1995-05-25 1996-05-24 Recording disk assembly in which a plurality of magnetic disks are clamped by a shrink fitted or press fitted clamp ring
CN 96107879 CN1143792A (zh) 1995-05-25 1996-05-24 磁记录装置用的磁盘包

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14207395A JPH08335379A (ja) 1995-06-08 1995-06-08 磁気ディスクのクランプ機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08335379A true JPH08335379A (ja) 1996-12-17

Family

ID=15306810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14207395A Pending JPH08335379A (ja) 1995-05-25 1995-06-08 磁気ディスクのクランプ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08335379A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6304412B1 (en) * 1999-05-12 2001-10-16 Maxtor Corporation Disk drive with interlocking disk clamp
KR100411790B1 (ko) * 2001-12-04 2003-12-24 삼성전자주식회사 디스크 척
US8189288B2 (en) * 2007-10-23 2012-05-29 Nidec Corporation Rotor hub, spindle motor and hard disk drive

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6304412B1 (en) * 1999-05-12 2001-10-16 Maxtor Corporation Disk drive with interlocking disk clamp
US6430002B1 (en) * 1999-05-12 2002-08-06 Maxtor Corporation Disk drive with interlocking disk clamp
KR100411790B1 (ko) * 2001-12-04 2003-12-24 삼성전자주식회사 디스크 척
US8189288B2 (en) * 2007-10-23 2012-05-29 Nidec Corporation Rotor hub, spindle motor and hard disk drive

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5731928A (en) Disc clamping system for a hard disc drive
US6724567B1 (en) Radially loaded disc mounting system for a disc drive
JP3645090B2 (ja) リング状ディスク・クランプ、それを作成する方法およびディスク・ドライブ・システム
KR0149944B1 (ko) 하드디스크 드라이브의 디스크 고정구조체
US5006942A (en) Rigid magnetic data storage disk assembly with grooved spacer
US6417988B1 (en) Disc clamp for a disc drive
EP0466692B1 (en) Disk file including means for ensuring disk/hub concentricity
US6212031B1 (en) Radially-loaded, snap-fit disc mounting system for a disc drive
JP2002133743A (ja) 情報記録ディスク装置用ディスククランプ、及び、情報記録ディスク装置
JP2637908B2 (ja) ディスク駆動装置及びクランプ・リングの装着方法
US5880906A (en) Disc clamp with contoured peripheral wall Height
EP1336960B1 (en) Disk clamp of hard disk drive
US6222700B1 (en) Radial compression spring to reduce disc slip in a disc drive
US5600512A (en) Disc spacer with interior groove
US5982581A (en) Disc clamp with head clearance
US6195234B1 (en) Magnetic discs with raised features in the clamping area
US6130801A (en) Composite disc spacer for a disc drive
JPH08335379A (ja) 磁気ディスクのクランプ機構
JPH0991817A (ja) 拡張管状ハブディスクパックアッセンブリー
US5886852A (en) B/disk drive apparatus with thermally compensated stacked disk spacers
JP2705558B2 (ja) 磁気ディスク組立体
EP1383122B1 (en) Disk clamp of hard disk drive
US6690541B2 (en) Clamping ring with a radial load and vertical force
JPH04184758A (ja) ディスク駆動装置
JP2753154B2 (ja) 磁気ディスク装置