JPH08334831A - プロジェクター - Google Patents

プロジェクター

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JPH08334831A
JPH08334831A JP7143500A JP14350095A JPH08334831A JP H08334831 A JPH08334831 A JP H08334831A JP 7143500 A JP7143500 A JP 7143500A JP 14350095 A JP14350095 A JP 14350095A JP H08334831 A JPH08334831 A JP H08334831A
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polarization
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猛 後藤
Toshihiro Suzuki
敏弘 鈴木
Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
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    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/54Accessories
    • G03B21/56Projection screens
    • G03B21/60Projection screens characterised by the nature of the surface
    • G03B21/62Translucent screens
    • G03B21/625Lenticular translucent screens
    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロジェクターに関し、光学的異方性を有す
るスクリーンを用いる場合にむらのない画像を得ること
ができるようにすることを目的とする。 【構成】 光源16と、該光源からの光を受けて変調光
を発生する空間変調素子18と、該空間変調素子から出
射した変調光を投写するための投写レンズ20と、直交
する偏光方向の配光特性が異なったスクリーン14とを
備え、該スクリーン14が光学的異方性及び光学軸を有
する材料から形成された透明な部材41を少なくとも部
分的に含み、スクリーン14は投写レンズから投射され
て該スクリーンに入射する光線が該スクリーンの透明な
部材の光学軸45、46に非平行となるように配置され
た構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示素子等の空間変
調素子から出射した変調光を投写レンズによってスクリ
ーンに投写するプロジェクターに関する。
【0002】
【従来の技術】プロジェクターは、前面型プロジェクタ
ーと、背面型プロジェクターとに分類される。前面型プ
ロジェクターは、反射型スクリーンを部屋の壁際に配置
し、液晶表示素子や投写レンズ等を含むプロジェクター
ユニットを部屋の中央部に配置して、投写レンズからス
クリーンへ向かって変調光を投写し、スクリーンに画像
等を表示する。観視者はスクリーンで反射した変調光を
見る。一方、背面型プロジェクターは、液晶表示素子や
投写レンズ等を含むプロジェクターユニットがボックス
型の筺体の内部に配置され、さらに透過型スクリーンが
筺体の前面部に設けられているものである。観視者は筺
体の外側からスクリーンを透過した変調光を見るように
なっている。
【0003】大画面、例えば対角70インチから100
インチの画面を有する背面型プロジェクターが最近研究
されている。このような大画面を有する背面型プロジェ
クターでは、投写レンズからスクリーンまでの距離を
2.5mないし5mと長くとることが必要になり、筺体
がかなり大きくなる。そこで、投写レンズとスクリーン
との間にミラーを配置し、筺体の奥行きを小さくするよ
うになっている。
【0004】従来、投写レンズとスクリーンとの間に配
置されるミラーはガラスによって形成された表面反射ミ
ラーであった。対角70インチから100インチの画面
を有する背面型プロジェクターにおいて上記目的のミラ
ーを使用すると、ミラーの面積は1.5m×1.1m以
上となる。このように大きなミラーをガラスで作ると、
脆く、割れやすい点を考慮して、厚さを5mm以上にし
なければならない。このため、ガラスミラーの重さが2
0kg以上になるという問題点が生じた。さらに、この
ようなガラスミラーをミラーホルダに取りつけ、そして
ミラーホルダをプロジェクターユニットに取りつける
が、ミラーの取りつけ部だけで20kgないし50kg
にもなり、装置全体では100kg以上にもなる。
【0005】そこで、投写レンズとスクリーンとの間に
配置されるミラーを、弾性があって割れにくいために薄
くすることができ、比重もガラスの60パーセント程度
と小さい、プラスチックで作ることに想到した。
【0006】そこで、透明なプラスチックシートでミラ
ーを作ってみた。このミラーは、透明なプラスチックシ
ートにアルミニウムからなる反射膜を重ねた構成の裏面
反射ミラーである。つまり、入射光が透明なプラスチッ
クシートに入射し、透明なプラスチックシートを透過し
た光が反射膜で反射し、透明なプラスチックシートから
出射するものである。プラスチックシートの厚さを10
0μm以下にしてもミラーが破損することはなく、ミラ
ーの軽量化を達成できた。
【0007】しかし、ミラーを透明で薄いプラスチック
シートに反射膜を重ねた裏面反射ミラーとすると、画面
に縞模様のむらが生じることがあることが試験の結果分
かった。本願の先願である特願平6─314915号
は、裏面反射ミラーを使用するときに生じる縞模様のむ
らを解決することを提案したものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スクリーンに
ついて、さらに解決しなければならない問題点が生じ
た。すなわち、背面型プロジェクターでは、スクリーン
は一般にフレネルレンズとレンチキュラーレンズとを組
み合わせて作られており、レンチキュラーレンズは縦方
向に平行に延びる突起(レンチキュラー)を含んでい
る。任意の方向からスクリーンを見た場合、レンチキュ
ラーレンズのピッチに応じて明るいところと暗いところ
とができる。最近では、この明暗のピッチ、すなわちレ
ンチキュラーレンズのピッチは約1mm程度であり、上
記したようなスクリーンを約2m程度離れた位置から見
ると、そのような明暗は視認できない。
【0009】しかし、このスクリーン上にドットで形成
された画像を表示する際に、画素の明暗の繰り返しと、
前記スクリーンの明暗の繰り返しとが、干渉を起こし、
干渉縞(以下モアレという)が観察されることがある。
このモアレは、画素のピッチとレンチキュラーレンズの
ピッチとの比、及び解像度に依存して発生する。モアレ
の発生を防止すためには、両ピッチの比を十分に大きく
するか、又は少なくとも一方の解像度を低下させること
が有効である。
【0010】しかし、レンチキュラーレンズの表面には
一般にブラックストライプが形成されており、明暗の解
像度を低下させることは難しい。また、画素の解像度を
低下させることは画像の品質の低下につながり、得策で
はない。このため、モアレの対策のためには、画素のピ
ッチとレンチキュラーレンズのピッチとの比を調節する
ことになるが、画素のピッチは画面サイズから一義的に
決定されるために、レンチキュラーレンズのピッチの調
整を行うことが多い。
【0011】現在入手できる両面レンチキュラーレンズ
では、ピッチと厚さの関係や、成型技術の制限等によ
り、レンチキュラーレンズのピッチは0.5mm、この
ときの基材となるアクリル板の厚さは0.7mmが限度
である。これに対して、VGA表示(水平方向640、
垂直方向480画素)を70〜80インチの大きさで表
示すると、画素のピッチは2.2〜3.3mmとなる。
従って、画素のピッチとレンチキュラーレンズのピッチ
との比は、4:1〜6:1になる。
【0012】しかし、シミュレーションにより求めたと
ころでは、液晶プロジェクターは解像度が非常によいた
め、画素のピッチとレンチキュラーレンズのピッチとの
比は、7:1以上あるのが好ましいことが分かった。こ
のため、70〜80インチの大きさの画面では、レンチ
キュラーレンズのピッチは0.3mm以下とする必要が
ある。また、近年の情報機器の進歩から見て、さらなる
高解像度のプロジェクターが求められており、レンチキ
ュラーレンズのピッチをますます小さくする必要があ
る。
【0013】従来のアクリル板にプレスすることによっ
てレンチキュラーレンズを製造する方法では、ピッチを
小さくするのに限界がある。非常に小さなピッチのレン
チキュラーレンズを作るためには、非常に薄くて、非伸
縮性の基材を使用することが必要である。例えば、厚さ
35μmのポリエステルフィルムは、磁気テープ等に用
いられており、非伸縮性については実証済であり、非常
に小さなピッチのレンチキュラーレンズを作るのに適し
ている。我々は、薄いポリエステルフィルムに小さな規
則的な凹凸を設け、スクリーンとして試験してみた。こ
の薄いスクリーンは、従来のアクリル板から作ったスク
リーンよりもかなり軽量であり、且つ全面的にテンショ
ンをかけても、ほとんど変形せず、スクリーンとして装
着することができた。
【0014】しかし、このスクリーンに直線偏光の光を
入射すると、画像に好ましくない虹模様のしまができ
た。本発明の目的は、モアレ及び好ましくない虹模様の
しまを解消できるプロジェクターを提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は、光源16
と、該光源からの光を受けて変調光を発生する空間変調
素子18と、該空間変調素子から出射した変調光を投写
するための投写レンズ20と、互いに直交する偏光方向
の偏光を配光する特性が異なったスクリーン14とを備
え、該スクリーン14が光学的異方性及び光学軸45、
46を有する材料から形成された透明な部材41を少な
くとも部分的に含み、該スクリーン14は、該投写レン
ズから投射されて該スクリーン14内を進む光線が該ス
クリーン14の透明な部材41の光学軸45、46に非
平行となるように配置されていることを特徴とするプロ
ジェクターによって解決される。
【0016】また、上記目的は、光源16と、該光源か
らの光を受けて変調光を発生する空間変調素子18と、
該空間変調素子から出射した変調光を投写するための投
写レンズ20と、直交する偏光方向の配光特性が異なっ
たスクリーン14とを備え、該スクリーン14が光学的
異方性及び光学軸45、46を有する材料から形成され
た透明な部材41を少なくとも部分的に含み、下記のか
っこ中のR, G, B が赤、緑、青色の成分を表し、A(R),
A(G), A(B)が第1の偏光としてスクリーンに投写される
光の量であり、B(R), B(G), B(B)が第2の偏光としてス
クリーンに投写される光の量であり、A(R)≧B(R), A(G)
≧B(G), A(B)≧B(B)であるとし、G(R,p), G(G,p), G(B,
p)が第3の偏光に対するスクリーンの利得であり、G(R,
s), G(G,s), G(B,s)が第4の偏光に対するスクリーンの
利得であり、G(R,p)≧G(R,s), G(G,p)≧G(G,s), G(B,p)
≧G(B,s)であるとし、 Δ(R) ={A(R)×G(R,p)+B(R)×G(R,s)}−{A(R)×G
(R,s)+B(R)×G(R,p)} Δ(G) ={A(G)×G(G,p)+B(G)×G(G,s)}−{ A(G) ×
G(G,s)+B(G)×G(G,p)} Δ(B) ={A(B)×G(B,p)+B(B)×G(B,s)}−{A(B)×G
(B,s)+B(B)×G(B,p)} ΔPH=|Δ(R) −Δ(B) |+|Δ(G) −Δ(B) | とするとき、ΔPH<0.1 の関係があることを特徴とする
プロジェクターによっても解決される。
【0017】また、上記目的は、光源16と、該光源か
らの光を受けて変調光を発生する空間変調素子18と、
該空間変調素子から出射した変調光を投写するための投
写レンズ20と、直交する偏光方向の配光特性が異なっ
たスクリーン14とを備え、該スクリーン14が光学的
異方性及び光学軸45、46を有する材料41から形成
された透明な部材を少なくとも部分的に含み、該スクリ
ーン14が、水平な振動面を有する偏光に対して第1の
配光特性を有し、且つ垂直な振動面を有する偏光に対し
て第1の配光特性とは異なった第2の配光特性を有し、
該スクリーン14の第1及び第2の配光特性の概ね視認
可能な視角における利得がP、Sであり、P≧Sである
とし、該スクリーン14に投写される水平及び垂直な振
動面のいずれかを有する偏光の光量がA、Bであり、A
≧Bであるとすると、該投写レンズ20より投写されて
該スクリーン14に入射する変調光が、(A×P+B×
S)≦1.1(A×S+B×P)となる、概ね無偏光で
あることを特徴とするプロジェクターによっても解決さ
れる。
【0018】また、上記目的は、光源16と、該光源か
らの光を受けて変調光を発生する空間変調素子18と、
該空間変調素子から出射した変調光を投写するための投
写レンズ20と、直交する偏光方向の配光特性が異なっ
たスクリーン14とを備え、該スクリーンが光学的異方
性及び光学軸45、46を有する材料から形成された透
明な部材41を少なくとも部分的に含み、空間変調素子
18の概ね一点より拡がって出射する変調光が、拡がり
角に対して概ね均一の偏光状態にあり、拡がり角に対し
て概ね均一な偏光状態を、拡がり角に対して不均一な偏
光状態に変換する偏光変換要素65を備えてなることを
特徴とするプロジェクターによっても解決される。
【0019】
【作用】本願の発明者は、スクリーンが光学的異方性及
び光学軸を有する材料から形成された場合に、画像のむ
らが、スクリーンへ入射する入射光の偏光状態、スクリ
ーンの透明な部材の光学的異方性により生じる偏光の位
相差、及びスクリーンのP偏光及びS偏光に対して異な
る配光特性が、組合せられたときに生じることを見出し
た。従って、上記各解決手段は、この組合せをとり崩
し、特に、スクリーンへ入射する入射光の偏光状態を適
切に変換し、スクリーンの透明な部材の光学的異方性に
より生じる光の位相差を減少させ、及びスクリーンのP
偏光及びS偏光に対する配光特性の差を減少することに
より、画像のむらを解消したものである。
【0020】
【実施例】基本的な構成 図1から図2は、本発明の第1実施例を示す図である。
背面型プロジェクター10は、筺体11と、筺体11内
に配置されたプロジェクターユニット12と、筺体11
の前面部に設けられた透過型スクリーン14とからな
る。プロジェクターユニット12は、光源16と、空間
変調素子としての液晶表示素子18a、18b、18c
と、投写レンズ20とを含む。投写レンズ20とスクリ
ーン14との間にはミラー22が設けられ、ミラー22
は矢印22aで示されるように光を曲げ、よって例えば
図2に示されるように光が投写レンズ20からスクリー
ン14へまっすぐに進むようにした場合と比べて、筺体
11の奥行きの寸法を小さくできるようにするものであ
る。
【0021】図2においては、プロジェクターユニット
12は、色分離ダイクロイックミラー23、24と、色
合成ダイクロイックミラー25、26と、全反射ミラー
27、28とを含む。光源16から発した光は、色分離
ダイクロイックミラー23で青色光(B)とそれ以外の
色の光に分離され、青色光(B)は全反射ミラー27で
反射して、液晶表示素子18a及び色合成ダイクロイッ
クミラー25、26を通って投写レンズ20へ進む。色
分離ダイクロイックミラー23で反射した青色光(B)
以外の色の光は、色分離ダイクロイックミラー24で赤
色光(R)と、緑色光(G)に分離される。赤色光
(R)は液晶表示素子18c及び色合成ダイクロイック
ミラー25、26を通って投写レンズ20へ進み、緑色
光(G)は液晶表示素子18bを通り、全反射ミラー2
8で反射して、色合成ダイクロイックミラー26を通っ
て投写レンズ20へ進む。
【0022】各液晶表示素子18a、18b、18c
は、TN型液晶を含む液晶パネル29と、偏光子30
と、検光子31とからなる。偏光子30と検光子31と
は互いに直交する直線偏光を透過させるように配置され
ている。各液晶表示素子18a、18b、18cは、光
源16からの光を受けて液晶パネル29に加えられる制
御電圧に従った変調光を発生する。投写レンズ20は各
液晶表示素子18a、18b、18cから出射した変調
光をスクリーン14へ投写するためにミラー22に向か
って変調光を投写する。投写レンズ20から投写される
光は、図2に示されるように拡がり、スクリーン14上
に拡大された画像を形成する。
【0023】図4及び図5に示されるように、ミラー2
2は、透明なプラスチックシート34に反射膜35を重
ねて形成された裏面反射ミラーからなる。つまり、矢印
で示されるように、入射光が透明なプラスチックシート
34に入射し、透明なプラスチックシート34を透過し
た光が反射膜35で反射し、透明なプラスチックシート
34からスクリーン14へ出射するものである。ミラー
22は矩形状のアルミニウムのフレーム37に張力をか
けた状態で取り付けられ、適切な張力をかけた状態で、
フレーム37の側面に接着される。ミラーホルダ37a
がフレーム37の四隅に取り付けられる。各ミラーホル
ダ37aはプロジェクター10のフレームに取り付けら
れる。
【0024】実施例においては、スクリーン14は対角
寸法が70インチの大きさのものであり、ミラー22の
大きさは1430×1100mmであった。プラスチッ
クシート34は厚さが25〜30μmのポリエステルフ
ィルムからなり、反射膜35は透明なプラスチックシー
ト34の一面に銀やアルミニウム等の反射性金属を蒸着
してなるものであり、保護膜36が反射膜35を覆って
いる。
【0025】図6は、スクリーン14の構成を示す図で
ある。スクリーン14は、サーキュラーフレネルレンズ
40と、両面レンチキュラーレンズ41とを重ねた構成
となっている。両面レンチキュラーレンズ41は、ビー
ズ等の拡散材を混入した拡散板を作り、この拡散板をプ
レスすることにより拡散板の両側にレンチキュラーレン
ズを一体に形成したものである。フレネルレンズ40は
投写レンズ20からの拡散光を光軸に対して平行、又は
上下方向に狭まった光線とし、上下方向の視角を決定す
るものである。両面レンチキュラーレンズ41はフレネ
ルレンズ40を透過した光を拡散材により散乱させると
ともに、縦方向に延びるレンチキュラーレンズの凹凸側
面から入出射させて光を水平方向に配光し、観視者がス
クリーン14の一点に当たった光をスクリーン14の水
平方向のどの位置からでも見ることができるように配光
するものである。
【0026】レンチキュラーレンズ41は例えば厚さ2
5〜30μmのポリエステルフィルムにプレスやスタン
ピングによって突起(レンチキュラー)を形成して作ら
れたものである。レンチキュラーレンズ41の外面には
偏光フィルムが設けられ、偏光フィルムの透過軸が入射
光線の偏光軸方向と平行になっている。一方、フレネル
レンズ40は従来のようにアクリルで作られるか、ポリ
エステルフィルムによって作られることもできる。ま
た、レンチキュラーレンズ41はレンチキュラーとして
突起を設けるだけでなく、平坦なシート内にレンチキュ
ラーに相当する分布で屈折率の分布を設けることもでき
る。さらに、フレネルレンズ40とレンチキュラーレン
ズ41とをポリエステルフィルムの表裏に作ることもで
きる。
【0027】図7は、ミラー22のプラスチックシート
34及びスクリーン14の透明部材(例えばレンチキュ
ラーレンズ41)を作るためのシート材料であるポリエ
ステルフィルムを示す図である。ポリエステルフィルム
はロール38から繰り出されながら、矢印Hで示される
横方向及び矢印Iで示される縦方向に延伸される。延伸
されたプラスチックシートは二軸性光学異方性を有し、
その光学軸は普通は図7の紙面を斜めに貫通する配置に
なる。ただし、図7に曲線で示されるようにバウイング
現象が生じる。光学軸はこの曲線上に存在する。
【0028】図7においては、例えば、この曲線は位置
に応じて横方向の線Hに対して角度P、Q、Rをなす。
そこで、ミラー22のプラスチックシート34及びスク
リーン14の透明部材は破線で示されるように延伸され
たシート材料から斜めに切り出され、切り出されたシー
ト材料の一辺が曲線の一部と概ね平行になるようにして
いる。図7の場合は、シート材料の一辺の中心部が曲線
の一部と平行となるように切り出ししているが、これに
限るものではない。しかし、延伸の仕方により、光学軸
が図7の紙面と平行、つまり膜面に平行となるようにす
ることもできる。
【0029】図8はスクリーン14の配光特性を示す図
である。配光角はスクリーン14を斜めに見た場合のス
クリーン14への法線からの角度であり、視角とも呼ば
れる。スクリーン14の法線方向の総合利得は5前後と
なっている。図8においては、スクリーン14に入射す
るP偏光とS偏光とで配光特性とが異なっている。特
に、P偏光とS偏光の配光特性は、30度ないし40度
の配光角あたりから異なっている。
【0030】図6に示されるように、光はレンチキュラ
ーレンズ41において入射時に主として水平方向に屈折
するので、入射─屈折(反射)平面はスクリーン14の
水平方向にある。よってスクリーン14のレンチキュラ
ーレンズ41に対するP偏光はスクリーン14の水平方
向に振動する直線偏光であり、S偏光はスクリーン14
の鉛直方向に振動する直線偏光である。配光特性の差は
P偏光とS偏光とでは屈折(反射)特性が異なることに
基づいている。
【0031】しま模様のむら 図1及び図2に示すプロジェクター10と同様で、本発
明による特別の配慮をしていない試作プロジェクター1
0を作って画像を形成したところ、図9に示すように、
30度から60度の視角において、スクリーン14に縞
模様のむら43が生じた。ここで、試作プロジェクター
10は、スクリーン14のレンチキュラーレンズ41が
光学的等方性のアクリルで作られ、ミラー22のプラス
チックシート34が二軸異方性のあるポリエステルで作
られたものである。
【0032】縞模様のむら43は、白黒画面では輝度む
らとしてあらわれ、カラー画面では全体を白表示とした
ときに色むらとしてあらわれた。色度の偏差は、例え
ば、0.2≦x≦0.5、0.2≦y≦0.5であっ
た。このようなむら43はミラー22をガラスで形成し
た場合にはあらわれなかったことであり、ミラーをプラ
スチックシート34で形成したために生じたものと思わ
れた。また、ミラー22をガラスで形成した場合でも、
スクリーン14のレンチキュラーレンズ41を二軸異方
性のあるポリエステルで作った場合には、同様のむら4
3ができる。
【0033】そこで本願の発明者は、スクリーン14上
の縞模様のむら43の発生機構について検討をし、この
ような縞模様のむら43を解消する手段について考慮し
た。以下、このことについて説明する。
【0034】図10は公知の屈折率の楕円体を示す図で
ある。図10においては、X軸及びZ軸が紙面上にあ
り、Y軸は紙面と垂直に延びる。X軸、Y軸、Z軸方向
の屈折率が異なる異方性を有する物体(透明なプラスチ
ックシート34、又はスクリーン14の透明な部材であ
るレンチキュラーレンズ41)では、2つの光学軸4
5、46はX軸とZ軸の作る平面内にあり、Z軸に対し
て±θ1 の角度をなすことが公知である。
【0035】光学軸45、46は光がその方向に進むと
きに異方性があらわれず、等方性となる方向である。以
下に、光学軸45、46の特徴についてミラー22の透
明なプラスチックシート34を参照して説明するが、同
じことがスクリーン14の透明部材であるレンチキュラ
ーレンズ41について言える。
【0036】図11は、透明なプラスチックシート34
の光学軸45、46を含む平面(以後、光学軸平面と言
う)47が、プラスチックシート34の表面と直交して
いることを示している。プラスチックシート34は図1
0の屈折率の楕円体と同様の光学特性を有する。プラス
チックシート34が二軸異方性を有するポリエステルか
らなる場合には、θ1 は例えば20度から40度の範囲
になる。θ1 は延伸条件によって異なり、実施例におい
てはθ1 は約27度であった。また、プラスチックシー
ト34が一軸異方性を有するポリカーボネイトからなる
場合には、θ1=0度である。すなわち、プラスチック
シート34の光学軸は概ねプラスチックシート34の膜
面に平行になる。
【0037】図12は、任意の光線48がある角度で透
明なプラスチックシート34内を進む場合を示してい
る。ここで、プラスチックシート34内の入射光線48
の光学軸平面47への射影49とZ軸とのなす角をθと
し、入射光線48の光学軸平面47とは垂直でY軸方向
へ延びる平面50への射影51とZ軸とのなす角をφと
する。すなわち、プラスチックシート34内の入射光線
48の入射角をθとφとで定義する。
【0038】任意の入射角度で入射してプラスチックシ
ート34内を進む直線偏光は、プラスチックシート34
内を進相軸方向に振動する成分及び遅相軸方向に振動す
る成分に別れて異なった速度で進み、反射膜34で反射
してプラスチックシート34から出射するときに両成分
は一つになる。しかし、プラスチックシート34の複屈
折のために、出射偏光の位相状態は入射偏光の位相状態
とは異なっている。
【0039】図13は、種々の角度で入射してプラスチ
ックシート34内を進む直線偏光の位相状態と、反射膜
35で反射してプラスチックシート34から出射する出
射偏光の位相状態との間の位相差を調べた結果を示す図
である。横軸は角θであり、縦軸は角φである。角θが
大きいほど光学軸平面47に沿った入射角度が大きくな
り、角φが大きいほど光学軸平面47と垂直な平面50
に沿った入射角度が大きくなる。
【0040】図13においては、入射偏光の入射角が光
学軸45、46と平行となる点(−θ1 、0)、
(θ1 、0)を中心にほぼ同心円状の2つのグループの
等位相差線53、54が形成されている。これらの2つ
のグループの等位相差線53、54はそれぞれ(−
θ1 、0)、(θ1 、0)を中心として線間が密な配置
で存在する。等位相差領域55が2つの等位相差線5
3、54の領域の間にある。ここで、等位相差線とは出
射偏光の位相(あるいは偏光状態)が等しくなる点の連
続である。すなわち、一様な偏光状態の偏光がプラスチ
ックシート34に入射し、ミラー膜面で反射してプラス
チックシート34から出射するときに、出射偏光の位相
(あるいは偏光状態)は入射偏光の位相(あるいは偏光
状態)に対して変化するが、そのような変化した成分の
うち、出射偏光の位相(あるいは偏光状態)が等しくな
る点があり、それらの点を結んでできたのが等位相差線
53、54である。そして、位相差は入射光の波長によ
り代わり、例えば白色光を入射した場合に、出射光の偏
光状態は、赤色光、緑色光、青色光で変化する。
【0041】さらに、ミラー22のプラスチックシート
34については、2つの等位相差線53、54を囲ん
で、全反射境界線56がある。全反射境界線56の外側
にある入射角度でプラスチックシート34内を進む光
は、プラスチックシート34と外側の空気層との界面で
全反射してプラスチックシート34から出射できない。
従って、全反射境界線56の外側にある入射角度でミラ
ー22に入った光は利用できない。しかし、スクリーン
14のレンチキュラーレンズ41の場合には、外面にレ
ンチキュラーがあるので、全反射角については問題にな
らない。
【0042】図9の縞模様のむら43ができたプロジェ
クター10においては、投写レンズ20とミラー22と
の関係は、投写レンズ20から投写されてミラー22の
プラスチックシート34内を進む入射光の入射角が、図
14の領域57内にあるようになっていた。投写レンズ
20からは拡散光が出射し、この拡散光は投写レンズ2
0の光学軸を通る光線と、同光学軸に対して角度をつけ
た光線とを含む。つまり、ミラー22への入射角は図1
4の領域57内にある種々の角度を含む。領域57は点
(θ1 、0)を中心としており、投写レンズ20の光学
軸を通る光線はプラスチックシート34の光学軸46と
平行である。この領域57は密な等位相差線53の部分
を含んでいた。
【0043】このために、図15に示すように、ミラー
22に入射する光は一定の直線偏光であるけれども、ミ
ラー22で反射してスクリーン14に入射する光は、種
々の等位相差線53に相当する位相差をもった直線偏光
となり、またそれらの境界には楕円偏光等がある。
【0044】一方、図8を参照して説明したように、ス
クリーン14においては、P偏光とS偏光とで配光特性
に差がある。この場合、P偏光とS偏光はスクリーン1
4の水平方向及び垂直方向に振動面を有する直線偏光で
ある。このため、ミラー22からスクリーン14に向か
う直線偏光のうち、スクリーン14に対するP偏光と一
致する振動面を多くもっている成分の当たるところで
は、図8で示したようにP偏光の利得が高いためにその
部位の輝度が高くなる。逆に、ミラー22からスクリー
ン14に向かう直線偏光のうち、スクリーン14に対す
るS偏光と一致する振動面をもっている成分の当たると
ころところでは、図8のS偏光の利得が低いためにその
部位の輝度が低くなる。図9の縞模様のむら43はこの
ようにしてできたと考えられる。
【0045】以上の事項を整理すると、図9の縞模様の
むら43は、ミラー22のプラスチックシート34が光
学異方性があるために出射偏光の位相差の分布ができる
ことと、スクリーン14の水平方向と垂直方向の配光特
性に差があることとの条件が組合わさってできると言え
る。
【0046】むらを解決する手段 そこで、本願の先願である特願平6─314915号
は、ミラー22のプラスチックシート34が光学異方性
があるためにできる出射偏光の位相差の分布を解消して
縞模様のむら43を解決することを提案したものであ
る。本願でも、ミラー22については、先願の特徴が採
用されている。
【0047】図16は、ミラー22のプラスチックシー
ト34の特徴、及びスクリーン14の透明な部材である
レンチキュラーレンズ41の特徴を示す図である。図1
6の(A)は図13とかなり類似しており、これらの図
及び以後に説明する各図において、同じ参照符号が同じ
部材等を示すのに使用されている。
【0048】ミラー22のプラスチックシート34の特
徴について最初に説明する。話を分かりやすくするため
に、最初は、スクリーン14のレンチキュラーレンズ4
1が光学的等方性のアクリルで作られ、ミラー22のプ
ラスチックシート34が二軸異方性のあるポリエステル
で作られたものとして説明する。
【0049】図16の(A)は、直線偏光が種々の角度
でミラー22のプラスチックシート34内を進み、ミラ
ー22から出射した場合の、出射偏光の入射偏光に対す
る位相差の分布を示す図である。横軸は角θであり、縦
軸は角φである。2つのグループのほぼ同心円状の等位
相差線53、54が点(−θ1 、0)、(θ1 、0)を
中心に形成される。鼓形の等位相差領域58が、全反射
境界線56の内側で、2つの等位相差線53、54の領
域の間をφ軸方向に延びるように存在する。等位相差領
域58は図13の等位相差領域55と同じ性質のもので
ある。
【0050】ミラー22のプラスチックシート34は、
投写レンズ20から投写されてミラー22のプラスチッ
クシート34内を進む光の角度が、図16の(A)の領
域58内にあるように設定される。前述したように、投
写レンズ20からは拡散光が出射し、この拡散光は投写
レンズ20の光学軸を通る光線と、同光学軸に対して角
度をつけた光線とを含む。ミラー22の入射角は図16
の(A)の領域58内にある種々の角度を含む。しか
し、この領域58は点(−θ1 、0)、(θ1 、0)を
含まないので、投写レンズ20から投写される拡散光の
うち、どの光線もプラスチックシート34の光学軸4
5、46と平行とはならない。
【0051】好ましくは、図16(B)又は(C)に示
されるように、投写レンズ20から出射する直線偏光
は、ミラー22のプラスチックシート34の光学軸平面
47に相当するθ軸に平行、またはそれと垂直なφ軸と
平行な振動面を有する。そうすると、ミラー22への入
射直線偏光の振動面と、ミラー22からの出射直線偏光
の振動面が同じになる。
【0052】このような特徴をもったミラー22は、図
6及び図8を参照して説明した水平方向の配光特性と垂
直方向の配光特性とが異なるスクリーン14(ここでは
スクリーン14が光学的異方性をもつ材料で作られたこ
とは考慮していない)と組合せて使用されることができ
る。この場合、スクリーン14に縦横の配光特性の差が
あっても、ミラー22の出射直線偏光の位相差分布がほ
とんどないので、図9に示したような縞模様のむら43
が生じなくなる。
【0053】さて、スクリーン14のレンチキュラーレ
ンズ41が二軸異方性のあるポリエステルで作られ且つ
レンチキュラーレンズ41が図14の特徴で配置される
場合には、概ね一様な偏光状態の直線偏光がスクリーン
14のレンチキュラーレンズ41を通る際に上記従来の
ミラー22のプラスチックシート34と同様に偏光の位
相差分布を生成し、よってスクリーン14の異なった水
平方向の配光特性及び垂直方向の配光特性と組み合わさ
って、上記したのと同様のむら43ができることにな
る。
【0054】本発明によるスクリーン14は、上記の対
策を施した裏面反射ミラー14を設けた場合に、ミラー
14が例えばガラス等で作られた場合、ミラー22がな
い場合に適用可能である。いずれの場合にも、スクリー
ン14に概ね一様な直線偏光が入射するので、投写レン
ズ20とスクリーン14との間のミラー14を無視して
考えることができる。
【0055】スクリーン14のレンチキュラーレンズ4
1においてむら43を解消するためには、上記ミラー2
2のプラスチックシート34の場合と同様に、投写レン
ズ20から投写されてレンチキュラーレンズ41内を進
む光の角度が図16の(A)の等位相差領域58内にあ
るように設定される。投写レンズ20からは拡散光が出
射し、この拡散光は投写レンズ20の光学軸を通る光線
と、同光学軸に対して角度をつけた光線とを含む。スク
リーン14のレンチキュラーレンズ41の入射角は図1
6の(A)の領域58内にある種々の角度を含む。しか
し、この領域58は点(−θ1 、0)、(θ1 、0)を
含まないので、投写レンズ20から投写される拡散光の
うち、どの光線もスクリーン14のレンチキュラーレン
ズ41の光学軸45、46と平行とはならない。
【0056】好ましくは、図16(B)又は(C)に示
されるように、投写レンズ20から出射する直線偏光
は、スクリーン14のレンチキュラーレンズ41の光学
軸平面47に相当するθ軸に平行、またはそれと垂直な
φ軸と平行な振動面を有する。そうすると、レンチキュ
ラーレンズ41への入射直線偏光の振動面と、レンチキ
ュラーレンズ41からの出射直線偏光の振動面が同じに
なる。つまり、レンチキュラーレンズ41からの出射直
線偏光の振動面が、P偏光又はS偏光と一致するように
なる。
【0057】図17はミラー22に適用した図16の構
成の変形例を示す図である。投写レンズ20から投写さ
れてミラー22のプラスチックシート34内を進む光の
角度が、領域59内にあるように設定される。この領域
59においては、図3に示されるように、投写レンズ2
0はミラー22の下側からミラー22をねらうように配
置される。レンチキュラーレンズ41の場合には、図1
6の領域58の中央付近の領域が選ばれる。
【0058】図18は、プラスチックシート34及びレ
ンチキュラーレンズ41が一軸性異方性を有するポリカ
ーボネイトフィルムからなる例を示す図である。ポリカ
ーボネイトフィルムを一方向に大きく延伸し、プラスチ
ックシート34の光学軸をプラスチックシート34の膜
面と概ね平行になるようにすることができる。それによ
って、プラスチックシート34又はレンチキュラーレン
ズ41内を進む光は、光学軸とは平行にならない。
【0059】図19は本発明の第2実施例を示す図であ
る。この例でも、空間偏重素子として、液晶表示素子1
8a、18b、18cが設けられる。各液晶表示素子1
8a、18b、18cは、TN型液晶を含む液晶パネル
29と、偏光子30と、検光子31とからなる。偏光子
30と検光子31とは互いに直交する直線偏光を透過さ
せるように配置されている。各液晶表示素子18a、1
8b、18cにおいて、TN液晶は一対のガラス基板の
間に封入されている。
【0060】図20に示されるように、光入射側の基板
の配光膜は矢印RINの方向にラビングされ、光出射側の
基板の配光膜は矢印ROUT の方向にラビングされてい
る。これらのラビング方向は筺体11(図1)の水平に
対して45度の角度で形成される。偏光子30は矢印R
INと平行な方向の直線偏光を透過し、検光子31は矢印
OUT と平行な方向の直線偏光を透過するように配置さ
れる。
【0061】TN液晶は見る方向(視角)によりコント
ラストが異なる(視角特性が異なる)ことが知られてお
り、図20の構成によれば、左右方向の視角特性は等し
く、上下方向の視角特性は異なる。例えば、画面の上部
では0.5ルクスの輝度があるが、画面の下部では2ル
クスとなる。しかし、左右方向の視角特性を重視する場
合にこの構成が望ましいとされる。また、中央の液晶表
示素子18bは他のものとは反射回数が異なるので、他
のものとは上下逆に配置されているか、あるいは素子が
上下逆になるように液晶パネルが駆動される。
【0062】これに対して、スクリーン14は、垂直又
は水平な振動面を有する直線偏光を投写するのが好まし
いことは上記した。そこで、図19においては、偏光状
態または偏光方向を変換する偏光変換要素61が投写レ
ンズ20とミラー22との間に配置される。実施例の偏
光変換要素61は直線偏光の振動面を45度回転させる
半波長板からなる。従って、液晶表示素子18a、18
b、18cから水平に対して45度傾斜した振動面を有
する直線偏光は、偏光変換要素61により鉛直又は水平
な振動面を有する直線偏光に変換されて、ミラー22に
入射し、同じ偏光状態でスクリーン14に投射される。
【0063】図21は本発明の第3実施例を示す図であ
り、スクリーン14の構成を変えることによりむら43
をなくすようにしている。上記したように、図6のスク
リーン14は、サーキュラーフレネルレンズ40と、両
面レンチキュラーレンズ41とを重ねた構成となってい
る。両面レンチキュラーレンズ41は、ビーズ等の拡散
材を混入した拡散板を作り、この拡散板をプレスするこ
とにより拡散板の両側にレンチキュラーレンズを一体に
形成したものである。この場合、拡散板自体は拡散利得
20前後のものであり、その両面にレンチキュラーレン
ズを形成した状態の両面レンチキュラーレンズ41が総
合利得5前後となるようにしている(図8)。このよう
な両面レンチキュラーレンズ41とサーキュラーフレネ
ルレンズ40とからなるスクリーン14では、図8に示
されるように、スクリーン14に入射するP偏光とS偏
光とで配光特性とが異なっていた。そして、図13を参
照して説明した位相差分布のある直線偏光がこのような
スクリーン14内を進むと、図9に示すようなむら43
が発生した。
【0064】そこで、本願の発明者は、種々の配光特性
をもったスクリーン14を作り、位相差分布のある直線
偏光がスクリーン14内を進んでもむら43ができない
条件を研究した。その結果、図21に示されるように、
単純拡散板41aの状態で拡散利得が10以下になるよ
うにすると、その単純拡散板41aの両側にレンチキュ
ラーレンズを形成した両面レンチキュラーレンズ41と
サーキュラーフレネルレンズ40とからなるスクリーン
14の総合利得は、概ね3以下になることが分かった。
なお、単純拡散板41aと別に形成したレンチキュラー
レンズとを重ねて両面レンチキュラーレンズ41を作る
こともできる。利得Gは、B=GL/πの関係から求め
られる。Bは入射光量(カンデラ)、Lは透過光量(ル
クス)である。
【0065】図22は、この場合の両面レンチキュラー
レンズ41とサーキュラーフレネルレンズ40とからな
るスクリーン14の総合利得を示す図である。驚くべき
ことに、この両面レンチキュラーレンズ41では、かな
り広い配光角(視角)の範囲において、スクリーン14
に対して、(水平方向の振動面を有する)P偏光と(鉛
直方向の振動面を有する)S偏光とで配光特性とが概ね
等しくなっており、この場合には、位相差分布のある直
線偏光がこのようなスクリーン14内を進んでも、図9
に示すようなむら43ができなかった。
【0066】さらに、図24(A)に示されるように、
拡散利得が6以下の単純拡散板41bを作り、この単純
拡散板41bにはレンチキュラーレンズを形成せず、あ
るいはレンチキュラーレンズを重ねることなく、単独で
使用してみた。すなわち、単純拡散板41bとサーキュ
ラーフレネルレンズ40とからなるスクリーン14を作
ってみた。図24(B)はそのスクリーン14の総合利
得を示す図である。この場合にも、総合利得は3以下に
なり、水平方向の振動面を有する偏光(P偏光に相当す
る)と水平方向の振動面を有する偏光(S偏光に相当す
る)とで配光特性が概ね等しくなっており、位相差分布
のある直線偏光をスクリーン14に投写しても、むら4
3ができなかった。
【0067】このように、スクリーン14のP偏光及び
S偏光に対する配光特性が概ね等しいと、むら43を解
消することができる。従って、図21の単純拡散板41
a及び図24の単純拡散板41bを光学的異方性のある
ポリエステルフィルムで作っても、むら43のない画像
を形成できる。
【0068】図23は、配光特性の異なる種々のスクリ
ーン14を製作し、むら43を解消することができるス
クリーン14の条件を検討した結果を示す図である。2
4人の人が、各スクリーン14の画像を見ながら、各ス
クリーン14のむら不可視率(むら43の見えない程
度)を評価した。横軸は、スクリーン14のP偏光(水
平方向の振動面を有する偏光)及びS偏光(鉛直方向の
振動面を有する偏光)に対する配光特性の差を表すΔP
Hである。ΔPHは下記のようにして計算される。下記
のかっこ中のR, G, B が赤、緑、青色の成分を表す。
【0069】A(R), A(G), A(B)が第1の偏光としてスク
リーンに投写される光の量であり、B(R), B(G), and B
(B)が第2の偏光としてスクリーンに投写される光の量
であり、A(R)≧B(R), A(G)≧B(G), A(B)≧B(B)であると
する。第1及び第2の偏光の振動面は互いに垂直であ
り、G(R,p), G(G,p), G(B,p)が第3の偏光に対するスク
リーンの利得であり、G(R,s), G(G,s), G(B,s)が第4の
偏光に対するスクリーンの利得であり、G(R,p)≧G(R,
s), G(G,p)≧G(G,s), G(B,p)≧G(B,s)であるとする。第
3及び第4の偏光の一方がP偏光に相当し、他方がS偏
光に相当する。さらに、
【0070】Δ(R) ={A(R)×G(R,p)+B(R)×G(R,s)}
−{A(R)×G(R,s)+B(R)×G(R,p)} Δ(G) ={A(G)×G(G,p)+B(G)×G(G,s)}−{ A(G) ×
G(G,s)+B(G)×G(G,p)} Δ(B) ={A(B)×G(B,p)+B(B)×G(B,s)}−{A(B)×G
(B,s)+B(B)×G(B,p)} ΔPH=|Δ(R) −Δ(B) |+|Δ(G) −Δ(B) | とする。図23から、ΔPH<0.1 の関係があると、むら
43を有効に解消することができることが分かる。
【0071】図25は本発明の第5実施例を示す図であ
る。この実施例においては、直線偏光を概ね無偏光に変
換する偏光変換要素63が液晶表示素子18a、18
b、18cとミラー22との間に配置される。実施例で
は、偏光変換要素63は投写レンズ20のすぐ後に配置
されている。
【0072】本願の発明者は、光学的異方性を有するス
クリーン14に入射する投写光が、位相の面から概ね無
偏光であれば、例えスクリーン14において位相差が生
じ、且つスクリーン14が配光の偏光依存性がある場合
にも、むら43ができないことに気がついた。
【0073】無偏光とは種々の方向の偏光の集まりであ
る。スクリーン14に概ね無偏光が入射する場合、これ
はP偏光とS偏光とが所定の割合で入射することを意味
する。そこで、概ね無偏光の中の、P偏光とS偏光の割
合が問題になる。スクリーン14のある点にP偏光の成
分を多く含む無偏光が入射した場合にはその点の配光量
が最も大きくなり、スクリーン14の別の点にS偏光の
成分を多く含む無偏光が入射した場合にはその点の配光
量が最も小さくなる。試験及び検討の結果、これらの両
点の配光量の差が±10パーセント以内であれば、むら
43ができないことが分かった。
【0074】概ね無偏光となる条件は下記の関係により
定められる。すなわち、スクリーン14が、水平な振動
面を有する偏光(P偏光)に対して第1の配光特性を有
し、且つ垂直な振動面を有する偏光(S偏光)に対して
第1の配光特性とは異なった第2の配光特性を有し(図
8参照)、スクリーン14の第1及び第2の配光特性の
概ね視認可能な視角における利得がP、Sであり、P≧
Sであるとし、スクリーン14に投写される水平及び垂
直な振動面のいずれかを有する偏光の光量がA、Bであ
り、A≧Bであるとすると、 A×P+B×S≦1.1(A×S+B×P) となる関係である。
【0075】例えば、スクリーン14を斜め約50度の
角度で水平方向に見る場合、水平方向に振動する直線偏
光に対して、Pは1.5であり、Sは1.3であった。
これを上記式に代入すると、B/A≧0.2となった。
従って、この関係を満足する程度の無偏光に変換すれば
よいことになる。試作のプロジェクター10において、
スクリーン14を斜め約70度の角度で水平方向に見る
ときの輝度が30カンデラで、視認限界であった。この
ときのスクリーン利得は、Pが0.3、Sが0.3より
も小さい値であった。従って、B/A≧0.85となっ
た。
【0076】図26は、偏光変換要素63として厚い位
相差フィルムを用いる例を示し、膜厚dを所定のものと
し、光路長差Δndを入射光の波長λよりも充分大きく
することにより、単一波長の光については楕円偏光、円
偏光、あるいは直線偏光となるが、R色光、G色光、B
色光のそれぞれに含まれるスペクトルを混合した光にお
いて概ね無偏光となるようにした(図27)。
【0077】図28は、偏光変換要素63として3層の
位相差フィルム63a、63b、63cを用いる例を示
す。3層の位相差フィルム63a、63b、63cはポ
リカーボネイト─PMMA─ポリカーボネイトからな
り、それぞれ融着により接合され、接合面が非一様とな
っている。図29に示すように、位相差フィルム63
a、63b、63cの進相軸はそれぞれa、b、cで示
されるようになっており、pは入射偏光の振動方向を示
す。これにより、入射偏光が概ね無偏光に変換される。
【0078】図30は、本発明の第6実施例を示す図で
ある。この実施例においては、各液晶表示素子18a、
18b、18cの概ね一点より拡がって出射する変調光
が、拡がり角に対して概ね均一の偏光状態にある。さら
に、偏光変換要素65が液晶表示素子18a、18b、
18cとミラー22(あるいはスクリーン14)との間
に配置される。図30では、偏光変換要素65は液晶表
示素子18a、18b、18cと投写レンズ20との間
に配置される。この偏光変換要素65は図25の偏光変
換要素63と類似した作用を有し、拡がり角に対して概
ね均一の偏光状態を、拡がり角に対して不均一の偏光状
態に変換する。
【0079】図30の偏光変換要素65は空間的に複数
の(図30では2つの)領域65a、65bに分割され
ており、各領域65a、65bの偏光変換機能が異なる
ようになっている。例えば、各領域65a、65bは互
いに異なる光学長の直線位相子、又は互いに異なる旋光
能をもつ。
【0080】図31は、偏光変換要素65の2つに分割
された領域65a、65bの特徴を示している。領域6
5aは所定の方向に遅相軸(又は進相軸)をもつ四分の
一波長フィルムからなり、(B)に示されるように45
度の角度の振動面をもつ直線偏光を右回り(又は左回
り)円偏光に変換する。他の領域65bは同じ方向に遅
相軸(又は進相軸)をもつ四分の三波長フィルムからな
り、(B)に示されるように45度の角度の振動面をも
つ直線偏光を左回り(又は右回り)円偏光に変換する。
両領域65a,65bは、同じ波長の光に対する位相差
が二分の一波長となるように膜厚調整又は屈折率調整を
している。
【0081】偏光変換要素65は、液晶表示素子18
a、18b、18cの各一画素から出射する変調光に対
して同等に機能するように投写レンズ20の直近に配置
してある。こうすることにより、分割領域65a、65
b間の有機フィルム接合部の継ぎ目が像としてスクリー
ン14にあらわれない効果もある。
【0082】図32は、偏光変換要素65の2つに分割
された領域65a、65bの別の特徴を示している。領
域65aは所定の方向に遅相軸(又は進相軸)をもつ四
分の一波長フィルムからなり、入射直線偏光を右回り
(又は左回り)円偏光に変換する。他の領域65bは領
域65aと直交する方向に遅相軸(又は進相軸)をもつ
四分の一波長フィルムからなり、入射直線偏光を左回り
(又は右回り)円偏光に変換する。
【0083】図33は、偏光変換要素65の2つに分割
された領域65a、65bの別の特徴を示している。領
域65aは所定の方向に遅相軸(又は進相軸)をもつ二
分の一波長フィルムからなり、(B)に示されるように
入射直線偏光を元のままの直線偏光に変換する。他の領
域65bは45度の方向に遅相軸(又は進相軸)をもつ
二分の一波長フィルムからなり、(B)に示されるよう
に入射直線偏光を90度回転した直線偏光に変換する。
すなわち、2つに分割された領域65a、65bからの
出射直線偏光は互いに直交する振動面を有する。なお、
この例では、領域65aの遅相軸(又は進相軸)を入射
偏光の振動面と同じ方向にしたが、この関係を変えて
も、2つに分割領域65a、65bからの出射直線偏光
は互いに直交する振動面を有するようにすることができ
る。
【0084】図34は、偏光変換要素65の2つに分割
された領域65a、65bの別の特徴を示している。領
域65aは所定の厚さのガラス板からなる光学長補正板
であり、(B)に示されるように入射直線偏光を元のま
まの直線偏光に変換する。他の領域65bは所定の方向
に遅相軸(又は進相軸)をもつ二分の一波長フィルムか
らなり、(B)に示されるように入射直線偏光を90度
回転した直線偏光に変換する。すなわち、2つに分割さ
れた領域65a、65bからの出射直線偏光は互いに直
交する振動面を有し、領域65aの光学長補正板は領域
65bのフィルムの厚さに相当する光学長を補正するも
のである。
【0085】図35は、偏光変換要素65の他の例を示
す図である。この偏光変換要素65は、(B)に示され
るように板厚がテーパー状に変化し、(A)に示される
ように一端側においては概ね一分の一波長フィルム、他
端側においては概ね二分の一波長フィルムとして機能
し、特性が不連続点なく分布する直線位相子である。こ
のようにすることで、(C)に示されるように、出射偏
光は位置に応じて直線偏光、楕円偏光、円偏光となる。
【0086】図36は、偏光変換要素65の他の例を示
す図である。この偏光変換要素65は、磁性ガーネット
や液晶ポリマ等の厚さを(B)に示されるように分布さ
せた旋光子からなる。(A)に示されるように一端側に
おいては概ね位相差0度、他端側において概ね位相差3
60度となり、特性が不連続点なく分布する。このよう
にして、(C)に示されるように、出射偏光は位置に応
じて向きの変わる直線偏光となる。図35や図36の構
成では、分割型の偏光変換要素65のような継ぎ目がな
いので、投写光が散乱されることがない効果がある。偏
光変換要素65の厚さがテーパー状に変化することに対
しては、これを補正する光学長補正板(例えば図34参
照)を用いることができる。
【0087】図37及び図38は、図30のものと類似
した本発明の第7実施例を示す図である。この実施例に
おいては、偏光変換要素65は液晶表示素子18a、1
8b、18cと投写レンズ20のレンズ要素20aとの
間にあって、レンズ要素20aのすぐ前にある。つま
り、この偏光変換要素65は投写レンズ20の入射瞳の
位置において投写レンズ20の内部に組み込まれてい
る。偏光変換要素65は図39に示すホルダ65cに取
りつけられ、このホルダ65cはねじ込み式で投写レン
ズ20の内部に組み込まれる。このホルダ65cは止め
ねじ66を有し、偏光変換要素65とミラー22との回
転位置関係がとれた位置となるように光変換要素65を
投写レンズ20に対して位置調節した後で止めねじ66
により固定することができるようになっている。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
大型で軽量のプロジェクターを得ることができ、またモ
アレを解消し、画面にむらのないプロジェクターを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図解的斜視図であ
る。
【図2】図1のプロジェクターユニットの詳細を示す図
解図である。
【図3】投写レンズとミラーとの関係を示す図である。
【図4】ミラーの構成を示す断面図である。
【図5】ミラーホルダに取り付けられたミラーを示す断
面図である。
【図6】図1及び図2のプロジェクターのスクリーンを
示す図解的斜視図である。
【図7】スクリーン及びミラーを作るためのプラスチッ
クシートを示す図である。
【図8】図6のスクリーンの配光特性を示す図である。
【図9】光学的異方性を有する透明な部材からなるスク
リーンを使用したときに発生するムラを示す図である。
【図10】屈折率の楕円体を示す図である。
【図11】光学軸平面とプラスチックシートとの関係を
説明する図である。
【図12】プラスチックシート内の入射角を定義する図
である。
【図13】入射偏光に対する出射偏光の位相分布を示す
図である。
【図14】図9のむらが生じる入射角の領域を示す図で
ある。
【図15】図14の入射角により位相差があらわれたス
クリーンの入射偏光状態を示す図である。
【図16】第1実施例の特徴を説明する図である。
【図17】図16の変形例を示す図である。
【図18】ポリカーボネイトを使用した例を示す図であ
る。
【図19】本発明の第2実施例を示す図である。
【図20】液晶パネルのラビング方向を示す図である。
【図21】本発明の第3実施例を示す図である。
【図22】図21によるスクリーンの配光特性を示す図
である。
【図23】配向特性の差に対するむら不可視率を示す図
である。
【図24】第3実施例の変形例を示す図である。
【図25】本発明の第4実施例を示す図である。
【図26】偏光変換要素の一例を示す図である。
【図27】波長と位相差とスペクトルを示す図である。
【図28】偏光変換要素の一例を示す図である。
【図29】図28の進相軸の方向を示す図である。
【図30】本発明の第5実施例を示す図である。
【図31】分割偏光変換領域の例を示す図である。
【図32】分割偏光変換領域の例を示す図である。
【図33】分割偏光変換領域の例を示す図である。
【図34】分割偏光変換領域の例を示す図である。
【図35】偏光変換要素の他の例を示す図である。
【図36】偏光変換要素の他の例を示す図である。
【図37】本発明の第6実施例を示す図である。
【図38】図37の投写レンズを示す斜視図である。
【図39】図37の偏光変換要素のホルダを示す図であ
る。
【符号の説明】
12…プロジェクターユニット 14…スクリーン 16…光源 18…液晶表示素子 20…投写レンズ 22…ミラー 63、65…偏光変換要素

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源(16)と、該光源からの光を受け
    て変調光を発生する空間変調素子(18)と、該空間変
    調素子から出射した変調光を投写するための投写レンズ
    (20)と、互いに直交する偏光方向の偏光を配光する
    特性が異なったスクリーン(14)とを備え、 該スクリーン(14)が光学的異方性及び光学軸(4
    5、46)を有する材料から形成された透明な部材(4
    1)を少なくとも部分的に含み、 該スクリーン(14)は、該投写レンズから投射されて
    該スクリーンの透明な部材(41)内を進む光線が該ス
    クリーンの透明な部材の光学軸(45、46)に非平行
    となるように配置されていることを特徴とするプロジェ
    クター。
  2. 【請求項2】 該スクリーンの透明な部材(41)の光
    学軸が概ね膜面に平行であることを特徴とする請求項1
    に記載のプロジェクター。
  3. 【請求項3】 該スクリーンの透明な部材(41)が一
    軸性異方性を有するポリカーボネイトフィルムからなる
    ことを特徴とする請求項2に記載のプロジェクター。
  4. 【請求項4】 該スクリーンの透明な部材(41)が2
    つの光学軸(45、46)を有し、該2つの光学軸を含
    む光学軸平面(47)が概ねスクリーン面と直交してい
    ることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
  5. 【請求項5】 該スクリーンの透明な部材(41)がポ
    リエステルフィルムからなることを特徴とする請求項4
    に記載のプロジェクター。
  6. 【請求項6】 該投写レンズ(20)から投写されて該
    スクリーン(14)に垂直に入射する光の偏光方向が、
    該光学軸平面に概ね直交または概ね平行となるようにし
    たことを特徴とする請求項5に記載のプロジェクター。
  7. 【請求項7】 該スクリーンの該投写レンズとは反対側
    に偏光フィルムが設けられ、該偏光フィルムの透過軸が
    入射光線の偏光軸方向と平行であることを特徴とする請
    求項1に記載のプロジェクター。
  8. 【請求項8】 該空間変調素子(18)が偏光子(3
    0)と、TN型液晶(29)と、検光子(31)とから
    なることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ
    ー。
  9. 【請求項9】 偏光状態または偏光方向を変換する偏光
    変換要素(61)が該空間変調素子(18)と該スクリ
    ーン(14)との間に配置されることを特徴とする請求
    項1に記載のプロジェクター。
  10. 【請求項10】 該投写レンズ(20)と該スクリーン
    (14)との間に、光学的異方性を有する透明なプラス
    チックシート(34)に反射膜(35)を重ねて形成さ
    れた裏面反射ミラー(22)が配置され、該ミラー(2
    2)は該投写レンズ(20)から投写されて該ミラー
    (22)内を進む光線が該透明なプラスチックシート
    (34)の光学軸(45、46)に非平行となるように
    相対的に配置されていることを特徴とする請求項1に記
    載のプロジェクター。
  11. 【請求項11】 光源(16)と、該光源からの光を受
    けて変調光を発生する空間変調素子(18)と、該空間
    変調素子から出射した変調光を投写するための投写レン
    ズ(20)と、直交する偏光方向の配光特性が異なった
    スクリーン(14)とを備え、 該スクリーン(14)が光学的異方性及び光学軸(4
    5、46)を有する材料から形成された透明な部材(4
    1)を少なくとも部分的に含み、 下記のかっこ中のR, G, B が赤、緑、青色の成分を表
    し、A(R), A(G), A(B)が第1の偏光としてスクリーンに
    投写される光の量であり、B(R), B(G), B(B)が第2の偏
    光としてスクリーンに投写される光の量であり、A(R)≧
    B(R), A(G)≧B(G), A(B)≧B(B)であるとし、 G(R,p), G(G,p), G(B,p)が第3の偏光に対するスクリー
    ンの利得であり、G(R,s), G(G,s), G(B,s)が第4の偏光
    に対するスクリーンの利得であり、G(R,p)≧G(R,s), G
    (G,p)≧G(G,s), G(B,p)≧G(B,s)であるとし、 Δ(R) ={A(R)×G(R,p)+B(R)×G(R,s)}−{A(R)×G
    (R,s)+B(R)×G(R,p)} Δ(G) ={A(G)×G(G,p)+B(G)×G(G,s)}−{ A(G) ×
    G(G,s)+B(G)×G(G,p)} Δ(B) ={A(B)×G(B,p)+B(B)×G(B,s)}−{A(B)×G
    (B,s)+B(B)×G(B,p)} ΔPH=|Δ(R) −Δ(B) |+|Δ(G) −Δ(B) | とするとき、ΔPH<0.1 の関係があることを特徴とする
    プロジェクター。
  12. 【請求項12】 該スクリーンの透明な部材が、単独で
    中心利得6以下の指向性散乱要素(41b)からなるこ
    とを特徴とする請求項11に記載のプロジェクター。
  13. 【請求項13】 該スクリーンの透明な部材が、レンチ
    キュラーレンズ(41)として形成されることを特徴と
    する請求項12に記載のプロジェクター。
  14. 【請求項14】 該スクリーンが、該透明な部材と、単
    独で中心利得10以下の単純拡散要素(41a)とから
    なることを特徴とする請求項11に記載のプロジェクタ
    ー。
  15. 【請求項15】 該単純拡散要素がフレネルレンズとし
    て形成されることを特徴とする請求項14に記載のプロ
    ジェクター。
  16. 【請求項16】 該空間変調素子(18)が偏光子(3
    0)と、TN型液晶(29)と、検光子(31)とから
    なることを特徴とする請求項11に記載のプロジェクタ
    ー。
  17. 【請求項17】 偏光状態または偏光方向を変換する偏
    光変換要素(61)が該空間変調素子(18)と該スク
    リーン(14)との間に配置されることを特徴とする請
    求項12に記載のプロジェクター。
  18. 【請求項18】 該投写レンズ(20)と該スクリーン
    (14)との間に、光学的異方性を有する透明なプラス
    チックシート(34)に反射膜(35)を重ねて形成さ
    れた裏面反射ミラー(22)が配置され、該ミラー(2
    2)は該投写レンズ(20)から投写されて該ミラー
    (22)内を進む光線が該透明なプラスチックシート
    (34)の光学軸(45、46)に非平行となるように
    相対的に配置されていることを特徴とする請求項11に
    記載のプロジェクター。
  19. 【請求項19】 光源(16)と、該光源からの光を受
    けて変調光を発生する空間変調素子(18)と、該空間
    変調素子から出射した変調光を投写するための投写レン
    ズ(20)と、直交する偏光方向の配光特性が異なった
    スクリーン(14)とを備え、 該スクリーン(14)が光学的異方性及び光学軸(4
    5、46)を有する材料から形成された透明な部材(4
    1)を少なくとも部分的に含み、 該スクリーン(14)が、水平な振動面を有する偏光に
    対して第1の配光特性を有し、且つ垂直な振動面を有す
    る偏光に対して第1の配光特性とは異なった第2の配光
    特性を有し、 該スクリーン(14)の第1及び第2の配光特性の概ね
    視認可能な視角における利得がP、Sであり、P≧Sで
    あるとし、 該スクリーン(14)に投写される水平及び垂直な振動
    面のいずれかを有する偏光の光量がA、Bであり、A≧
    Bであるとすると、 該投写レンズ(20)より投写されて該スクリーン(1
    4)に入射する変調光が、(A×P+B×S)≦1.1
    (A×S+B×P)となる、概ね無偏光であることを特
    徴とするプロジェクター。
  20. 【請求項20】 該空間変調素子(18)が偏光子(3
    0)と、TN型液晶(29)と、検光子(31)とから
    なることを特徴とする請求項20に記載のプロジェクタ
    ー。
  21. 【請求項21】 偏光状態または偏光方向を変換する偏
    光変換要素(61)が該空間変調素子(18)と該スク
    リーン(14)との間に配置されることを特徴とする請
    求項19に記載のプロジェクター。
  22. 【請求項22】 該投写レンズ(20)と該スクリーン
    (14)との間に、光学的異方性を有する透明なプラス
    チックシート(34)に反射膜(35)を重ねて形成さ
    れた裏面反射ミラー(22)が配置され、該ミラー(2
    2)は該投写レンズ(20)から投写されて該ミラー
    (22)内を進む光線が該透明なプラスチックシート
    (34)の光学軸(45、46)に非平行となるように
    相対的に配置されていることを特徴とする請求項19に
    記載のプロジェクター。
  23. 【請求項23】 光源(16)と、該光源からの光を受
    けて変調光を発生する空間変調素子(18)と、該空間
    変調素子から出射した変調光を投写するための投写レン
    ズ(20)と、直交する偏光方向の配光特性が異なった
    スクリーン(14)とを備え、 該スクリーン(14)が光学的異方性及び光学軸(4
    5、46)を有する材料から形成された透明な部材(4
    1)を少なくとも部分的に含み、 空間変調素子(18)の概ね一点より拡がって出射する
    変調光が、拡がり角に対して概ね均一の偏光状態にあ
    り、 拡がり角に対して概ね均一な偏光状態を、拡がり角に対
    して不均一な偏光状態に変換する偏光変換要素(65)
    を備えてなることを特徴とするプロジェクター。
  24. 【請求項24】 該偏光変換要素が空間的に複数の領域
    (65a、65b)に分割されており、各領域の偏光変
    換機能が異なることを特徴とする請求項23に記載のプ
    ロジェクター。
  25. 【請求項25】 該偏光変換要素が、各領域(65a、
    65b)が互いに異なる光学長の直線位相子、及び各領
    域が互いに異なる旋光能をもつ旋光子のいずれかからな
    ることを特徴とする請求項24に記載のプロジェクタ
    ー。
  26. 【請求項26】 該偏光変換要素が、各領域(65a、
    65b)が互いに異なる方向の遅相軸をもつ直線位相子
    からなることを特徴とする請求項24に記載のプロジェ
    クター。
  27. 【請求項27】 該偏光変換要素が二領域(65a、6
    5b)に分割されており、各領域の出射光が互いに概ね
    直交する直線偏光、右円偏光と左円偏光、及び互いに長
    軸方位が直交する楕円偏光のいずれかとして出射するこ
    とを特徴とする請求項24に記載のプロジェクター。
  28. 【請求項28】 該偏光変換要素(65)に入射する直
    線偏光が変調光が概ね直線偏光であって、該偏光変換要
    素の分割された2領域のうちの第1の領域が、入射偏光
    方向と概ね45度の角度をなす方向に遅相軸又は進相軸
    をもつ半波長板であることを特徴とする請求項24に記
    載のプロジェクター。
  29. 【請求項29】 分割された第1の領域が直線複屈折性
    又は円複屈折性を有し、第2の領域が等方性を有するこ
    とを特徴とする請求項24に記載のプロジェクター。
  30. 【請求項30】 該偏光変換要素(65)が空間的に連
    続的に偏光変換機能が分布する分布型素子であることを
    特徴とする請求項23に記載のプロジェクター。
  31. 【請求項31】 該偏光変換要素(65)が空間的に連
    続的に光学長が分布する分布型直線位相子及び空間的に
    連続的に旋光能が変化する分布型旋光子からなることを
    特徴とする請求項30に記載のプロジェクター。
  32. 【請求項32】 該偏光変換要素(65)が該投写レン
    ズの内部又は近傍に配置されていることを特徴とする請
    求項23に記載のプロジェクター。
  33. 【請求項33】 該偏光変換要素(65)が該投写レン
    ズの内部に組み込まれ、又は投写レンズに嵌合又は付加
    されていることを特徴とする請求項32に記載のプロジ
    ェクター。
  34. 【請求項34】 該偏光変換要素(65)が回動自在に
    取りつけられていることを特徴とする請求項32に記載
    のプロジェクター。
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