JPH08334691A - 結像レンズ装置 - Google Patents

結像レンズ装置

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JPH08334691A
JPH08334691A JP7143376A JP14337695A JPH08334691A JP H08334691 A JPH08334691 A JP H08334691A JP 7143376 A JP7143376 A JP 7143376A JP 14337695 A JP14337695 A JP 14337695A JP H08334691 A JPH08334691 A JP H08334691A
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image
imaging lens
lens device
axis
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JP7143376A
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Tsuguhiro Abe
嗣弘 阿部
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Original Assignee
Sony Corp
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    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ピンホール状の絞り62上に後側焦点を有し
テレセントリック系を構成する前群レンズ61と、その
絞り62上に前側焦点を有しテレセントリック系を構成
する後群レンズ63とを有する。物体面2が光軸に対し
て傾斜していても、像面3上には、台形歪みや歪曲のな
い良好な結像がなされる。 【効果】 台形歪みや歪曲収差の発生が極めて少ないの
で、指紋照合装置に適用して好適であり、正確な指紋照
合を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体の像を形成するた
めの結像レンズ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の光学機器において物体の像
を形成するための結像レンズ装置が提案されている。
【0003】例えば、手指の指紋の形状を検出して参照
指紋と照合する指紋照合装置においては、図12及び図
13に示すように、照合対象となる物体104である手
指の像を結像レンズ装置のレンズ106により形成し、
この像を固体撮像素子(CCD)により撮像することと
している。この固体撮像素子は、受像面を上記像が形成
される像面107上に位置させて配設される。
【0004】そして、上記指紋照合装置において使用さ
れる結像レンズ装置として、特開昭55−13446号
公報には、図14に示すように、直角プリズム110を
有するものが提案されている。
【0005】この結像レンズ装置においては、上記直角
プリズム110の入射面113より入射された光束は、
この直角プリズムが形成する直角三角形の斜辺部にあた
る反射面111により全反射されて、上記入射面113
に対して直角な出射面112より出射される。上記出射
面112より出射された光束は、レンズ114に入射さ
れ、固体撮像素子115の受像面上に上記反射面111
の像を形成する。
【0006】上記固体撮像素子115が上記像を受像す
ることにより得られた信号は、処理装置116に送ら
れ、信号処理される。
【0007】この結像レンズ装置において、上記反射面
111に対して手指6が接触されると、この反射面11
1には、指紋の凸部のみが接触する。上記反射面111
において、上記指紋の凸部が接触された部分は、上記光
束が全反射しなくなり、該指紋の凸部の表面部により拡
散される。
【0008】したがって、上記固体撮像素子115にお
いては、上記反射面111に接触された上記指紋の凸部
に対応する部分のみが、暗部として識別される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な結像レンズ装置においては、図12に示すように、上
記結像レンズ装置を構成するレンズ106は、歪曲収差
を生ずる場合がある。すなわち、物体104が矩形状で
あった場合に、この物体104の像は、いわゆる樽型や
糸巻型の歪みを有している場合がある。
【0010】また、上述のように、上記直角プリズム1
10を有する結像レンズ装置においては、上記物体10
4は、図13に示すように、この結像レンズ装置の光軸
に対して傾斜した物体面108として撮像される。その
ため、上記像面107上に形成される像109は、台形
歪みを有することとなる。すなわち、上記物体104の
上記レンズ106に近い部分の像は、該物体104の該
レンズ106に遠い部分の像よりも、大きく(高い像倍
率で)結像される。
【0011】このように、上記結像レンズ装置により形
成される像が歪曲収差や台形歪みを有すると、正確な指
紋照合が行えない。
【0012】すなわち、指紋照合装置においては、上記
固体撮像素子により撮像された指紋、すなわち、照合対
象指紋の像と、予め記憶されている参照指紋の形状とを
比較することにより、これらが同一の指紋であるか否か
の判別を行う。そのため、上記照合対象指紋の像が歪曲
収差や台形歪みを有していると、上記参照指紋と同一の
指紋について、異なる形状を有する別の指紋であるとの
判断がなされる虞れがある。
【0013】なお、上記参照指紋は、上述の結像レンズ
装置を介して上記固体撮像素子により撮像された像を用
いることもできる。この場合には、上記参照指紋につい
ても上述の歪曲収差や台形歪みが含まれて記憶されるこ
ととなるので、これら歪曲収差や台形歪みは、上記照合
対象指紋との同一性の判断には影響しないようにも考え
られる。
【0014】しかしながら、上記歪曲収差や台形歪みの
影響は上記物体面108上における手指の位置や方向に
依って異なり、また、該手指は該物体面108上におい
て常に同一の位置及び方向に位置決めされるとは限らな
いので、上記歪曲収差や台形歪みによって、照合率の低
下が招来されることとなる。
【0015】上記台形歪みを補正するための構成として
は、図15に示すように、上記像面107、すなわち、
上記固体撮像素子の受像面を傾斜させ、上記物体面10
8に対して平行にすることが考えられる。
【0016】しかし、上記固体撮像素子の受像面を光軸
に対して傾斜させるにあたっては、結像レンズ装置を構
成するレンズを広角レンズとしなければならず、歪曲収
差の発生を抑えることが困難となり、レンズ製作の煩雑
化、該レンズの高コスト化が招来されてしまう。
【0017】また、上記固体撮像素子の受像面を光軸に
対して傾斜させると、この受像面に対する光束の入射角
度が該受像面上の位置に依って著しく異なることとな
り、形成される像が光度ムラを有する状態となる。この
ような光度ムラが生ずると、正確な指紋照合が行えなく
なる虞れがある。
【0018】さらに、上記受像面を光軸に対して傾斜さ
せることにより、この受像面に対する光束の入射角度が
所定角度以下となる領域が生ずると、この領域では、該
受像面上の全面に亘って配設されている複数のマイクロ
レンズのため、該光束が受光されないこととなる。
【0019】また、上記台形歪みを補正するための構成
としては、特開平2−176984号公報において提案
されているように、図16に示すように、楔型の補正プ
リズム118を用いることが考えられる。
【0020】しかし、上記補正プリズム118を上記結
像レンズ装置内に配設することは、この結像レンズ装置
の構成を大型化し、また、歪曲収差の抑制やレンズ製作
を困難化し、該レンズの高コスト化をも招いてしまう。
【0021】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、装置構成が小型であり、また、
製作が容易でありながら、台形歪みや歪曲収差が充分に
抑制され、指紋照合装置に適用して好適な結像レンズ装
置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係る結像レンズ装置は、
絞りと、この絞りの前方側に位置され該絞り上に後側焦
点位置を位置させ物空間においてテレセントリック光学
系を構成している第1のレンズ群と、該絞りの後方側に
位置され該絞り上に前側焦点位置を位置させ像空間にお
いてテレセントリック光学系を構成している第2のレン
ズ群とを備えたものである。
【0023】また、本発明は、上記結像レンズ装置にお
いて、上記第1及び第2のレンズ群は、それぞれ1枚の
レンズにより構成されていることとしたものである。
【0024】そして、本発明は、上記結像レンズ装置に
おいて、上記第1及び第2のレンズ群を構成するレンズ
は、少なくとも一の面が非球面となされていることとし
たものである。
【0025】さらに、本発明は、上記結像レンズ装置に
おいて、上記非球面は、この非球面の頂点を原点とし光
軸方向をz軸としこのz軸に直交するとともに互いに直
交する2軸をx軸及びy軸とした直交座標系において、
この非球面上の任意の点A(x,y,z)の座標のz軸
成分の絶対値|ZA|が、ベース球面上の任意の点B
(x,y,z)の座標のz軸成分の絶対値|ZB|に対
して、この非球面の有効径全域において、 (|ZA|−|ZB|)<0 が満足され、かつ、該点A(x,y,z)の該光軸より
の距離が大きいほど該絶対値|ZA|が大きくなるよう
になされていることとしたものである。
【0026】そして、本発明は、上述の結像レンズ装置
を、指紋照合装置の光学系を構成する光学系として構成
したものである。
【0027】また、本発明は、上記結像レンズ装置にお
いて、上記照合対象となる指紋を有する指が接触される
平面部を有する光学部品とともに指紋照合装置の光学系
を構成することとしたものである。
【0028】さらに、本発明は、上記結像レンズ装置に
おいて、上記照合対象となる指紋を有する指が接触され
る平面部は、指紋照合装置の光学系の光軸に対して傾斜
されていることとしたものである。
【0029】
【作用】本発明に係る結像レンズ装置は、絞りと、この
絞りの前方側に位置され該絞り上に後側焦点位置を位置
させ物空間においてテレセントリック光学系を構成して
いる第1のレンズ群と、該絞りの後方側に位置され該絞
り上に前側焦点位置を位置させ像空間においてテレセン
トリック光学系を構成している第2のレンズ群とを備え
ているので、装置構成を大型化することなく、また、製
作を困難化することなく、台形歪みや歪曲収差が充分に
抑制された像を結ぶことができる。
【0030】また、この結像レンズ装置においては、像
面に対して入射する主光線入射角がこの像面上のいずれ
の点に対しても等しくなるため、該像面上における光量
分布が平坦になる。
【0031】また、上記結像レンズ装置において、上記
第1及び第2のレンズ群は、それぞれ1枚のレンズによ
り構成されていることとした場合には、製作が容易化さ
れる。
【0032】そして、上記結像レンズ装置において、上
記第1及び第2のレンズ群を構成するレンズは、少なく
とも一の面が非球面となされていることとした場合に
は、各レンズ群で発生する球面収差やコマ収差を抑制で
きる。
【0033】さらに、上記結像レンズ装置において、上
記非球面は、この非球面の頂点を原点とし光軸方向をz
軸としこのz軸に直交するとともに互いに直交する2軸
をx軸及びy軸とした直交座標系において、この非球面
上の任意の点A(x,y,z)の座標のz軸成分の絶対
値|ZA|が、ベース球面上の任意の点B(x,y,
z)の座標のz軸成分の絶対値|ZB|に対して、この
非球面の有効径全域において、(|ZA|−|ZB|)<
0が満足され、かつ、該点A(x,y,z)の該光軸よ
りの距離が大きいほど該絶対値|ZA|が大きくなるよ
うになされていることとした場合には、各レンズ群を、
球面収差やコマ収差を良好に抑制できるものとして構成
することができる。
【0034】そして、上述の結像レンズ装置を、指紋照
合装置の光学系を構成する光学系として構成した場合に
は、装置構成を複雑化することなく、指紋照合が良好に
行える指紋照合装置の構成が可能となる。
【0035】また、上記結像レンズ装置において、上記
照合対象となる指紋を有する指が接触される平面部を有
する光学部品とともに指紋照合装置の光学系を構成する
こととした場合には、該平面部に対して指を接触させる
だけで指紋照合が行える指紋照合装置を構成することが
できる。
【0036】さらに、上記結像レンズ装置において、上
記照合対象となる指紋を有する指が接触される平面部
は、指紋照合装置の光学系の光軸に対して傾斜されてい
ることとした場合には、装置構成を簡素化しつつ、該平
面部に対して指を接触させるだけで指紋照合が行える指
紋照合装置が構成でき、また、台形歪みが抑制された良
好な像を結ぶことができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。
【0038】[本発明の概念]本発明に係る結像レンズ
装置は、図1に示すように、光軸上にピンホール5を有
する絞り62と、この絞り62の前後に配置された第1
及び第2のレンズ群61,63を有して構成されてい
る。
【0039】上記第1のレンズ群61は、上記絞り62
の前方側に位置され、該絞り62上に後側焦点位置を位
置させ物空間においてテレセントリック光学系を構成し
ている。すなわち、この第1のレンズ群61は、この第
1のレンズ群61の中心が上記絞り62より該第1のレ
ンズ群61の焦点距離f1に等しい距離を隔てた位置と
なるように配置されている。この第1のレンズ群61
は、光軸に平行な入射光束を、上記ピンホール5上に集
光させる。この第1のレンズ群61は、第1及び第2の
凸レンズ64,65から構成されている。
【0040】上記第2のレンズ群63は、上記絞り62
の後方側に位置され、該絞り62上に前側焦点位置を位
置させ像空間においてテレセントリック光学系を構成し
ている。すなわち、この第2のレンズ群63は、この第
2のレンズ群63の中心が上記絞り62より該第2のレ
ンズ群63の焦点距離f2に等しい距離を隔てた位置と
なるように配置されている。この第2のレンズ群63
は、上記ピンホール5を通過した拡散光束を、光軸に平
行な出射光束として出射する。この第2のレンズ群63
は、第3及び第4の凸レンズ66,67から構成されて
いる。
【0041】上記第1及び第2のレンズ群61,63
は、上記絞り62を挟んで、互いに所定の相似比率の相
似形となっている。
【0042】この結像レンズ装置は、上記第1のレンズ
群61の前方側に位置する物体面2上の物体1の像4
を、像面3上に形成する。
【0043】この結像レンズ装置においては、上記ピン
ホール5を通過する光は物空間において光軸に平行な光
線であるので、上記物体面2が光軸に対して傾斜してい
ても、上記像4は、いわゆる台形歪みを生ずることがな
い。すなわち、この結像レンズ装置においては、上記第
1のレンズ群61と上記物体面2との距離は、上記物体
1の像4の像倍率に影響しない。また、同様に、この結
像レンズ装置においては、上記第2のレンズ群63と上
記像面3との距離は、上記像4の像倍率に影響しない。
【0044】[実施例1]そして、本発明に係る結像レ
ンズ装置は、図2に示すように、指紋照合装置(指紋入
力装置)の光学系を構成するものとして使用することが
できる。
【0045】この指紋照合装置の光学系は、上記ピンホ
ール5を有する絞り72と、この絞り72の前後に配置
された第1及び第2のレンズ群71,73と、照合対象
となる指紋を有する指6が接触される平面部を有する光
学部品となる直角プリズム75とを有して構成される。
この直角プリズム75においては、直角三角形の斜辺部
にあたる反射面76が、上記指6が接触される平面部と
なっている。
【0046】上記直角プリズム75は、上記第1のレン
ズ群71の前方側の光軸上に位置され、上記反射面76
を該光軸に対して略々45°の角度をなす傾斜面として
配置されている。
【0047】この結像レンズ装置においては、上記直角
プリズム75の入射面78より入射された光束は、上記
反射面76により全反射されて、上記入射面78に対し
て直角な出射面77より出射される。上記出射面77よ
り出射された光束は、上記第1のレンズ群71に入射さ
れ、上記絞り72のピンホール5及び上記第2のレンズ
群73を経て、固体撮像素子(CCD)74の受像面上
に上記反射面76の像を形成する。
【0048】上記固体撮像素子74が上記像を受像する
ことにより得られた信号は、図示しない処理装置に送ら
れ、信号処理される。
【0049】この結像レンズ装置において、上記反射面
76に対して手指6が接触されると、この反射面76に
は、指紋の凸部のみが接触する。上記反射面76におい
て、上記指紋の凸部が接触された部分は、上記光束が全
反射しなくなり、該指紋の凸部の表面部により拡散され
る。したがって、上記固体撮像素子74においては、上
記反射面76に接触された上記指紋の凸部に対応する部
分のみが、暗部として識別される。
【0050】そして、この結像レンズ装置においては、
上記第1及び第2のレンズ群71,73は、それぞれ1
枚のレンズにより構成されている。また、これら第1及
び第2のレンズ群71,73を構成するレンズは、少な
くとも一の面が非球面となされている。
【0051】この例では、以下の〔表1〕、〔表2〕に
おいて米印で示すように、上記第1のレンズ群71を構
成するレンズ(〔表1〕、〔表2〕中では「レンズ
1」)の第1面(前面)及び上記第2のレンズ群73を
構成するレンズ(〔表1〕、〔表2〕中では「レンズ
2」)の第2面(後面)が非球面となされている。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】上記表1において、Rは球面の曲率半径を
示し、Dは軸上の面間隔を示し、Nはd線の屈折率を示
し、νはアッベ数を示している。なお、「絞り径」とし
て表示されている「φ0.4mm」は、上記ピンホール
5の直径である。また、上記表2において、Kは円錐係
数、A4,A6は4次、6次の非球面係数を示している。
【0055】そして、上記非球面は、図11に示すよう
に、この非球面103の頂点を原点とし光軸方向をz軸
としこのz軸に直交するとともに互いに直交する2軸を
x軸及びy軸とした直交座標系において、この非球面1
03上の任意の点A(x,y,z)の座標のz軸成分の
絶対値|ZA|(図11中のZ非球面)が、ベース球面
102上の任意の点B(x,y,z)の座標のz軸成分
の絶対値|ZB|(図11中のZベース球面)に対し
て、この非球面103の有効径全域において、 (|ZA|−|ZB|)<0 が満足され、かつ、該点A(x,y,z)の該光軸より
の距離hが大きいほど該絶対値|ZA|が大きくなるよ
うになされたものである。
【0056】また、この非球面は、上記直交座標系にお
いて、頂点曲率をCとしたとき、以下の〔数式1〕、
〔数式2〕により表せられるものである。
【0057】
【数1】
【0058】
【数2】
【0059】そして、この結像レンズ装置の収差は、球
面収差については、図5に示すように、極めて良好に補
正されている。また、この結像レンズ装置におけるコマ
収差については、図6に示すように、S(サジタル光
線)及びT(タンジェンシャル光線)について充分に補
正されている。さらに、この結像レンズ装置における歪
曲収差については、図7に示すように、測定(算出)限
界以下に抑えられている。
【0060】この指紋照合装置の光学系においては、上
記反射面76上の物体の像が、0.3倍の像倍率にて、
上記固体撮像素子74の受像面上に形成される。
【0061】また、上記ピンホール5の直径は、物体面
の傾斜に起因する像面の倒れや非点収差、コマ収差等の
発生に影響を与えず、かつ、このピンホール5における
回折の影響が抑えられる径に決定され、この例では、
0.4mmとなされている。
【0062】そして、この光学系においては、台形歪み
や歪曲収差の発生が充分に抑えられているため、上記反
射面76上で上記指6が移動しても、正確な指紋照合が
行える。さらに、この光学系においては、像面に対して
入射する主光線入射角がこの像面上のいずれの点に対し
ても等しくなるため、該像面上における光量分布が平坦
となり、指紋の形状の認識が容易となる。
【0063】[実施例2]上述のような指紋照合装置の
光学系を構成する結像レンズ装置としては、図3に示す
ように、上記第1及び第2のレンズ群をそれぞれ2枚の
レンズから構成されるものとしてもよい。
【0064】すなわち、上記第1のレンズ群は、第1及
び第2のレンズ81,82から構成されている。また、
上記第2のレンズ群は、第3及び第4のレンズ84,8
5から構成されている。
【0065】そして、この結像レンズ装置は、上記第1
及び第2のレンズ群の間に上記ピンポール5を有する絞
り83を有し、上記指6が接触される平面部を有する光
学部品となる直角プリズム87とともに上記指紋照合装
置の光学系を構成する。
【0066】上記直角プリズム87においては、直角三
角形の斜辺部にあたる反射面88が、上記指6が接触さ
れる平面部となっている。この直角プリズム87は、上
記第1のレンズ群の前方側の光軸上に位置され、上記反
射面88を該光軸に対して略々45°の角度をなす傾斜
面として配置されている。
【0067】この結像レンズ装置においては、上記直角
プリズム87の入射面89より入射された光束は、上記
反射面88により全反射されて、上記入射面89に対し
て直角な出射面88より出射される。上記出射面88よ
り出射された光束は、上記第1のレンズ群に入射され、
上記絞り83のピンホール5及び上記第2のレンズ群を
経て、固体撮像素子(CCD)86の受像面上に上記反
射面88の像を形成する。
【0068】上記固体撮像素子86が上記像を受像する
ことにより得られた信号は、図示しない処理装置に送ら
れ、信号処理される。
【0069】この結像レンズ装置において、上記反射面
88に対して手指6が接触されると、この反射面88に
は、指紋の凸部のみが接触する。上記反射面88におい
て、上記指紋の凸部が接触された部分は、上記光束が全
反射しなくなり、該指紋の凸部の表面部により拡散され
る。したがって、上記第2のレンズ群の後方に設置され
た固体撮像素子(CCD)86においては、上記反射面
88に接触された上記指紋の凸部に対応する部分のみ
が、暗部として識別される。
【0070】この例では、以下の〔表3〕、〔表4〕に
おいて米印で示すように、上記第1のレンズ群を構成す
る第1のレンズ81(〔表3〕、〔表4〕中では「レン
ズ1」)の第1面(前面)及び上記第2のレンズ群を構
成する第4のレンズ85(〔表3〕、〔表4〕中では
「レンズ4」)の第2面(後面)が非球面となされてい
る。
【0071】
【表3】
【0072】
【表4】
【0073】上記〔表3〕において、Rは球面の曲率半
径を示し、Dは軸上の面間隔を示し、Nはd線の屈折率
を示し、νはアッベ数を示している。なお、「絞り径」
として表示されている「φ0.2mm」は、上記ピンホ
ール5の直径である。また、上記〔表4〕において、K
は円錐係数、A4,A6,A8,A10は4次、6次、8
次、10次の非球面係数を示している。
【0074】そして、上記非球面は、図11に示すよう
に、この非球面103の頂点を原点とし光軸方向をz軸
としこのz軸に直交するとともに互いに直交する2軸を
x軸及びy軸とした直交座標系において、この非球面1
03上の任意の点A(x,y,z)の座標のz軸成分の
絶対値|ZA|(図11中のZ非球面)が、ベース球面
102上の任意の点B(x,y,z)の座標のz軸成分
の絶対値|ZB|(図11中のZベース球面)に対し
て、この非球面103の有効径全域において、 (|ZA|−|ZB|)<0 が満足され、かつ、該点A(x,y,z)の該光軸より
の距離hが大きいほど該絶対値|ZA|が大きくなるよ
うになされたものである。
【0075】また、この非球面は、上記直交座標系にお
いて、頂点曲率をCとしたとき、上述した〔数式1〕、
〔数式2〕により表せられるものである。
【0076】そして、この結像レンズ装置の収差は、球
面収差については、図8に示すように、極めて良好に補
正されている。また、この結像レンズ装置におけるコマ
収差については、図9に示すように、S(サジタル光
線)及びT(タンジェンシャル光線)について充分に補
正されている。さらに、この結像レンズ装置における歪
曲収差については、図10に示すように、測定(算出)
限界以下に抑えられている。
【0077】この指紋照合装置の光学系においては、上
記直角プリズム87の反射面88上の物体の像が、0.
3倍の像倍率にて、固体撮像素子(CCD)86の受像
面上に形成される。
【0078】また、上記ピンホール5の直径は、物体面
の傾斜に起因する像面の倒れや非点収差、コマ収差等の
発生に影響を与えず、かつ、このピンホール5における
回折の影響が抑えられる径に決定され、この例では、
0.2mmとなされている。
【0079】そして、この光学系においては、台形歪み
や歪曲収差の発生が充分に抑えられているため、上記反
射面88上で上記指6が移動しても、正確な指紋照合が
行える。さらに、この光学系においては、像面に対して
入射する主光線入射角がこの像面上のいずれの点に対し
ても等しくなるため、該像面上における光量分布が平坦
となり、指紋の形状の認識が容易となる。
【0080】また、この結像レンズ装置においては、上
記第1及び第2のレンズ群がそれぞれ2枚のレンズから
構成されていることにより、一層の小型化が可能となっ
ている。
【0081】[実施例3]そして、本発明に係る結像レ
ンズ装置は、図4に示すように、照合対象となる指紋を
有する指6が接触される平面部を有する光学部品となる
導光板95とともに、指紋照合装置(指紋入力装置)の
光学系を構成するものとして使用することができる。
【0082】すなわち、この指紋照合装置の光学系は、
上記ピンホール5を有する絞り92と、この絞り92の
前後に配置された第1及び第2のレンズ群91,93
と、上記導光板95とを有して構成される。この導光板
95は、平行平板状に形成され、一方の主面部96が、
上記指6が接触される平面部となっている。
【0083】上記導光板95は、上記第1のレンズ群9
1の前方側の光軸上に位置され、上記一方の主面部96
を該光軸に対して略々90°の角度をなす面として配置
されている。
【0084】この結像レンズ装置においては、上記導光
板95の側方側より斜めに入射された光束は、上記一方
の主面部96及び他方の主面部97間で全反射されて、
この導光板95より出射されることがない。
【0085】この結像レンズ装置において、上記導光板
95の一方の主面部96に対して手指6が接触される
と、この一方の主面部96には、指紋の凸部のみが接触
する。上記導光板95の一方の主面部96において、上
記指紋の凸部が接触された部分は、上記光束が全反射し
なくなり、該指紋の凸部の表面部により拡散される。
【0086】上記指紋の凸部の表面部により拡散された
光束は、上記導光板95の他方の主面部97より出射さ
れる。上記導光板95の他方の主面部97より出射され
た光束は、上記第1のレンズ群91に入射され、上記絞
り92のピンホール5及び上記第2のレンズ群93を経
て、固体撮像素子(CCD)94の受像面上に、該導光
板95の一方の主面部96の像を形成する。
【0087】したがって、上記固体撮像素子94におい
ては、上記導光板95の一方の主面部96に接触された
上記指紋の凸部に対応する部分のみが、明部として識別
される。
【0088】上記固体撮像素子94が上記像を受像する
ことにより得られた信号は、図示しない処理装置に送ら
れ、信号処理される。
【0089】そして、この結像レンズ装置において、上
記第1及び第2のレンズ群91,93は、上述した[実
施例1]、[実施例2]における結像レンズ装置の第1
及び第2のレンズ群と同様に構成されている。
【0090】すなわち、この指紋照合装置の光学系にお
いては、上記導光板95の一方の主面部96上の物体の
像が、0.3倍の像倍率にて、上記固体撮像素子94の
受像面上に形成される。
【0091】そして、この光学系においては、台形歪み
や歪曲収差の発生が充分に抑えられているため、上記導
光板95の一方の主面部96上で上記指6が移動して
も、正確な指紋照合が行える。さらに、この光学系にお
いては、像面に対して入射する主光線入射角がこの像面
上のいずれの点に対しても等しくなるため、該像面上に
おける光量分布が平坦となり、指紋の形状の認識が容易
となる。
【0092】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る結像レンズ
装置は、絞りと、この絞りの前方側に位置され該絞り上
に後側焦点位置を位置させ物空間においてテレセントリ
ック光学系を構成している第1のレンズ群と、該絞りの
後方側に位置され該絞り上に前側焦点位置を位置させ像
空間においてテレセントリック光学系を構成している第
2のレンズ群とを備えている。
【0093】そのため、この結像レンズ装置は、装置構
成を大型化することなく、また、製作を困難化すること
なく、台形歪みや歪曲収差が充分に抑制された像を結ぶ
ことができる。
【0094】また、この結像レンズ装置においては、像
面に対して入射する主光線入射角がこの像面上のいずれ
の点に対しても等しくなるため、該像面上における光量
分布を平坦にすることができる。
【0095】また、上記結像レンズ装置において、上記
第1及び第2のレンズ群は、それぞれ1枚のレンズによ
り構成されていることとした場合には、製作を容易化す
ることができる。
【0096】そして、上記結像レンズ装置において、上
記第1及び第2のレンズ群を構成するレンズは、少なく
とも一の面が非球面となされていることとした場合に
は、各レンズ群で発生する球面収差やコマ収差を抑制で
きる。
【0097】さらに、上記結像レンズ装置において、上
記非球面は、この非球面の頂点を原点とし光軸方向をz
軸としこのz軸に直交するとともに互いに直交する2軸
をx軸及びy軸とした直交座標系において、この非球面
上の任意の点A(x,y,z)の座標のz軸成分の絶対
値|ZA|が、ベース球面上の任意の点B(x,y,
z)の座標のz軸成分の絶対値|ZB|に対して、この
非球面の有効径全域において、(|ZA|−|ZB|)<
0が満足され、かつ、該点A(x,y,z)の該光軸よ
りの距離が大きいほど該絶対値|ZA|が大きくなるよ
うになされていることとした場合には、各レンズ群を、
球面収差やコマ収差を良好に抑制できるものとして構成
することができる。
【0098】そして、上述の結像レンズ装置を、指紋照
合装置の光学系を構成する光学系として構成した場合に
は、装置構成を複雑化することなく、指紋照合が良好に
行える指紋照合装置を構成することができる。
【0099】また、上記結像レンズ装置において、上記
照合対象となる指紋を有する指が接触される平面部を有
する光学部品とともに指紋照合装置の光学系を構成する
こととした場合には、該平面部に対して指を接触させる
だけで指紋照合が行える指紋照合装置を構成することが
できる。
【0100】さらに、上記結像レンズ装置において、上
記照合対象となる指紋を有する指が接触される平面部
は、指紋照合装置の光学系の光軸に対して傾斜されてい
ることとした場合には、装置構成を簡素化しつつ、該平
面部に対して指を接触させるだけで指紋照合が行える指
紋照合装置が構成でき、また、台形歪みが抑制された良
好な像を結ぶことができる。
【0101】すなわち、本発明は、装置構成が小型であ
り、また、製作が容易でありながら、台形歪みや歪曲収
差が充分に抑制され、指紋照合装置に適用して好適な結
像レンズ装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る結像レンズ装置の構成を示す側面
図である。
【図2】上記結像レンズ装置を有する指紋照合装置の構
成を示す側面図である。
【図3】上記指紋照合装置の光学系として使用される上
記結像レンズ装置の構成の他の例を示す側面図である。
【図4】上記結像レンズ装置を有する指紋照合装置の構
成の他の例を示す側面図である。
【図5】上記図2に示した結像レンズ装置の球面収差を
示すグラフである。
【図6】上記図2に示した結像レンズ装置の非点収差を
示すグラフである。
【図7】上記図2に示した結像レンズ装置の歪曲収差を
示すグラフである。
【図8】上記図3に示した結像レンズ装置の球面収差を
示すグラフである。
【図9】上記図3に示した結像レンズ装置の非点収差を
示すグラフである。
【図10】上記図3に示した結像レンズ装置の歪曲収差
を示すグラフである。
【図11】上記結像レンズ装置を構成するレンズの非球
面の形状を示側面図である。
【図12】従来の結像レンズ装置において発生する歪曲
収差を示す斜視図である。
【図13】従来の結像レンズ装置を有する指紋照合装置
において発生する台形歪みを示す側面図である。
【図14】従来の結像レンズ装置を有する指紋照合装置
の構成を示す側面図である。
【図15】従来の結像レンズ装置を有する指紋照合装置
であって台形歪みの補正のために像面を傾斜させた例を
示す側面図である。
【図16】従来の結像レンズ装置を有する指紋照合装置
であって台形歪みの補正のために楔型の補正プリズムを
配設した例を示す側面図である。
【符号の説明】
5 ピンホール 6 手指 61,71,81,82,91 第1のレンズ群 62,72,83,92 絞り 63,73,84,85,93 第2のレンズ群 74,86,94 固体撮像素子(CCD) 75,87 直角プリズム 95 導光板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絞りと、 上記絞りの前方側に位置され、該絞り上に後側焦点位置
    を位置させ、物空間においてテレセントリック光学系を
    構成している第1のレンズ群と、 上記絞りの後方側に位置され、該絞り上に前側焦点位置
    を位置させ、像空間においてテレセントリック光学系を
    構成している第2のレンズ群とを備えている結像レンズ
    装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2のレンズ群は、それぞれ1
    枚のレンズにより構成されている請求項1記載の結像レ
    ンズ装置。
  3. 【請求項3】 第1及び第2のレンズ群を構成するレン
    ズは、少なくとも一の面が非球面となされた請求項2記
    載の結像レンズ装置。
  4. 【請求項4】 非球面は、この非球面の頂点を原点とし
    光軸方向をz軸としこのz軸に直交するとともに互いに
    直交する2軸をx軸及びy軸とした直交座標系におい
    て、この非球面上の任意の点A(x,y,z)の座標の
    z軸成分の絶対値|ZA|が、ベース球面上の任意の点
    B(x,y,z)の座標のz軸成分の絶対値|ZB|に
    対して、この非球面の有効径全域において、 (|ZA|−|ZB|)<0 が満足され、かつ、該点A(x,y,z)の該光軸より
    の距離が大きいほど該絶対値|ZA|が大きくなるよう
    になされたものである請求項3記載の結像レンズ装置。
  5. 【請求項5】 指紋照合装置の光学系を構成することと
    なされた請求項1記載の結像レンズ装置。
  6. 【請求項6】 照合対象となる指紋を有する指が接触さ
    れる平面部を有する光学部品とともに指紋照合装置の光
    学系を構成することとなされた請求項5記載の結像レン
    ズ装置。
  7. 【請求項7】 照合対象となる指紋を有する指が接触さ
    れる平面部は、指紋照合装置の光学系の光軸に対して傾
    斜されていることとなされた請求項6記載の結像レンズ
    装置。
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