JPH08334560A - 検知装置 - Google Patents

検知装置

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Publication number
JPH08334560A
JPH08334560A JP16313295A JP16313295A JPH08334560A JP H08334560 A JPH08334560 A JP H08334560A JP 16313295 A JP16313295 A JP 16313295A JP 16313295 A JP16313295 A JP 16313295A JP H08334560 A JPH08334560 A JP H08334560A
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JP
Japan
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wave
detected
detection
vibration
sound
Prior art date
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Pending
Application number
JP16313295A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Takahashi
龍一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP16313295A priority Critical patent/JPH08334560A/ja
Publication of JPH08334560A publication Critical patent/JPH08334560A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 列車の接近等を検知する検知装置には、従来
ドップラーレーダを用いた検知装置を使用しているた
め、レーダビームの拡がりにより検知対象列車以外から
の反射ビームが入り込み検知ミスが生じる等の問題があ
る。この問題を解決する。 【構成】 被検知物体が自ら発振する音波または振動波
を利用し、この音波または振動波が予めモニタしておい
た音波または振動波と一致するか否かにより検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は検知装置、さらに詳しく
は移動体や人物,動物の特定及びこれらの物体等の近接
/離反,異常状態の検知に用いる検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】検知装置には各種の装置が開発されてい
るが、例えば列車レールの保線工事において監視員の誘
導ミスを防止するため、ドップラーレーダを用いた検知
装置で列車の接近を検知している。このドップラーレー
ダは良く知られているので、ここではその詳細な説明は
省略するが、常時列車の経路に向けてレーダ送受信機か
らレーダビームを送信していて、列車が所定距離に接近
し、この列車で反射された反射ビームが送受信機で受信
されると、送信ビームと反射ビームの位相差から列車の
近接/離反と、その速度とが検知され、この情報が無線
で警報部へ送られ、列車の接近が報知される。図2は、
このドップラーレーダで列車の接近を検知する検知装置
を説明するための図であり、図において、1は軌道敷
地、2は自動車道路、3は列車、4はドップラーレー
ダ、5は警報部、6は車道を走行する自動車、40はレ
ーダビームである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の検
知装置で列車の接近を検知しようとする場合、以下のよ
うな問題がある。すなわち図2に示すように、レーダビ
ーム40は所定の拡がりを有するが、軌道敷地1側には
複数本のレールが敷かれており、複数の列車がすれ違う
場合、特定の列車を検知しようとしても他の列車からの
反射ビームまで受信してしまい検知ミスが生じる恐れが
ある。また図2に示すように、軌道敷地1側の直ぐ脇に
自動車道路があるような場合、車道を走る自動車によっ
てもレーダビームが反射されて同様な検知ミスが生じる
恐れがある。また、レーダビームを反射する列車の前面
形状は列車によって異なり、ビームの反射状態が列車に
よって異なるため、全ての列車を正確に検知することは
難しい。さらに、雨,雪,霧などの気象条件によっても
反射ビームの受信強度が左右され、これによる検知性能
の劣化や検知ミスが生じる恐れがある。
【0004】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、簡単な構成で、移動体や人物,動物
の特定および近接/離反、異常状態の検知等が正確に行
える検知装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる検知装置
は、被検知物体が自ら発振する音波または振動波を利用
し、この音波または振動波が予めモニタしておいた音波
または振動波と一致するか否かにより検知する。具体的
には、被検知物体に直接、あるいはこの被検知物体から
の音波または振動波が直接伝達される物体に直接受波部
を取り付けて当該被検知物体からの音波または振動波を
受波する受波手段、上記受波手段により受波された音波
または振動波から、被検知物体に合ったパラメータを用
いて波形の特徴部分を抽出する特徴抽出手段、上記受波
手段,上記特徴抽出手段を用いて予め被検知物体の音波
または振動波の特徴部分をモニタして記憶しておく記憶
手段、被検知物体の検知を行う場合、上記受波手段,上
記特徴抽出手段を用いて受波された音波または振動波の
特徴部分が上記記憶手段に記憶されている特徴部分のモ
ニタと所定誤差内で一致する場合、被検知物体を検知し
たと判定する判定手段を備えたことを特徴とする。
【0006】また、上記パラメータは、検知を行う被検
知物体の種類に合わせて可変して設定できることを特徴
とする。さらに、上記受波手段に替えて、被検知物体か
ら間接的に音波を受波する受波手段を接続できる構成を
特徴とする。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の検知装置の構成の一実施例
を示すブロック図であり、図において、101は受波
部、102は増幅部、103は特徴抽出部、104はA
/D変換部、105は第1のメモリ、106は第2のメ
モリ、107は判定部、108は全体を制御する制御装
置である。受波部101は、被検知物体に直接あるいは
この被検知物体からの音波または振動波が直接伝達され
る物体に直接取り付けて、音波または振動波を受波する
装置で構成され、音波の場合にはマイクロホン等の収音
装置、振動波の場合には振動センサが用いられる。受波
された音波または振動波(以下、音波と総称する)は電
気信号に変換され、この電気信号が増幅部102で増幅
されて特徴抽出部103へ入力される。
【0008】特徴抽出部103では、この電気信号の波
形から、設定される各種のパラメータに従って、当該波
形の特徴部分が抽出される。このパラメータには、一般
的にフィルタによりノイズ部分、すなわち特徴部分以外
の波形を除去し、ノイズが除去された全体波形からレベ
ルの高い2〜3の波形を抽出し、その周波数および周波
数の拡がりとレベル値などが特徴部分として抽出される
ように設定されるが、例えば列車の近接/離反を検知す
る場合には、その時間的変動もパラメータに設定される
ことになる。このパラメータの設定,変更は、制御装置
8により行えるように構成されている。
【0009】そして、特徴抽出部103で抽出された特
徴部分の信号波形は、A/D変換部104でディジタル
値に変換され、第1のメモリ105および第2のメモリ
106に送られる。すなわち、例えば列車の近接/離反
の検知を行う場合には、レール上に受波部101を直接
接触させて装置を動作させ、列車が接近して検知が必要
な時の振動音をモニタして特徴部分の信号波形を抽出し
てディジタル値に変換してこれを予め第2のメモリ10
6に格納しておき、検知にあたっては同じ位置に設置し
た受波部101から得られる特徴部分の信号波形を第1
のメモリ5に逐次更新しながらメモリして行く。判定部
107では、第1のメモリ105にメモリされる特徴部
分の信号波形と第2のメモリ106に格納されたモニタ
波形とが所定の誤差内で一致した場合、警報器等に検知
情報を出力して列車の接近を知らせる。
【0010】以上のように、本発明の検知装置で列車の
近接/離反の検知を行う場合には、レールに受波部10
1を直接接触させて検知を行うことができるため、ドッ
プラーレーダを用いた場合に生じる列車前面形状による
検知ミス、他の列車や自動車からの反射ビームが受信さ
れることによる検知ミス、気象条件等による検知性能の
劣化や検知ミスを防止できる。
【0011】なお本発明の検知装置は、受波部101を
被検知物体に直接あるいはこの被検知物体からの音波や
振動波が直接伝達される物体に直接取り付けて検知する
ことができるので、例えばエレベータ,吊り橋,ビルの
窓拭き台,クレーン車,ロープウェイ等に使用されるロ
ープの部分的な亀裂の発生等を検知でき、これらの装置
の安全性の確保に役立てられる。また、金属,コンクリ
ート,木材等の建造物やガス管,水道管等の亀裂の発生
の検知や破壊を伴う振動の発生の検知に使用できる。な
お上記実施例は、受波部101で直接受波する場合につ
いて説明したが、マイクを用いた間接的な受波を行うこ
ともでき、この場合には特定する人物や動物の侵入の検
知や例えば特定動物の録画作成のため、特定動物の無人
検知等に用いることもできる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明の検知装置
は、音波または振動波を受波する受波部を被検知物体に
直接、あるいは被検知物体から直接音波または振動波が
伝達される物体に直接取り付けて受波した音波または振
動波をモニタ波と比較して検知することとしたので、簡
単な構成で検知ミスの少ない検知装置が得られる。ま
た、受波部に用いるセンサや特徴波形を抽出するパラメ
ータを変更することで、各種の被検知物の検知が容易に
行える等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置構成の一実施例を示すブロック図
である。
【図2】従来のこの種の検知装置の動作および問題点を
説明するための図である。
【符号の説明】
101 受波部 102 増幅部 103 特徴抽出部 104 A/D変換部 105 第1のメモリ 106 第2のメモリ 107 判定部 108 制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音波または振動波を発振する被検知物体
    の特定,移動状態,異常状態などを検知する検知装置に
    おいて、 被検知物体に直接、あるいはこの被検知物体からの音波
    または振動波が直接伝達される物体に直接受波部を取り
    付けて当該被検知物体からの音波または振動波(被検知
    物体の移動状態,異常状態時の音波または振動波を含
    む。以下、同じ)を受波する受波手段、 上記受波手段により受波された音波または振動波から、
    被検知物体に合ったパラメータを用いて波形の特徴部分
    を抽出する特徴抽出手段、 上記受波手段,上記特徴抽出手段を用いて予め被検知物
    体の音波または振動波の特徴部分をモニタして記憶して
    おく記憶手段、 被検知物体の検知(被検知物体の特定だけでなく移動状
    態,異常状態を検知する場合を含む。以下、同じ)を行
    う場合、上記受波手段,上記特徴抽出手段を用いて受波
    された音波または振動波の特徴部分が上記記憶手段に記
    憶されている特徴部分のモニタと所定誤差内で一致する
    場合、被検知物体を検知したと判定する判定手段、 を備えたことを特徴とする検知装置。
  2. 【請求項2】 上記パラメータは、検知を行う被検知物
    体の種類に合わせて可変して設定できることを特徴とす
    る請求項第1項記載の検知装置。
  3. 【請求項3】 上記受波手段に替えて、被検知物体から
    間接的に音波を受波する受波手段を接続できる構成を特
    徴とする請求項第1項,第2項記載の検知装置。
JP16313295A 1995-06-07 1995-06-07 検知装置 Pending JPH08334560A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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