JPH0833392A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0833392A
JPH0833392A JP6166566A JP16656694A JPH0833392A JP H0833392 A JPH0833392 A JP H0833392A JP 6166566 A JP6166566 A JP 6166566A JP 16656694 A JP16656694 A JP 16656694A JP H0833392 A JPH0833392 A JP H0833392A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動圧縮機の負荷状態に関係なくアクティブ
フィルタ4の出力電圧を一定にする。 【構成】 電動圧縮機9の負荷が大きくなると、アクテ
ィブフィルタ4の出力電圧が低下し、逆に負荷が軽くな
るとアクティブフィルタ4の出力電圧が上昇する。この
出力電圧の変化を負荷検出手段20により検出し、出力
電圧設定部23に設定電圧を変える指令を出し、アクテ
ィブフィルタ制御部12はスイッチング素子1のオン時
間を変化させて、アクティブフィルタ4の出力電圧を上
下させ、電動圧縮機9の負荷状態に関係なく一定とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調負荷に応じて最適
な能力が得られるように室外機の電動圧縮機の周波数を
可変するインバータ回路を内蔵した空気調和機に係り、
特に力率改善と電源高調波電流抑制を目的としたアクテ
ィブフィルタを搭載した空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気調和機のインバータ
回路では、商用電源からの交流電圧をダイオードブリッ
ジ等の整流回路で整流し、それを平滑コンデンサで平滑
して直流平滑電圧としてインバータ部をなすパワーデバ
イスに供給するコンデンサ・インプット型の直流電源回
路を有しており、通常圧縮機の出力が1〜2kWとなる
ため、平滑コンデンサの容量も大きくなっていた。
【0003】このため、コンデンサ・インプット型の電
源回路の特徴である直流平滑電圧より入力電圧が高い時
のみ入力電圧が流れるといった問題がさらに顕著にな
り、力率が低下し電源高調波電流も多くなり、電力ロ
ス、電力母線への高調波電流の悪影響などが発生すると
いった問題があった。
【0004】上記のような問題に対して、IEC(国際
電気標準会議)では1996年よりこの電源高調波電流
が規制される方向であり、国内でも同様の動きがあり、
今後は何らかの対策が必要となってきている。この対策
として、従来はリアクトルなど受動部品によるパッシブ
フィルタを用いていたが、規制値に収まらず根本的な改
善には至らなかった。
【0005】このため最近では、図15に示すようなト
ランジスタなどのスイッチング素子1とチョークコイル
2、高速スイッチ用ダイオード(FRD)3から構成さ
れるアクティブフィルタ4が用いられている。このアク
ティブフィルタ4では、スイッチング素子1を所定のタ
イミング(数10kHz)でオン/オフさせて、チョー
クコイル2に蓄えられたエネルギーを徐々に平滑コンデ
ンサ5に供給することにより、入力電流を入力電圧の波
形および位相に一致させ、力率を改善し高周波電流を抑
制している。なお、図中、6は商用電源、7は商用電源
6の交流電圧を整流するダイオードブリッジ、8は直流
電圧を入力し3相の交流電圧を出力する複数個のスイッ
チング素子で構成されるパワーデバイス(インバータ
部)、9は電動圧縮機、10はパワーデバイス8を制御
するインバータ制御部、11はアクティブフィルタ4を
制御するアクティブフィルタ制御部である。このアクテ
ィブフィルタを空気調和機に搭載し前記問題点を解決し
ようとしたものが、特開平4−26374号公報に開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】通常アクティブフィル
タは、コスト面、ノイズ面などで昇圧型が一般的に用い
られる。この昇圧型のアクティブフィルタでは、チョー
クコイルとスイッチング素子により商用電源の入力電圧
よりも昇圧し、パワーデバイスに供給するようになって
いる。この昇圧動作のためアクティブフィルタの出力電
圧は、必ず入力電圧よりも高くなり、さらに負荷との供
給バランスにより出力電圧も上下しやすくなる。
【0007】従来のインバータ回路を有する空気調和機
では、空調負荷の状態に応じて電動圧縮機の運転周波数
が10Hzから120Hz(高いものでは180Hz)
程度まで変化する。このため、インバータ回路を有する
空気調和機に昇圧型のアクティブフィルタを搭載する場
合、上記従来技術のように電動圧縮機の負荷状態に関係
なくオンオフ制御されるので、出力側の負荷変動が大き
くなりすぎて、重負荷時には出力電圧が供給不足となり
平滑コンデンサの端子電圧つまりパワーデバイスに印加
する直流電圧が低くなる。逆に軽負荷時には、出力電圧
が供給過多となり直流電圧が上がる傾向になる。特に軽
負荷時においては、平滑コンデンサやパワーデバイスに
印加される直流電圧が最大定格以上になり、破壊してし
まうというような恐れがあった。
【0008】さらに、無負荷時には、アクティブフィル
タの出力電圧は軽負荷時以上に上昇してしまうといった
問題があった。そのため、軽負荷時以上に平滑コンデン
サやパワーデバイスに印加される電圧が最大定格以上に
なりやすく、破壊しやすくなるという恐れがあった。
【0009】また、昇圧型のアクティブフィルタでは、
故障した場合などその動作が停止してしまうと昇圧でき
ず出力電圧が低下してしまう。すると、電動圧縮機に印
加する電圧が不足気味になり、ロック現象を起こし、電
動圧縮機に過大な電流が流れる。そのため、過電流回路
が動作して電動圧縮機を停止させたり、パワーデバイス
を破壊したりするといった問題があった。
【0010】本発明は、上記に鑑み、電動圧縮機の無負
荷時や軽負荷時にアクティブフィルタの出力電圧の上昇
を抑制した空気調和機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の課題解決手段
は、図1,2の如く、インバータ部8の出力周波数を空
調負荷に応じて制御する制御手段10と、入力電流を入
力電圧の波形および位相に一致させてインバータ部8に
出力するアクティブフィルタ4と、電動圧縮機9の負荷
状態を検出する負荷検出手段20と、電動圧縮機9の負
荷状態に応じてアクティブフィルタ4の出力電圧の設定
値を可変して出力電圧を一定にする駆動手段とを設けた
ものである。そして、駆動手段は電動圧縮機9が停止し
ているときアクティブフィルタ4を停止させる機能を有
している。
【0012】また、アクティブフィルタ4の故障を検出
する故障検出手段30が設けられ、制御手段10は故障
検出時にインバータ部8に印加する交流電圧を変更する
機能を有せしめられている。
【0013】また、交流電源の電圧値を検出する電圧検
出手段38と、この電圧値に基づいてアクティブフィル
タ4の昇圧値を変えて出力電圧を一定にする昇圧値変更
手段39とが設けられている。
【0014】
【作用】上記課題解決手段において、電動圧縮機9の負
荷状態は常時検出されており、電動圧縮機9の負荷が大
きくなってくると、アクティブフィルタ4の出力電圧が
低下してくるので、アクティブフィルタ4の設定値を出
力電圧が上がるように可変して、アクティブフィルタ4
の出力電圧を上げる。また、電動圧縮機9の負荷状態が
軽いときは、アクティブフィルタ4の出力電圧を下げる
ように設定値を可変して、アクティブフィルタ4の出力
電圧を下げる。これにより、アクティブフィルタ4の出
力電圧が電動圧縮機9の負荷状態に関係なく一定とな
る。
【0015】そして、電動圧縮機9が停止している無負
荷時には、アクティブフィルタ4に停止信号を出力し、
アクティブフィルタ4を停止させる。これにより、無負
荷時の出力電圧の上昇を抑制できる。
【0016】さらに、アクティブフィルタ4が何らかの
要因で故障した場合、通常の昇圧動作ができなくなり、
電動圧縮機9を運転できなくなる。そこで、故障が検出
されたときにインバータ部8に印加する交流電圧を変更
することで対処している。すなわち、電動圧縮機9への
印加電圧が高くなるようにして、アクティブフィルタ4
の正常時と同じにすることができ、電動圧縮機9が停止
することなく運転を継続することができる。
【0017】また、交流電源の電圧を検出して、電圧が
低いときにはアクティブフィルタ4の昇圧値を大きくし
て、アクティブフィルタ4の出力電圧を上げる。逆に、
電圧が高いときにはアクティブフィルタ4の昇圧値を小
さくして、アクティブフィルタ4の出力電圧を下げる。
これにより、電源電圧にかかわりなくアクティブフィル
タ4の出力電圧を一定に維持することができる。
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すアクティブフ
ィルタを搭載した空気調和機のインバータ回路の構成図
である。図1において、6は商用電源であり、7は商用
電源6の交流電圧を整流するダイオードブリッジであ
る。5は整流された電圧を直流平滑する平滑コンデン
サ、8は平滑された直流電圧を入力し3相の交流電圧を
3相の電動圧縮機9に出力する6個のトランジスタとダ
イオードから構成されたインバータ部であるパワーデバ
イス、10はパワーデバイス8を空調負荷に応じて制御
するマイクロコンピュータを有するインバータ制御部、
12はインバータ制御部10からの信号によりアクティ
ブフィルタ4を駆動するアクティブフィルタ制御部であ
る。なお、従来の図15に示した回路の構成部材と同じ
構成部材には同一符号を付している。
【0019】そして、ダイオードブリッジ7と平滑コン
デンサ5との間に、アクティブフィルタ4が設けられ、
チョークコイル2と、高速ダイオード(FRD)3と、
パワートランジスタや絶縁ゲートバイポーラトランジス
タ(IGBT)などのスイッチング素子1とからなる。
また、電動圧縮機9の負荷状態を検出する負荷検出手段
20と、電動圧縮機9の負荷状態に応じてアクティブフ
ィルタ4の出力電圧の設定値を可変して出力電圧を一定
にする駆動手段とが設けられている。
【0020】ここで、図2(a)に示すように空調負荷
が大きくなると、電動圧縮機9の運転周波数が高くなり
電流も増大し平滑コンデンサ5の端子電圧が低下する。
逆に負荷が軽いときには、電動圧縮機9の運転周波数が
低くなり電流も減少し端子電圧は逆に上昇する。このよ
うに端子電圧や電流の変化を検出することにより、電動
圧縮機9の負荷状態を検出することが可能となる。そこ
で、前記負荷検出手段20は、図3に示すように、平滑
コンデンサ5の端子電圧つまりアクティブフィルタ4の
出力電圧を抵抗21,22で分圧してインバータ制御部
10に入力するものである。
【0021】前記駆動手段は、インバータ制御部10か
らの指令によりアクティブフィルタ4の出力電圧を設定
する出力電圧設定部23と、この設定部で設定された出
力電圧となるようにスイッチング素子1をオンオフ駆動
するアクティブフィルタ制御部12とから構成される。
【0022】そして、インバータ制御部10は、電動圧
縮機9の負荷が大きくなるにつれてアクティブフィルタ
4の出力電圧を上げるようにする機能と、電動圧縮機9
が停止しているときにはアクティブフィルタ4を停止さ
せる機能とを有している。なお、アクティブフィルタ4
を停止させる手段としては、アクティブフィルタ制御部
12の制御ICのENABLE信号入力によりオフさせ
るか、アクティブフィルタ制御部12の電源をオフして
停止させるものである。
【0023】上記構成において、交流電源がダイオード
ブリッジ7により全波整流され、アクティブフィルタ4
に入力される。このとき、スイッチング素子1が所定の
タイミングでオンオフされるため、チョークコイル2に
流れる電流が所定値になったときにスイッチング素子1
をオンし、電力をチョークコイル2に蓄積する。スイッ
チング素子1に流れる電流が所定値より高くなったとき
にオフし、チョークコイル2に蓄積された電力を放出す
る。すると、入力電流が入力電圧波形と同位相の正弦波
形になる。そして、変換された直流が平滑コンデンサ5
で平滑化され、この平滑化された直流がパワーデバイス
8に供給される。これによって、高調波電流の発生を押
さえることができ、力率の向上、電源利用効率の向上を
図ることができる。
【0024】そして、電動圧縮機9の負荷状態はアクテ
ィブフィルタ4の出力電圧の電圧変動から抵抗分圧され
て常時検出されており、電動圧縮機9の負荷が大きくな
ってくると、平滑コンデンサ5の端子電圧が低下してく
る。すると、インバータ制御部10ではこの変化を検知
して、出力電圧設定部23に図2(b)の細実線で示す
ように設定電圧を上げる指令を出し、アクティブフィル
タ制御部はスイッチング素子1のオン時間を長くしたり
して、アクティブフィルタ4の出力電圧を上げる。ま
た、電動圧縮機9の負荷状態が軽いときは、平滑コンデ
ンサ5の端子電圧が高く、アクティブフィルタ4の出力
電圧を下げるように出力電圧設定部23に指令し、設定
電圧を下げて、アクティブフィルタ4の出力電圧を下げ
る。これにより、アクティブフィルタ4の出力電圧であ
る平滑コンデンサ5の両端の直流電圧は、図2(b)の
太実線で示すように、電動圧縮機9の負荷状態に関係な
く一定となり、重負荷時の電圧低下を防いで電動圧縮機
9の振動が大きくなったりロックすることを防止でき
る。また、軽負荷時には出力電圧の上昇を抑制でき、電
圧上昇によるパワーデバイス8、平滑コンデンサ5の破
壊を防止することができる。
【0025】また、電動圧縮機9が停止している無負荷
時には、アクティブフィルタ4側が供給過多となり、出
力電圧が上昇してしまうので、インバータ制御部10が
電動圧縮機9の停止を検知したときアクティブフィルタ
制御部12に停止信号を出力し、アクティブフィルタ4
を停止させる。これにより、無負荷時の出力電圧の上昇
を抑制できる。このとき電動圧縮機9が停止しているの
で電流はほとんど流れておらず、アクティブフィルタ4
を停止しても高調波電流のレベルが小さく問題とはなら
ない。
【0026】ここで、負荷検出手段の別の実施例を図4
に示す。これは、アクティブフィルタ4から出力された
電動圧縮機9に流れる負荷電流を検出するカレントトラ
ンス25によって構成されている。すなわち、電動圧縮
機9が重負荷のときには流れる電流も増え、逆に軽負荷
のときには電流も少なくなることから、この電流の大小
を検出することにより電動圧縮機9の負荷状態が検出さ
れる。そして、上記実施例と同様にアクティブフィルタ
4の出力電圧の設定値を変えて、負荷に関係なく出力電
圧を一定にしている。
【0027】また、電動圧縮機9の負荷状態に応じてア
クティブフィルタ4の出力電圧の設定値を変える代わり
に、負荷状態に応じてアクティブフィルタ4の昇圧値を
変えることにより負荷変動にかかわらずアクティブフィ
ルタ4の出力電圧を規定値以内にすることができる。こ
こで、アクティブフィルタ4の出力電圧とチョークコイ
ル2のインダクタンス値とは比例関係があるため、チョ
ークコイル2のインダクタンスを下げれば、出力電圧も
下がる。そこで、図5に示すように、負荷状態に応じて
チョークコイル2のインダクタンス値を変えてアクティ
ブフィルタ4の昇圧値を変えれば(この場合は2段
階)、軽負荷時の直流電圧の上昇を抑制することができ
る。
【0028】具体的には、図6に示すように、2個のイ
ンダクタンスの異なるチョークコイル2a,2bを並列
に設け、切り替えスイッチ26により各チョークコイル
2a,2bの切り替えを行う。すなわち、電動圧縮機9
が高負荷であればインダクタンスの高いチョークコイル
2bに切り替え、軽負荷であればインダクタンスの低い
チョークコイル2aに切り替えることにより、アクティ
ブフィルタ4の昇圧値が変わり、アクティブフィルタ4
の出力電圧を一定範囲内に維持することができる。ある
いは、他のチョークコイルのインダクタンスを切り替え
る手段として、図7に示すように、チョークコイル2に
複数のタップを出しておき、切り替えスイッチ27によ
りタップを切り替えて、インダクタンス値を変える。
【0029】さらに、アクティブフィルタ4が何らかの
要因で故障した場合、通常の昇圧動作ができなくなり、
電動圧縮機9が運転状態であれば電圧不足になり、ロッ
ク気味で停止してしまう恐れがある。そこで、図8に示
すようにアクティブフィルタ4の故障を検出する故障検
出手段30を設け、故障が検出されたときにパワーデバ
イス8に印加する交流電圧を変更することで対処してい
る。故障検出手段30は、電動圧縮機9の負荷状態を検
出する負荷検出手段と同じものでよく、アクティブフィ
ルタ4の出力電圧の低下から停止状態であることを確認
して、パワーデバイス8の出力電圧を制御する印加電圧
と運転周波数のV/Fパターンのテーブルをパターン変
更部31で変更して、インバータ制御部10によってイ
ンバータ部が駆動される。通常はパワーデバイス8の出
力電圧を決定するV/Fパターンによるインバータの出
力電圧(実効値)は、図9(b)に示すようにアクティ
ブフィルタ4が停止することがないので一定であるが、
故障時はアクティブフィルタ4による昇圧動作ができな
くなるので、図9(a)に示すように電動圧縮機9に印
加する電圧も低下する。
【0030】このためアクティブフィルタ4の故障時に
は、図10(b)に示すように、アクティブフィルタ4
の動作時よりも出力電圧が高くなるよう電動圧縮機9の
運転周波数に対するインバータの実効値が高くなるV/
Fパターンに変更してインバータの出力電圧(実効値)
が高くなるようにする。これにより、結果的には電動圧
縮機9に印加される電圧は、図10(a)に示すように
正常時、故障時に関係なく一定とすることができ、電動
圧縮機9が停止することなく運転を継続することができ
る。
【0031】ただし、運転は継続できるが、アクティブ
フィルタ4は故障しているので、ユーザーに何らかの方
法で報知する手段が必要となる。そのため、アクティブ
フィルタ4故障時の運転中は、空気調和機の室内機側に
LEDやブザーなどで通常の運転モードでないことを報
知する報知手段を設ければよい。これにより、サービス
員が来るまでの間、非常運転手段という形で運転を継続
することができ、ユーザーに不便をかけることがなくな
る。
【0032】ところで、空気調和機には100V機種と
200V機種とがあり、各機種ではインバータ回路を変
更しており、一般に200V機種では、図11の如く、
全波整流回路であるダイオードブリッジ7を用い交流2
00Vをそのまま整流し直流280Vを作っている。1
00V機種では、図12の如く、倍電圧整流回路35を
用い交流100Vを入力して直流の280Vを作ってい
る。このため100V機種と200V機種では、アクテ
ィブフィルタ4を搭載する際の回路が異なっており、倍
電圧整流回路35では、平滑コンデンサ5の前に倍電圧
コンデンサ36a,36bが2個含まれるため、アクテ
ィブフィルタ4も2回路必要になってきてコスト面など
で不利となっていた。なお、図中、37は平滑用コイル
である。
【0033】そこで、図13に示すように商用電源の入
力電圧を検出する電圧検出手段38と、この検出された
電圧値に基づいてアクティブフィルタ4の昇圧値を変え
て出力電圧を一定にする昇圧値変更手段39とを設け
る。電圧検出手段38は、前記負荷状態検出手段と同じ
ように入力電圧を抵抗で分圧して検出するものである。
昇圧値変更手段39は、入力電圧が何Vか判断して交流
100Vの場合には交流200Vの場合に比べて2倍の
昇圧比になるようにチョークコイル2のインダクタンス
値を変えるもので、図6あるいは図7に示した切り替え
スイッチによって行う。また、アクティブフィルタ4の
出力電圧の設定値を可変する方式によりアクティブフィ
ルタ4の昇圧値を変更してもよい。
【0034】このように、商用電源の入力電圧を検出
し、その検出結果に応じて図14に示すようにアクティ
ブフィルタ4の昇圧値を変更する。例えば100Vの場
合は、200Vの時よりも2倍の昇圧値になるように、
チョークコイル2のインダクタンス値を変えたり、アク
ティブフィルタ4の出力電圧の設定値を可変したりする
ことにより、アクティブフィルタ4の出力電圧を商用電
源にかかわりなく一定にすることができる。したがっ
て、従来商用電源別にインバータ回路を設けていたが、
その必要がなくなり、1個のインバータ回路に共通化で
きる。
【0035】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、商
用電源の種類を検出する電圧検出手段を利用して、電源
電圧の変動を検出し、その変動に応じてアクティブフィ
ルタの出力電圧の設定値を可変したり、昇圧値を変更す
ることにより、アクティブフィルタの出力電圧を一定に
維持してもよい。これによって、電動圧縮機の運転を安
定化させることができ、空気調和機の信頼性を高めるこ
とができる。
【0036】また、負荷検出手段として、カレントトラ
ンスの代わりにホール素子を用いてアクティブフィルタ
の出力電流を検出してもよい。また、アクティブフィル
タの昇圧値を変更する手段として、インダクタンス値の
異なるチョークコイルを複数個用いて、きめ細かくチョ
ークコイルを切り替えるようにしてもよく、アクティブ
フィルタの出力電圧をほぼ一定にすることが可能とな
る。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明の
請求項1によると、力率改善と電源高調波電流抑制を目
的として入力電流を入力電圧の波形および位相に一致さ
せてインバータ部に出力するアクティブフィルタを備え
た空気調和機において、電動圧縮機の負荷状態を検出す
る負荷検出手段と、電動圧縮機の負荷状態に応じてアク
ティブフィルタの出力電圧の設定値を可変して出力電圧
を一定にする駆動手段とが設けられているので、電動圧
縮機の負荷変動に関係なくアクティブフィルタの出力電
圧を一定にすることができる。したがって、電圧不足気
味だと電動圧縮機の振動が大きくなったり、ロックして
しまうが、これらを防止できる。さらにアクティブフィ
ルタの出力電圧が上昇した場合における平滑コンデンサ
やインバータ部の破壊を防止することができ、安定した
運転を行うことができる空気調和機を提供することがで
きる。
【0038】請求項2によると、電動圧縮機が停止して
いるときはアクティブフィルタを停止させているので、
無負荷時の電圧上昇を抑制することができる。また無負
荷時は、高調波電流の規制値内に収まるので、アクティ
ブフィルタを停止しても問題なく、逆にスイッチングロ
スが低減できるため空気調和機のトータルの効率は向上
する。
【0039】請求項3によると、アクティブフィルタが
故障すると、昇圧動作ができず電動圧縮機への印加電圧
不足によりロックしてしまう恐れがあるため、空気調和
機の運転を継続させることができなかったが、アクティ
ブフィルタの故障を検出する故障検出手段を設け、故障
検出時にインバータ部に印加する交流電圧を変更してい
るので、インバータ部の出力電圧が上がり、運転を継続
することができる。しかも、ユーザーにアクティブフィ
ルタが故障していることを報知するようにすると、特に
サービスの充実していない地域ではサービス員が修理に
来るまでの間も空気調和機を運転させることができ、ユ
ーザーに不便をかけることはない。
【0040】請求項4によると、交流電源の電圧値を検
出する電圧検出手段と、この電圧値に基づいてアクティ
ブフィルタの昇圧値を変えて出力電圧を一定にする昇圧
値変更手段とを設けているので、商用電源別にインバー
タ回路を設ける必要がなくなり、回路の共通化を図るこ
とができ、汎用性の高い空気調和機が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すアクティブフィルタを
搭載した空気調和機のインバータ回路の構成図
【図2】(a)は電動圧縮機の負荷状態とアクティブフ
ィルタの出力電圧との関係を示す図、(b)は負荷状態
に応じてアクティブフィルタの設定値を可変したときの
電動圧縮機の負荷状態とアクティブフィルタの出力電圧
との関係を示す図
【図3】負荷検出手段の一実施例を示す図
【図4】負荷検出手段の他の実施例を示す図
【図5】チョークコイルのインダクタンスを変えたとき
の電動圧縮機の負荷状態とアクティブフィルタの出力電
圧との関係を示す図
【図6】チョークコイルのインダクタンスを変える手段
の一実施例を示す図
【図7】チョークコイルのインダクタンスを変える手段
の他の実施例を示す図
【図8】アクティブフィルタの故障検出機能を備えたイ
ンバータ回路の構成図
【図9】正常時のV/Fパターンの一設定例を示す図
【図10】故障時のV/Fパターンの一設定例を示す図
【図11】従来の200V機種のインバータ回路の構成
【図12】従来の100V機種のインバータ回路の構成
【図13】電圧検出機能を備えたインバータ回路の構成
【図14】アクティブフィルタの入力電圧による昇圧値
の設定例を示す図
【図15】従来のアクティブフィルタを備えたインバー
タ回路の構成図
【符号の説明】
1 スイッチング素子 2 チョークコイル 4 アクティブフィルタ 8 インバータ部 9 電動圧縮機 10 インバータ制御部 12 アクティブフィルタ制御部 20 負荷検出手段 23 出力電圧設定部 30 故障検出手段 38 電圧検出手段 39 昇圧値変更手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流し直流に変換する手段
    と、直流をチョッピングし電動圧縮機に可変電圧可変周
    波数の交流電圧を印加するインバータ部と、該インバー
    タ部の出力周波数を空調負荷に応じて制御する制御手段
    とを備えた空気調和機において、入力電流を入力電圧の
    波形および位相に一致させて前記インバータ部に出力す
    るアクティブフィルタと、前記電動圧縮機の負荷状態を
    検出する負荷検出手段と、前記電動圧縮機の負荷状態に
    応じて前記アクティブフィルタの出力電圧の設定値を可
    変して出力電圧を一定にする駆動手段とが設けられたこ
    とを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 駆動手段は電動圧縮機が停止していると
    きアクティブフィルタを停止させることを特徴とする請
    求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の空気調和機において、ア
    クティブフィルタの故障を検出する故障検出手段が設け
    られ、制御手段は故障検出時にインバータ部に印加する
    交流電圧を変更することを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の空気調和機において、交
    流電源の電圧値を検出する電圧検出手段と、この電圧値
    に基づいてアクティブフィルタの昇圧値を変えて出力電
    圧を一定にする昇圧値変更手段とが設けられたことを特
    徴とする空気調和機。
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