JPH08333680A - スパッタリング装置 - Google Patents

スパッタリング装置

Info

Publication number
JPH08333680A
JPH08333680A JP15878995A JP15878995A JPH08333680A JP H08333680 A JPH08333680 A JP H08333680A JP 15878995 A JP15878995 A JP 15878995A JP 15878995 A JP15878995 A JP 15878995A JP H08333680 A JPH08333680 A JP H08333680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
target
assembly
substrate
strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15878995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3808114B2 (ja
Inventor
Tomoo Uchiyama
智雄 内山
Tsukasa Kobayashi
司 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Anelva Corp
Original Assignee
Anelva Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anelva Corp filed Critical Anelva Corp
Priority to JP15878995A priority Critical patent/JP3808114B2/ja
Publication of JPH08333680A publication Critical patent/JPH08333680A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3808114B2 publication Critical patent/JP3808114B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/34Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering
    • H01J37/3402Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering using supplementary magnetic fields
    • H01J37/3405Magnetron sputtering
    • H01J37/3408Planar magnetron sputtering
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/34Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering
    • H01J37/3411Constructional aspects of the reactor
    • H01J37/345Magnet arrangements in particular for cathodic sputtering apparatus
    • H01J37/3455Movable magnets

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カソード電極の内部に配置する磁石総組立体
の構成を工夫することにより、矩形ターゲットが不均一
に消耗されることによる不経済性を解消するとともに、
基板に堆積される膜厚の不均一性の問題を解決する。 【構成】 磁石総組立体72は、2種類の短冊状組立体
104、106を合計で5列並べて構成してある。第1
列と第3列と第5列の短冊状組立体104は、両側の2
個の第2の磁石ユニット102と、中央の3個の第1の
磁石ユニット100からなる。第2列と第4列の短冊状
組立体106は、6個の第1の磁石ユニット100から
なる。この磁石総組立体72は矢印98の方向に、短冊
状組立体104、106の幅に等しい距離だけ往復移動
できる。短冊状組立体104における磁石ユニットの境
界線110と、隣の短冊状組立体106における磁石ユ
ニットの境界線112とは、その位置がずれている。磁
石総組立体72を全体として見ると、磁石ユニットの境
界線110、112は千鳥配置となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスパッタリング装置に関
し、特に、比較的広い面積を有する基板の表面に、ター
ゲット面の全体を有効に消費しながら、均一な厚みの薄
膜を作成できるマグネトロンカソード電極を備えたスパ
ッタリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスパッタリング装置では各種方式
のカソード電極構造が提案されているが、その中で、工
業的には、マグネトロン方式のカソード電極構造が最も
多く使用されている。その理由は、膜形成速度が大きい
からである。従来のマグネトロン方式の電極には、さま
ざまなタイプが存在する。これらのタイプは、例えば
“Thin Film Process”(アカデミック・プレス出版、
1978年、J. L. VossenとW. Kernによる編集)の7
5〜173頁に、または「薄膜ハンドブック」(198
3年、日本学術振興会薄膜第131委員会編集)の18
6〜189頁に記述されている。
【0003】現在のところ、マグネトロン方式のカソー
ド電極の中で、特に、平面形状を有するターゲットを備
えた平板マグネトロンカソード電極が工業的に最も有用
である。
【0004】矩形の平面形状を有する平板マグネトロン
カソード電極を用いた従来のスパッタリング装置では、
矩形ターゲットの表面に平行に基板を搬送しながらスパ
ッタリングを行って、基板の表面に薄膜を形成する方
式、いわゆる基板並進方式が採用されていた。しかし、
基板の大面積化に伴い、(1)装置の巨大化、(2)タ
ーゲットの不均一消耗による不経済性、(3)基板にお
けるスパッタリング膜の不均質性、などの問題が挙げら
れるようになった。
【0005】現在では、これらの問題の解決のために、
基板よりも面積の広い矩形ターゲットを配置したスパッ
タリング装置の内部において、基板を静止した状態で矩
形ターゲットに平行に基板を配置してスパッタリングを
行う、いわゆる基板静止方式が採用されるようになって
きた。以下に、基板静止方式のマグネトロンカソード電
極について、図7と図8を用いて説明する。
【0006】図7はマグネトロンカソード電極に内蔵さ
れる複数の磁石ユニットの一つを示したものである。図
7(A)は矩形の磁石ユニットをその短辺に平行な平面
で切断した断面図、(B)はこの磁石ユニットの平面
図、(C)はその斜視図である。図7(A)において、
磁石ユニット10は、平面形状が矩形のヨーク12の上
に、矩形の板状の中心磁石14と、その周囲に配置され
た矩形リング形状の周辺磁石16とから構成される。中
心磁石14のヨーク12側の磁極はN極、その反対側は
S極であり、周辺磁石16のヨーク12側の磁極はS
極、その反対側はN極である。この磁極配置によって、
ターゲット側では、周辺磁石16から中心磁石14へ向
かう磁力線18が形成される。したがって、周辺磁石1
6の上方ではターゲット表面から磁力線18が出てい
き、中心磁石14の上方ではターゲット表面に磁力線1
8が入っていく。この磁力線18は、図7(C)に示す
ように、環状に閉じたトンネル経路を形成する。
【0007】図8は複数の磁石ユニット10の従来の配
置を示す平面図である。ターゲットの背面には、磁石ユ
ニット10を、その長辺が隣り合うように、複数個並べ
て、磁石組立体を構成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】複数の磁石ユニットを
上述のように並べて配置すると、次の問題が生じる。各
磁石ユニットの磁極配置を同一にした場合には、各磁石
ユニットの磁場同士が相互干渉して、ターゲット表面に
平行な成分の磁場強度に関して、磁場強度の不均一な部
分、すなわち「むら」が発生する。この磁場干渉による
磁場強度「むら」に応じて、ターゲット面上でイオン電
流密度の「むら」が生じ、その結果、スパッタ量の「む
ら」が発生する。したがって、膜厚分布や膜質分布の不
均一性を生じる。
【0009】この磁場強度「むら」の解決のために、い
くつかの方法が知られている。特開平5−239640
号公報に記載されたスパッタリング装置では、磁極配置
が互いに異なる2種類の磁石ユニットを交互に配置する
構造が提案された。この構造は有用ではあるが、近接し
た異極同士による磁場の打ち消しあいのために、磁場強
度が弱くなり易い。そのため、強い磁場を得るために
は、磁石寸法を大きくする必要があり、また、そのため
の費用も高くなる問題があった。一方、特開平6−19
2833号公報に記載されたスパッタリング装置では、
この磁場強度「むら」の解決のために、磁極配置が同一
の隣接する磁石ユニットの間に、強磁性体からなる磁気
シールド壁を設置することを提案している。この方法に
おいても、磁気シールドを設置するために、磁石組立体
は大型化してしまうという問題があった。
【0010】また、基板静止方式により大面積基板に薄
膜を作成する場合、膜厚分布は不均一になりやすく、特
に基板の端部に近づくに従って膜厚は薄くなりやすい。
そこで、上述の特開平6−192833号では、両側の
2つの磁石ユニットを、その内側の磁石ユニットよりも
ターゲット表面に近づけることにより、両側の2つの磁
石ユニットの作る磁場を、内側の磁石ユニットの作る磁
場よりも大きくしている。これにより、基板端部でイオ
ン電流が増加し、基板端部での膜厚低下を防ぐことがで
き、膜厚分布の均一性が改善される。ところが、この方
法では、磁石ユニットの短辺方向についての膜厚分布の
均一性は改善されるが、磁石ユニットの長辺方向につい
ての膜厚分布の均一性は改善されない。その理由は、磁
石ユニットの長辺方向においては磁石ユニットが1つで
あることから、長辺方向において磁石ユニットとターゲ
ット表面との距離を変化させることができないためであ
る。
【0011】また、上述の特開平6−192833号で
は、磁石組立体を磁石ユニットの短辺方向に往復運動さ
せることによって、ターゲットの利用効率を向上させて
いる。すなわち、ドリフト電子による環状軌跡が磁石ユ
ニットの短辺方向に往復運動することにより、これまで
スパッタリングされなかったターゲット部分もスパッタ
リングされるようになる。しかし、この方法において
も、磁石ユニットの長辺方向におけるターゲットのスパ
ッタエッチング量が不均一であるという問題はそのまま
である。以下に、磁石ユニットの長辺方向の膜厚不均一
性について、図9と図10を用いて説明する。
【0012】図9は、図8の磁石組立体をターゲット背
面に配置した場合のターゲット表面上のエロージョン領
域を示す平面図である。4個の磁石ユニット10に対応
して4個の環状のエロージョン領域20が形成される。
また、図10(A)は、磁石ユニットを静止してスパッ
タリングした場合の一つの磁石ユニットに対応したエロ
ージョン領域を拡大して等高線表示で示した平面図であ
る。図10(B)はエロージョンの深さ分布を示すグラ
フであり、横軸はエロージョンを横切る切断線上の位
置、縦軸はエロージョンの深さである。図10(B)の
曲線B1は、(A)のB1−B1切断面におけるグラフ
であり、曲線B2は、(A)のB2−B2切断面におけ
るグラフである。このグラフから分かるように、B2切
断面は、B1切断面よりも、エロージョン領域の断面積
が大きい。したがって、B1切断面(エロージョン領域
の長手方向中央部)に比べてB2切断面(エロージョン
領域の長手方向両端部近傍)の方がスパッタエッチング
量が多くなる。図9に示すようにエロージョン領域が並
んで形成される場合、ターゲット背後の磁石組立体を矢
印22の方向に往復移動させると、エロージョン領域の
長手方向両端部近傍が通過するターゲット領域24は、
エロージョンの長手方向中央部に比べて深く削られてし
まう。したがって、磁石ユニットを往復移動しても、磁
石ユニットの長辺方向においてはスパッタエッチング量
は不均一になる。
【0013】本発明の目的は、矩形ターゲットが不均一
に消耗されることによる不経済性を解消するとともに、
基板に堆積される膜の膜厚の不均一性の問題を解決でき
るスパッタリング装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、マグネトロン
カソード電極の背面に配置される磁石総組立体の構造に
特徴がある。本発明の適用されるカソード電極は矩形平
面状ターゲットを備えており、磁石総組立体の形状も、
ターゲットの表面に平行な断面形状が矩形である。この
磁石総組立体はターゲットの矩形の1辺に平行な方向に
往復運動が可能である。この磁石総組立体は、前記往復
運動に垂直な方向に延びる複数の短冊状組立体から構成
され、この短冊状組立体の長辺の長さは、前記磁石総組
立体の矩形の1辺の長さに等しくて、これらの短冊状組
立体はその長辺が互いに隣り合うように配置されてい
る。短冊状組立体のそれぞれは、前記往復運動に垂直な
方向に一列に配置された複数の磁石ユニットから構成さ
れ、磁石ユニットのそれぞれは、ターゲットの表面に平
行な断面形状が矩形をしていて、かつ、ターゲットの表
面上に環状の電子ドリフト運動軌跡を生じさせるような
磁場を形成している。そして、各短冊状組立体における
磁石ユニット間の境界線の位置が、前記往復運動に垂直
な方向において、隣り合う短冊状組立体同士でずれてい
る、ことを特徴としている。好ましくは、各磁石ユニッ
トのターゲット側の磁極面からターゲット表面までの距
離を任意に設定できるようにする。
【0015】
【作用】本発明によれば、磁石総組立体を複数の短冊状
組立体で構成して、この短冊状組立体をさらに複数の磁
石ユニットで構成し、さらに、各短冊状組立体における
磁石ユニット間の境界線の位置が、前記往復運動に垂直
な方向において、隣り合う短冊状組立体同士でずれるよ
うにしたので、磁石総組立体を往復運動させたときに、
エロージョン断面積の大きい部分と小さい部分とがター
ゲット上で重なるようになる。その結果、往復運動方向
のスパッタエッチング量が均一になるのに加えて、往復
運動に垂直な方向のスパッタエッチング量も均一にな
り、ターゲットの利用効率は大幅に改善される。
【0016】また、前記磁石ユニットが、磁石総組立体
の往復運動方向だけでなく、往復運動に垂直な方向にも
複数並んでおり、かつ、各磁石ユニットのターゲット側
の磁極面からターゲット表面までの距離を任意に可変で
きるような構造にしたことにより、複数個の磁石ユニッ
トを並べて配置した場合に発生する磁場強度の「むら」
を、往復運動方向に垂直な方向に対しても調節できる。
従って、膜厚分布の均一性をさらに改善できる。また、
磁石ユニット間の磁気シールドは必要なくなり、磁石総
組立体を小型化できる。
【0017】
【実施例】図3は、本発明における一実施例のスパッタ
リング装置の基本的な構成を示す正面断面図である。こ
のスパッタリング装置は、基板トレイ挿入室26と、ト
レイに装着された基板の面に対して薄膜作製を行うため
のスパッタリング室28と、基板トレイ取出し室30と
から構成される。基板トレイ挿入室26と、スパッタリ
ング室28と、基板トレイ取出し室30は、互いに直列
的に連結される。これらの室は、それぞれ独立に排気し
て真空状態に保持できる構成を有した真空容器で形成さ
れる。基板トレイ挿入室26とスパッタリング室28の
間にはゲートバルブ32が設けられ、スパッタリング室
28と基板トレイ取出し室30の間にはゲートバルブ3
4が設けられる。
【0018】スパッタリング室28は、通常、常に真空
状態に保持・管理される。基板トレイ挿入室26は、リ
ークバルブ36を用いて大気に開放することができ、基
板トレイ取出し室30は、リークバルブ38を用いて大
気に開放することができる。基板トレイ挿入室26で
は、排気バルブを経由して排気ポンプ(図示せず)で矢
印40の方向へ排気される。基板トレイ取出し室30で
は、排気バルブを経由して排気ポンプ(図示せず)で矢
印42の方向へ排気される。基板トレイ挿入室26の図
3における左端は入り口扉44であり、基板トレイ取出
し室30の図3における右端は出口扉46である。
【0019】基板が装着されたトレイ48は、入り口扉
44から基板トレイ挿入室26の内部に搬入される。ト
レイ48は基板を保持するための器具である。トレイ4
8が搬入された後、入り口扉44とゲートバルブ32を
閉じた状態で、排気系を用いて排気が行われる。基板ト
レイ挿入室26の内部圧力が十分に低下した時点でゲー
トバルブ32が開かれ、トレイ48はレール(図示せ
ず)に案内されて矢印50の方向に搬送され、スパッタ
リング室28に送り込まれる。
【0020】スパッタリング室28では、トレイ48に
装着された基板の表面に、スパッタリング法により薄膜
が形成される。この実施例では、基板に薄膜を堆積する
ときには、トレイ48は静止した状態にある。基板に薄
膜を形成した後、トレイ48は、ゲートバルブ34を経
由して基板トレイ取出し室30に送り込まれる。トレイ
48が基板トレイ取出し室30に送られた後に、ゲート
バルブ34が閉じられ、リークバルブ38が開かれる。
こうして、トレイ48に装着された基板は、大気圧環境
の中に置かれ、その後、出口扉46を開いて、トレイ4
8を取り出す。
【0021】スパッタリング室28では、図示しないガ
スボンベからガス導入管52を経て、矢印54の方向か
らガスが導入される。またスパッタリング室28では、
図示しない排気ポンプにより排気口56を経て矢印58
の方向に排気される。この結果、導入ガス流量と排気ガ
ス流量が均衡した状態で、スパッタリング室28は、ス
パッタリングを行うのに適した10-3〜10-2Torr
の圧力範囲内の一定圧力に保たれる。
【0022】スパッタリング室28の内部のゲートバル
ブ32に近い箇所(前段側)には、必要に応じて、基板
加熱ランプ60が配置される。基板加熱ランプ60の輻
射熱により、薄膜を形成する前に基板の温度を高めるこ
とができる。スパッタリング室28の後段側には、矩形
平面状の大型ターゲットを備えるマグネトロンカソード
電極62(以下、単にカソード電極という。)が絶縁体
64を介して設置される。カソード電極62の上部には
ターゲット組立体66が取り付けられる。図3のターゲ
ット組立体66の上面がターゲット面である。また、カ
ソード電極62には電源68が接続されて電力が供給さ
れる。
【0023】スパッタリング室28において、トレイ4
8はカソード電極62に対して静止する。この静止状態
で、トレイ48上の基板は、ターゲット組立体66のタ
ーゲット面に対向する。ターゲットに対向する基板面に
は、ターゲット組立体62から飛来するスパッタリング
粒子が堆積し、基板上に薄膜が形成される。図3におけ
る例では、1つのトレイ48と1つのカソード電極62
との組み合わせが示されているが、スパッタリング室2
8の内部には、任意の数のカソード電極62を設けるこ
とができる。スパッタリング室28の壁は接地されてい
る。
【0024】図4はカソード電極62をその中心線で左
右に分離して上下に配置して示した正面断面図であり、
この図を参照してカソード電極62の構造を詳述する。
カソード電極62は、電極ハウジング70と、この電極
ハウジング70の内部に配置された磁石総組立体72
と、ターゲット組立体66とから構成される。カソード
電極62は、スパッタリング室を形成する真空容器の壁
部73に形成された開口部74に対して、ターゲット組
立体66のターゲット面が真空室の内部に露出するよう
に、絶縁体64を介して取り付けられる。取り付けのた
めの固定具の図示は省略してある。
【0025】ターゲット組立体66は、ターゲット板7
6とターゲット押え治具78とターゲット裏板80とか
らなり、図示されない結合具により電極ハウジング70
に固定される。
【0026】電極ハウジング70の内部に形成された凹
状空間82には、本発明による磁石総組立体72が配置
される。磁石総組立体72では、磁石固定板84の上に
複数の磁石ユニット86が固定されている。
【0027】なお、図示されていないが、凹状空間82
には、電極ハウジング70の外部から冷却水が導入され
る。冷却水はターゲット裏板80に接触して、これを冷
却する。これにより、ターゲット組立体66のターゲッ
ト面に発生する熱を、冷却水を媒体として外部に放出し
ている。
【0028】電極ハウジング70とターゲット裏板80
の間にはOリング88が配置されて気密性を保つ。電極
ハウジング70と絶縁体64の間の気密性はOリング9
0により、絶縁体64と真空容器の壁部73の気密性は
Oリング92により、それぞれ維持される。
【0029】ターゲット組立体66のうち、スパッタリ
ングすべき面以外の箇所がイオン衝撃されるのは望まし
くない。そこで、スパッタリングされたくない面がイオ
ン衝撃されるのを防止するために、ターゲットシールド
94が、壁部73の内面の開口部74の周辺部分に取り
付けられる。
【0030】電極ハウジング70の内部の前記凹状空間
82には、磁石総組立体72が往復運動できるように、
磁石ユニット1個の幅に相当する空間96が残存する。
したがって、凹状空間82内において、磁石総組立体7
2を、矢印98の方向に往復移動させることが可能にな
る。磁石総組立体72は、モータとカムを用いた往復運
動機構により往復運動する。
【0031】図1は磁石総組立体72の平面図である。
この磁石総組立体72は、全体として矩形の形状をして
いて、その長辺の長さLHが625mm、短辺の長さL
Wが470mmである。この磁石総組立体72は、図7
に示した構造の磁石ユニットを2種類用意して、これを
多数組み合わせて構成してある。第1の磁石ユニット1
00は、長辺の長さLA1が100mm、短辺の長さL
Bが90mmである。第2の磁石ユニット102は、長
辺の長さLA2が152.5mm、短辺の長さLBが9
0mmである。すなわち、短辺の長さが同じで長辺の長
さが異なる2種類の磁石ユニットが存在する。
【0032】また、磁石総組立体72は、2種類の短冊
状組立体104、106を合計で5列並べて構成してあ
る。いずれの短冊状組立体も、その幅は磁石ユニット1
00、102の幅LBと等しく、その長さは磁石総組立
体72の長辺の長さLHに等しい。第1列と第3列と第
5列の短冊状組立体104は、5個の磁石ユニットを一
列に並べて構成してあり、両側(図1において上端と下
端)の2個が第2の磁石ユニット102であり、中央の
3個が第1の磁石ユニット100である。また、第2列
と第4列の短冊状組立体106は、6個の磁石ユニット
を一列に並べて構成してあり、その6個の全てが第1の
磁石ユニット100である。
【0033】この磁石総組立体72は矢印98の方向
に、短冊状組立体104、106の幅に等しい距離だけ
往復移動できる。
【0034】短冊状組立体104における磁石ユニット
の境界線110は、隣の短冊状組立体106における磁
石ユニットの境界線112とは、その位置がずれてい
る。すなわち、往復運動98に垂直な方向において、境
界線110の位置と境界線112の位置が互いにずれて
いる。特に、この実施例の磁石総組立体では、短冊状組
立体104における3本の(すなわち全ての)境界線1
10の位置は、その隣の短冊状組立体106における1
対の境界線112の中央に位置している。このように境
界線110、112が配置される結果、磁石総組立体7
2を全体として見ると、磁石ユニットの境界線110、
112は千鳥配置となっている。
【0035】図2は、図1の磁石総組立体をターゲット
背面に配置した場合の、ターゲット表面における電子ド
リフトの運動軌跡を示した平面図である。この図では、
磁石ユニット100、102の外形線と電子ドリフトの
運動軌跡114だけを示してある。
【0036】図5(A)はターゲット表面に形成される
エロージョン領域の配列状態を示す平面図であり、図5
(B)は、図5(A)の5B−5B線で切断した断面図
である。エロージョン領域116は、図2に示す電子ド
リフトの運動軌跡114に対応している。エロージョン
領域116におけるスパッタエッチング量の深さ分布
は、図5(B)の斜線部Sのようになる。ところで、本
実施例では、磁石総組立体72が矢印98の方向に往復
運動するので、エロージョン領域116も同様に往復運
動する。したがって、エロージョン断面は、一点鎖線1
18で示すように均一化される。さらに、磁石ユニット
の境界線が千鳥状に配置されているので、エロージョン
領域116の配置も千鳥状になり、例えば、C−C線の
断面においては、図10のB1のエロージョン断面とB
2のエロージョン断面とが交互に配列される。したがっ
て、磁石総組立体を矢印98の方向に往復移動させれ
ば、C−C断面において、B1のエロージョン断面とB
2のエロージョン断面とがターゲット表面上で重なるこ
とになり、B1とB2を平均化したようなエロージョン
断面が得られる。このような状況は、往復運動に垂直な
方向に沿ったそれぞれの位置において生じるので、往復
運動に垂直な方向においても、エロージョン断面が平均
化される。
【0037】以上説明したような磁石総組立体を用い
て、次のような条件で、基板上に薄膜の作成を行った。
スパッタリング条件は、ターゲットと基板の距離が12
5mm、Arガスの圧力が5mTorrであり、ターゲ
ット材料は銅を用いた。磁石総組立体は往復移動させて
いる。矩形の基板の寸法は、磁石ユニットの短辺に平行
な方向がX=450mm、磁石ユニットの短辺に平行な
方向がY=550mmである。基板上に成膜した薄膜の
膜厚測定範囲は、磁石ユニットの短辺に平行な方向がL
X=400mm、長辺に平行な方向がLY=500mm
であり、このうち、膜厚の均一性の評価範囲(目的とす
る有効領域)はLX=360mm、LY=450mmで
ある。このような条件で成膜した薄膜は、上記評価範囲
において、膜厚の均一性は±5%以内になった。これに
対して、図8に示す従来の磁石配置を用いて磁石ユニッ
トを往復移動させて成膜した場合は、膜厚の均一性は±
10%程度である。したがって、本発明の磁石配置によ
り膜厚の均一性が改善された。
【0038】図6(A)は、図1の6A−6A線で切断
した断面図であるが、このように、すべての磁石ユニッ
ト100、102において、磁石ユニットのターゲット
側の磁極面からターゲット表面までの距離を同じにした
場合、磁場の相互干渉で発生する磁場強度の「むら」
と、基板端部の膜厚の落ち込み、の理由により、膜厚分
布の均一性が悪くなる。そこで、図6(B)に示すよう
に、磁石ユニット100、102と磁石固定板84の間
にスペーサ120を入れるのが好ましい。スペーサ12
0の厚さは、個々の磁石ユニット100、102によっ
て異なり、膜厚分布が均一になるよう調整する。一般的
には、両側の磁石ユニットほど中央の磁石ユニットより
もターゲットに近づける。このような磁石総組立体を往
復運動させながら薄膜の作成を行うと、膜厚分布の均一
性とターゲットの利用効率は大幅に改善される。上述の
説明では図1の往復運動方向98に沿って、各磁石ユニ
ットに挿入するスペーサの厚さを変更しているが、往復
運動に垂直な方向に沿っても、各磁石ユニットに挿入す
るスペーサの厚さを変更するのが好ましい。このように
すると、往復運動に垂直な方向においても膜厚分布の均
一性を改善できる。
【0039】本発明は上述の実施例に限定されるもので
はなく、次のような変更が可能である。(1)磁石総組
立体及び磁石ユニットの寸法、材料、個数等は、上述の
実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱
することなく任意の変更が可能である。(2)上述の実
施例では、磁石ユニットの磁極配置として、中心磁石の
ターゲット側の磁極面がS極で、周辺磁石のターゲット
側の磁極面がN極となっているが、これと反対の磁極配
置を採用してもよい。(3)上述の磁石総組立体の磁場
強度の調節は、磁石ユニットと磁石固定板との間にスペ
ーサを入れる方法をとっているが、これ以外の方法(例
えば、磁石自体の強度を磁石ユニットごとに変更するな
ど)を採用することもできる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、各短冊状組立体におけ
る磁石ユニット間の境界線の位置が、往復運動に垂直な
方向において、隣り合う短冊状組立体同士でずれている
ので、磁石総組立体を往復運動させたときに、エロージ
ョン断面積の大きい部分と小さい部分とがターゲット上
で重なるようになる。その結果、往復運動方向のスパッ
タエッチング量が均一になるのに加えて、往復運動に垂
直な方向のスパッタエッチング量も均一になり、ターゲ
ットの利用効率は大幅に改善される。
【0041】また、前記磁石ユニットが、磁石総組立体
の往復運動方向だけでなく、往復運動に垂直な方向にも
複数並んでおり、かつ、各磁石ユニットのターゲット側
の磁極面からターゲット表面までの距離を任意に可変で
きるような構造にしたことにより、複数個の磁石ユニッ
トを並べて配置した場合に発生する磁場強度の「むら」
を、往復運動方向に垂直な方向に対しても調節できる。
従って、膜厚分布の均一性をさらに改善できる。また、
磁石ユニット間の磁気シールドは必要なくなり、磁石総
組立体を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における磁石総組立体の平面
図である。
【図2】ターゲット表面における電子ドリフトの運動軌
跡を示した平面図である。
【図3】本発明の一実施例のスパッタリング装置の基本
的な構成を示す正面断面図である。
【図4】カソード電極をその中心線で左右に分離して上
下に配置して示した正面断面図である。
【図5】ターゲット表面に形成されるエロージョン領域
を示す平面図と、その断面図である。
【図6】磁石ユニットと磁石固定板の間にスペーサを挿
入することを説明する断面図である。
【図7】磁石ユニットの断面図、平面図及び斜視図であ
る。
【図8】複数の磁石ユニットの従来の配置を示す平面図
である。
【図9】従来の磁石配置の場合のターゲット表面上のエ
ロージョン領域を示す平面図である。
【図10】エロージョン領域を拡大して等高線表示で示
した平面図と、エロージョンの深さ分布を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
66 ターゲット組立体 70 電極ハウジング 72 磁石総組立体 76 ターゲット板 82 凹状空間 84 磁石固定板 86 磁石ユニット 96 残存空間 98 往復運動の矢印 100 第1の磁石ユニット 102 第2の磁石ユニット 104、106 短冊状組立体 110、112 境界線 114 電子ドリフトの運動軌跡 116 エロージョン領域 120 スペーサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成膜処理される基板を取り付ける基板保
    持部材と、基板に対向する位置に配置されたマグネトロ
    ンカソード電極とを備えるスパッタリング装置におい
    て、 前記マグネトロンカソード電極は、矩形平面状ターゲッ
    トと、このターゲットの背面に配置されてターゲットの
    表面に平行な断面形状が矩形の磁石総組立体とを備え、 前記磁石総組立体は、前記ターゲットの矩形の1辺に平
    行な方向に往復運動が可能であり、 前記磁石総組立体は、前記往復運動に垂直な方向に延び
    る複数の短冊状組立体から構成され、 前記短冊状組立体の長辺の長さは、前記磁石総組立体の
    矩形の1辺の長さに等しくて、これらの短冊状組立体は
    その長辺が互いに隣り合うように配置され、 前記短冊状組立体のそれぞれは、前記往復運動に垂直な
    方向に一列に配置された複数の磁石ユニットから構成さ
    れ、 前記磁石ユニットのそれぞれは、ターゲットの表面に平
    行な断面形状が矩形をしていて、かつ、ターゲットの表
    面上に環状の電子ドリフト運動軌跡を生じさせるような
    磁場を形成しており、 前記各短冊状組立体における磁石ユニット間の境界線の
    位置は、前記往復運動に垂直な方向において、隣り合う
    短冊状組立体同士でずれている、ことを特徴とするスパ
    ッタリング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスパッタリング装置にお
    いて、前記各磁石ユニットのターゲット側の磁極面から
    ターゲット表面までの距離を任意に設定できることを特
    徴としたスパッタリング装置。
JP15878995A 1995-06-02 1995-06-02 スパッタリング装置 Expired - Fee Related JP3808114B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15878995A JP3808114B2 (ja) 1995-06-02 1995-06-02 スパッタリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15878995A JP3808114B2 (ja) 1995-06-02 1995-06-02 スパッタリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08333680A true JPH08333680A (ja) 1996-12-17
JP3808114B2 JP3808114B2 (ja) 2006-08-09

Family

ID=15679383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15878995A Expired - Fee Related JP3808114B2 (ja) 1995-06-02 1995-06-02 スパッタリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3808114B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010031353A (ja) * 2008-03-13 2010-02-12 Canon Anelva Corp スパッタリングカソード、スパッタリングカソードを備えたスパッタリング装置、成膜方法、および電子装置の製造方法
JP2012077360A (ja) * 2010-10-04 2012-04-19 Ulvac Japan Ltd カソードユニットおよび成膜装置
CN104487607A (zh) * 2012-07-11 2015-04-01 佳能安内华股份有限公司 溅射设备和磁体单元

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010031353A (ja) * 2008-03-13 2010-02-12 Canon Anelva Corp スパッタリングカソード、スパッタリングカソードを備えたスパッタリング装置、成膜方法、および電子装置の製造方法
JP2012077360A (ja) * 2010-10-04 2012-04-19 Ulvac Japan Ltd カソードユニットおよび成膜装置
CN104487607A (zh) * 2012-07-11 2015-04-01 佳能安内华股份有限公司 溅射设备和磁体单元

Also Published As

Publication number Publication date
JP3808114B2 (ja) 2006-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5382344A (en) Sputtering apparatus
US7628899B2 (en) Apparatus and method of positioning a multizone magnetron assembly
EP0289194B1 (en) Method for feeding and coating articles in a controlled atmosphere
US4472259A (en) Focusing magnetron sputtering apparatus
EP0127272B1 (en) Focusing magnetron sputtering apparatus
US4194962A (en) Cathode for sputtering
US8460522B2 (en) Method of forming thin film and apparatus for forming thin film
JP4336739B2 (ja) 成膜装置
US4915805A (en) Hollow cathode type magnetron apparatus construction
US20080210546A1 (en) Sputtering apparatus, method for producing a transparent electroconductive film
JP4085216B2 (ja) イオン源およびこれに使用する磁気フィルタ
US6372098B1 (en) High target utilization magnet array and associated methods
JP2660951B2 (ja) スパッタリング装置
JPH11345583A (ja) イオン源およびそのためのプラズマ電極
KR101213849B1 (ko) 스퍼터링 장치
JP3808114B2 (ja) スパッタリング装置
JP2555004B2 (ja) スパッタリング装置
JP2928479B2 (ja) スパッタリング装置
JP2617439B2 (ja) スパッタリング装置
JP2000104167A (ja) マグネトロンスパッタリング装置
KR100337065B1 (ko) 스퍼터링 장치의 마그네트론 캐소드
JP2000156374A (ja) スパッタ処理応用のプラズマ処理装置
JP2001348663A (ja) スパッタリング装置
JPH11106914A (ja) 対向マグネトロン複合スパッタ装置
JPS582589B2 (ja) スパツタリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20041027

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050222

A521 Written amendment

Effective date: 20050425

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20060517

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees