JPH08332105A - 時計バンド構造 - Google Patents

時計バンド構造

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JPH08332105A
JPH08332105A JP14033195A JP14033195A JPH08332105A JP H08332105 A JPH08332105 A JP H08332105A JP 14033195 A JP14033195 A JP 14033195A JP 14033195 A JP14033195 A JP 14033195A JP H08332105 A JPH08332105 A JP H08332105A
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JP
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band
watch
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structure according
band member
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JP14033195A
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English (en)
Inventor
Daiki Danbara
大樹 檀原
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最も外側のバンド部材を剥離することで次の
バンド部材を表面に出すことにより新品と同様にするこ
とができる時計バンド構造を提供する。 【構成】 バンド本体1A、1Bの裏側にに複数枚の裏
側バンド部材2A、2Bを層状に重ねて沿わせ、これら
の裏側バンド部材2A、2Bを、この裏側バンド部材2
A、2Bより強靭な紐8により前記バンド本体1A、1
Bに剥離可能に取り付け、前記紐8を締結クリップ13
により長さ調整可能に締結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腕時計の時計バンド構
造に係わり、特に多層構成の時計バンド構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の腕時計の時計バンドとして皮バン
ドが一般的であり、また、実開平2−74810号公報
に開示されているように、バンド本体の裏面に高吸水性
樹脂を分散してなる被膜を形成したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記皮
バンドは汗を吸収する性質があり、この汗の吸収により
汚れて非衛生的になり、また、変色が生じたり、硬化し
たりして寿命が短くなっていたし、装着感が悪いものに
なるという問題点があったし、また、実開平2−748
10号公報の開示技術は、前記被膜が汗を吸収しても取
り替えることができず、非衛生的になるという問題点が
あった。
【0004】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、最も外側の
バンド部材を剥離することで次のバンド部材を表面に出
すことにより新品と同様にすることができる時計バンド
構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係わる時計バンド構造は、バン
ド本体に複数枚のバンド部材を層状に重ねて沿わせ、こ
れらのバンド部材を、このバンド部材より強靭な紐によ
り前記バンド本体に剥離可能に取り付け、前記紐を締結
手段により長さ調整可能に締結したことを特徴とする。
【0006】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係わる時計バンド構造は、請求項1の発明
に係わる時計バンド構造において、前記バンド部材が粘
着剤が併用されてバンド本体に取り付けられている。
【0007】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係わる時計バンド構造は、請求項1又は請
求項2の発明に係わる時計バンド構造において、前記バ
ンド部材が吸水機能を有しており、前記バンド部材が前
記バンド本体の裏側に設けられている。
【0008】また、上記の目的を達成するために、請求
項4の発明に係わる時計バンド構造は、請求項1又は請
求項2の発明に係わる時計バンド構造において、前記バ
ンド部材がバンド装飾機能を有しており、前記バンド部
材が前記バンド本体の表側に設けられている。
【0009】また、上記の目的を達成するために、請求
項5の発明に係わる時計バンド構造は、請求項1又は請
求項2の発明に係わる時計バンド構造において、前記バ
ンド部材が前記バンド本体の表、裏側に設けられてい
る。
【0010】また、上記の目的を達成するために、請求
項6の発明に係わる時計バンド構造は、請求項1又は請
求項又は請求項3又は請求項4又は請求項5の発明に係
わる時計バンド構造において、前記紐の締結に締結用ク
リップを用いた。
【0011】
【作用】かかる構成により、請求項1の発明に係わる時
計バンド構造にあったは、長時間の使用により前記バン
ド部材の最も外側のものが汗を吸収して非衛生になった
り、変色及び硬化したり、古くなったり、また、傷が付
くなどした場合に、この最も外側のバンド部材を剥離し
て次のバンド部材を表面に出すことにより衛生的にな
り、新品同様の時計ハンドにすることができる。また、
前記紐はバンド部材り強靭であるために、バンド部材の
剥離を容易に行なうことができ、また、前記紐の長さ調
整が可能であって締め込みを行うことができる。
【0012】また、請求項2の発明に係わる時計バンド
構造にあっては、上記した請求項1の発明の係わる時計
バンド構造の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、バ
ンド部材とバンド本体の接着及びバンド部材同志の接着
が行われてバンド構成の一体化が可能になる。
【0013】また、請求項3の発明に係わる時計バンド
構造にあっては、長時間の使用により前記バンド部材の
最も外側のものが汗を吸収して非衛生になったり、変色
及び硬化したり、古くなったり、また、傷が付くなどし
た場合に、この最も外側のバンド部材を剥離して次のバ
ンド部材を表面に出すことにより衛生的になり、新品同
様の時計ハンドにすることができる。
【0014】また、請求項4の発明に係わる時計バンド
構造にあっては、長時間の使用により前記バンド部材の
最も外側のものが変色及び硬化したり、古くなったり、
また、傷が付いたり、また、装飾模様に飽きたなどした
場合に、この最も外側のバンド部材を剥離して次のバン
ド部材を表面に出すことにより新品同様の時計ハンドに
することができる。
【0015】また、請求項5の発明に係わる時計バンド
構造にあっては、その裏側のバンド部材においては、長
時間の使用により前記バンド部材の最も外側のものが汗
を吸収して非衛生になったり、変色及び硬化したり、古
くなったり、また、傷が付くなどした場合に、この最も
外側のバンド部材を剥離して次のバンド部材を表面に出
すことにより、また、その表側のバンド部材において
は、長時間の使用により前記バンド部材の最も外側のも
のが変色及び硬化したり、古くなったり、また、傷が付
いたり、また、装飾模様に飽きたなどした場合に、この
最も外側のバンド部材を剥離して次のバンド部材を表面
に出すことにより、新品同様の時計ハンドにすることが
できる。
【0016】また、請求項6の発明に係わる時計バンド
構造にあっては、上記した請求項1の発明に係わる時計
バンド構造の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、前
記紐の長さ調整を容易に行うことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】(実施例1)本発明の実施例1に係わる時
計バンド構造を説明する。図1は本発明の実施例1に係
わる時計バンド構造を備えた腕時計の側面図、図2は同
腕時計の裏側から見た斜視図、図3の(1)は一方のバ
ンド本体の斜視図、図3の(2)は他方のバンド本体の
斜視図、図4の(1)は一方の裏側バンド部材の斜視
図、図4の(2)は他方の裏側バンド部材の斜視図、図
5は図2のD部の拡大図である。
【0019】本発明に係わる時計バンド構造は、一方
(6時方向側)の時計バンドAと他方(12時方向側)
の時計バンドBとから構成してあり、一方の時計バンド
Aはバンド本体1Aと複数枚の裏側バンド部材2Aとか
ら成り、他方の時計バンドBはバンド本体1Bと複数枚
に裏側バンド部材2Bとから成る。
【0020】そして、一方のバンド本体1Aは皮製であ
り、図3の(1)に示すようにその厚さTは0.5〜
1.2mmである。また、バンド本体1Aの基部にはば
ね棒挿入孔部3が形成してあり、また、その中間部から
先側にかけて所定の間隔をおいて複数の係止孔4が形成
してあり、また、バンド本体1Aの左、右側縁部から先
側にかけて所定のピッチpで縫込み孔5が多数形成して
ある。
【0021】一方の裏側バンド部材2Aは前記バンド本
体1Aの裏側に設けられるものであって高吸水性材製で
あり、図4の(1)に示すようにその厚さtは0.2〜
0.7mmである。また、その中間部から先側にかけて
所定の間隔をおいて複数の係止孔6が形成してあり、ま
た、裏側バンド部材2Aの左、右側縁部から先側にかけ
て所定のピッチpで縫込み孔7が多数形成してある。
【0022】そして、前記バンド本体1Aの裏側には複
数枚、例えば4枚の裏側バンド部材2Aが粘着剤(図示
せず)を間にして重ねられた状態で沿わせてあり、この
裏側バンド部材2Aに基部側の縫込み孔5から縫込み孔
7に装飾紐のような紐8を差し通し、次の縫込み孔5か
ら次の縫込み孔7を介して隣の縫込み孔5に紐8を差し
通すようにしてすべての縫込み孔5、7に紐8を通して
前記バンド本体1Aの裏側に4枚の裏側バンド部材2A
が縫い付けてあり、前記紐8の両端部は裏側バンド部材
2Aの基部側で締結手段である締結クリップ13により
締結されて一方の前記時計バンドAが構成されている。
前記紐8は裏側バンド部材2Aより強靭な材質で製作さ
れている。
【0023】また、図3の(2)に示すように他方のバ
ンド本体1Bも一方のバンド本体1Aと同様に皮製であ
り、その厚さTは0.5〜1.2mmである。また、バ
ンド本体1Bの基部にはばね棒挿入孔部9が形成してあ
り、また、バンド本体1Bの先端部には止め金具10と
止めピン11とが装着してあり、また、バンド本体1B
の左、右側縁部には所定のピッチpで縫込み孔12が多
数形成してある。
【0024】他方の裏側バンド部材2Bは前記バンド本
体1Bの裏側に設けられるものであって高吸水性材製で
あり、図4の(2)に示すようにその厚さt2は0.2
〜0.7mmである。また、裏側バンド部材2Bの左、
右側縁部から先側にかけて所定のピッチpで縫込み孔1
4が多数形成してある。
【0025】そして、前記バンド本体1Bの裏側には複
数枚、例えば4枚の裏側バンド部材2Bが重ねられた状
態で沿わせてあり、この裏側バンド部材2Bに基部側の
縫込み孔12から縫込み孔14に装飾紐のような紐8を
差し通すようにしてすべての縫込み孔12、14に紐8
を通して前記バンド本体1Bの裏側に4枚の裏側バンド
部材2Bを縫い付けて、前記紐8の両端部8a、8bを
裏側バンド部材2Bの基部側で締結用クリップ13によ
り締付け解除可能に締結して他方の前記時計バンドBが
構成されている。前記紐8は裏側バンド部材2Bより強
靭な材質で製作されている。
【0026】そして、一方の前記時計バンドAは、その
基部のばね棒挿入孔部3に挿通したばね棒18を腕時計
本体16の一方(6時方向側)のバンド取付部17に取
り付けてあり、他方の前記時計バンドBは、その基部の
ばね棒挿入孔部9に挿通したばね棒19を腕時計本体1
6の他方(12時方向側)のバンド取付部20に取り付
けてある。
【0027】一方及び他方の時計バンドA、Bに、厚さ
Tが1.0mmのバンド本体1A、1Bと、厚さtが
0.5mmの4枚の裏側バンド部材2A、2Bとを使用
した場合、一方及び他方の時計バンドA、Bの厚さは
3.0mmとなり、市販されている時計バンドの最大の
厚さ4.0mm以下になされている。
【0028】上記のように構成された一方及び他方の時
計バンドA、Bは、腕時計が腕に装着されて使用され、
外側の裏側バンド部材2A、2Bが古くなったり、傷が
付くなどした場合に、前記紐8から締結クリップ13を
外し、紐8を緩め、外側の裏側バンド部材2A(2B)
を図2に示すようにその基部側から剥離して次の裏側バ
ンド部材2A(2B)を表面に出す。この場合、前記紐
8は裏側バンド部材2A、2Bより強靭な材質で製作さ
れているために、裏側バンド部材2A、2Bの縫込み孔
7、14間は破断し剥離される。そして、前記紐8に締
結クリップ13を嵌めて締め直して締め込みを行う。
【0029】上記の実施例1にあっては、長時間の使用
により前記裏側バンド部材2A、2Bの最も外側のもの
が汗を吸収して非衛生になったり、変色及び硬化した
り、古くなったり、また、傷が付くなどした場合に、こ
の最も外側の裏側バンド部材2A、2Bを剥離して次の
裏側バンド部材2A、2Bを表面に出すことにより衛生
的になり、新品同様の時計ハンドにすることができる。
【0030】また、前記紐8は裏側バンド部材2A、2
Bより強靭であるために、裏側バンド部材2A、2Bの
剥離を容易に行なうことができ、また、前記紐8の長さ
調整が可能であって締め込みを行うことができる。ま
た、裏側バンド部材2A、2Bの基部側で締結用クリッ
プ13により紐8を締結したが、バンド本体1A、1B
の基部側で紐8を締結しても良いことは言うまでもな
い。
【0031】(実施例2)この実施例2の時計バンド構
造を図6乃至図9に示す。この時計バンド構造は、一方
(6時方向側)の時計バンドAと他方(12時方向側)
の時計バンドBとから構成してあり、一方の時計バンド
Aはバンド本体1Aと複数枚の表側バンド部材3Aとか
ら成り、他方の時計バンドBはバンド本体1Bと複数枚
に表側バンド部材3Bとから成る。
【0032】そして、一方及び他方のバンド本体1A、
1Bは実施例1のバンド本体1A、1Bと同構成であ
る。また、一方の表側バンド部材3Aは前記バンド本体
1Aの表側に設けられており、図8の(1)に示すよう
にその厚さtは0.2〜0.5mmであり、複数枚の表
側バンド部材3Aにはそれぞれ異なる模様が付けてあ
る。また、その中間部から先側にかけて所定の間隔をお
いて複数の係止孔22が形成してあり、また、表側バン
ド部材3Aの左、右側縁部から先側にかけて所定のピッ
チpで縫込み孔21が多数形成してある。
【0033】そして、前記バンド本体1Aの表側には複
数枚、例えば4枚の表側バンド部材3Aが粘着剤(図示
せず)を介して重ねられた状態で沿わせてあり、この表
側バンド部材3Aに基部側の縫込み孔21から縫込み孔
5に装飾紐のような紐8を差し通すようにしてすべての
縫込み孔5、21に紐8を通して前記バンド本体1Aの
表側に4枚の表側バンド部材3Aが縫い付けてあり、前
記紐8の両端部を表側バンド部材3Aの基部側で締結用
クリップ13により締付け解除可能に締結して一方の前
記時計バンドAが構成されている。前記紐8は表側バン
ド部材3Aより強靭な材質で製作されている。
【0034】他方の表側バンド部材3Bは前記バンド本
体1Bの表側に設けられており、図8の(2)に示すよ
うにその厚さtは0.2〜0.5mmであり、複数枚の
表側バンド部材3Bにはそれぞれ異なる模様が付けてあ
る。また、表側バンド部材3Bの左、右側縁部から先側
にかけて所定のピッチpで縫込み孔23が多数形成して
ある。
【0035】そして、前記バンド本体1Bの表側には複
数枚、例えば4枚の表側バンド部材3Bが重ねられた状
態で沿わせてあり、この表側バンド部材3Bに基部側の
縫込み孔23から縫込み孔12に装飾紐のような紐8を
差し通すようにしてすべての縫込み孔23、12に紐8
を通して前記バンド本体1Bの表側に4枚の表側バンド
部材3Bが縫い付けてあり、前記紐8の両端部を表側バ
ンド部材3Bの基部側で締結用クリップ13により締付
け解除可能に締結して他方の前記時計バンドBが構成さ
れている。前記紐8は表側バンド部材3Bより強靭な材
質で製作されている。
【0036】そして、一方の前記時計バンドAは、その
基部のばね棒挿入孔部3に挿通したばね棒18を腕時計
本体16の一方(6時方向側)のバンド取付部17に取
り付けてあり、他方の前記時計バンドBは、その基部の
ばね棒挿入孔部9に挿通したばね棒19を腕時計本体1
6の他方(12時方向側)のバンド取付部20に取り付
けてある。
【0037】一方及び他方の時計バンドA、Bに、厚さ
Tが1.0mmのバンド本体1A、1Bと、厚さtが
0.2mmの4枚の表側バンド部材3A、3Bとを使用
した場合、一方及び他方の時計バンドA、Bの厚さは
1.8mmとなり、市販されている時計バンドの最大の
厚さ4.0mm以下になされている。
【0038】上記のように構成された一方及び他方の時
計バンドA、Bは、腕時計が腕に装着されて使用され、
外側の表側バンド部材3A、3Bが古くなったり、傷が
付いたり、また模様に飽きたなどした場合に、この外側
の表側バンド部材3A、3Bを、図9に示すように紐8
より締結クリップ13を外し、その基部側から剥離して
次の表側バンド部材3A、3Bを表面に出す。この場
合、前記紐8は表側バンド部材3A、3Bより強靭な材
質で製作されているために、表側バンド部材3A、3B
の縫込み孔21、23間は破断し剥離される。そして、
前記紐8に締結クリップ13を嵌めて締め直して締め込
みを行う。
【0039】上記の実施例2にあっては、前記表側バン
ド部材3A、3Bがバンド装飾機能を有して前記バンド
本体1A、1Bの表側に設けられていることにより、長
時間の使用により前記表側バンド部材3A、3Bの最も
外側のものが変色及び硬化したり、古くなったり、ま
た、傷が付いたり、また、装飾模様に飽きたなどした場
合に、この最も外側の表側バンド部材3A、3Bを剥離
して次の表側バンド部材3A、3Bを表面に出すことに
より新品同様の時計ハンドにすることができる。
【0040】(実施例3)この実施例3の時計バンド構
造を図10に示す。この時計バンド構造における一方の
時計バンドAは、一方の時計バンド本体1Aの表側に複
数枚、例えば4枚の表側バンド部材3Aを重ねた状態で
沿わせ、また、一方のバンド本体1Aの裏側に複数枚、
例えば4枚の裏側バンド部材2Aを重ねた状態で沿わせ
てあり、この表、裏側バンド部材3A、2Aに基部側の
縫込み孔21からバンド本体1Aの縫込み5を介して縫
込み孔7に装飾紐のような紐8を差し通すようにしてす
べての縫込み孔7、5、21に紐8を通して前記バンド
本体1Aの表側に4枚の表側バンド部材3Aを、裏側に
4枚の裏側バンド部材2Aを縫い付けて、前記紐8の両
端部を表側バンド部材3Aの基部側で締結用クリップ1
3により締付け解除可能に締結して構成してある。
【0041】他方の時計バンドBは、他方のバンド本体
1Bの表側に複数枚、例えば4枚の表側バンド部材3B
を重ねた状態で沿わせ、また、他方のバンド本体1Bの
裏側に複数枚、例えば4枚の裏側バンド部材2Bを重ね
た状態で沿わせてあり、この表、裏側バンド部材3B、
2Bに基部側の縫込み孔23からバンド本体1Bの縫込
み孔12を介して縫込み孔14に装飾紐のような紐8を
差し通すようにしてすべての縫込み孔23、12、14
に紐8を通て前記バンド本体1Bの表側に4枚の表側バ
ンド部材3Bを、裏側に4枚の裏側バンド部材2Bを縫
い付けて、前記紐8の両端部を表側バンド部材3Bの基
部側で締結用クリップ13により締付け解除可能に締結
して構成してある。
【0042】そして、一方の前記時計バンドAは、その
基部のばね棒挿入孔部3に挿通したばね棒18を腕時計
本体16の一方(6時方向側)のバンド取付部17に取
り付けてあり、他方の前記時計バンドBは、その基部の
ばね棒挿入孔部9に挿通したばね棒19を腕時計本体1
6の他方(12時方向側)のバンド取付部20に取り付
けてある。
【0043】上記のように構成された一方及び他方の時
計バンドA、Bは、腕時計が腕に装着されて使用され、
外側の表側バンド部材3A、3B及び裏側バンド部材2
A、2Bが古くなったり、傷が付いたり、また模様に飽
きたなどした場合に、この外側の表側バンド部材3A、
3B及び裏バンド部材2A、2Bを、前記紐8を締結ク
リップ13より外してその基部側から剥離して次の表側
バンド部材3A、3B及び裏バンド部材2A、2Bを表
面に出す。この場合、前記紐8は表側バンド部材3A、
3B及び裏バンド部材2A、2Bより強靭な材質で製作
されているために、表側バンド部材3A、3B及び裏バ
ンド部材2A、2Bの縫込み孔21、23、7、14間
は破断し剥離される。そして、前記紐8に締結クリップ
13を嵌めて締め直して締め込みを行う。
【0044】上記の実施例3にあっては、前記表、裏側
バンド部材3A、3B、2A、2Bが前記バンド本体1
A、1Bの表、裏側に設けられていることにより、その
裏側バンド部材2A、2Bにおいては、長時間の使用に
より裏側バンド部材2A、2Bの最も外側のものが汗を
吸収して非衛生になったり、変色及び硬化したり、古く
なったり、また、傷が付くなどした場合に、この最も外
側の裏側バンド部材2A、2Bを剥離して次の裏側バン
ド部材2A、2Bを表面に出すことにより、また、その
表側バンド部材3A、3Bにおいては、長時間の使用に
より前記表側バンド部材3A、3Bの最も外側のものが
変色及び硬化したり、古くなったり、また、傷が付いた
り、また、装飾模様に飽きたなどした場合に、この最も
外側の表側バンド部材3A、3Bを剥離して次の表側バ
ンド部材3A、3Bを表面に出すことにより、新品同様
の時計ハンドにすることができる。
【0045】また、各々の実施例に於いて、バンド本体
1A、1B及び表、裏側バンド部材2B、3A、3B、
2Aにも設けてある縫込み孔5、7、12、14、2
1、23を設けず、表、裏側バンド部材2B、3A、3
B、2Aを剥離した後に紐8で締め込みができる程度
に、直接、縫込みでもよいことは言うまでもない。ま
た、紐8の締結に締結用クリップ13を使用したが、締
結用クリップ13を使用せず、靴紐を縛るごとき方法で
締結してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係わる時計バンド構造は、バンド本体に複数枚のバンド
部材を層状に重ねて沿わせ、これらのバンド部材を、こ
のバンド部材より強靭な紐により前記バンド本体に剥離
可能に取り付け、前記紐を締結手段により長さ調整可能
に締結したことにより、長時間の使用により前記バンド
部材の最も外側のものが汗を吸収して非衛生になった
り、変色及び硬化したり、古くなったり、また、傷が付
くなどした場合に、この最も外側のバンド部材を剥離し
て次のバンド部材を表面に出すことにより衛生的にな
り、新品同様の時計ハンドにすることができる。
【0047】また、前記紐はバンド部材より強靭である
ために、バンド部材の剥離を容易に行なうことができ、
また、前記紐の長さ調整が可能であって締め込みを行う
ことができる。
【0048】また、請求項2の発明に係わる時計バンド
構造は、請求項1の発明に係わる時計バンド構造におい
て、前記バンド部材が粘着剤が併用されて前記バンド本
体に取り付けられていることにより、上記した請求項1
の発明に係わる時計バンド構造の効果と同様な効果を奏
し得るばかりか、バンド部材とバンド本体の接着及びバ
ンド部材同志の接着が行われてバンド構成の一体化が可
能になる。
【0049】また、請求項3の発明に係わる時計バンド
構造は、請求項1又は請求項2記載の発明に係わる時計
バンド構造において、前記バンド部材が吸水機能を有し
ており、前記バンド部材が前記バンド本体の裏側に設け
られていることにより、長時間の使用により前記バンド
部材の最も外側のものが汗を吸収して非衛生になった
り、変色及び硬化したり、古くなったり、また、傷が付
くなどした場合に、この最も外側のバンド部材を剥離し
て次のバンド部材を表面に出すことにより衛生的にな
り、新品同様の時計ハンドにすることができる。
【0050】また、請求項4の発明に係わる時計バンド
構造は、請求項1又は請求項2記載の発明に係わる時計
バンド構造において、前記バンド部材がバンド装飾機能
を有しており、前記バンド部材が前記バンド本体の表側
に設けられていることにより、長時間の使用により前記
バンド部材の最も外側のものが変色及び硬化したり、古
くなったり、また、傷が付いたり、また、装飾模様に飽
きたなどした場合に、この最も外側のバンド部材を剥離
して次のバンド部材を表面に出すことにより新品同様の
時計ハンドにすることができる。
【0051】また、請求項5の発明に係わる時計バンド
構造は、請求項1又は請求項2記載の発明に係わる時計
バンド構造において、前記バンド部材が前記バンド本体
の表、裏側に設けられていることにより、その裏側のバ
ンド部材においては、長時間の使用により前記バンド部
材の最も外側のものが汗を吸収して非衛生になったり、
変色及び硬化したり、古くなったり、また、傷が付くな
どした場合に、この最も外側のバンド部材を剥離して次
のバンド部材を表面に出すことにより、また、その表側
のバンド部材においては、長時間の使用により前記バン
ド部材の最も外側のものが変色及び硬化したり、古くな
ったり、また、傷が付いたり、また、装飾模様に飽きた
などした場合に、この最も外側のバンド部材を剥離して
次のバンド部材を表面に出すことにより、新品同様の時
計ハンドにすることができる。
【0052】また、請求項6の発明に係わる時計バンド
構造は、請求項1又は請求項又は請求項3又は請求項4
又は請求項5記載の時計バンド構造において、前記紐の
締結手段に締結用クリップを用いたことにより、上記し
た請求項1の発明に係わる時計バンド構造の効果と同様
な効果を奏し得るばかりか、前記紐の長さ調整を容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係わる時計バンド構造を備
えた腕時計の側面図である。
【図2】同腕時計の裏側から見た斜視図である。
【図3】(1)は一方のバンド本体の斜視図である。
(2)は他方のバンド本体の斜視図である。
【図4】(1)は一方の裏側バンド部材の斜視図であ
る。(2)は他方の裏側バンド部材の斜視図である。
【図5】図2のD部の拡大図である。
【図6】本発明の実施例2に係わる時計バンド構造を備
えた腕時計の斜視図である。
【図7】(1)は一方の時計バンドの斜視図である。
(2)は他方の時計バンドの斜視図である。
【図8】(1)は一方の表側バンド部材の斜視図であ
る。(2)は他方の表側バンド部材の斜視図である。
【図9】本発明の実施例2に係わる時計バンド構造を備
えた腕時計におけるバンド部材剥離状態の一部省略した
斜視図である。
【図10】本発明の実施例3に係わる時計バンド構造を
備えた腕時計の斜視図である。
【符号の説明】
A 一方の時計バンド B 他方の時計バンド 1A 一方のバンド本体 1B 他方のバンド本体 2A 一方の裏側バンド部材(バンド部材) 2B 他方の裏側バンド部材(バンド部材) 3A 一方の表側バンド部材(バンド部材) 3B 他方の表側バンド部材(バンド部材) 8 紐 13 締結クリップ(締結手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンド本体に複数枚のバンド部材を層状
    に重ねて沿わせ、これらのバンド部材を、このバンド部
    材より強靭な紐により前記バンド本体に剥離可能に取り
    付け、前記紐を締結手段により長さ調整可能に締結した
    ことを特徴とする時計バンド構造。
  2. 【請求項2】 前記バンド部材が粘着剤が併用されて前
    記バンド本体に取り付けられている請求項1記載の時計
    バンド構造。
  3. 【請求項3】 前記バンド部材が吸水機能を有してお
    り、前記バンド部材が前記バンド本体の裏側に設けられ
    ている請求項1又は請求項2記載の時計バンド構造。
  4. 【請求項4】 前記バンド部材がバンド装飾機能を有し
    ており、前記バンド部材が前記バンド本体の表側に設け
    られている請求項1又は請求項2記載の時計バンド構
    造。
  5. 【請求項5】 前記バンド部材が前記バンド本体の表、
    裏側に設けられている請求項1又は請求項2記載の時計
    バンド構造。
  6. 【請求項6】 前記紐の締結手段に締結用クリップを用
    いた請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又
    は請求項5記載の時計バンド構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113475826A (zh) * 2021-06-30 2021-10-08 李炎 一种移动通信终端
CN113662336A (zh) * 2021-08-18 2021-11-19 赵多琦 一种通讯终端

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CN113662336B (zh) * 2021-08-18 2023-09-22 深圳市凯盾信息技术有限公司 一种通讯终端

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