JPH08332062A - 健康茶 - Google Patents

健康茶

Info

Publication number
JPH08332062A
JPH08332062A JP7142006A JP14200695A JPH08332062A JP H08332062 A JPH08332062 A JP H08332062A JP 7142006 A JP7142006 A JP 7142006A JP 14200695 A JP14200695 A JP 14200695A JP H08332062 A JPH08332062 A JP H08332062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tea
carotenoid
health tea
plant
drunk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7142006A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Iwayama
陽治 岩山
Kazuo Matsuura
和夫 松浦
Haruo Yamamura
春男 山村
Hiroko Kawakatsu
宏子 川勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANPEI SEIYAKU KK
Original Assignee
TANPEI SEIYAKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TANPEI SEIYAKU KK filed Critical TANPEI SEIYAKU KK
Priority to JP7142006A priority Critical patent/JPH08332062A/ja
Publication of JPH08332062A publication Critical patent/JPH08332062A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 煎出又は浸出することによって通常茶として
飲用に供される乾燥植物の一種類又は二種類以上に、煎
出又は浸出することによって通常飲用に供される含カロ
チノイド植物の乾燥物或いはエキスの一種類又は二種類
以上、又はタンニン、カロチノイド或いはフラボノイド
の一種類又は二種類以上を配合したものとしている。 【効果】 原料供給に不安定なルイボス茶に代わり、日
本においては何時でも容易にしかも安価に安定供給でき
るものとなった。又、通常の茶としての使用量の範囲
で、ルイボス茶と同等のSOD様活性を有し、常用する
ことによってアレルギー性疾患、特にアトピー性湿疹や
喘息に有効であるだけでなく免疫力を高める。さらに、
風味、色調も良くて飲みやすく、含カロチノイド植物を
配合することにより、栄養素のバランスも保たれ極めて
嗜好性の高い健康茶を提供することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、嗜好飲料、健康飲料或
いは美容飲料として供される健康茶に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】いわゆる健康茶という語は、嗜好飲料で
あると同時に、その飲用によって病気の予防や治療に効
果があるとか、或いは特定の栄養素が補給できるとか、
美容効果を期待できるようなものの総称として使用され
ている。
【0003】本発明者等も、以前から特定の栄養素が自
然に摂取できる健康茶(特願昭60−224365号)
の開発を行ったり、又スーパーオキシド・ディスムター
ゼ(Super Oxide Dismutase) 様活性(以下、SOD様活
性という)が強力で、アレルギー性疾患に対して有効性
が証明されたルイボス茶(特願平4−250669号)
について研究を続けてきた。しかし、ルイボス茶の原料
は南アフリカの最南端に位置するセダルバーグ山脈の一
帯だけにしか成育しないのと、その流通は南アフリカ政
府によって管理されているため、需給状態は不安定であ
る。
【0004】一方において、特に最近、フリーラジカル
が種々の疾患の原因になっていることが益々明確になっ
てきており(ファルマシアVol.29、No.9、p971〜1002、
1993年発行) 、老化や発癌さらには制癌とのかかわりな
どもかなり判明している。又近年、人口に対するアレル
ギー性疾患の罹患率が増している一因として大気汚染が
挙げられているが、これは例えば自動車の排気ガスの場
合、その中の黒いすすが大量の活性酸素を出し、これが
アレルギー症状を発現することが最近判明している。活
性酸素がアレルギー性疾患の直接の原因である場合に
は、活性酸素消去剤を投与すればよいのであるが、アレ
ルギー性疾患の患者と活性酸素消去作用を有する飲食品
との関係を長期にわたって検討した論文は、当然のこと
ながら目下のところでは殆ど無い。しかし、アレルギー
性疾患の患者とルイボス茶との関係を長期にわたって検
討したアネキー・テロンの成書(Babas,Allergiee en Ro
oibostee,1974,Verwoerdburg) がある。これには数十例
の有効例が詳細に記述されており、アレルギー性疾患に
有効な1日用量は狭い範囲ではっきりしており、現在で
は有効な1日用量のルイボス茶中のSOD様活性値を測
定して定量的に知ることができる。
【0005】従って、安定性の高いSOD様活性成分を
通常使用する用量の中に含有し、しかも茶として適した
嗜好的な風味を有し、且つそれが飲食品として通常摂取
されているものであれば安全性にも問題は無いといえる
し機能性食品としても理想的である。
【0006】市場には種々の健康茶が流通しているが、
その機能的な有用性に関しては民間伝承的なものが大多
数である。飲食品と言えども健康茶は単に健康を予防す
るとか、健康を維持することなどの食効以上に、特定の
疾患に対してこれを治療するとか、少なくともその疾患
時に飲用するならば他のどんな飲料よりもこれが良いと
確実な科学的事実を根拠として言えるものは殆ど皆無で
あった。特にアレルギー性疾患に食効があるとする茶は
ルイボス茶以外にはなかった。しかし、ルイボス茶は前
述したように安定供給が望めない現況にある。
【0007】そこで、本発明者等は、(1) 日本において
安定して入手が可能であり、(2) ルイボス茶のように強
力なSOD様活性を有し、(3) 食品、特に飲用茶として
使用ができて、(4) 異臭味を有さず嗜好性に富み、(5)
茶として煎出又は浸出した時の色が茶らしくて抵抗感が
なく、(6) 使用量が茶として常識に範囲で嵩張らない、
(7) 手頃な価格である、(8) 栄養素のタンパク質、脂
質、ビタミン、ミネラル等の栄養バランスがよい、とい
う8条件を満足させる健康茶の開発に鋭意専心した。し
かし、上記(1) 、(2) 及び(3) の諸条件に関しては、目
下申請中の健康茶(特願平4−250669号)の開発
時にかなり広範囲に亘り研究・検討を行った結果、含タ
ンニン植物と含フラボノイド植物中に、かなり強力なS
OD様活性を有するものを発見したが、それでもルイボ
ス茶と同様の効果を発揮させるためにはかなりの量を必
要とし、従って(6) の要件を満足しなかった。又、(4)
の要件を満たすためには、主たる茶の構成成分と活性を
上昇させる配合成分の組み合わせを決定するために官能
検査を主体とした嗜好性の調査が必要とされた。さら
に、(5) の要件及びこれに付随して好ましい風味を付与
するために、通常食用に供している種々の野菜、果実、
種子、果物等と共に各種条件下で発酵させたりも行った
が、問題の解決には到らなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上の現況に鑑み、本
発明は、日本で容易にしかも安価に安定供給され、しか
も通常の茶としての使用量の範囲で、ルイボス茶と同等
のSOD様活性を有し、常用することによってアレルギ
ー性疾患、特にアトピー性湿疹や喘息に有効であるだけ
でなく免疫力を高め、又美容効果があり、風味、色調も
良くて飲みやすく、安定性にも優れた機能性を有する健
康茶を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の健康茶
は、煎出又は浸出することによって通常茶として飲用に
供される乾燥植物の一種類又は二種類以上に、煎出又は
浸出することによって通常飲用に供される含カロチノイ
ド植物の乾燥物或いはエキスの一種類又は二種類以上、
又はタンニン、カロチノイド或いはフラボノイドの一種
類又は二種類以上を配合したものとしている。
【0010】さらに、本発明の健康茶は、煎出又は浸出
することによって通常茶として飲用に供される乾燥植物
の一種類又は二種類以上に、煎出又は浸出することによ
って通常飲用に供される含タンニン植物、含カロチノイ
ド植物或いは含フラボノイド植物の乾燥物或いはそれら
のエキスの一種類又は二種類以上、及びタンニン、カロ
チノイド或いはフラボノイドの一種類又は二種類以上を
配合したものとしてもよい。
【0011】そして、前記乾燥植物は、焙煎したものと
するのが好ましく、又前記含タンニン植物、含カロチノ
イド植物或いは含フラボノイド植物は、活性酸素或いは
フリーラジカル消去作用を有するものであるのが好まし
い。
【0012】前記乾燥植物としては、抗アレルギー効果
を有したり、毛細血管の透過性を抑制したり、ビタミン
Cやヘスペリジン等を含有しているものが好ましい。こ
のような条件を満たす乾燥植物の主なものとしては、大
麦、ハトムギ、小麦胚芽、決明子、ドクダミ、クマザ
サ、甘茶、緑茶、玉露、煎茶、ウーロン茶、ほうじ茶、
及びアシタバ、アカネ、カヤ、スイカズラ、ウツボグ
サ、リンゴ、モモ、セイヨウナシ、ハマナシ、カキ、ナ
ンテン、アケビ、シオン、ニワヤナギ、イタドリ、スギ
ナ、クリ、ヒルガオ、クズ、アカツメクサ、アマチャズ
ルの乾燥葉等を例示することができる。
【0013】前記含タンニン植物、含カロチノイド植物
或いは含フラボノイド植物は、力価補強成分として配合
されるものである。含タンニン植物の主なものとして
は、イチヤクソウ、オトギリソウ、ノアザミ、イヌショ
ウマ、サラシナショウマ、スハマソウ、シソ、ザクロ、
ニッケイ、コガネバナ、ボダイジュ、センダン、イブキ
トラノオ、ミズヒキ、オオケタデ、ギシギシ、アカメガ
シワ、トチノキ、キンミズヒキ、ヨモギ、マンサク、杜
仲葉等を例示することができる。含カロチノイド植物の
主なものとしては、西洋ニンジン、トウガラシ、シソ、
コマツナ、カボチャ、ホウレン草、ツルムラサキ等を例
示することができる。含フラボノイド植物の主なものと
しては、ムクゲ、ヤブソテツ、シオン、テウチグルミ、
ヘンルウダ、レンギョウ、コブシ、アケビ、クコ、ウン
シュウミカン、カイカ、カンゾウ、アカツメクサ等を例
示することができる。これらの例示した植物は、その乾
燥物をそのまま茶とすると特有のくせのある臭味を有す
るが、エキスにすると臭気成分の大部分は揮散し、又エ
キスとするための濃縮過程中にタンニンやフェノール化
合物の一部が酸化重合して好ましい褐色系の色調を発現
するようになる。なお、含カロチノイド植物は活性酸素
或いはフリーラジカル消去作用を有するのみならず、栄
養成分としても有効である。
【0014】又、本発明においては、前記含タンニン植
物、含カロチノイド植物或いは含フラボノイド植物から
抽出精製したルチン、ヘスペリジン、α,β,γ−カロ
チン、リコピン、セサミノール、クロロゲン酸、オリザ
ノール等も配合することができる。
【0015】さらに、本発明においては、矯味矯臭成分
として、甘味成分を含有する植物を始めとして、好まし
い臭味をもつ種々の香辛料を配合することができる。こ
れには、日常長期に渡って飲用に供しても飽きないもの
として、麦茶系統の風味のものか、又はほうじ茶の風味
のものが考えられる。そこで、本発明者等は、本発明品
の主旨に徴して、皮膚病に有効であり、又美肌作用で定
評のあるハトムギ、大麦或いはハダカムギを採用した。
なお、前記ハトムギ、大麦或いはハダカムギは、発芽し
たものとするのが、発芽していないものと比較したと
き、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル等の栄養成
分の溶出が3〜4倍になる点で好ましい。
【0016】次に、本発明の健康茶を調製するには、例
えば含タンニン植物、含カロチノイド植物或いは含フラ
ボノイド植物の流エキスを使用する場合は、この流エキ
スを日本薬局方の製剤総則を準用して調製する。この流
エキスは、1ml中に乾燥植物1g 中の水溶性有効成分を
含有するものであり、力価既知の前記乾燥植物の一定量
に対して、力価及び乾燥残留物量を予め測定した量の流
エキスをこの乾燥植物に均等にまぶして、110 〜150 ℃
で乾燥することにより、常にSOD様活性が一定の製品
を調製することができる。この流エキスを一旦製造して
から乾燥植物にまぶして乾燥する健康茶の調製方法は、
その一例を示しており、本発明の健康茶の調製方法を限
定するものではなく、市販のエキスを適量の水で薄めて
同様に使用することもできる。
【0017】なお、本発明の健康茶は食品であり、又嗜
好飲料であるから、風味が良くて連用しても飽きず、性
別、年令の如何にかかわらず好んで飲まれるようなもの
で、しかも健康茶本来の効果を保有しており、この効果
はロットによるバラツキもなく、その効果を発揮する成
分が客観的に測定できることが好ましい。殊に本発明品
は抗アレルギー性が特に期待される健康茶で、アトピー
児の体質改善を主眼とする飲料であるから、極力乳幼児
にも好まれる風味に調製する必要がある。そのために、
最終的には風味改良剤として日本人に好まれる焙煎大豆
や、より皮膚のために好ましい焙煎ハトムギを20〜5
0%配合することによって、極めて高い嗜好性を得るよ
うになる。反面、かなり高力価でSOD様活性を有する
植物であっても、これを抽出し、エキス化して濃縮して
茶としようとする植物に吸着或いは収着させるか、又は
活性成分そのものを配合して有効性を保証しなければな
らない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の詳細を実施例に基づき、さら
に詳細に説明する。
【0019】(本発明の健康茶の力価について)本発明
の健康茶におけるSOD様作用の実態を客観化するた
め、本発明者等は、先ずルイボス茶〔アスパラサス・セ
ダルベルゲンシス(Aspalathus cedarbergensis) 又はア
スパラサス・リネアリス(Aspalathus linealis) の乾燥
葉茎〕の標準品のSOD様力価を測定した。結果を表1
として示す。なお、試験方法としては、T.Hatano等の方
法〔Chem.Pharm.Bull.Vol.37,(8)2016〜2021(1989)〕を
修正した方法を用いた。この方法は、各検体 1.0g を 1
00℃の 1.0リットルの水中に入れ、沸騰水浴中で5分間
加熱抽出した抽出液について、ジフェニル・ピクリル・
ヒドラチル(DPPH)ラジカル 0.05 μmol 、すなわち 19.
716 μg を消去する力価を1単位とした。
【0020】
【表1】
【0021】(本発明の健康茶素材の力価について)次
に、本発明の健康茶の素材について、同様に測定した結
果を表2〜表4に示す。
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】以上に示した結果から、ラジカルの消去作
用の強い植物は、タンニン、カロチノイド、或いはフラ
ボノイドを含有するものであることは明確である。純成
分を同じ方法で測定した結果を示すと、それぞれg当た
りの力価は五倍子タンニン酸281,250単位、α−カロチ
ン76,300単位、β−カロチン56,250単位、γ−カロチン
100,500単位、リコピン 124,600単位、ルチン 225,000
単位、ケルセチン 450,000単位であった。したがって、
必要に応じて本発明の健康茶にはこれらの純成分を添加
することもできる。
【0026】表2及び表3に見られるようにヨモギやカ
キ葉の力価は一般に高いが、力価の低いものとの差は1
0倍もある。これは、産地、採取時期、品種の若干の差
にもより、両表に一例だけしか示していないアシタバ
葉、ツワブキ葉、クリ葉、及びシソ葉はたまたま一品だ
け市場で入手したものの測定値で、これら植物の平均的
な力価を示すものでない。カイカの力価は極めて高いが
これはルチンやケセルチンの寄与が大きいと思われる。
但し、カイカは医薬品であって食品である飲料には使用
できない。
【0027】又、表中の小麦胚芽、決明子、大麦、カキ
葉、甘茶等の例に見られるように、乾燥植物を 150〜16
0 ℃で焙煎すると力価が1.5倍〜数倍以上増加する。
これは、植物内のタンニンとかフラボンが加熱によって
糖の離脱とか部分的な分解をし、より活性な化合物を生
成することによるものと思われる。
【0028】したがって、本発明品の調製に際しては、
水性の流エキスを主成分たる乾燥植物に均等に振り掛
け、攪拌しながら 110〜150 ℃で乾燥する工程を組み込
んでいる。一般に医薬品でも、食品でも高温で扱うのは
禁忌とされているが、本発明の健康茶に関しては、適度
の高温処理操作がかえって有効に作用する。
【0029】(実施例1)カキ葉(力価12,000単位/g)
60g に、緑茶(力価10,000単位/g) 30g 、シソ葉(力価
6,250単位/g) 5g 、ハトムギ(力価 250単位/g) 5.2g
を加えて約 100〜160 ℃で乾燥し、本発明の健康茶を得
た(収量 100g ) 。
【0030】本実施品の健康茶1gの力価は10,500単位
で、標準的なルイボス茶より高力価である。本実施品は
高い嗜好性があり、しかもルイボス茶に勝るSOD様活
性に基づく効果が期待できる。
【0031】(実施例2)ほうじ茶(力価 6,000単位/
g) 60g に、ウーロン茶(力価 6,000単位/g) 40g、ケル
セチン1g 、β−カロチン1g を加えて約 130〜150 ℃
で乾燥し、本発明の健康茶を得た(収量 100g ) 。
【0032】本実施品の健康茶1gの力価は11,000単位
で、標準的なルイボス茶より高力価である。本実施品は
全体の1/2以上がほうじ茶であり、風味がよく、小児
に対する嗜好性も良かった。しかも、ルイボス茶に勝る
SOD様活性に基づく効果が期待できる。
【0033】(実施例3)カキ葉(力価 5,000単位/g)
100gに、ヨモギ葉流エキス(力価 5,000単位/ml)300ml
及びルチン2g を加えて約 130〜150 ℃で含水率約4%
になるまで乾燥する。これに焙煎ハトムギ 200g を加え
て均等に混合し、本発明の健康茶を得た(収量 305g )
【0034】本実施品の健康茶1gの力価は 7,600単位
で、標準的なルイボス茶よりやや高力価である。本実施
品は全体の2/3が焙煎ハトムギであるため、飲用時の
風味は全く麦茶そのものと変わらず、極めて高い嗜好性
があり、しかもルイボス茶と変わらないSOD様活性に
基づく効果が期待できる。
【0035】(実施例4)杜仲葉(力価 20,000 単位/
g) 40g に、ハダカムギ(力価 250単位/g) 30g 、発芽
ハトムギ(力価 250単位/g) 20g 、決明子(力価 625単
位/g) 5g 、カキ葉(力価12,000単位/g) 3.6g、シソ葉
(力価 6,250単位/g) 0.9g、ヨモギ葉(力価5,000単位/
g) 0.1g、β−カロチン(2%水溶液)0.6gを加えて約
100〜160 ℃で乾燥し、本発明の健康茶を得た(収量 10
0g ) 。
【0036】本実施品の健康茶1gの力価は 8,600単位
で、標準的なルイボス茶より高力価である。本実施品は
高い嗜好性があり、しかもルイボス茶に勝るSOD様活
性に基づく効果が期待できる。
【0037】(実施例5)カキ葉(力価12,000単位/g)
60g に、ハトムギ(力価 250単位/g) 20g 、大麦(力価
250単位/g) 15g 、シソ葉(力価 6,250単位/g) 6g を
加えて約 130〜150 ℃で乾燥し、本発明の健康茶を得た
(収量 100g ) 。
【0038】本実施品の健康茶1gの力価は 7,900単位
で、標準的なルイボス茶より高力価である。本実施品は
高い嗜好性があり、しかもルイボス茶に勝るSOD様活
性に基づく効果が期待できる。
【0039】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の健康茶
は、原料供給に不安定なルイボス茶に代わり、日本にお
いては何時でも容易にしかも安価に安定供給できるもの
となった。又、通常の茶としての使用量の範囲で、ルイ
ボス茶と同等のSOD様活性を有し、常用することによ
ってアレルギー性疾患、特にアトピー性湿疹や喘息に有
効であるだけでなく免疫力を高める。さらに、風味、色
調も良くて飲みやすく、含カロチノイド植物を配合する
ことにより、栄養素のバランスも保たれ極めて嗜好性の
高い健康茶を提供することができた。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煎出又は浸出することによって通常茶と
    して飲用に供される乾燥植物の一種類又は二種類以上
    に、煎出又は浸出することによって通常飲用に供される
    含カロチノイド植物の乾燥物或いはエキスの一種類又は
    二種類以上、又はタンニン、カロチノイド或いはフラボ
    ノイドの一種類又は二種類以上を配合したことを特徴と
    する健康茶。
  2. 【請求項2】 煎出又は浸出することによって通常茶と
    して飲用に供される乾燥植物の一種類又は二種類以上
    に、煎出又は浸出することによって通常飲用に供される
    含タンニン植物、含カロチノイド植物或いは含フラボノ
    イド植物の乾燥物或いはそれらのエキスの一種類又は二
    種類以上、及びタンニン、カロチノイド或いはフラボノ
    イドの一種類又は二種類以上を配合したことを特徴とす
    る健康茶。
  3. 【請求項3】 前記乾燥植物が、焙煎したものであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の健康茶。
  4. 【請求項4】 前記含カロチノイド植物が、活性酸素或
    いはフリーラジカル消去作用を有するものであることを
    特徴とする請求項1記載の健康茶。
  5. 【請求項5】 前記含タンニン植物、含カロチノイド植
    物或いは含フラボノイド植物が、活性酸素或いはフリー
    ラジカル消去作用を有するものであることを特徴とする
    請求項2記載の健康茶。
  6. 【請求項6】 煎出又は浸出することによって通常茶と
    して飲用に供される乾燥植物の一種類又は二種類以上
    に、煎出又は浸出することによって通常飲用に供される
    含カロチノイド植物の乾燥物或いはエキスの一種類又は
    二種類以上、及びハトムギ、大麦或いはハダカムギの一
    種類又は二種類以上を配合したことを特徴とする健康
    茶。
  7. 【請求項7】 前記ハトムギ、大麦或いはハダカムギ
    が、発芽したものであることを特徴とする請求項6記載
    の健康茶。
JP7142006A 1995-06-08 1995-06-08 健康茶 Pending JPH08332062A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7142006A JPH08332062A (ja) 1995-06-08 1995-06-08 健康茶

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7142006A JPH08332062A (ja) 1995-06-08 1995-06-08 健康茶

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08332062A true JPH08332062A (ja) 1996-12-17

Family

ID=15305194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7142006A Pending JPH08332062A (ja) 1995-06-08 1995-06-08 健康茶

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08332062A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001002575A (ja) * 1999-06-21 2001-01-09 Sunstar Inc メラニン産生促進剤
FR2815862A1 (fr) * 2000-10-26 2002-05-03 Oreal Composition comprenant l'association d'au moins un extrait d'au moins un vegetal du genre camellia et d'au moins un carotenoide
JP2005534709A (ja) * 2002-08-06 2005-11-17 インヴェスティガシオン・イ・ヌトリシオン・ソシエダッド・リミターダ ヒト摂取用の、可溶性タンニンおよび糖類の含量が低い変性カロブ粉(dcf)、およびその方法
JP2009518055A (ja) * 2006-12-05 2009-05-07 ジョン・ヒュン・ナム アレルギーに対する治療効果を有する機能性食品組成物、これを用いた天然茶、およびその製造方法
JP2017085986A (ja) * 2015-11-11 2017-05-25 アサヒ飲料株式会社 茶飲料、難消化性デキストリンの紙臭又は糊味の抑制剤、及び難消化性デキストリンの紙臭又は糊味の抑制方法
CN106819215A (zh) * 2016-12-22 2017-06-13 广州肇基生物科技有限公司 一种具有缓解哮喘功效的保健茶

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001002575A (ja) * 1999-06-21 2001-01-09 Sunstar Inc メラニン産生促進剤
FR2815862A1 (fr) * 2000-10-26 2002-05-03 Oreal Composition comprenant l'association d'au moins un extrait d'au moins un vegetal du genre camellia et d'au moins un carotenoide
JP2005534709A (ja) * 2002-08-06 2005-11-17 インヴェスティガシオン・イ・ヌトリシオン・ソシエダッド・リミターダ ヒト摂取用の、可溶性タンニンおよび糖類の含量が低い変性カロブ粉(dcf)、およびその方法
JP2009518055A (ja) * 2006-12-05 2009-05-07 ジョン・ヒュン・ナム アレルギーに対する治療効果を有する機能性食品組成物、これを用いた天然茶、およびその製造方法
JP2017085986A (ja) * 2015-11-11 2017-05-25 アサヒ飲料株式会社 茶飲料、難消化性デキストリンの紙臭又は糊味の抑制剤、及び難消化性デキストリンの紙臭又は糊味の抑制方法
CN106819215A (zh) * 2016-12-22 2017-06-13 广州肇基生物科技有限公司 一种具有缓解哮喘功效的保健茶

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2405355C2 (ru) Чай с повышенными антиоксидантными свойствами
KR101652638B1 (ko) 고추냉이를 함유하는 음료 및 그 제조방법
AB et al. Bioactive compounds and antioxidant properties of tea: status, global research and potentialities
JP6029546B2 (ja) 飲料
KR20210047581A (ko) 니파야자 꽃봉오리를 이용한 기능성 차의 제조방법 및 그 방법에 의한 기능성 차
Dyab et al. Enhancement and evaluation of peppermint (Mentha Piperita L.) beverage
Das et al. Clove based herbal tea: Development, phytochemical analysis and evaluation of antimicrobial property
Arif et al. Effect of antioxidant-rich moringa leaves on quality and functional properties of strawberry juice
JPH08332062A (ja) 健康茶
Suna et al. Lemon verbena (Lippia citriodora Kunth) beverages: Physicochemical properties, contents of total phenolics and minerals, and bioaccessibility of antioxidants
JP5233567B2 (ja) 飲料
Wasswa et al. Chemical characterisation of pulp, seed powder and a ready-to-drink juice produced from Syzygium cumini fruit
Suseno et al. Characteristics and sensory properties of lemongrass, roselle, and ginger formulation herbal tea
Yusuf et al. Formulation and Evaluation of Mango Leaf Tea Supplemented with Moringa and Ginger Powder
Mbouche et al. Characterization of tea produced from the leaves of two varieties of Ipomoea batatas
Ndife et al. Development and comparative evaluation of spice-mix seasonings from functional leaves of Utazi (Gongronema latifolium), Uda (Xylopia aethiopica), Nchanwu (Ocimum gratissimum) and Uziza (Piper guineense)
KR101948640B1 (ko) 해독 및 다이어트용 커피의 제조방법
KR20180081970A (ko) 항산화 활성 및 기호성이 증진된 블렌딩 차
LIAOTRAKOON et al. Antioxidative properties of white and red flowered agathi (Sesbania grandiflora) tea and tea extracts
KR20100065805A (ko) 숙취해소용 조성물
JPH07184545A (ja) 健康茶
KR101674403B1 (ko) 패션프루츠 과육과 잎을 함유하는 차 음료의 제조방법 및 상기 방법으로 제조된 차 음료
RU2077219C1 (ru) Растворимый чай
Vikram et al. Effect of dried powder of Tulsi leaf, Ginger and Cardamom addition on Aonla Jam with granulated particles of Cashew
Meghwar et al. Journal of Agriculture and Food Research