JPH0833174B2 - エンジン - Google Patents
エンジンInfo
- Publication number
- JPH0833174B2 JPH0833174B2 JP62026146A JP2614687A JPH0833174B2 JP H0833174 B2 JPH0833174 B2 JP H0833174B2 JP 62026146 A JP62026146 A JP 62026146A JP 2614687 A JP2614687 A JP 2614687A JP H0833174 B2 JPH0833174 B2 JP H0833174B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- gear
- passage
- counter shaft
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/0421—Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
- F16H57/0423—Lubricant guiding means mounted or supported on the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes or pipes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/043—Guidance of lubricant within rotary parts, e.g. axial channels or radial openings in shafts
- F16H57/0431—Means for guiding lubricant directly onto a tooth surface or to foot areas of a gear, e.g. by holes or grooves in a tooth flank
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0493—Gearings with spur or bevel gears
- F16H57/0494—Gearings with spur or bevel gears with variable gear ratio or for reversing rotary motion
Landscapes
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエンジンに関するものであり、詳しくは歯車
変速機の潤滑構造に関するものである。
変速機の潤滑構造に関するものである。
エンジンの歯車変速機を潤滑するための構造の1つと
して、第5図に示すエンジンAの如く、変速機ケースB
内にオイルCを滞留させたものがある。このエンジンA
では、歯車変速機Dの歯車D1によってオイルCを掻き上
げ、掻き上げたオイルを互いに噛み合う歯車D2,D3の外
周面へと順次供給することによって、歯車変速機Dを潤
滑しているのである。
して、第5図に示すエンジンAの如く、変速機ケースB
内にオイルCを滞留させたものがある。このエンジンA
では、歯車変速機Dの歯車D1によってオイルCを掻き上
げ、掻き上げたオイルを互いに噛み合う歯車D2,D3の外
周面へと順次供給することによって、歯車変速機Dを潤
滑しているのである。
ところで、上記構成では、オイルCを掻き揚げている
歯車D1から数段の歯車を介して噛合する歯車外周面に
は、オイルが十分に供給されないという問題があった。
また歯車変速機は周知の如く、1つの回転軸に複数枚の
歯車が並設されており、相い隣り合う歯車間でのオイル
のやりとりは行なわれ難く、この結果、歯車変速機にお
ける各歯車へのオイル供給不足を招来していた。
歯車D1から数段の歯車を介して噛合する歯車外周面に
は、オイルが十分に供給されないという問題があった。
また歯車変速機は周知の如く、1つの回転軸に複数枚の
歯車が並設されており、相い隣り合う歯車間でのオイル
のやりとりは行なわれ難く、この結果、歯車変速機にお
ける各歯車へのオイル供給不足を招来していた。
さらに、上記構成において、オイルCを掻き揚げる歯
車D1は、その一部がオイルCに浸漬しているため、オイ
ルCの抵抗によって回転が妨げられることとなり、この
結果、駆動力の損失によって燃費の増大を招く等の不都
合があった。
車D1は、その一部がオイルCに浸漬しているため、オイ
ルCの抵抗によって回転が妨げられることとなり、この
結果、駆動力の損失によって燃費の増大を招く等の不都
合があった。
本発明は、上記実状に鑑みて、歯車変速機における歯
車の外周面に、十分かつ確実にオイルを供給し得るとと
もに、不用意な駆動力の損失に基づく燃費の増大を未然
に防止し得るエンジンを提供することを目的とする。
車の外周面に、十分かつ確実にオイルを供給し得るとと
もに、不用意な駆動力の損失に基づく燃費の増大を未然
に防止し得るエンジンを提供することを目的とする。
本発明に関わるエンジンでは、メインシャフトとカウ
ンタシャフトと複数の歯車列とを備えて成る歯車変速機
および差動歯車装置を、クランクケースの側部に設けた
ケーシングによって収容するとともに、クランクケース
の底部において上記ケーシングより下位にオイルパンを
設けてあり、また歯車変速機におけるカウンタシャフト
の回転軸部に、この回転軸部の軸線方向に沿って延びる
主オイル通路を形成するとともに、カウンタシャフトの
回転軸部および歯車に、主オイル通路から分岐しかつ回
転軸部および歯車を貫通して歯車外周面に達する分岐オ
イル通路を形成している。
ンタシャフトと複数の歯車列とを備えて成る歯車変速機
および差動歯車装置を、クランクケースの側部に設けた
ケーシングによって収容するとともに、クランクケース
の底部において上記ケーシングより下位にオイルパンを
設けてあり、また歯車変速機におけるカウンタシャフト
の回転軸部に、この回転軸部の軸線方向に沿って延びる
主オイル通路を形成するとともに、カウンタシャフトの
回転軸部および歯車に、主オイル通路から分岐しかつ回
転軸部および歯車を貫通して歯車外周面に達する分岐オ
イル通路を形成している。
さらに本発明に関わるエンジンでは、主オイル通路に
オイルを導くためのオイル案内ケースを、カウンタシャ
フトの端部に臨む態様でケーシングに設けるとともに、
該ケーシングの底部に設けられたオイル排出口とオイル
パンのオイル注入口とを互いに連通しており、ポンプを
介装したオイル圧送通路によってオイルパンとオイル案
内ケースとを連通し、オイルパン内のオイルをオイル案
内ケース、主オイル通路、および分岐オイル通路を介し
て歯車外周面へ供給するとともに、ケーシング内部に流
入したオイルをオイル排出口およびオイル注入口を介し
てオイルパンに還流させるよう構成している。
オイルを導くためのオイル案内ケースを、カウンタシャ
フトの端部に臨む態様でケーシングに設けるとともに、
該ケーシングの底部に設けられたオイル排出口とオイル
パンのオイル注入口とを互いに連通しており、ポンプを
介装したオイル圧送通路によってオイルパンとオイル案
内ケースとを連通し、オイルパン内のオイルをオイル案
内ケース、主オイル通路、および分岐オイル通路を介し
て歯車外周面へ供給するとともに、ケーシング内部に流
入したオイルをオイル排出口およびオイル注入口を介し
てオイルパンに還流させるよう構成している。
以下、本発明の具体的構成を、実施例を示す図面に基
づいて詳細に説明する。
づいて詳細に説明する。
第1図は本発明に関するエンジンの一実施例を示して
おり、このエンジン1ではクランクケース2の左方にケ
ーシング3(以下、ケース3と称する)が取り付けら
れ、このケース3には歯車変速機4と差動歯車装置5と
が収容されている。
おり、このエンジン1ではクランクケース2の左方にケ
ーシング3(以下、ケース3と称する)が取り付けら
れ、このケース3には歯車変速機4と差動歯車装置5と
が収容されている。
上記歯車変速機4は、メインシャフト10とカウンタシ
ャフト20とを備えており、各シャフト10および20共、そ
れぞれ複数枚の歯車11,12,13,14,および歯車21,22,23,2
4,25を有している。
ャフト20とを備えており、各シャフト10および20共、そ
れぞれ複数枚の歯車11,12,13,14,および歯車21,22,23,2
4,25を有している。
上記カウンタシャフト20の回転軸部20aには、その軸
線方向に沿って延びる態様で主オイル通路26が穿設され
ており、この主オイル通路26は回転軸部20aのほぼ全長
に亘って延在しているとともに、上記回転軸部20aの左
方端20bにおいて開口している。
線方向に沿って延びる態様で主オイル通路26が穿設され
ており、この主オイル通路26は回転軸部20aのほぼ全長
に亘って延在しているとともに、上記回転軸部20aの左
方端20bにおいて開口している。
また、上記カウンタシャフト20には、回転軸部20aの
主オイル通路26から分岐するとともに、回転軸部20aと
各歯車21,22,23,24,25とを貫通して、各歯車21,22,23,2
4,25の外周面に達する分岐オイル通路30,30,…が形成さ
れており、これら分岐オイル通路30,30,…によって、主
オイル通路26と各歯車21,22,23,24,25の外周面とが互い
に連通されることとなる。
主オイル通路26から分岐するとともに、回転軸部20aと
各歯車21,22,23,24,25とを貫通して、各歯車21,22,23,2
4,25の外周面に達する分岐オイル通路30,30,…が形成さ
れており、これら分岐オイル通路30,30,…によって、主
オイル通路26と各歯車21,22,23,24,25の外周面とが互い
に連通されることとなる。
なお、上記分岐オイル通路30は、第2図に歯車21を例
にして示すように、上記主オイル通路26と歯車外周面21
a,具体的には歯と歯の間の谷部とを連通する態様で穿設
されている。
にして示すように、上記主オイル通路26と歯車外周面21
a,具体的には歯と歯の間の谷部とを連通する態様で穿設
されている。
一方、第1図および第2図に明示する如く、上記カウ
ンタシャフト20の左方端20bは、ケース3に形成された
開口3aを介してケース3外に露出しており、さらにケー
ス3には上記開口3aを覆うようにオイル案内ケース40が
取り付けられている。
ンタシャフト20の左方端20bは、ケース3に形成された
開口3aを介してケース3外に露出しており、さらにケー
ス3には上記開口3aを覆うようにオイル案内ケース40が
取り付けられている。
該ケース40には、パイプ41の一端41aが取り付けら
れ、パイプ41の他端41bはポンプ42の出力ポートに取り
付けられており、上記ポンプ42のオイル吸入パイプ42a,
パイプ41,およびオイル案内ケース40によってオイル圧
送通路44が構成されている。
れ、パイプ41の他端41bはポンプ42の出力ポートに取り
付けられており、上記ポンプ42のオイル吸入パイプ42a,
パイプ41,およびオイル案内ケース40によってオイル圧
送通路44が構成されている。
上記ケース3の下方部には、オイル排出口3bが形成さ
れており、このオイル排出口3bは、パイプ45を介してオ
イルパン46に形成されたオイル流入口46aと連通してい
る。
れており、このオイル排出口3bは、パイプ45を介してオ
イルパン46に形成されたオイル流入口46aと連通してい
る。
いま、エンジン1の運転に伴い、ポンプ42が運転を開
始すると、オイルパン46内に滞留したオイルが、上記オ
イル圧送通路44を矢印h,i,jで示す如く歯車変速機4に
向けて圧送されてゆく。
始すると、オイルパン46内に滞留したオイルが、上記オ
イル圧送通路44を矢印h,i,jで示す如く歯車変速機4に
向けて圧送されてゆく。
オイル案内ケース40内に流入したオイルは、第2図中
矢印kで示す如くケース3の開口3aを介してカウンタシ
ャフト20の主オイル通路26内に圧送され、上記主オイル
通路26内を流れるオイルの一部は、矢印lで示す如く分
岐オイル通路30,30内に流入し、歯車外周面21aに到達す
る。
矢印kで示す如くケース3の開口3aを介してカウンタシ
ャフト20の主オイル通路26内に圧送され、上記主オイル
通路26内を流れるオイルの一部は、矢印lで示す如く分
岐オイル通路30,30内に流入し、歯車外周面21aに到達す
る。
このとき、分岐オイル通路30内のオイルは、ポンプの
圧送力と歯車21の遠心力との共働作業によって、歯車外
周面21aに確実かつ十分に送られ、これによってカウン
タシャフト20の歯車21と、これに噛合するメインシャフ
ト10の歯車11との噛合部が確実に潤滑される。
圧送力と歯車21の遠心力との共働作業によって、歯車外
周面21aに確実かつ十分に送られ、これによってカウン
タシャフト20の歯車21と、これに噛合するメインシャフ
ト10の歯車11との噛合部が確実に潤滑される。
上記主オイル通路26を流れるオイルは、各歯車21,21,
…,25の外周面を潤滑し、潤滑を終えたのちのオイル
は、ケース3の下方部3cから矢印m,nで示す如くオイル
排出口3b,パイプ45,およびオイル流入口46aを介してオ
イルパン46内へ流入し、ケース3内にオイルが滞留する
ことがない。
…,25の外周面を潤滑し、潤滑を終えたのちのオイル
は、ケース3の下方部3cから矢印m,nで示す如くオイル
排出口3b,パイプ45,およびオイル流入口46aを介してオ
イルパン46内へ流入し、ケース3内にオイルが滞留する
ことがない。
このことは、第5図に示した従来の潤滑構造のよう
に、一部の歯車(D1)がオイルに浸っている場合、オイ
ルが歯車の回転を妨げて、駆動力が損失してしまうとい
った不都合を未然に防ぐ効果がある。
に、一部の歯車(D1)がオイルに浸っている場合、オイ
ルが歯車の回転を妨げて、駆動力が損失してしまうとい
った不都合を未然に防ぐ効果がある。
オイルパン46に流入したオイルは、ポンプ42の働きに
よって再び歯車変速機4へ送られ、以下、上述した如く
オイルが循環され、歯車変速機4の潤滑が行なわれる。
よって再び歯車変速機4へ送られ、以下、上述した如く
オイルが循環され、歯車変速機4の潤滑が行なわれる。
第3図に示す他の実施例では、図示していないクラン
クシャフトやカム機構等へオイルを圧送するポンプ50に
設けたリリーフ弁51のドレンポート51aとオイル案内ケ
ース40とが、パイプ41′によって互いに連通されてい
る。
クシャフトやカム機構等へオイルを圧送するポンプ50に
設けたリリーフ弁51のドレンポート51aとオイル案内ケ
ース40とが、パイプ41′によって互いに連通されてい
る。
そして、上記ポンプ50、吸入パイプ50a、リリーフ弁5
1、パイプ41′、およびオイル案内ケース40によってオ
イル圧送通路44′が構成されている。
1、パイプ41′、およびオイル案内ケース40によってオ
イル圧送通路44′が構成されている。
なお、上記オイル圧送通路44′の構成以外は、第1,2
図に示した実施例と全く同一であり、潤滑の態様も同じ
である。
図に示した実施例と全く同一であり、潤滑の態様も同じ
である。
第4図に示したさらに他の実施例では、カムシャフト
60を収容する室61の下方部にオイル排出口62を形成し、
このオイル排出口62とオイル案内ケース40とをパイプ4
1″によって連通している。
60を収容する室61の下方部にオイル排出口62を形成し、
このオイル排出口62とオイル案内ケース40とをパイプ4
1″によって連通している。
この実施例では、図示していないポンプの働きによっ
てカムシャフト60に圧送され、該カムシャフト60を潤滑
したのち室61の下部に滞留し、こののち上記室61とオイ
ル案内ケース40との高低差によって、上記室61内のオイ
ルが歯車変速機4に圧送される。
てカムシャフト60に圧送され、該カムシャフト60を潤滑
したのち室61の下部に滞留し、こののち上記室61とオイ
ル案内ケース40との高低差によって、上記室61内のオイ
ルが歯車変速機4に圧送される。
つまり、この実施例においては、図示していないポン
プ、および室61、パイプ41″、そしてオイル案内ケース
40によってオイル圧送通路44″が構成されている。
プ、および室61、パイプ41″、そしてオイル案内ケース
40によってオイル圧送通路44″が構成されている。
上記オイル圧送通路44″以外の構成は、第1,2図に示
した実施例と全く同一であり、潤滑の態様も同じであ
る。
した実施例と全く同一であり、潤滑の態様も同じであ
る。
なお、1枚の歯車における分岐オイル通路の数は、歯
車の大きさ等の条件によって適宜設定できることは言う
までもない。
車の大きさ等の条件によって適宜設定できることは言う
までもない。
以上、詳述した如く、本発明に関わるエンジンによれ
ば、歯車変速機におけるカウンタシャフトの回転軸部に
主オイル通路を設けるとともに、カウンタシャフトの回
転軸部および歯車に主オイル通路と歯車外周面とを連通
する分岐オイル通路を設け、オイルパン内のオイルをポ
ンプの働きによって上記主オイル通路および分岐オイル
通路に圧送することによって歯車外周面にオイルを供給
するようにしたので、歯車変速機を確実かつ十分に潤滑
することが可能となった。
ば、歯車変速機におけるカウンタシャフトの回転軸部に
主オイル通路を設けるとともに、カウンタシャフトの回
転軸部および歯車に主オイル通路と歯車外周面とを連通
する分岐オイル通路を設け、オイルパン内のオイルをポ
ンプの働きによって上記主オイル通路および分岐オイル
通路に圧送することによって歯車外周面にオイルを供給
するようにしたので、歯車変速機を確実かつ十分に潤滑
することが可能となった。
また、本発明に関わるエンジンでは、歯車変速機と差
動歯車装置とを収容するケーシングに対してオイルパン
を下位に設けるとともに、ケーシングの下方部に設けら
れたオイル排出口とオイルパンのオイル注入口とを互い
に連通しているので、主オイル通路および分岐オイル通
路を介してケーシングの内部に流入したオイルは、ケー
シングの内部に貯溜することなく速やかにオイルパンに
排出されてしまう。この結果、歯車の回転がケーシング
に貯溜したオイルの抵抗により妨げられる不都合は生じ
得ず、もって本発明に関わるエンジンによれば不用意な
駆動力の損失に基づく燃費の増大を未然に防止すること
が可能となった。
動歯車装置とを収容するケーシングに対してオイルパン
を下位に設けるとともに、ケーシングの下方部に設けら
れたオイル排出口とオイルパンのオイル注入口とを互い
に連通しているので、主オイル通路および分岐オイル通
路を介してケーシングの内部に流入したオイルは、ケー
シングの内部に貯溜することなく速やかにオイルパンに
排出されてしまう。この結果、歯車の回転がケーシング
に貯溜したオイルの抵抗により妨げられる不都合は生じ
得ず、もって本発明に関わるエンジンによれば不用意な
駆動力の損失に基づく燃費の増大を未然に防止すること
が可能となった。
第1図は本発明に関わるエンジンの要部断面側面図、第
2図は第1図における要部拡大断面図、第3図は他の実
施例を示す要部断面側面図、第4図はさらに他の実施例
を示す要部断面側面図であり、第5図は従来構造のエン
ジンを示す概念的な側面図である。 1……エンジン、2……クランクケース、3……ケーシ
ング(ケース)、4……歯車変速機、5……差動歯車装
置、10……メインシャフト、20……カウンタシャフト、
20a……回転軸部、21,22,23,24,25……歯車、26……主
オイル通路、30……分岐オイル通路、40……オイル案内
ケース、41,41′,41″……パイプ、42,50……ポンプ、4
4,44′,44″……オイル圧送通路、46……オイルパン。
2図は第1図における要部拡大断面図、第3図は他の実
施例を示す要部断面側面図、第4図はさらに他の実施例
を示す要部断面側面図であり、第5図は従来構造のエン
ジンを示す概念的な側面図である。 1……エンジン、2……クランクケース、3……ケーシ
ング(ケース)、4……歯車変速機、5……差動歯車装
置、10……メインシャフト、20……カウンタシャフト、
20a……回転軸部、21,22,23,24,25……歯車、26……主
オイル通路、30……分岐オイル通路、40……オイル案内
ケース、41,41′,41″……パイプ、42,50……ポンプ、4
4,44′,44″……オイル圧送通路、46……オイルパン。
Claims (1)
- 【請求項1】メインシャフトとカウンタシャフトと複数
の歯車列とを備えて成る歯車変速機および差動歯車装置
を、クランクケースの側部に設けたケーシングによって
収容するとともに、クランクケースの底部において上記
ケーシングより下位にオイルパンを設けて成るエンジン
であって、 歯車変速機におけるカウンタシャフトの回転軸部に、該
回転軸部の軸線方向に沿って延びる主オイル通路を形成
し、かつ上記カウンタシャフトの回転軸部および歯車
に、上記主オイル通路から分岐するとともに上記回転軸
部および歯車を貫通して歯車外周面に達する分岐オイル
通路を形成し、さらに主オイル通路にオイルを導くため
のオイル案内ケースをカウンタシャフトの端部に臨む態
様でケーシングに設けるとともに、該ケーシングの下方
部に設けられたオイル排出口とオイルパンのオイル注入
口とを互いに連通し、さらにポンプを介装したオイル圧
送通路によってオイルパンとオイル案内ケースとを連通
し、オイルパン内のオイルをオイル案内ケース、主オイ
ル通路、および分岐オイル通路を介して歯車外周面へ供
給するよう構成したことを特徴とするエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62026146A JPH0833174B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62026146A JPH0833174B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | エンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63195469A JPS63195469A (ja) | 1988-08-12 |
JPH0833174B2 true JPH0833174B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=12185403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62026146A Expired - Lifetime JPH0833174B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0833174B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6021868A (en) * | 1997-09-02 | 2000-02-08 | Eaton Corporation | Mechanical transmission cooling and lubrication using associated engine systems |
KR101012469B1 (ko) * | 2009-05-19 | 2011-02-08 | (주)유티글로벌 | 다단 자동 변속기 |
KR101012470B1 (ko) * | 2009-06-29 | 2011-02-08 | (주)유티글로벌 | 다단 자동 변속기 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5913165A (ja) * | 1983-03-04 | 1984-01-23 | Honda Motor Co Ltd | 変速装置の潤滑装置 |
-
1987
- 1987-02-06 JP JP62026146A patent/JPH0833174B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63195469A (ja) | 1988-08-12 |
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