JPH0833120A - ハイブリッド電源式電動車両 - Google Patents

ハイブリッド電源式電動車両

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JPH0833120A
JPH0833120A JP6159975A JP15997594A JPH0833120A JP H0833120 A JPH0833120 A JP H0833120A JP 6159975 A JP6159975 A JP 6159975A JP 15997594 A JP15997594 A JP 15997594A JP H0833120 A JPH0833120 A JP H0833120A
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宣英 瀬尾
Seiji Okada
誠二 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】加速頻度が高い場合、登坂走行時、人や荷物を
大量に積載して走行している場合、等の加速が要求され
る場合において、パワー電源からの電力を確実に確保で
きるように制御するハイブリッド電源式電動車両を提供
する。 【構成】小出力大容量のエネルギー電源装置10と、大
出力のパワー電源装置20とを有するハイブリッド電源
式電動車両であって、要求される負荷電力Pmが小さい
場合、エネルギー電源装置10から車両駆動用モータ6
0に電力Peを供給し、要求される負荷電力Pmが大き
い場合、パワー電源装置20から車両駆動用モータ60
に電力Ppを供給し、要求される負荷電力Pmが大き
く、且つ所定条件を満足する場合、エネルギー電源装置
10から供給される電力量Peを増加し、且つパワー電
源装置20から供給される電力量Ppを減少する方向に
制御することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイブリッド電源式電
動車両に関し、特に、電動車両に用いられるエネルギー
電源装置とパワー電源装置とが組み合わされた電源装置
の電力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、エネルギー電源装置とパワー電源
装置とが組み合わされたハイブリッド電源式車両等にお
いては、エネルギー電源装置からの出力電力をできるだ
け小さくする必要がある。このため、従来のハイブリッ
ド電源式電動車両として、例えば、特開昭50−153
228号公報に開示されるように、小出力型のエネルギ
ーバッテリと大出力型のパワーバッテリとを組み合わせ
たハイブリッド方式の電源を用いて負荷に電力を供給す
るもので、操作器(例えば、アクセルペダル)の操作量
(例えば、アクセルペダルの踏込み量)に応じて負荷電
流を設定し、加速時のエネルギーバッテリから不足電力
分をパワーバッテリによって補うものが知られている。
【0003】また、特開昭50−15240号公報に開
示されるように、エネルギー電源とパワー電源とを組み
合わせたハイブリッド方式の電源を備えるもので、パワ
ー電源の残存電気容量が少なくなったとき、エネルギー
電源から充電することで電力を補うものが知られてい
る。更に、特開昭50−153227号公報に開示され
るように、エネルギー電源とパワー電源とを組み合わせ
たハイブリッド方式の電源を備えるもので、パワー電源
を充電する場合、その充電効率をアップするためエネル
ギー電源からの出力電流値を一定値以下に制限する電流
制限回路を設けたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来のハイブリッド電源式電動車両において、先ず、
特開昭50−153228号公報及び特開昭50−15
240号公報に開示されたハイブリッド方式の電源を用
いる技術では、車両の走行状況を考慮されずに一定の制
御を行うので、例えば、加速状態が連続する場合や加
速頻度が高い場合、登坂走行時、人や荷物を大量に
積載して走行している場合、等にパワー電源の容量が不
足し、十分な加速ができなくなるという欠点がある。
【0005】また、特開昭50−153227号公報に
開示される技術では、エネルギー電源からの出力電流を
一定値以下に制限するため、例えば、加速頻度が高い
場合、登坂走行時、人や荷物を大量に積載して走行
している場合、等にパワー電源からの電力放出量が大き
くなり、エネルギー電源からの充電が間に合わず加速時
に容量が不足するという欠点がある。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、加速頻度が高い場合、
登坂走行時、人や荷物を大量に積載して走行している場
合、等の加速が要求される場合において、パワー電源か
らの電力を確実に確保できるように制御するハイブリッ
ド電源式電動車両を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決し、
目的を達成するために、この発明に係わるハイブリッド
電源式電動車両は、次のように構成したことを特徴とし
ている。即ち、小出力大容量のエネルギー電源装置と、
大出力のパワー電源装置とを有するハイブリッド電源式
電動車両であって、要求される負荷電力が小さい場合、
前記エネルギー電源装置から車両駆動用モータに電力を
供給し、要求される負荷電力が大きい場合、前記パワー
電源装置から前記車両駆動用モータに電力を供給し、要
求される負荷電力が大きく、且つ所定条件を満足する場
合、前記エネルギー電源装置から供給される電力量を増
加し、且つパワー電源装置から供給される電力量を減少
する方向に制御することを特徴としている。
【0008】また、好ましくは、前記所定条件とは、所
定加速度以上の状態が所定時間以上継続した場合である
ことを特徴としている。また、好ましくは、前記加速度
と加速連続時間との関数で決定される値に基づいて、前
記エネルギー電源装置とパワー電源装置の夫々の出力電
力量を制御することを特徴としている。
【0009】また、好ましくは、所定値以上の加速が所
定時間以内に頻発する場合、前記加速度と加速頻度との
関数で決定される値に基づいて、前記エネルギー電源装
置とパワー電源装置の夫々の出力電力量を制御すること
を特徴としている。また、好ましくは、所定加速度以上
の状態が所定時間以上継続又は所定回数以上頻発する場
合、前記エネルギー電源装置から前記パワー電源装置へ
の充電量を増加する方向に制御することを特徴としてい
る。
【0010】また、好ましくは、前記車両が登坂走行し
ている場合、その登坂角の関数で決定される値に基づい
て、前記エネルギー電源装置とパワー電源装置の夫々の
出力電力量を制御することを特徴としている。また、好
ましくは、前記車両が登坂走行している場合において、
前記登坂角が大きい程、前記エネルギー電源装置から前
記パワー電源装置への充電量を増加する方向に制御する
ことを特徴としている。
【0011】また、好ましくは、前記車両走行時の積載
重量において、該積載重量が大きくなるにつれて、前記
エネルギー電源装置からの出力電力量を増加し、前記パ
ワー電源装置からの出力電力量を減少する方向に制御す
ることを特徴としている。また、好ましくは、前記積載
重量が大きくなるにつれて、前記エネルギー電源装置か
ら前記パワー電源装置への充電量を増加させる方向に制
御することを特徴としている。
【0012】また、好ましくは、前記パワー電源装置
は、ニッケル−カドミウム電池又はコンデンサ、若しく
はそれらの複合した電源装置であることを特徴としてい
る。また、好ましくは、前記パワー電源装置は、電気二
重層コンデンサであることを特徴としている。また、好
ましくは、前記エネルギー電源装置は、燃料電池、鉛蓄
電池及びその他の電気化学反応式電源のいずれか1つ、
若しくはそれらを複合した電源装置であることを特徴と
している。
【0013】
【作用】以上のように、本発明に基づくハイブリッド電
源式電動車両は構成されているので、以下の〜に示
す方法により、車両が加速する場合のパワー電源の出力
電力を確実に確保することができる。
【0014】(i)車両が加速状態の場合、 所定の加速度以上の状態が所定時間以上連続する場
合、加速度及び加速連続時間の関数で決定される値に基
づいて、エネルギー電源の放電量を増加し、パワー電源
の放電量を小さくする。あるいは、所定の加速度以上の
状態が所定時間内に頻発する場合、その頻度の関数で決
定される値に基づいて、エネルギー電源の放電量を増加
し、パワー電源の放電量を小さくする。
【0015】登坂走行中の場合、その登坂角の関数で
決定される値に基づいて、エネルギー電源の放電量を増
加し、パワー電源の放電量を小さくする。 人や荷物を大量に積載して走行している場合、その積
載量の関数で決定される値に基づいて、エネルギー電源
の放電量を増加し、パワー電源の放電量を小さくする。
【0016】(ii)車両が加速を終了し、エネルギー
電源からパワー電源への充電状態の場合、 所定の加速度以上の状態が所定時間内に頻発する場
合、その頻度の関数で決定される値に基づいて、パワー
電源の充電量を増加する。 登坂走行中の場合、その登坂角の関数で決定される値
に基づいて、パワー電源の充電量を増加する。
【0017】人や荷物を大量に積載して走行している
場合、その積載量の関数で決定される値に基づいて、パ
ワー電源の充電量を増加する。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係わる実施例につき添付図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施例に係
わるハイブリッド電源式電動車両の構成を示すブロック
図である。図1において、ハイブリッド電源システム1
00は、エネルギー電源装置10、パワー電源装置2
0、電力制御装置50、電動機60(例えば、直流モー
タ)とを備える。また、このハイブリッド電源システム
100は、電力によって駆動される電動車両に搭載さ
れ、車両の走行時等においてエネルギー電源装置10及
びパワー電源装置20から電動機60へ供給される電力
量を制御する働きを有するものである。
【0019】エネルギー電源装置10として使用するの
は、燃料電池電源装置(以下、燃料電池と略称する)
で、所謂、燃料電池、鉛蓄電池、及び電気化学反応を用
いた電源等や、これらを複合した大容量、且つ低パワー
な電源特性を有するバッテリであり、車両の定速又は慣
性走行時に必要な電力を供給する。一方、燃料電池に比
べて小容量、且つ高パワーな電源特性を有するパワー電
源装置20(以下、パワー電源と略称する)は、電気二
重層コンデンサ、ニッケル−カドミウム電池(以下、ニ
ッカド電池と略称する)等や、これらを複合した電池で
あり、車両の発進時や加速時、若しくは制動時等のよう
に大きな負荷電力を必要とする場合に電動機60に電力
を供給すると共に、制動時には電力の吸収(充電)を行
う大出力の充電及び放電が可能な電源装置である。
【0020】電力制御装置50は、制御部としてのCP
U30と電動機60への供給電力を調整する電力調整器
40とを備えることによって、電動機60へ供給する負
荷電力を燃料電池10とパワー電源20とに所定の割合
で分配する。特に、加速時等の大きな負荷電力を必要と
する場合、パワー電源20から優先的に電力を供給する
よう制御すると共に、負荷電力が小さい場合には、燃料
電池10から電動機60へ負荷電力を供給し、且つパワ
ー電池に充電するよう電力制御する。
【0021】CPU30は、車両の加速及び減速等を行
うための操作手段(例えば、アクセル開度等、但し本実
施例では、便宜上アクセル開度とする)の操作状態を表
す信号a、車両の速度を検出する車速センサ(不図示)
からの車速を表す信号v、車両が登坂走行している場合
の登坂角センサ(不図示)からの登坂角を表す信号r、
及び人や荷物等を積載して走行している場合の積載荷重
センサ(不図示)からの積載荷重を表す信号wに基づい
て、電力調整器40を制御する。
【0022】電力調整器40は、CPU30から送信さ
れる制御信号に基づいて、燃料電池10からの出力電力
Pe及びパワー電源20からの出力電力Ppとの配分を
決定し、トータル電力として電動機の負荷電力Pmを電
動機60に供給する。更に、燃料電池10からの出力電
力Peをパワー電源に供給してパワー電源を充電するよ
うに制御される。
【0023】次に、図2を参照して、電力調整器40の
具体的な動作を説明する。尚、図2は、電力調整器40
の構成を示す回路図である。図2において、電力調整器
40は、パルス発生器41、パルス変調器42〜44及
び回生信号発生器45とを備え、各パルス変調器からの
パルスに従ってトランジスタA〜Dをオン、オフして燃
料電池10及びパワー電源20と電動機60との間での
電力の供給を制御する。具体的には、電力Peの出力制
御信号がCPU30から変調器42に入力されると、そ
の制御信号に基づいて変調器42でパルス幅を変調し、
トランジスタAがオンされ、燃料電池10と電動機60
とが通電される。また、トランジスタAがオンされた状
態で、電力Ppの出力制御信号がCPU30から変調器
42に入力されると(図2中、Pp>0の場合)、その
制御信号に基づいて変調器43でパルス幅を変調し、ト
ランジスタBがオンされ、パワー電源20と電動機60
とが通電される。更に、トランジスタAがオンされた状
態で、電力Ppの充電制御信号がCPU30から変調器
44に入力されると(図2中、Pp<0の場合)、その
制御信号に基づいて変調器44でパルス幅を変調し、ト
ランジスタCがオンされると共に、回生信号発生器45
から信号を発生し、トランジスタDがオンされ、燃料電
池10とパワー電源20とが通電され、パワー電源20
の充電状態となる。
【0024】[制御動作]次に、図3〜図6を参照し
て、電力供給装置50の具体的な電力供給制御動作を説
明する。 <アクセル開度aと総出力電力Pmとの関係>図3
(a)、図3(b)は、アクセル開度aと電動機60の
総出力Pmとを時間tで表した図である。図4は、電動
機60の総出力Pmをアクセル開度aで表した図であ
る。図3、図4において、電動機の総出力Pmは、車両
を加速するためのアクセル開度aに連動している。即
ち、図3に示すように、運転者が停車中の車両をある時
刻t1に発進させ、時刻t2までの時間アクセルを加速
方向へ操作し、ある一定の速度になった後、、更に時刻
t3からt4の間にアクセルを加速方向へ操作すると、
電動機出力Pmは、同じく時刻t1からt2及びt3か
らt4の間だけアクセル開度aに応じて増加する方向に
変化する。また、図4に示すように、電動機60の総出
力電力Pmをアクセル開度aに基づいて示すと、上に凸
のグラフとなるように電力制御装置50において電動機
60への電力量を制御する。
【0025】<車速Vと走行抵抗Pvとの関係>次に、
図5、図6を参照して、車速Vと走行抵抗Pvとの電力
供給装置50の具体的な電力供給制御動作を説明する。
ここで、図5(a)、図5(b)は、図3のようにアク
セル開度aが変化した場合の、車両の車速Vと走行抵抗
Pvの変化を時間tで表した図である。図6は、車両が
走行時に受ける走行抵抗Pvを車速Vで表した図であ
る。尚、走行抵抗Pvとは、例えば、車両の走行により
発生する車輪と路面との転がり抵抗や車体に負荷される
空気抵抗などを受けながらも、車両が現在の車速Vを維
持するのに必要な電力である。さて、図5、図6におい
て、停車していた車両が時刻t1において発進、加速を
開始すると、車速は時刻t2までゼロから徐々に増加し
ていき、時刻t2から時刻t3まで一定の車速を維持す
る(図4のアクセル開度aを一定値に保持する。)。そ
の後、時刻t3で更に速度を増加するため、図3のアク
セル開度を加速方向に操作した分だけ、時刻t4まで車
速が増加する。その後、時刻t4では、アクセル開度を
図3の時刻t2からt3の状態に戻しているので、図5
の車速は時刻t2の時点まで戻るのである。一方、走行
抵抗Pvは、図4の電動機の総出力Pmよりは電力量が
小さいものの、車両の速度変化と同じように変化する。
即ち、図5のように、時刻t1からt2及びt3からt
4の間に車速が加速方向へ変化すると、走行抵抗電力P
vは、同じく時刻t1からt2及びt3からt4の間だ
け車速の変化に応じて増加する方向に変化する。また、
図6に示すように、車両走行時の走行抵抗電力Pvを車
速Vに基づいて示すと、下に凸のグラフとなるように電
力制御装置50において電動機60への供給電力量を制
御する。
【0026】<燃料電池10とパワー電源20による電
動機60への電力供給の関係>次に、図7を参照して、
燃料電池10とパワー電源20から電動機60への電力
供給の具体的な電力供給制御動作を説明する。ここで、
図7(a)、図7(b)は、前述した図3、図5のよう
にアクセル開度a及び車速Vが変化した場合の、燃料電
池10とパワー電源20の夫々の電動機60への供給電
力量Pe、Ppの変化を時間tで表した図である。
【0027】(燃料電池10からの電力供給制御)図7
(a)において、停車していた車両が時刻t1において
発進、加速を開始し、車速が時刻t2までゼロから徐々
に増加していくために、燃料電池10から電動機60に
所定の電力量が供給される。その後、車両は時刻t2か
ら時刻t3まで一定の車速を維持する(図4のアクセル
開度aを一定値に保持する)ために電動機60に電力が
供給されるのであるが、燃料電池10は、時刻t2から
t2’まで定常走行に必要な電力に加えて、パワー電源
20を充電するための電力Pcを上乗せして出力する。
その後、時刻t2’にパワー電源20の充電が終了する
と、時刻t2’から時刻t3まで一定車速を維持するた
めの電力Pe1を電動機60に供給する。更に時刻t3
からt4の間に、車速を増加する分だけ、燃料電池10
から電動機60に電力を供給する。その後、時刻t4で
は、アクセル開度aを図3の時刻t2からt3の状態に
戻しているので、車速は時刻t2の時点まで戻るのであ
る。そして、車両は時刻t4から時刻t5まで一定の車
速を維持する(図4のアクセル開度aを一定値に保持す
る)ために電動機60に電力が供給されるのであるが、
燃料電池10は、時刻t4からt5まで定常走行に必要
な電力に加えて、パワー電源20を充電するための電力
Pcを上乗せして出力する。その後、時刻t5にパワー
電源20の充電が終了すると、時刻t5以降、一定車速
を維持するための電力Pe1を電動機60に供給する。
尚、電力Pcは、車両の走行状態、例えば、加速時間や
加速頻度、登坂走行時や積載荷重等によって変化する。
【0028】(パワー電源20からの電力供給制御)一
方、図7(b)において、停車していた車両が時刻t1
において発進、加速を開始し、車速が時刻t2までゼロ
から徐々に増加していくために、パワー電源20から電
動機60に所定の電力量が供給される。このパワー電源
20による電力の供給は、燃料電池10の場合と異な
り、時刻t1において最も大きな電力となり、加速が終
了する時刻t2になるにつれて供給電力がゼロとなるよ
う制御される。即ち、パワー電源20は時刻t1で瞬間
的に極大となる電力を電動機60に供給し、加速が終了
した時点で電力供給を停止するように制御される。その
後、車両は時刻t2から時刻t3まで一定の車速を維持
する(図4のアクセル開度aを一定値に保持する)ため
に燃料電池10のみから電力が供給されるのであるが、
パワー電源20は、時刻t2からt2’まで燃料電池1
0から電力Pcを供給され、充電するのである。この電
力Pcは、前述した時刻t1からt2の間にパワー電源
20から電動機60へ供給した電力であり、パワー電源
の時刻t1からt2までの電力減少分に相当する電力量
である。その後、時刻t2’にパワー電源20の充電が
終了すると、時刻t2’から時刻t3まではパワー電源
20から電動機60への電力供給は行われない。更に時
刻t3からt4の間に、時刻t1からt2の間の電力供
給形態と同様に、車速を増加させるのに必要な分だけ、
パワー電源20から電動機60に電力を供給する。その
後、時刻t4からt5の間で、車両は一定の車速を維持
すると共に、パワー電源20は、燃料電池10から電力
Pcを供給され、時刻t3からt4までの間に減少した
電力量を充電するのである。時刻t5以降では、車両は
一定の車速を維持された状態なので、パワー電源20か
ら電動機60への電力供給は行われない。以上説明した
ように、電力制御装置50は、燃料電池10とパワー電
源20の電力を所定の割合で分配して制御するのであ
る。尚、パワー電源からの電力Ppは、充電電力Pcの
場合と同じように、車両の走行状態、例えば、加速時間
や加速頻度、登坂走行時や積載荷重等によって変化す
る。
【0029】[電力供給制御フロー]次に、図8〜図1
3を参照して、図3〜図7で説明した電力制御装置50
による制御手順を説明する。図8〜図13は、電力制御
装置50の制御手順を記述したフローチャートである。
図8及び図1において、処理が開始され、ステップS2
に進むと、ステップS2では車両のアクセル開度を表す
信号aがCPU30に入力され、CPU30では、入力
された信号aにより関数Faa(a)をアクセル開度a
を表すパラメータとして設定し、この関数Faa(a)
に基づいてアクセル開度から要求される電力Paを演算
する。その後、ステップS4に進み、ステップS2の場
合と同様に、車速Vを表す信号vがCPU30に入力さ
れ、CPU30では、入力された信号vにより関数Fa
v(a)を車速Vを表すパラメータとして設定し、この
関数Fav(a)に基づいて車速を維持するために必要
な電力Pvを演算する。その後、ステップS6では、ス
テップS2及びステップS4で算出された電力Pa、P
vの大きさを比較する。即ち、ステップS6では車両の
加速判定を行っており、Pa>Pvと判断された場合、
車両が加速に要する電力Paが車速を維持するための走
行抵抗電力Pvよりも大きいので現在車両は加速中と判
断される。一方、ステップS6で、Pa<Pvと判断さ
れた場合、車両が加速に要する電力Paが車速を維持す
るための走行抵抗電力Pvよりも小さいので現在車両は
定速又は慣性走行中と判断される。従って、ステップS
6でPa>Pvと判断された場合(ステップS6で判断
がYESのとき)、ステップS8に進む。ステップS8
では、CPU30において、車速を維持するための走行
抵抗電力Pvを燃料電池10から供給すべき電力量Pe
として設定する。その後、図9に示すステップS10で
は、パワー電源20への充電量を表す係数Cacをゼロ
に設定して、ステップS12に進む。ステップS12で
は、ステップS2で算出された電力量Paからステップ
S4で算出された電力量Pvを引き算し、実際に加速に
必要な電力Pdを演算する。
【0030】(加速時間が長い場合)その後、ステップ
S14に進み、加速に必要な電力Pdが所定の定数Ka
1より大きいか否かを判定する。即ち、ステップS14
では車両の加速時間の判定を行っており、Pd>Ka1
と判断された場合、車両が加速に要する電力Pdが所定
の定数Ka1よりも大きいので現在車両は加速持続中と
判断される。一方、ステップS14で、Pd<Ka1と
判断された場合、車両が加速に要する電力Pdが所定の
定数Ka1よりも小さいので現在車両は加速持続中でな
いか所定より短時間で加速を行ったと判断される。従っ
て、ステップS14でPd>Ka1と判断された場合
(ステップS14で判断がYESのとき)、ステップS
16に進む。ステップS16では、加速持続時間を表す
定数Taをインクリメントしていき、車両の加速時間の
計測を行う。その後、ステップS20に進み、図16で
後述する車両の加速持続時間を表す信号TaがCPU3
0に入力され、CPU30では、入力された信号Taに
より関数Fa1(Ta)を加速持続時間Taに基づくパ
ラメータとして設定し、パワー電源20への充電量を表
す係数Cacを演算する。一方、ステップS14でPd
<Ka1と判断された場合(ステップS14で判断がN
Oのとき)、ステップS18に進む。ステップS18で
は、加速持続中でないと判断され、加速持続時間を表す
定数Taをゼロに設定し、ステップS20に進む。
【0031】(加速頻度大の場合)その後、ステップS
22に進み、加速に必要な電力Pdが所定の定数Ka2
より大きいか否かを判定する。即ち、ステップS22で
は車両の加速時間の判定を行っており、Pd>Ka2と
判断された場合、車両が加速に要する電力Pdが所定の
定数Ka2よりも大きいので現在車両は加速持続中と判
断される。一方、ステップS22で、Pd<Ka1と判
断された場合、車両が加速に要する電力Pdが所定の定
数Ka2よりも小さいので現在車両は加速持続中でない
か所定より短時間で加速を行ったと判断される。従っ
て、ステップS22でPd>Ka2と判断された場合
(ステップS22で判断がYESのとき)、ステップS
24に進む。ステップS24では、加速が一定時間以内
に行われたか否かを判定する。即ち、ステップS24で
は、加速頻度の判定を行っており、一定時間以内に周期
性をもって加速が行われた場合、車両の加速頻度が大き
いと判断される。一方、ステップS24で、一定時間以
内に周期性をもって加速が行われていない場合、車両の
加速頻度は小さいと判断される。従って、ステップS2
4で加速頻度が大きいと判断された場合(ステップS2
4で判断がYESのとき)、ステップS26に進む。ス
テップS26では、加速頻度を表す定数Naをインクリ
メントしていき、車両の加速頻度の計測を行う。その
後、ステップS30に進み、図17で後述する車両の加
速頻度を表す信号NaがCPU30に入力され、CPU
30では、入力された信号Naにより関数Fa2(N
a)を加速頻度Naに基づくパラメータとして設定し、
ステップS20で演算したパワー電源20への充電量を
表す係数CacとパラメータFa2(Na)とを加算
し、新たなパワー電源20への充電量を表す係数Cac
を演算する。一方、ステップS22でPd<Ka2と判
断された場合(ステップS22で判断がNOのとき)、
ステップS32に進む。また、ステップS24で一定時
間以内に加速が行われていないと判断された場合(ステ
ップS24で判断がNOのとき)、加速頻度を表す定数
Naをゼロに設定し、ステップS30に進む。
【0032】(登坂走行時)その後、図11に示すステ
ップS32に進み、図18で後述する車両の登坂走行時
の登坂角を表す信号rがCPU30に入力され、CPU
30では、入力された信号rにより関数Far(r)を
登坂角rに基づくパラメータとして設定し、ステップS
30で演算したパワー電源20への充電量を表す係数C
acとパラメータFar(r)とを加算し、新たなパワ
ー電源20への充電量を表す係数Cacを演算する。
【0033】(荷物又は人の積載走行時)その後、ステ
ップS34に進み、図19で後述する車両の積載重量を
表す信号wがCPU30に入力され、CPU30では、
入力された信号wにより関数Faw(w)を積載重量w
に基づくパラメータとして設定し、ステップS32で演
算したパワー電源20への充電量を表す係数Cacとパ
ラメータFaw(w)とを加算し、新たなパワー電源2
0への充電量を表す係数Cacを演算する。その後、ス
テップS36に進み、CPU30において、ステップS
8で算出した燃料電池から供給する電力Peと、加速に
必要な電力PdとステップS34で算出した充電量を表
す係数との乗算値とを加算し、新たな燃料電池10から
供給すべき電力量Peとして設定する。
【0034】その後、図12に示すステップS38に進
む。ステップS38では、ステップS2で算出された加
速に必要な電力量PaからステップS36で算出された
燃料電池10から供給すべき電力Peを引き算し、燃料
電池10からの出力では足りない不足電力量をパワー電
源20から供給補助するための電力Ppを演算する。そ
の後、ステップS40では、CPU30により、ステッ
プS36、ステップS38の各ステップにおいて演算さ
れた電力量Pe、Ppを加算し、電力調整器40からの
総出力電力Pmを算出する。次にステップS42に進
み、ステップS36、ステップS38において、夫々演
算された電力量に基づいてCPU30が電力調整器40
を制御し、燃料電池10からの出力Pe、パワー電源か
らの出力Ppを所定の割合で分配し、電動機60及びパ
ワー電源20への総出力電力Pmとして出力する。
【0035】<定速又は慣性走行時>一方、ステップS
6で、Pa<Pvと判断された場合、車両が加速に要す
る電力Paが車速を維持するための走行抵抗電力Pvよ
りも小さいので現在車両は定速又は慣性走行中と判断さ
れる。従って、ステップS6でPa<Pvと判断された
場合(ステップS6で判断がNOのとき)、図13に示
すステップS50に進む。ステップS50では、パワー
電源20の充電が完了した状態か否かを判断する。ステ
ップS50において、パワー電源20の充電が完了して
いないと判断された場合(ステップS50で判断がNO
のとき)、ステップS52に進む。ステップS52で
は、一定走行時又は慣性走行時の基本状態における充電
電力Kcをパワー電源20の充電電力Pcと設定する。
【0036】(加速頻度が大きい場合)その後、ステッ
プS54に進み、図20で後述する車両の走行中の加速
頻度を表す信号NaがCPU30に入力され、CPU3
0では、入力された信号Naにより関数Fct(Na)
を加速頻度Naに基づくパワー電源の充電に必要な出力
電力Pcを表すパラメータとして設定し、ステップS5
4で算出したPcとパラメータFct(Na)とを加算
し、新たな燃料電池10からパワー電源に出力すべき電
力量Pcを演算する。
【0037】(登坂走行時)その後、ステップS56に
進み、図21で後述する車両の登坂走行中の登坂角を表
す信号rがCPU30に入力され、CPU30では、入
力された信号rにより関数Fcr(r)を登坂角rに基
づくパワー電源の充電に必要な出力電力Pcを表すパラ
メータとして設定し、ステップS54で算出したPcと
パラメータFcr(r)とを加算し、新たな燃料電池1
0からパワー電源に出力すべき電力量Pcを演算する。
【0038】(荷物又は人の積載走行時)その後、ステ
ップS58に進み、図22で後述する車両の積載重量を
表す信号wがCPU30に入力され、CPU30では、
入力された信号wにより関数Fcw(w)を積載重量w
に基づくパワー電源の充電に必要な出力電力Pcを表す
パラメータとして設定し、ステップS56で算出したP
cとパラメータFcw(w)とを加算し、新たな燃料電
池10からパワー電源に出力すべき電力量Pcを演算す
る。
【0039】その後、ステップS60に進み、CPU3
0で、ステップS2で演算された加速時に必要な電力量
PaとステップS58で演算されたパワー電源の充電に
必要な電力量Pcとを加算し、燃料電池10から供給す
べき出力電力Peを演算する。次のステップS62で
は、パワー電源20からの出力電力Ppとして電力Pc
を設定し(実際には、充電されるので出力電力Ppの値
はマイナスとなる)、しかる後に図12で説明したステ
ップS40に進む。
【0040】また、ステップS50において、パワー電
源20の充電が完了していると判断された場合(ステッ
プS50で判断がYESのとき)、ステップS64に進
む。ステップS64では、燃料電池10の出力電力Pe
として加速に要する電力Paのみが設定される。その
後、ステップS66では、車両は加速をしていない状態
であるので、パワー電源20から供給すべき電力Ppを
ゼロに設定し、しかる後に図12で説明したステップS
40に進む。尚、図14は、加速時の車両駆動出力を表
すパラメータFaa(a)をアクセル開度aで表した図
である。また、図15は、走行抵抗分の駆動出力を表す
パラメータFav(v)を車速vで表した図である。ま
た、図16は、車両の加速の持続に必要な走行状態を表
すパラメータFa1(Ta)を加速持続時間Taで表し
た図である。また、図17は、車両の加速の頻度が大き
い場合に必要な走行状態を表すパラメータFa2(N
a)を加速頻度Naで表した図である。また、図18
は、車両の登坂走行時に必要な走行状態を表すパラメー
タFar(r)を登坂角rで表した図である。また、図
19は、車両の荷物又は人の積載時に必要な走行状態を
表すパラメータFaw(w)を積載重量wで表した図で
ある。また、図20は、車両の一定速度又は慣性走行時
の加速の頻度が大きい場合に必要な走行状態を表すパラ
メータFct(Na)を加速頻度Naで表した図であ
る。また、図21は、車両の一定速度又は慣性走行時の
登坂走行に必要な走行状態を表すパラメータFcr
(r)を登坂角rで表した図である。また、図22は、
車両の一定速度又は慣性走行時の荷物又は人の積載時に
必要な走行状態を表すパラメータFcw(w)を積載重
量wで表した図である。図14、図15においては、夫
々上に凸、下に凸の関数となり、図16〜図22におい
ては、全て所定値以上で、右上がりの直線として設定さ
れる。
【0041】以上説明したように、本実施例の電力制御
装置では、以下の〜に示す方法で電力を制御するこ
とにより、車両の高負荷運転が継続してもパワー電源の
出力電力を確実に確保することができる。 (i)車両が加速状態の場合、 所定の加速度以上の状態が所定時間以上連続する場
合、加速度及び加速連続時間の関数で決定される値に基
づいて、エネルギー電源の放電量を増加し、パワー電源
の放電量を小さくする。あるいは、所定の加速度以上の
状態が所定時間内に頻発する場合、その頻度の関数で決
定される値に基づいて、エネルギー電源の放電量を増加
し、パワー電源の放電量を小さくする。
【0042】登坂走行中の場合、その登坂角の関数で
決定される値に基づいて、エネルギー電源の放電量を増
加し、パワー電源の放電量を小さくする。 人や荷物を大量に積載して走行している場合、その積
載量の関数で決定される値に基づいて、エネルギー電源
の放電量を増加し、パワー電源の放電量を小さくする。
【0043】(ii)車両が加速を終了し、エネルギー
電源からパワー電源への充電状態の場合、 所定の加速度以上の状態が所定時間内に頻発する場
合、その頻度の関数で決定される値に基づいて、パワー
電源の充電量を増加する。 登坂走行中の場合、その登坂角の関数で決定される値
に基づいて、パワー電源の充電量を増加する。
【0044】人や荷物を大量に積載して走行している
場合、その積載量の関数で決定される値に基づいて、パ
ワー電源の充電量を増加する。 尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で上記各実施
例を修正又は変更したものに適用可能である。例えば、
本実施例では、燃料電池として鉛蓄電池等、パワー電源
として電気二重層コンデンサ等を用いて行ったが、同様
の性能を有するものであれば実施例で説明した電池のみ
に限定されるものではない。また、放熱装置は、電気エ
ネルギーを熱に変換して外部に放熱する機構を有するも
のならば、車室内ヒータに限らず、例えば車室外に搭載
される装置であってもよいことは言うまでもない。
【0045】
【効果】以上説明のように、本発明に基づくハイブリッ
ド電源式電動車両は構成されているので、以下の〜
に示す方法で電力を制御することにより、車両の高負荷
運転が継続してもパワー電源の出力電力を確実に確保す
ることができる。 (i)車両が加速状態の場合、 所定の加速度以上の状態が所定時間以上連続する場
合、加速度及び加速連続時間の関数で決定される値に基
づいて、エネルギー電源の放電量を増加し、パワー電源
の放電量を小さくする。あるいは、所定の加速度以上の
状態が所定時間内に頻発する場合、その頻度の関数で決
定される値に基づいて、エネルギー電源の放電量を増加
し、パワー電源の放電量を小さくする。
【0046】登坂走行中の場合、その登坂角の関数で
決定される値に基づいて、エネルギー電源の放電量を増
加し、パワー電源の放電量を小さくする。 人や荷物を大量に積載して走行している場合、その積
載量の関数で決定される値に基づいて、エネルギー電源
の放電量を増加し、パワー電源の放電量を小さくする。
【0047】(ii)車両が加速を終了し、エネルギー
電源からパワー電源への充電状態の場合、 所定の加速度以上の状態が所定時間内に頻発する場
合、その頻度の関数で決定される値に基づいて、パワー
電源の充電量を増加する。 登坂走行中の場合、その登坂角の関数で決定される値
に基づいて、パワー電源の充電量を増加する。
【0048】人や荷物を大量に積載して走行している
場合、その積載量の関数で決定される値に基づいて、パ
ワー電源の充電量を増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるハイブリッド電源式電
動車両の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係わる実施例の電力調整器40の構成
を示す回路図である。
【図3】アクセル開度aと電動機60の総出力Pmとを
時間tで表した図である。
【図4】電動機60の総出力Pmをアクセル開度aで表
した図である。
【図5】図3のようにアクセル開度aが変化した場合の
車両の車速Vと走行抵抗Pvの変化を時間tで表した図
である。
【図6】車両が走行時に受ける走行抵抗Pvを車速Vで
表した図である。
【図7】図3、図5のようにアクセル開度a及び車速V
が変化した場合の、燃料電池10とパワー電源20の夫
々の電動機60への供給電力量Pe、Ppの変化を時間
tで表した図である。
【図8】電力制御装置50の制御手順を記述したフロー
チャートである。
【図9】電力制御装置50の制御手順を記述したフロー
チャートである。
【図10】電力制御装置50の制御手順を記述したフロ
ーチャートである。
【図11】電力制御装置50の制御手順を記述したフロ
ーチャートである。
【図12】電力制御装置50の制御手順を記述したフロ
ーチャートである。
【図13】電力制御装置50の制御手順を記述したフロ
ーチャートである。
【図14】加速時の車両駆動出力を表すパラメータFa
a(a)をアクセル開度aで表した図である。
【図15】走行抵抗分の駆動出力を表すパラメータFa
v(v)を車速vで表した図である。
【図16】車両の加速の持続に必要な走行状態を表すパ
ラメータFa1(Ta)を加速持続時間Taで表した図
である。
【図17】車両の加速の頻度が大きい場合に必要な走行
状態を表すパラメータFa2(Na)を加速頻度Naで
表した図である。
【図18】車両の登坂走行時に必要な走行状態を表すパ
ラメータFar(r)を登坂角rで表した図である。
【図19】車両の荷物又は人の積載時に必要な走行状態
を表すパラメータFaw(w)を積載重量wで表した図
である。
【図20】車両の一定速度又は慣性走行時の加速の頻度
が大きい場合に必要な走行状態を表すパラメータFct
(Na)を加速頻度Naで表した図である。
【図21】車両の一定速度又は慣性走行時の登坂走行に
必要な走行状態を表すパラメータFcr(r)を登坂角
rで表した図である。
【図22】車両の一定速度又は慣性走行時の荷物又は人
の積載時に必要な走行状態を表すパラメータFcw
(w)を積載重量wで表した図である。
【符号の説明】
10…燃料電池電源装置、20…パワー電源装置、30
…CPU、40…電力調整器、50…電力制御装置、6
0…電動機、42〜44…パルス変調器、41…パルス
発生器、45…回生信号発生器、100…ハイブリッド
電源システム、Pe…燃料電池からの出力電力、Pp…
パワー電源からの出力電力、Pv…車速を維持するのに
必要な電力、Pa…加速時に必要な電力、Pm…電力調
整器から出力される総電力

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小出力大容量のエネルギー電源装置と、
    大出力のパワー電源装置とを有するハイブリッド電源式
    電動車両であって、 要求される負荷電力が小さい場合、前記エネルギー電源
    装置から車両駆動用モータに電力を供給し、要求される
    負荷電力が大きい場合、前記パワー電源装置から前記車
    両駆動用モータに電力を供給し、 要求される負荷電力が大きく、且つ所定条件を満足する
    場合、前記エネルギー電源装置から供給される電力量を
    増加し、且つパワー電源装置から供給される電力量を減
    少する方向に制御することを特徴とするハイブリッド電
    源式電動車両。
  2. 【請求項2】 前記所定条件とは、所定加速度以上の状
    態が所定時間以上継続した場合であることを特徴とする
    請求項1に記載のハイブリッド電源式電動車両。
  3. 【請求項3】 前記加速度と加速連続時間との関数で決
    定される値に基づいて、前記エネルギー電源装置とパワ
    ー電源装置の夫々の出力電力量を制御することを特徴と
    する請求項2に記載のハイブリッド電源式電動車両。
  4. 【請求項4】 所定値以上の加速度が所定時間以内に頻
    発する場合、前記加速度と加速頻度との関数で決定され
    る値に基づいて、前記エネルギー電源装置とパワー電源
    装置の夫々の出力電力量を制御することを特徴とする請
    求項1に記載のハイブリッド電源式電動車両。
  5. 【請求項5】 所定加速度以上の状態が所定時間以上継
    続又は所定回数以上頻発する場合、前記エネルギー電源
    装置から前記パワー電源装置への充電量を増加する方向
    に制御することを特徴とする請求項1に記載のハイブリ
    ッド電源式電動車両。
  6. 【請求項6】 前記車両が登坂走行している場合、その
    登坂角の関数で決定される値に基づいて、前記エネルギ
    ー電源装置とパワー電源装置の夫々の出力電力量を制御
    することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド電
    源式電動車両。
  7. 【請求項7】 前記車両が登坂走行している場合におい
    て、前記登坂角が大きい程、前記エネルギー電源装置か
    ら前記パワー電源装置への充電量を増加する方向に制御
    することを特徴とする請求項6に記載のハイブリッド電
    源式電動車両。
  8. 【請求項8】 前記車両走行時の積載重量において、該
    積載重量が大きくなるにつれて、前記エネルギー電源装
    置からの出力電力量を増加し、前記パワー電源装置から
    の出力電力量を減少する方向に制御することを特徴とす
    る請求項1に記載のハイブリッド電源式電動車両。
  9. 【請求項9】 前記積載重量が大きくなるにつれて、前
    記エネルギー電源装置から前記パワー電源装置への充電
    量を増加させる方向に制御することを特徴とする請求項
    8に記載のハイブリッド電源式電動車両。
  10. 【請求項10】 前記パワー電源装置は、ニッケル−カ
    ドミウム電池又はコンデンサ、若しくはそれらの複合し
    た電源装置であることを特徴とする請求項1に記載のハ
    イブリッド電源式電動車両。
  11. 【請求項11】 前記パワー電源装置は、電気二重層コ
    ンデンサであることを特徴とする請求項10に記載のハ
    イブリッド電源式電動車両。
  12. 【請求項12】 前記エネルギー電源装置は、燃料電
    池、鉛蓄電池及びその他の電気化学反応式電源のいずれ
    か1つ、若しくはそれらを複合した電源装置であること
    を特徴とする請求項1に記載のハイブリッド電源式電動
    車両。
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