JPH08331033A - 衛星及び地上通信回線の設定方法、移動局の位置決定と登録方法 - Google Patents

衛星及び地上通信回線の設定方法、移動局の位置決定と登録方法

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JPH08331033A
JPH08331033A JP7130404A JP13040495A JPH08331033A JP H08331033 A JPH08331033 A JP H08331033A JP 7130404 A JP7130404 A JP 7130404A JP 13040495 A JP13040495 A JP 13040495A JP H08331033 A JPH08331033 A JP H08331033A
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communication
satellite
station
terrestrial
orbit
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Akio Iso
彰夫 磯
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静止軌道通信衛星に対する地球局の仰角よ
り、高い仰角と多方向の方位角の地球局を設置でき、通
信回線総合の稼働率を向上できる衛星及び地上通信回線
を得る。 【構成】 0度<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=
Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の
周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切
り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地
点における直下点周辺地域において、交差する隣接の周
回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテナビ
ームが共通に照射する地域内に、多数の地球局及び地上
局を設置することで、通信衛星に対して、高い仰角と4
方向以上の方位角の地球局が得られ、静止通信衛星に比
して、自由空間における小さな電波伝播損失、小さな電
波伝播遅延時間及び高い信頼度の衛星通信回線を設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多数の通信衛星と多
数の地球局とからなる衛星通信の構成に関し、多数の移
動型または固定型地球局と複数の固定型地球局との間
に、多数の通信衛星を経由した音声、画像、データ等の
情報信号の通信回線の設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一定の周期と軌道傾斜角をもつ人工衛星
は地球に対して一定の相対速度を持つので、地球上の多
数の地点の上空を定期的に通過するので、この特長を生
かした楕円や円軌道の衛星通信システムは、一般に通信
サービスエリアを全世界規模に拡張でき、また高い緯度
における地球局の通信衛星に対する仰角を静止軌道の衛
星通信システムより高くできる利点を有している。図2
3は、例えばG.Maral,M.Bousquet共
著の「SATELLITE COMMUNICATIO
NS SYSTEMS」第7章、P249〜251、1
993年、John Wiley&Sons社出版に示
された従来のモルニア軌道の通信衛星の衛星直下点軌跡
の例である。図23において、501は衛星直下点の軌
跡である。図24は、例えばG.Maral,M.Bo
usquet共著の「SATELLITE COMMU
NICATIONS SYSTEMS」第7章、P24
9〜251、1993年、John Wiley&So
ns社出版に示された従来のツンドラ軌道の通信衛星の
衛星直下点軌跡の例である。図24において、502は
衛星直下点の軌跡である。図25は、例えばJ.Nau
ck,H.J.Gunter,K.Plate共著の
「A NEW TYPE OF FOR INMARS
AT’s 3rdGENERATION(MOBILE
COMMUNICATION ANDNAVIGAT
ION)」38th CONGRESS OF THE
INTERNATIONAL ASTRONAUTI
CAL FEDERATION,IAF−87−48
1,Oct.10−17,1987/Brighto
n,United Kingdomに示されるルーパス
軌道の通信衛星の衛星直下点の軌跡の例である。図25
において、503は衛星直下点の軌跡である。図26
は、公開特許公報平2−179035に示される低高
度、円軌道の通信衛星の配置例である。図26におい
て、101,102〜105は通信衛星、505〜51
0は軌道、21はトランク領域(ゲートウェイ)、22
は公衆電話回線網、23はユーザ、2〜5は移動局、7
01,702,703〜706は衛星相互間の通信回
線、601,602〜605は地球局と衛星との通信回
線である。
【0003】次に動作について図23を用いて説明す
る。モルニア軌道501の通信衛星の代表的な遠地点高
度は39105kmで、静止高度35786.1kmよ
り高く、静止軌道の衛星通信に比して、モルニア軌道の
衛星通信の電波伝播遅延時間は1.1倍長くなり、また
自由空間損失は0.1dB増加する。また、軌道傾斜角
i=63.4度、周期p=12時間であるので、地球局
が通信衛星に対し所要の仰角を確保できる地域の大きさ
に関しては、高緯度63.4度より低い中緯度地域の地
球局が設置できる範囲は高緯度地域の地球局が設置でき
る範囲に比して減少する。この特徴を生かして、静止軌
道通信衛星通信の困難な旧ソ連の高緯度地域において、
電波伝播遅延時間の影響の少ない軍用衛星通信に使用さ
れている。
【0004】次に図24を用いて説明する。ツンドラ軌
道502の通信衛星の代表的な遠地点高度は46340
kmで、静止高度35786.1kmより高く、ツンド
ラ軌道の衛星通信の電波伝播遅延時間は、静止軌道の衛
星通信に比して、1.3倍長くなり、また自由空間損失
は静止軌道の衛星通信に比して、2.3dB増加する。
また、軌道傾斜角i=63.4度、周期p=24時間で
あるので、地球局が通信衛星に対し所要の仰角を確保で
きる地域の大きさに関しては、高緯度63.4度より低
い中緯度地域の地球局が設置できる範囲は高緯度地域の
地球局が設置できる範囲に比して減少する。この特徴を
生かして、静止軌道通信衛星通信の困難な高緯度地域に
おいて、静止軌道の衛星通信用地球局の仰角より大きな
仰角の地球局が必要とし、電波伝搬時間及び自由空間損
失の影響の少ない衛星通信に用いられる。
【0005】次に図25を用いて説明する。ルーパス軌
道503の通信衛星の代表的な遠地点高度は41566
kmで、静止高度35786.1kmより高く、ルーパ
ス軌道の衛星通信の電波伝播遅延時間は、静止軌道の衛
星通信に比して、1.16倍長くなり、また自由空間損
失は静止軌道の衛星通信に比して、1.3dB増加す
る。また、衛星の周期は14.4時間であるので、5周
目の72時間後に元の位置に戻る。さらに、軌道傾斜角
i=63.4度、周期p=14.4時間であるので、地
球局が通信衛星に対し所要の仰角を確保できる地域の大
きさに関しては、高緯度63.4度より低い中緯度地域
の地球局が設置できる範囲は高緯度地域の地球局が設置
できる範囲に比して減少する。この特徴を生かして、ル
ーパス軌道の通信衛星は、高緯度の海上や陸上地域にお
ける地球局の衛星に対する高仰角が必要な移動体衛星通
信用として検討されている。
【0006】次に図26(a)を用いて説明する。円軌
道505〜510の典型的な通信衛星であるイリジウム
通信衛星の代表的高度は765kmで、静止高度357
86.1kmより低く、イリジウム軌道の衛星通信の電
波伝播遅延時間は、静止軌道の衛星通信に比して、4
6.8分の1であり、また自由空間損失は静止軌道の衛
星通信に比して、33.4dB減少する。また、衛星の
周期は100分で、静止軌道通信衛星の周期の14.4
分の1、軌道傾斜角は98.0度であるので、オーロラ
発生の季節に、通信衛星が南極や北極地方上空の高速荷
電粒子ビーム中を飛行する際、通信衛星搭載太陽電池や
LSIメモリが劣化や損傷を受け、通信衛星の信頼性が
低下する。緯度が98.0度より低い地域の地球局は、
衛星と地球局との相対速度が大きくなり、地球局の受信
周波数は大きなドプラー周波数シフトを受け、衛星の周
期100分間隔で変化する。このため、地球局は周期1
00分で飛翔中の通信衛星に指向して、次々とアンテナ
ビームを切り替えて通信回線を設定する。移動局2が軌
道506の通信衛星102のアンテナビーム照射地域内
に位置する時は、移動局2と通信衛星102との間で上
り/下りの衛星通信回線が形成される。同様に、軌道5
09の通信衛星105のアンテナビーム照射地域内に存
在する移動局5は通信衛星105との間で上り/下りの
衛星通信回線を形成する。
【0007】ついで、図26(b)を用いて説明する。
通信衛星102のアンテナビームの照射地域内に存在す
る移動局2からの送信信号は、通信衛星102で受信さ
れる。そして、通信衛星102のスイッチングユニット
によって、通信衛星102と通信衛星101との間の衛
星相互間の通信回線702が設定される。その結果、通
信衛星102の受信信号は、衛星相互間の通信回線70
2を経由して通信衛星101に送られる。更にその信号
は通信衛星101のアンテナビームの照射地域内に設け
られたトランク領域(ゲートウェイ)21で受信される
と共に、トランク領域(ゲートウェイ)21内に設けら
れたデータ・ベース・コンピュータによって、ユーザの
位置、宛先情報等が処理された後、公衆電話回線網22
を経由して、ユーザ端末機23に接続される。他方ユー
ザ23からの送信信号は、同じ経路を逆に辿って移動局
2に接続される。このようにして、移動局2と地上公衆
通信回線網のユーザ端末機23との間で双方向の通信回
線が設定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の周回軌道衛星通
信システムは以上のように構成されているので、地球局
の周回軌道衛星に対する仰角及び方位角は時々刻々変化
し低い仰角となるので、静止軌道通信衛星に対する仰角
及び方位角とほぼ等しくなる場合がある。更に、地球局
の低仰角の受信アンテナビームと地上無線通信局の送信
アンテナビームと一致する場合がある。これらの場合、
従来の周回軌道衛星通信システムの地球局の受信機が、
静止軌道通信衛星の送信機や地上無線通信局の送信機か
ら電波干渉を受けるという問題点があった。また、周回
軌道衛星通信システムの地球局の仰角が小さくなり、送
信アンテナビームが静止軌道通信衛星の受信アンテナビ
ームまたは地上無線通信局の受信アンテナビームに一致
する場合があり、周回軌道衛星通信システムの地球局の
大電力送信電波信号が静止軌道通信衛星の受信機や地上
無線通信局の受信機に電波干渉を与えるという問題点が
あった。さらに、地球局の位置を決定するために、衛星
通信用以外の周波数帯と信号を用いる距離と角度測定法
や他の衛星から受信する位置情報を用いるので、即時に
移動局の現在位置の決定と登録並びに更新を出来ない問
題点があった。これに加えて、地球局と1つの通信衛星
とで衛星通信回線を形成するために地球局の通信衛星に
対する仰角と方位角が1つに限られ、1つの方位角方向
の高層建造物等の遮蔽の影響により、通信衛星を経由す
る地球局の受信電界が小さくなり、衛星通信回線の稼働
率が低下する問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、静止軌道通信衛星に対する地球
局の仰角より、大きな仰角と多方向の方位角の地球局を
設置することで、通信衛星と地球局間の電波伝播の自由
空間損失を小さくでき、また静止軌道通信衛星通信や地
上無線通信回線に対する耐干渉性能と通信回線の稼働率
を高めることができる衛星及び地上通信回線を得ること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる衛星通
信回線の設定方法は、0度<i<90度の軌道傾斜角
i、及びP=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整
数N≧6)の周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受
信及び信号切り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通
信衛星の遠地点における直下点周辺地域において、同一
周回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテナ
ビームが共通に照射する地域内に4方向以上の仰角と方
位角を有する多数の地球局及び地上局を具備したもので
ある。
【0011】また、この発明に係わる衛星通信回線の設
定方法は、0度<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=
Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の
周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切
り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地
点における直下点周辺地域において、交差する隣接の周
回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテナビ
ームが共通に照射する地域内に、4方向以上の仰角と方
位角を有する多数の地球局及び地上局とを具備したもの
である。
【0012】この発明に係わる衛星通信回線の設定方法
は、0度<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=Ps/
N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期P
の軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切り替え
機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地点にお
ける直下点周辺地域において、隣接する平行な周回軌道
上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテナビームが
共通に照射する地域内に、4方向以上の仰角と方位角を
有する多数の地球局及び地上局を具備したものである。
【0013】また、この発明に係わる衛星通信回線の設
定方法は、0度<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=
Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の
周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切
り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地
点における直下点周辺地域において、軌道傾斜角の異な
る周回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテ
ナビームが共通に照射する地域内に、4方向以上の仰角
と方位角を有する多数の地球局及び地上局とを具備した
ものである。
【0014】この発明に係わる衛星通信回線の設定方法
は、0度<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=Ps/
N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期P
の軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切り替え
機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地点にお
ける直下点周辺地域において、昇交点赤径の異なる周回
軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテナビー
ムが共通に照射する地域内に、4方向以上の仰角と方位
角を有する多数の地球局及び地上局を具備したものであ
る。
【0015】また、この発明に係わる衛星通信回線の設
定方法は、0度<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=
Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の
周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切
り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地
点における直下点周辺地域において、近地点引数の異な
る周回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテ
ナビームが共通に照射する地域内に、4方向以上の仰角
と方位角を有する多数の地球局及び地上局を具備したも
のである。
【0016】この発明に係わる衛星通信回線の設定方法
は、0度<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=Ps/
N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期P
の軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切り替え
機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地点にお
ける直下点周辺地域において、離心率の異なる周回軌道
上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテナビームが
共通に照射する地域内に、4方向以上の仰角と方位角を
有する多数の地球局及び地上局を具備したものである。
【0017】また、この発明に係わる衛星通信回線の設
定方法は、0度<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=
Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の
周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切
り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地
点における直下点周辺地域において、軌道長半径の異な
る周回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテ
ナビームが共通に照射する地域内に、4方向以上の仰角
と方位角を有する多数の地球局及び地上局を具備したも
のである。
【0018】この発明に係わる衛星通信回線の設定方法
は、P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N
≧6)の周期Pが同一で、軌道傾斜角iが0度<i<9
0度の軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切り
替え機能を有する3機以上及びP=Ps/N(Ps:静
止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期P、軌道傾斜角
iがi=0度の軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び
信号切り替え機能を有する1機以上の楕円軌道通信衛星
の直下点周辺地域において、同一周回および赤道上空の
2軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテナビ
ームが共通に照射する地域内に、4方向以上の仰角と方
位角を有する多数の地球局及び地上局を具備したもので
ある。
【0019】また、この発明に係わる衛星通信回線の設
定方法は、P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、
整数N≧6)の周期Pが同一で、軌道傾斜角iが0度<
i<90度の軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信
号切り替え機能を有する3機以上及びP=Ps/N(P
s:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期P、軌道
傾斜角iがi=0度の軌道要素をもつ、電波信号の送受
信及び信号切り替え機能を有する1機以上の楕円軌道通
信衛星の直下点周辺地域において、交差する隣接の周回
および赤道上空の2軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛
星搭載アンテナビームが共通に照射する地域内に、4方
向以上の仰角と方位角を有する多数の地球局及び地上局
を具備したものである。
【0020】この発明に係わる衛星通信回線の設定方法
は、P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N
≧6)の周期Pが同一で、軌道傾斜角iが0度<i<9
0度の軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切り
替え機能を有する3機以上及びP=Ps/N(Ps:静
止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期P、軌道傾斜角
iがi=0度の軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び
信号切り替え機能を有する1機以上の楕円軌道通信衛星
の直下点周辺地域において、隣接する平行な周回および
赤道上空の2軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載
アンテナビームが共通に照射する地域内に、4方向以上
の仰角と方位角を有する多数の地球局及び地上局を具備
したものである。
【0021】また、この発明に係わる移動局の位置決定
方法と登録方法は、4機以上の通信衛星及び地上通信基
地局のアンテナビームが共通に照射する地域内に設置さ
れる移動局と衛星通信固定局及び地上通信基地局とにお
いて、移動局が4機以上の通信衛星を経由し、衛星通信
固定局へ送信する、同期信号、時刻情報等からなる衛星
通信回線制御信号を、各通信衛星経由、移動局で受信
し、制御信号の電波伝搬時間および時刻とを考慮し、移
動局の演算装置により、求めた3機以上の通信衛星と移
動局間の距離に等しい長さの母線をもつ円錐の底面が地
表面に描く3つ以上の円の軌跡の交点を移動局の位置と
定め、移動局における位置情報の登録、更新、表示と移
動局の最新の位置情報を衛星通信回線制御信号により、
衛星通信固定局へ送出する機能と地上通信基地局へ送出
する機能とを具備したものである。
【0022】また、この発明に係わる移動局の位置決定
方法と登録方法は、4機以上の通信衛星及び地上通信基
地局のアンテナビームが共通に照射する地域内に設置さ
れる移動局と衛星通信固定局及び地上通信基地局とにお
いて、移動局が4機以上の通信衛星を経由し、衛星通信
固定局へ送信する、同期信号、時刻情報等からなる衛星
通信回線制御信号を、各通信衛星経由、衛星通信固定局
で受信し、制御信号の電波伝搬時間および時刻とを考慮
し、衛星通信固定局の演算装置により、求めた3機以上
の通信衛星と移動局間の距離に等しい長さの母線をもつ
円錐の底面が地表面に描く3つ以上の円の軌跡の交点を
移動局の位置と定め、移動局における位置情報の登録、
更新、表示と移動局の最新の位置情報を衛星通信回線制
御信号により、各通信衛星経由移動局へ送出する機能と
衛星通信固定局経由地上通信基地局へ送出する機能とを
具備したものである。
【0023】この発明に係わる移動局から通信衛星を経
由し固定局に至る上り衛星通信回線の設定方法は、4機
以上の通信衛星及び地上通信基地局の各アンテナビーム
が共通に照射する地域内の移動局と地上通信網の着信用
ユーザ端末機に接続する、衛星通信固定局と通信衛星及
び地上通信基地局を経由して形成する、音声信号等の情
報信号用無線チャンネルと着信用ユーザ端末機に対する
呼び出し識別信号等の通信回線制御信号用無線チャンネ
ルとからなる衛星及び地上通信回線において、移動局発
信の地上通信網の着信用ユーザ端末機に対する呼び出し
識別信号に基づく、移動局発信の上り呼び出し識別信号
用無線チャンネルを4機以上の通信衛星及び地上通信基
地局を経由して、送信タイムスロット、受信タイムスロ
ットおよび空きタイムスロットからなる時分割多重アク
セス方式の移動局が空きタイムスロットにおいて受信
し、各通信衛星及び地上通信基地局経由の呼び出し識別
信号用無線チャンネルの受信回線品質を比較し、最良の
受信回線品質に対応する、通信衛星、又は地上通信基地
局の情報信号用無線チャンネルを選定し切り替えた後、
移動局−通信衛星−衛星通信固定局−交換局、又は移動
局−地上通信基地局−交換局間の情報信号の導通確認を
具備したものである。
【0024】また、この発明に係わる固定局から通信衛
星経由の移動局に至る下り衛星通信回線の設定方法は、
4機以上の通信衛星及び地上通信基地局アンテナビーム
が共通に照射する地域内の移動局、地上通信網の発信用
ユーザ端末機に接続する、衛星通信固定局、通信衛星及
び地上通信基地局を経由して形成する、音声信号等の情
報信号用無線チャンネルと着信用移動局に対する呼び出
し識別信号等の通信回線制御信号用無線チャンネルとか
らなる衛星通信固定局および地上通信用基地局経由の通
信回線において、移動局が地上通信網の発信用ユーザ端
末機からの着信用移動体ユーザ端末機に対する呼び出し
識別信号に基づく、衛星通信固定局または地上通信基地
局送信の下り呼び出し識別信号用無線チャンネルを通信
衛星、衛星通信固定局、及び地上通信用基地局を経由し
て受信し、移動局に対する呼び出し識別信号が移動局に
登録されている識別符号と同じ場合、送信タイムスロッ
ト、受信タイムスロットおよび空きタイムスロットから
なる時分割多重アクセス方式の移動局は、移動局発信の
上り応答信号用無線チャンネルを4機以上の通信衛星、
又は地上通信用基地局を経由して、空きタイムスロット
において受信し、各通信衛星、または地上通信用基地局
経由の応答信号用無線チャンネルの受信回線品質を比較
し、最良の受信回線品質に対応する、通信衛星、又は地
上通信用基地局の情報信号用無線チャンネルを選定し切
り替えた後、交換局−衛星通信固定局−通信衛星−移動
局、または交換局−地上通信基地局−移動局間の情報信
号の導通確認を具備したものである。
【0025】また、この発明に係わる固定局から通信衛
星経由の固定局に至る片方向衛星通信回線の設定方法
は、4機以上の通信衛星アンテナビームが共通に照射す
る地域内の地上通信網のユーザ端末機に接続する交換
局、衛星通信固定局、通信衛星を経由して形成する、音
声信号等の情報信号用衛星チャンネル及び交換局、地上
通信中継局を経由して形成する、音声信号等の情報信号
用地上チャンネルと着信用ユーザ端末機に対する呼び出
し識別信号等の通信回線制御信号用衛星チャンネル及び
地上チャンネルとからなる通信回線において、交換局が
地上通信網の発信用ユーザ端末機からの着信用ユーザ端
末機に対する呼び出し識別信号に基づく、衛星通信固定
局及び地上通信中継局から送信される、呼び出し識別信
号用の衛星チャンネル及び地上チャンネルを通信衛星及
び地上通信中継局を経由して受信し、着信用ユーザ端末
機に対する呼び出し識別信号が交換局に登録されている
識別符号と同じ場合、着信交換局からの応答信号を4機
以上の通信衛星および地上通信中継局を経由して、発信
用ユーザ端末機に接続する交換局において受信し、各通
信衛星及び地上通信中継局経由の応答信号用衛星及び地
上チャンネルの受信回線品質及び応答遅延時間を比較
し、最良の受信回線品質及び応答最短遅延時間に対応す
る、通信衛星、又は地上通信用の情報信号用無線チャン
ネルを選定し切り替えた後、交換局−衛星通信固定局−
通信衛星−衛星通信固定局−交換局、または交換局−地
上通信中継局−交換局間の情報信号の導通確認を具備し
たものである。
【0026】
【作用】この発明に係わる衛星通信回線の設定方法は、
0度<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=Ps/N
(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期Pの
軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切り替え機
能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地点におけ
る直下点周辺地域において、同一周回軌道上の4機以上
の楕円軌道通信衛星搭載アンテナビームが共通に照射す
る地域内に多数の地球局及び地上局を設置することで、
通信衛星に対して、高い仰角と4方向以上の方位角の地
球局が得られ、静止通信衛星に比して、自由空間におけ
る小さな電波伝播損失、小さな電波伝播遅延時間及び高
い信頼度の衛星通信回線を設定することができる。更
に、従来の楕円軌道衛星通信、静止軌道衛星通信及び地
上無線通信回線を補完し、通信回線総合の稼働率とを高
めることができる。
【0027】また、この発明に係わる衛星通信回線の設
定方法は、0度<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=
Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の
周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切
り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地
点における直下点周辺地域において、交差する隣接の周
回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテナビ
ームが共通に照射する地域内に、多数の地球局及び地上
局を設置することで、通信衛星に対して、高い仰角と4
方向以上の方位角の地球局が得られ、静止通信衛星に比
して、自由空間における小さな電波伝播損失、小さな電
波伝播遅延時間及び高い信頼度の衛星通信回線を設定す
ることができる。更に、従来の楕円軌道衛星通信、静止
軌道衛星通信及び地上無線通信回線を補完し、通信回線
総合の稼働率とを高めることができる。
【0028】また、この発明に係わる衛星通信回線の設
定方法は、0度<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=
Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧7)の
周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切
り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地
点における直下点周辺地域において、隣接する平行な周
回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテナビ
ームが共通に照射する地域内に多数の地球局及び地上局
を設置することで、通信衛星に対して、高い仰角と4方
向以上の方位角の地球局が得られ、静止通信衛星に比し
て、自由空間における小さな電波伝播損失、小さな電波
伝播遅延時間及び高い信頼度の衛星通信回線を設定する
ことができる。更に、従来の楕円軌道衛星通信、静止軌
道衛星通信及び地上無線通信回線を補完し、通信回線総
合の稼働率とを高めることができる。
【0029】この発明に係わる衛星通信回線の設定方法
は、0度<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=Ps/
N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期P
の軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切り替え
機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地点にお
ける直下点周辺地域において、軌道傾斜角の異なる周回
軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテナビー
ムが共通に照射する地域内に、多数の地球局及び地上局
を設置することで、通信衛星に対して、高い仰角と4方
向以上の方位角の地球局が得られ、静止通信衛星に比し
て、自由空間における小さな電波伝播損失、小さな電波
伝播遅延時間及び高い信頼度の衛星通信回線を設定する
ことができる。更に、従来の楕円軌道衛星通信、静止軌
道衛星通信及び地上無線通信回線を補完し、通信回線総
合の稼働率とを高めることができる。
【0030】また、この発明に係わる衛星通信回線の設
定方法は、0度<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=
Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の
周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切
り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地
点における直下点周辺地域において、昇交点赤径の異な
る周回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテ
ナビームが共通に照射する地域内に、多数の地球局及び
地上局を設置することで、通信衛星に対して、高い仰角
と4方向以上の方位角の地球局が得られ、静止通信衛星
に比して、自由空間における小さな電波伝播損失、小さ
な電波伝播遅延時間及び高い信頼度の衛星通信回線を設
定することができる。更に、従来の楕円軌道衛星通信、
静止軌道衛星通信及び地上無線通信回線を補完し、通信
回線総合の稼働率とを高めることができる。
【0031】また、この発明に係わる衛星通信回線の設
定方法は、0度<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=
Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の
周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切
り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地
点における直下点周辺地域において、近地点引数の異な
る周回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテ
ナビームが共通に照射する地域内に、多数の地球局及び
地上局を設置することで、通信衛星に対して、高い仰角
と4方向以上の方位角の地球局が得られ、静止通信衛星
に比して、自由空間における小さな電波伝播損失、小さ
な電波伝播遅延時間及び高い信頼度の衛星通信回線を設
定することができる。更に、従来の楕円軌道衛星通信、
静止軌道衛星通信及び地上無線通信回線を補完し、通信
回線総合の稼働率とを高めることができる。
【0032】また、この発明に係わる衛星通信回線の設
定方法は、0度<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=
Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の
周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切
り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地
点における直下点周辺地域において、離心率の異なる周
回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテナビ
ームが共通に照射する地域内に、多数の地球局及び地上
局を設置することで、通信衛星に対して、高い仰角と4
方向以上の方位角の地球局が得られ、静止通信衛星に比
して、自由空間における小さな電波伝播損失、小さな電
波伝播遅延時間及び高い信頼度の衛星通信回線を設定す
ることができる。更に、従来の楕円軌道衛星通信、静止
軌道衛星通信及び地上無線通信回線を補完し、通信回線
総合の稼働率とを高めることができる。
【0033】また、この発明に係わる衛星通信回線の設
定方法は、0度<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=
Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の
周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切
り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地
点における直下点周辺地域において、軌道長半径の異な
る周回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテ
ナビームが共通に照射する地域内に、多数の地球局及び
地上局を設置することで、通信衛星に対して、高い仰角
と4方向以上の方位角の地球局が得られ、静止通信衛星
に比して、自由空間における小さな電波伝播損失、小さ
な電波伝播遅延時間及び高い信頼度の衛星通信回線を設
定することができる。更に、従来の楕円軌道衛星通信、
静止軌道衛星通信及び地上無線通信回線を補完し、通信
回線総合の稼働率とを高めることができる。
【0034】また、この発明に係わる衛星通信回線の設
定方法は、P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、
整数N≧6)の周期Pが同一で、軌道傾斜角iが0度<
i<90度の軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信
号切り替え機能を有する3機以上、及びP=Ps/N
(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期、軌
道傾斜角iがi=0度の軌道要素をもつ、1機以上の楕
円軌道通信衛星の直下点周辺地域において、同一周回お
よび赤道上空の2軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星
搭載アンテナビームが共通に照射する地域内に、多数の
地球局及び地上局を設置することで、通信衛星に対し
て、高い仰角と4方向以上の方位角の地球局が得られ、
静止通信衛星に比して、自由空間における小さな電波伝
播損失、小さな電波伝播遅延時間及び高い信頼度の衛星
通信回線を設定することができる。更に、従来の楕円軌
道衛星通信、静止軌道衛星通信及び地上無線通信回線を
補完し、通信回線総合の稼働率とを高めることができ
る。
【0035】また、この発明に係わる衛星通信回線の設
定方法は、P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、
整数N≧6)の周期Pが同一で、軌道傾斜角iが0度<
i<90度の軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信
号切り替え機能を有する3機以上、及びP=Ps/N
(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期P、
軌道傾斜角iがi=0度の軌道要素をもつ、1機以上の
楕円軌道通信衛星の直下点周辺地域において、交差する
隣接の周回および赤道上空の2軌道上の4機以上の楕円
軌道通信衛星搭載アンテナビームが共通に照射する地域
内に、多数の地球局及び地上局を設置することで、通信
衛星に対して、高い仰角と4方向以上の方位角の地球局
が得られ、静止通信衛星に比して、自由空間における小
さな電波伝播損失、小さな電波伝播遅延時間及び高い信
頼度の衛星通信回線を設定することができる。更に、従
来の楕円軌道衛星通信、静止軌道衛星通信及び地上無線
通信回線を補完し、通信回線総合の稼働率とを高めるこ
とができる。
【0036】また、この発明に係わる衛星通信回線の設
定方法は、P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、
整数N≧6)の周期Pが同一で、軌道傾斜角iが0度<
i<90度の軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び信
号切り替え機能を有する3機以上、及びP=Ps/N
(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期P、
軌道傾斜角iがi=0度の軌道要素をもつ、1機以上の
楕円軌道通信衛星の直下点周辺地域において、隣接する
平行な周回および赤道上空の2軌道上の4機以上の楕円
軌道通信衛星搭載アンテナビームが共通に照射する地域
内に、多数の地球局及び地上局を設置することで、通信
衛星に対して、高い仰角と4方向以上の方位角の地球局
が得られ、静止通信衛星に比して、自由空間における小
さな電波伝播損失、小さな電波伝播遅延時間及び高い信
頼度の衛星通信回線を設定することができる。更に、従
来の楕円軌道衛星通信、静止軌道衛星通信及び地上無線
通信回線を補完し、通信回線総合の稼働率とを高めるこ
とができる。
【0037】また、この発明に係わる移動局の位置決定
と登録法は、4機以上の通信衛星のアンテナビームが共
通に照射する地域内に設置される移動局、衛星通信固定
局及び地上通信基地局とにおいて、固定局が周期的に送
信する、同期ワード、制御データ、およびユーザーデー
タのタイムスロットからなる時分割多重フレーム信号の
下り回線(固定局→通信衛星→移動局)信号が、衛星通
信固定局と移動局との間を4機以上の通信衛星経由し伝
搬する時間と電波伝搬速度および時刻とを考慮し、移動
局の演算装置により求めた3機以上の通信衛星と移動局
間の距離に等しい長さの母線をもつ円錐の底面が地表面
に描く3つ以上の円の軌跡の交点を各フレーム周期毎に
移動局の位置と定め、移動局の位置情報とすることで、
移動局における位置情報の表示に加えて、送信タイムス
ロット、受信タイムスロット、および空きタイムスロッ
トからなる時分割多重アクセス方式の移動局の送信タイ
ムスロットを用い、最新の移動局の位置情報の衛星通信
固定局及び地上通信基地局に対する送出と衛星通信固定
局及び地上通信基地局における移動局の位置情報の登
録、更新とを即時に行うこととができる。
【0038】また、この発明に係わる移動局の位置決定
と登録法は、4機以上の通信衛星のアンテナビームが共
通に照射する地域内に設置される移動局、衛星通信固定
局及び地上通信基地局とにおいて、固定局が周期的に送
信する、同期ワード、制御データ、およびユーザーデー
タのタイムスロットからなる時分割多重フレーム信号の
上り回線(移動局→通信衛星→衛星通信固定局)信号
が、移動局と衛星通信固定局との間を4機以上の通信衛
星経由し伝搬する時間と電波伝搬速度および時刻とを考
慮し、衛星通信固定局の演算装置により求めた3機以上
の通信衛星と移動局間の距離に等しい長さの母線をもつ
円錐の底面が地表面に描く3つ以上の円の軌跡の交点を
各フレーム周期毎に移動局の位置と定め、移動局の位置
情報とすることで、移動局における位置情報の表示に加
えて、送信タイムスロット、受信タイムスロット、およ
び空きタイムスロットからなる時分割多重アクセス方式
の衛星通信固定局の送信タイムスロットを用い、最新の
移動局の位置情報の移動局及び地上通信基地局に対する
送出と移動局、衛星通信固定局及び地上通信基地局にお
ける移動局の位置情報の登録、更新とを即時に行うこと
とができる。
【0039】この発明に係わる移動局から通信衛星を経
由し固定局に至る上り衛星通信回線の設定方法は、4機
以上の通信衛星及び地上通信基地局の各アンテナビーム
が共通に照射する地域内の移動局と地上通信網の着信用
ユーザ端末機に接続する、衛星通信固定局と通信衛星及
び地上通信基地局を経由して形成する、音声信号等の情
報信号用無線チャンネルと着信用ユーザ端末機に対する
呼び出し識別信号等の通信回線制御信号用無線チャンネ
ルとからなる衛星及び地上通信回線において、移動局発
信の地上通信網の着信用ユーザ端末機に対する呼び出し
識別信号に基づく、移動局発信の上り呼び出し識別信号
用無線チャンネルを4機以上の通信衛星及び地上通信基
地局を経由して、送信タイムスロット、受信タイムスロ
ットおよび空きタイムスロットからなる時分割多重アク
セス方式の移動局が空きタイムスロットにおいて受信
し、各通信衛星及び地上通信基地局経由の呼び出し識別
信号用無線チャンネルの受信回線品質を比較し、最良の
受信回線品質に対応する、通信衛星、又は地上通信基地
局の情報信号用無線チャンネルを選定し切り替えた後、
移動局−通信衛星−衛星通信固定局−交換局、又は移動
局−地上通信基地局−交換局間の情報信号の導通を確認
することで、通信回線総合の稼働率を高めることができ
る。
【0040】また、この発明に係わる固定局から通信衛
星経由の移動局に至る下り衛星通信回線の設定方法は、
4機以上の通信衛星及び地上通信基地局アンテナビーム
が共通に照射する地域内の移動局、地上通信網の発信用
ユーザ端末機に接続する、衛星通信固定局、通信衛星及
び地上通信基地局を経由して形成する、音声信号等の情
報信号用無線チャンネルと着信用移動局に対する呼び出
し識別信号等の通信回線制御信号用無線チャンネルとか
らなる衛星通信固定局および地上通信用基地局経由の通
信回線において、移動局が地上通信網の発信用ユーザ端
末機からの着信用移動体ユーザ端末機に対する呼び出し
識別信号に基づく、衛星通信固定局または地上通信基地
局送信の下り呼び出し識別信号用無線チャンネルを通信
衛星、衛星通信固定局、及び地上通信基地局を経由して
受信し、移動局に対する呼び出し識別信号が移動局に登
録されている識別符号と同じ場合、送信タイムスロッ
ト、受信タイムスロットおよび空きタイムスロットから
なる時分割多重アクセス方式の移動局は、移動局発信の
上り応答信号用無線チャンネルを4機以上の通信衛星、
又は地上通信用基地局を経由して、空きタイムスロット
において受信し、各通信衛星、または地上通信用基地局
経由の応答信号用無線チャンネルの受信回線品質を比較
し、最良の受信回線品質に対応する、通信衛星、又は地
上通信用基地局の情報信号用無線チャンネルを選定し切
り替えた後、交換局−衛星通信固定局−通信衛星−移動
局、または交換局−地上通信基地局−移動局間の情報信
号の導通を確認することで、通信回線総合の稼働率を高
めることができる。
【0041】また、この発明に係わる固定局から通信衛
星経由の固定局に至る片方向衛星通信回線の設定方法
は、4機以上の通信衛星アンテナビームが共通に照射す
る地域内の地上通信網のユーザ端末機に接続する交換
局、衛星通信固定局、通信衛星を経由して形成する、音
声信号等の情報信号用衛星チャンネル及び交換局、地上
通信中継局を経由して形成する、音声信号等の情報信号
用地上チャンネルと着信用ユーザ端末機に対する呼び出
し識別信号等の通信回線制御信号用衛星チャンネル及び
地上チャンネルとからなる通信回線において、交換局が
地上通信網の発信用ユーザ端末機からの着信用ユーザ端
末機に対する呼び出し識別信号に基づく、衛星通信固定
局及び地上通信中継局から送信される、呼び出し識別信
号用の衛星チャンネル及び地上チャンネルを通信衛星及
び地上通信中継局を経由して受信し、着信用ユーザ端末
機に対する呼び出し識別信号が交換局に登録されている
識別符号と同じ場合、着信交換局からの応答信号を4機
以上の通信衛星および地上通信中継局を経由して、発信
用ユーザ端末機に接続する交換局において受信し、各通
信衛星及び地上通信中継局経由の応答信号用衛星及び地
上チャンネルの受信回線品質及び応答遅延時間を比較
し、最良の受信回線品質及び応答最短遅延時間に対応す
る、通信衛星、又は地上通信用の情報信号用無線チャン
ネルを選定し切り替えた後、交換局−衛星通信固定局−
通信衛星−衛星通信固定局−交換局、または交換局−地
上通信中継局−交換局間の情報信号の導通を確認するこ
とで、通信回線総合の稼働率を高めることができる。
【0042】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は軌道長半径a=12771.0km、離心
率e=0.437928、軌道傾斜角i=45.0度、
昇交点経度Ω=240.0度、近地点引数ω=270.
0度、平均近点離角M=0.0度、周期P=3.989
時間(N=6)、近地点高度Hp=800kmの軌道を
有する通信衛星の直下点の軌跡を示す。図中、2001
は赤道上の12地点で交差する、同期軌道の通信衛星の
直下点の軌跡、1101〜1123は通信衛星の直下点
の1時間毎の位置である。ここで、図2は遠地点の北緯
45度付近における、同一周回軌道上の5機の通信衛星
の直下点の軌跡である。2001は通信衛星の直下点の
軌跡、1101〜1103,11011,11021は
通信衛星の直下点の30分毎の位置、21101,21
1011,21102,211021は地球局が通信衛
星に対する仰角El≧45度を満たす通信衛星の直下点
を中心とする円形の地域、20001の斜線の部分は地
球局が4機の通信衛星1101,111011,110
2,11021に対する仰角El≧45度を同時に満た
す地域である。
【0043】次に、動作について説明する。便宜上、通
信衛星の直下点の軌跡及び北緯45度付近における通信
衛星の直下点の1時間毎の位置との2つの動作領域に分
けて説明する。
【0044】先ず、周期P=3.989時間(N=
6)、近地点高度Hp=800kmの通信衛星の直下点
の軌跡2001の場合について説明する。例えば、赤道
上の昇交点を通過した北半球における通信衛星の直下点
の軌跡の速度は南半球における軌跡の速度より小さくな
る。遠地点の北緯45度付近では、通信衛星の直下点の
軌跡の速度は地表面の速度に最も近づくので、各通信衛
星相互間の距離は最も小さくなり、通信衛星1102,
1106,1110,1114,1118,1122が
遠地点の北緯45度付近に集まる。また、通信衛星11
04,1108,1112,1116,1120が近地
点の南緯45度付近に集まる。
【0045】ここで、地球局が4機の通信衛星に対する
仰角El≧45度を同時に満たす地域について説明す
る。図2は遠地点の北緯45度付近における、同一周回
軌道上の4機の通信衛星の直下点の軌跡である。この北
緯45度付近における通信衛星1101,11011,
1102,11021,1108,1103の地表面と
の相対速度は小さくなり、各通信衛星1101,110
11,1102,11021は相互に近づき、地球局が
通信衛星1101に対する仰角El≧45度を満たす地
域21101、地球局が通信衛星11011に対する仰
角El≧45度を満たす地域211011、地球局が通
信衛星1102に対する仰角El≧45度を満たす地域
21102、及び地球局が通信衛星11021に対する
仰角El≧50度を満たす地域211021は、それぞ
れ同一時期に重なる。この斜線で示す地域20001内
の全ての地球局は4機の通信衛星1101,11101
1,1102,11021に対して同一時期に仰角El
≧45度を一定時間確保できる衛星通信回線を設定でき
る。従って、図示していないが、同一同期軌道の衛星を
(1機/0.5時間)×24時間=48機を配置すれ
ば、本斜線地域20001内の全ての地球局は前後に連
なる4機の通信衛星に対して仰角El≧45度を24時
間保持できる衛星通信回線を設定できる。
【0046】実施例2.次に、この発明の他の実施例を
図について説明する。図3は軌道長半径a=1277
1.0km、離心率e=0.437928、軌道傾斜角
i=45.0度、昇交点経度Ω=240.0度、近地点
引数ω=270.0度、平均近点離角M=0.0度、周
期P=3.989時間(N=6)、近地点高度Hp=8
00kmの軌道を有する、北緯45度の遠地点付近にお
ける通信衛星の直下点の軌跡を示す。2001は遠地点
の北緯45度付近における交差する隣接する周回軌道上
の通信衛星の直下点の軌跡、1101,1102,11
06,1107は通信衛星の直下点の1時間毎の位置、
21101,21102,21106,21107は地
球局が通信衛星に対する仰角El≧45度を満たす通信
衛星の直下点を中心とする円形の地域、20002の斜
線の部分は地球局が4機の通信衛星1101,110
2,1106,1107に対する仰角El>=50度を
同時に満たす地域である。
【0047】次に、動作について説明する。地球局が4
機の通信衛星に対する仰角El≧45度を同時に満たす
地域について説明する。図3は遠地点付近における4機
の通信衛星の直下点の1時間毎の位置である。遠地点付
近における交差する隣接の周回軌道上の通信衛星110
1,1102,1106,1107の地表面との相対速
度は小さくなり、各通信衛星1101,1102,11
06,1107は相互に近づき、地球局が通信衛星11
01に対する仰角El≧45度を満たす地域2110
1、地球局が通信衛星1102に対する仰角El≧45
度を満たす地域21102、地球局が通信衛星1106
に対する仰角El≧45度を満たす地域21106、お
よび地球局が通信衛星1107に対する仰角El≧50
度を満たす地域21107は、それぞれ同一時期に重な
る。この斜線で示す地域20002内の全ての地球局は
4機の通信衛星1101,1102,1106,110
7に対して同一時期に仰角El≧45度を一定時間確保
できる衛星通信回線を設定できる。従って、図示してい
ないが、同一同期軌道の衛星を(1機/1時間)×24
時間=24機を配置すれば、本斜線地域20002内の
全ての地球局は前後に連なる4機の通信衛星に対して仰
角El≧45度を24時間保持できる衛星通信回線を設
定できる。
【0048】実施例3.次に、この発明の他の実施例を
図について説明する。図4は軌道長半径a=1277
1.0km、離心率e=0.437928、軌道傾斜角
i=45.0度、昇交点経度Ω=240.0度、近地点
引数ω=270.0度、平均近点離角M=0.0度、周
期P=3.989時間(N=6)、近地点高度Hp=8
00kmの軌道を有する、北緯45度の遠地点付近にお
ける通信衛星の直下点の軌跡を示す。2001は遠地点
の北緯45度付近における隣接する平行な周回軌道上の
通信衛星の直下点の軌跡、1102,1103,110
6,1107は通信衛星の直下点の1時間毎の位置、2
1102,21103,21106,21107は地球
局が通信衛星に対する仰角El≧45度を満たす通信衛
星の直下点を中心とする円形の地域、20003の斜線
の部分は地球局が4機の通信衛星1102,1103,
1106,1107に対する仰角El>=50度を同時
に満たす地域である。
【0049】次に、動作について説明する。地球局が4
機の通信衛星に対する仰角El≧45度を同時に満たす
地域について説明する。図4は遠地点付近における4機
の通信衛星の直下点の1時間毎の位置である。遠地点付
近における隣接する平行な周回軌道上の通信衛星110
2,1103,1106,1107の地表面との相対速
度は小さくなり、各通信衛星1102,1103,11
06,1107は相互に近づき、地球局が通信衛星11
02に対する仰角El≧45度を満たす地域2110
2、地球局が通信衛星1103に対する仰角El≧45
度を満たす地域21103、地球局が通信衛星1106
に対する仰角El≧45度を満たす地域21106、お
よび地球局が通信衛星1107に対する仰角El≧50
度を満たす地域21107は、それぞれ同一時期に重な
る。この斜線で示す地域20003内の全ての地球局は
4機の通信衛星1102,1103,1106,110
7に対して同一時期に仰角El≧45度を一定時間確保
できる衛星通信回線を設定できる。従って、図示してい
ないが、同一同期軌道の衛星を(1機/1時間)×24
時間=24機を配置すれば、本斜線地域20003内の
全ての地球局は前後に連なる4機の通信衛星に対して仰
角El≧45度を24時間保持できる衛星通信回線を設
定できる。
【0050】実施例4.次に、この発明の他の実施例を
図について説明する。図5は軌道長半径a=1277
1.0km、離心率e=0.437928、軌道傾斜角
i=35.0度、昇交点経度Ω=240.0度、近地点
引数ω=270.0度、平均近点離角M=0.0度、周
期P=3.989時間(N=6)、近地点高度Hp=8
00kmの軌道を有する通信衛星の直下点の軌跡を示
す。図中、2002は赤道上の12地点で交差する、同
期軌道の通信衛星の直下点の軌跡、1201〜1223
は通信衛星の直下点の1時間毎の位置である。ここで、
図6は遠地点の付近における、軌道傾斜角i=45.0
度及び軌道傾斜角i=35.0度の2つの軌道上の通信
衛星の直下点の軌跡である。2002は通信衛星の直下
点の軌跡、1201〜1203は通信衛星の直下点の1
時間毎の位置、21201,21202は地球局が通信
衛星に対する仰角El≧45度を満たす通信衛星の直下
点を中心とする円形の地域、2001は通信衛星の直下
点の軌跡、1101〜1103は通信衛星の直下点の1
時間毎の位置、21101,21102は地球局が通信
衛星に対する仰角El≧45度を満たす通信衛星の直下
点を中心とする円形の地域、20004の斜線の部分は
地球局が4機の通信衛星1201,1202,110
1,11021に対する仰角El≧45度を同時に満た
す地域である。
【0051】次に、動作について説明する。便宜上、軌
道傾斜角iが異なる2つの軌道の通信衛星の直下点の1
時間毎の軌跡及び4機の通信衛星の直下点の1時間毎の
軌跡と2つの動作領域に分けて説明する。
【0052】先ず、周期P=3.989時間(N=
6)、近地点高度Hp=800kmの通信衛星の直下点
の軌跡2002の場合について説明する。例えば、赤道
上の昇交点を通過した北半球における通信衛星の直下点
の軌跡の速度は南半球における軌跡の速度より小さくな
る。遠地点の北緯45度付近では、通信衛星の直下点の
軌跡の速度は地表面の速度に最も近づくので、各通信衛
星相互間の距離は最も小さくなり、通信衛星1202,
1206,1210,1214,1218,1222が
遠地点の北緯35度付近に集まる。また、通信衛星12
04,1208,1212,1216,1220が近地
点の南緯35度付近に集まる。
【0053】ここで、地球局が4機の通信衛星に対する
仰角El≧45度を同時に満たす地域について説明す
る。図12は軌道傾斜角i=45.0度及び軌道傾斜角
i=35.0度における4機の通信衛星の1時間毎の直
下点の軌跡である。北緯45.0度及び35.0度付近
における通信衛星1101,1102,1201,12
02の地表面との相対速度は小さくなる。地球局が通信
衛星1101に対する仰角El≧45度を満たす地域2
1101、地球局が通信衛星1102に対する仰角El
≧45度を満たす地域21102、地球局が通信衛星1
201に対する仰角El≧45度を満たす地域2120
1、及び地球局が通信衛星1202に対する仰角El≧
45度を満たす地域11710は、それぞれ同一時期に
重なる。この斜線で示す地域20004内の全ての地球
局は4機の通信衛星1101,1102,1201,1
202に対して同一時期に仰角El≧45度を一定時間
確保できる衛星通信回線を設定できる。従って、図示し
ていないが軌道傾斜角が異なる2つの同期軌道の衛星を
(1機/1時間)×24時間×2軌道=48機相当を配
置すれば、本斜線地域20004内の全ての地球局は4
機の通信衛星に対して仰角El≧45度を24時間保持
できる衛星通信回線を設定できる。
【0054】実施例5.次に、この発明の他の実施例を
図について説明する。図7は軌道長半径a=1277
1.0km、離心率e=0.437928、軌道傾斜角
i=45.0度、昇交点経度Ω=255.0度、近地点
引数ω=270.0度、平均近点離角M=0.0度、周
期P=3.989時間(N=6)、近地点高度Hp=8
00kmの軌道を有する通信衛星の直下点の軌跡を示
す。図中、2003は赤道上の12地点で交差する、同
期軌道の通信衛星の直下点の軌跡、1301〜1323
は通信衛星の直下点の1時間毎の位置である。ここで、
図8は遠地点の付近における、昇交点経度Ω=255.
0度及び昇交点経度Ω=240.0度の2つの軌道上の
通信衛星の直下点の軌跡である。2003は通信衛星の
直下点の軌跡、1306,1307は通信衛星の直下点
の1時間毎の位置、21306,21307は地球局が
通信衛星に対する仰角El≧45度を満たす通信衛星の
直下点を中心とする円形の地域、2001は通信衛星の
直下点の軌跡、1106,1107は通信衛星の直下点
の1時間毎の位置、21106,21107は地球局が
通信衛星に対する仰角El≧45度を満たす通信衛星の
直下点を中心とする円形の地域、20005の斜線の部
分は地球局が4機の通信衛星1106,1107,13
06,1307に対する仰角El≧45度を同時に満た
す地域である。
【0055】次に、動作について説明する。便宜上、昇
交点経度Ωが異なる2つの軌道の通信衛星の直下点の1
時間毎の軌跡及び4機の通信衛星の直下点の1時間毎の
軌跡と2つの動作領域に分けて説明する。
【0056】先ず、周期P=3.989時間(N=
6)、近地点高度Hp=800kmの通信衛星の直下点
の軌跡2003の場合について説明する。例えば、赤道
上の昇交点を通過した北半球における通信衛星の直下点
の軌跡の速度は南半球における軌跡の速度より小さくな
る。遠地点の北緯45度付近では、通信衛星の直下点の
軌跡の速度は地表面の速度に最も近づくので、各通信衛
星相互間の距離は最も小さくなり、通信衛星1302,
1306,1310,1314,1318,1322が
遠地点の北緯45度付近に集まる。また、通信衛星13
04,1308,1312,1316,1320が近地
点の南緯35度付近に集まる。
【0057】ここで、地球局が4機の通信衛星に対する
仰角El≧45度を同時に満たす地域について説明す
る。図8は昇交点経度Ω=255.0度及び昇交点経度
Ω=240.0度の2つの軌道上における通信衛星の直
下点の軌跡である。北緯45度付近における通信衛星1
106,1107,1306,1307の地表面との相
対速度は小さくなる。地球局が通信衛星1106に対す
る仰角El≧45度を満たす地域21106、地球局が
通信衛星1107に対する仰角El≧45度を満たす地
域21107、地球局が通信衛星1306に対する仰角
El≧45度を満たす地域21306、及び地球局が通
信衛星1307に対する仰角El≧45度を満たす地域
21307は、それぞれ同一時期に重なる。この斜線で
示す地域20005内の全ての地球局は4機の通信衛星
1106,1107,1306,1307に対して同一
時期に仰角El≧45度を一定時間確保できる衛星通信
回線を設定できる。従って、図示していないが、昇交点
経度が異なる2つの同期軌道の衛星を(1機/1時間)
×24時間×2軌道=48機相当を配置すれば、本斜線
地域20005内の全ての地球局は4機の通信衛星に対
して仰角El≧45度を24時間保持できる衛星通信回
線を設定できる。
【0058】実施例6.次に、この発明の他の実施例を
図について説明する。図9は軌道長半径a=1277
1.0km、離心率e=0.437928、軌道傾斜角
i=45.0度、昇交点経度Ω=240.0度、近地点
引数ω=285.0度、平均近点離角M=0.0度、周
期P=3.989時間(N=6)、近地点高度Hp=8
00kmの軌道を有する通信衛星の直下点の軌跡を示
す。図中、2004は赤道上の12地点で交差する、同
期軌道の通信衛星の直下点の軌跡、1401〜1423
は通信衛星の直下点の1時間毎の位置である。ここで、
図10は遠地点の付近における、近地点引数ω=28
5.0度、及び近地点引数ω=270.0度の2つの軌
道上の通信衛星の直下点の軌跡である。2004は通信
衛星の直下点の軌跡、1401,1402は通信衛星の
直下点の1時間毎の位置、21401,21402は地
球局が通信衛星に対する仰角El≧45度を満たす通信
衛星の直下点を中心とする円形の地域、2001は通信
衛星の直下点の軌跡、1101,1102は通信衛星の
直下点の1時間毎の位置、21101,21102は地
球局が通信衛星に対する仰角El≧45度を満たす通信
衛星の直下点を中心とする円形の地域、20006の斜
線の部分は地球局が4機の通信衛星1101,110
2,1401,1402に対する仰角El≧45度を同
時に満たす地域である。
【0059】次に、動作について説明する。便宜上、近
地点引数ωが異なる2つの軌道の通信衛星の直下点の1
時間毎の軌跡及び4機の通信衛星の直下点の1時間毎の
軌跡と2つの動作領域に分けて説明する。
【0060】先ず、周期P=3.989時間(N=
6)、近地点高度Hp=800kmの通信衛星の直下点
の軌跡2004の場合について説明する。例えば、赤道
上の昇交点を通過した北半球における通信衛星の直下点
の軌跡の速度は南半球における軌跡の速度より小さくな
る。遠地点の北緯45度付近では、通信衛星の直下点の
軌跡の速度は地表面の速度に最も近づくので、各通信衛
星相互間の距離は最も小さくなり、通信衛星1401,
1402,1405,1406,1409,1410,
1413,1414,1417,1418,1421,
1422が遠地点の北緯45度付近に集まる。また、通
信衛星1404,1408,1412,1416,14
20が近地点の南緯45度付近に集まる。
【0061】ここで、地球局が4機の通信衛星に対する
仰角El≧45度を同時に満たす地域について説明す
る。図10は近地点引数ω=285.0、び近地点引数
ω=270.0度の2つの軌道上における通信衛星の直
下点の軌跡である。北緯45度付近における通信衛星1
101,1102,1401,1402の地表面との相
対速度は小さくなる。地球局が通信衛星1101に対す
る仰角El≧45度を満たす地域21102、地球局が
通信衛星1102に対する仰角El≧45度を満たす地
域21102、地球局が通信衛星1401に対する仰角
El≧45度を満たす地域21401、及び地球局が通
信衛星1402に対する仰角El≧45度を満たす地域
21402は、それぞれ同一時期に重なる。この斜線で
示す地域20006内の全ての地球局は4機の通信衛星
1101,1102,1401,1402に対して同一
時期に仰角El≧45度を一定時間確保できる衛星通信
回線を設定できる。従って、図示していないが、近地点
引数ωが異なる2つの同期軌道の衛星を(1機/1時
間)×24時間×2軌道=48機相当を配置すれば、本
斜線地域20006内の全ての地球局は4機の通信衛星
に対して仰角El≧45度を24時間保持できる衛星通
信回線を設定できる。
【0062】実施例7.次に、この発明の他の実施例を
図について説明する。図11は軌道長半径a=1277
1.0km、離心率e=0.300177、軌道傾斜角
i=45.0度、昇交点経度Ω=240.0度、近地点
引数ω=270.0度、平均近点離角M=0.0度、周
期P=3.989時間(N=6)、近地点高度Hp=8
00kmの軌道を有する通信衛星の直下点の軌跡を示
す。図中、2005は赤道上の12地点で交差する、同
期軌道の通信衛星の直下点の軌跡、1501〜1523
は通信衛星の直下点の1時間毎の位置である。ここで、
図12は遠地点の付近における、離心率e=0.300
177、及び離心率e=0.437928の2つの軌道
上の通信衛星の直下点の軌跡である。2005は通信衛
星の直下点の軌跡、1501,1502は通信衛星の直
下点の1時間毎の位置、21501,21502は地球
局が通信衛星に対する仰角El≧45度を満たす通信衛
星の直下点を中心とする円形の地域、2001は通信衛
星の直下点の軌跡、1101,1102は通信衛星の直
下点の1時間毎の位置、21101,21102は地球
局が通信衛星に対する仰角El≧45度を満たす通信衛
星の直下点を中心とする円形の地域、20007の斜線
の部分は地球局が4機の通信衛星1101,1102,
1501,1502に対する仰角El≧45度を同時に
満たす地域である。
【0063】次に、動作について説明する。便宜上、離
心率eが異なる2つの軌道の通信衛星の直下点の1時間
毎の軌跡及び4機の通信衛星の直下点の1時間毎の軌跡
と2つの動作領域に分けて説明する。
【0064】先ず、周期P=3.989時間(N=
6)、近地点高度Hp=800kmの通信衛星の直下点
の軌跡2005の場合について説明する。例えば、赤道
上の昇交点を通過した北半球における通信衛星の直下点
の軌跡の速度は南半球における軌跡の速度より小さくな
る。遠地点の北緯45度付近では、通信衛星の直下点の
軌跡の速度は地表面の速度に最も近づくので、各通信衛
星相互間の距離は最も小さくなり、通信衛星1502,
1506,1510,1514,1518,1522が
遠地点の北緯45度付近に集まる。また、通信衛星15
04,1508,1512,1516,1520が近地
点の南緯45度付近に集まる。
【0065】ここで、地球局が4機の通信衛星に対する
仰角El≧45度を同時に満たす地域について説明す
る。図12は離心率e=0.300177及び離心率e
=0.437928の2つの軌道上における通信衛星の
直下点の軌跡である。北緯45度付近における通信衛星
1101,1102,1501,1502の地表面との
相対速度は小さくなる。地球局が通信衛星1101に対
する仰角El≧45度を満たす地域21102、地球局
が通信衛星1102に対する仰角El≧45度を満たす
地域21102、地球局が通信衛星1501に対する仰
角El≧45度を満たす地域21501、及び地球局が
通信衛星1502に対する仰角El≧45度を満たす地
域21502は、それぞれ同一時期に重なる。この斜線
で示す地域20007内の全ての地球局は4機の通信衛
星1101,1102,1501,1502に対して同
一時期に仰角El≧45度を一定時間確保できる衛星通
信回線を設定できる。従って、図示していないが、近地
点引数ωが異なる2つの同期軌道の衛星を(1機/1時
間)×24時間×2軌道=48機相当を配置すれば、本
斜線地域20007内の全ての地球局は4機の通信衛星
に対して仰角El≧45度を24時間保持できる衛星通
信回線を設定できる。
【0066】実施例8.次に、この発明の他の実施例を
図について説明する。図13は軌道長半径a=1152
3.4km、離心率e=0.377075、軌道傾斜角
i=45.0度、昇交点経度Ω=240.0度、近地点
引数ω=270.0度、平均近点離角M=0.0度、周
期P=3.419時間(N=7)、近地点高度Hp=8
00kmの軌道を有する通信衛星の直下点の軌跡を示
す。図中、2006は赤道上の14地点で交差する、同
期軌道の通信衛星の直下点の軌跡、1601〜1623
は通信衛星の直下点の1時間毎の位置である。ここで、
図14は遠地点の付近における、軌道長半径a=115
23.4km及び軌道長半径a=12771.0kmの
2つの軌道上の通信衛星の直下点の軌跡である。200
6は通信衛星の直下点の軌跡、1605は通信衛星の直
下点の1時間毎の位置、21605は地球局が通信衛星
に対する仰角El≧45度を満たす通信衛星の直下点を
中心とする円形の地域、2001の通信衛星の直下点の
軌跡、1101,1106,1107は通信衛星の直下
点の1時間毎の位置、21101,21106,211
07は地球局が通信衛星に対する仰角El≧45度を満
たす通信衛星の直下点を中心とする円形の地域、200
08の斜線の部分は地球局が4機の通信衛星1101,
1106,1107,1605に対する仰角El≧45
度を同時に満たす地域である。
【0067】次に、動作について説明する。便宜上、軌
道長半径aが異なる2つの軌道の通信衛星の直下点の1
時間毎の軌跡及び4機の通信衛星の直下点の1時間毎の
軌跡との2つの動作領域に分けて説明する。
【0068】先ず、周期P=3.419時間(N=
7)、近地点高度Hp=800kmの通信衛星の直下点
の軌跡2006の場合について説明する。例えば、赤道
上の昇交点を通過した北半球における通信衛星の直下点
の軌跡の速度は南半球における軌跡の速度より小さくな
る。遠地点の北緯45度付近では、通信衛星の直下点の
軌跡の速度は地表面の速度に最も近づくので、各通信衛
星相互間の距離は最も小さくなり、通信衛星1601,
1602,1605,1608,1609,1612,
1615,1618,1619,1622が遠地点の北
緯45度付近に集まる。また、通信衛星1617が近地
点の南緯45度付近に集まる。
【0069】ここで、地球局が4機の通信衛星に対する
仰角El≧45度を同時に満たす地域について説明す
る。図14は軌道長半径a=11523.4km及び軌
道長半径a=12771.0kmの2つの軌道上におけ
る通信衛星の直下点の軌跡である。北緯45度付近にお
ける通信衛星1101,1102,1501,1502
の地表面との相対速度は小さくなる。地球局が通信衛星
1101に対する仰角El≧45度を満たす地域211
02、地球局が通信衛星1106に対する仰角El≧4
5度を満たす地域21106、地球局が通信衛星110
7に対する仰角El≧45度を満たす地域21107、
及び地球局が通信衛星1605に対する仰角El≧45
度を満たす地域21605は、それぞれ同一時期に重な
る。この斜線で示す地域20008内の全ての地球局は
4機の通信衛星1101,1106,1107,160
5に対して同一時期に仰角El≧45度を一定時間確保
できる衛星通信回線を設定できる。従って、図示してい
ないが、軌道長半径aが異なる2つの同期軌道の衛星を
(1機/1時間)×24時間×2軌道=48機相当を配
置すれば、本斜線地域20008内の全ての地球局は4
機の通信衛星に対して仰角El≧45度を24時間保持
できる衛星通信回線を設定できる。
【0070】実施例9.次に、この発明の他の実施例を
図について説明する。図15は軌道長半径a=1277
1.0km、離心率e=0.0004、軌道傾斜角i=
0.0度、昇交点経度Ω=240.0度、近地点引数ω
=270.0度、平均近点離角M=0.0度、周期P=
3.989時間(N=6)、高度Hc=6398kmの
軌道を有する通信衛星の直下点の軌跡を示す。図中、2
008は赤道上の同期軌道の通信衛星の直下点の軌跡、
1801〜1823は通信衛星の直下点の1時間毎の位
置である。ここで、図16は同一周回および赤道上空の
2軌道上の通信衛星の直下点の軌跡である。2008及
び2001は通信衛星の直下点の軌跡、1802,11
01,1102,1103は通信衛星の直下点の1時間
毎の位置、21802,21101,21102,21
103は地球局が通信衛星に対する仰角El≧45度を
満たす通信衛星の直下点を中心とする円形の地域、20
10の斜線の部分は地球局が4機の通信衛星1802,
1101,1102,1103に対する仰角El≧45
度を同時に満たす地域である。
【0071】次に、動作について説明する。便宜上、軌
道傾斜角i=0.0度の通信衛星の直下点の軌跡及び軌
道傾斜角i=45.0度の同一周回軌道上の3機の通信
衛星とi=0度の赤道上空の1機の通信衛星とからなる
4機の通信衛星の直下点の軌跡の2つの動作領域に分け
て説明する。
【0072】先ず、軌道傾斜角i=0.0度の軌道の通
信衛星の直下点の軌跡2008の場合について説明す
る。例えば、軌道傾斜角i=0度、周期P=3.989
時間の通信衛星の直下点1801〜1823の軌跡の速
度は地表面の速度より大きく、毎時間に東方向に75度
進む。
【0073】ここで、地球局が4機の通信衛星に対する
仰角El≧45度を同時に満たす低緯度から中緯度の地
域について説明する。図16は同一周回軌道および赤道
上空の周回軌道の2軌道上の4機の通信衛星の直下点の
軌跡である。地球局が通信衛星1802に対する仰角E
l≧45度を満たす地域21802、地球局が通信衛星
1101に対する仰角≧45度を満たす地域2110
1、地球局が通信衛星1102に対する仰角El≧45
度を満たす地域21102、及び地球局が通信衛星11
03に対する仰角El≧45度を満たす地域21103
は、それぞれ同一時期に重なる。この斜線で示す地域2
0010内の全ての地球局は4機の通信衛星1101,
1102,1103,1802に対して同一時期に仰角
El≧45度を一定時間確保できる衛星通信回線を設定
できる。従って、図示していないが、同一同期軌道の衛
星を(1機/1時間)×24時間×2軌道=48機を配
置すれば、本斜線地域20010内の全ての地球局は4
機の通信衛星に対して仰角El≧45度を24時間保持
できる衛星通信回線を設定できる。
【0074】実施例10.次に、この発明の他の実施例
を図について説明する。図17は交差する隣接の周回軌
道および赤道上空の周回軌道の2軌道上の通信衛星の直
下点の軌跡である。2008及び2001は通信衛星の
直下点の軌跡、1801,1101,1106,110
7は通信衛星の直下点の1時間毎の位置、21802,
21101,21106,21107は地球局が通信衛
星に対する仰角El≧45度を満たす通信衛星の直下点
を中心とする円形の地域、20011の斜線の部分は地
球局が4機の通信衛星1801,1101,1106,
1107に対する仰角El≧45度を同時に満たす地域
である。
【0075】ここで、地球局が4機の通信衛星に対する
仰角El≧45度を同時に満たす低緯度から中緯度の地
域について説明する。図17は交差する隣接周回軌道お
よび赤道上空周回軌道の2軌道上の4機の通信衛星の直
下点の軌跡である。地球局が通信衛星1801に対する
仰角El≧45度を満たす地域21801、地球局が通
信衛星1101に対する仰角El≧45度を満たす地域
21101、地球局が通信衛星1106に対する仰角E
l≧45度を満たす地域21106、および地球局が通
信衛星1107に対する仰角El≧45度を満たす地域
21107は、それぞれ同一時期に重なる。この斜線で
示す地域20011内の全ての地球局は4機の通信衛星
1101,1106,1107,1801に対して同一
時期に仰角El≧45度を一定時間確保できる衛星通信
回線を設定できる。従って、図示していないが、同一同
期軌道の衛星を(1機/1時間)×24時間×2軌道=
48機を配置すれば、本斜線地域20011内の全ての
地球局は4機の通信衛星に対して仰角El≧45度を2
4時間保持できる衛星通信回線を設定できる。
【0076】実施例11.次に、この発明の他の実施例
を図について説明する。図18は隣接する平行な周回軌
道および赤道上空周回軌道の2軌道上の通信衛星の直下
点の軌跡である。2008及び2001は通信衛星の直
下点の軌跡、1807,1103,1106,1107
は通信衛星の直下点の1時間毎の位置、21802,2
1103,21106,21107は地球局が通信衛星
に対する仰角El≧45度を満たす通信衛星の直下点を
中心とする円形の地域、20011の斜線の部分は地球
局が4機の通信衛星1807,1103,1106,1
107に対する仰角El≧45度を同時に満たす地域で
ある。
【0077】ここで、地球局が4機の通信衛星に対する
仰角El≧45度を同時に満たす低緯度から中緯度の地
域について説明する。図18は隣接する平行な周回軌道
と赤道上空の周回軌道とからなる2軌道上の4機の通信
衛星の直下点の軌跡である。地球局が通信衛星1807
に対する仰角El≧45度を満たす地域21807、地
球局が通信衛星1103に対する仰角El≧45度を満
たす地域21103、地球局が通信衛星1106に対す
る仰角El≧45度を満たす地域21106、および地
球局が通信衛星1107に対する仰角El≧45度を満
たす地域21107は、それぞれ同一時期に重なる。こ
の斜線で示す地域20012内の全ての地球局は4機の
通信衛星1103,1106,1107,1807に対
して同一時期に仰角El≧45度を一定時間確保できる
衛星通信回線を設定できる。従って、図示していない
が、同一同期軌道の衛星を(1機/1時間)×24時間
×2軌道=48機を配置すれば、本斜線地域20011
内の全ての地球局は4機の通信衛星に対して仰角El≧
45度を24時間保持できる衛星通信回線を設定でき
る。
【0078】実施例12.次に、この発明の他の実施例
を図について説明する。図19は移動局が4機の通信衛
星、衛星通信固定局を経由して形成する衛星通信回線回
線及び地上通信基地局を経由して形成する地上通信回線
を示す。図中、811は移動局、1101,1102,
1106,1107は通信衛星、821は衛星通信固定
局、5101,5102,5106,5107は移動局
と衛星通信固定局との衛星通信回線制御信号用無線チャ
ンネル、831は交換局、861は地上通信基地局、6
101は移動局と地上通信基地局との地上通信回線制御
信号用無線チャンネル、7050,7090,7100
は移動局と衛星の時刻補正前の時計を用いて定めた、通
信衛星と移動局との距離が等しい円錐の稜が地表面に描
く円、7050,7090,7100は移動局と衛星の
各時計の時刻補正値を用いて定めた、通信衛星と移動局
との距離が等しい円錐の稜が地表面に描く円、801は
移動局と衛星の時刻補正前の時計を用いて定めた移動局
位置、802は移動局と衛星の各時計の時刻補正値を用
いて定めた移動局位置。
【0079】次に、動作について説明する。便宜上、移
動局及び衛星通信固定局が4機の通信衛星を経由して構
成する衛星通信回線について説明する。
【0080】ここで、移動局及び衛星通信固定局が4機
の通信衛星を経由して構成する衛星通信回線について説
明する。移動局811は同期信号と時刻情報等からなる
制御信号用無線チャンネル5101,5102,510
6,5107を4機の通信衛星1101,1102,1
106,1107を経由し、移動局811において受信
する。移動局811に付属する電波伝播時間測定、時刻
補正、距離演算装置は、移動局811と通信衛星110
7との間、移動局811と通信衛星1106との間、及
び移動局811と通信衛星1102との間をそれぞれ往
復する無線チャンネル5107,5106,5102の
電波伝播時間から、各時刻における通信衛星1107と
移動局811との間、通信衛星1106と移動局811
との間及び通信衛星1102と移動局811との間の距
離がそれぞれ計算できる。更に、通信衛星を頂点、通信
衛星と移動局との距離を母線とする円錐が形成できるの
で、時刻補正前の時計を用いた、通信衛星1107から
移動局811までの距離は円7100、通信衛星110
6から移動局811までの距離は円7090、通信衛星
1102から移動局811までの距離は円7050をそ
れぞれ描き、複数の点801で交差する。更に、移動局
811と通信衛星1101との間をそれぞれ往復する無
線チャンネル5101の電波伝播時間を用い、時刻補正
後の通信衛星から移動局までの距離の再演算を実施し、
形成した円7101,7090,7050は、一点80
2で交差するので、交差する点802を移動局811の
正しい位置情報とすることができる。移動局811は付
属の位置情報処理装置を用い、移動局811の古い位置
情報を更新し、最新の位置情報を登録すると共に付属の
表示装置を用いて移動局ユーザに最新の位置情報を通知
し、また最新の位置情報を制御信号用無線チャンネルを
用いて衛星通信固定局821及び交換局831を経由
し、地上通信基地局861に通知し、衛星通信固定局8
21及び地上通信基地局861は最新の正しい位置情報
を登録し、更新することができる。
【0081】実施例13.次に、この発明の他の実施例
の動作について図19により説明する。ここで、移動局
及び衛星通信固定局が4機の通信衛星を経由して構成す
る衛星通信回線について説明する。衛星通信固定局82
1は同期信号と時刻情報等からなる制御信号用無線チャ
ンネル5101,5102,5106,5107を4機
の通信衛星1101,1102,1106,1107を
経由し、移動局811へ送信する。移動局811は識別
符号と時刻情報等からなる応答信号を4機の通信衛星1
101,1102,1106,1107を経由して、衛
星通信固定局821へ送信する。衛星通信固定局821
に付属する電波伝播時間測定、時刻補正、距離演算装置
は、衛星通信固定局821と通信衛星1107を中継す
る移動局811との間、衛星通信固定局821と通信衛
星1106を中継する移動局811との間、及び衛星通
信固定局821と通信衛星1102を中継する移動局8
11との間をそれぞれ往復する無線チャンネル510
7,5106,5102の電波伝播時間と衛星通信固定
局821と通信衛星1107との間、衛星通信固定局8
21と通信衛星1106との間及び衛星通信固定局82
1と通信衛星1102との間をそれぞれ往復する無線チ
ャンネル5107,5106,5102の電波伝播時間
との差から、各時刻における通信衛星1107と移動局
811との間、通信衛星1106と移動局811との間
及び通信衛星1102と移動局811との間の距離がそ
れぞれ計算できる。更に、通信衛星を頂点、通信衛星と
移動局との距離を母線とする円錐が形成できるので、時
刻補正前の時計を用いた、通信衛星1107から移動局
811までの距離は円7100、通信衛星1106から
移動局811までの距離は円7090、通信衛星110
2から移動局811までの距離は円7050をそれぞれ
描き、複数の点801で交差する。更に、衛星通信固定
局821と通信衛星1101を中継する移動局811と
の間をそれぞれ往復する無線チャンネル5101の電波
伝播時間を用い、時刻補正後の距離の再演算を実施し、
形成した円7101,7090,7050は、一点80
2で交差するので、交差する点802を移動局811の
正しい位置情報とすることができる。衛星通信固定局8
21は付属の位置情報処理装置を用い、移動局811の
古い位置情報を更新し、最新の位置情報を登録し、また
最新の位置情報を制御信号用無線チャンネルを用いて移
動局811、また交換局831を経由し、地上通信基地
局861に通知し、移動局811及び地上通信基地局8
61は最新の正しい位置情報を登録し、更新すると共に
移動局811付属の表示装置を用いて移動局ユーザに最
新の位置情報を通知しすることができる。
【0082】実施例14.次に、この発明の他の実施例
を図について説明する。図20は移動局が4機の通信衛
星を経由して衛星通信固定局及び地上通信基地局とで形
成する上り衛星及び地上通信回線を示す。図中、110
1,1102,1106,1107は通信衛星、811
は移動局、821は衛星通信固定局、831は交換局、
871は地上通信網の着信用ユーザ端末機、5101,
5102,5106,5107は移動局が4機の通信衛
星を経由して衛星通信固定局と形成する制御信号用無線
チャンネル、5607は移動局が通信衛星1107を経
由して衛星通信固定局と形成する情報信号用無線チャン
ネル、20002は4機の通信衛星1101,110
2,1106,1107アンテナビームが共通に照射す
る地域で、更に地上通信基地局861アンテナビームの
照射地域を含む地域である。
【0083】次に、動作について説明する。便宜上、移
動局が4機の通信衛星を経由して衛星通信固定局及び地
上通信基地局とで形成する上りの衛星及び地上通信回線
について説明する。
【0084】ここで、移動局及び衛星通信固定局が4機
の通信衛星を経由して構成する上り衛星通信回線につい
て説明する。移動局811に付属する発信用ユーザ端末
機からの呼び出し信号に基づいて、移動局811は同期
信号と地上通信網の着信用ユーザ端末機871に対する
呼び出し識別信号等からなる制御信号用無線チャンネル
5101,5102,5106,5107を4機の通信
衛星1101,1102,1106,1107を経由し
て、衛星通信固定局821へ送信する。また、移動局8
11は同期信号と地上通信網の着信用ユーザ端末機87
1に対する呼び出し識別信号等からなる制御信号用無線
チャンネル6101、地上通信基地局861へ送信す
る。送信タイムスロット、受信タイムスロット、空きタ
イムスロットからなる時分割多重方式の移動局811
は、おりか空きタイムスロットにおいて、各通信衛星経
由折り返しの4波の制御信号用無線チャンネル501
4,5015,5019,5020の電界強度、また地
上通信基地局861経由折り返しの制御信号用無線チャ
ンネル6101の電界強度を測定し、5波の制御信号用
無線チャンネル5101,5102,5106,510
7,6101の中から、最も大きな受信電界強度の通信
衛星1107に割り当てられた通信信号用無線チャンネ
ル5607を指定する。移動局13は指定された情報信
号用無線チャンネル5607に切り替えてから、制御信
号用無線チャンネル5607を用いて、折り返し導通確
認信号を通信衛星1107経由で、衛星通信固定局82
1へ送出して、交換局831を中継し、地上通信網の着
信用ユーザ端末機871との導通確認を行う。移動局8
11に付属する発信用ユーザ端末機と地上通信網の着信
用ユーザ端末機871との導通確認後、衛星通信固定局
821に接続された交換局831は折り返し導通確認信
号を受信後、移動局811付属する発信用ユーザ端末機
を地上通信網の着信用ユーザ端末機871との間の通信
回線を接続する。
【0085】実施例15.次に、この発明の他の実施例
を図について説明する。図21は衛星通信固定局が4機
の通信衛星を経由して、また地上通信基地局が移動局と
形成する下り衛星及び地上通信回線を示す。図中、11
01,1102,1106,1107は通信衛星、81
1は移動局、821は衛星通信固定局、831は交換
局、871は地上通信網の発信用ユーザ端末機、510
1,5102,5106,5107は衛星通信固定局が
4機の通信衛星1101,1102,1106,110
7を経由して移動局811と形成する制御信号用無線チ
ャンネル、5617は衛星通信固定局が通信衛星110
7を経由して移動局811と形成する情報信号用無線チ
ャンネル、20002は4機の通信衛星1101,11
02,1106,1107のアンテナビームが共通に照
射する地域で、更に地上通信基地局861アンテナビー
ムの照射地域を含む地域である。
【0086】次に、動作について説明する。便宜上、衛
星通信固定局が4機の通信衛星を経由して、また地上通
信基地局が移動局と形成する下りの衛星及び地上通信回
線について説明する。
【0087】ここで、衛星通信固定局が4機の通信衛星
を経由して、また地上通信基地局が移動局と構成する下
り衛星及び地上通信回線について説明する。地上通信網
の発信用ユーザ端末機871からの呼び出し信号に基づ
いて、衛星通信固定局821は同期信号と移動局811
に対する呼び出し識別信号等からなる制御信号用無線チ
ャンネル5101,5102,5106,5107を4
機の通信衛星1101,1102,1106,1107
を経由して、また地上通信基地局861が同期信号と移
動局811に対する呼び出し識別信号等からなる制御信
号用無線チャンネル6101を移動局811へ送信す
る。移動局811は自局に対する呼び出し識別信号と自
局に登録されている識別符号とが同一である場合に限っ
て、応答信号を制御信号用無線チャンネル5024,5
025,5029,5030を用いて、通信衛星110
4,1105,1109,1110を経由し、衛星通信
固定局821、また応答信号を制御信号用無線チャンネ
ル6101を用いて、地上通信基地局861へ送信す
る。送信タイムスロット、受信タイムスロット、空きタ
イムスロットからなる時分割多重方式の移動局13は、
空きタイムスロットにおいて、各通信衛星経由折り返し
の4波の制御信号用無線チャンネル5101,510
2,5106,5107、地上通信基地局861経由折
り返しの制御信号用無線チャンネル6101の電界強度
を測定する。次に、移動局811は、5波の制御信号用
無線チャンネルの中から、最も大きな受信電界強度の通
信衛星1107に割り当てられた通信信号用無線チャン
ネル5107を指定する。移動局811は指定された情
報信号用無線チャンネル5617に切り替えてから、折
り返し導通確認信号を、制御信号用無線チャンネル51
07を用いて、通信衛星1107経由で、衛星通信固定
局821へ送信する。衛星通信固定局821は折り返し
導通確認信号を受信後、制御信号用無線チャンネル51
07を用いて、移動局811に付属する着信用ユーザ端
末機を呼び出し、交換局831を経由した地上通信網の
発信用ユーザ端末機871に接続する。
【0088】実施例16.次に、この発明の他の実施例
を図について説明する。図22は交換局が衛星通信固定
局、4機の通信衛星、衛星通信固定局を経由して、また
地上通信中継局を経由して、形成する片方向の衛星及び
地上通信回線を示す。図中、1102,1103,11
06,1107は通信衛星、821,822は衛星通信
固定局、831,832は交換局、871は地上通信網
の着信用ユーザ端末機、872は地上通信網の着信用ユ
ーザ端末機、5102,5103,5106,5107
は衛星通信固定局821が4機の通信衛星1102,1
103,1106,1107を経由して衛星通信固定局
822と形成する制御信号用無線チャンネル、5707
は衛星通信固定局821が通信衛星1103を経由して
衛星通信固定局822と形成する情報信号用無線チャン
ネル、20003は4機の通信衛星1102,110
3,1106,1107のアンテナビームが共通に照射
する地域である。
【0089】次に、動作について説明する。便宜上、交
換局が衛星通信固定局、4機の通信衛星、衛星通信固定
局を経由して、また交換局が地上通信中継局を経由し
て、形成する片方向の衛星及び地上通信回線について説
明する。
【0090】ここで、交換局が衛星通信固定局、4機の
通信衛星、衛星通信固定局を経由して、また地上通信中
継局を経由して形成する片方向の衛星及び地上通信回線
について説明する。地上通信網の発信用ユーザ端末機8
71からの呼び出し信号に基づいて、交換局831は衛
星通信固定局821を中継して、同期信号と着信用ユー
ザ端末機872に対する呼び出し識別信号等からなる制
御信号用無線チャンネル5102,5103,510
6,5107を4機の通信衛星1102,1103,1
106,1107を経由して、また交換局831が地上
通信中継局866を中継し、同期信号と着信用ユーザ端
末機872に対する呼び出し識別信号等からなる制御信
号用無線チャンネル6601を交換局832へ送信す
る。交換局832は発信用ユーザ端末機872に対する
呼び出し識別信号と交換局832に登録されている識別
符号とが同一である場合に限って、応答信号を制御信号
用無線チャンネル5102,5103,5106,51
07を用いて、衛星通信固定局822、通信衛星110
2,1103,1106,1107及び衛星通信固定局
821を経由し、また応答信号を制御信号用無線チャン
ネル6601を用いて、地上通信中継局866を経由
し、交換局831へ送信する。交換局831は各通信衛
星経由の4波の制御信号用無線チャンネル5101,5
102,5106,5107、地上通信中継局866経
由の制御信号用無線チャンネル6601の信号電界強度
と遅延時間を測定する。次に、交換局831は、5チャ
ンネルの制御信号用チャンネルの中から、信号電界強度
が大きく、遅延時間が短い通信衛星1103に割り当て
られた通信信号用無線チャンネル5707を指定する。
交換局831は指定された情報信号用無線チャンネル5
103に切り替えてから、折り返し導通確認信号を、制
御信号用無線チャンネル5707を用いて、通信衛星1
103経由で、衛星通信固定局822、交換局832へ
送信する。交換局832は折り返し導通確認信号を受信
後、着信用ユーザ端末機872を呼び出し、制御信号用
無線チャンネル5103を用いて、通信衛星1103、
衛星通信固定局821、交換局831を経由し、発信用
ユーザ端末機871に接続する。
【0091】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、0度
<i<90度の軌道傾斜角i、及びP=Ps/N(P
s:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期Pの軌道
要素をもつ、電波信号の送受信及び信号切り替え機能を
有する4機以上の楕円軌道通信衛星の遠地点における直
下点周辺地域において、同一周回軌道上の4機以上の楕
円軌道通信衛星搭載アンテナビームが共通に照射する地
域内に多数の地球局及び地上局を設置することで、通信
衛星に対して、高い仰角と4方向以上の方位角の地球局
が得られ、静止通信衛星に比して、自由空間における小
さな電波伝播損失、小さな電波伝播遅延時間及び高い信
頼度の衛星通信回線を設定することができる。更に、従
来の楕円軌道衛星通信、静止軌道衛星通信及び地上無線
通信回線を補完し、通信回線総合の稼働率とを高めるこ
とができる。
【0092】また、この発明によれば、0度<i<90
度の軌道傾斜角i、及びP=Ps/N(Ps:静止軌道
衛星の周期、整数N≧6)の周期Pの軌道要素をもつ、
電波信号の送受信及び信号切り替え機能を有する4機以
上の楕円軌道通信衛星の遠地点における直下点周辺地域
において、交差する隣接の周回軌道上の4機以上の楕円
軌道通信衛星搭載アンテナビームが共通に照射する地域
内に、多数の地球局及び地上局を設置することで、通信
衛星に対して、高い仰角と4方向以上の方位角の地球局
が得られ、静止通信衛星に比して、自由空間における小
さな電波伝播損失、小さな電波伝播遅延時間及び高い信
頼度の衛星通信回線を設定することができる。更に、従
来の楕円軌道衛星通信、静止軌道衛星通信及び地上無線
通信回線を補完し、通信回線総合の稼働率とを高めるこ
とができる。
【0093】この発明によれば、0度<i<90度の軌
道傾斜角i、及びP=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の
周期、整数N≧7)の周期Pの軌道要素をもつ、電波信
号の送受信及び信号切り替え機能を有する4機以上の楕
円軌道通信衛星の遠地点における直下点周辺地域におい
て、隣接する平行な周回軌道上の4機以上の楕円軌道通
信衛星搭載アンテナビームが共通に照射する地域内に多
数の地球局及び地上局を設置することで、通信衛星に対
して、高い仰角と4方向以上の方位角の地球局が得ら
れ、静止通信衛星に比して、自由空間における小さな電
波伝播損失、小さな電波伝播遅延時間及び高い信頼度の
衛星通信回線を設定することができる。更に、従来の楕
円軌道衛星通信、静止軌道衛星通信及び地上無線通信回
線を補完し、通信回線総合の稼働率とを高めることがで
きる。
【0094】また、この発明によれば、0度<i<90
度の軌道傾斜角i、及びP=Ps/N(Ps:静止軌道
衛星の周期、整数N≧6)の周期Pの軌道要素をもつ、
電波信号の送受信及び信号切り替え機能を有する4機以
上の楕円軌道通信衛星の遠地点における直下点周辺地域
において、軌道傾斜角の異なる周回軌道上の4機以上の
楕円軌道通信衛星搭載アンテナビームが共通に照射する
地域内に、多数の地球局及び地上局を設置することで、
通信衛星に対して、高い仰角と4方向以上の方位角の地
球局が得られ、静止通信衛星に比して、自由空間におけ
る小さな電波伝播損失、小さな電波伝播遅延時間及び高
い信頼度の衛星通信回線を設定することができる。更
に、従来の楕円軌道衛星通信、静止軌道衛星通信及び地
上無線通信回線を補完し、通信回線総合の稼働率とを高
めることができる。
【0095】この発明によれば、0度<i<90度の軌
道傾斜角i、及びP=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の
周期、整数N≧6)の周期Pの軌道要素をもつ、電波信
号の送受信及び信号切り替え機能を有する4機以上の楕
円軌道通信衛星の遠地点における直下点周辺地域におい
て、昇交点赤径の異なる周回軌道上の4機以上の楕円軌
道通信衛星搭載アンテナビームが共通に照射する地域内
に、多数の地球局及び地上局を設置することで、通信衛
星に対して、高い仰角と4方向以上の方位角の地球局が
得られ、静止通信衛星に比して、自由空間における小さ
な電波伝播損失、小さな電波伝播遅延時間及び高い信頼
度の衛星通信回線を設定することができる。更に、従来
の楕円軌道衛星通信、静止軌道衛星通信及び地上無線通
信回線を補完し、通信回線総合の稼働率とを高めること
ができる。
【0096】また、この発明によれば、0度<i<90
度の軌道傾斜角i、及びP=Ps/N(Ps:静止軌道
衛星の周期、整数N≧6)の周期Pの軌道要素をもつ、
電波信号の送受信及び信号切り替え機能を有する4機以
上の楕円軌道通信衛星の遠地点における直下点周辺地域
において、近地点引数の異なる周回軌道上の4機以上の
楕円軌道通信衛星搭載アンテナビームが共通に照射する
地域内に、多数の地球局及び地上局を設置することで、
通信衛星に対して、高い仰角と4方向以上の方位角の地
球局が得られ、静止通信衛星に比して、自由空間におけ
る小さな電波伝播損失、小さな電波伝播遅延時間及び高
い信頼度の衛星通信回線を設定することができる。更
に、従来の楕円軌道衛星通信、静止軌道衛星通信及び地
上無線通信回線を補完し、通信回線総合の稼働率とを高
めることができる。
【0097】この発明によれば、0度<i<90度の軌
道傾斜角i、及びP=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の
周期、整数N≧6)の周期Pの軌道要素をもつ、電波信
号の送受信及び信号切り替え機能を有する4機以上の楕
円軌道通信衛星の遠地点における直下点周辺地域におい
て、離心率の異なる周回軌道上の4機以上の楕円軌道通
信衛星搭載アンテナビームが共通に照射する地域内に、
多数の地球局及び地上局を設置することで、通信衛星に
対して、高い仰角と4方向以上の方位角の地球局が得ら
れ、静止通信衛星に比して、自由空間における小さな電
波伝播損失、小さな電波伝播遅延時間及び高い信頼度の
衛星通信回線を設定することができる。更に、従来の楕
円軌道衛星通信、静止軌道衛星通信及び地上無線通信回
線を補完し、通信回線総合の稼働率とを高めることがで
きる。
【0098】また、この発明によれば、0度<i<90
度の軌道傾斜角i、及びP=Ps/N(Ps:静止軌道
衛星の周期、整数N≧6)の周期Pの軌道要素をもつ、
電波信号の送受信及び信号切り替え機能を有する4機以
上の楕円軌道通信衛星の遠地点における直下点周辺地域
において、軌道長半径の異なる周回軌道上の4機以上の
楕円軌道通信衛星搭載アンテナビームが共通に照射する
地域内に、多数の地球局を設置することで、通信衛星に
対して、高い仰角と4方向以上の方位角の地球局が得ら
れ、静止通信衛星に比して、自由空間における小さな電
波伝播損失、小さな電波伝播遅延時間及び高い信頼度の
衛星通信回線を設定することができる。更に、従来の楕
円軌道衛星通信、静止軌道衛星通信及び地上無線通信回
線を補完し、通信回線総合の稼働率とを高めることがで
きる。
【0099】この発明によれば、P=Ps/N(Ps:
静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期Pが同一で、
軌道傾斜角iが0度<i<90度の軌道要素をもつ、電
波信号の送受信及び信号切り替え機能を有する3機以
上、及びP=Ps/N(Ps:静止軌道通信衛星の周
期、整数N≧6)の周期P、軌道傾斜角iがi=0度の
軌道要素をもつ、1機以上の楕円軌道通信衛星の直下点
周辺地域において、同一周回および赤道上空の2軌道上
の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテナビームが共
通に照射する地域内に、多数の地球局及び地上局を設置
することで、通信衛星に対して、高い仰角と4方向以上
の方位角の地球局が得られ、静止通信衛星に比して、自
由空間における小さな電波伝播損失、小さな電波伝播遅
延時間及び高い信頼度の衛星通信回線を設定することが
できる。更に、従来の楕円軌道衛星通信、静止軌道衛星
通信及び地上無線通信回線を補完し、通信回線総合の稼
働率とを高めることができる。
【0100】また、この発明によれば、P=Ps/N
(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期Pが
同一で、軌道傾斜角iが0度<i<90度の軌道要素を
もつ、電波信号の送受信及び信号切り替え機能を有する
3機以上、及びP=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周
期、整数N≧6)の周期P、軌道傾斜角iがi=0度の
軌道要素をもつ、1機以上の楕円軌道通信衛星の直下点
周辺地域において、交差する隣接の周回および赤道上空
の2軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテナ
ビームが共通に照射する地域内に、多数の地球局及び地
上局を設置することで、通信衛星に対して、高い仰角と
4方向以上の方位角の地球局が得られ、静止通信衛星に
比して、自由空間における小さな電波伝播損失、小さな
電波伝播遅延時間及び高い信頼度の衛星通信回線を設定
することができる。更に、従来の楕円軌道衛星通信、静
止軌道衛星通信及び地上無線通信回線を補完し、通信回
線総合の稼働率とを高めることができる。
【0101】この発明によれば、P=Ps/N(Ps:
静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期Pが同一で、
軌道傾斜角iが0度<i<90度の軌道要素をもつ、電
波信号の送受信及び信号切り替え機能を有する3機以
上、及びP=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整
数N≧6)の周期P、軌道傾斜角iがi=0度の軌道要
素をもつ、1機以上の楕円軌道通信衛星の直下点周辺地
域において、隣接する平行な周回および赤道上空の2軌
道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテナビーム
が共通に照射する地域内に、多数の地球局及び地上局を
設置することで、通信衛星に対して、高い仰角と4方向
以上の方位角の地球局が得られ、静止通信衛星に比し
て、自由空間における小さな電波伝播損失、小さな電波
伝播遅延時間及び高い信頼度の衛星通信回線を設定する
ことができる。更に、従来の楕円軌道衛星通信、静止軌
道衛星通信及び地上無線通信回線を補完し、通信回線総
合の稼働率とを高めることができる。
【0102】また、この発明によれば、4機以上の通信
衛星のアンテナビームが共通に照射する地域内に設置さ
れる移動局、衛星通信固定局及び地上通信基地局とにお
いて、固定局が周期的に送信する、同期ワード、制御デ
ータ、およびユーザーデータのタイムスロットからなる
時分割多重フレーム信号の下り回線(固定局→通信衛星
→移動局)信号が、衛星通信固定局と移動局との間を4
機以上の通信衛星経由し伝搬する時間と電波伝搬速度お
よび時刻とを考慮し、移動局の演算装置により求めた3
機以上の通信衛星と移動局間の距離に等しい長さの母線
をもつ円錐の底面が地表面に描く3つ以上の円の軌跡の
交点を各フレーム周期毎に移動局の位置と定め、移動局
の位置情報とすることで、移動局における位置情報の表
示に加えて、送信タイムスロット、受信タイムスロッ
ト、および空きタイムスロットからなる時分割多重アク
セス方式の移動局の送信タイムスロットを用い、最新の
移動局の位置情報の衛星通信固定局及び地上通信基地局
に対する送出と衛星通信固定局及び地上通信基地局にお
ける移動局の位置情報の登録、更新とを即時に行うこと
とができる。
【0103】この発明によれば、4機以上の通信衛星の
アンテナビームが共通に照射する地域内に設置される移
動局、衛星通信固定局及び地上通信基地局とにおいて、
移動局が周期的に送信する、同期ワード、制御データ、
およびユーザーデータのタイムスロットからなる時分割
多重フレーム信号の上り回線(移動局→通信衛星→衛星
通信固定局)信号が、移動局と衛星通信固定局との間を
4機以上の通信衛星経由し伝搬する時間と電波伝搬速度
および時刻とを考慮し、衛星通信固定局の演算装置によ
り求めた3機以上の通信衛星と移動局間の距離に等しい
長さの母線をもつ円錐の底面が地表面に描く3つ以上の
円の軌跡の交点を各フレーム周期毎に移動局の位置と定
め、移動局の位置情報とすることで、移動局における位
置情報の表示に加えて、送信タイムスロット、受信タイ
ムスロット、および空きタイムスロットからなる時分割
多重アクセス方式の衛星通信固定局の送信タイムスロッ
トを用い、最新の移動局の位置情報の移動局及び地上通
信基地局に対する送出と移動局、衛星通信固定局及び地
上通信基地局における移動局の位置情報の登録、更新と
を即時に行うことができる。
【0104】また、この発明によれば、4機以上の通信
衛星及び地上通信基地局の各アンテナビームが共通に照
射する地域内の移動局と地上通信網の着信用ユーザ端末
機に接続する、衛星通信固定局と通信衛星及び地上通信
基地局を経由して形成する、音声信号等の情報信号用無
線チャンネルと着信用ユーザ端末機に対する呼び出し識
別信号等の通信回線制御信号用無線チャンネルとからな
る衛星及び地上通信回線において、移動局発信の地上通
信網の着信用ユーザ端末機に対する呼び出し識別信号に
基づく、移動局発信の上り呼び出し識別信号用無線チャ
ンネルを4機以上の通信衛星及び地上通信基地局を経由
して、送信タイムスロット、受信タイムスロットおよび
空きタイムスロットからなる時分割多重アクセス方式の
移動局が空きタイムスロットにおいて受信し、各通信衛
星及び地上通信基地局経由の呼び出し識別信号用無線チ
ャンネルの受信回線品質を比較し、最良の受信回線品質
に対応する、通信衛星、又は地上通信基地局の情報信号
用無線チャンネルを選定し切り替えた後、移動局−通信
衛星−衛星通信固定局−交換局、又は移動局−地上通信
基地局−交換局間の情報信号の導通を確認することで、
通信回線総合の稼働率を高めることができる。
【0105】この発明によれば、4機以上の通信衛星及
び地上通信基地局アンテナビームが共通に照射する地域
内の移動局、地上通信網の発信用ユーザ端末機に接続す
る、衛星通信固定局、通信衛星及び地上通信基地局を経
由して形成する、音声信号等の情報信号用無線チャンネ
ルと着信用移動局に対する呼び出し識別信号等の通信回
線制御信号用無線チャンネルとからなる衛星通信固定局
および地上通信用基地局経由の通信回線において、移動
局が地上通信網の発信用ユーザ端末機からの着信用移動
体ユーザ端末機に対する呼び出し識別信号に基づく、衛
星通信固定局または地上通信基地局送信の下り呼び出し
識別信号用無線チャンネルを通信衛星、衛星通信固定
局、及び地上通信基地局を経由して受信し、移動局に対
する呼び出し識別信号が移動局に登録されている識別符
号と同じ場合、送信タイムスロット、受信タイムスロッ
トおよび空きタイムスロットからなる時分割多重アクセ
ス方式の移動局は、移動局発信の上り応答信号用無線チ
ャンネルを4機以上の通信衛星、又は地上通信用基地局
を経由して、空きタイムスロットにおいて受信し、各通
信衛星、または地上通信用基地局経由の応答信号用無線
チャンネルの受信回線品質を比較し、最良の受信回線品
質に対応する、通信衛星、又は地上通信用基地局の情報
信号用無線チャンネルを選定し切り替えた後、交換局−
衛星通信固定局−通信衛星−移動局、または交換局−地
上通信基地局−移動局間の情報信号の導通を確認するこ
とで、通信回線総合の稼働率を高めることができる。
【0106】また、この発明によれば、4機以上の通信
衛星アンテナビームが共通に照射する地域内の地上通信
網のユーザ端末機に接続する交換局、衛星通信固定局、
通信衛星を経由して形成する、音声信号等の情報信号用
衛星チャンネル及び交換局、地上通信中継局を経由して
形成する、音声信号等の情報信号用地上チャンネルと着
信用ユーザ端末機に対する呼び出し識別信号等の通信回
線制御信号用衛星チャンネル及び地上チャンネルとから
なる通信回線において、交換局が地上通信網の発信用ユ
ーザ端末機からの着信用ユーザ端末機に対する呼び出し
識別信号に基づく、衛星通信固定局及び地上通信中継局
から送信される、呼び出し識別信号用の衛星チャンネル
及び地上チャンネルを通信衛星及び地上通信中継局を経
由して受信し、着信用ユーザ端末機に対する呼び出し識
別信号が交換局に登録されている識別符号と同じ場合、
着信交換局からの応答信号を4機以上の通信衛星および
地上通信中継局を経由して、発信用ユーザ端末機に接続
する交換局において受信し、各通信衛星及び地上通信中
継局経由の応答信号用衛星及び地上チャンネルの受信回
線品質及び応答遅延時間を比較し、最良の受信回線品質
及び応答最短遅延時間に対応する、通信衛星、又は地上
通信用の情報信号用無線チャンネルを選定し切り替えた
後、交換局−衛星通信固定局−通信衛星−衛星通信固定
局−交換局、または交換局−地上通信中継局−交換局間
の情報信号の導通を確認することで、通信回線総合の稼
働率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1における同期楕円軌道の
通信衛星の直下点軌跡を示す図である。
【図2】 この発明の実施例1における地球局が4機の
同じ同期楕円軌道の通信衛星に対する所要の仰角を満た
す地域を示す図である。
【図3】 この発明の実施例2における地球局が4機の
同じ同期楕円軌道の通信衛星に対する所要の仰角を満た
す地域を示す図である。
【図4】 この発明の実施例3における地球局が4機の
同じ同期楕円軌道の通信衛星に対する所要の仰角を満た
す地域を示す図である。
【図5】 この発明の実施例4における同期楕円軌道の
通信衛星の直下点軌跡を示す図である。
【図6】 この発明の実施例4における地球局が、異な
る同期楕円軌道の4機の通信衛星に対する所要の仰角を
満たす地域を示す図である。
【図7】 この発明の実施例5における同期周回軌道の
通信衛星の直下点の軌跡を示す図である。
【図8】 この発明の実施例5における地球局が、異な
る同期楕円軌道の4機の通信衛星に対する所要の仰角を
満たす地域を示す図である。
【図9】 この発明の実施例6における周回円軌道の通
信衛星の直下点の軌跡を示す図である。
【図10】 この発明の実施例6における地球局が、異
なる同期楕円の4機の通信衛星に対する所要の仰角を満
たす地域を示す図である。
【図11】 この発明の実施例7における周回円軌道の
通信衛星の直下点の軌跡を示す図である。
【図12】 この発明の実施例7における地球局が、異
なる周回円軌道の4機の通信衛星に対する所要の仰角を
満たす地域を示す図である。
【図13】 この発明の実施例8における周回円軌道の
通信衛星の直下点の軌跡を示す図である。
【図14】 この発明の実施例8における地球局が、異
なる周回円軌道の4機の通信衛星に対する所要の仰角を
満たす地域を示す図である。
【図15】 この発明の実施例9における赤道上の周回
円軌道の通信衛星の直下点の軌跡を示す図である。
【図16】 この発明の実施例9における地球局が、異
なる周回円軌道の4機の通信衛星に対する所要の仰角を
満たす地域を示す図である。
【図17】 この発明の実施例10における地球局が、
異なる周回円軌道の4機の通信衛星に対する所要の仰角
を満たす地域を示す図である。
【図18】 この発明の実施例11における地球局が、
異なる周回円軌道の4機の通信衛星に対する所要の仰角
を満たす地域を示す図である。
【図19】 この発明の実施例12及び実施例13にお
ける衛星通信固定局及び地上通信局が移動局が4機の通
信衛星を経由して形成する衛星及び地上通信回線を示す
図である。
【図20】 この発明の実施例14における衛星通信固
定局及び地上通信局が移動局が4機の通信衛星を経由し
て形成する上りの衛星及び地上通信回線を示す図であ
る。
【図21】 この発明の実施例15における衛星通信固
定局及び地上通信局が移動局が4機の通信衛星を経由し
て形成する下りの衛星及び地上通信回線を示す図であ
る。
【図22】 この発明の実施例16における衛星通信固
定局及び地上通信局が移動局が4機の通信衛星を経由し
て形成する片方向の衛星及び地上通信回線を示す図であ
る。
【図23】 従来のモルニア軌道の通信衛星の直下点の
軌跡を示す図である。
【図24】 従来のツンドラ軌道の通信衛星の直下点の
軌跡を示す図である。
【図25】 従来のルーパス軌道の通信衛星の直下点の
軌跡を示す図である。
【図26】 従来の円軌道の通信衛星の直下点の軌跡を
示す図である。
【符号の説明】
2,5 移動局、21 トランク領域(ゲートウェ
イ)、22 公衆電話回線網、23 ユーザ端末機、3
5 地上通信網のユーザ端末機、101〜105通信衛
星、501〜503 楕円軌道、505〜510 円軌
道、601〜603 地球局と衛星との通信回線、70
1〜706 衛星相互間の通信回線、801,802
移動局の位置、811 移動局、821,822 衛星
通信固定局、831,832 交換局、861 地上通
信基地局、866 地上通信中継局、871,872
ユーザ端末機、1101〜1123 通信衛星の直下点
の位置、1201〜1223 通信衛星の直下点の位
置、1301〜1323 通信衛星の直下点の位置、1
401〜1423 通信衛星の直下点の位置、1501
〜1523 通信衛星の直下点の位置、1601〜16
23 通信衛星の直下点の位置、1801〜1823
通信衛星の直下点の位置、2001〜2008通信衛星
の直下点の位置、5101〜5107 制御信号用無線
チャンネル、5607,5617,5707 情報信号
用無線チャンネル、6101,6601制御信号用無線
チャンネル、6711 制御信号用無線チャンネル、7
050〜7101 通信衛星と移動局との距離が等しい
円錐の稜が地表面に描く面、20001〜20012
地球局が4機の通信衛星に対する仰角≧45度を同時に
満たす地域、21101〜21807 地球局が通信衛
星に対する仰角≧45度を満たす地域、211011,
211021 地球局が通信衛星に対する仰角≧45度
を満たす地域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/28

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0度<i<90度の軌道傾斜角i、及び
    P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧
    6)の周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び
    信号切り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星
    の遠地点における直下点周辺地域において、同一周回軌
    道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アンテナビーム
    が共通に照射する地域内に設置される、電波信号の送受
    信及び信号切り替え機能を有する複数の地球局及び地上
    局相互間で、4機以上の楕円軌道通信衛星経由の通信回
    線を具備したことを特徴とする衛星及び地上通信回線の
    設定方法。
  2. 【請求項2】 0度<i<90度の軌道傾斜角i、及び
    P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧
    6)の周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び
    信号切り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星
    の遠地点における直下点周辺地域において、交差する隣
    接の周回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アン
    テナビームが共通に照射する地域内に設置される、電波
    信号の送受信及び信号切り替え機能を有する複数の地球
    局及び地上局相互間で、4機以上の楕円軌道通信衛星経
    由の通信回線を具備したことを特徴とする衛星及び地上
    通信回線の設定方法。
  3. 【請求項3】 0度<i<90度の軌道傾斜角i、及び
    P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧
    6)の周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び
    信号切り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星
    の遠地点における直下点周辺地域において、隣接する平
    行な周回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アン
    テナビームが共通に照射する地域内に設置される、電波
    信号の送受信及び信号切り替え機能を有する複数の地球
    局及び地上局相互間で、4機以上の楕円軌道通信衛星経
    由の通信回線を具備したことを特徴とする衛星及び地上
    通信回線の設定方法。
  4. 【請求項4】 0度<i<90度の軌道傾斜角i、及び
    P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧
    6)の周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び
    信号切り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星
    の遠地点における直下点周辺地域において、軌道傾斜角
    の異なる周回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載
    アンテナビームが共通に照射する地域内に設置される、
    電波信号の送受信及び信号切り替え機能を有する複数の
    地球局及び地上局相互間で、4機以上の楕円軌道通信衛
    星経由の通信回線を具備したことを特徴とする衛星及び
    地上通信回線の設定方法。
  5. 【請求項5】 0度<i<90度の軌道傾斜角i、及び
    P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧
    6)の周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び
    信号切り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星
    の遠地点における直下点周辺地域において、昇交点赤径
    の異なる周回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載
    アンテナビームが共通に照射する地域内に設置される、
    電波信号の送受信及び信号切り替え機能を有する複数の
    地球局及び地上局相互間で、4機以上の楕円軌道通信衛
    星経由の通信回線を具備したことを特徴とする衛星及び
    地上通信回線の設定方法。
  6. 【請求項6】 0度<i<90度の軌道傾斜角i、及び
    P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧
    6)の周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び
    信号切り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星
    の遠地点における直下点周辺地域において、近地点引数
    の異なる周回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載
    アンテナビームが共通に照射する地域内に設置される、
    電波信号の送受信及び信号切り替え機能を有する複数の
    地球局及び地上局相互間で、4機以上の楕円軌道通信衛
    星経由の通信回線を具備したことを特徴とする衛星及び
    地上通信回線の設定方法。
  7. 【請求項7】 0度<i<90度の軌道傾斜角i、及び
    P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧
    6)の周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び
    信号切り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星
    の遠地点における直下点周辺地域において、離心率の異
    なる周回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載アン
    テナビームが共通に照射する地域内に設置される、電波
    信号の送受信及び信号切り替え機能を有する複数の地球
    局及び地上局相互間で、4機以上の楕円軌道通信衛星経
    由の通信回線を具備したことを特徴とする衛星及び地上
    通信回線の設定方法。
  8. 【請求項8】 0度<i<90度の軌道傾斜角i、及び
    P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧
    7)の周期Pの軌道要素をもつ、電波信号の送受信及び
    信号切り替え機能を有する4機以上の楕円軌道通信衛星
    の遠地点における直下点周辺地域において、軌道長半径
    の異なる周回軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載
    アンテナビームが共通に照射する地域内に設置される、
    電波信号の送受信及び信号切り替え機能を有する複数の
    地球局及び地上局相互間で、4機以上の楕円軌道通信衛
    星経由の通信回線を具備したことを特徴とする衛星及び
    地上通信回線の設定方法。
  9. 【請求項9】 P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の周
    期、整数N≧6)の周期Pが同一で、軌道傾斜角iが0
    度<i<90度の軌道要素をもつ、電波信号の送受信及
    び信号切り替え機能を有する3機以上及びP=Ps/N
    (Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期P、
    軌道傾斜角iがi=0度の軌道要素をもつ、電波信号の
    送受信及び信号切り替え機能を有する1機以上の楕円軌
    道通信衛星の直下点周辺地域において、同一周回および
    赤道上空の2軌道上の4機以上の楕円軌道通信衛星搭載
    アンテナビームが共通に照射する地域内に設置される、
    電波信号の送受信及び信号切り替え機能を有する複数の
    地球局及び地上局相互間で、4機以上の楕円軌道通信衛
    星経由の通信回線を具備したことを特徴とする衛星及び
    地上通信回線の設定方法。
  10. 【請求項10】 P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の
    周期、整数N≧6)の周期Pが同一で、軌道傾斜角iが
    0度<i<90度の軌道要素をもつ、電波信号の送受信
    及び信号切り替え機能を有する3機以上及びP=Ps/
    N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期P
    が同一で、軌道傾斜角iがi=0度の軌道要素をもつ、
    電波信号の送受信及び信号切り替え機能を有する1機以
    上の楕円軌道通信衛星の直下点周辺地域において、交差
    する隣接の周回および赤道上空の2軌道上の4機以上の
    楕円軌道通信衛星搭載アンテナビームが共通に照射する
    地域内に設置される、電波信号の送受信及び信号切り替
    え機能を有する複数の地球局及び地上局相互間で、4機
    以上の楕円軌道通信衛星経由の通信回線を具備したこと
    を特徴とする衛星及び地上通信回線の設定方法。
  11. 【請求項11】 P=Ps/N(Ps:静止軌道衛星の
    周期、整数N≧6)の周期Pが同一で、軌道傾斜角iが
    0度<i<90度の軌道要素をもつ、電波信号の送受信
    及び信号切り替え機能を有する3機以上及びP=Ps/
    N(Ps:静止軌道衛星の周期、整数N≧6)の周期P
    が同一で、軌道傾斜角iがi=0度の軌道要素をもつ、
    電波信号の送受信及び信号切り替え機能を有する1機以
    上の楕円軌道通信衛星の直下点周辺地域において、隣接
    する平行な周回および赤道上空の2軌道上の4機以上の
    楕円軌道通信衛星搭載アンテナビームが共通に照射する
    地域内に設置される、電波信号の送受信及び信号切り替
    え機能を有する複数の地球局及び地上局相互間で、4機
    以上の楕円軌道通信衛星経由の通信回線を具備したこと
    を特徴とする衛星及び地上通信回線の設定方法。
  12. 【請求項12】 4機以上の通信衛星及び地上通信基地
    局のアンテナビームが共通に照射する地域内に設置され
    る移動局と衛星通信固定局及び地上通信基地局とにおい
    て、移動局が4機以上の通信衛星を経由し、衛星通信固
    定局へ送信する、同期信号、時刻情報等からなる衛星通
    信回線制御信号を、各通信衛星経由、移動局で受信し、
    制御信号の電波伝搬時間および時刻とを考慮し、移動局
    の演算装置により、求めた3機以上の通信衛星と移動局
    間の距離に等しい長さの母線をもつ円錐の底面が地表面
    に描く3つ以上の円の軌跡の交点を移動局の位置と定
    め、移動局における位置情報の登録、更新、表示と移動
    局の最新の位置情報を衛星通信回線制御信号により、衛
    星通信固定局へ送出する機能と地上通信基地局へ送出す
    る機能とを具備したことを特徴とする移動局の位置決定
    方法と登録方法。
  13. 【請求項13】 4機以上の通信衛星及び地上通信基地
    局のアンテナビームが共通に照射する地域内に設置され
    る移動局と衛星通信固定局及び地上通信基地局とにおい
    て、移動局が4機以上の通信衛星を経由し、衛星通信固
    定局へ送信する、同期信号、時刻情報等からなる衛星通
    信回線制御信号を、各通信衛星経由、衛星通信固定局で
    受信し、制御信号の電波伝搬時間および時刻とを考慮
    し、衛星通信固定局の演算装置により、求めた3機以上
    の通信衛星と移動局間の距離に等しい長さの母線をもつ
    円錐の底面が地表面に描く3つ以上の円の軌跡の交点を
    移動局の位置と定め、移動局における位置情報の登録、
    更新、表示と移動局の最新の位置情報を衛星通信回線制
    御信号により、各通信衛星経由移動局へ送出する機能と
    衛星通信固定局経由地上通信基地局へ送出する機能とを
    具備したことを特徴とする移動局の位置決定方法と登録
    方法。
  14. 【請求項14】 4機以上の通信衛星及び地上通信基地
    局の各アンテナビームが共通に照射する地域内の移動局
    と地上通信網の着信用ユーザ端末機に接続する、衛星通
    信固定局と通信衛星及び地上通信基地局を経由して形成
    する、音声信号等の情報信号用無線チャンネルと着信用
    ユーザ端末機に対する呼び出し識別信号等の通信回線制
    御信号用無線チャンネルとからなる衛星及び地上通信回
    線において、移動局発信の地上通信網の着信用ユーザ端
    末機に対する呼び出し識別信号に基づく、移動局発信の
    上り呼び出し識別信号用無線チャンネルを4機以上の通
    信衛星及び地上通信基地局を経由して、送信タイムスロ
    ット、受信タイムスロットおよび空きタイムスロットか
    らなる時分割多重アクセス方式の移動局が空きタイムス
    ロットにおいて受信し、各通信衛星及び地上通信基地局
    経由の呼び出し識別信号用無線チャンネルの受信回線品
    質を比較し、最良の受信回線品質に対応する、通信衛
    星、又は地上通信基地局の情報信号用無線チャンネルを
    選定し切り替えた後、移動局−通信衛星−衛星通信固定
    局−交換局、又は移動局−地上通信基地局−交換局間の
    情報信号の導通確認を経た後、移動局−通信衛星−衛星
    通信固定局−交換局、又は移動局−地上通信基地局−交
    換局間の上り通信回線を具備したことを特徴とする通信
    回線の設定方法。
  15. 【請求項15】 4機以上の通信衛星及び地上通信基地
    局アンテナビームが共通に照射する地域内の移動局、地
    上通信網の発信用ユーザ端末機に接続する、衛星通信固
    定局、通信衛星及び地上通信基地局を経由して形成す
    る、音声信号等の情報信号用無線チャンネルと着信用移
    動局に対する呼び出し識別信号等の通信回線制御信号用
    無線チャンネルとからなる衛星通信固定局および地上通
    信用基地局経由の通信回線において、移動局が地上通信
    網の発信用ユーザ端末機からの着信用移動体ユーザ端末
    機に対する呼び出し識別信号に基づく、衛星通信固定局
    または地上通信基地局送信の下り呼び出し識別信号用無
    線チャンネルを通信衛星、衛星通信固定局、及び地上通
    信基地局を経由して受信し、移動局に対する呼び出し識
    別信号が移動局に登録されている識別符号と同じ場合、
    送信タイムスロット、受信タイムスロットおよび空きタ
    イムスロットからなる時分割多重アクセス方式の移動局
    は、移動局発信の上り応答信号用無線チャンネルを4機
    以上の通信衛星、又は地上通信用基地局を経由して、空
    きタイムスロットにおいて受信し、各通信衛星、または
    地上通信用基地局経由の応答信号用無線チャンネルの受
    信回線品質を比較し、最良の受信回線品質に対応する、
    通信衛星、又は地上通信用基地局の情報信号用無線チャ
    ンネルを選定し切り替えた後、交換局−衛星通信固定局
    −通信衛星−移動局、または交換局−地上通信基地局−
    移動局間の情報信号の導通確認を経た後、交換局−衛星
    通信固定局−通信衛星−移動局、または交換局−地上通
    信基地局−移動局間の通信回線を具備したことを特徴と
    する通信回線の設定方法。
  16. 【請求項16】 4機以上の通信衛星アンテナビームが
    共通に照射する地域内の地上通信網のユーザ端末機に接
    続する交換局、衛星通信固定局、通信衛星を経由して形
    成する、音声信号等の情報信号用衛星チャンネル及び交
    換局、地上通信中継局を経由して形成する、音声信号等
    の情報信号用地上チャンネルと着信用ユーザ端末機に対
    する呼び出し識別信号等の通信回線制御信号用衛星チャ
    ンネル及び地上チャンネルとからなる通信回線におい
    て、交換局が地上通信網の発信用ユーザ端末機からの着
    信用ユーザ端末機に対する呼び出し識別信号に基づく、
    衛星通信固定局及び地上通信中継局から送信される、呼
    び出し識別信号用の衛星チャンネル及び地上チャンネル
    を通信衛星及び地上通信中継局を経由して受信し、着信
    用ユーザ端末機に対する呼び出し識別信号が交換局に登
    録されている識別符号と同じ場合、着信交換局からの応
    答信号を4機以上の通信衛星および地上通信中継局を経
    由して、発信用ユーザ端末機に接続する交換局において
    受信し、各通信衛星及び地上通信中継局経由の応答信号
    用衛星及び地上チャンネルの受信回線品質及び応答遅延
    時間を比較し、最良の受信回線品質及び応答最短遅延時
    間に対応する、通信衛星、又は地上通信用の情報信号用
    無線チャンネルを選定し切り替えた後、交換局−衛星通
    信固定局−通信衛星−衛星通信固定局−交換局、または
    交換局−地上通信中継局−交換局間の情報信号の導通確
    認を経た後、交換局−衛星通信固定局−通信衛星−衛星
    通信固定局−交換局、または交換局−地上通信中継局−
    交換局の通信回線を具備したことを特徴とする通信回線
    の設定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021172157A (ja) * 2020-04-21 2021-11-01 三菱電機株式会社 観測システム、通信衛星、観測衛星および地上設備
CN114025669A (zh) * 2019-07-05 2022-02-08 株式会社索思未来 超声波探头、超声波诊断系统、超声波探头的控制方法以及超声波探头的控制程序

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