JPH08331020A - エコーキャンセラ - Google Patents
エコーキャンセラInfo
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- JPH08331020A JPH08331020A JP15538995A JP15538995A JPH08331020A JP H08331020 A JPH08331020 A JP H08331020A JP 15538995 A JP15538995 A JP 15538995A JP 15538995 A JP15538995 A JP 15538995A JP H08331020 A JPH08331020 A JP H08331020A
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Abstract
量の低下を抑えつつ、演算量を削減する。 【構成】 第1のフィルタバンク分析手段37は受信入
力信号をN個のサブバンド信号に分割し、第2のフィル
タバンク分析手段101は送信入力信号をN個のサブバ
ンド信号に分割する。これらの出力を各サブバンド毎に
サブバンドエコーキャンセラ110〜121に与え、複
素学習同定法を用いて適応フィルタ係数の更新を行い、
各サブバンドに含まれるエコー信号を除去する。第1〜
第Nの短時間パワー算出手段111〜113は各サブバ
ンド信号の短時間パワーを算出し、短時間パワー比較手
段117を介して比較結果をフィルタ係数更新手段11
8に与える。フィルタバンク合成手段122は各エコー
キャンセラの出力信号よりエコー成分が抑圧された音声
信号を送信する。
Description
ステム等におけるエコー打ち消しの信号処理時の演算量
削減を行うことのできるエコーキャンセラに関するもの
である。
エコーの打ち消しを行うためにエコーキャンセラが設け
られたものがある。その1つの方法として入力信号を複
数のサブバンドに分割し、夫々のサブバンドに含まれる
エコー成分を、各サブバンドエコーキャンセラにより抑
圧するものがある。例えば1990年電子情報通信学会の秋
季全国大会講演論文集の1-255 頁から1-256 頁にその一
例が報告されている。
ャンセラについて図面を参照しつつ説明する。図6は従
来例のサブバンド構成のエコーキャンセラの全体構成を
示すブロック図である。本図において、受信入力信号3
1は遠隔地点に設置されたマイクロホンで収音され、伝
送経路を介して受信した信号である。受信出力信号32
は当地点に設置されたスピーカ35に入力される信号で
ある。送信入力信号33は当地点に設置されたマイクロ
ホン36で収音された信号である。送信出力信号34は
遠隔地点のスピーカに対して送信される信号であり、伝
送経路を介して遠方の音響空間に放射される。
端騒音信号322が混入するものとする。第1のフィル
タバンク分析手段37は、受信入力信号31が入力さ
れ、第1のサブバンド受信入力信号38〜第Nのサブバ
ンド受信入力信号310のN個のサブバンド受信入力信
号に分割する手段である。第2のフィルタバンク分析手
段311は、送信入力信号33を第1のサブバンド送信
入力信号312〜第Nのサブバンド送信入力信号314
のN個のサブバンド送信入力信号に分割する手段であ
る。
は第1のサブバンド受信入力信号38と第1のサブバン
ド送信入力信号312とが入力されると、第1のサブバ
ンド送信入力信号312に含まれるエコー成分を除去
し、第1のサブバンド送信出力信号318を出力するも
のである。同様に第2のサブバンドエコーキャンセラ3
16は第2のサブバンド受信入力信号39と第2のサブ
バンド送信入力信号313とが入力されると、第2のサ
ブバンド送信入力信号313に含まれるエコー成分を除
去し、第2のサブバンド送信出力信号319を出力する
ものである。
ラ317は第Nのサブバンド受信入力信号310と第N
のサブバンド送信入力信号314とが入力されると、サ
ブバンド送信入力信号314に含まれるエコー成分を除
去し、第Nのサブバンド送信出力信号320を出力する
ものである。フィルタバンク合成手段321は第1のサ
ブバンド送信出力信号318〜第Nのサブバンド送信出
力信号320が入力されると、これらの信号を合成して
送信出力信号34を出力する手段である。
〜317の具体的な構成を示すブロック図である。本図
において、サブバンド受信入力信号41は図6の第1の
フィルタバンク分析手段37の出力する各バンドの信号
である。サブバンド送信入力信号42は第2のフィルタ
バンク分析手段311の出力する各バンドの信号であ
る。適応フィルタ43は当地点のスピーカ35からマイ
クロホン36に至る音響経路の当該サブバンド帯域のイ
ンパルス応答を適応的に推定し、サブバンド受信入力信
号41に対して推定したインパルス応答を畳み込むこと
により、エコーレプリカ44を生成するものである。減
算手段45はサブバンド送信入力信号42からエコーレ
プリカ44を減算し、サブバンド送信出力信号46を出
力するものである。
ンセラの動作について説明する。具体例として、フィル
タバンク分析手段37、311及びフィルタバンク合成
手段321にDFTフィルタバンクを利用した回路で説
明する。DFTフィルタバンクの構成については、例え
ば、Ronald E. Crochiere, Lawrece R. Rabiner : Mult
irate Digital Signal Processing : Prentice-Hall, p
p.289-400 に記載されている。ここで、サンプリング周
波数を16kHz とし、フィルタバンクの分割バンド数を3
2とする(N=32)。
段37は受信入力信号31を第1〜第32のサブバンド
信号に分割する。第2のフィルタバンク分析手段311
も送信入力信号33を第1〜第32のサブバンド信号に
分割する。第1のサブバンドとは0Hz〜250Hz、
第2のサブバンドは250Hz〜750Hz、これ以上
の各サブバンドは帯域幅500Hzに分割する。
は、0Hz〜250Hzの帯域の送信入力信号に含まれ
るエコー成分を除去するように動作する。このとき図7
に示すサブバンドエコーキャンセラの適応フィルタ43
は、第1の音響空間におけるスピーカ35からマイクロ
ホン36に至る音響エコー経路のうち、0〜250Hz
の帯域でのインパルス応答を適応的に推定すべくフィル
タ係数の更新を行う。適応フィルタの係数更新には、複
素学習同定法(CNLMS法)を利用する。
ィルタのタップ番号をjで表し、サブバンド受信入力信
号をXk(m)、適応フィルタ係数をHjk(m) 、サブバンド
送信出力信号をEk(m)、ステップゲインをγとする。C
NLMS法による適応フィルタ係数の更新は(1)式に
より行う。
ドエコーキャンセラはサブバンド送信入力信号に含まれ
るエコー成分を除去するように動作する。エコー成分が
除去された各サブバンド送信出力信号はフィルタバンク
合成手段321により合成され、もとの広帯域信号に復
元される。こうして送信出力信号34が第2の音響空間
に出力される。
力信号31が音声信号の場合、各サブバンド受信入力信
号38〜310のパワーが夫々異なる。このためパワー
の小さいサブバンドでは、送信入力信号に含まれるエコ
ー信号に対して、近端騒音信号が占める割合が大きくな
る。この場合適応フィルタ係数の更新を行っても、イン
パルス応答が正しく推定されず、フィルタ収束速度及び
エコー打ち消し量の低下を引き起こすという問題があっ
た。
算量は各サブバンドとも同じであり、またサブバンドエ
コーキャンセラ全体の演算において大きな割合を占めて
いる。このためパワーの小さいサブバンドにおいては、
適応フィルタの係数更新演算がフィルタの収束及びエコ
ー打ち消しに貢献しないことになる。
なされたものであって、適応フィルタの収束やエコー打
ち消しへの寄与が少ないサブバンドの適応フィルタ係数
の更新を停止することにより、エコー打ち消し量及び収
束速度の低下を抑えることができ、且つ信号処理の演算
量を削減することのできるエコーキャンセラを実現する
ことを目的とする。
は、マイクロホンとスピーカが設けられた第1の音響空
間と、第1の音響空間と隔たった所に位置し、マイクロ
ホンとスピーカとが設けられた第2の音響空間との間
で、送信信号及び受信信号を用いて音声情報を授受する
テレコンファレンスシステムに用いられるエコーキャン
セラであって、第2の音響空間に位置するマイクロホン
から出力される受信入力信号をN個のサブバンド信号に
分割する第1のフィルタバンク分析手段と、第1の音響
空間に位置するマイクロホンから入力される送信入力信
号をN個のサブバンド信号に分割する第2のフィルタバ
ンク分析手段と、第1のフィルタバンク分析手段におけ
る各サブバンドの出力信号を受信入力信号とし、第2の
フィルタバンク分析手段における各サブバンドの出力信
号を送信入力信号として与えられ、受信入力信号に対し
て畳み込み演算を行なって送信入力信号に対するエコー
レプリカの信号を生成することにより、各サブバンドに
含まれるエコー信号を除去する第1〜第Nのサブバンド
エコーキャンセラと、第1のフィルタバンク分析手段に
より分割された各サブバンド信号の短時間パワー信号を
算出する第1〜第Nの短時間パワー算出手段と、第1〜
第Nの短時間パワー算出手段の出力信号に、あらかじめ
定めた重み係数を夫々掛け合わせる第1〜第Nの重み係
数乗算手段と、第1〜第Nの重み係数乗算手段の各出力
信号の大小を比較する短時間パワー比較手段と、短時間
パワー比較手段の比較結果に基づいて、各サブバンドエ
コーキャンセラにおける畳み込み演算の適応フィルタ係
数を更新するか否かを制御するフィルタ係数更新制御手
段と、第1〜第Nのサブバンドエコーキャンセラの出力
信号を合成し、この合成信号を送信出力信号として第2
の音響空間のスピーカに送出するフィルタバンク合成手
段と、を具備することを特徴とするものである。
スピーカが設けられた第1の音響空間と、第1の音響空
間と隔たった所に位置し、マイクロホンとスピーカとが
設けられた第2の音響空間との間で、送信信号及び受信
信号を用いて音声情報を授受するテレコンファレンスシ
ステムに用いられるエコーキャンセラであって、第2の
音響空間に位置するマイクロホンから出力される受信入
力信号をN個のサブバンド信号に分割する第1のフィル
タバンク分析手段と、第1の音響空間に位置するマイク
ロホンから入力される送信入力信号をN個のサブバンド
信号に分割する第2のフィルタバンク分析手段と、第1
のフィルタバンク分析手段における各サブバンドの出力
信号を受信入力信号とし、第2のフィルタバンク分析手
段における各サブバンドの出力信号を送信入力信号とし
て与えられ、受信入力信号に対して畳み込み演算を行な
って送信入力信号に対するエコーレプリカの信号を生成
することにより、各サブバンドに含まれるエコー信号を
除去する第1〜第Nのサブバンドエコーキャンセラと、
第1のフィルタバンク分析手段により分割された各サブ
バンド信号の短時間パワー信号を算出する第1〜第Nの
短時間パワー算出手段と、第1〜第Nの短時間パワー算
出手段の出力信号に、あらかじめ定めた重み係数を夫々
掛け合わせる第1〜第Nの重み係数乗算手段と、第1〜
第Nの重み係数乗算手段の各出力信号の大小を比較する
短時間パワー比較手段と、第1〜第Nのサブバンドエコ
ーキャンセラの信号が夫々入力され、入力信号の絶対値
が規定値以下のとき0を出力し、入力信号の絶対値が規
定値を越えるとき入力信号をそのまま出力する第1〜第
Nの非線形変換手段と、短時間パワー比較手段の出力信
号を用いて第1〜第Nの非線形変換手段の動作を行うか
否かを制御する非線形変換制御手段と、短時間パワー比
較手段の出力信号を用いてサブバンドエコーキャンセラ
における畳み込み演算の適応フィルタ係数の更新をする
か否か、及びエコー打ち消し処理を行うか否かを制御す
るサブバンドエコーキャンセラ制御手段と、第1〜第N
の非線形変換手段の出力信号を合成し、この合成信号を
送信出力信号として第2の音響空間のスピーカに送出す
るフィルタバンク合成手段と、を具備することを特徴と
するものである。
発明によれば、第1のフィルタバンク分析手段は第2の
音響空間に位置するマイクロホンから出力される受信入
力信号をN個のサブバンド信号に分割する。又、第2の
フィルタバンク分析手段は第1の音響空間に位置するマ
イクロホンから入力される送信入力信号をN個のサブバ
ンド信号に分割する。第1〜第Nの短時間パワー算出手
段は、第1のフィルタバンク分析手段により分割された
各サブバンド信号の短時間パワーを算出する。第1〜第
Nの重み係数乗算手段は、第1〜第Nの短時間パワー算
出手段の出力信号に、あらかじめ定めた重み係数を夫々
掛け合わせる。次に短時間パワー比較手段は、第1〜第
Nの重み係数乗算手段の各出力信号の大小を比較する。
一方、第1〜第Nのサブバンドエコーキャンセラは、第
1のフィルタバンク分析手段における各サブバンドの出
力信号を受信入力信号とし、第2のフィルタバンク分析
手段における各サブバンドの出力信号を送信入力信号と
して、受信入力信号に対して畳み込み演算を行なう。そ
して送信入力信号に対するエコーレプリカの信号を生成
する。このときフィルタ係数更新制御手段は、短時間パ
ワー比較手段の比較結果に基づいて、各サブバンドエコ
ーキャンセラにおける畳み込み演算の適応フィルタ係数
を更新するか否かを制御する。こうして各サブバンドに
含まれるエコー信号が除去される。フィルタバンク合成
手段は、第1〜第Nのサブバンドエコーキャンセラの出
力信号を合成し、この合成信号を送信出力信号として第
2の音響空間のスピーカに送出する。
1のフィルタバンク分析手段は第2の音響空間に位置す
るマイクロホンから出力される受信入力信号をN個のサ
ブバンド信号に分割する。又、第2のフィルタバンク分
析手段は第1の音響空間に位置するマイクロホンから入
力される送信入力信号をN個のサブバンド信号に分割す
る。第1〜第Nの短時間パワー算出手段は、第1のフィ
ルタバンク分析手段により分割された各サブバンド信号
の短時間パワーを算出する。第1〜第Nの重み係数乗算
手段は、第1〜第Nの短時間パワー算出手段の出力信号
に、あらかじめ定めた重み係数を夫々掛け合わせる。次
に短時間パワー比較手段は、第1〜第Nの重み係数乗算
手段の各出力信号の大小を比較する。一方、第1〜第N
のサブバンドエコーキャンセラは、第1のフィルタバン
ク分析手段における各サブバンドの出力信号を受信入力
信号とし、第2のフィルタバンク分析手段における各サ
ブバンドの出力信号を送信入力信号として、受信入力信
号に対して畳み込み演算を行なう。そして送信入力信号
に対するエコーレプリカの信号を生成する。一方、第1
〜第Nの非線型変換手段は、第1〜第Nのサブバンドエ
コーキャンセラの信号が夫々入力されると、入力信号の
絶対値が規定値以下のとき0を出力し、入力信号の絶対
値が規定値を越えるとき入力信号をそのまま出力する。
非線型変換制御手段は、短時間パワー比較手段の出力信
号を用いて第1〜第Nの非線型変換手段の動作を行うか
否かを制御する。サブバンドエコーキャンセラ制御手段
は、短時間パワー比較手段の出力信号を用いてサブバン
ドエコーキャンセラにおける畳み込み演算の適応フィル
タ係数の更新をするか否か、及びエコー打ち消し処理を
行うか否かを制御する。そしてフィルタバンク合成手段
は、第1〜第Nの非線型変換手段の出力信号を合成し、
この合成信号を送信出力信号として前記第2の音響空間
のスピーカに送出する。
数更新を行うと、近端騒音信号の影響でサブバンドエコ
ーキャンセラの適応フィルタ係数が乱れることが無くな
る。このためエコー打ち消し量及び収束速度の低下を抑
えつつ、演算量を削減することができる。
ラについて図1を参照しながら説明する。図1は第1実
施例におけるエコーキャンセラの全体構成を示すブロッ
ク図であり、従来例と同一部分は同一の符号をつけて詳
細な説明は省略する。具体例として、従来例と同様にフ
ィルタバンクのサブバンド数を32(N=32)とし、
サンプリング周波数を16kHzとする。またフィルタ
バンク分析手段及びフィルタバンク合成手段にはDFT
フィルタバンクを用い、またサブバンドエコーキャンセ
ラの適応フィルタの係数更新にはCNLMS法を利用す
るものとする。
タバンク分析手段37の出力する各バンドの信号に対
し、第1の短時間パワー算出手段111、第2の短時間
パワー算出手段112、・・・第Nの短時間パワー算出
手段113を設けている。そして第1の短時間パワー算
出手段111の出力を第1の重み係数乗算手段114に
与え、第2の短時間パワー算出手段112の出力を第2
の重み係数乗算手段115に与え、第Nの短時間パワー
算出手段113の出力を第Nの重み係数乗算手段116
に与えるようにしている。さらにこれらの第1〜第Nの
重み係数乗算手段114〜116の各出力を短時間パワ
ー比較手段117に与える構成としている。
〜113は、各バンドの短時間パワーを算出する手段で
ある。ここでの短時間パワーの算出は(2)式により行
う。
数過去に遡った期間における平均パワーであり、x
(n)は受信入力の値である。又β1は立ち上がりを、
β2は立ち下がりの傾斜を決定する係数であり、ここで
はβ1=0.3 、β2=0.03とする。(2)式は図4に示
すような重みを持つ窓をかけて瞬時パワーを累積加算
し、短時間パワーを演算することと等価である。
ルス応答のパワー減衰特性の概略を模擬したものであ
り、この式で短時間パワーを算出することにより、受信
入力信号を用いてエコー信号の短時間パワーをおおよそ
推定することができる。第1〜第Nの重み係数乗算手段
114〜116は、各短時間パワー信号に対して夫々の
重み係数で乗算する手段である。ここでの重み係数とし
ては、図3(a)に示すような特性を持つ値を、夫々の
バンドの重み係数として用いる。
マイクロホン36から送信入力信号33が与えられる
と、その信号を第1のサブバンド送信入力信号〜第Nの
サブバンド送信入力信号のN個のサブバンド送信入力信
号に分割する手段である。N個に分割された各サブバン
ド送信入力信号は、第1のサブバンドエコーキャンセラ
119、第2のサブバンドエコーキャンセラ120、・
・・第Nのサブバンドエコーキャンセラ121に与えら
れる。
は、第1のフィルタバンク分析手段37から第1のサブ
バンド受信入力信号を取り込み、フイルタ係数更新制御
手段118の更新制御信号に基づいてエコーレプリカを
生成し、第1のサブバンドにおけるエコーキャンセルを
行うものである。このエコーキャンセラの内部構成は図
7に示すものと同様である。
セラ120は、第1のフィルタバンク分析手段37から
第2のサブバンド受信入力信号を取り込み、フイルタ係
数更新制御手段118の更新制御信号に基づいてエコー
レプリカを生成し、第2のサブバンドにおけるエコーキ
ャンセルを行うものである。第Nのサブバンドエコーキ
ャンセラ121は、第1のフィルタバンク分析手段37
から第Nのサブバンド受信入力信号を取り込み、フイル
タ係数更新制御手段118の更新制御信号に基づいてエ
コーレプリカを生成し、第Nのサブバンドにおけるエコ
ーキャンセルを行うものである。フィルタバンク合成手
段122は第1のサブバンド送信出力信号〜第Nのサブ
バンド送信出力信号が入力されると、それらの信号を合
成し、送信出力信号34として出力する手段である。
は一般に図3(b)のような特性をもっており、パワー
の分布が周波数により異なる。音声信号の長時間スペク
トラムの性質については、例えば、電子通信学会の出版
誌「新版聴覚と音声」のpp.329-332にその内容が詳しく
記載されている。このスペクトラムの傾斜は各サブバン
ドの短時間パワーにも反映している。特に約4kHzか
ら8kHzまでの高い周波数においては、短時間パワー
が平均的に小さい。このため、短時間パワー比較手段1
17により各サブバンドの短時間パワーの大小を比較
し、パワーの大きいサブバンドから順に適応フィルタ更
新を行う場合、高い周波数のサブバンドでは低い周波数
のサブバンドと比較して適応フィルタ係数の更新頻度が
小さくなる。このことはフィルタ収束速度の低下を意味
する。
を短時間パワー信号に掛け合わせることにより、音声信
号の長時間平均スペクトラムの傾斜に起因する各サブバ
ンドの短時間パワー信号のレベル差を補正する。短時間
パワー比較手段117は重み係数乗算手段114〜11
6の出力信号の大小を比較し、その結果をフィルタ係数
更新制御手段118へ出力する。短時間パワー比較手段
117でパワーが小さいと判断されたサブバンドに対し
ては、フィルタ係数更新制御手段118はエコー信号の
パワーも小さいと推定する。
号に占める近端騒音信号の割合が大きい場合は、適応フ
ィルタ係数の更新を行ってもインパルス応答が正しく推
定されず、フィルタ収束速度及びエコー打ち消し量の低
下を引き起こす場合がある。そこで、受信入力信号の短
時間パワーが小さいサブバンドについては、フィルタ係
数更新制御手段118は適応フィルタ係数の更新を停止
するように、サブバンドエコーキャンセラ119〜12
1のうち、特定のものに指示を出す。こうして各バンド
の適応フィルタの係数更新を継続させるか、一時停止さ
せるかの制御を行うことにより、適応フィルタの収束速
度の低下及びエコー打ち消し量の低下を抑えることがで
きる。また、適応フィルタ係数更新にかかる信号処理量
を削減することができる。
かの判定に、受信入力信号の短時間パワーが大きいサブ
バンドをK個だけ選択するようにして、フィルタ係数更
新制御手段118を動作させることにより、受信入力信
号のスペクトラムにかかわらず、適応フィルタの係数更
新にかかる演算量を一定に保つことができる。
ドの重み係数乗算手段の出力信号の大小を比較し、その
出力信号が小さいサブバンドについては、適応フィルタ
の係数更新を停止する。こうするとエコー打ち消し効果
及び適応フィルタの収束速度の低下を抑えつつ、適応フ
ィルタ係数の更新にかかる演算量を削減することができ
る。
キャンセラについて図2を参照しながら説明する。本実
施例は、前述した第1実施例の短時間パワー比較手段1
17の出力部にノンリニアプロセッサ制御手段(以下、
NLP制御手段という)130と、サブバンドエコーキ
ャンセラ制御手段131を付加したことが特徴である。
またサブバンドエコーキャンセラ119〜121の出力
部に、第1、第2、第Nのノンリニアプロセッサ(以
下、NLPという)132、133、134を夫々設け
ている。
130の制御信号がオンの場合、入力信号の絶対値が規
定値以内のときは出力信号の値を0とし、入力信号の絶
対値が規定値を超えるときは、入力信号をそのまま出力
信号として出力し、制御信号がオフの場合スルーとなる
非線形変換手段である。図5にNLP132〜134の
入力レベルと出力レベルの関係を示す。ここでは閾値α
が規定値として設定されている。NLP制御手段130
は、第1のNLP132〜第NのNLP134に対して
非線形の信号変換を指示する制御信号を発生する非線形
変換制御手段であり、短時間パワー比較手段117での
比較結果に基づいて出力される。
1は、第1実施例のフィルタ係数更新制御手段118の
代わりに設けられたもので、各サブバンドエコーキャン
セラ119〜121の適応フィルタ係数の更新と、エコ
ー打ち消し処理の制御を行うものである。その他の構成
は図1と同一であり、同一部分は同一の符号を付け、そ
れらの説明は省略する。
が小さいと判断されたサブバンドでは、エコー信号のパ
ワーも小さいと推定される。エコー信号のパワーが小さ
く、送信入力信号に占める近端騒音信号の割合が大きい
場合は、適応フィルタ係数の更新を行ってもインパルス
応答が正しく推定されず、フィルタ収束速度及びエコー
打ち消し量の低下を引き起こす場合がある。
さいサブバンドについては、サブバンドエコーキャンセ
ラ制御手段131は適応フィルタ係数の更新を停止する
よう、サブバンドエコーキャンセラ119〜121のい
ずれかに制御信号を与える。こうして適応フィルタの係
数更新を制御することにより、適応フィルタの収束速度
の低下、及びエコー打ち消し量の低下を抑えて、適応フ
ィルタ係数更新にかかる処理量を削減する。
132〜134のいずれかを動作(オン)させることに
よりそのエコーを抑圧する。サブエコーキャンセラのエ
コー打ち消し処理、即ち図7の適応フィルタ43による
エコーレプリカの生成、及び減算手段45によるサブバ
ンド送信入力信号からサブバンド受信入力信号の減算処
理を停止することにより、エコー打ち消し量の低下を抑
える。こうすると、エコー打ち消し処理にかかる演算、
即ち適応フィルタ43におけるエコーレプリカの生成と
減算手段45にかかる演算量を削減することができる。
Pをオフにするサブバンドを、重み係数乗算手段114
〜116の出力の大きい順に、K個選ぶようにサブエコ
ーキャンセラ制御手段131を動作させる。こうする
と、受信入力信号のスペクトラムにかかわらず、適応フ
ィルタの係数更新及びエコー打ち消し処理にかかる演算
量を一定に保ことができる。
ンドの重み係数乗算手段114〜116の出力信号の大
小を、短時間パワー比較手段117により比較する。重
み係数乗算手段114〜116の出力信号が小さいサブ
バンドでは、適応フィルタの係数更新、及びエコー打ち
消し処理を停止するようにサブバンドエコーキャンセラ
の制御を行う。また同時にサブバンドエコーキャンセラ
によりエコー打ち消し処理を行わないバンドについて
は、NLP制御手段130により当該バンドのNLPを
動作させる。こうすると、エコー打ち消し量及び適応フ
ィルタの収束速度の低下を抑えつつ、適応フィルタ係数
更新及びエコー打ち消し処理にかかる演算量を削減する
ことができる。
によれば、各サブバンドの重み係数乗算手段の出力信号
の大小を短時間パワー比較手段により比較し、その比較
結果を用いて各サブバンドエコーキャンセラの適応フィ
ルタ係数の更新を行うか行わないかを制御するようにし
ている。このためエコー打ち消し量及び適応フィルタの
収束速度の低下を抑えることができ、適応フィルタ係数
の更新にかかる演算量を削減することができる。
1記載の発明の効果に加えて、適応フィルタ係数の更新
を行うバンド数をあらかじめKバンドに制限し、重み係
数乗算手段の出力信号の大きな順にフィルタ係数の更新
を行うように制御している。このため本エコーキャンセ
ラにおけるフィルタ係数更新処理にかかる演算量を一定
に保つことができる。
発明の効果に加えて、短時間パワー信号に重み係数乗算
手段の係数として音声信号の長時間スペクトラムの逆特
性を掛け合わせて補正するようにしている。このため、
音声信号の長時間平均スペクトラムの傾斜に起因するサ
ブバンド間の適応フィルタ係数更新頻度の偏りを軽減す
ることができ、エコーキャンセラ全体としての収束速度
を向上することができる。
発明の効果に加えて、短時間パワー信号を前サンプルの
短時間パワー信号と現サンプルにおける瞬時パワーより
再帰的に算出することにより、受信入力信号からエコー
信号のパワーを推定することができる。
ンドの重み係数乗算手段の出力信号の大小を短時間パワ
ー比較手段により比較し、その短時間パワー比較手段の
出力信号を用いて各サブバンドエコーキャンセラの適応
フィルタ係数の更新を行うか行わないかを制御してい
る。また同時にサブバンドエコーキャンセラによりエコ
ー打ち消し処理を行わないサブバンドについては、非線
形変換制御手段により当該バンドの非線形変換手段を動
作させる。こうするとエコー打ち消し効果及び適応フィ
ルタの収束速度の低下を抑えることができ、適応フィル
タ係数更新及びエコー打ち消し処理にかかる演算量を削
減することができる。
発明の効果に加えて、適応フィルタ係数の更新及びエコ
ー打ち消し処理を行うサブバンドエコーキャンセラの数
をK個に制限し、重み係数乗算手段の出力信号の大きな
順にK個のサブバンドについてフィルタ係数の更新及び
エコー打ち消し処理を行なうように制御を行う。同時
に、サブバンドエコーキャンセラでエコー打ち消し処理
を行わない(N−K)個のサブバンドについては、非線
形変換手段を動作させるように制御を行うことにより、
本エコーキャンセラにおけるフィルタ係数更新及びエコ
ー打ち消し処理にかかる演算量を一定に保つことができ
る。
発明の効果に加えて、短時間パワー信号に重み係数乗算
手段の係数として音声信号の長時間スペクトラムの逆特
性を掛け合わせて補正を行うことにり、音声信号の長時
間平均スペクトラムの傾斜に起因するサブバンド間の適
応フィルタ係数更新頻度の偏りを軽減し、エコーキャン
セラ全体としての収束速度を向上することが可能とな
る。
発明の効果に加えて、短時間パワー信号を前サンプルの
短時間パワー信号と現サンプルにおける瞬時パワーより
再帰的に算出することにより、受信入力信号からエコー
信号のパワーを推定することができる。
の全体構成を示すブロック図である。
の全体構成を示すブロック図である。
の動作特性を示す図であり、(a)は重み係数の周波数
特性を示し、(b)は音声信号の長時間パワースペクト
ラムを示す。
出手段によって算出された短時間パワー信号の時間包絡
を示す説明図である。
力レベルと出力レベルの関係を示す説明図である。
全体構成を示すブロック図である。
示すブロック図である。
段) 131 サブバンドエコーキャンセラ制御手段 132 第1のノンリニアプロセッサ(第1のNLP) 133 第2のノンリニアプロセッサ(第2のNLP) 134 第Nのノンリニアプロセッサ(第NのNLP)
Claims (8)
- 【請求項1】 マイクロホンとスピーカが設けられた第
1の音響空間と、第1の音響空間と隔たった所に位置
し、マイクロホンとスピーカとが設けられた第2の音響
空間との間で、送信信号及び受信信号を用いて音声情報
を授受するテレコンファレンスシステムに用いられるエ
コーキャンセラであって、 第2の音響空間に位置するマイクロホンから出力される
受信入力信号をN個のサブバンド信号に分割する第1の
フィルタバンク分析手段と、 第1の音響空間に位置するマイクロホンから入力される
送信入力信号をN個のサブバンド信号に分割する第2の
フィルタバンク分析手段と、 前記第1のフィルタバンク分析手段における各サブバン
ドの出力信号を受信入力信号とし、前記第2のフィルタ
バンク分析手段における各サブバンドの出力信号を送信
入力信号として与えられ、前記受信入力信号に対して畳
み込み演算を行なって前記送信入力信号に対するエコー
レプリカの信号を生成することにより、各サブバンドに
含まれるエコー信号を除去する第1〜第Nのサブバンド
エコーキャンセラと、 前記第1のフィルタバンク分析手段により分割された各
サブバンド信号の短時間パワー信号を算出する第1〜第
Nの短時間パワー算出手段と、 前記第1〜第Nの短時間パワー算出手段の出力信号に、
あらかじめ定めた重み係数を夫々掛け合わせる第1〜第
Nの重み係数乗算手段と、 前記第1〜第Nの重み係数乗算手段の各出力信号の大小
を比較する短時間パワー比較手段と、 前記短時間パワー比較手段の比較結果に基づいて、前記
各サブバンドエコーキャンセラにおける畳み込み演算の
適応フィルタ係数を更新するか否かを制御するフィルタ
係数更新制御手段と、 前記第1〜第Nのサブバンドエコーキャンセラの出力信
号を合成し、この合成信号を送信出力信号として前記第
2の音響空間のスピーカに送出するフィルタバンク合成
手段と、を具備することを特徴とするエコーキャンセ
ラ。 - 【請求項2】 前記フィルタ係数更新制御手段は、 前記重み係数乗算手段の出力信号が大きいサブバンドか
ら順にK個のサブバンドについては、前記サブバンドエ
コーキャンセラの適応フィルタ係数の更新を行い、残り
(N−K)個のサブバンドについては、前記サブバンド
エコーキャンセラの適応フィルタ係数の更新を停止する
ように各バンドの適応フィルタ係数を制御するものであ
ることを特徴とする請求項1記載のエコーキャンセラ。 - 【請求項3】 前記第1〜第Nの重み係数乗算手段は、 統計的に導きだされた長時間音声信号のスペクトラムの
逆特性を重み係数とするものであることを特徴とする請
求項1記載のエコーキャンセラ。 - 【請求項4】 前記第1〜第Nの各短時間パワー算出手
段は、 サンプリング時刻をn、サブバンドの番号をm、前記第
1のフィルタバンク分析手段のm番目のサブバンドの現
時刻の出力値をxm(n)、前時刻におけるm番目のサブバ
ンドの短時間パワーをpm(n-1)とするき、現時刻におけ
るm番目のサブバンドの短時間パワーpm(n)を、 pm(n)=pm(n-1)+β{x2m(n) −pm(n-1)} 但し β= β1 (x2m(n) ≧pm(n-1)) β2 (x2m(n) <pm(n-1)) (β1>β2) により算出するものであることを特徴とする請求項1記
載のエコーキャンセラ。 - 【請求項5】 マイクロホンとスピーカが設けられた第
1の音響空間と、第1の音響空間と隔たった所に位置
し、マイクロホンとスピーカとが設けられた第2の音響
空間との間で、送信信号及び受信信号を用いて音声情報
を授受するテレコンファレンスシステムに用いられるエ
コーキャンセラであって、 第2の音響空間に位置するマイクロホンから出力される
受信入力信号をN個のサブバンド信号に分割する第1の
フィルタバンク分析手段と、 第1の音響空間に位置するマイクロホンから入力される
送信入力信号をN個のサブバンド信号に分割する第2の
フィルタバンク分析手段と、 前記第1のフィルタバンク分析手段における各サブバン
ドの出力信号を受信入力信号とし、前記第2のフィルタ
バンク分析手段における各サブバンドの出力信号を送信
入力信号として与えられ、前記受信入力信号に対して畳
み込み演算を行なって前記送信入力信号に対するエコー
レプリカの信号を生成することにより、各サブバンドに
含まれるエコー信号を除去する第1〜第Nのサブバンド
エコーキャンセラと、 前記第1のフィルタバンク分析手段により分割された各
サブバンド信号の短時間パワー信号を算出する第1〜第
Nの短時間パワー算出手段と、 前記第1〜第Nの短時間パワー算出手段の出力信号に、
あらかじめ定めた重み係数を夫々掛け合わせる第1〜第
Nの重み係数乗算手段と、 前記第1〜第Nの重み係数乗算手段の各出力信号の大小
を比較する短時間パワー比較手段と、 前記第1〜第Nのサブバンドエコーキャンセラの信号が
夫々入力され、入力信号の絶対値が規定値以下のとき0
を出力し、入力信号の絶対値が規定値を越えるとき入力
信号をそのまま出力する第1〜第Nの非線形変換手段
と、 前記短時間パワー比較手段の出力信号を用いて前記第1
〜第Nの非線形変換手段の動作を行うか否かを制御する
非線形変換制御手段と、 前記短時間パワー比較手段の出力信号を用いて前記サブ
バンドエコーキャンセラにおける畳み込み演算の適応フ
ィルタ係数の更新をするか否か、及びエコー打ち消し処
理を行うか否かを制御するサブバンドエコーキャンセラ
制御手段と、 前記第1〜第Nの非線形変換手段の出力信号を合成し、
この合成信号を送信出力信号として前記第2の音響空間
のスピーカに送出するフィルタバンク合成手段と、を具
備することを特徴とするエコーキャンセラ。 - 【請求項6】 前記サブバンドエコーキャンセラ制御手
段は、 前記重み係数乗算手段の出力が大きいサブバンドから順
にK個のサブバンドについては、前記サブバンドエコー
キャンセラの適応フィルタ係数の更新及びエコー打ち消
し処理を行い、同時に残り(N−K)個のサブバンドに
ついては、適応フィルタ係数の更新及びエコー打ち消し
処理を停止するように制御を行うものであり、 前記非線形変換制御手段は、 前記重み係数乗算手段の出力が大きいものから順にK個
のサブバンドについては前記非線形変換手段の動作を停
止し、残り(N−K)個のサブバンドについては前記非
線形変換手段を動作させるように制御を行なうものであ
ることを特徴とする請求項5記載のエコーキャンセラ。 - 【請求項7】 前記第1〜第Nの重み係数乗算手段は、 統計的に導きだされた長時間音声信号のスペクトラムの
逆特性を重み係数とするものであることを特徴とする請
求項5記載のエコーキャンセラ。 - 【請求項8】 前記第1〜第Nの各短時間パワー算出手
段は、 サンプリング時刻をn、サブバンドの番号をm、前記第
1のフィルタバンク分析手段のm番目のサブバンドの現
時刻の出力値をxm(n)、前時刻におけるm番目のサブバ
ンドの短時間パワーをpm(n-1)とするき、現時刻におけ
るm番目のサブバンドの短時間パワーpm(n)を、 pm(n)=pm(n-1)+β{x2m(n) −pm(n-1)} 但し β= β1 (x2m(n) ≧pm(n-1)) β2 (x2m(n) <pm(n-1)) (β1>β2) により算出するものであることを特徴とする請求項5記
載のエコーキャンセラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15538995A JP3403549B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | エコーキャンセラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15538995A JP3403549B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | エコーキャンセラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08331020A true JPH08331020A (ja) | 1996-12-13 |
JP3403549B2 JP3403549B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=15604891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15538995A Expired - Lifetime JP3403549B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | エコーキャンセラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3403549B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998004079A3 (en) * | 1996-07-24 | 1998-03-19 | Ericsson Inc | Echo canceler for non-linear circuits |
EP1376541A2 (en) * | 2002-06-17 | 2004-01-02 | Alpine Electronics, Inc. | Extraction of external noise components |
JP2010045804A (ja) * | 1998-07-13 | 2010-02-25 | Telefon Ab L M Ericsson | デジタル適応フィルタと同フィルタを用いたアコスティックエコーキャンセラ |
JP2014513471A (ja) * | 2011-04-14 | 2014-05-29 | アルカテル−ルーセント | 広帯域オーディオ信号のための計算節減エコーキャンセラ |
JP2020507955A (ja) * | 2017-01-13 | 2020-03-12 | シュアー アクイジッション ホールディングス インコーポレイテッドShure Acquisition Holdings,Inc. | ミキシング後音響エコーキャンセルシステム及び方法 |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP15538995A patent/JP3403549B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998004079A3 (en) * | 1996-07-24 | 1998-03-19 | Ericsson Inc | Echo canceler for non-linear circuits |
US5796819A (en) * | 1996-07-24 | 1998-08-18 | Ericsson Inc. | Echo canceller for non-linear circuits |
JP2010045804A (ja) * | 1998-07-13 | 2010-02-25 | Telefon Ab L M Ericsson | デジタル適応フィルタと同フィルタを用いたアコスティックエコーキャンセラ |
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EP1376541A3 (en) * | 2002-06-17 | 2006-08-23 | Alpine Electronics, Inc. | Extraction of external noise components |
US7254242B2 (en) | 2002-06-17 | 2007-08-07 | Alpine Electronics, Inc. | Acoustic signal processing apparatus and method, and audio device |
JP2014513471A (ja) * | 2011-04-14 | 2014-05-29 | アルカテル−ルーセント | 広帯域オーディオ信号のための計算節減エコーキャンセラ |
JP2020507955A (ja) * | 2017-01-13 | 2020-03-12 | シュアー アクイジッション ホールディングス インコーポレイテッドShure Acquisition Holdings,Inc. | ミキシング後音響エコーキャンセルシステム及び方法 |
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---|---|
JP3403549B2 (ja) | 2003-05-06 |
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