JPH08330905A - スパイクノイズの除去方法 - Google Patents

スパイクノイズの除去方法

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JPH08330905A
JPH08330905A JP12995495A JP12995495A JPH08330905A JP H08330905 A JPH08330905 A JP H08330905A JP 12995495 A JP12995495 A JP 12995495A JP 12995495 A JP12995495 A JP 12995495A JP H08330905 A JPH08330905 A JP H08330905A
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JP
Japan
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value
data value
difference
noise
spike
Prior art date
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Pending
Application number
JP12995495A
Other languages
English (en)
Inventor
Sachihiro Fukatsu
祥弘 深津
Yoshihiko Matsui
芳彦 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 突発的に発生するスパイク状のノイズを除去
することができる方法を提供する。 【構成】 5つのデータ値の中心点の値ymと、その前
後の中点との差A、並びに3つの区間(m-2m-1)、(
m-1m+1)、並びに(m+1m+2)における差D1、D2
3をそれぞれ求める。次に、差D1、D2、D3を比較し
てこれらの最大値MAX(D1、D2、D3)を求め、こ
の最大値MAX(D1、D2、D3)と上記の差Aとを比
較する。A>MAX(D1、D2、D3)ならば、値ym
はスパイク状のノイズのデータ値であると判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スパイクノイズの除去
方法に関し、特に、アナログ−デジタル変換した信号波
形において突発的に発生するスパイク状のノイズを除去
するための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の測定信号をアナログ−デジタル変
換した場合において、信号波形に発生するノイズを除去
するための方法としては、平滑化法(smoothing)と積
算平均化法(averaging)などが知られている。
【0003】ここで、平滑化法は、測定された信号の波
形を処理する方法である。また、積算平均化は、繰り返
し走査可能な測定を多数回行ってこれらの測定値を平均
化する方法である。そして、平滑化法は更に、移動平均
法と周波数領域法とに分類される。
【0004】また、これらの方法の中で、移動平均法が
最も一般的に用いられており、この方法は特に、高い周
波数成分を持つ不規則ノイズに埋もれた、比較的滑らか
な信号を抽出する場合に適している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、多
重再発弧サージの電流波形を測定する場合などにおいて
は、高周波電流の零点近傍において、図3のような、ス
パイク状のノイズNが確認される。
【0006】そして、このようなスパイク状のノイズを
アナログデジタル変換し、従来の例えば移動平均法の平
滑化法によりノイズ成分の除去をした場合には、その平
滑化処理が信号波形全体に対して行われ、スパイク状以
外の信号成分まで平滑化処理が行なわれる結果、図4に
符号aで示したように、信号波形成分が減衰した波形と
なってしまう。また、スパイク状ノイズの近傍のデータ
についても平滑化することから、図4に符号bで示した
ように、ノイズ成分の近傍にまでノイズの影響が及んで
しまうという問題がある。
【0007】なお、上記のサージの電流波形の測定のよ
うな単発の現象の場合には、従来の積算平均化法は使用
することができない。
【0008】本発明の目的は、突発的に発生するスパイ
ク状のノイズを除去することができる方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のスパイクノイズ
の除去方法は、アナログデジタル変換されたデジタル信
号波形に含まれたスパイク状のノイズを除去する方法に
おいて、デジタル信号中において第1のデータ値と、前
記第1のデータ値の前の第2のデータ値と前記第1のデ
ータ値の後の第3のデータ値との中点との第1の差を求
める工程と、前記第2のデータ値と、前記第2のデータ
値の前のデータ値との第2の差を求める工程と、前記第
3のデータ値と、前記第3のデータ値の後のデータ値と
の第3の差を求める工程と、前記第2のデータ値と、前
記第3のデータ値との第4の差を求める工程と、前記第
2の差、前記第3の差、並びに前記第4の差のうちの最
大値を求める工程と、前記第1の差と前記最大値とを比
較して、前記第1の差が前記最大値より大きい場合には
前記第1のデータ値をスパイク状のノイズとして判別し
て除去することを特徴とする。
【0010】そして、本発明では、前記第1のデータ値
がスパイク状のノイズである場合に、前記第1のデータ
値を、前記第2のデータ値と前記第3のデータ値の中間
の値に変更するようにした。
【0011】
【作用】上記方法による本発明によれば、連続するデー
タ値中において不規則に変化するデータ値を検出し、こ
れをスパイク状ノイズとして除去することができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明のスパイクノイズの除去方法
の実施例を説明する。
【0013】図1は実施例のスパイクノイズの除去方法
の原理を示したものである。すなわち、アナログ信号を
アナログデジタル変換したデジタル信号中において、連
続した5つのデータ値、ym-2〜ym+2を考える。そし
て、上記5つのデータ値の中心点の値ymと、その前後
の中点との差をAを求める。この差Aは、A=|ym
(ym-1 −ym+1 )/2|となる。
【0014】次に、3つの区間(m-2m-1)、(m-1
m+1)、並びに(m+1m+2)における差D1、D2、D3
それぞれ求める。これらの差は、D1=|ym-1 −ym-2
|、D2=|(ym+1 −ym-1 )/2|、D3=|ym+2
−ym+1 |となる。
【0015】次に、差D1、D2、D3を比較してこれら
の最大値MAX(D1、D2、D3)を求める。また、こ
の最大値MAX(D1、D2、D3)と上記の差Aとを比
較する。そして、A>MAX(D1、D2、D3)なら
ば、上記の値ym はスパイク状のノイズのデータ値であ
ると判定し、それ以外の場合には値ym は通常のデータ
値であると判定する。最後に、値ym はスパイク状のノ
イズのデータ値である場合には、ym の値をym =(y
m-1 −ym+1 )/2と訂正する。
【0016】そして、上記の処理を上記のデジタル信号
波形全体に施すことで、スパイク状のノイズだけを除去
することができる。
【0017】図2に、図3の信号波形を実施例の方法に
よる処理を施した後の波形図を示した。同図から判るよ
うに、スパイク状のノイズは完全に除去されるととも
に、他の信号波形への影響はなくなっている。また、信
号波形のピーク値のデータについても、上記の実施例で
示したD1及びD3との比較を行っているため、ノイズと
は判定されることがなくなり、従って、ピーク値が信号
波形そのままの値が保存される。
【0018】
【発明の効果】以上の通り、本発明のスパイクノイズの
除去方法によれば、突発的に発生するスパイク状のノイ
ズを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の方法の原理を示した説明図で
ある。
【図2】実施例の処理により得られた信号波形の一例を
示した説明図である。
【図3】スパイク状ノイズが含まれる信号波形の一例を
示した説明図である。
【図4】図3の信号波形を従来の方法による処理した後
の信号波形を示した説明図である。
【符号の説明】
m-1〜ym+2…データ値

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログデジタル変換されたデジタル信
    号波形に含まれたスパイク状のノイズを除去する方法に
    おいて、 デジタル信号中において第1のデータ値と、前記第1の
    データ値の前の第2のデータ値と前記第1のデータ値の
    後の第3のデータ値との中点との第1の差を求める工程
    と、 前記第2のデータ値と、前記第2のデータ値の前のデー
    タ値との第2の差を求める工程と、 前記第3のデータ値と、前記第3のデータ値の後のデー
    タ値との第3の差を求める工程と、 前記第2のデータ値と、前記第3のデータ値との第4の
    差を求める工程と、 前記第2の差、前記第3の差、並びに前記第4の差のう
    ちの最大値を求める工程と、 前記第1の差と前記最大値とを比較して、前記第1の差
    が前記最大値より大きい場合には前記第1のデータ値を
    スパイク状のノイズとして判別して除去することを特徴
    とするスパイクノイズの除去方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のデータ値がスパイク状のノイ
    ズである場合に、前記第1のデータ値を、前記第2のデ
    ータ値と前記第3のデータ値の中間の値に変更すること
    を特徴とする請求項1記載の除去方法。
JP12995495A 1995-05-29 1995-05-29 スパイクノイズの除去方法 Pending JPH08330905A (ja)

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Cited By (5)

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