JPH08330839A - 近距離通信用アンテナ及びその使用方法 - Google Patents

近距離通信用アンテナ及びその使用方法

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JPH08330839A
JPH08330839A JP7130800A JP13080095A JPH08330839A JP H08330839 A JPH08330839 A JP H08330839A JP 7130800 A JP7130800 A JP 7130800A JP 13080095 A JP13080095 A JP 13080095A JP H08330839 A JPH08330839 A JP H08330839A
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communication antenna
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昭七 斉藤
Masahiro Fujimoto
正弘 藤本
Katsuhisa Orihara
勝久 折原
Susumu Yanagihori
進 柳堀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電波法の規制範囲内で良好な送受信ができる
ようにした近距離通信用アンテナを提案することを目的
とする。 【構成】 カードリーダライタと非接触情報カードとの
間で情報信号を電磁誘導により送信又は送受信するよう
にしたカードリーダライタ側の近距離通信用アンテナに
おいて、磁束が出入りする1又は2つ以上の開口面(3
4a,34b)を有する金属の匣体35に情報信号を送
受信するためのコイル36を装着した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動改札システ
ム、入退室管理システム等における定期券、管理カード
等の非接触情報カードとカードリーダライタとの間で電
磁誘導により情報信号を送受信するのに使用して好適な
近距離通信用アンテナ及びその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば自動改札システム、入退室
管理システム等における定期券、管理カード等の非接触
情報カードとカードリーダライタとの間で電磁誘導によ
り識別番号、入退室、期限日等の情報を送受信するよう
にしたものが提案されている。
【0003】この自動改札システム、入退室管理システ
ム等の情報カードシステムの例を図18に示す。図18
において、1はカードリーダライタを示し、2はこのカ
ードリーダライタ1と電磁誘導で情報信号の送受信を行
う非接触情報カードである。
【0004】このカードリーダライタ1において、10
はCPU(中央処理装置)より成る主制御部、11は上
位インターフェース制御回路を示し、この主制御部10
よりの送信情報のデジタル信号をパラレル−シリアル変
換するP/S変換回路12を介してデジタル変調例えば
ASK(Amplitude Shift Keying)変調、又はFSK
(Frequency Shift Keying) 変調し、その信号を増幅す
るデジタル変調・増幅回路13に供給し、このデジタル
変調・増幅回路13の出力側に得られる被変調波を送信
アンテナ14に供給する。15は周波数が数100kH
zの搬送波信号を発振する搬送波発振器である。
【0005】また、16はカードリーダライタの受信ア
ンテナを示し、この受信アンテナ16に得られるデジタ
ル変調波を増幅し、復調する増幅・復調回路17に供給
し、この増幅・復調回路17の出力側に得られる復調さ
れたデジタル信号をシリアル−パラレル変換するS/P
変換回路18を介して主制御部10に供給する如くす
る。
【0006】また、非接触情報カード2において、20
は送信アンテナ14よりの変調波を電磁誘導により受信
する受信アンテナを示す。この電磁誘導により数100
kHzの搬送波信号の被変調波を送受信する例として、
図19に示す如く送信アンテナ14としてループアンテ
ナを使用すると共に、受信アンテナ20を使用し、この
ループアンテナ14に供給される数100kHzの無線
周波電流によって、このループアンテナ14の近傍に生
ずる磁界の変化により、受信アンテナ20に誘起する信
号により通信を行うようにする。
【0007】この受信アンテナ20に得られる変調波を
増幅し、復調例えばASK復調又はFSK復調する増幅
・復調回路21に供給し、この増幅・復調回路21の出
力側に得られるデジタル信号をシリアル−パラレル変換
するS/P変換回路22を介してCPUより成る主制御
部23に供給する。
【0008】この主制御部23においては、このデジタ
ル信号による情報が読み出し指令信号、書き込み指令信
号、書き込み情報等であるかを判断し、データメモリ2
4に所定の信号を供給する如し、この主制御部23によ
りデータメモリ24の書き込み、読み出し指令等を行う
如くする。
【0009】また、このデータメモリ24より読み出し
た情報信号であるデジタル信号を主制御部23に供給
し、この主制御部23よりの読み出した情報信号である
デジタル信号をパラレル−シリアル変換するP/S変換
回路25を介して、デジタル変調例えばASK変調し、
その信号を増幅するデジタル変調・増幅回路26に供給
し、このデジタル変調・増幅回路26の出力側に得られ
る被変調波をカードリーダライタ1の受信アンテナ16
にこの被変調波を電磁誘導により伝送する送信アンテナ
27に供給する如くする。28は数100kHzの周波
数の搬送波信号を発振する搬送波発振器である。
【0010】従来の情報カードシステムは上述の如く構
成されているので、情報を非接触情報カードに書き込み
を行うときは、まず、書き込み命令信号と書き込み情報
信号がカードリーダライタ1の主制御部10よりP/S
変換回路12を介してデジタル変調・増幅回路13に供
給され、これが変調されて送信アンテナ14に供給され
る。
【0011】送信アンテナ14に供給された信号と同じ
信号が電磁誘導により、非接触情報カード2の受信アン
テナ20に誘起され、この誘起された信号はこの非接触
情報カード2の増幅・復調回路21で情報信号であるデ
ジタル信号に復調され、この復調されたデジタル信号が
S/P変換回路22でシリアル−パラレル変換されて主
制御部23に供給される。
【0012】この主制御部23でこの送信されたデジタ
ル信号を書き込み命令信号及び書き込み情報信号を識別
し、この書き込み情報信号をデータメモリ24に書き込
み格納する。
【0013】また、この非接触情報カード2のデータメ
モリ24より指定の情報を読み出すときは、上述書き込
み動作の場合と同様にして、カードリーダライタ1から
この非接触情報カード2にデジタル変調信号としてデジ
タル読み出し命令信号が伝送される。
【0014】この非接触情報カード2の主制御部23に
おいては、このカードリーダライタ1から伝送された読
み出し命令を検出し、この命令によって指定されたデー
タメモリ24の領域から指定情報を読み出し、この読み
出した情報信号であるデジタル信号をP/S変換回路2
5でシリアル信号に変換してデジタル変調・増幅回路2
6で変調して、この情報信号のデジタル変調信号を得、
このデジタル変調信号を送信アンテナ27を介して電磁
誘導によりカードリーダライタ1の受信アンテナ16に
伝送される。
【0015】受信アンテナ16に伝送されたこの変調信
号を増幅・復調回路17にて情報信号であるデジタル信
号とし、この情報信号であるデジタル信号をS/P変換
回路18にてパラレル信号に変換して、元のデジタル信
号の情報信号とし、これを主制御部10に供給する如く
する。尚、図18において、カードリーダライタ1にお
ける送信アンテナと受信アンテナ16を、送受信を兼ね
た1つのアンテナによって構成することができる。ま
た、非接触情報カード2における受信アンテナ20と送
信アンテナも、送受信を兼ねる1つのアンテナによって
構成することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】斯る従来の情報カード
システムにおいては、カードリーダライタ1と非接触情
報カード2との間で電磁誘導により情報信号を送受信す
る送信アンテナ14としてループアンテナが使用されて
いた。
【0017】斯る送信アンテナ14としてのループアン
テナは波長に比べて充分小さいものが使用され、この通
信領域は波長に比べて充分小さいので、静磁界のみと考
えられ、図20に示す如き磁界分布となる。14aは磁
力線を示す。
【0018】この為、この通信領域が、前後、左右、上
下で対称となる。この場合、電波法の規制内での放射電
磁界強度(3m離れた位置で500μV/m)に制限す
ると通信距離が短くなり、通信品質の確保が困難となる
不都合があった。
【0019】またループアンテナは指向性が弱いためこ
のループアンテナの近傍の金属に影響を受け易い不都合
がある。
【0020】また、この送信アンテナ14として図21
に示す如く、強磁性体より成るポットコア30の溝部に
アンテナ線29を巻装することが考えられる。この場
合、磁力線は中央の凸状コア30aより外周の円環状コ
ア30bを結ぶものとなるが、このときは全方向に漏洩
磁束を生じるので、周囲金属の影響を受けやすい。
【0021】また図22に示す如く、この図21のアン
テナをカードリーダライタ1の送信アンテナ14として
使用し、非接触情報カード2を移動させる場合(例えば
自動改札システムとして使用したとき)、この非接触情
報カード2をどの方向からも走査は可能であるが、全方
向に磁束が生じているので、この非接触情報カード2が
受信する磁束密度が小さくなり、この場合、磁束密度を
大きくするためには、磁気コアであるポットコア30を
小さくしなければならず、通信領域が小さくなる不都合
があった。
【0022】本発明は、上述の点に鑑み、電波法の規制
範囲内で良好な送受信ができるようにした近距離通信用
アンテナ及びその使用方法を提案せんとするものであ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】第1の本発明に係る近距
離通信用アンテナは、カードリーダライタと非接触情報
カードとの間で情報信号を電磁誘導により送信又は送受
信するようにしたカードリーダライタ側の近距離通信用
アンテナにおいて、磁束が出入りする開口面を有する匣
体に、情報信号を送信又は送受信するためのコイルを装
着した構成とする。
【0024】第2の本発明に係る近距離通信用アンテナ
は、第1の発明の近距離通信用アンテナにおいて、その
匣体にスリットを形成した構成とする。
【0025】第3の本発明に係る近距離通信用アンテナ
は、第1又は第2の発明の近距離通信用アンテナにおい
て、その匣体の内部に磁性材を配置した構成とする。
【0026】第4の本発明に係る近距離通信用アンテナ
は、第1,第2又は第3の近距離通信用アンテナにおい
て、そのコイルを形成する導体を、平角線にした構成と
する。
【0027】第5の本発明に係る近距離通信用アンテナ
は、カードリードライタと非接触情報カードとの間で情
報信号を電磁誘導により送信又は送受信するようにした
カードリーダライタ側の近距離通信用アンテナにおい
て、磁束が出入りする開口面を有する匣体の内部に、磁
性材に導体を巻回したコイルを挿入した構成とする。
【0028】第6の本発明に係る近距離通信用アンテナ
は、第5の発明の近距離通信用アンテナにおいて、その
匣体にスリットを形成した構成とする。
【0029】第7の本発明に係る近距離通信用アンテナ
は、第5又は第6の発明の近距離通信用アンテナにおい
て、そのコイルを形成する導体を、平角線にした構成と
する。
【0030】第8の本発明に係る近距離通信用アンテナ
の使用方法は、上述した第1,第2,第3,第4,第
5,第6又は第7の発明の近距離通信用アンテナを、そ
のアンテナの磁束方向が非接触情報カードの移動方向に
沿うように配置して使用する。
【0031】
【作用】第1の本発明に係る近距離通信用アンテナによ
れば、匣体に装着したコイルからは情報信号に伴った磁
束が発生する。この磁束は、開口面から匣体外部に出
て、その開口面の他部又は他の開口面から匣体内部に戻
る磁束と、匣体を構成する例えば金属板を通過しようと
する磁束に分けられる。
【0032】匣体の金属板を通過しようとする磁束のう
ち、匣体に直交する成分Rは匣体に渦電流を発生させ
る。この渦電流により発生する磁束−Rは上記成分Rの
磁束を打ち消す方向に発生するため、匣体を通過ようと
する磁束の大部分は、匣体の面に沿って通過する成分Q
のみとなる。
【0033】従って、コイルによって発生する磁束の大
部分は、匣体の開口面から匣体外部に出てその開口面の
他部又は他の開口面から匣体内に戻る磁路を形成するの
で、有害な漏れ磁束のないアンテナが得られる。即ち、
コイルにより発生する主磁束の磁界強度は指向性をも
ち、通信領域外への漏れ磁束が少ないので、電波法の規
制範囲内で通信領域を長くでき、良好な送受信ができ、
また、漏れ磁束による近傍の導体への干渉が少ない。
【0034】第2の本発明に係る近距離通信用アンテナ
においては、第1の発明において、その匣体にスリット
を形成することにより、磁路と鎖交する電流が匣体に誘
起されるを阻止することができ、この誘起電流による逆
向き磁束の発生が阻止され、さらに漏れ磁束の少ないア
ンテナとなる。
【0035】第3の本発明に係る近距離通信用アンテナ
においては、第1又は第2の発明において匣体の内部に
磁性材を配置することにより、匣体内部の磁気抵抗が小
さくなり、匣体内部を磁束が通過し易くなる。
【0036】第4の本発明に係る近距離通信用アンテナ
においては、第1,第2又は第3の発明においてコイル
を形成する導体を平角線とすることにより、一本一本の
コイル導体間の隙間を無くし、またコイルと匣体内壁と
の間の隙間が少なくなり、無駄な局部漏洩磁束の発生が
抑えられる。
【0037】第5の本発明に係る近距離通信用アンテナ
においては、磁束が出入りする開口面を有する匣体内部
に、磁性材に導体を巻回したコイルを挿入することによ
り、匣体内においてコイルから発生した磁束の大部分が
磁性材を通ることになり、さらに漏れ磁束の少ないアン
テナが得られる。
【0038】第6の本発明に係る近距離通信用アンテナ
においては、第5の発明において匣体にスリットを形成
することにより、磁路と鎖交する電流が匣体に誘起され
るを阻止することができ、この誘起電流による逆向きの
磁束の発生が阻止され、さらに漏れ磁束の少ないアンテ
ナとなる。
【0039】第7の本発明に係る近距離通信用アンテナ
においては、第5又は第6の発明においてコイルを形成
する導体を平角線とすることにより、一本一本のコイル
導体間の隙間を無くし、またコイルと匣体内壁との間の
隙間が少なくなり、無駄な局部漏洩磁束の発生が抑えら
れる。
【0040】第8の本発明に係る近距離通信用アンテナ
の使用方法においては、上述した本発明の近距離通信用
アンテナを、そのアンテナの磁束方向が非接触情報カー
ドの移動方向に沿うように配置することにより、交信範
囲が長くなり、通信を確実なものとすることができる。
【0041】
【実施例】本発明に係る近距離通信用アンテナは、磁束
が出入りする開口面を1つ又は2つ以上有する金属製の
匣体と、この匣体に装着したコイル、即ちアンテナコイ
ルとを有して成る。匣体は、一般に導体、好ましくは金
属、更に好ましくは銅板により作成されるが、シールド
機能を有するものであれば、特に限定されない。
【0042】匣体の開口面が2つ以上ある場合には、開
口面同士をつなぐように、匣体にスリット(溝)を設け
る。
【0043】匣体の大きさ、形状は特に限定されない
が、U字型又はE字型で構成すれば磁束が一方向に閉じ
易く、また、非接触情報カードの移動方向にアンテナの
磁束方向が沿うので、交信範囲を広くとることができ
る。
【0044】匣体内部に磁性体(磁性コア)を挿入する
ことができる。磁性体としては、匣体内の全体又は一部
に挿入することができる。
【0045】磁性体は、通常フェライトコアを使用する
ことができ、その形状は匣体内部に挿入できるものであ
れば、特に限定はない。
【0046】コイルは、通常、導体を巻回したもの、導
体をボビンに巻回したもの、導体を磁性体コアに巻回し
たもの、さらにはエッチングでスパイラルに作成したも
の等を使用することができる。
【0047】コイルとしては、特に、平角線の導体を隙
間なく巻回したものを用いるを可とする。
【0048】以下、図面を参照して本発明に係る近距離
通信用アンテナ及びその使用方法の実施例を説明する。
【0049】本例においても、前述の図18に示す如
く、主制御部10よりの送信情報のデジタル信号をパラ
レル−シリアル変換するP/S変換回路12を介してデ
ジタル変調例えばASK変調し、その信号を増幅するデ
ジタル変調・増幅回路13に供給し、このデジタル変調
・増幅回路13の出力側に得られる被変調波を送信アン
テナ14に供給する。
【0050】尚、本例においても、図18に示すカード
リーダライタ1における送信アンテナ14と受信アンテ
ナ16を、送受信を兼ねた1つのアンテナによって構成
することができる。また、非接触情報カード2における
受信アンテナ20と送信アンテナも、送受信を兼ねる1
つのアンテナによって構成することができる。非接触情
報カード2側の送受信アンテナは、例えば金属薄膜又は
金属箔をエッチングして形成したものを使用することが
できる。
【0051】本例においては、この情報カードシステム
の送信アンテナ14、又は送信アンテナ14と受信アン
テナ16を兼ねた送受信用アンテナとなる近距離通信用
アンテナに適用した場合である。
【0052】図1は、原理的説明をするための本発明に
係る近距離通信用アンテナの一実施例を示す。本例の近
距離通信用アンテナ31は、U字型の筒体をなしその水
平部32の両端から垂直方向に延びる垂直部33a,3
3bの端面が開口面34a,34bとされた金属製の匣
体35と、この匣体35に装着された送受信用のコイル
(いわゆるアンテナコイル)36とを有して成る。匣体
35は、いわゆる磁気シールド可能な金属、即ち非磁性
導体、例えば銅にて形成される。この匣体35は、コイ
ル36から発生する磁束を匣体35内に沿って導くため
の導磁筒体となるもので、磁束を通したい部分を空気や
プラスティックとして、その周囲を金属板で囲むように
して構成される。
【0053】コイル36は、本例では匣体35内の一方
の垂直部33bの内周面に沿って巻回されるように配さ
れる。
【0054】コイル36は匣体35内の他の位置に装着
することも可能であり、または、匣体35の外側に巻回
するようにして装着することも可能である。
【0055】筒状の匣体35には、図2に示すように、
コイル36による磁路と鎖交するショート回路、即ち電
流i1 ,i2 ,i3 等が誘起されないよにスリット
(溝)37が形成される。このスリット37は、両開口
面34a及び34bをつなぐような水平部32及び両垂
直部33a,33bにわたる内側のU字形状に沿う導磁
筒体全長にわたって形成される。
【0056】次に、かかる構成の近距離通信用アンテナ
31の作用を説明する。金属製の匣体35の内部に配置
されたコイル36からは、情報信号を伴った磁束が全方
向に発生する。即ち、図2に示すように、磁束は、一方
の開口面34aから匣体35の外部に出て他方の開口面
34bから匣体35の内部に戻る磁束Sと、匣体35の
金属板を通過しようとする磁束Pとに分けられる。
【0057】高周波交番磁束を考えると、図3に示すよ
うに、匣体35の金属板を通過しようとする磁束Pのう
ち、金属板35を直交する成分Rは金属板35に渦電流
を発生させる。そして、この渦電流により発生する磁束
−Rは、元の磁束Rを打ち消す方向に発生し、結果とし
て、金属板35は反磁性体として働き金属板35を突っ
切る磁束Rはなくなり、磁束Pの大部分は、金属板35
に沿って流れる成分Qのみとなる。
【0058】このため、コイル36によって発生する磁
束の大部分は、匣体35、即ち導磁筒体内を通り一方の
開口面34aから匣体外部に出て他方の開口面34bか
ら匣体内部に戻る磁路を形成し、磁束が閉じることにな
り有害な漏れ磁束が殆ど抑えられる。
【0059】そして、匣体35にスリット37を形成す
ることにより、匣体35に図2に示す磁路と鎖交する電
流i1 ,i2 ,i3 の誘起が阻止され、この電流i1
2,i3 によって磁路を流れる本来の磁束と逆向きの
磁束の発生を抑えることができる。
【0060】一方、因みに図4に示すU字型の磁性体
(例えばフェライトコア)41にコイル42を巻装して
U字型磁気回路を形成して成るアンテナの場合、磁気効
率が高く、高感度であり、U字型磁路を通って両端間に
流れる有用な磁束43が得られるも、反面、U字型磁性
材の一端から裏面に向かう漏れ磁束44が発生し、この
漏れ磁束44によって例えば周辺に近接導体や雑音源等
が有ると影響を受け易く、読み取り間違いの原因になる
恐れが生ずる。
【0061】しかし、図1に示す本例の近距離通信用ア
ンテナ31においては、磁気シールド可能な金属による
匣体35によって、例えば開口面34bから出て匣体裏
面に向かう有害な漏れ磁束39の発生が阻止される。
【0062】この様に、本例の近距離通信用アンテナ3
1によれば、コイル36より発生する情報信号を伴った
主磁束40は両開口面34a及び34b間の方向のみに
発生し、この磁界強度は指向性をもつので、電波法の規
制範囲内で通信領域を十分確保できると共に、通信領域
外への漏れ磁束が抑えられるので、アンテナ近傍の導体
(例えば金属)への干渉の少ない高性能アンテナが得ら
れる。特に、アンテナから多少離れた所まで通信したい
場合は、元々外部の磁気抵抗が大きいので匣体35の内
部の磁気抵抗が多少大きくなっても極端な性能低下は起
こらない。
【0063】また、匣体35が中空であるときには、非
常に軽量となり、且つ安価である。
【0064】一方、本例では、図5で示すように上記近
距離通信用アンテナ31を開口面34a及び34b間の
アンテナの磁束方向が図18に示す非接触情報カード2
の移動方向aに沿うように配置して使用する。この様に
近距離通信用アンテナ31を非接触情報カード2の移動
方向aに沿って配置することにより、通信領域を長くす
ることができる。
【0065】図6は、本発明に係る近距離通信用アンテ
ナの他の実施例を示す。本例の近距離通信用アンテナ4
7は、図1に示すと同様の2つの開口面34a及び34
bを有するU字型の匣体35内の磁気回路の一部又は全
部を磁性材、例えばフェライトコア48で置き替えて構
成する。図示の例では、匣体35の一方の垂直部33b
内に直方体のフェライトコア48にコイル36を巻回し
たものを挿入している。
【0066】この実施例の近距離通信用アンテナ47に
よれば、U字型の匣体35で構成される磁気回路にフェ
ライトコア48が挿入されることにより、図1の近距離
通信用アンテナ31に比べて、磁気回路の磁気抵抗をよ
り低減し、磁束が通り易くなり、有害な漏れ磁束をさら
に少なくすることができ、主磁束の放射効率を向上する
ことができる。
【0067】フェライトコア48は、金属製の匣体35
によって磁気シールドされているので、フェライトコア
からの本来欲しくない有害な漏れ磁束を抑圧することが
できる。フェライトコア48を挿入することにより、重
量が大きくなるも、高効率で近接導体への干渉の少ない
高性能アンテナが得られる。
【0068】挿入するフェライトコア48の量を選んで
性能、重量やコストに合わせて実用的な選択を行えば、
有害な漏れ磁束の少ない良質で適切な近距離通信用アン
テナが得られる。
【0069】図7及び図8は、本発明に係る近距離通信
用アンテナの他の実施例を示す。本実施例の近距離通信
用アンテナ51は、3つの開口面52a,52b及び5
2cを有するE字型の筒体からなる金属製の匣体、即
ち、水平部55と、この両端及び中央により垂直に延び
る垂直部56a,56b及び56cを有し、各垂直部5
6a,56b及び56cの端面が開口面52a,52b
及び52cとされた匣体53と、この匣体53内、本例
では中央の開口面52bを有する垂直部56b内にコイ
ル36を巻回したコイルボビン54を挿入配置して構成
する。
【0070】E字型の匣体53は、前述のU字型匣体3
5と同様の金属板にて形成される。また、このE字型の
匣体53においても、前述したと同様に磁路と鎖交する
ショート回路が生じないように、その開口面52a及び
52b、開口面52b及び52cを夫々つなぐスリット
(溝)57が形成される。
【0071】この実施例の近距離通信用アンテナ51に
よれば、コイル36によって発生する磁束50a,50
bは、匣体53の中央の開口面52bから匣体外部に出
て他の両端の開口面52a及び52bから匣体内部に戻
る磁路を形成し、磁束50a,50bが閉じることにな
り、図1と同様に有害な漏れ磁束が抑えられる。即ち、
コイル36より発生する主磁束50a,50bは中央の
開口面52bと両端の開口面52a,52cとの間の方
向のみに発生し、この磁界強度は指向性をもつので、通
信領域外への磁束の漏れが少なく、電波法の規制範囲内
で通信領域を十分確保、即ち長くできると共に、有害な
漏れ磁束が殆ど抑えられるので、近傍の導体への干渉の
少ない高性能アンテナが得られる。
【0072】図9は、本発明に係る近距離通信用アンテ
ナの他の実施例を示す。この実施例の近距離通信用アン
テナ57は、図7の近距離通信用アンテナ51におい
て、コイルボビン54に巻回したコイル36に代えて、
磁性材、例えばフェライトコア48にコイル36を巻回
したものを中央の開口面52b間に挿入配置して構成す
る。
【0073】この実施例の近距離通信用アンテナ57に
よれば、E字型の匣体53で構成される磁気回路にフェ
ライトコア48が挿入されることにより、図7に比べ
て、更に磁気回路における磁束が通り易くなって、磁気
抵抗が下がり、有害な漏れ磁束をさらに少なくし、主磁
束の放射効率を向上することができる。
【0074】匣体53内に挿入する磁性体例えばフェラ
イトコア48としては種々の形状のものが用いられる。
即ち、前述したように、挿入するフェライトコアの量を
選んで性能、重量やコストに合せて実用的な選択を行え
ば有害な漏れ磁束の少ない良質で適切なアンテナが得ら
れる。
【0075】その例を図10A〜D及び図11E,Fに
示す。
【0076】図10Aの例は、フェライトコア48をE
字型の匣体53の中央の垂直部56b内のみに配置した
場合である。図10Bの例は、フェライトコア48を中
央の垂直部56b内より水平部55の底面に至る部分に
配置した場合である。図10Cは、3個のフェライトコ
ア48を中央の垂直部56内より水平部55の底面に至
る部分と、両端の垂直部56a,56c内より夫々水平
部55の底面に至る部分とに配置した場合である。
【0077】図10Dの例は、E字型の匣体53内の全
てに充填されるようにE字型のフェライトコア48を配
置した場合である。
【0078】図11Eの例は、匣体53内に両端の垂直
部56a及び56cと水平部55につながるU字型のフ
ェライトコア48を配置した場合である。
【0079】図11Fの例は、匣体53内の水平部55
にのみフェライトコア48を配置した場合である。
【0080】U字型の匣体35内に挿入するフェライト
コア48についても、種々の形状を用いることができ、
例えば図11Gは、U字型のフェライトコア48を配置
した場合である。また、同図示のように、コイル36
も、匣体35内でなく匣体35外に巻回することも可能
である。
【0081】図12及び図13は、本発明に係る近距離
通信用アンテナの他の実施例を示す。本実施例の近距離
通信用アンテナ59は、E字型匣体における中央及び両
端の垂直部56b及び56a,56c間の空間61の側
面を閉塞するようにした匣体60を設け、この匣体60
にコイル36を装着して構成する。本例では、この匣体
60のE字型の内部空間にコイル36を巻回したE字型
のフェライトコア48を挿入配置している。
【0082】この実施例の近距離通信用アンテナ59
は、外観上匣体60の外側が連続一体の直方体構造とな
っているので、E字型匣体53を用いた場合より、更に
漏れ磁束を少なく抑えることができる。その他は前述の
図7及び図9の近距離通信用アンテナで説明したと同様
の作用効果を奏する。
【0083】図14及び図15は、本発明に係る近距離
通信用アンテナの他の実施例を示す。本実施例の近距離
通信用アンテナ62は、上面が開放されて1つ開口面6
3を有する直方体をなす金属製の匣体64内に、コイル
36を巻回したE字型の磁性体例えばフェライトコア4
8を挿入配置して構成する。匣体64は、前述の匣体3
5と同様の金属板にて形成される。
【0084】この実施例の近距離通信用アンテナ62に
おいては、図15に示すように、コイル36によって発
生する磁束65a,65bは、夫々開口部63の中央か
ら匣体外部に出て開口部63の両端から匣体内部に戻る
磁路を形成し、磁束65a,65bが閉じることにな
り、この場合も有害な漏れ磁束66は匣体64によって
シールドされ発生されない。従って、上例と同様に通信
領域を十分確保しながら、通信領域外への漏れ磁束が少
なく、アンテナ近傍の導体への干渉が少ないアンテナが
得られる。この例は内部磁路の乱れが少なく、特性に著
しい悪影響がない場合に適用できる。
【0085】上例の各匣体は、例えば薄い銅板にて形成
されるので、図示せざるも、機械的強度を上げるため
に、匣体外側を機械的に丈夫な例えば鉄材で被覆するよ
うにして2重構造とすることができる。
【0086】上例の図6,図7,図9,図10,図1
1,図12及び図14に示す各近距離通信用アンテナに
おいても、図5で示したと同様に、そのアンテナの磁束
方向が非接触情報カード2の移動方向aに沿うように配
置して使用する。これにより、通信領域を長くすること
ができる。
【0087】一方、コイル36としては、図17の丸線
コイル361よりも、図16の平角線コイル362の方
が好ましい。その理由は、丸線コイル361に比べて平
角線コイル362の方が1ターンの導体に発生する局部
磁束70の磁路長が長いために、磁気抵抗が大きくて局
部磁束70が少なくなる。また、平角線コイル362の
場合、隣り合う導体間では局部磁束70が相殺され小さ
くなる。之に対して、丸線コイル361の場合には、隣
り合う導体間の中央のみ局部磁束70が相殺され、周辺
での相殺が行われ難い。この結果、平角線コイル362
を用いれば、より有害な漏れ磁束を低減できる。71は
主磁束を示す。
【0088】
【発明の効果】本発明に係る近距離通信用アンテナによ
れば、情報信号を伴った磁束が閉じているので、通信領
域を十分確保することができ、また金属の匣体とによっ
て通信領域外への漏れ磁束が少ない。従って、電波法の
規制範囲内で良好な送受信ができると共に磁束の漏れが
少ないので、アンテナ近傍の導体への干渉が少ない。ま
た、磁界強度に指向性をもっているので、磁束密度が向
上し、送受信の効率を向上することができる。
【0089】匣体にスリットを形成するときは、磁路に
鎖交する電流の誘起が阻止され、この誘起電流に基づく
逆向きの磁束の発生が阻止され、より有害な漏れ磁束を
抑制することができる。
【0090】匣体内に磁性材を配置するときは、匣体内
に形成される磁気回路の磁気抵抗が低減し、アンテナの
磁束の放射効率を向上することができる。
【0091】匣体内に、磁性材に導体を巻回したコイル
を挿入することにより、コイルから発生した磁束が磁性
材を通ることになり、さらに漏れ磁束を抑え、且つ磁気
抵抗が小さくなるのでアンテナの磁束の放射効率を向上
することができる。
【0092】コイルを形成する導体として平角線を用い
るときは、各導体で発生する局部漏れ磁束を抑えること
ができ、更に漏れ磁束の少ない近距離通信用アンテナが
得られる。
【0093】本発明に係る近距離通信用アンテナの使用
方法によれば、この近距離アンテナを、アンテナの磁束
方向が非接触情報カードの移動方向に沿って配置するこ
とにより、通信領域を広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る近距離通信用アンテナの一実施例
を示す斜視図である。
【図2】図1の近距離通信用アンテナの説明に供する斜
視図である。
【図3】図1の近距離通信用アンテナの磁界の作用の説
明図である。
【図4】比較例に係る近距離通信用アンテナの斜視図で
ある。
【図5】本発明に係る近距離通信用アンテナの使用方法
を示す平面図である。
【図6】本発明に係る近距離通信用アンテナの他の実施
例を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る近距離通信用アンテナの他の実施
例を示す分解斜視図である。
【図8】図7の近距離通信用アンテナの断面図である。
【図9】本発明に係る近距離通信用アンテナの他の実施
例を示す分解斜視図である。
【図10】A 本発明に係る近距離通信用アンテナの他
の実施例を示す断面図である。 B 本発明に係る近距離通信用アンテナの他の実施例を
示す断面図である。 C 本発明に係る近距離通信用アンテナの他の実施例を
示す断面図である。 D 本発明に係る近距離通信用アンテナの他の実施例を
示す断面図である。
【図11】E 本発明に係る近距離通信用アンテナの他
の実施例を示す断面図である。 F 本発明に係る近距離通信用アンテナの他の実施例を
示す断面図である。 G 本発明に係る近距離通信用アンテナの他の実施例を
示す断面図である。
【図12】本発明に係る近距離通信用アンテナの他の実
施例を示す分解斜視図である。
【図13】図12の近距離通信用アンテナの断面図であ
る。
【図14】本発明に係る近距離通信用アンテナの他の実
施例の分解斜視図である。
【図15】図14の近距離通信用アンテナの断面図であ
る。
【図16】平角線コイルの例を示す説明図である。
【図17】丸線コイルの例を示す説明図である。
【図18】情報カードシステムの例を示す構成図であ
る。
【図19】電磁誘導の説明に供する線図である。
【図20】ループアンテナの説明に供する線図である。
【図21】従来の近距離通信用アンテナの例を示す斜視
図である。
【図22】図21の説明に供する線図である。
【符号の説明】
1 カードリーダライタ 2 非接触情報カード 14 送信アンテナ 20 受信アンテナ 31,47,51,59,62 近距離通信用アンテナ 34a,34b 開口面 35,53,60,64 匣体 36 コイル 37 スリット 48 フェライトコア 362 平角線コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳堀 進 栃木県鹿沼市さつき町18番地 ソニーケミ カル株式会社鹿沼工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードリーダライタと非接触情報カード
    との間で情報信号を電磁誘導により送信又は送受信する
    ようにした前記カードリーダライタ側の近距離通信用ア
    ンテナにおいて、 磁束が出入りする開口面を有する匣体に、前記情報信号
    を送信又は送受信するためのコイルが装着されて成るこ
    とを特徴とする近距離通信用アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記匣体にスリットを形成して成ること
    を特徴とする請求項1に記載の近距離通信用アンテナ。
  3. 【請求項3】 前記匣体の内部に磁性材を配置して成る
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の近距離通信ア
    ンテナ。
  4. 【請求項4】 前記コイルを形成する導体が平角線であ
    ることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の近距離
    通信用アンテナ。
  5. 【請求項5】 カードリードライタと非接触情報カード
    との間で情報信号を電磁誘導により送信又は送受信する
    ようにした前記カードリーダライタ側の近距離通信用ア
    ンテナにおいて、 磁束が出入りする開口面を有する匣体の内部に、磁性材
    に導体を巻回したコイルを挿入して成ることを特徴とす
    る近距離通信用アンテナ。
  6. 【請求項6】 前記匣体にスリットを形成して成ること
    を特徴とする請求項5に記載の近距離通信用アンテナ。
  7. 【請求項7】 前記コイルを形成する導体が平角線であ
    ることを特徴とする請求項5又は6に記載の近距離通信
    用アンテナ。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6又は7に
    記載の近距離通信用アンテナを、該アンテナの磁束方向
    が非接触情報カードの移動方向に沿うように配置して使
    用することを特徴とする近距離通信用アンテナの使用方
    法。
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