JPH08330077A - 非常用点灯装置および防災照明装置 - Google Patents

非常用点灯装置および防災照明装置

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JPH08330077A
JPH08330077A JP8104714A JP10471496A JPH08330077A JP H08330077 A JPH08330077 A JP H08330077A JP 8104714 A JP8104714 A JP 8104714A JP 10471496 A JP10471496 A JP 10471496A JP H08330077 A JPH08330077 A JP H08330077A
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JP
Japan
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power supply
lighting device
battery
cold cathode
cathode discharge
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Withdrawn
Application number
JP8104714A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Mita
一敏 三田
Kenichi Inui
健一 乾
Fuminori Nakaya
文則 仲矢
Masahiko Kamata
征彦 鎌田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】冷陰極放電灯点灯型の非常灯点灯装置で、非常
時に該灯が寿命末期状態または不点になると、非常用点
灯装置への電力供給が停止され、非常時にもかかわらず
冷陰極放電灯が消灯される問題点がある。 【解決手段】通常時には、冷陰極放電灯5、6が寿命末
期状態になると、寿命末期検出装置7’、31’がこれ
を検出する。制御装置8は高周波点灯装置4の出力電圧
値を低下させる。寿命末期時の過電圧が点灯装置、冷陰
極放電灯に印加し続けるために破壊等の問題は生じな
い。また、冷陰極放電灯の交換時、作業者が電源を遮断
せずに作業しても、感電の危険を与えない。停電等の非
常時には、前記5、6が寿命末期状態になると、同じく
前記7’、31’がこれを検出する。この場合、前記4
は、出力電圧値を低下させず、前記5、6を強制点灯す
る。したがって、異常時には、前記5、6は消灯しない
で、避難者の避難、避難誘導を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、常用交流電源が停
電等になった非常時にはバッテリを電源として冷陰極放
電灯を点灯する非常用点灯装置および防災照明装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】放電灯は、寿命末期状態になると異常放
電や半波放電を行う。そしてこの寿命末期状態になる
と、点灯装置、放電灯に過電流が流れたり、点灯装置の
各部品や放電灯両端に過電圧が発生することが知られて
いる。そこで、従来より放電灯が寿命末期状態になる
と、点灯装置の保護のため、過電流が流れ続けて放電灯
が破損するのを防止するため等により点灯装置の動作を
停止させて前記放電灯を消灯させる措置をとっていた。
このような考え方は、非常用点灯装置においても同様で
あった。
【0003】ところで、前記放電灯が、一般の照明用光
源として使用されている場合においては、前記放電灯の
寿命末期時に該放電灯への給電を停止する措置は妥当で
あろう。しかし、前記放電灯が防災照明用光源として用
いられている場合には、避難および誘導等の安全性の面
から、非常時に放電灯が消灯されることには、少なから
ぬ問題がある。特に点灯装置が共通で複数個の放電灯を
点灯する場合、非常時(停電時)に該放電灯のうちの一
部が寿命末期状態または不点になったために、前記非常
用点灯装置への電力供給が停止されて、正常なものをも
含めて全てが消灯することは非常に問題である。
【0004】さらに言えば、非常時(停電時)に非常灯
に対して電力の供給を行うのはバッテリである。したが
って、前記非常灯が点灯される時間は比較的短い時間
(約30分間程度)に限られるため、前記点灯装置(イ
ンバータ方式にあってはインバータ回路)に対してかか
るストレスも比較的少ないといえる。このことからも、
前記1つの非常用点灯装置から電力供給を受けている非
常灯のうち、正常なものをも含めて全ての放電灯を消灯
させることは非常に問題であると言わざるを得ない。
【0005】また、光源として、冷陰極放電灯を使用す
る場合には、この冷陰極放電灯のランプ電流はそもそも
相対的に小さく、寿命末期状態になっても放電灯のラン
プ電流、点灯装置に流れる電流も相対的に小さい。した
がって、停電等の非常時には、ランプ寿命末期状態であ
っても冷陰極放電灯を点灯し続けることが有効である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、冷陰極放
電灯を点灯させるタイプの非常灯点灯装置において、非
常時に該冷陰極放電灯が寿命末期状態または不点になる
と、非常用点灯装置への電力供給が停止され、その結
果、非常時であるにもかかわらず冷陰極放電灯が消灯さ
れてしまうという問題があった。
【0007】また、1つの非常用点灯装置で複数個の冷
陰極放電灯を点灯させるタイプの非常灯点灯装置におい
て、非常時に該複数個の冷陰極放電灯のうちの一部が寿
命末期状態または不点になると、前記非常点灯装置への
電力供給が停止され、その結果、正常な冷陰極放電灯も
含めて全ての冷陰極放電灯が消灯されてしまうという問
題があった。
【0008】本発明は、正常時において冷陰極放電灯が
寿命末期状態または不点になった場合には、非常用点灯
装置の出力を低下させ、非常時において冷陰極放電灯が
寿命末期状態または不点になった場合には、避難および
誘導等の防災照明装置の有する機能を失わせることのな
い非常用点灯装置および防災照明装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
バッテリと;常用交流電源の出力電圧から直流電圧を得
る直流電源装置と;バッテリおよび直流電源装置のいず
れかの出力電圧を供給されて高周波電圧に変換する高周
波点灯装置と;高周波点灯装置への供給電圧を常時は直
流電源装置とし、非常時にはバッテリとする電源切換装
置と;高周波点灯装置からの出力により点灯される冷陰
極放電灯と;冷陰極放電灯の寿命末期を検出する寿命末
期検出装置と;寿命末期検出装置からの検出出力に基づ
いて、高周波点灯装置が直流電源装置から給電されてい
るときは高周波点灯装置の出力電圧を低下させ、高周波
点灯装置がバッテリから給電されているときは寿命末期
の冷陰極放電灯を強制点灯させる制御装置と;を具備し
ている。
【0010】請求項1記載の発明および以下の発明にお
いて、直流電源装置としては、既知のものを適宜使用可
能である。たとえば、常用交流電源の出力電圧を降圧ト
ランスで降圧して整流し、必要に応じて平滑するものを
使用できる。また、常用交流電源の出力電圧を整流した
後、スイッングレギュレータ、シリーズドロッパ等で所
要の直流電圧値に変換するもの等であってもよい。
【0011】また、高周波点灯装置も既知のものを適宜
使用可能である。
【0012】さらに、電源切換装置は、リレーを主とし
て構成される有接点形のもの、半導体素子を主として構
成される無接点形のもの等当業者であれば、適宜構成可
能である。
【0013】さらにまた、寿命末期検出装置は、ランプ
電流を検出するもの、ランプ電圧を検出するもの、点灯
装置の電圧、温度を検出するもの等要するに寿命末期状
態時に表れる現象を検出するように構成すればよい。ま
た、寿命末期検出装置は、併せて不点検出を行うもので
あってもよい。不点検出装置については後述する。
【0014】また、制御装置が寿命末期検出装置からの
検出出力に基づいて高周波点灯装置の出力電圧を低下さ
せるとは、高周波点灯装置からの出力を停止させる場合
を含んでいる。すなわち、点灯装置、冷陰極放電灯に寿
命末期状態時の過電圧が印加され続けることにより問題
が生じたり、冷陰極放電灯を交換する際に作業者に感電
の危険を与えたりすることがないように低下させるもの
である。
【0015】請求項1記載の発明は、通常時において、
冷陰極放電灯が寿命末期状態になると、寿命末期検出装
置がこれを検出する。したがって、制御装置は高周波点
灯装置の出力電圧値を低下させる。これにより、寿命末
期時の過電圧が点灯装置、冷陰極放電灯に印加し続ける
ことによる破壊等の問題が生じない。また、冷陰極放電
灯を交換する際、作業者が電源を遮断することなく作業
しても、感電の危険を与えることがない。この高周波点
灯装置の出力電圧値を低下させる場合、冷陰極放電灯が
消灯する程度に低下させることが、安全性を確実にで
き、冷陰極放電灯が寿命末期であることを外部に表示で
きる点で有利である。しかし、本発明は、このように消
灯させることを必須とするものではない。
【0016】つぎに、停電等の非常時において、冷陰極
放電灯が寿命末期状態になると、同じく寿命末期検出装
置がこれを検出する。しかし、この場合は、高周波点灯
装置は、出力電圧値を低下することなく、冷陰極放電灯
を強制点灯する。したがって、異常時において、防災照
明装置が消灯することがなく、避難者の避難、避難誘導
を行う。そして、防災照明装置が異常時にバッテリから
給電されて点灯するのは、たとえば30分間といったよ
うに短時間であり、また、このときに冷陰極放電灯を交
換することは考え難いから、寿命末期時の過電圧が印加
され続けることによる問題は実質的にはない。
【0017】請求項2記載の発明は、バッテリと;常用
交流電源の出力電圧から直流電圧を得る直流電源装置
と;バッテリおよび直流電源装置のいずれかの出力電圧
を供給されて高周波電圧に変換する高周波点灯装置と;
高周波点灯装置への供給電圧を常時は直流電源装置と
し、非常時にはバッテリとする電源切換装置と;互いに
並列的に設けられ高周波点灯装置からの出力により点灯
される複数個の冷陰極放電灯と;各冷陰極放電灯の寿命
末期を検出する寿命末期検出装置と;寿命末期検出装置
からの検出出力に基づいて、高周波点灯装置が直流電源
装置から給電されているときは高周波点灯装置の出力電
圧を低下させ、高周波点灯装置がバッテリから給電され
ているときは寿命末期の冷陰極放電灯を強制点灯させる
制御装置と;を具備している。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明と同様に作用する。
【0019】請求項3記載の発明は、バッテリと;常用
交流電源の出力電圧から直流電圧を得る直流電源装置
と;バッテリおよび直流電源装置のいずれかの出力電圧
を供給されて高周波電圧に変換する高周波点灯装置と;
高周波点灯装置への供給電圧を常時は直流電源装置と
し、非常時にはバッテリとする電源切換装置と;互いに
並列的に設けられ高周波点灯装置からの出力により点灯
される複数個の冷陰極放電灯と;各冷陰極放電灯の不点
を検出する不点検出装置と;不点検出装置からの検出出
力に基づいて、高周波点灯装置が直流電源装置から給電
されているときは高周波点灯装置の出力電圧を低下さ
せ、高周波点灯装置がバッテリから給電されているとき
は不点以外の冷陰極放電灯を点灯させる制御装置と;を
具備している。
【0020】請求項3記載の発明において、不点検出装
置は、ランプ電流の有無、ランプ電圧、あるいは光出力
の有無等を検出するもので構成することができる。ま
た、不点検出装置は、併せて寿命末期状態を検出するも
のであってもよい。
【0021】本発明は、通常時において、複数個の冷陰
極放電灯の1灯でも不点になると、不点検出装置がこれ
を検出する。したがって、制御装置は高周波点灯装置の
出力電圧値を低下させる。
【0022】つぎに、停電等の非常時において、複数個
の冷陰極放電灯の1灯でも不点になると、不点検出装置
がこれを検出する。しかし、この場合は、高周波点灯装
置は、出力電圧値を低下することなく、冷陰極放電灯を
強制点灯する。その他の作用は請求項1記載の発明と同
様である。
【0023】請求項4記載の発明は、バッテリと;常用
電源の電圧を整流してバッテリに供給する直流電源装置
と;バッテリおよび直流電源装置のいずれかの出力電圧
を供給されて高周波電圧に変換する高周波点灯装置と;
高周波点灯装置への供給電圧を常時は直流電源装置と
し、異常時にはバッテリとする電源切換装置と;互いに
並列的に設けられ高周波点灯装置からの出力により点灯
される複数個の冷陰極放電灯と;各冷陰極放電灯の不点
を検出する不点検出装置と;不点検出装置からの検出出
力に基づいて、高周波点灯装置が直流電源装置から給電
されているときは高周波点灯装置の出力電圧を低下さ
せ、高周波点灯装置がバッテリから給電されているとき
は不点の冷陰極放電灯を除く残余の冷陰極放電灯を増光
点灯させる制御装置と;を具備している。
【0024】本発明は、請求項3記載の発明に加えて、
非常時に冷陰極放電灯の一部が不点になった場合には、
残余の冷陰極放電灯を増光点灯するから、光出力の低下
分を補うことができる。
【0025】請求項5記載の発明は、バッテリと;常用
電源の電圧を整流してバッテリに供給する直流電源装置
と;バッテリおよび直流電源装置のいずれかの出力電圧
を供給されて高周波電圧に変換する高周波点灯装置と;
高周波点灯装置への供給電圧を常時は直流電源装置と
し、異常時にはバッテリとする電源切換装置と;互いに
並列的に設けられ高周波点灯装置からの出力により点灯
される複数個の冷陰極放電灯と;各冷陰極放電灯の不点
を検出する不点検出装置と;不点検出装置からの検出出
力に基づいて、高周波点灯装置が直流電源装置から給電
されているときは不点の冷陰極放電灯を除く残余の冷陰
極放電灯を継続点灯させ、高周波点灯装置がバッテリか
ら給電されているときは不点の冷陰極放電灯を除く残余
の冷陰極放電灯を増光点灯させる制御装置と;を具備し
ている。
【0026】本発明は、請求項4記載の発明に加えて、
通常時に光出力が無くなることを防止する。
【0027】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれか一記載の非常用点灯装置において、バッテリの出
力電圧値と直流電源装置の出力電圧値とが略等しいこと
を特徴とする。
【0028】本発明は、バッテリの出力電圧値と直流電
源装置の出力電圧値とが略等しいから、高周波点灯装置
の設計を容易化する。
【0029】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれか一記載の非常灯点灯装置において、寿命末期検出
装置または不点検出装置からの検出出力に基づいて表示
する表示装置を具備していることを特徴とする。
【0030】本発明は、表示装置により、冷陰極放電灯
の交換時期を放置する。
【0031】請求項8記載の発明は、防災照明器具本体
と;防災照明器具本体に設けられた冷陰極放電灯と;冷
陰極放電灯を点灯する請求項1〜7のいずれか一記載の
非常用点灯装置と;を具備している。
【0032】本発明において、防災照明装置としては、
非常灯、誘導灯などどのようなものでもよい。
【0033】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の第1の実施形態
を説明する。
【0034】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。図1において、1は常用電源、たとえば50H
zの商用電源である。2は直流電源装置であって、常用
電源1からの出力電圧を整流、平滑して直流電圧を出力
する。すなわち、直流電源装置2の出力端子71から出
力される直流電圧は、電源切換装置3を含む切換部28
のダイオードD1を介してバッテリ10のプラス側端子
および電源切換装置3に供給されている。また、直流電
源装置2の出力端子72から出力される直流電圧は、切
換部28のダイオードD2を介して電源切換装置3に供
給されている。直流電源装置2の出力端子73は、バッ
テリ10のマイナス側端子および電源切換装置3に接続
されている。
【0035】前記電源切換装置3は通常時、すなわち常
用電源1から電力が供給されているときには、直流電源
装置2の出力電圧を高周波点灯装置4および制御装置8
に供給する。また、非常時すなわち常用電源1からの電
力供給が停止されている場合には、前記バッテリ10か
らの出力電圧を高周波点灯装置路4および制御装置8に
供給する。
【0036】そして、高周波点灯装置4は、冷陰極放電
灯5、6を並列的に付勢する。各冷陰極放電灯5、6に
はそれぞれランプ寿命および/または不点検出回路7お
よび31が直列的に設けられている。ランブ寿命および
/または不点検出回路7の端子74およびランプ寿命お
よび/または不点検出回路31の端子75は、それぞれ
制御装置8に対してランプ寿命および/またはまたは不
点の情報を送出している。
【0037】制御装置8は、その情報に基づき、高周波
点灯装置4に対し、端子76を介して調光制御を行うと
ともに、LED9の点灯制御を行っている。
【0038】さらに、前記電源切換装置3は、制御装置
8に対して電力供給源の情報、すなわち常用電源1また
はバッテリ10のいずれから電力の供給を受けているの
かを通知していて、調光制御回路8は、該電力供給源の
情報に基づいて前記と同様に高周波点灯装置4に対して
端子76を介して調光制御を行っている。
【0039】なお、本実施例においては、説明を簡単に
するために、放電灯の数を2個として説明を行っている
が、2個以上であってもよい。
【0040】つぎに、上記ブロック図の具体回路の一例
について説明を行う。
【0041】図2は非常用点灯装置の一実施形態例を示
す回路図である。図2において、公知の回路により構成
された直流電源装置2には常用電源1が入力されてい
て、整流、平滑された後、直流電源装置2の出力端子7
1および72に直流電圧が出力されている。前記出力端
子71は切換部28のダイオードD1のアノードと接続
されていて、ダイオードD1のカソードはバッテリ10
のプラス側およびリレー11の端子a1と接続されてい
る。また、前記出力端子72は切換部28のダイオード
D2のアノードと接続されていて、ダイオードD2のカ
ソードはリレー11の端子a2およびリレー11を駆動
するための電磁コイルの一端に接続されている。さら
に、ダイオードD2のカソードは抵抗R3を介して端子
82と接続されている。そして、出力端子73の電位は
基準電位GNDとなされている。
【0042】バッテリ10のマイナス側は、基準電位G
ND、端子83および前記リレー11の電磁コイルの他
端に接続されている。リレー11は、通常時すなわち常
用電源1から電力が供給されているきには、端子a3が
端子a2に接続し、非常時すなわち常用電源1が停電し
たような場合には、端子a3が端子a1に接続するよう
になっている。
【0043】さらに、リレー11の端子a3は公知のプ
ッシュプル回路で構成された高周波点灯装置4の端子9
5と接続されている。
【0044】また、端子95と基準電位GNDとの間に
は制御装置8を構成する抵抗R8、抵抗R9およびトラ
ンジスタQ4のコレクタ・エミッタ回路で構成される第
1の直列回路が接続されている。また、同様に、抵抗R
5、端子84、抵抗R6および抵抗R7で構成される第
2の直列回路が接続されている。
【0045】そして、12はPWM信号発生装置であっ
て、このPWM信号発生装置12の端子96は前記端子
95と、端子97は端子84と、端子98は基準電位G
NDと、端子99は抵抗R4を介してトランジスタQ4
のベースと接続されている。前記トランジスタQ4のベ
ースは抵抗R26を介して基準電位点GNDと接続され
ている。また、前記端子99は、トランジスタQ6のエ
ミッタ・コレクタおよびトランジスタQ5のコレクタ・
エミッタを介して基準電位点GNDと接続されている。
さらに、制御装置8を構成する前記トランジスタQ5の
ベースは端子82と接続され、前記抵抗R8および抵抗
R9の中間は端子76を介してトランジスタQ3のベー
スと接続されている。さらにまた、抵抗R6と抵抗R7
との中間はトランジスタQ7のエミッタと接続され、ト
ランジスタQ7のコレクタは基準電位GNDと接続され
ている。
【0046】また、高周波点灯装置4のトランジスタQ
3のエミッタは、コイルL1を介してインバータトラン
スT1の1次巻線L2の中間タップP2と接続されてい
る。前記1次巻線L2と並列にコンデンサC8が接続さ
れている。そして、前記トランジスタQ3のコレクタ
は、抵抗R17を介してトランジスタQ1のベースおよ
びインバータトランスT1の制御巻線L3の一端P4と
接続されるとともに、抵抗R18を介してトランジスタ
Q2のベースおよびインバータトランスT1の制御巻線
L3の他端P5と接続されている。さらに、インバータ
トランスT1の1次巻線L2の一端P1は前記トランジ
スタQ1のコレクタ・エミッタ間を介して基準電位GN
Dに接続されていて、他端P3は前記トランジスタQ2
のコレクタ・エミッタを介して同じく基準電位GNDに
接続されている。
【0047】また、前記インバータトランスT1の2次
巻線L4の他端P7は基準電位GNDに接続されてい
て、2次巻線L4の一端P6は端子77および78にそ
れぞれ接続されている。そして、前記端子77は電流制
限用のバラストコンデンサC3および冷陰極放電ランプ
5を介して端子79に接続されていて、前記端子78は
同じく電流制限用のバラストコンデンサC3および冷陰
極放電ランプ6を介して端子80に接続されている。
【0048】また、前記端子79はランプ寿命および不
点検出回路7を構成するダイオードD7のアノードと、
抵抗R19を介して基準電位GNDとそれぞれ接続され
ている。そして、前記タイオードD7のカソードは端子
74と接続されるとともに、コンデンサC10および抵
抗R1の並列回路を介して基準電位GNDと接続されて
いる。同様に、前記端子80はランプ寿命および不点検
出回路31を構成するダイオードD8のアノードと、抵
抗R20を介して基準電位GNDとそれぞれ接続されて
いる。そして、前記ダイオードD8のカソードは端子7
5と接続されるとともに、コンデンサC1および抵抗R
21の並列回路を介して基準電位GNDと接続されてい
る。
【0049】また、前記端子74はダイオードD3およ
びD5のカソードと接続されていて、前記端子75はダ
イオードD4およびD6のカソードと接続されている。
そして、前記ダイオードD3およびD4の互いに接続さ
れたアノードは、抵抗R2およびLED9で構成される
直列回路を介して、前記制御装置8を構成するトランジ
スタQ6のベースに接続されている。さらに、前記ダイ
オードD5およびD6の互いに接続されたアノードは、
同じく前記制御装置8を構成するトランジスタQ7のベ
ースに接続されている。
【0050】図3は熱陰極形の放電ランプを使用した場
合の非常用点灯装置の一実施形態を示す回路図である。
【0051】図2と異なる部分について以下説明する。
図3において、端子77は電流制限用のバラストコンデ
ンサC12を介して放電ランプ15の一方のフイラメン
トの一端と接続されている。該フィラメントの他端はコ
ンデンサC16を介してランプ15の他方のフィラメン
トの一端と、該フィラメントの他端は端子79とそれぞ
れ接続されている。また、前記端子79はランプ寿命お
よび不点検出回路33を構成するダイオードD7のアノ
ードと、抵抗R22を介して基準電位GNDとにそれぞ
れ接続されていて、前記ダイオードD7のカソードは端
子74と接続されるとともに、コンデンサ14および抵
抗R23で構成される並列回路を介し基準電位GNDと
接続されている。
【0052】同様に、前記端子78は電流制限用のバラ
ストコンデンサC13を介し放電ランプ16の一方のフ
ィラメントの一端と接続されいる。該フィラメントの他
端は、コンデンサC17を介してランプ16の他方のフ
ィラメントの一端と接続されている。該フィラメントの
他端は端子80に接続されている。
【0053】また、前記端子80はランプ寿命および不
点検出回路32を構成するダイオードD8のアノード
と、抵抗R25を介して基準電位GNDとにそれぞれ接
続されている。前記ダイオードD8のカソードは端子7
5と接続されるとともに、コンデンサC15および抵抗
R25で構成される並列回路を介して基準電位GNDに
接続されている。
【0054】なお、上記不点検出部32および33にお
ける素子配列は、前記不点検出部7および31における
素子配列(構成)と同様であるが、前者、即ち不点検出
部32および33における素子の各定数は、ランプ寿命
末期または不点を検出した場合に、前記調光制御回路8
のトランジスタQ6には作用する(オンさせる)が、ト
ランジスタQ7には作用しない(オンさせない)ような
定数を有する素子で構成されている。
【0055】次に、以上のように構成された本発明の非
常灯点灯装置の動作について説明を行う。
【0056】図4は本発明である非常灯点灯装置の動作
を示したフローチャートである。
【0057】図5は正常時における本発明である非常用
点灯装置の放電灯及びLEDの点灯状態を示した図であ
る。
【0058】図6は異常時における本発明である非常用
点灯装置の放電灯及びLEDの点灯状態を示した図であ
る。
【0059】図7は放電灯の放電時間を制御するPWM
信号と放電灯の放電時間との関係を示した図である。
【0060】以下に、前記図4のフローチャートを用
い、前記図2、図3、図5、図6及び図7を参照しなが
ら説明を行う。
【0061】先ず、常用電源電圧は正常であるか即ち常
用流電源1が正常に直流電源装置2へ供給されているか
(ステップsl)によってリレー11が切り換わる。正
常である場合には、リレー11の端子a3が端子a2に
接続して、直流電源装置2からの直流電圧が後段の各回
路に供給される。また、制御装置8を構成するトランジ
スタQ5のベースにベース電流が供給され、トランジス
タQ5がオン状態となる。
【0062】次に、非常用点灯装置に取り付けられた放
電灯の中に、寿命末期または不点の放電灯(接触不良や
取り外されている場合も含む)が有るかどうか(ステッ
プs14)が、ランプ寿命および不点検出回路によりチ
ェックされる。寿命末期または不点の放電灯が無けれ
ば、前記ランプ寿命および不点検出回路の接続点Bまた
はCは高電位であるため、前記制御装置8を構成するト
ランジスタQ6およびQ7のベースから電流が引かれる
ことは無い。したがって、トランジスタQ6およびQ7
はオフ状態となり、放電灯の調光制御を行う図7(a)
に示すPWM信号がR5とR6+R7で決められたレベ
ル(端子84で決定される)Hの期間中にトランジスタ
Q4がオン状態となる。このため、直流電源供給ライン
Vccと基準電位GND間に接続された抵抗R8、抵抗
R9及びトランジスタQ4のコレクタ・エミッタで構成
される直列回路に電流が流れ、該直列回路中の抵抗R8
及び抵抗R9の中間に、前記高周波点灯装置4のトラン
ジスタQ3のベースから電流が引かれ、トランジスタQ
3がオン状態となり、高周波点灯装置4を構成する2つ
のトランジスタQ1およびQ2のベースにベース電流を
供給していずれか一方をオンする。そして、発振を開始
すると、制御巻線L3の出力電圧の正帰還により、前記
2つのトランジス夕のオン、オフが反転され、発振を継
続する。これにより前記インバータトランスTIの一次
巻線L2に高周波電圧が発生する。そして、この高周波
電圧は、該インバータトランスTIにより、その巻線比
NI:N2で決まる高周波電圧に変換たとえば昇庄さ
れ、電流制限用のバラストコンデンサを介して各放電灯
に供給(印加)される。これにより、前記図7(a)の
放電電流が流れ、各放電灯は間欠的にランプ電力を供給
され(ステップS17)て点灯(発光)する。尚、この
ときの非常用点灯装置の放電灯及びLEDの点灯状態
は、図5(a)に示す通り、LEDは消灯状態で、放電
灯は2灯とも点灯した状態である。
【0063】次に、前記ステップs14で、ランプ寿命
および不点検出回路により寿命末期または不点ランプが
検出された場合には、前記ランプ寿命および不点検出回
路の接続点BまたはCの電位が基準電位GNDに落ちる
ため、前記制御装置8を構成するトランジスタQ6のベ
ースから電流が引かれ、トランジスタQ6はオン状態と
なる。すると、前述した通り、常用電源1から電力の供
給を受けている期間はトランジスタQ5は常にオン状態
であるので、前記PWM信号発生回路12の端子99か
ら出力されるPWM信号は、トランジスタQ6のコレク
タ・エミッタおよびトランジスタQ5のコレクタ・エミ
ッタを介して基準電位GNDに流れてしまい、前記トラ
ンジスタQ4がオンしなくなり、前記高周波点灯装置4
が発振を起こさなくなり、全ての放電灯への電力供給が
停止する(ステップs15)。
【0064】また、前記トランジスタQ6のベースから
基準電位GNDに引かれた電流によりLED9が点灯す
る(ステップs16)。尚、このときの非常灯点灯装置
の放電灯およびLEDの点灯状態は、図5(b)、
(c)に示す通りLEDは発光(点灯)状態で、放電灯
は2個とも消灯した状態となる。
【0065】次に、常用電源1から直流電源装置2への
給電が停止すると、リレー11の端子a3が端子a1に
接続してバッテリー10からの直流電圧が、後段の各回
路に供給される(ステップs2)ようになる。これによ
り前記制御装置8を構成するトランジスタQ5のベース
に電流が供給されなくなり、トランジスタQ5は常にオ
フ籾態となる。
【0066】今、使用されている放電灯が冷陰極放電灯
(ステップs3)であるとすると、次に、非常用点灯装
置に取り付けられた放電灯の中に、寿命末期または不点
の放電灯(接触不良や取り外されている場合も含む)が
有るかどうか(ステップs4)が、ランプ寿命および不
点検出回路によりチェックされる。寿命末期または不点
の放電灯が無ければ、前述の通り制御装置8を構成する
トランジスタQ6およびQ7のベースから電流が引かれ
ることは無い。このため、トランジスタQ6およびQ7
はオフ状態となり、PWM信号がHの期間トランジスタ
Q4がオン状態となり、高周波点灯装置4のトランジス
タQ3ベースから電流が引かれ、トランジスタQ3がオ
ン状態となる。これにより、高周波点灯装置4が発振を
起こし、前記図7(a)の放電電流が流れ、放電灯は間
欠的にランプ電力を供給され(ステップs5)て点灯す
る。
【0067】なお、このときの非常用点灯装置の放電灯
及びLEDの点灯状態は図6(a)に示す通りであり、
LEDは消灯状態で、放電灯は2個とも点灯した状態で
ある。
【0068】次に、前記ステップs4で、ランプ寿命お
よび不点検出回路により寿命末期または不点ランプが検
出された場合には、前記ランプ寿命および不点検出回路
の接続点BまたはCの電位が基準電位GNDに落ちる。
このため、前記制御装置8を構成するトランジスタQ6
のベースから電流が引かれ、トランジスタQ6はオン状
態となる。このとき、トランジスタQ6のベースから引
かれる電流によって、LED9が発光(点灯)する(ス
テップs7)。ところで、前述した通り、バッテリ10
から電力の供給を受けている期間は、常用電源1から電
力の供給は停止した状態であって、トランジスタQ5は
常にオフ状態である。したがって、寿命末期または不点
ランプを検出したランプ寿命および不点検出回路の接続
点BまたはCに、トランジスタQ6のベースから電流が
引かれ、トランジスタQ6がオン状態となっていても、
Q5がオフであるために、前記PWM信号発生回路12
の端子99から出力されるPWM信号はトランジスタQ
4のベースに供給されて(トランジスタQ5は常にオフ
状態であるため)、抵抗R5とR6の分圧されたレベル
により決まる端子84の値により発生するPWM信号の
Hの期間、前記トランジスタQ4がオンすると同時にト
ランジスタQ3がオンし、前記高周波点灯装置4が発振
を起こし、放電ランプに対して電力の供給を行うよう動
作する。
【0069】今、寿命末期または不点ランプの数がm個
であったとすると、冷陰極放電灯の場合、前記m個の不
点ランプによる照度の低下を補うために、残った正常な
放電灯を、通常の照度に対して約n/(n−m)倍の照
度(nは放電灯の全数)で点灯させる。尚、本実施例で
は前述した通り、本非常用点灯装置に設けられている放
電灯灯の数を2個としているので、寿命末期または不点
ランプの数が1個(m=1であったとすると、前記式か
ら計算して、2倍の照度で前記冷陰極放電灯を点灯(ス
テップs8、s9)させることになる。
【0070】これは、次のようにして実現される。即
ち、前記寿命末期または不点ランプが検出されると、ラ
ンプ寿命および不点検出回路の接続点BまたはCに、ト
ランジスタQ6のベースから電流を引かれるが、同時
に、トランジスタQ7のベースからも電流を引かれる。
すると、トランジスタQ7がオンし、抵抗R7が短絡さ
れたのと等価な状態となり、端子84の電位が下がるこ
とになり、これと接続されている前記調光制御回路8の
有する端子97の電位がさがる。一方、PWM信号発生
回路12は、端子97から入力される電位が下がると、
PWM信号のH(ハイレベル)の期間が増加するように
なっているため、前記PWM信号発生回路12からは、
図7(b)に示すようなPWM信号力発生されるように
なる。同図から明らかなように、図7(a)と比べ、P
WM信号のHの期間が約2倍になっていることがわか
る。これにより前記高周波点灯装置4の発振が約2倍と
なり、図7(b)に示す放電電流が放電ランプを流れる
ことで、2倍の照度で前記放電灯が点灯することにな
る。尚、このときの非常用点灯装置の冷陰極放電灯およ
びLEDの点灯状態は、図6(b)に示す通りであり、
LBDは発光(点灯)状態で、放電灯は1個点灯した状
態である。尚、図示はしていないが、冷陰極放電灯は通
常の2倍の照度で点灯している。
【0071】次に、図2の回路上には示していないが例
えば接続点Aを流れる電流が0Aの場合、即ち全放電灯
(本実施例では2個の放電灯)が寿命末期または不点で
有る場合には、トランジスタQ3を強制的にオフし、高
周波点灯装置4の発振を停止させて、各放電灯への電力
の供給を停止するようにする(ステップs8、sl
0)。なお、このときの非常用点灯装置の放電灯及びL
EDの点灯状態は図6(c)に示す通りであり、LED
は発光(点灯)状態で、放電灯は全て消灯した状態であ
る。
【0072】次に、使用されている放電灯が熱陰極放電
灯(ステップs3)であるとすると、非常灯点灯装置に
取り付けられた放電灯の中に、寿命末期または不点の放
電灯(接触不良や取り外されている場合も含む)が有る
かどうか(ステップsll)がランプ寿命および不点検
出回路によりチェックされる。寿命末期または不点の放
電灯が無ければ、前述と同様に制御装置8を構成するト
ランジスタQ6及びQ7はオフ状態となり、PWM信号
がHの期間トランジスタQ4がオン状態となり、高周波
点灯装置4のトランジスタQ3がオンとなり、高周波点
灯装置4は、前記図7(a)のPWM制御信号に従い、
間欠的に発振を起こし、放電ランプに電力が共給され
(ステップs13)点灯する。このときの非常灯点灯装
置の放電灯及びLEDの点灯状態は、図6(a)に示す
通りであり、LEDは消灯状態で、放電灯は2個とも点
灯した状態である。
【0073】次に、前記ステップs11で、ランプ寿命
および不点検出回路により寿命末期または不点ランプが
検出された場合には、前述した通りトランジスタQ6は
オン状態となり、このとき、トランジスタQ6のベース
から引かれる電流によって、LED9が発光(点灯)す
る(ステップs7)。また、放電灯への電力の供給がバ
ッテリ10から行われている時(非常時)には、トラン
ジスタQ5は常にオフ状態であるので、トランジスタQ
6がオン状態であっても、前記PWM信号発生回路12
の端子99から出力されるPWM信号は、トランジスタ
Q4のベースに供給されて、PWM信号がHの期間、前
記トランジスタQ4がオンし、同時にトランジスタQ3
もオンして、前記インバータ回路4が発振を起こし、正
常な放電灯に対して電力の供給を行うように動作するよ
うになっている。尚、このとき、前記冷陰極放電灯の場
合のように、残りの正常な放電灯を通常の照度に対して
約n/(n−m)倍の照度(nは放電灯の全数、mは不
点放電灯の数)で点灯させることは行わないで、通常の
照度にて点灯させる(ステップs13)。これは、熱陰
極放電灯は前記冷陰極放電灯と異なり、フィラメントを
有しているため、定格を大きくこえた電力を供給する
と、破壊される可能性(特にフィラメント電極)が高い
ためである。なお、このときの非常灯点灯装置の放電灯
及びLEDの点灯状態は、図6(b)に示す通りであ
り、LEDは発光(点灯)状態で、放電灯は1個点灯し
た状態である。
【0074】また、前述の通り、図2の回路上には示し
ていないが、たとえば接続点Aを流れる電流が0Aの場
合、即ち全熱陰極放電灯(本実施例では2個の放電灯)
が寿命末期または不点で有る場合には、トランジスタQ
3を強制的にオフし、インバータ回路4の発振を停止さ
せて、各放電灯への電力の供給を停止するようにするこ
ともできる。なお、このときの非常灯点灯装置の放電灯
及びLEDの点灯状態は、図6(b)に示す通りであ
り、LEDは発光(点灯)状態で、熱陰極放電灯は全て
消灯した状態である。
【0075】図8は直流電源装置の一例を示す回路図で
ある。図8において、整流回路17には常用電源1より
電力が供給されていて、整流回路17の両端は、コンデ
ンサC4の両端及び、トランスTIの1次巻線N1とト
ランジスタQ10のコレクタ・エミッタとで構成された
直列回路に接続されている。また、前記トランジスタQ
10のベースにはベース駆動信号発生回路1よ信号が入
力されている。
【0076】また、トランスT1の2次巻線N2の一端
には、ダイオードD10のアノードが接続されていて、
ダイオードD10の力ソードとトランスT1の2次巻線
N2の他端との間にはコンデンサC5が接続されてい
る。そして、前記ダイオードD10のカソードはトラン
ジスタQ8のエミッタ及び抵抗R10を介して同じくト
ランジスタQ8のベースと接続されている。さらに、前
記トランジスタQ8のベースは端子85と接続されてい
て、端子85は抵抗R12を介して端子87と、端子8
7は抵抗R13を介して端子86とそれぞれ接続されて
いる。
【0077】また、前記トランジスタQ8のコレクタ
は、抵抗R11及びLED(充電モニタ)26を介して
前記トランスT1の2次巻線N2の他端及び端子86と
接続されている。尚、端子85は図示しないバッテリの
プラス側に接続され、端子86は同じく図示しないバッ
テリのマイナス側に接続されていて、端子87は停電検
出信号を図示しない後段の回路に出力している。
【0078】以上のように構成された従来の電源回路の
動作について以下に説明を行う。
【0079】常用電源1は整流回路17により整流さ
れ、コンデンサC4により平滑され、該コンデンサC4
の両端に発生した直流電圧は、トランスT1の1次側巻
線N1とトランジスタQ10のコレクタ・エミッタ間路
で構成される直列回路の両端に供給される。また、前記
トランジスタQ10のベースはベース駆動信号発生回路
18からの駆動信号により、所定の間隔(周波数)でオ
ン・オフが行われ、該トランジスタQ11のスイッチン
グにより1次巻線NIを流れる電流、電圧に周期的な変
化が生じることにより、前記トランスT1の2次巻線N
2に交流信号(電力)が誘起される。
【0080】一方、前記トランスT1の2次巻線N2に
生じた交流信号は、ダイオードD10及びコンデンサC
5により整流、平滑され、コンデンサC5の両端に発生
した直流電流は、該コンデンサC5のプラス側から、抵
抗R10、R12、R13の直列回路を通り、コンデン
サC5のマイナス側に戻る閉回路を構成している。ま
た、この過程でトランジスタQ8がオンされて、LED
(充電モニタ)26を点灯させる。これは、端子85、
86間にバッテリが未接続の場合(バッテリ充電が行わ
れていない状態)であっても、常用電源1からの電力の
供給が有る限り継続される。これは、充電モニタ回路と
停電検出信号回路とが分離して構成されていることに起
因している。
【0081】図9は直流電源装置の他の例を示す回路図
である。図9において、トランスT1の1次側回路につ
いては図8と同様であるので省略する。トランスT1の
2次巻線N2の一端には、ダイオードD9のアノードが
接続されていて、ダイオードD9のカソードとトランス
T1の2次巻線N2の他端との間にはコンデンサC7が
接続されている。そして、前記ダイオードD9のカソー
ドはトランジスタQ9のエミッタ、抵抗R14を介して
同じくトランジスタQ9のベース及び端子88と接続さ
れている。また、該トランジスタQ9のコレクタは、L
ED(充電モニタ)26を介して端子90と接続されて
いる。さらに、前記端子90は抵抗R15を介して、端
子89及び前記トランスT1の2次巻線N2の他端と接
続されている。尚、端子88は図示しないバッテリのプ
ラス側に接続され、端子89は同じく図示しないバッテ
リのマイナス側に接続されていて、端子90は停電検出
信号を図示しない後段の回路に出力している。
【0082】以上のように構成された本発明による電源
回路の動作について以下に説明を行う。
【0083】常用電源1は整流回路17により整流さ
れ、コンデンサC6により平滑され、該コンデンサC6
の両端に発生した直流電圧は、トランスT1の1次巻線
N1とトランジスタQ11のコレクタ、エミッタ間路で
構成される直列回路の両端に供給される。また、前記ト
ランジスタQ11のベースはベース駆動信号発生回路1
8からの駆動信号により、所定の間隔(周波数)でオン
・オフが行われ、該トランジスタQ11のスイッチング
により一次巻線NIを流れる電流、電圧に周期的な変化
が生じることにより、前記トランスT1のニ次巻線N2
に交流信号(電力)が誘起される。
【0084】一方、前記トランスT7の一次巻線N2に
生じた交流信号は、ダイオードD9及びコンデンサC7
により整流、平滑され、コンデンサC7の両端に発生し
た直流電流は、端子88、89間にバッテリが接続(バ
ッテリ充電が行われている状態)されていれば、該コン
デンサC7のプラス側から、抵抗R14、端子88、バ
ッテリ及び端子89で構成される直列回路を通り、コン
デンサC7のマイナス側に戻る閉回路が形成され、この
閉回路を流れる電流によって、トランジスタQ9がオン
され、LED(充電モニタ)26を点灯させる。また、
端子88、89間にバッテリが接続されていないとき
は、前記閉回路を流れる電流が発生しないため、LED
(充電モニタ)26は点灯しない。これは、充電モニタ
回路と停電検出信号回路の一部を兼用したことに起因し
ている。さらに、このようにすることで、部品点数を削
減できるという効果をも発生せしめている。
【0085】次に、本電源装置(回路)を既述の非常灯
点灯装置に応用した場合について説明を行う。
【0086】図10は本発明である非常灯点灯装置の電
力供給源として図9の直流電源装置を使用した堤合の一
実施例を示した回路図である。
【0087】図11は本発明である非常灯点灯装置の電
力供給源として図9の直流電源装置を使用した場合にお
ける非常灯点灯装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【0088】図10は、前記図2に示した回路図の中
で、常用電源1および直流電源装置2を、図9の直流電
源装置25で置き換えた場合の回路図を示している。前
記図2の構成で説明した部分及び前記図9で説明した部
分については、説明を省略する。図10において、直流
電源装置25の端子88は切換部28の端子71および
72と接続されていて、端子89は端子73、即ち基準
電位GNDと接続されていて、端子90は調光制御回路
8の端子84と接続されている。
【0089】次に以上のように構成された非常灯点灯装
置および電源装置の動作について、図11のフローチャ
ートを用いて説明を行う。なお、前記図4のフローチャ
ートで説明した動作と異なった部分についてのみ説明を
行う。
【0090】ステップtlで、停電等の発生により、常
用電源1の直流電源装置2への供給が停止すると、リレ
ー11の端子a3が端子a1に接続して、バッテリ10
からの直流電圧が、後段の各回路に供給されるようにな
る。これとともに、前記直流電源装置25の充電モニタ
が消灯(ステップt2)し、バッテリ10の充電が行わ
れなくなったことを外部に知らせる。これにより、前記
調光制御回路8を構成するトランジスタQ5のべ−スに
電流が供給されなくなり、トランジスタQ5は常にオフ
状態となる。
【0091】今、使用されている放電灯が冷陰極放電灯
(ステップt3)であるとすると、次に、非常灯点灯装
置に取り付けられた放電灯の中に、寿命末期または不点
の放電灯(接触不良や取り外されている場合も含む)が
あるかどうか(ステップt4)が、ランプ寿命および不
点検出回路によりチェックされて、無ければ前述の通
り、調光制御回路8を構成するトランジスタQ6および
Q7はオフ状態となり、PWM信号がHの期間トランジ
スタQ4がオン状態となり、インバータ回路4のトラン
ジスタQ3がオン状態となり、インバータ回路4が発振
を起こして、前記図7(a)の放電電流が流れている時
間だけ間欠的に放電ランプに電力が供給され(ステップ
t5)点灯する。ところで、前記電源装置25の端子9
0からは、停電検出信号51が調光制御回路8の端子8
4へ送られているため、停電検出信号51の通知が無い
ときのPWM信号がHで有る期間が該停電検出信号51
により補正される。即ち、放電灯の照度が所定の値だけ
減少又は増大される(ステップt6)。尚、このときの
非常灯点灯装置の放電ランプ及びLEDの点灯状態は、
図6(a)に示す通りである。
【0092】次に、前記ステップt4で、ランプ寿命お
よび不点検出回路により寿命末期または不点ランプが検
出された場合には、前記ランプ寿命および不点検出回路
の接続点BまたはCの電位が基準電位点GNDに落ち、
トランジスタQ6はオン状態となる。このとき、トラン
ジスタQ6のベースから引かれる電流によって、LED
9が発光(点灯)する(ステップt7)。ところで、前
述した通り、バッテリ10から電力の供給を受けている
期間は、商用交流電源1から電力の供給は停止した状態
であって、トランジスタQ5は常にオフ状態であるの
で、前記PWM信号発生回路12の端子99から出力さ
れるPWM信号は、トランジスタQ4のベースに供給さ
れて、PWM信号がHの間、前記トランジスタQ4がオ
ンし、同時にトランジスタQ3もオンして、前記インバ
ータ回路4が発振を起こし、放電灯に対して電力の供給
が行われるようになっている。
【0093】次に、寿命末期または不点のランプが1個
であったとすると、通常の照度に対して約n/(n−
m)倍の照度(nは放電灯の全数、mは不点ランプの
数)で放電ランプ(冷陰極)を点灯させる。尚、本実施
例では前述した通り、本非常灯点灯装置に設けられてい
る放電灯の数を2個としているので、2倍の照度で前記
放電灯(冷陰極)を点灯(ステップt8,t9)させる
ことになる。これは、前記寿命末期または不点ランプが
検出されたランプ寿命および不点検出回路の接続点Bま
たはCに、トランジスタQ6のベースから電流を引かれ
ると伴に、トランジスタQ7のベースからも電流を引か
れることになる。するとトランジスタQ7がオンし、抵
抗R7が短絡されたのと等価な状態となり、端子84の
電位が下がることになり、これと接続されている前記調
光制御回路8の有する端子97の電位がさがる。一方、
既述したように、PWM信号発生回路12は、端子97
から入力される電位が下がると、PWM信号のHの期間
が増加するようになっているため、前記PWM信号発生
回路12からは、図7(b)に示すようなPWM信号が
発生されるようになる。同図から明らかなように、図7
(a)と比べ、PWM信号のHの期間が約2倍になって
いることがわかる。これにより前記インバータ回路4の
発振が約2倍となり、図7(b)に示す放電電流が放電
ランプを流れることで、約2倍の照度で、前記放電ラン
プ(冷陰極)が点灯することになる。ところで、前記電
源装置25の端子90からは、停電検出信号51が調光
制御回路8の端子84へ送られているため、停電検出信
号51の通知が無いときのPWM信号がHで有る期間が
該停電検出信号51により補正され、放電ランプの照度
が所定の値だけ減少又は増大される(ステップt6)。
尚、このときの非常灯点灯装置の放電ランプ及びLED
の点灯状態は、図6(b)に示す通りである。
【0094】一方、図2の回路上には示していないが、
例えば接続点Aを流れる電流が0Aの場合、即ち全ラン
プ(本実施例では2個のランプ)が寿命末期または不点
で有る場合には、トランジスタQ3を強制的にオフし、
インバータ回路4の発振を停止させて、各放電ランプへ
の電力の供給を停止するようにする(ステップt8、t
10)。尚、このときの非常灯点灯装置の放電ランプ及
びLEDの点灯状態は図6(c)に示す通りである。
【0095】図12は本発明の他の実施形態を示す回路
図である。本実施形態において、図2の異なる部分につ
いて説明する。本実施形態は、寿命末期検出装置7’、
31’を設けたものである。そして、寿命末期検出装置
7’と31’とは同様に構成されているので、寿命末期
検出装置7’についてのみ説明する。冷陰極放電灯5に
はコンデンサC71が直列接続され、このコンデンサC
71に抵抗R71およびR72の直列回路が接続されて
いる。そして、これら抵抗R71およびR72の直列回
路の両端には、ダイオードD71およびD72がそれぞ
れのカソードが共通接続されるように設けられている。
また、ダイオードD71およびD72それぞれのカソー
ドと、共通電位GNDとの間にコンデンサC72および
抵抗R73の並列回路が設けられている。なお、冷陰極
放電灯6に対しては、同様に、コンデンサC311、C
312、抵抗R311、R312、R313ダイオード
D311、D312が設けられている。
【0096】前記寿命末期検出装置7’のB点はダイオ
ードD3およびD5の共通接続されたアノードに接続さ
れ、前記寿命末期検出装置31’のC点はダイオードD
4およびD6の共通接続されたアノードに接続されてい
る。前記ダイオードD3およびD4のカソードは共通接
続され、抵抗R2、LED9を介してNPN形トランジ
スタQ6’のベースに接続されている。このトランジス
タQ6’のコレクタはトランジスタQ5のエミッタに接
続され、エミッタは共通電位GNDに接続されている。
【0097】また、前記ダイオードD5およびD6のカ
ソードは共通接続されて、NPN形のトランジスタQ
7’のベースに接続されている。
【0098】本実施形態は、通常時において冷陰極形放
電灯5、6のいずれかが寿命末期になると、寿命末期検
出装置7’、31’のいずれかがこれを検出する。すな
わち、たとえば例陰極放電灯5が寿命末期になると、コ
ンデンサC71には半波放電による直流電流が流れるよ
うになる。このため、コンデンサC71両端には直流成
分が表れ、その両端電圧が上昇するから、コンデンサC
72の電圧すなわちB点の電圧も上昇する。これによっ
て、ダイオードD3、LEDを介してトランジスタQ
6’のベース電流が流れる。また、ダイオードD4を介
してトランジスタQ7’のベース電流が流れる。
【0099】前述のように、トランジスタQ6’がオン
すると、PWM信号発生回路12の出力はトランジスタ
Q6’およびトランジスタQ5により短絡されてトラン
ジスタQ4をオンさせることがない。したがって、高周
波点灯装置4は発振を停止して高周波電圧を出力しな
い。
【0100】一方、非常時には、トランジスタQ5がオ
フしているから、PWM信号発生回路12からの出力が
トランジスタQ4に供給される。また、トランジスタQ
7’がオンしていることにより、高周波点灯装置4の出
力が増大されるようになっている。このため、正常な冷
陰極放電灯6は、増光点灯される。
【0101】なお、本実施形態において、トランジスタ
Q7’を設けなければ、増光点灯しないようにできるこ
とが容易に理解できる。
【0102】図13は防災照明装置の一実施形態を示す
断面図、図14は同じく斜視図である。本実施形態は、
避難誘導灯を示している。131は防災照明器具本体
で、前面に誘導表示板132を有している。また、防災
照明器具本体内部には、誘導表示板132に対向して導
光板133が配設され、この導光板133の上部に冷陰
極放電灯134、135が配設されている。136は冷
陰極放電灯134、135を点灯する上記実施形態のよ
うな非常用点灯装置であり、137は反射板である。
【0103】
【発明の効果】請求項1または2記載の発明は、通常時
において、冷陰極放電灯が寿命末期状態になると、寿命
末期時の過電圧が点灯装置、冷陰極放電灯に印加し続け
ることによる破壊等の問題を防止でき、停電等の非常時
において、冷陰極放電灯が寿命末期状態になった場合に
は冷陰極放電灯が消灯することがなく、避難者の避難、
避難誘導を行うことができる。
【0104】請求項3記載の発明は、通常時において、
複数個の冷陰極放電灯の1灯でも不点になると、高周波
点灯装置の出力電圧値が低下するから、過電圧印加によ
る問題を防止たでき、停電等の非常時において、複数個
の冷陰極放電灯の1灯でも不点になると、残余の冷陰極
放電灯を強制点灯するから、避難者の避難、避難誘導を
行うことができる。
【0105】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明に加えて、非常時に冷陰極放電灯の一部が不点になっ
た場合には、残余の冷陰極放電灯を増光点灯するから、
光出力の低下分を補うことができる。
【0106】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明に加えて、通常時に光出力が無くなることを防止でき
る。
【0107】請求項6記載の発明は、バッテリの出力電
圧値と直流電源装置の出力電圧値とが略等しいから、高
周波点灯装置の設計が容易になる。
【0108】請求項7記載の発明は、寿命末期検出装置
または不点検出装置からの検出出力に基づいて表示する
表示装置を具備しているから、冷陰極放電灯の交換時期
を容易に認識できる。
【0109】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれかと同様の効果を奏する防災照明装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である非常灯点灯装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】放電ランプの電極が冷陰極であるランプを使用
した場合の非常灯点灯装置の一実施形態を示す回路図で
ある。
【図3】放電ランプの電極が熱険極であるランプを使用
した場合の非常灯点灯装置の一実施形態を示す回路図で
ある。
【図4】本発明である非常灯点灯装置の動作を示したフ
ローチャートである。
【図5】正常時における本発明である非常灯点灯装置の
放電ランプ及びLEDの点灯状態を示した図である。
【図6】異常時における本発明である非常灯点灯装置の
放電ランプ及びLEDの点灯状態を示した図である。
【図7】放電ランプの放電時間を制御するPWM信号と
放電ランプの放電時間との関係を示した図である。
【図8】電源装置を一例を示す回路図である。
【図9】電源装置の他の例を示す回路図である。
【図10】本発明である非常灯点灯装置の電力供給源と
して図9の電源装置を使用した場合の一実施例を示した
回路図である。
【図11】本発明である非常灯点灯装置の電力供給源と
して同じく図9の電源装置を使用した場合における非常
灯点灯装置の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明である非常用点灯装置の他の実施形態
を示す回路図である。
【図13】防災照明装置の一実施形態を示すの断面図で
ある。
【図14】同じく斜視図である。
【符号の説明】
1…常用交流電源 2…直流電源装置 3…電源切換装置 4…高周波点灯装置 5,6…冷陰極放電灯 7,31…不点検出回路 7’,31’…寿命末期検出回路 8…制御装置 9…LED 10…バッテリ 28…切換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H02M 7/48 9181−5H H02M 7/48 N (72)発明者 鎌田 征彦 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリと;常用交流電源の出力電圧から
    直流電圧を得る直流電源装置と;バッテリおよび直流電
    源装置のいずれかの出力電圧を供給されて高周波電圧に
    変換する高周波点灯装置と;高周波点灯装置への供給電
    圧を常時は直流電源装置とし、非常時にはバッテリとす
    る電源切換装置と;高周波点灯装置からの出力により点
    灯される冷陰極放電灯と;冷陰極放電灯の寿命末期を検
    出する寿命末期検出装置と;寿命末期検出装置からの検
    出出力に基づいて、高周波点灯装置が直流電源装置から
    給電されているときは高周波点灯装置の出力電圧を低下
    させ、高周波点灯装置がバッテリから給電されていると
    きは寿命末期の冷陰極放電灯を強制点灯させる制御装置
    と;を具備していることを特徴とする非常用点灯装置。
  2. 【請求項2】バッテリと;常用交流電源の出力電圧から
    直流電圧を得る直流電源装置と;バッテリおよび直流電
    源装置のいずれかの出力電圧を供給されて高周波電圧に
    変換する高周波点灯装置と;高周波点灯装置への供給電
    圧を常時は直流電源装置とし、非常時にはバッテリとす
    る電源切換装置と;互いに並列的に設けられ高周波点灯
    装置からの出力により点灯される複数個の冷陰極放電灯
    と;各冷陰極放電灯の寿命末期を検出する寿命末期検出
    装置と;寿命末期検出装置からの検出出力に基づいて、
    高周波点灯装置が直流電源装置から給電されているとき
    は高周波点灯装置の出力電圧を低下させ、高周波点灯装
    置がバッテリから給電されているときは寿命末期の冷陰
    極放電灯を強制点灯させる制御装置と;を具備している
    ことを特徴とする非常用点灯装置。
  3. 【請求項3】バッテリと;常用交流電源の出力電圧から
    直流電圧を得る直流電源装置と;バッテリおよび直流電
    源装置のいずれかの出力電圧を供給されて高周波電圧に
    変換する高周波点灯装置と;高周波点灯装置への供給電
    圧を常時は直流電源装置とし、非常時にはバッテリとす
    る電源切換装置と;互いに並列的に設けられ高周波点灯
    装置からの出力により点灯される複数個の冷陰極放電灯
    と;各冷陰極放電灯の不点を検出する不点検出装置と;
    不点検出装置からの検出出力に基づいて、高周波点灯装
    置が直流電源装置から給電されているときは高周波点灯
    装置の出力電圧を低下させ、高周波点灯装置がバッテリ
    から給電されているときは不点以外の冷陰極放電灯を点
    灯させる制御装置と;を具備していることを特徴とする
    非常用点灯装置。
  4. 【請求項4】バッテリと;常用電源の電圧を整流してバ
    ッテリに供給する直流電源装置と;バッテリおよび直流
    電源装置のいずれかの出力電圧を供給されて高周波電圧
    に変換する高周波点灯装置と;高周波点灯装置への供給
    電圧を常時は直流電源装置とし、異常時にはバッテリと
    する電源切換装置と;互いに並列的に設けられ高周波点
    灯装置からの出力により点灯される複数個の冷陰極放電
    灯と;各冷陰極放電灯の不点を検出する不点検出装置
    と;不点検出装置からの検出出力に基づいて、高周波点
    灯装置が直流電源装置から給電されているときは高周波
    点灯装置の出力電圧を低下させ、高周波点灯装置がバッ
    テリから給電されているときは不点の冷陰極放電灯を除
    く残余の冷陰極放電灯を増光点灯させる制御装置と;を
    具備していることを特徴とする非常用点灯装置。
  5. 【請求項5】バッテリと;常用電源の電圧を整流してバ
    ッテリに供給する直流電源装置と;バッテリおよび直流
    電源装置のいずれかの出力電圧を供給されて高周波電圧
    に変換する高周波点灯装置と;高周波点灯装置への供給
    電圧を常時は直流電源装置とし、異常時にはバッテリと
    する電源切換装置と;互いに並列的に設けられ高周波点
    灯装置からの出力により点灯される複数個の冷陰極放電
    灯と;各冷陰極放電灯の不点を検出する不点検出装置
    と;不点検出装置からの検出出力に基づいて、高周波点
    灯装置が直流電源装置から給電されているときは不点の
    冷陰極放電灯を除く残余の冷陰極放電灯を継続点灯さ
    せ、高周波点灯装置がバッテリから給電されているとき
    は不点の冷陰極放電灯を除く残余の冷陰極放電灯を増光
    点灯させる制御装置と;を具備していることを特徴とす
    る非常用点灯装置。
  6. 【請求項6】前記バッテリの出力電圧値と直流電源装置
    の出力電圧値とが略等しいことを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか一記載の非常用点灯装置。
  7. 【請求項7】寿命末期検出装置または不点検出装置から
    の検出出力に基づいて表示する表示装置を具備している
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一記載の非常
    用点灯装置。
  8. 【請求項8】防災照明器具本体と;防災照明器具本体に
    設けられた冷陰極放電灯と;冷陰極放電灯を点灯する請
    求項1〜6のいずれか一記載の非常用点灯装置と;を具
    備していることを特徴とする防災照明器具。
JP8104714A 1995-03-31 1996-04-01 非常用点灯装置および防災照明装置 Withdrawn JPH08330077A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006012631A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置および照明システム
JP2006286339A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Mitsubishi Electric Corp 誘導灯点灯装置
JP2010146889A (ja) 2008-12-19 2010-07-01 Panasonic Electric Works Co Ltd 非常用照明装置
US7929867B2 (en) 2002-10-24 2011-04-19 Nakagawa Laboratories, Inc. Emergency lamp and wireless emergency lamp data transmission system

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Effective date: 20041125