JPH08329971A - 二次電池 - Google Patents

二次電池

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JPH08329971A
JPH08329971A JP7138269A JP13826995A JPH08329971A JP H08329971 A JPH08329971 A JP H08329971A JP 7138269 A JP7138269 A JP 7138269A JP 13826995 A JP13826995 A JP 13826995A JP H08329971 A JPH08329971 A JP H08329971A
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secondary battery
positive electrode
negative electrode
battery
electrolyte
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JP7138269A
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Inventor
Tamotsu Yamamoto
保 山本
Kensuke Yoshida
賢介 吉田
Masami Tsutsumi
正己 堤
Isao Watanabe
勲 渡辺
Tsutomu Miyashita
勉 宮下
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/20Mountings; Secondary casings or frames; Racks, modules or packs; Suspension devices; Shock absorbers; Transport or carrying devices; Holders
    • H01M50/204Racks, modules or packs for multiple batteries or multiple cells
    • H01M50/207Racks, modules or packs for multiple batteries or multiple cells characterised by their shape
    • H01M50/213Racks, modules or packs for multiple batteries or multiple cells characterised by their shape adapted for cells having curved cross-section, e.g. round or elliptic
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 正極、負極及び電解質からなる一単位が、電
池内に2個以上備えられていることを特徴とする二次電
池。 【効果】 複数個の二次電池を用いた場合に存在する複
数個の安全装置を少なくとも1個、かつ一単位の個数よ
り少なくすることができ、電池容量に直接関与しない安
全装置の容積を減少させることができる。そのため、減
少した容積分だけ二次電池の正極及び負極活物質を増量
できるので、同容積で電池容量の大きな二次電池が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二次電池に関する。更
に詳しくは、本発明は、正極、負極及び電解質からなる
一単位が、1個の電池内に2個以上備えられた高電圧・
高容量の二次電池の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】リチウムを活物質とする負極と、金属の
酸化物、硫化物、塩化物或いはハロゲンの炭素化合物等
を活物質とする正極と、プロピレンカーボネート、エチ
レンカーボネート、ジメトキシエタン等の有機溶媒に過
塩素酸リチウム、ホウフッ化リチウム等の無機塩を溶解
した非水系の電解液とを備えたリチウム二次電池は、他
の二次電池に比べて、電圧が高い、エネルギー密度が高
い、自己放電が少ない等の利点を有している。
【0003】図10に従来の巻き形状のリチウム二次電
池の概略断面図を示す。図10中、2は安全装置、3は
正極、4は負極、6はセパレーター、7は正極リード、
8は負極リード、11は正極蓋、12は負極缶、13は
ガスケット、14はインシュレーター、15はセンター
ピンである。一方、電子機器、すなわち一般的な電子素
子の動力源には、5V以上の電圧が必要とされている。
しかし、リチウム二次電池の平均電圧は3.6Vであ
り、5V以上の電圧を1個の電池で確保することができ
ない。そのため、例えば、図11のように複数個の電池
を直列に接続し、電圧を高くして用いる必要がある。な
お、図11は従来の電池の使用例(直列接続)の概略断
面図であり、図10に示された二次電池が2個接続され
ている。図11中、1は正極、負極及び電解質からなる
一単位を示し、2は安全装置、16は正極端子を示して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記リチウム二次電池
は、負極の活物質として反応性の高いリチウムと、電解
質として可燃性の有機溶媒が用いられている。これらリ
チウムや有機溶媒は、二次電池内の圧力や温度を上昇さ
せることがある。そのため二次電池内の圧力の上昇を防
止する、或いは温度の上昇により電流を遮断する安全装
置2(図11参照)が用いられている。
【0005】このようなリチウム二次電池の内部に設置
された電池の容量に直接関与しない安全装置2は、電池
の容量の増加をさせることに対しての妨げになってい
た。しかもリチウム二次電池は、一般に他の二次電池に
比べて安全装置2の占める容積が大きく、その容積は二
次電池の全容積の約10%にもなる。また、複数個のリ
チウム二次電池を用いた場合、上記安全装置2は二次電
池と同数個存在することになり、その容積分の電池容量
が全体の容積に対して低くなるという課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、正極、
負極及び電解質からなる一単位が、電池内に2個以上備
えられていることを特徴とする二次電池が提供される。
特に、本発明の二次電池は、リチウム二次電池に用いる
ことが好ましい。本発明に使用できる負極は、特に限定
されないが、金属リチウム、リチウム−アルミニウム、
リチウム−鉛等のリチウム合金、あるいは炭素、銅等の
リチウムイオンを吸蔵−放出しうる物質が挙げられる。
負極の厚さは通常0.05〜0.2mmである。また、
負極には必要に応じてアルミニウム、銅等の金属からな
る負極集電体が設けられていてもよい。
【0007】本発明に使用できる正極は、例えば、正極
活物質、導電剤及び結着剤の混合物からなる。正極の厚
さは通常0.1〜0.2mmである。また、正極には必
要に応じてアルミニウム、銅等の金属からなる正極集電
体が設けられていてもよい。集電体の形状は、特に限定
されず、例えば、シート状等が挙げられる。また、正極
の形成方法は、例えば、シート状の集電体に前記混合物
を塗布した後、プレスする方法等が挙げられるが、この
方法に限定されない。
【0008】正極活物質は、電極作成時に活物質のリチ
ウムを担持しているものを使用することが好ましい。例
えば、リチウムを含有するカルコゲン化物、金属の酸化
物、金属の硫化物等が挙げられる。更に、具体的には、
LiCoO2 、LiNiO2、LiMnO2 等のカルコ
ゲン化物、V2 5 等の金属の酸化物、FeS2 等の金
属の硫化物が挙げられるが、これに限定されるものでは
ない。ここで、FeS 2 等の金属の硫化物は、一般に電
圧は低いが、電池容量が高いという特性を有しているこ
とが知られている。この金属の硫化物を正極活物質とし
て使用する場合であっても、本発明を利用して一単位を
複数個積層することにより、得られる二次電池を所望の
電圧に調整することができる。
【0009】導電剤は、正極の導電率を補う機能を有
し、アセチレンブラック等が使用できるが、これに限定
されない。結着剤は、正極活物質及び導電剤を接着する
機能を有し、テフロン樹脂、エチレン−プロピレン−ジ
エン三元共重合体等が挙げられるが、これらに限定され
ない。
【0010】本発明に使用できる電解質は、固体電解質
又は非水系溶媒に溶解された電解質が使用できる。固体
電解質としては、例えば、ポリエチレンオキシド(PE
O)等が挙げられる。また、非水系溶媒としては、例え
ば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、
ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメト
キシエタン、テトラヒドロフラン等が挙げられ、これら
を1種又は2種以上混合して使用することができる。
【0011】上記非水系溶媒に溶解される電解質として
は、例えば、過塩素酸リチウム、ホウフッ化リチウム、
六フッ化砒素リチウム、六フッ化リンリチウム等が挙げ
られ、これらを1種又は2種以上混合して使用すること
ができる。特に好ましい電解質は、エチレンカーボネー
トとジメチルカーボネートの1:1(体積比)混合溶液
からなる非水系溶媒に、濃度が1mol/リットルにな
るように六フッ化砒素リチウムを溶解した電解質であ
る。
【0012】本発明のリチウム二次電池は、正極と負極
との間に、電解質の保持のため及び正極と負極との短絡
を防止するためにセパレーターを設けてもよい。セパレ
ーターの材質は、電解質に溶かされず、加工が容易な絶
縁物であれば特に限定されない。具体的には、多孔質ポ
リプロピレン、多孔質ポリエチレン等が挙げられる。本
発明のリチウム二次電池の正極、負極及び電解質からな
る一単位は、電池内に併設される他の一単位との短絡及
び電解質の漏れを防止するために、例えば図2に示すよ
うに、密封シート9により封止されていてもよい。図2
は本発明のシート状のリチウム二次電池の概略断面図を
示す。図2中、3は正極、4は負極、電解質を保持する
6はセパレーター、7は正極リード、8は負極リード、
9は密封シートを示している。
【0013】密封シート9は、電解質に溶かされず、加
工の容易な絶縁物であり、薄膜形成(厚さ約20μm以
下)しても電池内部の充放電反応によって発生する圧力
に耐えうる強度を有する材質からなることが好ましい。
また、密封シート9自体による容量損失を低減するた
め、できるだけ薄いことが好ましい。具体的には、ポリ
プロピレン、ポリエチレン等が挙げられる。
【0014】密封シート9は、正極リード7と負極リー
ド8の端子の接続部を除いて、正極3、負極4及び電解
質からなる一単位の全体を封止する。封止の方法は、特
に限定されず、例えば熱溶着により容易に行うことがで
きる。本発明のリチウム二次電池は、上記図2の密封シ
ート9に覆われた正極3、負極4及び電解質からなる一
単位を、1個の電池内で2個以上組合わせることにより
形成される。例えば、高電圧を得るためには、2個以上
の正極3、負極4及び電解質からなる一単位を電池内で
直列に接続する。例えば、図3は2単位の直列接続のリ
チウム二次電池の模式図を示す。図3では、正極31と
負極41、及び正極32と負極42の2単位を直列に接
続するために、正極31の正極リード71と負極42の
負極リード82とを接続している。しかしながら、電解
液5を共用しているので、正極31と負極42が短絡
し、電極間で放電するために電池は作動しない。そこ
で、密封シートで各一単位を封止し、電解液5を分離す
ることにより電解液中のリチウムイオンの移動を阻止
し、短絡を防止する。図4は密封シートによって電解液
を分離した2単位の直列接続のリチウム二次電池の模式
図を示す。図4では、正極31、負極41及び電解液5
1、並びに正極32、負極42及び電解液52が、それ
ぞれ密封シート9で封止され、正極31の正極リード7
1と負極42の負極リード82が接続されている。この
ように各一単位を直列接続する場合には、密封シートを
備えることが好ましい。但し、各単位を並列に接続する
場合には、短絡は生じないので、密封シート9は備えな
くてもよい。
【0015】図1は本発明のリチウム二次電池の一例を
示す。ここで、図1中、1は図2の密封シートに覆われ
た正極、負極及び電解質からなる一単位が巻回して構成
されてなる部分であり、2は安全装置、16は正極端子
である。また、正極リード72と負極リード81は電池
内で接続されている。図1に示す本発明のリチウム二次
電池は、安全装置2が1個に集約されているので、図1
1に示す従来のリチウム二次電池と比較して、安全装置
2の1個分と正極端子16の1個分だけ容積が増加す
る。すなわち、本発明のリチウム二次電池内に備えられ
る安全装置の数は、少なくとも1個であって、二次電池
内に備えられている一単位の数より少なくすることがで
きる。従って、従来のリチウム二次電池に比べて、本発
明のリチウム二次電池は、容積の増加に伴って、電池容
量を増加させることができる。
【0016】更に、本発明のリチウム二次電池は、一般
的な電子素子の動力源として、5V以上の電圧が必要と
されている観点から、正極3、負極4及び電解質からな
る一単位を直列に接続することが好ましい。また、本発
明のリチウム二次電池は、正極3、負極4及び電解質か
らなる一単位を重ねて用いることが好ましい。これら好
ましい二次電池として、例えば図6〜8に示す二次電池
が挙げられる。
【0017】以下に説明する図6〜8は、図2の密封シ
ート9に覆われた正極3、負極4及び電解質からなる一
単位を2個積層し、かつ直列に接続した場合のシート状
の本発明のリチウム二次電池の概略断面図である。図6
〜8では、正極3、負極4及び電解質からなる一単位を
2個積層した場合を示しているが、3個以上積層するこ
とも可能である。なお、図6では、上側の一単位を構成
する正極を31、負極を41とし、下側の一単位を構成
する正極を32、負極を42としている。
【0018】まず、図6のリチウム二次電池は、2個の
図2の密封シート9に覆われた正極(31及び32)、
負極(41及び42)及び電解質からなる一単位を負極
41と42が対向するように配置し、更に正極31と負
極42が接続されている。また、図7のリチウム二次電
池は、2個の図2の密封シート9に覆われた正極(31
及び32)、負極(41及び42)及び電解質からなる
一単位を負極41と正極32が対向するように配置し、
更に正極32と負極41が接続されている。
【0019】更に、図8のリチウム二次電池は、2個の
図2の密封シート9に覆われた正極(31及び32)、
負極(41及び42)及び電解質からなる一単位を正極
31と32が対向するように配置し、更に正極32と負
極41が接続されている。また、本発明のリチウム二次
電池は、電気容量の増加の観点から、正極3、負極4及
び電解質からなる一単位を並列に接続することもでき
る。また、本発明のリチウム二次電池は、並列接続の場
合も、直列接続と同様にして、正極3、負極4及び電解
質からなる一単位を重ねて用いることができる。例えば
図9に示す二次電池が挙げられる。図9は、図2の密封
シート9に覆われた正極3、負極4及び電解質からなる
一単位を2個積層し、かつ並列に接続した場合のシート
状の本発明のリチウム二次電池の概略断面図である。図
9のリチウム二次電池は、2個の図2の密封シート9に
覆われた正極(31及び32)、負極(41及び42)
及び電解質からなる一単位を負極41と正極32が対向
するように配置し、更に正極31と正極32、及び負極
41と負極42が、それぞれ接続されている。
【0020】本発明のリチウム二次電池の形状は、円筒
型、角形、ボタン型、シート型等、いずれでもよい。特
に正極3、負極4及び電解質からなる一単位を巻回又は
つづら折りした円筒型又は角型が好ましいが、これに限
定されるものではない。また二次電池の形成方法は、特
に限定されず、公知の方法にて製造することができる。
【0021】
【作用】本発明の二次電池は、正極、負極及び電解質か
らなる一単位が、電池内に2個以上備えられていること
を特徴とする。従って、複数個の二次電池を用いた場合
に存在する複数個の安全装置を少なくとも1個以上、か
つ一単位の個数より少なくすることができ、電池容量に
直接関与しない安全装置の容積を減少させることができ
る。そのため、減少した容積分だけ二次電池の正極及び
負極活物質を増量できるので、同容積で電池容量の大き
な二次電池が得られる。
【0022】また、正極、負極及び電解質からなる一単
位が、密封シートで封止され、他の一単位と直列に接続
されてなることにより、一般的な電子素子の動力源とし
て必要とされる5V以上の電圧が得られる。更に、正
極、負極及び電解質からなる一単位が、他の一単位と並
列に接続されてなることにより、高い電気容量が得られ
る。
【0023】また、正極、負極及び電解質からなる一単
位が、他の一単位に重ねられてなることにより、容易に
本発明の二次電池が得られる。
【0024】
【実施例】
(実施例1)正極活物質であるLiCoO2 、導電剤と
してのアセチレンブラック及び結着剤としてのテフロン
樹脂を重量比で6:1:1の割合で混合した。集電体と
して機能する厚さ20μmのアルミニウムシート(面積
45×300mm2 )上に混合物を塗布、プレスして正
極3を2個作成した。更に、正極3に正極リード7を配
設した。
【0025】負極4は、厚さ0.1mmのリチウムシー
ト(面積45×300mm2 )とし、負極リード8を配
設した。正極と同様、負極4も2個作成した。電解質
は、エチレンカーボネートとジメチルカーボネートの
1:1(体積比)混合溶液からなる非水系溶媒に、濃度
が1mol/リットルになるように六フッ化砒素リチウ
ムを溶解することにより調整した。
【0026】得られた構成部材を用いて、図5に示され
る正極3、負極4及び電解質からなる一単位を封止する
密封シートを組み立てた。まず、正極3と負極4をポリ
プロピレン製多孔質セパレーター6を介して合わせた。
この電解質を含まない一単位1が巻回された際、一単位
1の円筒側面が被覆されるように、一単位の最外部(巻
回終了側)に、厚さ20μmのポリプロピレン製の密封
シート(側面)91を貼りつけ、巻回した。次に、密封
シート91(側面)の巻回終了端を熱溶着し、密封シー
ト(下部)93を、負極リード8をスリット102から
引き出すようにして合わせ、円周部分を熱溶着した。更
に、負極リード8が引き出されたスリット102の部分
も、電解質が漏れないように熱溶着し、調製しておいた
電解質を正極3及び負極4に充分に含浸させた。
【0027】次いで、密封シート(上部)92を、正極
リード7をスリット101から引き出すようにして合わ
せ、円周部分を熱溶着した。更に、正極リード7が引き
出されたスリット101の部分も、電解質が漏れないよ
うに熱溶着した。得られた2個の密封シート9に覆われ
た正極3、負極4及び電解質からなる一単位を用いて、
図1に示されるリチウム二次電池を組み立てた。まず、
負極リード81と正極リード72を、負極リード82を
負極缶12内の底部に、正極リード71を正極蓋11
に、それぞれ接続し、2個の一単位を直列接続して、1
つの負極缶12に収めた。更に、安全装置2を配設して
円筒型のリチウム二次電池を完成させた。
【0028】得られた電池の平均電圧は、7.2Vであ
った。 (比較例1)実施例1と同様の正極3、負極4、電解質
及びセパレーター6を使用して正極3、負極4及び電解
質からなる一単位を形成し(図12)、これを巻回する
ことにより図10に示す従来の円筒型のリチウム二次電
池を形成した。
【0029】この電池1個の平均電圧は、3.6V、2
個を直列に接続した場合(図11)の平均電圧は7.2
Vであった。実施例1及び比較例1の正極、正極集電
体、負極及びセパレーターの寸法(幅、長さ及び厚さ)
並びに平均電圧を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1から明らかなように、実施例1のリチ
ウム二次電池は、密封シート9の容積が極く小さく(約
0.05cm3 )殆ど無視でき、かつ安全装置2の1個
と正極端子16の1個の容積(約1cm3 )を減らすこ
とができるので、比較例1のリチウム二次電池に比べ
て、正極、正極集電体、負極及びセパレーターの幅を1
0%長くすることができた。従って、実施例1のリチウ
ム二次電池は、比較例1に比べて、電池容積が10%増
加した。 (実施例2)実施例1と同様にして、図2に示される密
封シート9に覆われた正極3、負極4及び電解質からな
る一単位を2個積層することにより図6に示すシート状
の二次電池を作成した。なお、図3では、上側の一単位
を構成する正極を31、負極を41とし、下側の一単位
を構成する正極を32、負極を42としている。
【0032】得られたシート状のリチウム二次電池を比
較例1と同様の方法で巻回し、円筒型電池を形成した。
得られた電池の平均電圧は、7.2Vであった。 (実施例3)図7のようにシート状のリチウム二次電池
を形成すること以外は、実施例2と同様にして円筒型電
池を形成した。 (実施例4)図8のようにシート状のリチウム二次電池
を形成すること以外は、実施例2と同様にして円筒型電
池を形成した。
【0033】上記実施例2〜4により得られた円筒型電
池は、従来と殆ど変わらない製造工程で製造することが
できた。また、得られた二次電池の平均電圧は、それぞ
れ7.2Vであった。 (実施例5)図9のようにシート状のリチウム二次電池
を形成すること以外は、実施例2と同様にして円筒型電
池を形成した。
【0034】上記実施例5により得られた円筒型電池
は、従来と殆ど変わらない製造工程で製造することがで
きた。また、得られた二次電池の平均電圧は、3.6V
であった。
【0035】
【発明の効果】本発明の二次電池は、正極、負極及び電
解質からなる一単位が、電池内に2個以上備えられてい
ることを特徴とする。従って、複数個の二次電池を用い
た場合に存在する複数個の安全装置を少なくとも1個、
かつ一単位の個数より少なくすることができ、電池容量
に直接関与しない安全装置の容積を減少させることがで
きる。そのため、減少した容積分だけ二次電池の正極及
び負極活物質を増量できるので、同容積で電池容量の大
きな二次電池を得ることができる。また、従来の二次電
池と比べて、同容積で2倍以上の電池電圧を得ることが
できる。
【0036】また、正極、負極及び電解質からなる一単
位が、密封シートで封止され、他の一単位と直列に接続
されてなることにより、一般的な電子素子の動力源とし
て、必要とされる5V以上の電圧を得ることができる。
更に、正極、負極及び電解質からなる一単位が、他の一
単位と並列に接続されてなることにより、高い電気容量
を得ることができる。
【0037】また、正極、負極及び電解質からなる一単
位が、他の一単位に重ねられてなることにより、容易に
本発明の二次電池を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリチウム二次電池の概略断面図であ
る。
【図2】本発明のシート状のリチウム二次電池の概略断
面図である。
【図3】密封シートによって電解液を共有する2単位の
直列接続のリチウム二次電池の模式図である。
【図4】密封シートによって電解液を分離した2単位の
直列接続のリチウム二次電池の模式図である。
【図5】本発明のシート状のリチウム二次電池の組立説
明図である。
【図6】本発明のシート状のリチウム二次電池の概略断
面図である。
【図7】本発明のシート状のリチウム二次電池の概略断
面図である。
【図8】本発明のシート状のリチウム二次電池の概略断
面図である。
【図9】本発明のシート状のリチウム二次電池の概略断
面図である。
【図10】従来の巻き形状のリチウム二次電池の概略断
面図である。
【図11】従来の電池の使用例(直列接続)の概略断面
図である。
【図12】従来のシート状のリチウム二次電池の概略断
面図である。
【符号の説明】
1 一単位 2 安全装置 3、31、32 正極 4、41、42 負極 5、51、52 電解液 6 セパレーター 7、71、72 正極リード 8、81、82 負極リード 9 密封シート 91 密封シート(側面) 92 密封シート(上部) 93 密封シート(下部) 101、102 スリット 11 正極蓋 12 負極缶 13 ガスケット 14 インシュレーター 15 センターピン 16 正極端子
フロントページの続き (72)発明者 堤 正己 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 渡辺 勲 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 宮下 勉 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極、負極及び電解質からなる一単位
    が、電池内に2個以上備えられていることを特徴とする
    二次電池。
  2. 【請求項2】 正極、負極及び電解質からなる一単位
    が、密封シートで封止されてなる請求項1記載の二次電
    池。
  3. 【請求項3】 二次電池内に少なくとも1個以上、かつ
    一単位の個数より少ない数の安全装置が備えられてなる
    請求項1又は2記載の二次電池。
  4. 【請求項4】 正極、負極及び電解質からなる一単位
    が、他の一単位と直列に接続されてなる請求項1〜3い
    ずれかに記載の二次電池。
  5. 【請求項5】 正極、負極及び電解質からなる一単位
    が、他の一単位と並列に接続されてなる請求項1〜4い
    ずれかに記載の二次電池。
  6. 【請求項6】 正極、負極及び電解質からなる一単位
    が、他の一単位に重ねられてなる請求項1〜5いずれか
    に記載の二次電池。
JP7138269A 1995-06-05 1995-06-05 二次電池 Withdrawn JPH08329971A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6673485B2 (en) 2000-09-08 2004-01-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Battery module

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