JPH08329649A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH08329649A
JPH08329649A JP13452595A JP13452595A JPH08329649A JP H08329649 A JPH08329649 A JP H08329649A JP 13452595 A JP13452595 A JP 13452595A JP 13452595 A JP13452595 A JP 13452595A JP H08329649 A JPH08329649 A JP H08329649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
hub
double
sided adhesive
adhesive tape
Prior art date
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Pending
Application number
JP13452595A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Sakurai
聡 櫻井
Kiyoshi Urayama
清 浦山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH08329649A publication Critical patent/JPH08329649A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カセット匣体の内部に回転可能に収納される
リールのハブ4Aの周面に、磁気テープに接続されたリ
ーダーテープ6の端部が両面接着テープ12によって止
着される構造のテープカセットにおいて、両面接着テー
プ12とハブ4Aの接着力を向上させ、ハブ4Aに対す
るリーダーテープ6の止着力を充分に確保する。 【構成】 両面接着テープ12をハブ4Aに一周を越え
てAの部分で重なるように巻き付けた構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープカセットに関し、
特にリールのハブにテープの端部を止着する部分の構造
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、図1〜図4を参照して従来例を説
明する。図1に示すように、テープカセットのカセット
匣体1の内部には、下シェル2に形成された左右のリー
ル駆動軸挿入孔3,3に対応して一対のリール4,4が
回転可能に収納されており、このリール4,4に記録媒
体としての磁気テープ5が巻装される。尚、カセット匣
体1は下シェル2と、この下シェル2に被さる上シェル
とを合体して構成されるものであるが、本例図面ではこ
の上シェルの図示は省略してある。
【0003】リール4は、磁気テープ5が巻回される円
筒状のハブ4Aと、このハブ4Aと一体に成形される下
フランジ4B、及びハブ4Aに溶着かしめ等によって固
定される上フランジ4Cとによりなる。
【0004】磁気テープ5はその表面側に磁性材料が塗
布されているが、この磁気テープ5の始端と終端の両端
末部には、磁性材料を塗布していないリーダーテープま
たはトレーラーテープ(以下単にリーダーテープとい
う)6がスプライシングテープ7によって接続されてお
り、このリーダーテープ6の端部がリール4のハブ4A
に止着されている。
【0005】このリーダーテープ6の端部は、クランプ
部材8によってリール4のハブ4Aに止着される。即
ち、図3に示されているように、リール4のハブ4Aに
はクランプ部材8の嵌まる嵌合凹部9が設けられてお
り、この嵌合凹部9とクランプ部材8との間にリーダー
テープ6の端部を挟み込んだ状態でクランプ部材8を嵌
合凹部9に嵌め込むことにより、リーダーテープ6をリ
ール4のハブ4Aに止着してある。尚、ここで一般にリ
ール4のハブ4A及びクランプ部材8はPOM(ポリオ
キシメチレン)樹脂、リーダーテープ6は厚みが10μ
m程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)を材料
としてなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような構造におい
て、テープ端部の止着部分を拡大して見ると、図4に示
す如くハブ4Aとクランプ部材8の境界(図中aで囲ん
だ部分)には、ハブ4Aの周面とクランプ部材8の周面
との間に20〜30μm程度の段差10がある。この段
差10は、設計上の寸法バラツキによって必ず生じるも
のである。
【0007】このため、ハブ4Aに磁気テープ5が巻か
れてゆくと、上記段差10が磁気テープに5に転写し、
即ち磁気テープ5が段差10に倣って変形して、これが
「寝押し」と呼ばれる転写跡11として残ってしまう。
このように磁気テープ5に転写跡11があると、その部
分で記録再生信号にドロップアウトを生じ易く、音質や
画質に悪影響を及ぼすことになる。
【0008】この転写の問題を改善するため、クランプ
部材を用いない止着構造としては、図5あるいは図6に
示すように、リーダーテープ6の端部を両面接着テープ
12を介してハブ4Aの周面に貼り付けて止着する手法
がある。
【0009】しかしながら、ここで問題となるのは、リ
ーダーテープ6の材料であるPETは両面接着テープ1
2との接着性が良好であるが、ハブ4Aの材料であるP
OMは両面接着テープ12との接着性が良くない(リー
ダーテープ6と両面接着テープ12の接着力>ハブ4A
と両面接着テープ12の接着力)。
【0010】このため図5及び図6の従来例では、ハブ
4Aに対するリーダーテープ6の規定の止着力を満足す
ることができず、テープ走行(通常走行、早送り、巻戻
し)の最後にハブ4Aに対しリーダーテープ6が引張ら
れると、両面接着テープ12がハブ4Aの周面から簡単
に剥がれてしまうおそれがあった。
【0011】本発明は斯る点に鑑みてなされたもので、
テープに転写が生じることなく、かつハブに対しテープ
が確実に止着される構造のテープカセットを提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、カセット匣体の内部に回転可能に収納さ
れるリールのハブにテープが巻装され、このテープの端
部は両面接着テープを介してハブの周面に貼り付けて止
着される構造のテープカセットにおいて、 1,両面接着テープがハブに一周を越えて巻き付けられ
た構造 2,ハブに巻かれるテープの一周目と二周目の一部が両
面接着テープによって接着された構造 としたものである。
【0013】
【作用】上記構成により本発明では、構造的に両面接着
テープとハブの接着力が向上し、ハブに対するテープの
止着力を充分に確保できる。また本発明において両面接
着テープによって生じる段差は、その上に巻かれるテー
プの巻圧で潰されるので、テープには段差の転写跡が付
くことはない。
【0014】
【実施例】以下、図7〜図11を参照しながら本発明の
実施例について説明する。
【0015】図7に示すように、テープカセットのカセ
ット匣体1の内部には、下シェル2に形成された左右の
リール駆動軸挿入孔3,3に対応して一対のリール4,
4が回転可能に収納されており、このリール4,4に記
録媒体としての磁気テープ5が巻装される。
【0016】リール4は、磁気テープ5が巻回される円
筒状のハブ4Aと、このハブ4Aと一体に成形される下
フランジ4B、及びハブ4Aに溶着かしめ等によって固
定される上フランジ4Cとによりなる。
【0017】磁気テープ5の端末部にはリーダーテープ
6がスプライシングテープ7によって接続されており、
このリーダーテープ6の端部がリール4のハブ4Aに止
着されている。
【0018】このリーダーテープ6の端部は、図9ある
いは図10に示す如く、両面接着テープ12を介してハ
ブ4Aの周面に貼り付けて止着されている。
【0019】図9は第1の実施例であり、両面接着テー
プ12がハブ4Aに一周を越えてAの部分で重なるよう
に巻き付けられた構造を有している。この両面接着テー
プ12の重なり部分Aの長さは、例えばハブ4Aの径が
12mmである場合、5mm以上が適当である。
【0020】図10は第2の実施例であり、ハブ4Aに
巻かれるリーダーテープ6の一周目と二周目の一部がB
の部分で両面接着テープ12によって接着された構造を
有している。この両面接着テープ12によるリーダーテ
ープ6の一周目と二周目の接着部分Bの長さも、例えば
ハブ4Aの径が12mmである場合、5mm以上が適当
である。
【0021】これらの実施例で用いられる両面接着テー
プ12は図11に示す如く、PETを材料としてなるベ
ーステープ12Aの両面に粘着剤を塗布した糊層12B
を有する構造であり、その全厚dは50μm程度であ
る。この両面接着テープ12の全厚dの内訳は、ベース
テープ12Aの厚みd1 が約10μm、両面の糊層12
Bの厚みd2 が夫々約20μmである。
【0022】上記第1及び第2の実施例では、何れもリ
ーダーテープ6の材料として用いられるPETは両面接
着テープ12との接着性が良好であるが、ハブ4Aの材
料として用いられるPOMは両面接着テープ12との接
着性が良くない(リーダーテープ6と両面接着テープ1
2の接着力>ハブ4Aと両面接着テープ12の接着
力)。
【0023】このため図9の第1の実施例では、両面接
着テープ12を重ねて接着することでこの重なり部分A
において充分な接着力を確保し(両面接着テープ12の
重なり部分Aの接着力>リーダーテープ6と両面接着テ
ープ12の接着力>ハブ4Aと両面接着テープ12の接
着力)、リーダーテープ6が引張られても両面接着テー
プ12がハブ4Aの周面から剥がれないようにしてあ
る。
【0024】また図10の第2の実施例では、ハブ4A
に巻かれるリーダーテープ6の一周目と二周目の一部が
両面接着テープ12によって接着される部分を設けるこ
とでこの接着部分Bにおいて充分な接着力を確保し、リ
ーダーテープ6が引張られても両面接着テープ12がハ
ブ4Aの周面から剥がれないようにしてある。
【0025】このように上記実施例では、両面接着テー
プ12によるリーダーテープ6のハブ4Aに対する止着
構造を工夫したことで構造的に両面接着テープ12とハ
ブ4Aの接着力が向上し、その結果ハブ4Aに対するリ
ーダーテープ6の規定の止着力が充分に確保される。
【0026】また、これらの実施例では、何れも両面接
着テープ12による段差20が生じることになるが、こ
の段差20の上に磁気テープが巻かれてゆくと、その巻
圧によって両面接着テープ12の糊層12Bが潰れる状
態となることにより段差は解消される。従って、磁気テ
ープには段差による転写跡が付くことはない。
【0027】本発明者らは、以上の如き実施例の構造を
有するテープカセットを試作し、テープ走行実験を行な
った結果、何れもハブ4Aに対するリーダーテープ6の
止着力に問題はなく、また磁気テープ5には段差の転写
跡が殆ど付いていないことが確認された。
【0028】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はここに示した実施例に限定されるものでは
ないことは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上の実施例で説明した如く本発明のテ
ープカセットは、テープの端部を両面接着テープを介し
てハブの周面に貼着する構造としたことにより、テープ
に段差の転写跡が付くことはない。そして両面接着テー
プをハブに一周を越えて巻き付けたことにより、あるい
はハブに巻かれるテープの一周目と二周目の一部を両面
接着テープによって接着したことにより、構造的に両面
接着テープとハブの接着力が向上し、ハブに対するテー
プの止着力が充分に確保されるので、テープがハブから
剥がれてしまうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例のテープカセットの分解斜視図である。
【図2】従来例におけるリールの斜視図である。
【図3】同、平面図である。
【図4】同、要部の拡大図である。
【図5】従来例の他例の説明図である。尚、この図では
テープの厚みを誇張して描いてある。
【図6】従来例の他例の説明図である。尚、この図では
テープの厚みを誇張して描いてある。
【図7】実施例のテープカセットの分解斜視図である。
【図8】実施例におけるリールの斜視図である。
【図9】第1の実施例の説明図である。尚、この図では
テープの厚みを誇張して描いてある。
【図10】第2の実施例の説明図である。尚、この図で
はテープの厚みを誇張して描いてある。
【図11】両面接着テープの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 カセット匣体 4 リール 4A ハブ 5 磁気テープ 6 リーダーテープ 12 両面接着テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット匣体の内部に回転可能に収納さ
    れるリールのハブにテープが巻装され、このテープの端
    部は両面接着テープを介して上記ハブの周面に貼着され
    る構造のテープカセットにおいて、上記両面接着テープ
    が上記ハブに一周を越えて巻き付けられていることを特
    徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 カセット匣体の内部に回転可能に収納さ
    れるリールのハブにテープが巻装され、このテープの端
    部は両面接着テープを介して上記ハブの周面に貼着され
    る構造のテープカセットにおいて、上記ハブに巻かれる
    テープの一周目と二周目の一部が上記両面接着テープに
    よって接着されていることを特徴とするテープカセッ
    ト。
JP13452595A 1995-05-31 1995-05-31 テープカセット Pending JPH08329649A (ja)

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