JPH0544954Y2 - - Google Patents

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JPH0544954Y2
JPH0544954Y2 JP11895988U JP11895988U JPH0544954Y2 JP H0544954 Y2 JPH0544954 Y2 JP H0544954Y2 JP 11895988 U JP11895988 U JP 11895988U JP 11895988 U JP11895988 U JP 11895988U JP H0544954 Y2 JPH0544954 Y2 JP H0544954Y2
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tape
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magnetic
magnetic tape
leader
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は、テープレコーダのような各種情報記
録、再生に用いられる磁気テープにあつて、特
に、巻回し磁気テープに記録情報を誤りなく記
録、再生できるよう改良されたカセツトテープ端
の固定部に関する。 [従来の技術] 一般に、この種のカセツトテープは、およそ第
3図a及びbに示すような構造であつた。図にお
いて、1は偏平な箱型ケースの上ハーフ、2は同
じく下ハーフである。上ハーフ1と下ハーフ2は
略同形に作られるので、下ハーフ2は、破線でそ
の一部を示した。前記箱型のケースの中に、回転
自在に一対のリールハブ3を軸支し、磁気テープ
4の端末を同リールハブ3にクランプ部材によつ
て固定し、巻回している。 前記磁気テープ4は、例えば磁気塗料を塗布す
る等して作られているが、その両端には磁気塗料
を塗布していないリーダテープが接続されてい
る。この磁気テープ4を、リールハブ3に固定す
る手段としては、第4図a及びbに拡大して示す
ように、リールハブ3に設けられた凹部6にリー
ダテープ端末を挿入し、同凹部6に嵌合するクラ
ンプ部材5を嵌着して、テープ4を固定してい
た。 このように、端末を固定された磁気テープ4
は、リールハブ3に巻回され、他方のテープ端末
は、対になつている他方のリールハブ3に、同じ
ようにして固定され、前記箱型ケースに装着され
ていた。 [考案が解決しようとする課題] 前記従来技術においては、リールハブ3にクラ
ンプ部材5を嵌着して、テープ4を巻回している
が、リールハブ3の外周面とクランプ部材5の外
周面は、同一レベルの円周面を構成しておらず、
第4図bにその様態を拡大して示したように、リ
ールハブ3の周面よりクランプ部材5の周面が高
くなるか、時によつてはその逆となり、リールハ
ブ3全体の周面として見ると段差7を有するもの
となる。 このように、段差7を生じたリールハブ3を用
いた場合、磁気テープ4は前記段差7の所で、最
下層に巻回された部分が局部的に鋭く曲げられ、
その上に順次巻き重ねられて行く。従つて、従来
のリールハブ3に巻回された磁気テープ4に、各
種の情報を記録、再生すると、鋭く曲げられた部
分、換言すると段差7の部分で情報歪が大きくな
り、情報を忠実に記録、再生できないと言つた問
題点があつた。 本考案の目的は、前記従来技術の問題点に鑑
み、これらの問題点を解決できるカセツトテープ
端の固定部を提供することにある。 [課題を解決するための手段] すなわち、前記本考案の目的は、上ハーフと下
ハーフで構成した偏平な箱型のケース中に、磁性
膜のないリーダテープを両端に接続した磁気テー
プの端末を、クランプ部材によつてリールハブに
固定し、同磁気テープを巻回したリールハブを回
転自在に設けたカセツトテープにおいて、前記リ
ールハブにリーダテープを数回巻回し、接着剤に
よつてリーダテープの少なくとも中間部を前記巻
回した部分の外周に固着したことを特徴とするカ
セツトテープ端の固定部によつて達成される。 [作用] 前述のような磁気テープ端の固定部を採用しカ
セツトテープにおいては、リーダテープをリール
ハブに数回巻回し接着剤でリーダテープの一部あ
るいは全部分を接着したので、リールハブとクラ
ンプ部材との段差部分におけるテープの鋭い曲り
が緩和され、その上に巻回される磁気テープに段
差の影響が及ばず、巻き面にほぼ平坦になる。こ
のため、情報の忠実な記録、再生が可能となる。 [実施例] 以下、本考案の実施例について、添付した図面
を参照して説明する。第1図aはDAT磁気テー
プカセツトの例で、要部説明のためリールハブ3
部分を示すものである。第1図bは、更に磁気テ
ープ4の接着した部分8を拡大して示すもので、
第1図cは、磁気テープ4の端部の構成を示すも
のである。しかし、前記カセツトテープの全体構
造は、第3図の従来例と変らないので、先ず、第
3図を用いて全体の構成を説明する。第3図にお
いて、上ハーフ1と下ハーフ2で構成されたケー
ス中に、回転自在に一対のリールハブ3を軸支
し、磁気テープ4の端末部をクランプ部材5によ
つてリールハブ3に固定し、次々に巻き重ねて収
納装着して、カセツトテープを形成する。 前記磁気テープ4の端末の固定部において、本
考案では第1図cに示すような、磁性膜のないリ
ーダテープ9を、DAT磁気テープ41の両端に
部分10で接続し、同リーダテープ9の端末部
を、第1図aに示すように、クランプ部材5によ
つてリールハブ3に固定している。更に、固定し
たリーダテープ9をリールハブ3に数回巻回した
後、リーダテープ9を6cm残した部分8で、液体
接着剤等によつて部分接着させている。前記液体
接着剤は市販のものでよい。第1図bは、磁気テ
ープ4の接着部分8を拡大して示したものである
が、説明のためテープの厚さ、その他の寸法を実
際より大きくして示した。このため、黒点で示し
た接着部分は盛り上つて見えるが、実際にはほと
んど平坦である。磁気テープ4の他方の端部も、
対になつている他方のリールハブに同様にして固
定される。 このように、リールハブ3にカセツトテープ4
の端を、クランプ部材5によつて固定した後、更
に、磁気塗料を塗つていない部分、すなわち、リ
ーダテープ9をリールハブ3に数回巻回すと、磁
気記録に関与しない数層のリーダテープ9によ
り、テープの鋭い曲りが緩和され、その影響が小
さくなる。従つて磁気テープ4の情報の記録、再
生は忠実に行われ、誤りを生じることが少なくな
る。 前記磁気テープ4端の接着位置8は、用途によ
つて異なり、前述の第1の実施例のDATテープ
では、記録、再生に関与する磁気テープ41の端
末に接続したリーダテープ9の、接続位置から6
cm±0.5cmのところとする。JIS規格に定められて
いるためである。オーデオテープの場合、特に規
定は無いが、リーダテープの長さをおよそ30cm残
して接着点とするのが好適である。 第2図a,bは、本考案の他の実施例である。
ピン状のクランプ部材12が設けられたリールハ
ブ3に、リーダテープ9の端末をクランプ部材1
2によつて固定し、その後、リーダテープ9を一
般的な液体接着剤により接着しながら数回巻回し
たものである。巻回した部分を接着した以外は、
前記第1の実施例と同様である。 第1表に本考案のテープ端固定部を採用した
DAT磁気テープと、従来の固定部を用いたDAT
磁気テープについて、本件考案者等が行つた特性
比較の一例を示す。 前記特性比較は、磁気テープ全長に亘つて、
DATアナログ入力端子より、1kHzの一般的な信
号波形を入力し、磁気テープに記録したものにつ
いて行つた。DAT磁気テープは同様のものを用
い、リーダテープのフリー部分は何れも6cmとし
た。まず、これらDAT磁気テープの巻き始め部
分と、ほぼ中央部分の情報を約3分間(テープ長
にして約1.5m)、回転式磁気ヘツドで再生した。
次に、前記磁気ヘツドで再生した出力信号を、
KENWOOD社製DR5750デコーダに入力し、10
ビツトの2進数に誤りのあつたものをエラーと
し、測定したブロツク数に対するエラーの存在す
るブロツク数の比率を求めた。これをブロツクエ
ラーレートの3分間の平均として示したものが第
1表である。
【表】 第1表から分るように、磁気テープの中央部分
のエラーレートは、本考案の実施例も従来のもの
も全く変らない。しかし、巻き始め部分では、本
考案の実施例は従来のものに比し、エラーレート
が一桁低減される。 [考案の効果] 前記説明から分るように、本考案のカセツトテ
ープ端固定部によれば、リールハブとクランプ部
材の境に段差があつても、巻回したリーダテープ
によつて、鋭いテープの曲りが緩和され、情報を
忠実に記録、再生できると言つた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b及びcは、本考案の一実施例を示
すリールハブの平面図、そのリールハブのリーダ
テープ接着部分拡大図及び磁気テープの構成を示
す説明図、第2図a及びbは、本考案の他の実施
例を示すリールハブの平面図及びそのリールハブ
のリーダテープ接着部分の拡大図、第3図a,b
は、従来のカセツトテープの要部を示す分解斜視
図、第4図a及びbは、第3図の従来例のカセツ
トテープのリールハブを示す平面図及びそのリー
ルハブのテープ端固定部分の拡大図である。 1……ハーフケース、3……リールハブ、4…
…磁気テープ、5……クランプ部材、12……ピ
ン状クランプ部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上ハーフと下ハーフで構成した箱型のケース中
    に、磁性膜のないリーダテープを両端に接続した
    磁気テープの端末を、クランプ部材によつてリー
    ルハブに固定し、同磁気テープを巻回したリール
    ハブを回転自在に設けたカセツトテープにおい
    て、前記リールハブにリーダテープ端末をクラン
    プ部材によつて固定し、リーダテープを数回巻回
    し、接着剤によつてリーダテープの少なくとも中
    間部を前記巻回した部分の外周に固着したことを
    特徴とするカセツトテープ端の固定部。
JP11895988U 1988-09-10 1988-09-10 Expired - Lifetime JPH0544954Y2 (ja)

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JP11895988U JPH0544954Y2 (ja) 1988-09-10 1988-09-10

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JPH0242276U JPH0242276U (ja) 1990-03-23
JPH0544954Y2 true JPH0544954Y2 (ja) 1993-11-16

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