JPH08329579A - カートリッジのシャッター開閉機構 - Google Patents

カートリッジのシャッター開閉機構

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JPH08329579A
JPH08329579A JP7155624A JP15562495A JPH08329579A JP H08329579 A JPH08329579 A JP H08329579A JP 7155624 A JP7155624 A JP 7155624A JP 15562495 A JP15562495 A JP 15562495A JP H08329579 A JPH08329579 A JP H08329579A
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cartridge
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Shinji Hamakawa
慎司 浜川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 カートリッジのシャッターの開閉動作を確実
に行う。 【構成】 カートリッジ1が挿入保持される回動自在な
カートリッジホルダーにその回動に応動してカートリッ
ジの挿脱方向に移動するように支持され、先端部にカー
トリッジホルダーの内部に突出した押圧部材32を有す
ると共に押圧部材の突出方向に撓み弾性を有する摺動部
材31とから成り、カートリッジホルダーが一の方向に
回動する際に、カートリッジに付設されたシャッター1
0の被押圧片16の一の縁に当接した押圧部材が被押圧
片を一の方向に押圧してシャッターを解放すると共にカ
ートリッジホルダーが他の方向に回動する際に、押圧部
材がシャッターの被押圧片の他の縁を他の方向に押圧し
て閉塞すると共に摺動部材が反シャッター方向へ撓むこ
とによって押圧部材がシャッターの被押圧片上に乗り上
げて移動して被押圧片の一の縁に当接する位置に移動す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なカートリッジのシ
ャッター開閉機構に関する。詳しくは、カートリッジの
シャッターの開閉動作を確実に行うことができる新規な
カートリッジのシャッター開閉機構を提供しようとする
ものである。
【0002】
【従来の技術】カートリッジ、例えば、扁平な箱状をし
た筐体内に記録媒体ディスク、例えば、光磁気ディスク
を回転可能に収納した光ディスクカートリッジがある。
【0003】このようなカートリッジにおいて、上記筐
体にアクセス孔を形成し、該アクセス孔を開閉するシャ
ッターを設け、不使用時にはシャッターがアクセス孔を
閉塞しており、該カートリッジを記録及び/又は再生装
置に装着したときに、シャッターが開いてピックアップ
が筐体内の記録媒体ディスクにアクセスすることができ
るようにしてある。
【0004】そして、かかるカートリッジを使用する記
録及び/又は再生装置における従来のカートリッジのシ
ャッター開閉機構には、例えば、図14乃至図18に示
したようなものがある。
【0005】カートリッジホルダーaは板金材料を折曲
加工して形成され、上面板bの両側から側板c、c′が
垂設され、これら側板c、c′の下縁の一部から押え板
d、d′が上面板bと対向するように突設されている。
【0006】一方の側板cを内方へ切り起こして開放片
eが内方へ突設され、また、該側板cには開放片eから
前方へ離間した位置に開口fが形成されている。
【0007】シャッター押えばねgは板バネ材料で形成
され、その先端部にV字状に屈曲された引掛部hが形成
されている。そして、該シャッター押えばねgの基端部
が上記側板cの外側面に固定され、その引掛部hが開口
fから内方へ突出されている。
【0008】このようなカートリッジホルダーaは図示
しない記録及び/又は再生装置のシャーシに回動自在に
支持されている。
【0009】カートリッジiは扁平な箱状をした筐体j
内に図示しない記録媒体ディスクが回転可能に収納され
ており、該記録媒体ディスクに外部からアクセスするた
めの図示しないアクセス孔を開閉するシャッターkが筐
体jに摺動自在に設けられている。
【0010】シャッターkは板金材料を偏平なコ字状に
折り曲げて形成されており、上下の大きな覆い片を連結
している幅狭の背部lには被押圧片mと係合孔nが形成
されている。被押圧片mは一方の覆い片から延び他方の
覆い片の手前で終わっている。
【0011】そして、筐体jのうち背部lが対向してい
る側面にはその長手方向に延びる溝oが形成され、該溝
oはそれが形成された側面の一方の端部にまで達してい
る。
【0012】そして、カートリッジiのシャッターkの
開閉は次のように為される。
【0013】カートリッジiをカートリッジホルダーa
に挿入して行くと、先ず、シャッター押えばねgが外方
へ撓むことによってその引掛部hがシャッターkの背部
lに乗り上げて行き引掛部hがシャッターkの係合孔n
に係合した状態となり、これと同時にカートリッジホル
ダーaの開放片eの一端がシャッターkの被押圧片mの
一側縁に当接し、それから、それを図14(a)及び図
15(a)に矢印で示す方向、即ち、開放方向へ押圧し
て行く。これによってシャッターkは開放方向へ移動せ
しめられ、カートリッジiが図14(c)及び図15
(c)に示す位置まで挿入されると、シャッターkは上
記アクセス孔を完全に開放する位置まで移動される。
【0014】次にカートリッジiのシャッターkの閉塞
は次のように為される。
【0015】図16(a)及び図17(a)に示す状態
からカートリッジiをカートリッジホルダーaから引き
出して行くと、カートリッジホルダーaのシャッター押
えばねgの引掛部hが係合孔nに係合しているので、相
対的にシャッターkが引っ張られ、閉塞位置へ向けて移
動される(図16(b)、図17(b)参照)。そし
て、シャッターkが閉塞位置に達すると、そこから更に
カートリッジiが引き出されて行くことによってシャッ
ター押えばねgの引掛部hはシャッターkの背部lに乗
り上げて(図16(c)、図17(c)参照)、そし
て、シャッターkから離れて行く。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のカート
リッジのシャッター開閉機構にあっては、シャッターk
の被押圧片mの先端と筐体jの溝oの一側との間には僅
かな間隙pが有り、一方、カートリッジホルダーaの開
放片eはカートリッジホルダーaの一部を切り起こした
もので板金から成る厚みの薄いものであるので、カート
リッジiのカートリッジホルダーaへの挿入の仕方如何
によっては、開放片eが被押圧片mと溝oとの間の間隙
pに入ってしまい(図18参照)、シャッターkが開か
ないことがあったりし、動作が不確実になることがある
という問題がある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明カートリッジのシ
ャッター開閉機構は、上記した課題を解決するために、
カートリッジが挿入保持される回動自在なカートリッジ
ホルダーと、該カートリッジホルダーにその回動に応動
してカートリッジの挿脱方向に移動するように支持さ
れ、先端部にカートリッジホルダーの内部に突出した押
圧部材を有すると共に該押圧部材の突出方向に撓み弾性
を有する摺動部材とから成り、カートリッジホルダーが
一の方向に回動する際に、カートリッジに付設されたシ
ャッターの被押圧片の一の縁に当接した上記押圧部材が
該被押圧片を一の方向に押圧して該シャッターを解放す
ると共に上記摺動部材が反シャッター方向へ撓むことに
よって押圧部材がシャッターの被押圧片上に乗り上げて
移動して被押圧片の他の縁に当接し、カートリッジホル
ダーが他の方向に回動する際に、押圧部材がシャッター
の被押圧片の他の縁を他の方向に押圧して閉塞すると共
に摺動部材が反シャッター方向へ撓むことによって押圧
部材がシャッターの被押圧片上に乗り上げて移動して被
押圧片の一の縁に当接する位置に移動するようにしたも
のである。
【0018】
【作用】従って、本発明カートリッジのシャッター開閉
機構にあっては、摺動部材が撓むことによってそれに設
けられた押圧部材がシャッターの被押圧片を乗り上げて
移動して被押圧片の2つの縁にそれぞれ当接し得て、よ
って、単一の部材、即ち、摺動部材によってシャッター
の開放のみならず閉塞も行うことができるので、シャッ
ターの開閉動作を確実に為すことが出来る。
【0019】
【実施例】以下に、本発明カートリッジのシャッター開
閉機構の詳細を図示した実施例に従って説明する。
【0020】尚、図示した実施例は、本発明を所謂ミニ
ディスク(MD)と称される64mm径の小型の光磁気
ディスクを筐体内に収容したカートリッジを使用して上
記光ディスクの再生を行うディスクプレーヤーにおける
カートリッジホルダーに設けるカートリッジのシャッタ
ー開閉機構に適用したものである。
【0021】先ず、MDカートリッジについて説明す
る。
【0022】MDカートリッジ1は扁平で矩形の外形を
有する筐体2を有している。そして、該筐体2内に光磁
気ディスク3が回転可能に収容されている。光磁気ディ
スク3の中心部には板金製のセンターコア4が取着さ
れ、該センターコア4の中心にはセンターホール5が開
設されている。
【0023】筐体2の下面の中心部には挿入孔6が形成
され、該挿入孔6から上記センターコア4が外部に臨ま
されている。
【0024】また、筐体2の上下両面の一の側縁と中心
近くとの間の部分のうち上記側縁の中央より稍一端(こ
の端部を「前端」とする。)に寄った位置から他端(こ
の端部を「後端」とする。)近くまでの範囲に浅い凹部
7、7が形成され、該凹部7、7の前端側にアクセス孔
8、8が形成されている。そして、筐体2の上記一の側
縁側の側端面にはその前端から後端近くに至る溝9が形
成されている。
【0025】シャッター10は薄い板金材料を折曲成形
して扁平なコ字状に形成され、上記アクセス孔8、8よ
り一回り大きい矩形をした覆い片11、12とこれら覆
い片11と12との間を連結している背部13とが一体
に形成されて成る。
【0026】下側の覆い片12の基端部、即ち、背部1
3側の端部はその余の部分より稍幅が大きく形成され、
前後に突出した部分12′、12′の反背部13側の縁
には上方へ屈曲された小片14、14が形成され、該小
片14、14が下側の凹部7の一の側縁に近接して前後
方向に延びて形成された案内溝15に摺動自在に係合さ
れている。そして、各覆い片11、12が筐体2の凹部
7、7内に各別に摺動自在に位置される。
【0027】背部13のうち上記突出した部分に連続す
る部分13′、13′は上下幅が細幅に、即ち、上側の
覆い片11までは達しない細幅に形成され、前側の部分
13′の前端部には上方へ突出した被押圧片16が形成
されている。また、被押圧片16の上端部16aは略直
角に屈曲されて溝9の奥側へ突出され被係止片とされて
いる。
【0028】筐体2内の前端部で溝9に近接した位置に
ロック部材17が配置されている。ロック部材17は溝
9側の面にコ字状をした係合凹部18を有する主部19
と該主部19の前端から略前方へ向けてかつ前方へ行く
に従って溝9から遠去かるように突出した腕部20とが
一体に形成されて成る。主部19の前端面21aは溝9
に近づくに従って係合凹部18に近づく傾斜面とされ、
また、主部19の後端面21bも溝9に近づくに従って
係合凹部18に近づく傾斜面とされている。
【0029】そして、上記ロック部材17には図示しな
い弾発手段によって主部19が溝9側へ移動する回動力
が付勢されており、外力が加えられていない状態で、主
部19の外端側の部分が溝9内に位置し、その係合凹部
18に閉塞位置にあるシャッター10の被係止片16a
が係合され、これによってシャッター10が閉塞位置に
保持される。
【0030】シャーシ22の上面側にカートリッジホル
ダー23が回動自在に支持されている。
【0031】カートリッジホルダー23は板金材料の折
曲加工によって形成され、上面板24の両側縁から側板
25、26が垂設され、該側板25、26の下縁から押
え板27、28が上面板24と対向するように突設され
ている。また、一方の側板25にはその長手方向に延び
るガイド孔29が形成されている。そして、カートリッ
ジホルダー23の前端部がシャーシ22に回動自在に支
持されている。
【0032】回動レバー30の基端部がシャーシ22に
回動自在に支持されている。回動レバー30はカートリ
ッジホルダー23の一方の側板25に近接して位置して
おり、その回動中心はカートリッジホルダー23の回動
中心から離れて位置している。
【0033】摺動部材31は板バネ材料で形成され、幅
広の基部31aと該基部31aの後端から後方へ突出し
た支持部31bとが一体に形成されて成り、基部31a
の幅はカートリッジホルダー23のガイド孔29の幅よ
り広く形成されている。そして、基部31aが上記回動
レバー30の回動端に回動自在に支持されている。
【0034】摺動部材31の支持部31bに押圧部材3
2が合成樹脂、例えば、POMのアウトサート成形によ
って一体的に形成されている。押圧部材32はその前端
面32aと後端面32bとが先端に行くに従って、即
ち、摺動部材31から遠去かるに従って互いに近づくよ
うに傾斜されている。また、押圧部材32はその幅がカ
ートリッジホルダー23のガイド孔29の幅より僅かに
小さい幅に形成されている。
【0035】そして、押圧部材32はカートリッジホル
ダー23のガイド孔29に外側から挿通され、その基端
側の部分を除く部分がカートリッジホルダー23内に突
出された状態でガイド孔29に摺動自在とされている。
【0036】そして、カートリッジホルダー23が開放
位置、即ち、図1に示す位置にある状態で、押圧部材3
1はガイド孔29の前端部に位置している。そして、カ
ートリッジホルダー23が閉塞位置、即ち、図2に示す
位置へ向けて回動されるに従って、カートリッジホルダ
ー23と回動レバー30の回動中心の位置の相違から、
摺動部材31はガイド孔29の後端へ向けて移動されて
行く。
【0037】MDカートリッジ1は挿入孔6が下を向い
た状態で前端から開放位置にあるカートリッジホルダー
23に挿入される。即ち、カートリッジホルダー23の
上面板24と側板25、26と押え板27とから成るチ
ャンネル状部分に筐体2の両側部が挿入されて行く。そ
して、MDカートリッジ1をカートリッジホルダー23
内に完全に挿入した状態でカートリッジホルダー23を
閉塞位置へ向けて回動する。そして、カートリッジホル
ダー23が閉塞位置に達すると、MDカートリッジ1の
シャッター10が開放位置に達しアクセス孔8、8が開
放され、シャーシ22に設けられた図示しない光学ピッ
クアップが光磁気ディスク3にアクセスすることができ
る状態となり、また、シャーシ22に設けられたスピン
ドル33の上端部が挿入孔6から筐体2内へ挿入され光
磁気ディスク3のセンターコア4を吸着し、スピンドル
33のセンターピン33aがセンターコア4のセンター
ホール5に挿通される。
【0038】しかして、スピンドル33が図示しないス
ピンドルモータによって回転されると、光磁気ディスク
3が回転され、図示しない光学ピックアップによって光
磁気ディスク3に記録された内容が読み取られ再生され
る。
【0039】また、カートリッジホルダー23が閉塞位
置にある状態から開放位置に回動されると、シャッター
10が閉塞位置に達する。その状態から、MDカートリ
ッジ1がカートリッジホルダー23から取り出される。
【0040】上記動作のうち、シャッター10が開閉さ
れる動作の詳細について説明する。
【0041】先ず、シャッター10が開放される動作に
ついて説明する。
【0042】MDカートリッジ1がカートリッジホルダ
ー23に完全に挿入されると、摺動部材31の押圧部材
32の後側の傾斜面32bがシャッター10の被押圧片
16の前縁16bに近接した状態となる(図5(a)、
図6(a)参照)。
【0043】従って、カートリッジホルダー23の閉塞
位置へ向けての回動により摺動部材31がガイド孔29
の後端へ向けて移動することによって、先ず、押圧部材
32の後側の傾斜面32bが被押圧片16の前縁16b
に当接するまでの間に、押圧部材32の後端部がロック
部材17の傾斜面21aを押圧してロック部材17をそ
の主部19が溝9から遠去かる方向へ回動させ、シャッ
ター10の被係止片16aとロック部材17の係合凹部
18との係合が解除される(図5(b)、図6(b)参
照)。
【0044】そして、押圧部材32の後側傾斜面32b
が被押圧片16の前縁16bに当接してから該傾斜面3
2bが被押圧片16の前縁16bを後方へ向けて押圧し
て行くので、これによって、シャッター10が後方へ移
動され、アクセス孔8、8を開放して行く。
【0045】シャッター10が開放位置へ移動すると
(図5(c)、図6(c)参照)、シャッター10はそ
れ以上は移動することができないので、摺動部材31が
外方へ撓んで押圧部材32が被押圧片16の外面に乗り
上げ(図5(d)、図6(d)参照)、更に後方へ移動
する。そして、カートリッジホルダー23が閉塞位置に
達すると(図7(a)、図8(a)参照)、押圧部材3
2は被押圧片16の後側に達して撓んでいた摺動部材3
1が元の状態に復元し、押圧部材32の前縁32aが被
押圧片16の後縁16cに当接乃至は近接した状態にな
る。
【0046】次に、カートリッジホルダー23が閉塞位
置から開放位置へ回動する間に、シャッター10が閉じ
られる。
【0047】即ち、この間に、前方へ向けて移動する押
圧部材32の前側の傾斜面32aが被押圧片16の後縁
16cを前方へ向けて押圧するので、シャッター10が
閉塞位置へ向けて移動される。
【0048】そして、シャッター10が閉塞位置に達す
る直前に被係止片16aの前端部がロック部材17の後
側傾斜面21bを押圧しロック部材17を主部19が溝
9から遠去かる方向へ回動させ(図7(b)、図8
(b)参照)、そして、シャッター10が閉塞位置に達
すると、ロック部材17が元の状態に復帰し、その係合
凹部18にシャッター10の被係止片16aが係合され
る(図7(c)、図8(c)参照)。
【0049】シャッター10が閉塞位置に達すると、シ
ャッター10はそれ以上前方へは移動しないが、摺動部
材31はまだ前方へ移動する。従って、摺動部材31が
外方へ撓んで押圧部材32が被押圧片16の外面に乗り
上げ(図7(d)、図8(d)参照)、更に前方へ移動
する。
【0050】そして、カートリッジホルダー23が開放
位置へ移動すると、MDカートリッジ1をカートリッジ
ホルダー23から取り出すことが可能となる。
【0051】上記したカートリッジのシャッター開閉機
構にあっては、摺動部材31が撓むことによってそれに
設けられた押圧部材32がシャッター10の被押圧片1
6を乗り上げて移動して被押圧片16の2つの縁16
b、16cにそれぞれ当接し得て、よって、単一の部
材、即ち、摺動部材31によってシャッター10の開放
のみならず閉塞も行うことができ、しかも、押圧部材3
2はある程度の幅を有しているので、シャッター10の
開閉を確実に行うことができる。
【0052】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明カートリッジのシャッター開閉機構は、カー
トリッジが挿入保持される回動自在なカートリッジホル
ダーと、該カートリッジホルダーにその回動に応動して
カートリッジの挿脱方向に移動するように支持され、先
端部にカートリッジホルダーの内部に突出した押圧部材
を有すると共に該押圧部材の突出方向に撓み弾性を有す
る摺動部材とから成り、カートリッジホルダーが一の方
向に回動する際に、カートリッジに付設されたシャッタ
ーの被押圧片の一の縁に当接した上記押圧部材が該被押
圧片を一の方向に押圧して該シャッターを解放すると共
に上記摺動部材が反シャッター方向へ撓むことによって
押圧部材がシャッターの被押圧片上に乗り上げて移動し
て被押圧片の他の縁に当接し、カートリッジホルダーが
他の方向に回動する際に、押圧部材がシャッターの被押
圧片の他の縁を他の方向に押圧して閉塞すると共に摺動
部材が反シャッター方向へ撓むことによって押圧部材が
シャッターの被押圧片上に乗り上げて移動して被押圧片
の一の縁に当接する位置に移動するようにしたことを特
徴とする。
【0053】従って、本発明カートリッジのシャッター
開閉機構にあっては、摺動部材が撓むことによってそれ
に設けられた押圧部材がシャッターの被押圧片を乗り上
げて移動して被押圧片の2つの縁にそれぞれ当接し得
て、よって、単一の部材、即ち、摺動部材によってシャ
ッターの開放のみならず閉塞も行うことができるので、
シャッターの開閉動作を確実に為すことが出来る。
【0054】尚、上記実施例に示した各部の形状乃至構
造は、何れも本発明を実施するに際しての具体化のほん
の一例を示したものにすぎず、これらによって、本発明
の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図8と共に本発明カートリッジのシャ
ッター開閉機構の実施の一例を示すものであり、本図は
カートリッジホルダーが開放位置にある状態を示す斜視
図である。
【図2】カートリッジホルダーが閉塞位置にある状態を
示す斜視図である。
【図3】要部の拡大断面図である。
【図4】要部の拡大分解斜視図である。
【図5】シャッターが開放される動作を示す要部の拡大
側面図であり、(a)から(d)へ経時的に示すもので
ある。
【図6】シャッターが開放される動作を示す要部の拡大
断面図であり、(a)から(d)へ経時的に示し、図5
に対応して示すものである。
【図7】シャッターが閉塞される動作を示す要部の拡大
側面図であり、(a)から(d)へ経時的に示すもので
ある。
【図8】シャッターが閉塞される動作を示す要部の拡大
断面図であり、(a)から(d)へ経時的に示し、図7
に対応して示すものである。
【図9】図10乃至図12と共に本発明カートリッジの
シャッター開閉機構において使用されるカートリッジの
一例を示すものであり、本図は上方から見た斜視図であ
る。
【図10】下方から見た斜視図である。
【図11】拡大側面図である。
【図12】要部の拡大断面図である。
【図13】図14乃至図18と共に従来のカートリッジ
のシャッター開閉機構の一例を示すものであり、本図は
斜視図である。
【図14】シャッターが開放される動作を示す要部の拡
大側面図であり、(a)から(c)へ経時的に示すもの
である。
【図15】シャッターが開放される動作を示す要部の拡
大断面図であり、(a)から(c)へ経時的に示し、図
14に対応するものである。
【図16】シャッターが閉塞される動作を示す要部の拡
大側面図であり、(a)から(c)へ経時的に示すもの
である。
【図17】シャッターが閉塞される動作を示す要部の拡
大断面図であり、(a)から(c)へ経時的に示し、図
16に対応するものである。
【図18】従来のカートリッジのシャッター開閉機構に
おける問題点を示す要部の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 MDカートリッジ(カートリッジ) 10 シャッター 16 被押圧片 16b 前縁(一の縁) 16c 後縁(他の縁) 23 カートリッジホルダー 29 ガイド孔 30 回動レバー 31 摺動部材 32 押圧部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジが挿入保持される回動自在
    なカートリッジホルダーと、 該カートリッジホルダーにその回動に応動してカートリ
    ッジの挿脱方向に移動するように支持され、先端部にカ
    ートリッジホルダーの内部に突出した押圧部材を有する
    と共に該押圧部材の突出方向に撓み弾性を有する摺動部
    材とから成り、 カートリッジホルダーが一の方向に回動する際に、カー
    トリッジに付設されたシャッターの被押圧片の一の縁に
    当接した上記押圧部材が該被押圧片を一の方向に押圧し
    て該シャッターを解放すると共に上記摺動部材が反シャ
    ッター方向へ撓むことによって押圧部材がシャッターの
    被押圧片上に乗り上げて移動して被押圧片の他の縁に当
    接し、カートリッジホルダーが他の方向に回動する際
    に、押圧部材がシャッターの被押圧片の他の縁を他の方
    向に押圧して閉塞すると共に摺動部材が反シャッター方
    向へ撓むことによって押圧部材がシャッターの被押圧片
    上に乗り上げて移動して被押圧片の一の縁に当接する位
    置に移動するようにしたことを特徴とするカートリッジ
    のシャッター開閉機構。
  2. 【請求項2】 カートリッジホルダーに形成されカート
    リッジの挿脱方向に長いガイド孔に摺動部材が摺動自在
    に支持され、 カートリッジホルダーの回動軸と異なる位置に回動軸を
    有する回動レバーの回動端に摺動部材が回動自在に支持
    されたことを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ
    のシャッター開閉機構。
  3. 【請求項3】 上記摺動部材はばね弾性を有する板金材
    料で形成され、 上記押圧部材は合成樹脂材料によって摺動部材に一体的
    に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のカート
    リッジのシャッター開閉機構。
  4. 【請求項4】 上記摺動部材はばね弾性を有する板金材
    料で形成され、 上記押圧部材は合成樹脂材料によって摺動部材に一体的
    に形成されたことを特徴とする請求項2に記載のカート
    リッジのシャッター開閉機構。
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