JPH08328525A - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JPH08328525A
JPH08328525A JP7135482A JP13548295A JPH08328525A JP H08328525 A JPH08328525 A JP H08328525A JP 7135482 A JP7135482 A JP 7135482A JP 13548295 A JP13548295 A JP 13548295A JP H08328525 A JPH08328525 A JP H08328525A
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memory
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vram
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JP7135482A
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Toshio Matsumoto
俊夫 松本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パーソナルコンピュータと電子手帳の両者の中
間に値するような表示能力を有する表示装置において、
より最適な表示システムとする。 【構成】信号端子14aを介して接続されるVRAM用
外部メモリ12と、VRAM用内蔵メモリ13とのうち
少なくとも内蔵メモリ13をアクセスしてメモリ内の表
示データを用いて表示装置16(16aまたは16b)
に表示制御する表示制御用LSI14を設けることによ
って、電子手帳程度の小さい表示能力の表示装置16a
を使用することができるとともに、信号端子14aを介
して外部メモリ12を接続すれば、内蔵メモリ13およ
び外部メモリ12を併用してアクセスして、電子手帳と
パーソナルコンピュータの中間に値するような表示能力
が大きい表示装置16bを使用することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ、ワードプロセッサおよび電子手帳などの情報処理装
置などに用いられ、情報処理装置のCRT(陰極線管)
やLCD(液晶ディスプレイ)などの表示装置に表示を
行うための表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ、ワード
プロセッサおよび電子手帳などの情報処理装置の表示シ
ステム、特にOA機器の表示システムでは、テレビジョ
ン受像機の場合と異なリ、そのOA機器の一構成要素で
ある表示装置で表示されるデータは、常時、OA機器自
体の中に組み込まれたメモリにおいて保存されている。
この表示動作においては、メモリの内容を表示装置に順
次転送する方法が用いられている。
【0003】図3は従来の情報処理装置における表示シ
ステムの基本構成を示すブロック図である。
【0004】図3において、OA機器などの情報処理装
置の表示システムでは、表示装置1と、表示データ記憶
用メモリ(VRAM)2と、これら表示装置1およびV
RAM2に接続されており、表示装置1およびVRAM
2の動作制御を行う表示コントローラ3から構成されて
いる。また、表示コントローラ3は中央処理装置(CP
U)4に接続されており、CPU4からの命令を受け
る。
【0005】この表示装置1としては、CRTやLCD
などが一般的に用いられている。これらCRTやLCD
などいずれの場合でも、そのインターフェースは、表示
データ入力端子、同期信号入力端子および電源入力端子
が基本要素であって、これらのうち表示データ入力端子
を通じて入力される表示データについては、2次元面状
の画像を表現するデータが、1次元の時系列データに変
換されており、シリアル信号となった状態で与えられて
いる。この表示データはVRAM2に記憶されている。
表示コントローラ3は、VRAM2に記憶された表示デ
ータを順次に読み出しては、表示装置1に入力すること
のできる前記したシリアル信号に変換する動作を行う。
【0006】また、その表示内容は、CPU4の制御に
基づいて、必要に応じて不定期的に更新されるが、この
際に必要なVRAM2に記憶された表示データの書き換
え、またはVRAM2からの表示データの読み出し処理
を、CPU4からの命令に基づいて実行する機能も、こ
の表示コントローラ3が受け持っている。
【0007】これら表示コントローラ3とVRAM2の
関係については、従来、次の2つのケースがあり、主に
画面サイズや表示色数、または表現階調数などの表示仕
様に基づく表示データ容量に従って、どちらかの形態が
採られてきた。
【0008】その一つの形態は、図4に示すように、表
示コントローラ3aとVRAM2aを同一のLSI回路
中にまとめて組み込んでしまう形態である。この形態で
は、主に電卓や電子手帳など、単色表示で比較的表示容
量の小さい表示装置1aを用いた表示システムにおいて
使用されている。例えば、表示データサイズが、240
×160ドットのモノクロ表示の表示装置1aに対応し
た表示システム(これを例1とする)では、240×1
60=38400ビットの容量を記憶できるメモリが必
要で、この場合、表示コントローラ3aと同一のLSI
回路中に38400ビットの内蔵VRAM2aを設けて
いる。この形態のVRAM内蔵表示コントローラLSI
回路5の入出力端子としては、表示装置1aへのデータ
出力端子、表示装置制御信号端子、およびCPU4a側
のデータ端子と、CPU4aから制御を受けるための制
御信号入力端子が基本要素として必要である。
【0009】他の一つの形態は、図5に示すように、V
RAM2bと表示コントローラ3bをそれぞれ独立した
別々のLSI回路構成とし、VRAM2bとしては汎用
のメモリLSI回路(SRAMやDRAMなどの汎用メ
モリIC)を用いる形態である。この形態では、主にパ
ーソナルコンピュータやワードプロセッサなど、表示容
量が大きく、またカラー表示を前提とした表示システム
において使用されている。例えば、640×480ドッ
トの表示サイズを有し、256色カラー表示を行う表示
装置1bに対応した表示システム(これを例2とする)
では、256色を表現するために1ドット当たり8ビッ
トを必要とする。よって、640×480×8=245
万7600ビットの容量を記憶できるメモリがVRAM
用に必要であり、この場合、245万7600ビット以
上の記憶容量を持つメモリを、種々の汎用メモリの中か
ら選んで使用する。即ち、例えば4Mビット(419万
4304ビット)のDRAMを1個、または256kビ
ット(26万2144ビット)のSRAMを10個使用
し、これら外部メモリとしてのVRAM2bと表示コン
トローラ3bのLSI回路を基板上で配線して表示シス
テムを構成する。この形態において、表示コントローラ
3bのLSI回路における入出力端子としては、表示装
置1bへのデータ出力端子、表示装置制御信号端子、お
よびCPU4b側のデータ端子と、CPU4bから制御
を受けるための制御信号入力端子の他に、VRAM2b
とデータの受渡しをするためのデータ信号端子、アドレ
ス信号端子およびメモリ制御信号端子が基本要素として
必要である。
【0010】以上の2つの形態の表示システムについ
て、どちらの形態を採用するかは、主に表示コントロー
ラとVRAMとのトータルコストによって決められる。
即ち、例1の表示システムの場合では、38400ビッ
トのメモリが必要であるが、この程度のメモリ容量なら
ば、表示コントローラ3aと同一のLSI回路中に内蔵
してもLSIのチツブ面積の増加はわすがであり、内蔵
していない場合と比べてLSIの価格には大きな差は生
じない。むしろ、外部メモリを用いずに済む分、外部メ
モリ制御用の各種端子が不要となるため端子総数が少な
いLSIパッケージが使用できるため、LSIの価格を
低減することも可能である。
【0011】また、例2の表示システムの場合では、2
45万7600ビットのメモリが必要であるが、これほ
どの大容量のメモリを表示コントローラ3bの回路と同
一のLSIに搭載したならば、LSIのチップ面積は表
示コントローラ3bの回路だけの場合と比べて飛躍的に
増大する。このような超大面積チップのLSIを生産す
ることは技術的には不可能ではないが、LSIの生産歩
留りはチップ面積によって大きく左右され、面積が大き
くなるほど累進的に歩留りが低下するため、そのLSI
価格は表示コントローラ3bだけのLSIを作った場合
に比べて数倍〜数十倍にもなってしまう。このVRAM
2bを内蔵したことによる表示コントローラLSI価格
の上昇分が、外部にVRAM2bを接続する場合のVR
AM用のメモリの価格を上回ってしまうため、例2の表
示システムのようなケースでは、VRAM内蔵表示コン
トローラシステムには用いられない。現状では、メモリ
容量にしておよそ15万〜20万ビット程度が、表示コ
ントローラLSIに同時搭載する内蔵メモリの上限であ
ると考えられている。
【0012】以上の他に、表示コントローラLSIの開
発費用も要因として考慮する必要があるので、一概に表
示容量だけで2つの表示システムのうちのいずれが用い
られるかが決められるわけではないが、この点も含めた
トータルコストに基づき、先の2つの表示システムのう
ちのいずれかが用いられてきた。
【0013】近年、情報処理装置のなかに携帯型情報ツ
ールという新しいジャンルの商品が登場してきている。
これは、パーソナルコンピュータと同様の処理可能な機
能を持つが、携帯性を重視し、全体のサイズを持ち運び
に適した大きさにまとめたものである。その大きさは、
概ね従来の電子手帳を一回りから二回りほど大きくした
程度のものであり、その表示装置についても、従来のパ
ーソナルコンピュータと電子手帳のどちらとも異なる、
両者の中間に値するような表示能力を有する表示装置を
用いている。この表示装置の表示サイズは例えば320
×240ドットで16色表示というようなものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
パーソナルコンピュータと電子手帳の両者の中間に値す
るような表示能力を有する表示装置は、従来、ほとんど
用いられることがながったため、このケースにおいてよ
り最適な表示システムというものが、これまで検討され
ることがなく、上記例1または例2の表示システムを用
いていた。
【0015】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、パーソナルコンピュータと電子手帳の両者の中間に
値するような表示能力を有する表示装置において、より
最適な表示システムとすることができる表示制御装置を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の表示制御装置
は、表示データを記憶する内蔵メモリブロックと、表示
データ記憶用外部メモリ接続用の信号端子と、該内蔵メ
モリブロックおよび表示データ記憶用外部メモリのうち
少なくとも該内蔵メモリブロックの駆動および、該内蔵
メモリブロックおよび表示データ記憶用外部メモリのう
ち少なくとも該内蔵メモリブロックの表示データを用い
て表示する表示部の駆動を制御するメモリ制御部とを有
するものであり、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0017】また、好ましくは、本発明の表示制御装置
において、表示部の表示容量に応じてメモリ容量を選択
可能な選択制御部を設け、メモリ制御部は、該選択制御
部で選択した小表示容量の場合には、内蔵メモリブロッ
クのみを使用して表示制御を行い、該選択制御部で選択
した大表示容量の場合には、内蔵メモリブロックおよび
表示データ記憶用外部メモリを併用して表示制御を行
う。
【0018】
【作用】本発明においては、選択制御部を小表示容量側
に選択するだけで、内蔵メモリブロックのみをメモリ制
御部でアクセスして、電子手帳程度の小さい表示能力の
表示装置を使用することが可能となり、また、信号端子
を介して表示データ記憶用外部メモリを接続し、選択制
御部を大表示容量側に選択するだけで、内蔵メモリブロ
ックおよび表示データ記憶用外部メモリをメモリ制御部
で併用してアクセスし、電子手帳とパーソナルコンピュ
ータの中間に値するような表示能力が大きい表示装置を
も容易に使用することが可能となる。
【0019】このようなパーソナルコンピュータと電子
手帳の中間に値するような表示能力を有する表示装置
は、従来、ほとんど用いられることがなく、数量的にも
少なかったが、数量的にも多い電子手帳に用いる表示装
置の表示制御装置を、パーソナルコンピュータと電子手
帳の中間に値するような表示能力を有する表示装置にも
用いることが可能となっただけではなく、信号端子を介
して接続される外部メモリの容量は、既に表示制御装置
にもメモリブロックとして内蔵されているので、内蔵メ
モリブロックの容量を補う容量であればよく半分程度に
することが可能となる。一方、表示制御装置はこの程度
のメモリブロックを内蔵してもサイズ的には殆ど大きく
ならないので、表示システム全体として製造を容易にす
るとともに量産による自動化、さらにコンパクト化を図
ることが可能となる。このように、パーソナルコンピュ
ータと電子手帳の両者の中間に値するような表示能力を
有する表示装置において、より最適な表示システムとす
ることが可能となって、さらには、従来の表示システム
と比べてトータルコスト的にも優位なものとなる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例を示す情報処理装
置における表示システムのブロック図である。
【0022】図1において、メモリ制御部としての表示
コントローラ11は、VRAM用外部メモリ12とデ一
タの受渡しをするためのデータ信号端子、アドレス信号
端子およびメモリ制御信号端子などの信号端子14aに
接続されており、また、表示コントローラ11はVRA
M用内蔵メモリ13にも接続されている。この内蔵メモ
リ13の容量はLSI回路のサイズや歩留まりなどによ
るトータルコストを念頭に、約20万ビットまでとす
る。これら表示コントローラ11およびVRAM用内蔵
メモリ13、VRAM用外部メモリ接続用の信号端子1
4aにより、本発明の表示駆動装置としてのメモリ内蔵
表示制御用LSI14を構成している。また、この表示
コントローラ11は、CPU15および表示装置16に
接続されており、CPU15からの命令を受け、VRA
M用外部メモリ12およびVRAM用内蔵メモリ13の
うち少なくともVRAM用内蔵メモリ13の駆動およ
び、VRAM用外部メモリ12およびVRAM用内蔵メ
モリ13のうち少なくともVRAM用内蔵メモリ13の
表示データを用いて表示する表示装置16の駆動を制御
する。
【0023】まず、最初の具体例として、320×24
0ドットの表示サイズで16色表示の、電子手帳とパー
ソナルコンピュータの中間に値するような表示能力が大
きい表示装置16bを用いた表示システムに、本発明の
メモリ内蔵表示制御用LSI14を適用した場合につい
て説明する。
【0024】この表示システムでは、16色を表現する
ためには4ビットを必要とするため、320×240×
4=30万7200ビットの容量を記憶できるメモリが
VRAM用に必要である。約30万ビットというデータ
量は、前述したようにすべて表示コントローラ11とと
もにメモリ内蔵表示制御用LSI14に内蔵するにはコ
スト的にも難点がある。本発明のメモリ内蔵表示制御用
LSI14を使用した表示システムでは、この30万7
200ビットのうち、半数の15万3600ビットにつ
いて、LSI内蔵VRAMであるVRAM用内蔵メモリ
13に受け持たせ、残リの半数の15万3600ビット
は、256kビット(26万2144ビット)のSRA
M1個を別途用意し、メモリ内蔵表示制御用LSI14
の外部メモリ制御用の信号端子14aを通して接続する
VRAM用外部メモリ12を設ける。この表示コントロ
ーラ11のメモリ制御部では、これらの内蔵メモリ13
および外部メモリ12のうち内蔵メモリ13、または両
者を一体化して制御し、表示装置16bの表示および、
表示データ書換え、読み出しに必要な駆動制御処理を実
行する。
【0025】ここで、例えば、本発明のメモリ内蔵表示
制御用LSI14によらず、LSI回路内に内蔵メモリ
を設けずに、VRAMをすべて外部メモリとした場合に
は、外部メモリは256kビットのSRAMが2個必要
となる。即ち、本発明のメモリ内蔵表示制御用LSI1
4を用いたときと比べて、SRAMを1個余計に必要と
し、その結果、コストアップとなるばかりではなく、ス
ペース的にもコンパクト化を阻害するとともに、生産の
容易化をも阻害するものである。したがって、このよう
な表示装置を対象とした表示システムでは、本発明のメ
モリ内蔵表示制御用LSI14を用い、最小限の外部メ
モリだけを別途使用するように表示システムを構成する
ことが、トータルコスト的に最善であるばかりではな
く、スペース的にもコンパクト化を図ることができると
ともに、生産の容易化をも図ることができるものであ
る。
【0026】次に、第2の具体例として、上記した32
0×240ドットの表示サイズで16色表示の表示装置
と同一シリーズとして、同じ16色表示ながら表示サイ
ズが240×160ドットの電子手帳程度の小さい表示
能力の表示装置16aを用いた場合を考える。
【0027】この表示システムの240×160ドット
16色表示では、240×160×4=15万3600
ビットのメモリ容量を記憶できるメモリがVRAM用に
必要であるが、この場合には、本発明のメモリ内蔵表示
制御用LSI14において、内蔵メモリ13だけで対応
することが可能となる。したがって、320×240ド
ット表示の場合と違って外部メモリ12は使用しなくて
もよく、この外部メモリ12を用いない分、上記第1の
具体例に比べてよリ低価格化できるばかりでなく、スペ
ース的にもコンパクト化を図ることができるとともに、
生産の容易化をも図ることができる。
【0028】したがって、本発明のメモリ内蔵表示制御
用LSI14では、内蔵メモリ13のみを使用して表示
を行うモードと、外部メモリ12と内蔵メモリ13を併
用して表示を行うモードの両者をサポートしているた
め、上記の320×240ドットの表示装置16bと2
40×160ドットの表示装置16aの両者において、
同一の表示コントローラ11およびメモリ内蔵表示制御
用LSI14を共用することが可能である。したがっ
て、それぞれの表示装置16b,16a毎に複数の表示
コントローラ11およびメモリ内蔵表示制御用LSI1
4を用意する必要はなく、開発コストの低減化、または
表示コントローラ11を複数機種で多数使用することに
よる量産効果(生産の容易化および効率化、自動化、さ
らには低価格化)など、多くのメリットが期待できる。
特に、パーソナルコンピュータと電子手帳の両者の中間
に値するような表示能力を有する、生産個数の少ない表
示装置16bにおいても、より最適な表示システムとす
ることが可能となる。
【0029】ここで、本発明のメモリ内蔵表示制御用L
SI14について更に詳しく説明する。
【0030】図2は図1のメモリ内蔵表示制御用LSI
14の回路図であり、このメモリ内蔵表示制御用LSI
14は、320×240ドット16色表示、および24
0×160ドット16色表示の2種類の表示装置16
b,16aに対応している。
【0031】このメモリ内蔵表示制御用LSI14中に
は、VRAM用内蔵メモリ13として、容量が15万3
600ビットのメモリブロックを内蔵しているが、これ
をそれぞれが7万6800ビットの容量を持つメモリマ
クロ21,22の、2個のメモリマクロにより構成す
る。どちらのメモリマクロも、バス幅が8ビットでアド
レス空間が9600バイトのメモリであり、それぞれデ
ータ線D0〜D7、アドレス線A0〜A13、および−
CE、−OE、−WEの合計25本のインタフェースに
よリ駆動される。なお、−記号の信号はアクティブ極性
がローアクティブであることを示している。
【0032】また、メモリ内蔵表示制御用LSI14に
は、8ビット×32768バイト構成の、256kビッ
トのVRAM用外部メモリ12を接続することを前提と
した信号端子14aを設けている。即ち、この信号端子
14aとは、データ端子MD0〜MD7、アドレス出力
端子MA0〜MA14、および−MCE、−MOE、−
MWEの各入出力端子である。
【0033】さらに、メモリ内蔵表示制御用LSI14
中には表示コントローラ11が設けられており、表示コ
ントローラ11は、内蔵メモリ13および外部メモリ1
2を駆動して、表示データの書換・読み出しとそれに基
づいて表示データを表示装置16に転送する動作、並び
にCPU15からの命令に応じて内蔵メモリ13および
外部メモリ12の表示データを読みだしてCPU15に
対し読み出しデータを出力するか、またはCPU15か
ら与えられたデータを内蔵メモリ13および外部メモリ
12に書込む各動作をそれぞれ実行制御する。また、メ
モリ内蔵表示制御用LSI14には、このような表示コ
ントローラ11の各動作のための各端子が設けられてい
る。これらの各端子とは、CPU15と接続することを
前提としたデータ線接続端子SD0〜SD15、CPU
15から与えられる複数の制御信号入力端子、また、表
示装置16と接続することを前提としたデータ線接続端
子TR,TG,TB、表示装置16を制御するための複
数の制御信号出力端子である。このデータ線接続端子T
R,TG,TBはそれぞれ1本のアナログ線、またはそ
れぞれ複数本からなるデジタル線など、表示装置16に
合わせて最適なものが選択されて用いられる。
【0034】また、表示コントロール部としての表示コ
ントローラ11は、16ビットデータバスの処理回路を
有しており、したがって、CPU15との間のデータバ
ス、およびVRAMとの間のデータバス、どちらも16
ビットのバス幅となっている。これらの各端子、および
表示コントロール部が果たす機能については、基本的に
従来よリ用いられてきた表示コントローラと変わりない
ので、ここではその詳細については省略するが、VRA
Mと接続するためのデータバスD0〜D7、およびデー
タバスD8〜D15の使い分け方法については、後で説
明を行う。
【0035】前述したように、メモリ内蔵表示制御用L
SI14は、320×240ドット16色表示、および
240×160ドット16色表示の2種類の表示装置1
6b,16aに対応した表示コントローラLSI回路で
あり、そのどちらの表示装置16と接続して使用するか
を設定するためのMODE端子14bが設けられてい
る。例えば、320×240ドット16色表示の表示装
置16bと組み合わせて使用する場合には、このMOD
E端子14bをLSI電源線と接続し、また、240×
160ドット16色表示の電子手帳程度の表示装置16
aと組み合わせて使用する場合には、このMODE端子
14bをGND端子(接地)と接続して使用する。な
お、このMODE端子14bの代りにレジスタをLSI
回路内部に設け、このレジスタの値をCPU15からの
制御に基づいて変えることによって、表示装置16の表
示能力に対応した設定を行うようにしてもよい。
【0036】次に、VRAM用内蔵メモリ13およびV
RAM用外部メモリ12のうち少なくとも内蔵メモリ1
3を制御する仕組みについて説明する。
【0037】本発明のメモリ内蔵表示制御用LSI14
では、内蔵メモリマクロ21については、データ端子が
常に表示コントローラ11の下位側データバスD0〜D
7と直結されているのに対して、内蔵メモリマクロ22
は、データ端子が3ステートバッファ23,25を介し
て、表示コントローラ11の下位側データバスD0〜D
7、および上位側データバスD8〜D15のいずれにも
接続できるようになっている。また、VRAM用外部メ
モリ12用のデータ端子MD0〜MD7は常に表示コン
トローラ11の上位側データバスD8〜D15と直結さ
れている。
【0038】まず、第1番目に、メモリ内蔵表示制御用
LSI14を320×240ドット16色表示の表示装
置16bと組み合わせて便用する場合(これをmode
1という)について説明する。
【0039】この場合には、320×240×4=30
万7200ビットのデータを、VRAMに記憶させるこ
とが必要であり、そのため、VRAM用内蔵メモリ13
およびVRAM用外部メモリ12の両者を併用して用い
る。この30万7200ビットの表示データに対して、
表示コントローラ11では16ビット処理を行うので、
30万7200/16=19200ワードのアドレス空
間を表示コントローラ11では管理する。この1920
0ワードをアドレス0からリニアに割り当てた場合、そ
のアドレス空間は16進数表記で0000H〜4AFF
Hに当たるが、本LSIでは、このようなリニアな用い
方はせず、9600ワード×2の空間、即ち0000H
〜257FHおよび4000H〜657FHの合計とし
て19200ワードとなる空間を割り当てて制御する。
いずれにしても、表示コントローラ11はA0〜A14
の15本のアドレス線を制御する。
【0040】このmode1では、VRAM用内蔵メモ
リ13の内蔵メモリマクロ21,22について、これを
8ビット×19200バイトのアドレス空間を持つメモ
リとして用い、これに8ビットバス幅のVRAM用外部
メモリ12を組み合わせる。このために、内蔵メモリマ
クロ22のデータ端子が、このmode1では、表示コ
ントローラ11の下位側データバスD0〜D7と接続さ
れるよう、3ステートバッファは制御されている。即
ち、このmode1ではMODE端子14bがハイレベ
ルであることにより、3ステートバッファ23,24は
メモリのリード/ライト切替に基づいて適切な方向にデ
ータを通すことができるのに対して、3ステートバッフ
ア25,26は常時出力ハイインピーダンスとなる。こ
のことは、内蔵メモリマクロ22のデータ端子が、表示
コントローラ11の下位側データバスD0〜D7と接続
されていることと等価である。
【0041】さて、内蔵メモリマクロ21,22の両者
のデータ端子が同じデータバスD0〜D7にて互いに接
続状態となったので、両者が同時にアクティブにならな
いように配慮する必要がある。本実施例のmode1で
は、両内蔵メモリマクロ21,22の−CE信号とし
て、もともと表示コントローラ11から出力される−C
E信号にアドレスA14を組み合わせた信号を用いるこ
とで、両者の使い分けを行っている。即ち、アドレスA
14がローレベルのときには、内蔵メモリマクロ21の
−CEだけがアウティブになり、また、アドレスA14
がハイレベルのときには内蔵メモリマクロ22の−CE
だけがアクティブになる。言い替えれば、アドレス00
00H〜3FFFHでは内蔵メモリマクロ21に対して
データのアクセスがなされ、アドレス4000H〜7F
FFHでは内蔵メモリマクロ22に対してデータのアク
セスが行われる。このように、アドレスA14だけでメ
モリマクロ21,22の使い分けをするために、前述し
たように必要なアドレス空間19200ワード分を、9
600ワード×2の空間、即ち0000H〜257FH
および4000H〜657FHの合計として19200
ワードとなる空間に割り当てて使用している。
【0042】一方、VRAM用外部メモリ12は000
0H〜7FFFHのどのアドレスでもデータのアクセス
が可能で、常に表示コントローラ11の上位側データバ
スD8〜D15を通してデータがやりとりされる。表示
コントローラ11側では、内蔵RAMおよび外部RAM
の両者に対し、常に、16ビットバス幅でアクセスを行
っていることになる。
【0043】次に、第2番目に、メモリ内蔵表示制御用
LSI14を240×160ドット16色表示の電子手
帳程度の表示装置16aと組み合わせて使用する場合
(これをmode2という)について説明する。
【0044】この場合には、240×160×4=15
万3600ビットのデータを、VRAMに記憶させるこ
とが必要であるが、VRAM用内蔵メモリ13だけで1
5万3600ビットの容量を保有しているので、このm
ode2では、VRAM用内蔵メモリ13だけを用い、
VRAM用外部メモリ12は使用しない。このmode
2においても、表示コントローラ11では16ビット処
理を行い、15万3600/16=9600ワードのア
ドレス空間を表示コントローラ11は管理する。この空
間は16進数表記で0000H〜257FHのリニア空
間で、表示コントローラ11は15本出力しているアド
レス線のうち、A0〜A13の14本のアドレス線によ
り制御を行う。
【0045】このmode2の表示システムでは、上記
したmode1の表示システムとは異なリ、VRAM用
内蔵メモリ13の内蔵メモリマクロ21,22につい
て、これを16ビット×9600ワードのアドレス空間
を持つメモリとして用いる。このために、内蔵メモリマ
クロ22のデータ端子が、このmode2では、表示コ
ントローラ11の上位側データバスD8〜D15と接続
されるよう、3ステートバッファは制御されている。即
ち、mode2ではMODE端子がローレベルであるこ
とにより、3ステートバッファ25,26はメモリのリ
ード/ライト切替に基づいて適切な方向にデータを通す
ことができるのに対して、3ステートバッファ23,2
4は、常時出力ハイインピーダンスとなる。このこと
は、内蔵メモリマクロ22のデータ端子が、表示コント
ローラ11の上位側デ一タバスD8〜D15と接続され
ていることと等価である。
【0046】また、このmode2では、内蔵メモリマ
クロ21,22が並列扱いてあり、表示コントローラ1
1がメモリアクセスを行うときにはいつでも、メモリマ
クロ21,22共にアクティブになればよいので、両内
蔵メモリマクロ21,22の−CE信号には、表示コン
トローラ11から出力される−CE信号そのものを用い
る。両内蔵メモリマクロ21,22の−CE信号を、m
ode1,2により使い分けるための選択制御について
は、ゲート群27により、やはりMODE端子14bよ
り入力される選択信号(本実施例の場合はハイレベル信
号とローレベル信号)に基づいて行われる。
【0047】以上のように、本発明の表示制御装置とし
てのメモリ内蔵表示制御用LSI14は、表示データを
記憶するメモリ部と表示装置との駆動を制御する回路で
あって、表示データ記憶用外部メモリ(RAM)12を
アクセスするための信号端子14aと、外部メモリ12
および内蔵メモリ13のうち少なくとも内蔵メモリ13
の表示データを用いて表示制御する制御回路とを有する
とともに、その内部においても表示データ記憶用メモリ
13のメモリブロックを内蔵した回路である。また、本
発明のメモリ内蔵表示制御用LSI14は、表示容量の
異なる複数の表示装置に対応するための選択機能を有し
ており、小容量の表示装置16aを接続して表示を行う
場合には、外部メモリ12は接続せずに内蔵メモリ13
のみ使用して表示を行い、また、大容量の表示装置16
bを接続して表示を行う場合には、外部メモリアクセス
用の信号端子14aを介して外部メモリ12を接続し、
外部メモリ12と内蔵メモリ13を併用して表示制御を
行うメモリ制御回路を有するものである。
【0048】これによって、表示データ容量に応じて、
外部メモリ12を必要とする表示システム、および外部
メモリ12を必要としない表示システムのどちらにも、
同一の表示制御装置を適用することができ、それぞれの
表示装置16b,16a毎に複数の表示コントローラや
表示制御装置を用意する必要はなく、一品種の表示コン
トローラや表示制御装置を複数機種で多数使用すること
による量産効果(生産の容易化および効率化、自動化、
さらには単価の低価格化)など、多くのメリットが期待
できる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電子手帳
とパーソナルコンピュータの両者の中間に値する例えば
320×240ドットの表示サイズで16色表示という
ような、従来あまり用いられていなかった仕様の表示装
置を使用する表示システムを構成する上で、従来の表示
システムよりも、表示システム全体として製造を容易に
するとともに量産による効率化、さらにコンパクト化を
図ることができる。したがって、パーソナルコンピュー
タと電子手帳の両者の中間に値するような表示能力を有
する表示装置において、より最適な表示システムとする
ことができて、さらには、従来の表示システムと比べて
トータルコスト的にも優位な表示システムを実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す情報処理装置における
表示システムのブロック図である。
【図2】図1のメモリ内蔵表示制御用LSI14の回路
図である。
【図3】従来の情報処理装置における表示システムの基
本構成を示すブロック図である。
【図4】従来の情報処理装置における表示システムの例
1の構成を示すブロック図である。
【図5】従来の情報処理装置における表示システムの例
2の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 表示コントローラ 12 VRAM用外部メモリ 13 VRAM用内蔵メモリ 14 メモリ内蔵表示制御LSI 14a 信号端子 14b MODE端子 16,16a,16b 表示装置 21,22 内蔵メモリマクロ 23〜26 3ステートバッファ 27 −CE信号作成用ゲート群

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示データを記憶する内蔵メモリブロッ
    クと、表示データ記憶用外部メモリ接続用の信号端子
    と、該内蔵メモリブロックおよび表示データ記憶用外部
    メモリのうち少なくとも該内蔵メモリブロックの駆動お
    よび、該内蔵メモリブロックおよび表示データ記憶用外
    部メモリのうち少なくとも該内蔵メモリブロックの表示
    データを用いて表示する表示部の駆動を制御するメモリ
    制御部とを有する表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記表示部の表示容量に応じてメモリ容
    量を選択可能な選択制御部を設け、前記メモリ制御部
    は、該選択制御部で選択した小表示容量の場合には、前
    記内蔵メモリブロックのみを使用して表示制御を行い、
    該選択制御部で選択した大表示容量の場合には、前記内
    蔵メモリブロックおよび表示データ記憶用外部メモリを
    併用して表示制御を行う構成とした請求項1記載の表示
    制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001184019A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Kyocera Corp 情報処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001184019A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Kyocera Corp 情報処理装置

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