JPH08328123A - 磁気記録可能なカメラ - Google Patents

磁気記録可能なカメラ

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Publication number
JPH08328123A
JPH08328123A JP7156707A JP15670795A JPH08328123A JP H08328123 A JPH08328123 A JP H08328123A JP 7156707 A JP7156707 A JP 7156707A JP 15670795 A JP15670795 A JP 15670795A JP H08328123 A JPH08328123 A JP H08328123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic recording
switch
film
series scene
shooting
Prior art date
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Pending
Application number
JP7156707A
Other languages
English (en)
Inventor
Ritsuo Kashiyama
律夫 樫山
Toshifumi Osawa
敏文 大沢
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Priority to US08/654,535 priority patent/US6295415B1/en
Priority to EP96108805A priority patent/EP0745889B1/en
Priority to DE69619891T priority patent/DE69619891T2/de
Publication of JPH08328123A publication Critical patent/JPH08328123A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影者の意図に応じた露出の写真を与える、
連続した撮影を自由に実行させる。 【構成】 連続して行われる撮影駒の磁気記録部それぞ
れに、撮影フィルムからプリントを行う際に同一条件で
プリントを行う事を指示する信号の記録を、磁気記録手
段14,15に行わせる為の操作手段11を設け、操作
手段の操作により、撮影フィルムからプリントを行う際
に連続した複数駒について同一条件でプリントを行わせ
るか否かを設定するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムに具備された
磁気記録部へ情報の記録を行う磁気記録手段を備えた磁
気記録可能なカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影時の露出状態を再現するべく
同一の露出条件でプリントを行いわせる、いわゆるシリ
ーズシーンである旨の情報をフィルムに具備された磁気
記録部に記録しておき、フィルムからプリントを行う際
にその旨の情報が記録された複数駒については同一条件
でプリントを行わせ、意図した写真を得られる様にしよ
うとするカメラが米国特許第5027140号等にて開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、連写を行った際にのみ上記シリーズシーンの
信号を記録するようになっており、連写を行わない場合
などにはシリーズシーン信号は記録されない。この為、
同一条件でプリントを行いたいようなシーンを撮影する
場合には、連写をする意外には方法がなかった。
【0004】(発明の目的)本発明の第1の目的は、撮
影者の意図に応じた露出の写真を与える、連続した撮影
を自由に実行させることのできる磁気記録可能なカメラ
を提供することである。
【0005】本発明の第2の目的は、専用の操作手段を
設けることなく、撮影者の意図に応じた露出の写真を与
える連続した撮影を実行させることができ、しかも設定
露出モードに従った撮影を行うことのできる磁気記録可
能なカメラを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜3記載の本発明は、連続して行わ
れる撮影駒の磁気記録部それぞれに、撮影フィルムから
プリントを行う際に同一条件でプリントを行う事を指示
する信号の記録を、磁気記録手段に行わせる為の操作手
段を設け、操作手段の操作により、撮影フィルムからプ
リントを行う際に連続した複数駒について同一条件でプ
リントを行わせるか否かを設定するようにしている。
【0007】上記第2の目的を達成するために、請求項
4記載の本発明は、AEロックスイッチが操作された状
態で連続して撮影が行われる場合には、各撮影駒の磁気
記録部それぞれに対し、プリントを行う際には同一条件
でプリントを行う事を指示する情報を、磁気記録手段に
記録させると共に、この際の露出モードが自動露出モー
ドであれば前記撮影をAEロック撮影とし、マニュアル
モードであれば前記撮影はAEロック撮影とはしない撮
影制御手段を設け、AEロック操作がなされ、かつ、自
動露出モード時には、AEロック撮影を行うと共に、こ
の際の撮影駒には、撮影フィルムからプリントを行う際
に同一条件でプリントを行わせる旨の記録を自動的に行
い、一方、AEロック操作がなされていても、マニュア
ルモード時には、AEロック撮影は行わず任意に設定さ
れた値によって撮影を行うと共に、この際の撮影駒に
は、撮影フィルムからプリントを行う際に同一条件でプ
リントを行わせる旨の記録を行うようにしている。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1は本発明の第1の実施例を示す磁気記
録部付フィルムを用いるカメラの回路構成を示すブロッ
ク図であり、まず各部の構成について説明する。
【0010】図1において、1はカメラ全体を制御する
制御装置であるところのマイクロコンピュータ、2は被
写体の明るさを測定する為の測光回路、3は焦点位置を
検出して撮影レンズを焦点位置に移動する為の測距回
路、4は不図示のシャッタの開閉を制御して露光動作を
する為のシャッタ制御回路、5はレンズの絞り量を制御
する為の絞り制御回路である。6はシャッタ速度や絞り
値などの種々の情報を表示する為の表示部であり、シリ
ーズシーンに設定されている場合には「シリーズシー
ン」であることの表示も行う。
【0011】7は外部記憶手段であるところのRAM、
8は不揮発性の外部記憶手段であるところのEEPRO
M、9は測光及び測距を開始する為のスイッチ(以下、
スイッチSW1と記す)、10はレリーズ動作を開始す
る為のスイッチ(以下、スイッチSW2と記す)、11
はシリーズシーンを撮影者が設定する為のシリーズシー
ンスイッチ(以下、スイッチSS_SWと記す)、12
は磁気記録部を持つフィルムに撮影情報を書き込む為の
磁気ヘッド13を制御する磁気記録回路、14はフィル
ムの給送速度とフィルムの位置を検出する為のフォトセ
ンサ15を制御するフィルム検出回路、16はフィルム
の給送を行うためにフィルム給送用モータ17を制御す
るフィルム給送回路、18は磁気記録部を有するフィル
ムである。
【0012】図2は、図1に示すマイクロコンピュータ
1の動作を示すフローチャートであり、このフローチャ
ートは、図1のスイッチSS_SWがON/OFFを切
り換えるタイプのスイッチの場合であった場合の動作を
示すものである。
【0013】マイクロコンピュータ1は不図示のメイン
スイッチがONされると、ステップ101から動作を開
始する。
【0014】ステップ101においては、スイッチSW
1がONされているかどうかを判別し、ONでなければ
ステップ101に戻り、スイッチSW1がONされるの
を待つ。その後、ONすることにより測光、測距を開始
するためにステップ102に進み、適正露光値を決定す
るために測光回路2により測光を行って被写体の光量を
測定し、露光量を決定した後、絞り値とシャッタ速度を
決定する。次のステップ103においては、測距回路3
により測距を行い、不図示のレンズを動作させて被写体
にピントを合せてステップ104に進む。
【0015】次のステップ104においては、スイッチ
SW2がONであるかどうかを判別し、ONでなければ
ステップ101に戻る。一方、ONであれば露光動作を
行うためにステップ105に進み、まず絞り制御回路5
を動作させてレンズの絞りを上記ステップ102で決定
した値まで絞り込み、次にシャッタ制御回路4を動作さ
せて上記ステップ102で決定したシャッタ速度でシャ
ッタを制御して露光動作を行い、次いで絞り制御回路5
を動作させて絞りを開放に戻して露光動作を終了し、ス
テップ106に進む。
【0016】次のステップ106においては、フィルム
給送回路16を介してフィルム給送用モータ17を動作
させてフィルム18を巻上げる動作を開始し、次のステ
ップ107においては、磁気記録回路14を動作させて
磁気ヘッド15によりフィルム18の磁気記録部に日付
等の撮影データの記録を開始する。
【0017】続くステップ108においては、スイッチ
SS_SWがONされているかどうかを判別し、ONさ
れていなければステップ109に進み、ここではスイッ
チSS_SWがONされていないときなので、RAM7
のシリーズシーンフラグ(図2ではSSフラグと記して
ある)がセットされていればクリアしてステップ112
に進む。
【0018】また、上記ステップ108においてスイッ
チSS_SWがONされていればステップ110に進
み、ここではRAM7のシリーズシーンフラグがセット
されているかどうかを判別し、セットされていなければ
ステップ111に進む。そして、このステップ111に
おいて、RAM7のシリーズシーンフラグをセットして
ステップ112に進む。
【0019】ステップ112においては、シリーズシー
ン開始信号をフィルム18の磁気記録部19に記録す
る。このステップは、スイッチSS_SWがOFFの時
と、該スイッチSS_SWがONになって一枚目の撮影
時に実行されるようになっている。
【0020】また、上記ステップ110においてシリー
ズシーンフラグがセットされていた場合にはステップ1
13へ進み、ここではシリーズシーン終了信号をフィル
ム18の磁気記録部19に記録する。このステップは、
スイッチSS_SWがONされてから二枚目以降の撮影
時に実行されるようになっている。
【0021】次のステップ114において、記録すべき
磁気記録データをすべてフィルムに記録し終えると、該
磁気記録動作を終了してステップ115に進み、フィル
ム検出回路14とフォトセンサ15によりフィルム18
が一駒分給送を行った所定の位置に達した事を検知した
ら、フィルム給送回路16によりフィルム給送モータ1
7を停止させてレリーズ動作を終了する。その後はステ
ップ101に戻り、次のレリーズを待つようになってい
る。
【0022】上記の様に、スイッチSS_SWがOFF
の場合にはシリーズシーン開始信号が、更にスイッチS
S_SWがONになってから一枚目の撮影の場合にもシ
リーズシーン開始信号が、それぞれフィルム18に記録
される。また、スイッチSS_SWがONになってから
二枚目以降の撮影の場合には、シリーズシーン終了信号
が記録されるようになっている。このことを図3を用い
て説明する。
【0023】図3はスイッチSS_SWをONとOFF
それぞれの状態で撮影した時のフィルム18に記録され
たシリーズシーンに関する情報を示す図であり、この情
報は前述の様にフィルム18の磁気記録部19に記録さ
れる。
【0024】フィルム18への露光は、この図の右側の
撮影駒20から順次行われるものとする。
【0025】この図の最初の撮影駒20はスイッチSS
_SWをOFFで撮影した場合であり、ここでは図2の
フローチャートで説明した様に、シリーズシーンの開始
信号が記録される。
【0026】次に、撮影駒21の撮影前に、スイッチS
S_SWをONして撮影した場合について説明する。
【0027】撮影駒22はスイッチSS_SWをONし
た後の一枚目の駒であるので、磁気記録部19にはシリ
ーズシーン開始信号が記録される。その後スイッチSS
_SWがONされたまま次の撮影駒22が撮影される
と、フィルム18の磁気記録部19にはシリーズシーン
終了の信号が記録される。更に同様にスイッチSS_S
WをONしたまま撮影を行った撮影駒23にもシリーズ
シーン終了の信号が記録される。
【0028】次の撮影駒24はスイッチSS_SWをO
FF状態で撮影した場合であり、フィルム18の磁気記
録部19にはシリーズシーン開始信号が記録されてい
る。
【0029】以上の様にシリーズシーンの情報が記録さ
れることから、プリント時には、「シリーズシーン開
始」,「シリーズシーン開始」と二回続いた場合の後の
駒をシリーズシーンの最初の駒と判別し、又「シリーズ
シーン終了」の後に「シリーズシーン開始」を検知する
ことにより、「シリーズシーン開始」の直前の駒がシリ
ーズシーンの最後の駒であると判別し、図3の例では撮
影駒21〜23に対して、同一条件にてプリント処理が
なされることになる。
【0030】次に、図1に示すマイクロコンピュータ1
に接続されたスイッチSS_SWがプッシュスイッチで
あり、操作したときのみONするものである場合のマイ
クロコンピュータ1の動作を、図6のフローチャートに
より説明する。
【0031】マイクロコンピュータ1は不図示のメイン
スイッチがONされると、ステップ201から動作を開
始する。
【0032】ステップ201においては、スイッチSS
_SWがONされているかどうかを判別し、ONでなけ
ればステップ207に進む。その後、ONすることによ
りステップ202に進み、ここではRAM7内のフラグ
を判別し、シリーズシーンモードになっていなければス
テップ203に進む。そして、ステップ203におい
て、RAM7のフラグをシリーズシーンモードに設定
し、次のステップ204において、シリーズシーンであ
ることを表示部6に表示した後にステップ207に進
む。
【0033】また、上記ステップ202においてシリー
ズシーンモードになっていなければステップ205へ進
み、RAM7内のフラグをシリーズシーンモードから解
除してステップ206に進む。そして、ステップ206
において、表示部6に表示されている「シリーズシー
ン」である表示を消した後にステップ207に進む。
【0034】ここまでで、シリーズシーンモードでない
ときにスイッチSS_SWをONすると「シリーズシー
ンモード」になり、シリーズシーンモードの時にスイッ
チSS_SWをONすると「シリーズシーンモード」が
解除され、結局スイッチSS_SWを操作することで、
シリーズシーンの設定と解除が可能になる。
【0035】次のステップ207においては、スイッチ
SW1がONされているかどうかを判別し、ONでなけ
ればステップ201に戻り、スイッチSS_SWの状態
検知を行うと共に、SW1がONされるのを待つ。
【0036】一方、スイッチSW1がONであれば測
光,測距を開始するためにステップ208に進み、ここ
では適正露光値を決定する為に測光回路2により測光を
行って被写体の光量を測定し、露光量を決定した後に絞
り値とシャッタ速度を決定する。次のステップ209に
おいては、測距回路3により測距を行い、不図示のレン
ズを動作させて被写体にピントを合せてステップ210
に進む。
【0037】続くステップ210においては、スイッチ
SW2がONであるかどうかを判別し、ONでなければ
ステップ201に戻る。また、ONであれば露光動作を
行うためにステップ211に進み、まず絞り制御回路5
を動作させてレンズの絞りを上記ステップ208で決定
した値まで絞り込み、次にシャッタ制御回路4を動作さ
せて上記ステップ208で決定したシャッタ速度でシャ
ッタを制御して露光動作を行い、次いで絞り制御回路5
を動作させて絞りを開放に戻して露光動作を終了し、ス
テップ212に進む。
【0038】次のステップ212においては、フィルム
給送用モータ17を動作させてフィルム18を巻上げる
動作を開始し、続くステップ213においては、磁気記
録回路14を動作させて磁気ヘッド15によりフィルム
18の磁気記録層に日付等の撮影データの記録を開始し
てステップ214に進む。
【0039】ステップ214においては、RAM7のシ
リーズシーンモードフラグを判別し、シリーズシーンモ
ードでなければステップ215に進み、ここではシリー
ズシーンモードでないので、RAM7にシリーズシーン
継続フラグがセットされていればクリアしてステップ2
18に進む。
【0040】また、上記ステップ214においてシリー
ズシーンモードであることを判別した場合にはステップ
216へ進み、RAM7にシリーズシーン継続フラグが
セットされているかどうかを判別し、セットされていな
ければステップ217へ進む。そして、ステップ217
において、RAM7にシリーズシーン継続フラグをセッ
トしてステップ218に進む。
【0041】ステップ218においては、シリーズシー
ン開始信号をフィルム18の磁気記録部19に記録す
る。このステップは、シリーズシーンモードではないと
き、及び、シリーズシーンモードになって一枚目の撮影
時に実行されるようになっている。
【0042】また、上記ステップ216においてシリー
ズシーン継続フラグがセットされていればステップ21
9へ進み、シリーズシーン終了信号をフィルム18の磁
気記録部19に記録する。このステップは、シリーズシ
ーンモードになってから二枚目以降の撮影時に実行され
るようになっている。
【0043】次のステップ220において、記録すべき
磁気記録データをすべてフィルムに記録し終えると、該
磁気記録動作を終了してステップ221に進み、フィル
ム検出回路14とフォトセンサ15によりフィルム18
が一駒分給送を行った所定の位置に達した事を検知した
ら、フィルム給送回路16によりフィルム給送モータ1
7を停止させてレリーズ動作を終了する。その後はステ
ップ201に戻り、次のレリーズを待つようになってい
る。
【0044】これにより、前記図3のフィルムと同様に
記録される。
【0045】上記の様に撮影されたフィルム18をプリ
ントに出した際には、前述の様に磁気記録部19に記録
されているシリーズシーンの信号が読み出され、プリン
ト処理が為される。つまり、シリーズシーン開始信号の
後の撮影駒にシリーズシーン終了信号が記録されてい
て、このシリーズシーン終了信号が記録されている間の
駒をシリーズシーンとする事で、シリーズシーンである
一連の撮影駒を判別され、シリーズシーンになっている
複数駒のプリントが同一条件で行われることになる。
【0046】ここで、シリーズシーン開始信号の後にシ
リーズシーン終了信号がある場合のみシリーズシーンの
開始とする事で、スイッチSS_SWをONして一駒撮
影した後に該スイッチSS_SWをOFFした場合に
は、シリーズシーンとならないようになっている。
【0047】この実施例の様に、撮影者が任意にシリー
ズシーンを設定可能な操作スイッチを設けることによ
り、撮影者が同一条件でプリントを行いたいシーンを撮
影する際に、該スイッチ(スイッチSS_SW)をON
して撮影することで、撮影者の意図通りの同一条件での
写真を得ることが出来る。
【0048】また、ここではスイッチSS_SWをマイ
クロコンピュータ1に接続されたスイッチとしている
が、カメラのファインダを覗く撮影者の視線を検出する
方法で撮影者の視線がファインダ内に表示されたシリー
ズシーンマークを覗くことを検出する方法で、シリーズ
シーンの可否の切り換えを行うことも可能である。
【0049】(第2の実施例)図5は本発明の第2の実
施例を示す磁気記録部付フィルムを用いるカメラの回路
構成を示すブロック図であり、まず各部の構成について
説明する。
【0050】51はカメラ全体を制御する制御装置であ
るところのマイクロコンピュータ、52は被写体の明る
さを測定する為の測光回路、53は焦点位置を検出して
撮影レンズを焦点位置に移動する為の測距回路、54は
不図示のシャッタの開閉を制御して露光動作をする為の
シャッタ制御回路、55はレンズの絞り量を制御する為
の絞り制御回路である。56はシャッタ速度や絞り値な
ど各種の情報を表示する為の表示部であり、シリーズシ
ーンに設定されている場合には「シリーズシーン」であ
ることの表示も行う。
【0051】57は外部記憶手段であるところのRAM
であり、シリーズシーンモードであることを示すシリー
ズシーンモードフラグやシリーズシーンによる撮影が継
続していることを示すシリーズシーン継続フラグが含ま
れる。58は不揮発性の外部記憶手段であるところのE
EPROM、59は測光や測距を開始する為の測光<測
距スイッチ(以下、スイッチSW1と記す)、60はレ
リーズ動作を開始する為のレリーズスイッチ(以下、ス
イッチSW2と記す)、61は測光値を固定して撮影す
る為のAEロックスイッチ(以下、スイッチAE_LO
CKと記す)、62は撮影者が任意の露出値にするマニ
ュアルモードと自動的に露出を決めるAEモードとを切
り換える為の露出モードスイッチである。
【0052】63は磁気記録部をもつフィルムに撮影情
報を書き込む為の磁気ヘッド64を制御する磁気記録回
路、65はフィルムの給送速度とフィルムの位置を検出
する為のフォトセンサ68を制御するフィルム検出回
路、67はフィルムの給送を行うためにフィルム給送用
モータ66を制御するフィルム給送回路、69は磁気記
録部を有するフィルムである。
【0053】図6は、図5に示すマイクロコンピュータ
51の動作を示すフローチャートであり、このフローチ
ャートを用いてカメラ全体の動作を説明する。
【0054】マイクロコンピュータ51は不図示のメイ
ンスイッチがONされると、ステップ301から動作を
開始する。
【0055】ステップ301においては、スイッチSW
1がONされているかどうかを判別し、ONでなければ
ステップ301に戻り、スイッチSW1がONされるの
を待つ。一方、スイッチSW1がONであれば測光,測
距など各種の動作を開始する為にステップ302に進
む。
【0056】ステップ302においては、スイッチAE
_LOCKがONされているかどうかを判別する。そし
て、このスイッチAE_LOCKがONであればステッ
プ303に進み、RAM57内のフラグをシリーズシー
ンモードに設定し、次のステップ304において、シリ
ーズシーンであることを表示部56に表示してステップ
307に進む。
【0057】また、上ステップ302においてはスイッ
チAE_LOCKがONされていなければステップ30
5へ進み、RAM57内のフラグをシリーズシーンモー
ドから解除する。そして、次のステップ306におい
て、表示部56に表示されている「シリーズシーン」で
ある表示を消してステップ307に進む。
【0058】ここまでで、スイッチAE_LOCKがO
Nであればシリーズシーンの設定,表示を行い、ONで
なければシリーズシーンモードを解除して表示も消す動
作が行われることになる。
【0059】次のステップ307においては、適正露光
値を決定する為に測光回路52により測光を行って被写
体の光量を測定し、ステップ308に進む。
【0060】ステップ308においては、露出モードス
イッチ62の状態を判別し、AEモードであればステッ
プ309に進み、ここではスイッチAE_LOCKがO
Nであるかどうかを判別し、スイッチAE_LOCKが
ONであれば、つまりスイッチAE_LOCKがONで
かつAEロックであればステップ311に進み、AEロ
ック撮影であるのでロックされた露光量で制御すべきシ
ャッタ速度と絞り値を決定し、ステップ313に進む。
また、スイッチAE_LOCKがOFFであった場合に
は、ステップ309からステップ310へ進み、ここで
は上記ステップ308で測光した結果に基づいて適正露
光量を演算して制御すべきシャッタ速度と絞り値を決定
し、ステップ313に進む。
【0061】また、上記ステップ308においてマニュ
アルモードであればステップ312に進み、ここでは撮
影者が任意に設定したシャッタ速度や絞り値により制御
すべきシャッタ速度と絞り値に設定し、ステップ313
に進む。
【0062】次のステップ313においては、測距回路
53により測距を行い、不図示のレンズを動作させて被
写体にピントを合せてステップ314に進む。そして、
ステップ314において、スイッチSW2がONである
かどうかを判別し、ONでなければステップ301に戻
る。
【0063】また、スイッチSW2がONであれば露光
動作を行う為にステップ314からステップ315へ進
み、まず絞り制御回路55を動作させてレンズの絞りを
上記ステップ310,ステップ311又はステップ31
2で決定した値まで絞り込み、次にシャッタ制御回路5
4を動作させて上記ステップ310,ステップ311又
はステップ312で決定したシャッタ速度でシャッタを
制御して露光動作を行い、次いで絞り制御回路55を動
作させて絞りを開放に戻して露光動作を終了し、ステッ
プ316に進む。
【0064】ステップ316においては、フィルム給送
用モータ66を動作させてフィルム69を巻上げる動作
を開始し、次のステップ317においては、磁気記録回
路63を動作させて磁気ヘッド64によりフィルム69
の磁気記録層に日付等の撮影データの記録を開始してス
テップ318に進む。
【0065】次のステップ318においては、RAM5
7内のシリーズシーンモードフラグを判別し、シリーズ
シーンモードでなければステップ319に進み、ここで
はシリーズシーンモードでないので、RAM57にシリ
ーズシーン継続フラグがセットされていればクリアして
ステップ322に進む。
【0066】また、上記ステップ318においてシリー
ズシーンモードであることを判別した場合には、ステッ
プ320へ進み、RAM57にシリーズシーン継続フラ
グがセットされているかどうかを判別し、セットされて
いなければステップ321へ進む。そして、ステップ3
21において、RAM57にシリーズシーン継続フラグ
をセットしてステップ322に進む。
【0067】ステップ322においては、シリーズシー
ン開始信号をフィルム68の磁気記録部に記録する。こ
のステップは、シリーズシーンモードでないとき、及
び、シリーズシーンモードになって一枚目の撮影時に実
行されるようになっている。
【0068】上記ステップ320においてシリーズシー
ン継続フラグがセットされていればステップ323へ進
み、シリーズシーン終了信号をフィルム68の磁気記録
部に記録する。このステップは、シリーズシーンモード
になってから二枚目以降の撮影時に実行されるようにな
っている。
【0069】次のステップ324において、記録すべき
磁気記録データをすべてフィルムに記録し終えると、該
磁気記録動作を終了してステップ325に進み、フィル
ム検出回路65とフォトセンサ68によりフィルム68
が一駒分給送を行った所定の位置に達した事を検知した
ら、フィルム給送回路67によりフィルム給送モータ6
6を停止させてレリーズ動作を終了する。その後はステ
ップ301に戻り、次のレリーズを待つようになってい
る。
【0070】以上により、AEロックを行って複数駒撮
影した場合、フィルム69には最初の駒にはシリーズシ
ーン開始信号が記録され、その後AEロックを解除する
までシリーズシーン終了信号が記録される。
【0071】このように第1の実施例と同様、シリーズ
シーン開始信号の後の駒にシリーズシーン終了信号が記
録されていて、このシリーズシーン終了信号が記録され
ている間の駒をシリーズシーンとする事で、シリーズシ
ーンの駒を判別でき、シリーズシーンになっている複数
駒のプリントを同一条件で行うことが出来る。
【0072】つまり、スイッチAE_LOCKを押すこ
とで、撮影者は任意にシリーズシーンを設定できるの
で、同一条件でプリントを行うよう指示する信号をフィ
ルムに記録することができる。
【0073】ここで、以上の各実施例における効果をま
とめると、以下の様になる。
【0074】第1の実施例によれば、シリーズシーンを
記録することを撮影者が設定する為の操作部材(スイッ
チSS_SW)を設け、撮影者がシリーズシーンを自由
に設定できるようにしている為、撮影者が同一条件でプ
リントを行いたいようなシーンを撮影する場合には、こ
の操作部材によりシリーズシーンを記録するモードを設
定することで、撮影者の任意した写真を得ることが出来
る。
【0075】また、第2の実施例では、スイッチAE_
LOCKが押されたときに、露出決定の露出モードがA
Eモードの時には、AEロックを行うと共にシリーズシ
ーンに設定し、露出決定の露出モードがマニュアルの時
には、AEロックを行わずにシリーズシーンに設定する
ことにより、独立したシリーズシーン設定用の操作スイ
ッチを設けなくても、撮影者は任意にシリーズシーンに
設定することができ、第1の実施例と同様の効果を得る
ことが出来る。
【0076】また、第2の実施例に、更に第1の実施例
で示したスイッチSS_SWを設け、例えば図6のステ
ップ317とステップ318の間に該スイッチSS_S
Wの状態判別を行うステップを付加し、該スイッチSS
_SWがONであればステップ318へ進み、該スイッ
チSS_SWがOFFであればステップ319へ進むよ
うなシーケンスにすれば、より撮影者の意図した撮影を
行うことが可能となる。
【0077】つまり、同一の条件でプリントをした方が
良いとカメラにあらかじめ設定されている撮影時(実施
例ではAEロック撮影)には自動的にその旨の磁気記録
がなされる為、撮影者の意図にあった露出の写真を得る
ことができるが、それ以外にもシリーズシーン撮影を行
いたい場合(例えばオートエキスポージャブラケッティ
ングによる撮影等)が生じても、カメラにあらかじめ設
定されていない為、そのような撮影は出来ず、意図しな
い露出の写真が得られることになる。このような場合
に、更に別にスイッチSS_SWを有していれば、非常
に有効なカメラとなる。
【0078】(発明と実施例の対応)本実施例におい
て、スイッチSS_SWが本発明の操作手段に相当し、
磁気記録回路14,63及び磁気ヘッド15,64が本
発明の磁気記録手段に相当し、マイクロコンピュータ1
が本発明の動作制御手段に相当する。
【0079】以上が実施例の各構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構成に限
定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施
例がもつ機能が達成できる構成であればどのようなもの
であってもよいことは言うまでもない。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
操作手段の操作により、撮影フィルムからプリントを行
う際に連続した複数駒について同一条件でプリントを行
わせるか否かを設定するようにしている。
【0081】よって、撮影者の意図に応じた露出の写真
を与える、連続した撮影を自由に行わせることができ
る。
【0082】また、本発明によれば、AEロック操作が
なされ、かつ、自動露出モード時には、AEロック撮影
を行うと共に、この際の撮影駒には、撮影フィルムから
プリントを行う際に同一条件でプリントを行わせる旨の
記録を自動的に行い、一方、AEロック操作がなされて
いても、マニュアルモード時には、AEロック撮影は行
わず任意に設定された値によって撮影を行うと共に、こ
の際の撮影駒には、撮影フィルムからプリントを行う際
に同一条件でプリントを行わせる旨の記録を行うように
している。
【0083】よって、専用の操作手段を設けることな
く、撮影者の意図に応じた露出の写真を与える連続した
撮影を実行させることができ、しかも設定露出モードに
従った撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における磁気記録可能な
カメラの回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例においてスイッチSS_
SWがON/OFFを切り換えるタイプのスイッチの場
合における動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施例においてスイッチSS_
SWをONとOFFそれぞれの状態で撮影した時のフィ
ルムに記録されたシリーズシーンに関する情報を示す図
である。
【図4】本発明の第1の実施例においてスイッチSS_
SWがプッシュ式のスイッチの場合における動作を示す
フローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例における磁気記録可能な
カメラの回路構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施例における磁気記録可能な
カメラの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 6 表示部 9(SW1) 測光,測距スイッチ 10(SW2) レリーズスイッチ 11(SS_SW) シリーズシーンスイッチ 12 磁気記録回路 13 磁気ヘッド 16 フィルム検出回路 17 フィルム給送用モータ 18 フィルム 19 磁気記録部 61(AE_LOCK) AEロックスイッチ 62 露出モードスイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムに具備された磁気記録部へ情報
    の記録を行う磁気記録手段を備えた磁気記録可能なカメ
    ラにおいて、連続して行われる撮影駒の磁気記録部それ
    ぞれに、撮影フィルムからプリントを行う際に同一条件
    でプリントを行う事を指示する信号の記録を、前記磁気
    記録手段に行わせる為の操作手段を設けたことを特徴と
    する磁気記録可能なカメラ。
  2. 【請求項2】 前記操作手段は、外部操作される部材で
    あることを特徴とする請求項1記載の磁気記録可能なカ
    メラ。
  3. 【請求項3】 前記操作手段は、視線入力手段手段であ
    ることを特徴とする請求項1記載の磁気記録可能なカメ
    ラ。
  4. 【請求項4】 フィルムに具備された磁気記録部へ情報
    の記録を行う磁気記録手段と、撮影時の露出値を任意の
    値に固定する為のAEロックスイッチと、シャッタ速度
    と絞り値のうちの少なくとも一方を自動的に決定する自
    動露出モードと任意に設定するマニュアルモードを切り
    換える為の露出モード切換スイッチとを備えた磁気記録
    可能なカメラにおいて、前記AEロックスイッチが操作
    された状態で連続して撮影が行われる場合には、各撮影
    駒の磁気記録部それぞれに対し、プリントを行う際には
    同一条件でプリントを行う事を指示する情報を、前記磁
    気記録手段に記録させると共に、この際の露出モードが
    自動露出モードであれば前記撮影をAEロック撮影と
    し、マニュアルモードであれば前記撮影はAEロック撮
    影とはしない撮影制御手段を設けたことを特徴とする磁
    気記録可能なカメラ。
  5. 【請求項5】 連続して行われる撮影駒の磁気記録部そ
    れぞれに、撮影フィルムからプリントを行う際に同一条
    件でプリントを行う事を指示する信号の記録を、前記磁
    気記録手段に行わせる為の操作手段を設けたことを特徴
    とする請求項4記載の磁気記録可能なカメラ。
  6. 【請求項6】 同一条件でプリントを行わせるべき撮影
    を行っている際には、その旨の表示を行う表示手段を設
    けたことを特徴とする請求項1又は4記載の磁気記録可
    能なカメラ。
JP7156707A 1995-06-01 1995-06-01 磁気記録可能なカメラ Pending JPH08328123A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7156707A JPH08328123A (ja) 1995-06-01 1995-06-01 磁気記録可能なカメラ
US08/654,535 US6295415B1 (en) 1995-06-01 1996-05-29 Camera
EP96108805A EP0745889B1 (en) 1995-06-01 1996-05-31 Camera with means for magnetic recording on film and automatic exposure control
DE69619891T DE69619891T2 (de) 1995-06-01 1996-05-31 Kamera mit Mitteln zur magnetischen Aufzeichnung auf dem Film und automatischen Belichtungssteuerung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7156707A JPH08328123A (ja) 1995-06-01 1995-06-01 磁気記録可能なカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08328123A true JPH08328123A (ja) 1996-12-13

Family

ID=15633583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7156707A Pending JPH08328123A (ja) 1995-06-01 1995-06-01 磁気記録可能なカメラ

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Effective date: 20031216