JPH08327256A - ヘリカルコイル型熱交換器の伝熱管束組付け工法 - Google Patents
ヘリカルコイル型熱交換器の伝熱管束組付け工法Info
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- JPH08327256A JPH08327256A JP7158798A JP15879895A JPH08327256A JP H08327256 A JPH08327256 A JP H08327256A JP 7158798 A JP7158798 A JP 7158798A JP 15879895 A JP15879895 A JP 15879895A JP H08327256 A JPH08327256 A JP H08327256A
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- heat transfer
- transfer tube
- helical coil
- tube bundle
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 伝熱管束を内筒の外周に嵌装して組み付ける
ときに、伝熱管束の変形を抑えて嵌装作業に支障を来さ
ないようにする。 【構成】 筒型の外治具内にヘリカルコイル伝熱管５を
多重配列し、内側ラダー１８と外側ラダー１９を取り付
けて単層構造の伝熱管束４を組み立てる。伝熱管束４は
順次径の異なるものを多数用意する。内筒３の外周に、
１層目の伝熱管束４を、外治具１７に寸法形状を拘束さ
せたまま嵌装した後、外治具１７を取り外す。同様に、
１層目の伝熱管束４の外側に、２層目以降の伝熱管束４
を順次嵌装し、多層に組み付けて行く。
ときに、伝熱管束の変形を抑えて嵌装作業に支障を来さ
ないようにする。 【構成】 筒型の外治具内にヘリカルコイル伝熱管５を
多重配列し、内側ラダー１８と外側ラダー１９を取り付
けて単層構造の伝熱管束４を組み立てる。伝熱管束４は
順次径の異なるものを多数用意する。内筒３の外周に、
１層目の伝熱管束４を、外治具１７に寸法形状を拘束さ
せたまま嵌装した後、外治具１７を取り外す。同様に、
１層目の伝熱管束４の外側に、２層目以降の伝熱管束４
を順次嵌装し、多層に組み付けて行く。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はヘリカルコイル型熱交換
器を製作するときに内筒の外周に伝熱管束を組み付ける
ために用いる伝熱管束組付け工法に関するものである。
器を製作するときに内筒の外周に伝熱管束を組み付ける
ために用いる伝熱管束組付け工法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ヘリカルコイル型熱交換器として、たと
えば、ナトリウムの熱により発電用等の蒸気を発生させ
るようにしたものは、図１１に示す如く、中空円筒状に
形成した本体胴１内の中心部に、放射状に配置した上、
下部支持梁２を介して内筒３を設け、該内筒３の外周
に、ヘリカルコイル伝熱管５を多重ヘリカル構造として
なる伝熱管束４を、同心状に多層に配設し、上記各ヘリ
カルコイル伝熱管５の下端を、本体胴１の下側部に設け
た給水入口６部の管板７に、連絡管８を介し集合させて
接続すると共に、各ヘリカルコイル伝熱管５の上端を、
本体胴１の上側部に設けた蒸気出口９部の管板１０に、
連絡管１１を介し集合させて接続し、更に、上記本体胴
１の上端に、伝熱管外部流体としての高温のナトリウム
１２を本体胴１内に導入するためのナトリウム入口ノズ
ル１３を設けると共に、上記本体胴１の下端に、ナトリ
ウム１２を戻すためのナトリウム出口１４を設け、給水
入口６より供給された水１５がヘリカルコイル伝熱管５
内を上昇させられるときに、本体胴１内に入れられてい
る高温のナトリウム１２と熱交換させられて蒸気出口９
から蒸気１６として取り出されるようにしてある。
えば、ナトリウムの熱により発電用等の蒸気を発生させ
るようにしたものは、図１１に示す如く、中空円筒状に
形成した本体胴１内の中心部に、放射状に配置した上、
下部支持梁２を介して内筒３を設け、該内筒３の外周
に、ヘリカルコイル伝熱管５を多重ヘリカル構造として
なる伝熱管束４を、同心状に多層に配設し、上記各ヘリ
カルコイル伝熱管５の下端を、本体胴１の下側部に設け
た給水入口６部の管板７に、連絡管８を介し集合させて
接続すると共に、各ヘリカルコイル伝熱管５の上端を、
本体胴１の上側部に設けた蒸気出口９部の管板１０に、
連絡管１１を介し集合させて接続し、更に、上記本体胴
１の上端に、伝熱管外部流体としての高温のナトリウム
１２を本体胴１内に導入するためのナトリウム入口ノズ
ル１３を設けると共に、上記本体胴１の下端に、ナトリ
ウム１２を戻すためのナトリウム出口１４を設け、給水
入口６より供給された水１５がヘリカルコイル伝熱管５
内を上昇させられるときに、本体胴１内に入れられてい
る高温のナトリウム１２と熱交換させられて蒸気出口９
から蒸気１６として取り出されるようにしてある。
【０００３】上記ヘリカルコイル型熱交換器において、
伝熱管束４を内筒３の外周に組み付ける場合、従来で
は、内治具の外周にヘリカルコイル伝熱管５を多重配列
し、各ヘリカルコイル伝熱管５の周方向所要間隔位置を
内側ラダーと外側ラダーで挾持させて単層構造に組み立
てた伝熱管束４を、径を異にして多数用意しておいて、
小径の伝熱管束４より順に内治具を取り外してから内筒
３の外周に嵌装して固定して行くことにより、伝熱管束
４を多層に組み付けて行く工法がとられている。
伝熱管束４を内筒３の外周に組み付ける場合、従来で
は、内治具の外周にヘリカルコイル伝熱管５を多重配列
し、各ヘリカルコイル伝熱管５の周方向所要間隔位置を
内側ラダーと外側ラダーで挾持させて単層構造に組み立
てた伝熱管束４を、径を異にして多数用意しておいて、
小径の伝熱管束４より順に内治具を取り外してから内筒
３の外周に嵌装して固定して行くことにより、伝熱管束
４を多層に組み付けて行く工法がとられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
伝熱管束組付け工法では、単層構造の伝熱管束４を内筒
３の外周に嵌装させる際に、伝熱管束４を拘束していた
内治具を取り外してから内筒３の外側に嵌装するもので
あるため、内治具を取り外した後の伝熱管束４はそれ自
体の剛性が小さく、しかも、ヘリカルコイル伝熱管５の
単品寸法のばらつきによりねじれ等があると、伝熱管束
４に変形が発生することがあるので、変形が大きい場合
には内筒３への嵌装が困難あるいは不可能になる事態が
生じてしまう。
伝熱管束組付け工法では、単層構造の伝熱管束４を内筒
３の外周に嵌装させる際に、伝熱管束４を拘束していた
内治具を取り外してから内筒３の外側に嵌装するもので
あるため、内治具を取り外した後の伝熱管束４はそれ自
体の剛性が小さく、しかも、ヘリカルコイル伝熱管５の
単品寸法のばらつきによりねじれ等があると、伝熱管束
４に変形が発生することがあるので、変形が大きい場合
には内筒３への嵌装が困難あるいは不可能になる事態が
生じてしまう。
【０００５】そこで、本発明は、伝熱管束を、変形を発
生させることなく内筒の外周に順次嵌装させて行くこと
ができるようなヘリカルコイル型熱交換器の伝熱管束組
付け工法を提供しようとするものである。
生させることなく内筒の外周に順次嵌装させて行くこと
ができるようなヘリカルコイル型熱交換器の伝熱管束組
付け工法を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、全体的に筒型とした外治具内にヘリカル
コイル伝熱管を多重配列して、各ヘリカルコイル伝熱管
の周方向の所要間隔位置を内側ラダーと外側ラダーで挾
持させて単層構造に組み立ててなる伝熱管束を、径を異
にして多数用意しておき、内筒の外周に、先ず、最小径
の１層目の伝熱管束を、外治具にて寸法形状を拘束させ
たまま嵌装して固定した後、外治具を取り外し、次に、
上記１層目の伝熱管束の外側に、２層目の伝熱管束を、
外治具にて拘束させた状態のまま嵌装して固定した後、
外治具を取り外し、順次、同様な工程を繰り返して内筒
の外周に伝熱管束を多層に組み付けて行くようにするヘ
リカルコイル型熱交換器の伝熱管束組付け工法とする。
決するために、全体的に筒型とした外治具内にヘリカル
コイル伝熱管を多重配列して、各ヘリカルコイル伝熱管
の周方向の所要間隔位置を内側ラダーと外側ラダーで挾
持させて単層構造に組み立ててなる伝熱管束を、径を異
にして多数用意しておき、内筒の外周に、先ず、最小径
の１層目の伝熱管束を、外治具にて寸法形状を拘束させ
たまま嵌装して固定した後、外治具を取り外し、次に、
上記１層目の伝熱管束の外側に、２層目の伝熱管束を、
外治具にて拘束させた状態のまま嵌装して固定した後、
外治具を取り外し、順次、同様な工程を繰り返して内筒
の外周に伝熱管束を多層に組み付けて行くようにするヘ
リカルコイル型熱交換器の伝熱管束組付け工法とする。
【０００７】
【作用】筒型の外治具内にヘリカルコイル伝熱管を多重
配列して外治具に寸法形状を拘束させると、精度よく単
層構造の伝熱管束を組み立てることができる。又、内筒
の外周に伝熱管束を外治具と一体に嵌装させると、伝熱
管束の変形が外治具にて抑えられるため、内筒あるいは
既に嵌装された伝熱管束との干渉が防止される。
配列して外治具に寸法形状を拘束させると、精度よく単
層構造の伝熱管束を組み立てることができる。又、内筒
の外周に伝熱管束を外治具と一体に嵌装させると、伝熱
管束の変形が外治具にて抑えられるため、内筒あるいは
既に嵌装された伝熱管束との干渉が防止される。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【０００９】図１の（イ）（ロ）（ハ）（ニ）（ホ）
（ヘ）及び図２は本発明のヘリカルコイル型熱交換器の
伝熱管束組付け工法の一実施例を示すもので、本発明の
伝熱管束組付け工法は、外治具１７を利用して単層構造
の伝熱管束４を組み立てるときから、組み立てた伝熱管
束４を外治具１７で拘束させた状態で内筒３の外周に嵌
装して固定し、固定後、外治具１７を取り外すようにす
るもので、外治具１７は、径の異なる伝熱管束４の組み
立て用として異なる径ごとに用意して径の異なる多数の
単層構造の伝熱管束４を組み立てておくようにする。
（ヘ）及び図２は本発明のヘリカルコイル型熱交換器の
伝熱管束組付け工法の一実施例を示すもので、本発明の
伝熱管束組付け工法は、外治具１７を利用して単層構造
の伝熱管束４を組み立てるときから、組み立てた伝熱管
束４を外治具１７で拘束させた状態で内筒３の外周に嵌
装して固定し、固定後、外治具１７を取り外すようにす
るもので、外治具１７は、径の異なる伝熱管束４の組み
立て用として異なる径ごとに用意して径の異なる多数の
単層構造の伝熱管束４を組み立てておくようにする。
【００１０】上記外治具１７は、図３乃至図９に示す如
く構成されており、その概要を説明すると、単層構造と
して組み立てるべき伝熱管束４の外径よりもその内径を
所要量大きく形成した複数の拘束リング２０を所要間隔
を隔てて平行に並べ、該各拘束リング２０の内径部の周
方向所要間隔位置（本実施例では６等分した位置）に、
径方向への位置調節機構２２を取り付け、該各拘束リン
グ２０の内径部の位置調節機構２２の内側に長手方向に
延びる型材からなる支持バー２１を配置して、該支持バ
ー２１を上記位置調節機構２２に径方向へ移動できるよ
うに取り付けて各拘束リング２０に支持させ、且つ該各
支持バー２１の内側面となるウエブ部の表面に、ラダー
取付け板２３を設けて、全体的に円筒状の骨組枠構造と
してある。 詳述すると、上記位置調節機構２２は、図
５、図６、図７に詳細を示すように、支持バー２１を内
部空間に遊嵌させ得るようにしたベース板部２４ａと拘
束リング２０の周方向に位置する一対のブラケット部２
４ｂとからなるコの字形の保持フレーム２４を、各拘束
リング２０の内径部の周方向所要間隔位置に組み付け、
該保持フレーム２４のベース板部２４ａにねじロッド２
５の一端部側を、拘束リング２０に対し径方向となるよ
うに挿通させ、該ねじロッド２５のベース板部２４ａを
挟む位置に操作ナット２６，２７を螺着させ、且つ上記
ねじロッド２５の他端部を、支持バー２１の内側に固定
したナット２８に螺合させてからウエブ部２１ａに貫通
接続して、上記操作ナット２６，２７を締込み調節して
ねじロッド２５を径方向に移動させることにより支持バ
ー２１の位置を調整できるようにし、更に、支持バー２
１の位置調整ができるようにするために、上記保持フレ
ーム２４のブラケット部２４ｂに、拘束リング２０の径
方向と平行に延びる長孔２９を設け、該長孔２９に外側
より挿通させたサイドボルト３０の先端部を、上記支持
バー２１のフランジ部２１ｂに貫通螺着し、該サイドボ
ルト３０の締込み調節により支持バー２１の移動を許容
させたり移動位置を固定したりすることができるように
してある。
く構成されており、その概要を説明すると、単層構造と
して組み立てるべき伝熱管束４の外径よりもその内径を
所要量大きく形成した複数の拘束リング２０を所要間隔
を隔てて平行に並べ、該各拘束リング２０の内径部の周
方向所要間隔位置（本実施例では６等分した位置）に、
径方向への位置調節機構２２を取り付け、該各拘束リン
グ２０の内径部の位置調節機構２２の内側に長手方向に
延びる型材からなる支持バー２１を配置して、該支持バ
ー２１を上記位置調節機構２２に径方向へ移動できるよ
うに取り付けて各拘束リング２０に支持させ、且つ該各
支持バー２１の内側面となるウエブ部の表面に、ラダー
取付け板２３を設けて、全体的に円筒状の骨組枠構造と
してある。 詳述すると、上記位置調節機構２２は、図
５、図６、図７に詳細を示すように、支持バー２１を内
部空間に遊嵌させ得るようにしたベース板部２４ａと拘
束リング２０の周方向に位置する一対のブラケット部２
４ｂとからなるコの字形の保持フレーム２４を、各拘束
リング２０の内径部の周方向所要間隔位置に組み付け、
該保持フレーム２４のベース板部２４ａにねじロッド２
５の一端部側を、拘束リング２０に対し径方向となるよ
うに挿通させ、該ねじロッド２５のベース板部２４ａを
挟む位置に操作ナット２６，２７を螺着させ、且つ上記
ねじロッド２５の他端部を、支持バー２１の内側に固定
したナット２８に螺合させてからウエブ部２１ａに貫通
接続して、上記操作ナット２６，２７を締込み調節して
ねじロッド２５を径方向に移動させることにより支持バ
ー２１の位置を調整できるようにし、更に、支持バー２
１の位置調整ができるようにするために、上記保持フレ
ーム２４のブラケット部２４ｂに、拘束リング２０の径
方向と平行に延びる長孔２９を設け、該長孔２９に外側
より挿通させたサイドボルト３０の先端部を、上記支持
バー２１のフランジ部２１ｂに貫通螺着し、該サイドボ
ルト３０の締込み調節により支持バー２１の移動を許容
させたり移動位置を固定したりすることができるように
してある。
【００１１】又、上記支持バー２１のウエブ部２１ａの
表面に取り付けたラダー取付け板２３には、図７、図
８、図９に示すように、外側ラダー１９を嵌合させるた
めの嵌合用溝３１が表面部の長手方向に沿って設けてあ
り、且つ上記支持バー２１及びラダー取付け板２３に
は、図１０に示す如き内側ラダー１８と外側ラダー１９
とを固定するボルト３２を通すためのボルト孔３４と一
致するように同一ピッチでボルト挿通操作用の孔３３
が、上記嵌合用溝３１の位置に合わせて長手方向に多数
穿設してある。なお、上記内側ラダー１８と外側ラダー
１９は、従来公知のもので、互いのヘリカルコイル伝熱
管挾持面に、組み合わせることにより円形となってヘリ
カルコイル伝熱管５を保持できるようにしてある半円形
状の凹部１８ａ，１９ａを、コイルピッチに合わせて有
している。
表面に取り付けたラダー取付け板２３には、図７、図
８、図９に示すように、外側ラダー１９を嵌合させるた
めの嵌合用溝３１が表面部の長手方向に沿って設けてあ
り、且つ上記支持バー２１及びラダー取付け板２３に
は、図１０に示す如き内側ラダー１８と外側ラダー１９
とを固定するボルト３２を通すためのボルト孔３４と一
致するように同一ピッチでボルト挿通操作用の孔３３
が、上記嵌合用溝３１の位置に合わせて長手方向に多数
穿設してある。なお、上記内側ラダー１８と外側ラダー
１９は、従来公知のもので、互いのヘリカルコイル伝熱
管挾持面に、組み合わせることにより円形となってヘリ
カルコイル伝熱管５を保持できるようにしてある半円形
状の凹部１８ａ，１９ａを、コイルピッチに合わせて有
している。
【００１２】次に、上記外治具１７を用いて、伝熱管束
４を組み立てて内筒３の外周に組み付ける具体的工程を
説明する。
４を組み立てて内筒３の外周に組み付ける具体的工程を
説明する。
【００１３】先ず、円筒状の外治具１７内に外側ラダー
１９を搬入して、各支持バー２１に取り付けられている
ラダー取付け板２３の嵌合用溝３１に背面部を嵌合さ
せ、更に、支持バー２１及びラダー取付け板２３に設け
られている多数のボルト挿通操作用の孔３３のうち、数
個所の孔３３を用いて、タップビスをワッシャを付けて
支持バー２１側から挿入して外側ラダー１９のボルト孔
３４にタップビスをねじ込み、外側ラダー１９を各支持
バー２１に仮り止めする。しかる後、組み立てるべき単
層の伝熱管束４の直径に外側ラダー１９の位置を一致さ
せるように、位置調節機構２２を操作して外側ラダー１
９の位置を調節する。この場合、保持フレーム２４のサ
イドボルト３０を弛めて支持バー２１がサイドボルト３
０を介してブラケット部２４ｂの長孔２９の範囲で動け
るようにしておいて、操作ナット２６，２７の締込み位
置を調整することにより、ねじロッド２５を介して支持
バー２１を拘束リング２０の径方向の内方に変位させる
ようにして、外側ラダー１９の位置を決めるようにし、
外側ラダー１９の位置が決まると、サイドボルト３０を
締込んで支持バー２１を固定させるようにする。
１９を搬入して、各支持バー２１に取り付けられている
ラダー取付け板２３の嵌合用溝３１に背面部を嵌合さ
せ、更に、支持バー２１及びラダー取付け板２３に設け
られている多数のボルト挿通操作用の孔３３のうち、数
個所の孔３３を用いて、タップビスをワッシャを付けて
支持バー２１側から挿入して外側ラダー１９のボルト孔
３４にタップビスをねじ込み、外側ラダー１９を各支持
バー２１に仮り止めする。しかる後、組み立てるべき単
層の伝熱管束４の直径に外側ラダー１９の位置を一致さ
せるように、位置調節機構２２を操作して外側ラダー１
９の位置を調節する。この場合、保持フレーム２４のサ
イドボルト３０を弛めて支持バー２１がサイドボルト３
０を介してブラケット部２４ｂの長孔２９の範囲で動け
るようにしておいて、操作ナット２６，２７の締込み位
置を調整することにより、ねじロッド２５を介して支持
バー２１を拘束リング２０の径方向の内方に変位させる
ようにして、外側ラダー１９の位置を決めるようにし、
外側ラダー１９の位置が決まると、サイドボルト３０を
締込んで支持バー２１を固定させるようにする。
【００１４】かかる状態において、図１の（イ）に示す
如く、外治具１７内にヘリカルコイル伝熱管５の単品
を、各外側ラダー１９の凹部１９ａに順次ねじ込んで行
くような要領で挿入配置する。この際、ヘリカルコイル
伝熱管５の単品にねじれ等があると外側ラダー１９の凹
部１９ａと係合せずに浮いたりずれたりする現象が部分
的に発生するので、各外側ラダー１９の側部にＵバンド
を取り付けて、ヘリカルコイル伝熱管５を、一端から他
端へ向けて順次Ｕバンドにより仮り止めし、外側ラダー
１９の所定の凹部１９ａにヘリカルコイル伝熱管５を強
制的に係合させて寸法形状を修正させるようにする。以
後、同様な要領で、図１の（ロ）に示す如く、所要数の
ヘリカルコイル伝熱管５を次々に挿入して行くように
し、これにより、図１の（ハ）に示す如く、外治具１７
内に所要数のヘリカルコイル伝熱管５を多重配列する。
如く、外治具１７内にヘリカルコイル伝熱管５の単品
を、各外側ラダー１９の凹部１９ａに順次ねじ込んで行
くような要領で挿入配置する。この際、ヘリカルコイル
伝熱管５の単品にねじれ等があると外側ラダー１９の凹
部１９ａと係合せずに浮いたりずれたりする現象が部分
的に発生するので、各外側ラダー１９の側部にＵバンド
を取り付けて、ヘリカルコイル伝熱管５を、一端から他
端へ向けて順次Ｕバンドにより仮り止めし、外側ラダー
１９の所定の凹部１９ａにヘリカルコイル伝熱管５を強
制的に係合させて寸法形状を修正させるようにする。以
後、同様な要領で、図１の（ロ）に示す如く、所要数の
ヘリカルコイル伝熱管５を次々に挿入して行くように
し、これにより、図１の（ハ）に示す如く、外治具１７
内に所要数のヘリカルコイル伝熱管５を多重配列する。
【００１５】次に、図１の（ニ）に示す如く、外治具１
７内に内側ラダー１８を搬入して外側ラダー１９に対峙
させ、外側ラダー１９を仮り止めしておいたタップビス
を取り外した後、図６及び図８に示す如く、支持バー２
１の外側からボルト挿通操作用の孔３３を通して内、外
側ラダー１８，１９のボルト孔３４にボルト３２を通
し、該ボルト３２により内、外側ラダー１８，１９を一
体化させてヘリカルコイル伝熱管５を拘束させる。しか
る後、ヘリカルコイル伝熱管５を外側ラダー１９に仮り
止めしておいたＵバンドを取り外すようにする。これに
より、図２にも示す如く、外治具１７内に単層構造の伝
熱管束４が組み立てられる。なお、上記伝熱管束４は、
順次径の異なるものをそれぞれ別個の外治具１７を用い
て所要数組み立てておくようにする。
７内に内側ラダー１８を搬入して外側ラダー１９に対峙
させ、外側ラダー１９を仮り止めしておいたタップビス
を取り外した後、図６及び図８に示す如く、支持バー２
１の外側からボルト挿通操作用の孔３３を通して内、外
側ラダー１８，１９のボルト孔３４にボルト３２を通
し、該ボルト３２により内、外側ラダー１８，１９を一
体化させてヘリカルコイル伝熱管５を拘束させる。しか
る後、ヘリカルコイル伝熱管５を外側ラダー１９に仮り
止めしておいたＵバンドを取り外すようにする。これに
より、図２にも示す如く、外治具１７内に単層構造の伝
熱管束４が組み立てられる。なお、上記伝熱管束４は、
順次径の異なるものをそれぞれ別個の外治具１７を用い
て所要数組み立てておくようにする。
【００１６】上述した如く組み立てた伝熱管束４を内筒
３の外周に組み付ける場合は、図１の（ホ）に示す如
く、先ず、１層目となる最小径の伝熱管束４を、外治具
１７と一体のまま内筒３の外周に嵌装させるようにす
る。この際、伝熱管束４は外治具１７によって外側から
寸法形状が拘束されていて変形が起らないため、内筒３
への嵌装は内筒３との干渉を起すことなく円滑に行うこ
とができる。嵌装後、内側ラダー１８（又は外側ラダー
１９）の上端を、内筒３の上部支持梁２に吊りボルト３
５を介して吊り下げ支持させるように固定した後、外治
具１７を取り外すようにする。この場合、各位置調節機
構２２のサイドボルト３０を弛め、操作ナット２６，２
７の締込み位置を調整してねじロッド２５を径方向外方
へ移動させることにより、支持バー２１のラダー取付け
板２３が外側ラダー１９から離脱させられる。したがっ
て、外治具１７は内筒３の軸方向に沿って引き抜くこと
ができる。なお、上記サイドボルト３０及びねじロッド
２５を支持バー２１から完全に抜き取れば、外治具１７
は支持バー２１と拘束リング２０側とに分解して取り外
すこともできる。
３の外周に組み付ける場合は、図１の（ホ）に示す如
く、先ず、１層目となる最小径の伝熱管束４を、外治具
１７と一体のまま内筒３の外周に嵌装させるようにす
る。この際、伝熱管束４は外治具１７によって外側から
寸法形状が拘束されていて変形が起らないため、内筒３
への嵌装は内筒３との干渉を起すことなく円滑に行うこ
とができる。嵌装後、内側ラダー１８（又は外側ラダー
１９）の上端を、内筒３の上部支持梁２に吊りボルト３
５を介して吊り下げ支持させるように固定した後、外治
具１７を取り外すようにする。この場合、各位置調節機
構２２のサイドボルト３０を弛め、操作ナット２６，２
７の締込み位置を調整してねじロッド２５を径方向外方
へ移動させることにより、支持バー２１のラダー取付け
板２３が外側ラダー１９から離脱させられる。したがっ
て、外治具１７は内筒３の軸方向に沿って引き抜くこと
ができる。なお、上記サイドボルト３０及びねじロッド
２５を支持バー２１から完全に抜き取れば、外治具１７
は支持バー２１と拘束リング２０側とに分解して取り外
すこともできる。
【００１７】次に、図１の（ヘ）に示す如く、１層目の
伝熱管束４の外側に、１層目の場合と同様に外治具１７
にて寸法形状が拘束された状態の２層目の伝熱管束４を
嵌装して固定した後、外治具１７を取り外し、更に、同
様な工程を繰り返すことにより、伝熱管束４を３層目、
４層目と嵌装して順次多層に嵌装して行くようにする。
これにより、内筒３の外周に伝熱管束４を多層に組み付
けることができる。
伝熱管束４の外側に、１層目の場合と同様に外治具１７
にて寸法形状が拘束された状態の２層目の伝熱管束４を
嵌装して固定した後、外治具１７を取り外し、更に、同
様な工程を繰り返すことにより、伝熱管束４を３層目、
４層目と嵌装して順次多層に嵌装して行くようにする。
これにより、内筒３の外周に伝熱管束４を多層に組み付
けることができる。
【００１８】なお、本発明は上記実施例にのみ限定され
るものではなく、たとえば、外治具１７の位置調節機構
２２は、ねじロッド２５で支持バー２１を介して外側ラ
ダー１９を保持できれば、サイドボルト３０で支持バー
２１を固定しなくてもよいこと、又、位置調節機構２２
は図示し説明した以外の構成であってもよいこと、その
他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を
加え得ることは勿論である。
るものではなく、たとえば、外治具１７の位置調節機構
２２は、ねじロッド２５で支持バー２１を介して外側ラ
ダー１９を保持できれば、サイドボルト３０で支持バー
２１を固定しなくてもよいこと、又、位置調節機構２２
は図示し説明した以外の構成であってもよいこと、その
他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を
加え得ることは勿論である。
【００１９】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のヘリカルコイ
ル型熱交換器の伝熱管束組付け工法によれば、外治具の
内側で組み立てられた単層の伝熱管束を、外治具にて寸
法形状を拘束させたまま内筒の外周に嵌装させた後、外
治具を取り外す工程を繰り返して順次多層に組み付けて
行くようにするので、内筒への嵌装時に伝熱管束の変形
により嵌装不能となってしまうような事態をなくすこと
ができ、干渉事故を起すことなく能率よく伝熱管束を組
み付けることができる、という優れた効果を発揮する。
ル型熱交換器の伝熱管束組付け工法によれば、外治具の
内側で組み立てられた単層の伝熱管束を、外治具にて寸
法形状を拘束させたまま内筒の外周に嵌装させた後、外
治具を取り外す工程を繰り返して順次多層に組み付けて
行くようにするので、内筒への嵌装時に伝熱管束の変形
により嵌装不能となってしまうような事態をなくすこと
ができ、干渉事故を起すことなく能率よく伝熱管束を組
み付けることができる、という優れた効果を発揮する。
【図１】本発明のヘリカルコイル型熱交換器の伝熱管束
組付け工法の一実施例を示すもので、（イ）（ロ）
（ハ）は外治具内に伝熱管を多数挿入して行く状態を示
す概略図、（ニ）は伝熱管を挿入後、各伝熱管を内、外
側ラダーで拘束する状態を示す概略図、（ホ）は外治具
で拘束された１層目の伝熱管束を内筒に嵌装した状態を
示す概略図、（ヘ）は１層目の伝熱管束の外側に２層目
の伝熱管束を嵌装した状態を示す概略図である。
組付け工法の一実施例を示すもので、（イ）（ロ）
（ハ）は外治具内に伝熱管を多数挿入して行く状態を示
す概略図、（ニ）は伝熱管を挿入後、各伝熱管を内、外
側ラダーで拘束する状態を示す概略図、（ホ）は外治具
で拘束された１層目の伝熱管束を内筒に嵌装した状態を
示す概略図、（ヘ）は１層目の伝熱管束の外側に２層目
の伝熱管束を嵌装した状態を示す概略図である。
【図２】伝熱管束が組み立てられた図１（ニ）の状態の
概要を示す斜視図である。
概要を示す斜視図である。
【図３】外治具の平面図である。
【図４】図３のIV−IV矢視図である。
【図５】図３のＶ部拡大図である。
【図６】図５のVI−VI矢視図である。
【図７】図５のVII −VII 矢視図である。
【図８】図５のVIII−VIII矢視図である。
【図９】図６のIX−IX矢視図である。
【図１０】内側ラダー及び外側ラダーの構造を示す概略
斜視図である。
斜視図である。
【図１１】ヘリカルコイル型熱交換器の一例を示す概要
図である。
図である。
３ 内筒 ４ 伝熱管束 ５ ヘリカルコイル伝熱管 １７ 外治具 １８ 内側ラダー １９ 外側ラダー
Claims (1)
- 【請求項１】 全体的に筒型とした外治具内にヘリカル
コイル伝熱管を多重配列して、各ヘリカルコイル伝熱管
の周方向の所要間隔位置を内側ラダーと外側ラダーで挾
持させて単層構造に組み立ててなる伝熱管束を、径を異
にして多数用意しておき、内筒の外周に、先ず、最小径
の１層目の伝熱管束を、外治具にて寸法形状を拘束させ
たまま嵌装して固定した後、外治具を取り外し、次に、
上記１層目の伝熱管束の外側に、２層目の伝熱管束を、
外治具にて拘束させた状態のまま嵌装して固定した後、
外治具を取り外し、順次、同様な工程を繰り返して内筒
の外周に伝熱管束を多層に組み付けて行くことを特徴と
するヘリカルコイル型熱交換器の伝熱管束組付け工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7158798A JPH08327256A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | ヘリカルコイル型熱交換器の伝熱管束組付け工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7158798A JPH08327256A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | ヘリカルコイル型熱交換器の伝熱管束組付け工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08327256A true JPH08327256A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15679590
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7158798A Pending JPH08327256A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | ヘリカルコイル型熱交換器の伝熱管束組付け工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08327256A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ITMI20100324A1 (it) * | 2010-02-26 | 2011-08-27 | Olmi Spa | Metodo e macchina per l'assemblaggio di serpentine per scambiatori. |
| ITMI20130877A1 (it) * | 2013-05-29 | 2014-11-30 | Alfa Laval Olmi S P A | Gruppo di alimentazione di una turbina di un impianto solare termodinamico e impianto solare termodinamico comprendente il gruppo stesso |
| CN110388519A (zh) * | 2018-04-18 | 2019-10-29 | 兰州兰石重型装备股份有限公司 | 一种换热器管束穿引工装及使用方法 |
| CN115127381A (zh) * | 2022-05-30 | 2022-09-30 | 广州英诺节能设备有限公司 | 一种换热盘管及制造方法 |
-
1995
- 1995-06-02 JP JP7158798A patent/JPH08327256A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ITMI20100324A1 (it) * | 2010-02-26 | 2011-08-27 | Olmi Spa | Metodo e macchina per l'assemblaggio di serpentine per scambiatori. |
| EP2361721A1 (en) * | 2010-02-26 | 2011-08-31 | OLMI S.p.A. | Method and apparatus for assembling of coils for exchangers |
| ITMI20130877A1 (it) * | 2013-05-29 | 2014-11-30 | Alfa Laval Olmi S P A | Gruppo di alimentazione di una turbina di un impianto solare termodinamico e impianto solare termodinamico comprendente il gruppo stesso |
| WO2014191937A1 (en) * | 2013-05-29 | 2014-12-04 | Alfa Laval Corporate Ab | Supply assembly for a turbine of a solar thermodynamic system and solar thermodynamic system comprising said assembly |
| ES2568830R1 (es) * | 2013-05-29 | 2016-06-16 | Alfa Laval Corporate Ab | Conjunto de suministro para una turbina de un sistema termodinámico solar y sistema termodinámico solar que comprende dicho conjunto |
| US9719497B2 (en) | 2013-05-29 | 2017-08-01 | Alfa Laval Corporate Ab | Supply assembly for a turbine of a solar thermodynamic system and solar thermodynamic system comprising said assembly |
| CN110388519A (zh) * | 2018-04-18 | 2019-10-29 | 兰州兰石重型装备股份有限公司 | 一种换热器管束穿引工装及使用方法 |
| CN110388519B (zh) * | 2018-04-18 | 2024-04-12 | 兰州兰石重型装备股份有限公司 | 一种换热器管束穿引工装及使用方法 |
| CN115127381A (zh) * | 2022-05-30 | 2022-09-30 | 广州英诺节能设备有限公司 | 一种换热盘管及制造方法 |
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