JPH08327040A - 廃液処理装置 - Google Patents

廃液処理装置

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JPH08327040A
JPH08327040A JP15869095A JP15869095A JPH08327040A JP H08327040 A JPH08327040 A JP H08327040A JP 15869095 A JP15869095 A JP 15869095A JP 15869095 A JP15869095 A JP 15869095A JP H08327040 A JPH08327040 A JP H08327040A
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waste
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feeding
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Hiroshi Fukuhara
廣 福原
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Fukuhara Co Ltd
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FUKUHARA KK
Fukuhara Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水系洗浄剤で洗浄した後の廃液処理を簡易、
経済的に行うのが目的である。 【構成】 炉体1内で可燃性廃棄物例えば廃材等の燃料
4を燃焼しておいてノズル17から炉内へ廃液を噴霧す
る。廃液中の水分は気化し含有成分は燃焼或は固化して
燃料4の燃えかすと共に灰4aとなる。廃液は流量制御
される。温度センサ25a,25b,25cの検出した
信号は制御装置13へ入力され、流量調整弁19の弁開
度を調節し、ポンプ14で廃液タンク5からノズル17
へ送られる廃液流量を好適な燃焼が維持されるようにす
る。水系洗浄剤、洗浄されたよごれ成分が分らなくて
も、処理できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は廃液処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、塩素系有機溶剤、例えばフロン
(商品名)は多用されて来たが、大気のオゾン層破壊を
まねくため法規制をされるようになり、フロンに代えて
水系洗浄液が用いられるようになっている。この水系洗
浄液は多種のものが提案されており、洗浄される物も多
種にわたっている。
【0003】この水系洗浄液による物の洗浄の場合には
その廃液処理として自社に設備を設けて処理する場合
は、半透膜を用いて水系洗浄液を回収し、被洗浄物から
除去した成分を分離している。又、自家処理しない場合
は専門業者に廃液処理を依頼している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自家処理する場合に一
定の水系洗浄液を用い汚れに関し同種の物を洗浄したと
しても、半透膜を用いる設備によれば設備費、ランニン
グコストも高価となる。しかも水系洗浄液が多種で汚れ
に関し多種の物を扱う場合は、夫々の組合せにおいて半
透膜を備えた設備を要する。
【0005】本発明は種々の水系洗浄液を用いて種々の
物の洗浄を行った後の廃液を1つの設備で処理し得る廃
液処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
廃棄物を燃料とする炉体と、炉体内で燃料を燃焼させる
燃焼装置と、炉体に設けた排煙手段と、炉内へ廃液を噴
霧する霧化手段と、霧化手段へ廃液を給送する廃液給送
手段と、を備えたことを特徴とする廃液処理装置であ
る。
【0007】本発明の第2の発明は、炉体内の温度を検
出する温度検出手段を備え、該温度検出手段の検出する
温度が一定以下になると廃液給送手段を停止する制御装
置を有することを特徴とする第1の発明に記載の廃液処
理装置である。
【0008】本発明の第3の発明は、霧化手段は廃液を
噴霧するノズルを有し、霧化手段又は霧化手段の手前に
おいて廃液給送手段にストレーナを有することを特徴と
する第2の発明に記載の廃液処理装置である。
【0009】本発明の第4の発明は、ストレーナの手前
において廃液給送手段に圧力検出手段を設け、圧力検出
手段が所定圧力以上の圧力を検出したときに廃液給送手
段を停止する制御装置を有することを特徴とする第3の
発明に記載の廃液処理装置である。
【0010】本発明の第5の発明は、炉体と、炉体内で
燃料を燃焼させる燃焼装置と、炉体に設けた排煙手段
と、炉内へ廃液を噴霧する霧化手段と、霧化手段へ廃液
を給送する廃液給送手段と、炉体内温度の温度検出手段
と、廃液給送手段の廃液流量を可変とする流量調整手段
と、炉体内温度の温度検出手段の検出した信号を入力し
前記流量調整手段を制御する制御装置を備えたことを特
徴とする廃液処理装置である。
【0011】本発明の第6の発明は、前記廃液の霧化手
段及び廃液給送手段はノズルとノズルへ送る廃液を加圧
するポンプであることを特徴とする第5の発明に記載の
廃液処理装置である。
【0012】本発明の第7の発明は、前記廃液の霧化手
段及び廃液給送手段はエジェクタと、エジェクタに廃液
の吸込管を設けると共にエジェクタへ圧縮空気を送り込
む空気圧縮装置を有することを特徴とする第5の発明に
記載の廃液処理装置である。
【0013】本発明の第8の発明は、廃液給送手段の廃
液流量を可変とする流量調整手段を有し、該流量調整手
段は、廃液給送手段の廃液給送路に設けた廃液流量を調
整する流量制御弁であることを特徴とする第6の発明に
記載の廃液処理装置である。
【0014】本発明の第9の発明は、廃液給送手段の廃
液流量を可変とする流量調整手段は、廃液給送手段の廃
液給送路に設けた可変速ポンプ装置であることを特徴と
する第6の発明に記載の廃液処理装置である。
【0015】本発明の第10の発明は、廃液給送手段の
廃液流量を可変とする流量調整手段は、圧縮空気装置の
吐出配管に介装した流量調整弁であることを特徴とする
第7の発明に記載の廃液処理装置である。
【0016】本発明の第11の発明は、廃液の貯留槽を
有し、廃液給送手段は廃液の貯留槽の廃液を汲み上げ給
送することを特徴とする第1又は第5もしくは第6の発
明に記載の廃液処理装置である。
【0017】本発明の第12の発明は、廃液発生源より
廃液を廃液の貯留槽へ給送する手段と、廃液の貯留槽の
下限液位及び上限液位を検出する液位検出手段を備え、
下限液位を検出すると霧化手段へ廃液を送る廃液給送手
段の廃液給送を最小流量とするか、又は停止し、上限液
位を検出すると燃焼可能な限度において霧化手段への廃
液供給を増加し、廃液の貯留槽の液位を可及的に上下限
液位の間に保つことを特徴とする第11の発明に記載の
廃液処理装置である。
【0018】本発明の第13の発明は、貯留槽の液位検
出手段として更に上限液位よりも高いオーバ液位に達す
ると該液位を検出し、警報を発するオーバ液位検出手段
を設けたことを特徴とする第12の発明に記載の廃液処
理装置である。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
【0020】(実施例1)図1は本発明の実施例1のフ
ローシートである。炉体1内には火格子2を備え、炉体
1は煙突3を有する。図示されないが燃料4を火格子2
上へ給送するストーカ、燃料4に着火させる着火用バー
ナ、燃焼空気を火格子2の下の空気分散室1aを通じて
火格子2上へ送り込む空気供給装置を備えている。
【0021】上記において、火格子2上で燃焼させる燃
料4は廃材等の廃棄物であるが、他に廃タイヤでもよ
い。又他の燃焼装置としては潤滑油等の廃油を圧力にて
噴霧し燃焼させるものであってもよい。
【0022】水系洗浄液で物の洗浄を行った廃液は、廃
液輸送管6から廃液の貯留槽として設けたタンク5へ例
えばボールタップ7を介して供給される。ボールタップ
7の閉弁位置はタンク5における廃液の上限液位Hを越
えたオーバ液位OHに定める。このオーバ液位OHでタ
ンク5への廃液流入を停止させるにはオーバ液位OHを
検知するオーバ液位プローブ8を設けると共に廃液輸送
管6に電磁弁を介装して、該オーバ液位プローブがオー
バ液位OHを検知したことにより該電磁弁を閉弁するよ
うにしてもよい。何れにしてもオーバ液位プローブ8は
設け、オーバ液位プローブ8で検知した信号は制御装置
13へ送られ、制御装置13は警報ランプ及びブザー1
0を作動させる。
【0023】上記オーバ液位プローブ8、上限液位Hを
検出する上限液位プローブ9、下限液位Lを検知する下
限液位プローブ11は一つのレベルスイッチ12に備え
られ、夫々の液位を検出した信号は制御装置13へ送ら
れるようになっている。
【0024】ポンプ14の吸込管15はタンク5中で下
端が下限水位L以下に浸漬しており、ポンプ14の吐出
配管16は炉体1内において燃料4が燃焼した際に発生
する炎に向けて廃液を噴霧するノズル17に配管されて
いる。吐出配管16には廃液の流れに従って分岐部18
が設けられ、分岐部よりも下流側に流量調整弁19、ス
トレーナ22が介装されている。ストレーナ22はノズ
ル17内に設けてもよい。分岐部18からタンク5へは
廃液戻り管23が設けられ、廃液戻り管23には還流流
量調整弁24が介装されている。
【0025】上記において流量調整弁19は例えば、ス
テップモータで弁開度を全開から全閉まで調整可能なモ
ータバルブ、デューティ制御可能な電磁弁、圧縮空気作
動の割出し機構を介して弁開度を全開から全閉まで調節
可能なエアーバルブ等が例として挙げられる。
【0026】ポンプ14はモータ27で駆動され、モー
タ27は開閉器28を介して商用電源から電力を供給さ
れる。開閉器28の開閉は制御装置13によって制御さ
れる。モータ27は例えば定速度の誘導電動機であり、
本例では還流流量調整弁24を備えた廃液戻り管23を
備えているため、ポンプ14は容積形、閉じ込み運転の
出来ない非容積形のポンプを用いることができる。
【0027】単数又は複数の炉体1内温度を検出する温
度センサ25a,25b,25c、例えばサーミスタが
炉壁外面に設けられ、温度センサ25a,25b,25
cの検出した信号は制御装置13に夫々送られるように
なっている。この制御装置13は温度センサ25a,2
5b,25cの何れもが検出した信号が夫々について予
め定められた一定以上の高温を示すときは、ドライバ2
6を介して流量調整弁19の弁開度を増大し、温度セン
サ25a,25b,25cの検出した信号の何れか1つ
が夫々の温度センサに付予め定められた低温度のときは
弁開度を小さくし、前記低温度よりも低い予め定められ
た温度になると流量調整弁19を閉じると共にポンプ1
4を駆動するモータ27への給電を行う開閉器28を開
成してモータ27を断電し、ポンプ14を停止するよう
になっている。
【0028】ストレーナ22の上流側で吐出配管16内
廃液の圧力を検出する圧力検出器21の検出した廃液の
圧力信号は制御装置13へ送られ、上記圧力信号が予め
定められた圧力以上になると制御装置13は、ドライバ
26を介して流量調整弁19を閉弁すると共に開閉器2
8を開成してモータ27、ポンプ14を停止する。これ
によってストレーナ22の目づまりによる吐出配管16
における異常な圧力上昇及びストレーナ22の破損を防
止している。
【0029】上記構成において炉体1内における廃液
は、燃料4の燃焼によりその水分を気化させると共に含
有洗浄剤及び洗浄剤により洗浄された成分は焼却され、
燃料4と併せて灰4aとなって火格子2の下の空気分散
室1aの底面へ堆積する。このような廃液の焼却能力
は、廃液輸送管6より送られてくる廃液の量よりも充分
大としてある。この焼却能力と廃液タンク5へ送り込ま
れる廃液の量の差は、中長期的にみて廃液タンク5内の
廃液の液位が上限液位Hと下限液位L間にあるように設
計されている。
【0030】上記において流量の関係は以下のとおりで
ある。廃液輸送管6により給送される平均流量と等しい
流量即ち、均合流量を流量調整弁19が流し得る弁開度
を均合弁開度とすると、この均合流量よりも大きいノズ
ル17で噴霧し得る最大流量を流し得る最大弁開度に流
量調整弁19は開弁可能である。又、ノズル17で噴霧
しないで液滴となって流下するような限界の流量調整弁
19の最小流量、言い換えればノズル17により噴霧可
能な最小流量の弁開度は制御装置13により制御され
る。そして流量調整弁19は最小流量の弁開度以下の弁
開度は用いられることはないが、開閉可能である。
【0031】上記構成における作用を説明する。
【0032】廃液輸送管6から送られてくる廃液はボー
ルタップ7を介して廃液タンク5に流入している。
【0033】炉体1内の火格子2上へ送られてくる廃材
等の燃料は始動時、図示されない着火バーナにより着火
されて燃焼を始め、その後はストーカにより送り込まれ
る燃料に延焼により燃焼する。燃焼用空気は図示されな
い空気供給装置から空気分散室1aに送られ、火格子2
を通じて燃料4回りに供給され燃焼が行われ、その排煙
は煙突3を通じて大気中へ直接又は燃焼によって生じる
タール分を除く図示されないタール除去装置、又は及び
脱臭装置を通じて排出される。
【0034】温度センサ25a,25b,25cが検出
した信号は夫々制御装置13へ送られる。制御装置13
は炉体1内の温度分布を温度センサ25a,25b,2
5cが検出した信号により判別し、廃液噴射可能な温度
分布、例えば、各温度センサ25a,25b,25cの
夫々について夫々予め定めた最低温度以上を総ての温度
センサが示したのを判断すると、ドライバ26を介して
流量調整弁19を開弁し、開閉器28を閉成してモータ
27を駆動しポンプ14を運転する。ポンプ14は吸込
管15で廃液タンク5中の廃液を汲み上げて加圧し吐出
配管16へ吐出する。モータ27は例えば商用電源で直
接駆動される誘導電動機であって、ポンプ14は定速度
運転して定吐出量ポンプである。このポンプ14から吐
出配管16へ吐出された廃液は流量調整弁19で流量調
整され、ストレーナ22で廃液中の異物を除去されノズ
ル17へ送られ、ノズル17から炉体1内の燃料4の燃
焼炎に向って噴霧される。ポンプ14で吐出された廃液
は吐出配管16をとおり流量調整弁19で流量調整され
てノズル17へ送られるが、ポンプ14は定速度回転し
ているため、非容積形ポンプであるとしても吐出圧力に
従っての吐出量の変動幅は小さく、容積形の場合は定吐
出量であるので、流量調整弁19で制限された余分の廃
液は分岐部18から還流流量調整弁24を介装した廃液
戻り管23により廃液タンク5へ還流される。
【0035】流量調整弁19の始動時の制御は弁開度を
ノズル17からの噴霧可能な最小開度とし、温度センサ
25a,25b,25cによる炉体1内温度分布から燃
焼状態を推定して制御装置13は弁開度を次第に増大
し、燃焼状態を良好に保つようになっている。
【0036】次にノズル17から噴射する廃液の流量制
御について述べる。木材等の廃材等はストーカの速度制
御をしても燃料4は廃棄物の木材等であるので燃焼状態
を一定に保つのは困難であり、本発明では、炉体1内へ
噴射する廃液の流量制御を行っている。
【0037】温度センサ25a,25b,25cは炉体
1内の温度を検出するとそれらの信号は制御装置13に
送られる。制御装置13は例えば次のような制御を行
う。温度センサ25a,25b,25cの何れもが予め
設定した最高温度を示すと、ドライバ26を介して流量
調整弁19の弁開度を増大し、これによってノズル17
からの炉体1内への廃液噴霧量を最大まで増大する。温
度センサ25a,25b,25cの何れか1つが各温度
センサ25a,25b,25c夫々について予め定めた
最低温度を示すとドライバ26を介して流量調整弁19
の弁開度を減少し、これによってノズル17からの炉体
1内への廃液噴霧量を減少する。そして例えば燃料供給
が少なくて炉体1内温度が下り、ノズル17における廃
液の流量が噴霧されないで流出する最低流量になって
も、前記温度センサ25a,25b,25cの夫々につ
いて定められた最低温度以下の予め定められた燃焼不良
限界温度を温度センサ25a,25b,25cの何れか
が示すと、制御装置13は開閉器28を開成してモータ
27を断電してポンプ14を停止すると共にドライバ2
6を介して流量調整弁19を閉弁する。
【0038】そして、炉体1内温度が、ノズル17から
廃液を噴射しても差し支えない程度に回復すると制御装
置13はドライバ26を介して流量調整弁19をノズル
17から流出される廃液が噴霧されるに必要な流量とな
るように最小の弁開度とすると共に開閉器28を閉成す
る。これによってモータ27は回転しポンプ14は運転
され、廃液タンク5内の廃液は吸込管15からポンプ1
4に吸込まれる加圧され、吐出配管16をとおり、流量
調整弁19で流量を制御され、ストレーナ22で異物を
除去され、ノズル17から噴霧される。
【0039】かくして温度センサ25a,25b,25
cの何れもが夫々について予め定められた最高温度以上
を検出すると最大流量の廃液をノズル17から噴霧し、
温度センサ25a,25b,25cの何れかが夫々につ
いて予め定められた最低温度を検出すると最小流量の廃
液をノズル17から噴霧するようにし、各温度センサ2
5a,25b,25cが上記最高、最低温度の中間温度
を示すときは、その信号を受けた制御装置13は燃焼状
態を判断して、ドライバ26を介して流量調整弁19を
最小最大間の中間の弁開度に調整する廃液の流量制御が
行われるものである。
【0040】圧力検出器21は予め定められた吐出配管
16内の廃液の最高圧力を検出するとその信号を制御装
置13へ送り、制御装置13はドライバ26を介して流
量調整弁19を閉弁し、開閉器28を開成してモータ2
7を断電してポンプ14を停止する。これによって、ス
トレーナ22の目づまりを検知し、図示されない表示器
に表示する。
【0041】廃液タンク5の廃液の液位は以下のとおり
制御される。廃液タンク5内の液位は、通常は、上限液
位プローブ9、下限液位プローブ11の間で制御され
る。即ち、ポンプ14が廃液タンク5から汲み上げる廃
液の量から分岐部18で分岐して還流流量調整弁24を
介装した廃液戻り管23をとおり廃液タンク5へ還流す
る廃液の量を差引いたものが流量調整弁19、ストレー
ナ22、ノズル17をとおり、炉体1内へ噴霧される。
この噴霧量に対して廃液輸送管6で送られてくる廃液の
量が多いと廃液タンク5の液位は上昇し、炉体1内への
廃液の噴霧量に対して廃液輸送管6で送られてくる廃液
の量が少ないと廃液タンク5の液位は低下する。一方、
炉体1内へのノズル17からの廃液噴霧量は平均してみ
ると廃液輸送管6を通じて送られる廃液の流量より多い
から、廃液タンク5内の廃液の液面は低下傾向にある。
【0042】そこで廃液タンク5の廃液の液面が下限液
位Lになり、下限液位プローブ11が下限液位Lを検出
する。その信号を入力されて制御装置13は、流量調整
弁19の弁開度が廃液油送管6における廃液流量と等し
い流量を流す均合弁開度以上であれば、ドライバ26を
介して流量調整弁19を駆動して弁開度を最小とし、弁
開度が最小弁開度であれば閉弁すると共に開閉器28を
開成してモータ27を断電し、ポンプ14を停止する。
一方廃液油送管6からは廃液タンク5へ廃液が引き続い
て供給されている。これによって廃液タンク5中の廃液
の液位は次第に上昇する。
【0043】上記液位上昇の結果上限液位プローブ9が
廃液の上限液位を検知すると、その信号を入力された制
御装置13は、流量調整弁19が最小弁開度となってい
る場合は、炉体1の焼却能力が廃液油送管6を流れる廃
液流量よりも大きいように回復しているので通常は温度
センサ25a,25b,25cが検知した温度に従って
既に述べたように次第に定常状態の運転に移行する。即
ち、温度センサ25a,25b,25cの何れもが夫々
の設定最高温度以上を示している場合は流量調整弁19
の弁開度を最大とし、温度センサ25a,25b,25
cの何れか1つが夫々の設定最低温度を示している場合
は流量調整弁19の弁開度を最小とし、最小、最大の弁
開度の間で温度センサ25a,25b,25cの検出し
た温度信号に従う廃液の流量制御が行われる。
【0044】又、上記において下限液位Lから上限液位
Hに液面が上昇し上限液位プローブ9の信号を入力され
た制御装置13は、前記下限プローブ9の検出した信号
を基にして流量調整弁19が閉弁を続けていた場合、最
小弁開度に開弁すると共に開閉器28を閉成してモータ
27に通電してポンプ14を運転して後に、上記と同様
に最小、最大弁開度の間で温度センサ25a,25b,
25cの検出温度に従う廃液の流量制御が行われる。
【0045】尚、通常の最小、最大の弁開度で制御して
いたが流量調整弁19が最小弁開度よりも僅かに大きい
場合、又は均合弁開度よりも小さい弁開度の状態が続い
た場合はノズル17から噴出する廃液流量が廃液輸送管
6より送られるて来る廃液流量より小さくなるので、廃
液タンク5の廃液の液位は上昇を続け、上限液位プロー
ブ9により上限液位Hを検出される。上限液位プローブ
9の信号は制御装置13に送られると、制御装置13は
温度センサ25a,25b,25cが検出した温度信号
より何らかの理由で最低に近い燃焼状態であると判断し
て流量調整弁19の弁開度は変更しないのが適当と判断
する。
【0046】これによって廃液タンク5の廃液の液位は
上昇を続け、オーバ液位プローブ8が上限液位Hよりも
高いオーバ液位OHを検出し、その信号が制御装置13
に送られると、制御装置13は警報ランプ及びブザー1
0を付勢する。同時に廃液輸送管6に電磁弁が介装され
ている場合は、この電磁弁を閉弁する。本例では、廃液
タンク5中の液位がオーバ液位OHになると共にボール
タップ7が閉弁し、廃液輸送管6からの廃液タンク5へ
の廃液の流入は止む。
【0047】上記警報ランプ及びブザー10の警報によ
り、作業者は原因を点検し、例えば、燃料4の供給不足
と考え、燃料4の供給量を増加する。そして、廃液タン
ク5への廃液の流入が断続動作に制限されたまま、燃焼
状態の回復によりノズル17からの廃液の噴霧が大きく
なり連続するのでやがて上限液位H以下に液位が下り、
これを検出した上限液位プローブ9の信号により、制御
装置13は既に述べたように流量調整弁19の弁開度を
最小、最大の間で変化させてノズル17からの廃液の噴
霧量を調整するものである。
【0048】(実施例2)本実施例2ではポンプを可変
速ポンプを用いている。本実施例において実施例1と同
符号を付した部材は実施例1で説明した部材と同一又は
相当する部材であり、同一部材については実施例1の説
明を援用する。
【0049】制御装置13は温度センサ25a,25
b,25cの温度信号を入力されるとインバータ31に
周波数信号を送り、インバータ31はインバータ制御に
適する誘導電動機のようなモータ27を可変速しタービ
ンポンプであるポンプ14の流量調整を行う。ポンプ1
4の吐出配管16には開閉のみ行う電磁弁32を設け、
電磁弁32の上流又は下流の吐出配管16中の廃液の圧
力を検出する圧力検出器21を設ける。ノズル17は可
変吐出量ノズルが用いられ、例えば図3の縦断面図に示
す如くである。
【0050】ノズル本体33の先端の円錐形のスロート
33aには全閉するとこのスロート33aに接する円錐
形のニードル弁34の弁部34aが配設されている。ニ
ードル弁34の軸部34bは軸方向移動自在にノズル本
体33に嵌合し、軸部34b後端に設けた軸方向のラッ
ク34cに軸部34bにくい違い交叉するピニオン35
aが噛み合っている。ピニオン35aを備えた減速機付
電気サーボモータ35はノズル本体33に固定されてい
る。ノズル本体33のスロート33aに通ずる廃液流入
口33bは吐出配管16に連結されている。電動サーボ
モータ35は図示されないドライバを介して制御装置1
3により制御される。
【0051】上記構成における炉体1への廃液供給の作
用について説明する。
【0052】炉体1内の燃料4に着火され、立上がり時
電磁弁32は閉弁していると共に制御装置13はポンプ
14を最低速で回転する周波数信号をインバータ31に
送りモータ27を最低速で回転し、ポンプ14を閉じ込
み運転する。
【0053】炉が立上がり、温度センサ25a,25
b,25cの信号を入力された制御装置13がノズル1
7が噴射可能な燃焼状態であると判断すると制御装置1
3はサーボモータ35を駆動し、ピニオン35aを回転
し、ラック34cを移動し、ニードル34aとスロート
33a間の弁開度を最小開度とすると共に電磁弁32を
開弁する。
【0054】ポンプ14は吸込管15で吸込んだ廃液を
加圧して吐出配管16へ吐出し、電磁弁32、ストレー
ナ22を通じて廃液流入口33bからノズル17へ廃液
を供給し、ノズル17は炉体1内の燃焼炎へ向って廃液
を噴霧し、廃液中の水分を気化すると共に含有物を焼却
する。
【0055】上記において、ノズル17のニードル34
aとスロート33a間より上流側の吐出配管16内圧力
はノズル7の弁開度に応じて一定範囲に保って廃液の蒸
発燃焼を好適に行う必要がある。そこで制御装置13は
温度センサ25a,25b,25cの信号を入力され、
その信号によりノズル17の弁開度を算出し、サーボモ
ータ35を駆動し弁開度を調整すると共に該弁開度に応
じて、例えば吐出圧力一定制御を行うようにインバータ
31に周波数信号を送りインバータ31はモータ27を
駆動してポンプ14を変速し、ノズル17への廃液供給
圧力を一定にする。
【0056】(実施例3)本実施例3はノズル17にエ
ジェクタを設けたものであり、廃液の給送にはポンプを
用いない。図4は本実施例3を示す。図において実施例
1と同一又は相当部材は同符号を用い、同一部材は実施
例1の説明を援用する。
【0057】ノズル17は内部にエジェクタを備えたも
のであり、エジェクタの空気供給口17aには圧縮空気
配管36の流末部を連結してある。圧縮空気配管36は
図示されないが圧縮空気装置のような圧縮空気源に連結
されている。圧縮空気配管36にはモータバルブ、デュ
ーティ制御される電磁弁、エアーバルブ等の流量調整可
能な流量調整弁37を介装してある。ノズル17のエジ
ェクタの廃液吸引口17bには一端が廃液タンク5に浸
漬している廃液吸込管38の他端が連結されている。廃
液吸込配管38にはストレーナ22が介装されている。
【0058】温度センサ25a,25b,25cの信号
により炉体1内の温度の状態により、制御装置13は流
量調整弁37の弁開度を調整して圧縮空気配管36でも
ってノズル17へ送る圧縮空気量を調整し、廃液タンク
5から廃液吸込管38を通じて汲み上げる廃液の量を加
減するものである。
【0059】実施例は噴霧手段としてノズルを用いてい
るが、ノズルでなく高速回転する円板に廃液を流下して
霧化するようにしてもよい。
【0060】実施例は燃焼室に2個、煙突に1個の温度
センサを配設したが、温度センサは1個でもよく、又更
に多くてもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明の第1の発明は、廃棄物を燃料と
する炉体と、炉体内で燃料を燃焼させる燃焼装置と、炉
体に設けた排煙手段と、炉内へ廃液を噴霧する霧化手段
と、霧化手段へ廃液を給送する廃液給送手段と、を備え
たことにより、廃液に含まれる1種又は複数種の洗浄剤
の成分、被洗浄物から除去された成分の何れか又は両者
が不明であっても処理可能である。又廃棄物を燃料とす
るため、廃棄物も同時に焼却され、可燃性廃棄物を有効
利用できる。
【0062】本発明の第2の発明は第1の発明におい
て、炉体内の温度を検出する温度検出手段を備え、該温
度検出手段の検出する温度が一定以下になると廃液給送
手段を停止する制御装置を有することにより、運転中炉
体内における燃焼状態が火炎が出なくなるような過大な
廃液の噴霧が行われるという異常な状態を防止できる。
【0063】本発明の第3の発明は、第2の発明におい
て霧化手段は廃液を噴霧するノズルを有し、霧化手段又
は霧化手段の手前において廃液給送手段にストレーナを
有することにより、ノズルのつまりを防止でき、廃液の
供給が円滑となる。
【0064】本発明の第4の発明は、第3の発明におい
て、ストレーナの手前において廃液給送手段に圧力検出
手段を設け、圧力検出手段が所定圧力以上の圧力を検出
したときに廃液給送手段を停止する制御装置を有するこ
とにより、ストレーナに異物がつまった上廃液で加圧す
ることによりストレーナが破損することが防止され、ス
トレーナの清掃又は交換時期が分る。
【0065】本発明の第5の発明は、廃棄物を燃料とす
る炉体と、炉体内で燃料を燃焼させる燃焼装置と、炉体
に設けた排煙手段と、炉内へ廃液を噴霧する霧化手段
と、霧化手段へ廃液を給送する廃液給送手段と、炉体内
温度の温度検出手段と、廃液給送手段の廃液流量を可変
とする流量調整手段と、炉体内温度の温度検出手段の検
出した信号を入力し前記流量調整手段を制御する制御装
置を備えたことにより、廃液に含まれる1種又は複数種
の洗浄剤の成分、被洗浄物から除去された成分の何れか
又は両者が不明であっても処理可能である。又廃棄物を
燃料とするため、廃棄物も同時に焼却され、可燃性廃棄
物が有効利用されることになる。そして、炉体内の燃焼
状態が温度検出手段により推定され、燃焼状態に応じて
廃液の噴霧量を加減できるので廃液の含有成分を効率よ
く焼却可能となる。
【0066】本発明の第6の発明は、第5の発明におい
て、前記廃液の霧化手段及び廃液給送手段はノズルとノ
ズルへ送る廃液を加圧するポンプであることにより、廃
液を加圧して送ることができるので霧化し易い。
【0067】本発明の第7の発明は、第5の発明におい
て、前記廃液の霧化手段及び廃液給送手段はエジェクタ
と、エジェクタに廃液の吸込管を設けると共にエジェク
タへ圧縮空気を送り込む空気圧縮装置を有することにり
より、簡易な装置で廃液を霧化できる。
【0068】本発明の第8の発明は、第6の発明におい
て、廃液給送手段の廃液流量を可変とする流量調整手段
を有し、該流量調整手段は、廃液給送手段の廃液給送路
に設けた廃液流量を調整する流量制御弁であることによ
り、廃液の流量調整ができる。しかも構成が簡単であ
る。
【0069】本発明の第9の発明は、第6の発明におい
て、廃液給送手段の廃液流量を可変とする流量調整手段
は、廃液給送手段の廃液給送路に設けた可変速ポンプ装
置であることにより、ノズルへの流量調整及びノズル手
前における噴霧圧力制御が可能となる。
【0070】本発明の第10の発明は、第7の発明にお
いて、廃液給送手段の廃液流量を可変とする流量調整手
段は、圧縮空気装置の吐出配管に介装した流量調整弁で
あることにより、廃液の汲み上げ量を簡易に調整でき
る。
【0071】本発明の第11の発明は、第1又は第5も
しくは第6の発明において、廃液の貯留槽を有し、廃液
給送手段は廃液の貯留槽の廃液を汲み上げ給送すること
により、廃液の発生源の廃液の発生量の変化に追従しな
いで霧化手段の制御を行うことができる。
【0072】本発明の第12の発明は、第11の発明に
おいて、廃液発生源より廃液を廃液の貯留槽へ給送する
手段と、廃液の貯留槽の下限液位及び上限液位を検出す
る液位検出手段を備え、下限液位を検出すると霧化手段
へ廃液を送る廃液給送手段の廃液給送を最小流量とする
か、又は停止し、上限液位を検出すると燃焼可能な限度
において霧化手段への廃液供給を増加し、廃液の貯留槽
の液位を可及的に上下限液位の間に保つことにより、廃
液の貯留槽の液面制御ができる。
【0073】本発明の第13の発明は、第12の発明に
おいて、貯留槽の液位検出手段として更に上限液位より
も高いオーバ液位に達すると該液位を検出し、警報を発
するオーバ液位検出手段を設けたことにより、焼却能力
が廃液の貯留槽へ送られてくる廃液流量よりも大である
としても、短期的には上限液位を越えて液位が上昇する
場合があり、その液位上昇が大となった場合に廃液の貯
留槽へ送られてくる廃液の給送を停止し、廃液の貯留槽
から廃液が溢流するのを防止できる。従って、焼却能力
と廃液の貯留槽へ供給される廃液流量との差をかかるオ
ーバ液位検出手段を備えない場合に比して小さくできる
ので焼却能力の小さい炉ですむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のフローシートである。
【図2】本発明の実施例2のフローシートである。
【図3】実施例2におけるノズルの縦断面図である。
【図4】本発明の実施例3のフローシートである。
【符号の説明】
1 炉体 4 燃料 5 廃液タンク 6 廃液輸送管 7 ボールタップ 8 オーバ液位プローブ 9 上限液位プローブ 11 下限液位プローブ 12 レベルスイッチ 13 制御装置 14 ポンプ 16 吐出配管 17 ノズル 19 流量調整弁 21 圧力検出器 22 ストレーナ 23 戻り管 24 還流流量調整弁 25a,25b,25c 温度センサ 27 モータ 28 開閉器 31 インバータ 32 電磁弁 36 圧縮空気配管 37 流量調整弁 38 廃液吸込管

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を燃料とする炉体と、炉体内で燃
    料を燃焼させる燃焼装置と、炉体に設けた排煙手段と、
    炉内へ廃液を噴霧する霧化手段と、霧化手段へ廃液を給
    送する廃液給送手段と、を備えたことを特徴とする廃液
    処理装置。
  2. 【請求項2】 炉体内の温度を検出する温度検出手段を
    備え、該温度検出手段の検出する温度が一定以下になる
    と廃液給送手段を停止する制御装置を有することを特徴
    とする請求項1に記載の廃液処理装置。
  3. 【請求項3】 霧化手段は廃液を噴霧するノズルを有
    し、霧化手段又は霧化手段の手前において廃液給送手段
    にストレーナを有することを特徴とする請求項2に記載
    の廃液処理装置。
  4. 【請求項4】 ストレーナの手前において廃液給送手段
    に圧力検出手段を設け、圧力検出手段が所定圧力以上の
    圧力を検出したときに廃液給送手段を停止する制御装置
    を有することを特徴とする請求項3に記載の廃液処理装
    置。
  5. 【請求項5】 炉体と、炉体内で燃料を燃焼させる燃焼
    装置と、炉体に設けた排煙手段と、炉内へ廃液を噴霧す
    る霧化手段と、霧化手段へ廃液を給送する廃液給送手段
    と、炉体内温度の温度検出手段と、廃液給送手段の廃液
    流量を可変とする流量調整手段と、炉体内温度の温度検
    出手段の検出した信号を入力し前記流量調整手段を制御
    する制御装置を備えたことを特徴とする廃液処理装置。
  6. 【請求項6】 前記廃液の霧化手段及び廃液給送手段は
    ノズルとノズルへ送る廃液を加圧するポンプであること
    を特徴とする請求項5に記載の廃液処理装置。
  7. 【請求項7】 前記廃液の霧化手段及び廃液給送手段は
    エジェクタと、エジェクタに廃液の吸込管を設けると共
    にエジェクタへ圧縮空気を送り込む空気圧縮装置を有す
    ることを特徴とする請求項5に記載の廃液処理装置。
  8. 【請求項8】 廃液給送手段の廃液流量を可変とする流
    量調整手段を有し、該流量調整手段は、廃液給送手段の
    廃液給送路に設けた廃液流量を調整する流量制御弁であ
    ることを特徴とする請求項6に記載の廃液処理装置。
  9. 【請求項9】 廃液給送手段の廃液流量を可変とする流
    量調整手段は、廃液給送手段の廃液給送路に設けた可変
    速ポンプ装置であることを特徴とする請求項6に記載の
    廃液処理装置。
  10. 【請求項10】 廃液給送手段の廃液流量を可変とする
    流量調整手段は、圧縮空気装置の吐出配管に介装した流
    量調整弁であることを特徴とする請求項7に記載の廃液
    処理装置。
  11. 【請求項11】 廃液の貯留槽を有し、廃液給送手段は
    廃液の貯留槽の廃液を汲み上げ給送することを特徴とす
    る請求項1又は5もしくは6に記載の廃液処理装置。
  12. 【請求項12】 廃液発生源より廃液を廃液の貯留槽へ
    給送する手段と、廃液の貯留槽の下限液位及び上限液位
    を検出する液位検出手段を備え、下限液位を検出すると
    霧化手段へ廃液を送る廃液給送手段の廃液給送を最小流
    量とするか、又は停止し、上限液位を検出すると燃焼可
    能な限度において霧化手段への廃液供給を増加し、廃液
    の貯留槽の液位を可及的に上下限液位の間に保つことを
    特徴とする請求項11に記載の廃液処理装置。
  13. 【請求項13】 貯留槽の液位検出手段として更に上限
    液位よりも高いオーバ液位に達すると該液位を検出し、
    警報を発するオーバ液位検出手段を設けたことを特徴と
    する請求項12に記載の廃液処理装置。
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