JPH08326604A - 固体ロケットエンジン - Google Patents

固体ロケットエンジン

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JPH08326604A
JPH08326604A JP13427395A JP13427395A JPH08326604A JP H08326604 A JPH08326604 A JP H08326604A JP 13427395 A JP13427395 A JP 13427395A JP 13427395 A JP13427395 A JP 13427395A JP H08326604 A JPH08326604 A JP H08326604A
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野 実 光
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低層大気中から空気が稀薄な高層大気中や宇
宙空間に至るまで、飛翔環境に応じた効率の良い推進が
可能である固体ロケットエンジンを提供する。 【構成】 ブースタ推進薬2を装填した燃焼室3と、燃
焼室3におけるブースタ推進薬2の燃焼により生じた燃
焼ガスを噴射するブースタノズル7を備え、ブースタ推
進薬2の燃焼末期から燃焼室3に対して燃料過剰の燃焼
ガスの供給を開始するガス発生装置10および外部にお
ける空気密度の減少につれて燃焼室3に対して液体酸化
剤22の供給を開始する酸化剤供給装置20を設け、燃
焼室3には、ブースタ推進薬2の燃焼末期に開放されか
つ外部における空気密度の減少につれて閉塞される空気
取入口4を設けると共にブースタノズル7をブースタ推
進薬2の燃焼末期に分離可能に支持するラムジェットノ
ズル8を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼室に装填した固体
推進薬の燃焼により生じた燃焼ガスをノズルから噴射し
て飛翔推力を得る固体ロケットエンジン(固体ロケット
モータと称することもある。)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような固体ロケットエンジン
としては、例えば、図4に示すものがあり、この固体ロ
ケットエンジン51は、固体推進薬52を装填した燃焼
室53を備えている。
【0003】燃焼室53の前端中心には固体推進薬点火
器54が設けてあり、一方、後端部にはノズル55が設
けてあって、固体推進薬52は、樹脂,金属および酸化
剤を混合させてなっている。
【0004】この固体ロケットエンジン51は、固体推
進薬点火器54による点火によって燃焼室53内の固体
推進薬52を燃焼させ、これで生じる燃焼ガスをノズル
55から噴射することにより推力を得るものとなってい
る。
【0005】このような構造の固体ロケットエンジン
は、例えば、「ロケット工学」 木村逸郎著 1993
年1月27日 株式会社養賢堂発行の第462頁〜第4
63頁に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の固体ロケットエンジン51は、低層大気中から空気
が稀薄な高層大気中あるいは宇宙空間に至るまで、固体
推進薬52を燃焼させて飛翔する、すなわち、固体推進
薬52の樹脂および金属を自らが有する酸化剤を用いて
燃焼させて飛翔するため、低層大気中においては、周囲
の空気を酸化剤として使用できない分だけ推進性能がよ
いとは言えないという問題があり、この問題を解決する
ことが従来の課題となっていた。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題に着目し
てなされたもので、低層大気中から空気が稀薄な高層大
気中あるいは宇宙空間に至るまで、飛翔環境に応じた効
率の良い推進が可能である固体ロケットエンジンを提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る発明は、固体推進薬を装填した燃焼室と、前記燃焼室
における固体推進薬の燃焼により生じた燃焼ガスを噴射
するノズルを備えた固体ロケットエンジンにおいて、前
記固体推進薬の燃焼末期から燃焼室に対して燃料過剰の
燃焼ガスの供給を開始するガス発生装置および外部にお
ける空気密度の減少につれて燃焼室に対して酸化剤の供
給を開始する酸化剤供給装置を設け、前記燃焼室には、
前記固体推進薬の燃焼末期に開放されかつ外部における
空気密度の減少につれて閉塞される空気取入口を設ける
と共に前記ノズルを固体推進薬の燃焼末期に分離可能に
支持するラムジェットノズルを設けた構成としたことを
特徴としており、このような固体ロケットエンジンの構
成を前述した従来の課題を解決するための手段としてい
る。
【0009】また、本発明の請求項2に係わる固体ロケ
ットエンジンにおいて、ガス発生装置は固体燃料と、固
体燃料用点火器と、前記固体燃料の燃焼により生じた燃
料過剰の燃焼ガスを燃焼室に対して噴射するノズルを具
備している構成としており、固体燃料には、例えば、若
干の酸化剤を含んだコンポジット推進薬やアジ化ポリマ
を使用する。
【0010】さらに、本発明の請求項3に係わる固体ロ
ケットエンジンにおいて、酸化剤供給装置はタンクに充
填した液体酸化剤と、ガス発生装置の燃焼圧力により作
動するピストンと、前記ピストンに押圧された液体酸化
剤を燃焼室に対して噴射するインジェクタを具備してい
る構成とし、本発明の請求項4に係わる固体ロケットエ
ンジンにおいて、酸化剤供給装置はピストンの作動を制
御するバルブを備えている構成としており、この場合、
液体酸化剤には、例えば、NTO(四酸化二窒素)や一
酸化二窒素や硝酸や過酸化水素を使用する。
【0011】さらにまた、本発明の請求項5に係わる固
体ロケットエンジンにおいて、空気取入口はアクチュエ
ータおよび前記アクチュエータの作動により回動するポ
ートカバーを具備した取入口開閉機構により開放閉塞さ
れる構成とし、本発明の請求項6に係わる固体ロケット
エンジンは、外部空気密度検知手段を備えている構成と
している。
【0012】
【発明の作用】本発明の請求項1および2に係わる固体
ロケットエンジンでは、まず、固体推進薬に点火して燃
焼させ、燃焼ガスをノズルから噴射して初期加速を行
う。
【0013】次いで、固体推進薬が燃焼末期となった段
階において、ノズルをラムジェットノズルから分離する
と共に空気取入口を開放し、これと同時に、ガス発生装
置を作動させて燃焼室に対する燃料過剰の燃焼ガスの供
給を開始して、空気取入口から導入されてラム圧により
圧縮された外部空気と燃料過剰の燃焼ガスとを燃焼室に
おいて混合燃焼させ、これにより生じた燃焼ガスをラム
ジェットノズルから噴射してラムジェット作動状態とな
る。
【0014】そして、外部における空気密度が減少した
段階において、空気取入口を閉塞すると共に酸化剤供給
装置を作動させて燃焼室に対する酸化剤の供給を開始
し、ガス発生装置から供給された燃料過剰の燃焼ガスと
酸化剤とを燃焼室において混合燃焼させて、その燃焼ガ
スをラムジェットノズルから噴射してガスハイブリッド
ロケット作動状態となる。
【0015】したがって、この固体ロケットエンジンで
は、初期加速を固体推進薬の燃焼により行い、低層大気
中から空気が稀薄な高層大気中に至るまでをラムジェッ
ト作動により飛翔し、宇宙空間ではガスハイブリッドロ
ケット作動により航行するので、低層大気中から宇宙空
間に至るまで、飛翔環境に応じた効率の良い推進が実現
することとなる。加えて、ガス発生装置は、ラムジェッ
ト作動状態およびガスハイブリッドロケット作動状態の
いずれの状態においても燃料過剰の燃焼ガスを供給する
ことから、各々の状態個々のガス発生装置を設ける必要
がなく、その分だけ重量の軽減が図られることとなる。
【0016】本発明の請求項3に係わる固体ロケットエ
ンジンでは、上記した構成としているので、タンク内を
加圧する装置を別個に設けることなく、液体酸化剤の燃
焼室に対する供給が容易になされることとなり、本発明
の請求項4に係わる固体ロケットエンジンでは、宇宙空
間におけるガスハイブリッドロケット作動時の推力制御
が簡単に行われることとなる。
【0017】本発明の請求項5に係わる固体ロケットエ
ンジンでは、空気取入口の開閉が簡単かつ確実に行われ
ることとなり、本発明の請求項6に係わる固体ロケット
エンジンでは、外部における空気密度が減少したとき
に、すなわち、ラムジェットの有効作動高度および速度
が限界に達したときに、ラムジェット作動状態からガス
ハイブリッドロケット作動状態に速やかに移行すること
となり、より一層効率の良い推進が実現することとな
る。
【0018】
【実施例】図1ないし図3は本発明に係わる固体ロケッ
トエンジンの一実施例を示している。
【0019】図1に示すように、この固体ロケットエン
ジン1は、ブースタ推進薬2を装填した燃焼室3を有し
ており、この燃焼室3の前端側には、燃焼室3に設けた
ポート3aを介して内部と連通する空気取入口4が円周
方向の複数箇所に配設してある。これらの空気取入口4
を設けた箇所には、アクチュエータ5aおよびポートカ
バー5bを具備した空気取入口開閉機構5が1組ずつ配
設してあり、空気取入口開閉機構5は、アクチュエータ
5aの作動によりポートカバー5bを回動させて、ポー
ト3aを閉塞開放するようになっている。
【0020】一方、燃焼室3の後端部には、中心にブー
スタ推進薬用点火装置6を分離可能に装着したブースタ
ノズル7とラムジェットノズル8とが同心状に設けてあ
り、ラムジェットノズル8は、空気取入口開閉機構5の
作動と連動する分離継手9を介してブースタノズル7を
分離可能に支持している。
【0021】この場合、空気取入口開閉機構5は、図2
に示すように、ブースタ推進薬2が燃焼末期となった段
階において作動して、ブースタノズル7をラムジェット
ノズル8から分離すると共に空気取入口4を開放し、外
部における空気密度の減少につれて再作動して空気取入
口4を閉塞するように制御されるものとなっている。
【0022】また、この固体ロケットエンジン1は、燃
焼室3の前方に、ガス発生装置10を備えており、この
ガス発生装置10は、ケース11内に装填された固体燃
料12と、固体燃料用点火器13と、固体燃料12の燃
焼により生じた燃料過剰の燃焼ガスを燃焼室3に対して
噴射するノズル14を具備している。
【0023】このガス発生装置10は、ブースタ推進薬
2が燃焼末期となった段階において、燃焼室3に対する
燃料過剰の燃焼ガスの供給を開始して、この燃焼ガスと
空気取入口4から導入されてラム圧により圧縮された外
部空気とを混合燃焼させることにより、固体ロケットエ
ンジン1にラムジェット作動を行わせるようになってい
る。
【0024】さらに、この固体ロケットエンジン1は、
酸化剤供給装置20を備えている。この酸化剤供給装置
20は、ガス発生装置10のケース11よりも前方に位
置するタンク21に充填した液体酸化剤22と、タンク
21内に設けられてガス発生装置10のケース11に連
通するチューブ23を介して導入されるケース11内の
燃焼圧力により作動するピストン24と、燃焼室3の前
端隔壁3bに一体で設けられて圧送チューブ25を介し
てタンク21と連通するインジェクタ26を具備してお
り、圧送チューブ25のインジェクタ26寄りの部分に
は、ピストン24の作動を制御するバルブ27を備えて
いる。
【0025】この酸化剤供給装置20は、図3に示すよ
うに、外部における空気密度が減少した段階においてバ
ルブ27を開き、これにより、チューブ23を介してタ
ンク21内に導入されているケース11内の燃焼圧力に
よってピストン24を作動させ、このピストン24に押
圧された液体酸化剤22をインジェクタ26から燃焼室
3に対して噴射することにより、固体ロケットエンジン
1にガスハイブリッドロケット作動を行わせるようにな
っている。
【0026】さらにまた、この固体ロケットエンジン1
は、外部空気密度検知手段としてのピトー管30を頭部
寄りの部分に備えており、対気速度から外部の空気密度
を検知して、上記ラムジェット作動状態からガスハイブ
リッドロケット作動状態に速やかに移行させるようにし
ている。
【0027】このような構造の固体ロケットエンジン1
では、まず、ブースタ推進薬用点火装置6によりブース
タ推進薬2に点火し、このブースタ推進薬2の燃焼室3
内における燃焼により生じる燃焼ガスをブースタ推進薬
用点火装置6が除去されたブースタノズル7から噴射す
ることによって発進しそして初期加速する。
【0028】続いて、ブースタ推進薬2の燃焼末期にな
ると、図2に示すように、空気取入口開閉機構5の作動
により分離継手9の部分でブースタノズル7が分離する
と同時に、ポートカバー5bが回動してポート3aを開
放し、これに合わせてガス発生装置10において、固体
燃料用点火器13による固体燃料12への点火がなさ
れ、固体燃料12の燃焼により生じた燃料過剰の燃焼ガ
スがノズル14から燃焼室3内に噴射される。
【0029】次いで、噴射された燃料過剰の燃焼ガスと
空気取入口4より導入されてラム圧により圧縮された空
気とが燃焼室3において混合燃焼し、これにより生じた
燃焼ガスをラムジェットノズル8から噴射してラムジェ
ット作動状態となる。
【0030】そして、空気が稀薄な高層域に到達して、
外部における空気密度の減少をピトー管30が検知する
と、図3に示すように、空気取入口開閉機構5が再作動
して空気取入口4を閉塞すると共に、酸化剤供給装置2
0において、バルブ27が開かれ、これにより、チュー
ブ23を介してタンク21内に導入されているケース1
1内の燃焼圧力によってピストン24が図示右方向に移
動し、このピストン24に押圧された液体酸化剤22が
インジェクタ26から燃焼室3内に噴射される。
【0031】続いて、燃焼室3において、この液体酸化
剤22とガス発生装置10から供給された燃料過剰の燃
焼ガスとが混合燃焼し、これにより生じた燃焼ガスをラ
ムジェットノズル8から噴射してガスハイブリッドロケ
ット作動状態となる。
【0032】このとき、酸化剤供給装置20におけるバ
ルブ27の開度を調節すれば、推力制御が簡単に行われ
ることとなる。
【0033】したがって、この固体ロケットエンジン1
では、初期加速をブースタ推進薬2の燃焼により行い、
低層大気中から空気が稀薄な高層大気中に至るまでをラ
ムジェット作動により飛翔し、宇宙空間ではガスハイブ
リッドロケット作動により航行するので、低層大気中か
ら宇宙空間に至るまで、飛翔環境に応じた効率の良い推
進が実現することとなる。
【0034】加えて、ガス発生装置10は、ラムジェッ
ト作動状態およびガスハイブリッドロケット作動状態の
それぞれ状態において、燃料過剰の燃焼ガスを常時供給
することから、各状態個々においてガス発生装置10を
設ける必要がなく、その分だけ重量の軽減が図られるこ
ととなる。
【0035】また、この実施例における固体ロケットエ
ンジン1では、その頭部寄りの部分に、外部空気密度検
知手段としてのピトー管30を備えていることから、ラ
ムジェットの有効作動高度および速度が限界に達したと
きに、ラムジェット作動状態からガスハイブリッドロケ
ット作動状態に速やかに移行することとなり、より一層
効率の良い推進が実現することとなる。
【0036】なお、本発明に係わる固体ロケットエンジ
ンの詳細な構成は、上記した実施例に限定されるもので
はない。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の請求
項1および2に係わる固体ロケットエンジンでは、上記
した構成としたから、初期加速を固体推進薬の燃焼によ
り行い、低層大気中から空気が稀薄な高層大気中に至る
までをラムジェット作動により飛翔し、宇宙空間ではガ
スハイブリッドロケット作動により航行することができ
るので、低層大気中から宇宙空間に至るまで、飛翔環境
に応じた効率の良い推進が可能であるという著しく優れ
た効果がもたらされるうえ、ガス発生装置をラムジェッ
ト作動状態およびガスハイブリッドロケット作動状態の
いずれの状態においても使用することから、各々の状態
個々にガス発生装置を設ける必要がなく、その結果、重
量の軽減をも実現できるという著しく優れた効果がもた
らされる。
【0038】また、本発明の請求項3に係わる固体ロケ
ットエンジンでは、上記した構成としているので、タン
ク内を加圧する装置を別個に設けることなく、液体酸化
剤の燃焼室に対する供給を簡単に行うことができ、本発
明の請求項4に係わる固体ロケットエンジンでは、宇宙
空間におけるガスハイブリッドロケット作動時の推力制
御を簡単に行うことが可能であるという著しく優れた効
果がもたらされる。
【0039】さらに、本発明の請求項5に係わる固体ロ
ケットエンジンでは、上記した構成としているので、空
気取入口の開閉を簡単かつ確実に行うことができ、本発
明の請求項6に係わる固体ロケットエンジンでは、ラム
ジェット作動状態における有効作動高度および速度が限
界に達したときに、ガスハイブリッドロケット作動状態
への速やかな移行が可能であることから、より一層効率
の良い推進が実現できるという著しく優れた効果がもた
らされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる固体ロケットエンジンの一実施
例を示す作動前の断面説明図である。
【図2】図1における固体ロケットエンジンのラムジェ
ット作動状態を示す断面説明図である。
【図3】図1における固体ロケットエンジンのガスハイ
ブリッド作動状態を示す断面説明図である。
【図4】従来の固体ロケットエンジンの断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 固体ロケットエンジン 2 ブースタ推進薬(固体推進薬) 3 燃焼室 4 空気取入口 5 空気取入口開閉機構 5a アクチュエータ(空気取入口開閉機構) 5b ポートカバー(空気取入口開閉機構) 7 ブースタノズル(ノズル) 8 ラムジェットノズル 10 ガス発生装置 12 固体燃料(ガス発生装置) 13 固体燃料用点火器(ガス発生装置) 14 ノズル(ガス発生装置) 20 酸化剤供給装置 21 タンク(酸化剤供給装置) 22 液体酸化剤(酸化剤供給装置) 24 ピストン(酸化剤供給装置) 26 インジェクタ(酸化剤供給装置) 27 バルブ(酸化剤供給装置) 30 ピトー管(外部空気密度検知手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体推進薬を装填した燃焼室と、前記燃
    焼室における固体推進薬の燃焼により生じた燃焼ガスを
    噴射するノズルを備えた固体ロケットエンジンにおい
    て、前記固体推進薬の燃焼末期から燃焼室に対して燃料
    過剰の燃焼ガスの供給を開始するガス発生装置および外
    部における空気密度の減少につれて燃焼室に対して酸化
    剤の供給を開始する酸化剤供給装置を設け、前記燃焼室
    には、前記固体推進薬の燃焼末期に開放されかつ外部に
    おける空気密度の減少につれて閉塞される空気取入口を
    設けると共に前記ノズルを固体推進薬の燃焼末期に分離
    可能に支持するラムジェットノズルを設けたことを特徴
    とする固体ロケットエンジン。
  2. 【請求項2】 ガス発生装置は固体燃料と、固体燃料用
    点火器と、前記固体燃料の燃焼により生じた燃料過剰の
    燃焼ガスを燃焼室に対して噴射するノズルを具備してい
    る請求項1に記載の固体ロケットエンジン。
  3. 【請求項3】 酸化剤供給装置はタンクに充填した液体
    酸化剤と、ガス発生装置の燃焼圧力により作動するピス
    トンと、前記ピストンに押圧された液体酸化剤を燃焼室
    に対して噴射するインジェクタを具備している請求項1
    または2に記載の固体ロケットエンジン。
  4. 【請求項4】 酸化剤供給装置はピストンの作動を制御
    するバルブを備えている請求項3に記載の固体ロケット
    エンジン。
  5. 【請求項5】 空気取入口はアクチュエータおよび前記
    アクチュエータの作動により回動するポートカバーを具
    備した取入口開閉機構により開放閉塞される請求項1な
    いし4のいずれかに記載の固体ロケットエンジン。
  6. 【請求項6】 外部空気密度検知手段を備えている請求
    項1ないし5のいずれかに記載の固体ロケットエンジ
    ン。
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