JPH08326245A - 軒樋継手 - Google Patents

軒樋継手

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JPH08326245A
JPH08326245A JP13186295A JP13186295A JPH08326245A JP H08326245 A JPH08326245 A JP H08326245A JP 13186295 A JP13186295 A JP 13186295A JP 13186295 A JP13186295 A JP 13186295A JP H08326245 A JPH08326245 A JP H08326245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves gutter
joint
eaves
side walls
corner
Prior art date
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Pending
Application number
JP13186295A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetaka Sakai
秀隆 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH08326245A publication Critical patent/JPH08326245A/ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ほぼ中央に伸縮部5を設け、両端に耳保持部
44、45を有する軒樋接続部4を設けた継手本体2
と、その外側を覆う化粧体3とからなる軒樋継手1であ
って、軒樋接続部4の両側壁42、43の外周面と化粧
体3の両側壁32、33の内周面のどちらか一方に突起
7、71を、又、他方に溝6、61を設け、この突起
7、71を溝6、61に摺動自在に挿入して化粧体3を
継手本体2に係止させた軒樋継手1。 【効果】 軒樋8の耳部13、13を継手本体2の耳保
持部44、45に係止させて軒樋8を軒樋継手1で接続
する。すると、軒樋8が夏冬の温度差によって膨張収縮
を繰り返しても、突起7、71が溝6、61の中を摺動
するので、軒樋8や軒樋継手1が破損しない。尚、化粧
体3は突起7、71が溝6、61に挿入されているか
ら、落下することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軒樋を接続するときに使
用される軒樋継手に関する。特に、屋根の出隅部または
入隅部に取り付けられた軒樋を接続するときに好適な軒
樋継手(曲がり継手)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の軒樋継手は、種々な構造が用いら
れている。例えば、実開平4−10633号公報、実開
平4−10635号公報には、両側に軒樋接続部が設け
られた軒樋継手が記載されている。しかし、この軒樋継
手で軒樋を接続していると、夏冬の温度差によって軒樋
が膨張収縮して軒樋と軒樋継手との接続が外れたり、軒
樋や軒樋継手が破損することがある。特に、出隅部や入
隅部に取り付けられる中央がほぼ90°に折曲された折
曲部が設けられた軒樋継手(曲がり継手)では、この折
曲部に軒樋の膨張収縮する力が集中し、この折曲部が破
損し易い。
【0003】かかる問題を解決する軒樋継手としては、
実開昭55−37993号公報や、実開昭57−680
29号公報記載の軒樋継手が知られている。この軒樋継
手は、中央に底壁と両側壁とからなる伸縮部が設けら
れ、両側に底壁と両側壁とからなる軒樋接続部が設けら
れた継手本体と、底壁と両側壁とこの両側壁の上端の耳
保持部とからなる化粧体と、からなるものである。そし
て、接続しようとする2本の軒樋を、継手本体の両側の
軒樋接続部に接着して取り付け、軒樋の耳部を化粧体の
耳保持部にそれぞれ引っ掛けて取り付けて軒樋を接続す
る。この軒樋継手では、軒樋の膨張収縮を中央の伸縮部
が吸収して軒樋継手や軒樋の破損を防止するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる軒樋継
手で軒樋を接続していると、両側の軒樋が夏冬の温度差
により膨張収縮したときに、軒樋の耳部と化粧体の耳保
持部との間の摩擦が大きく、摺動し難くなり、化粧体が
軒樋に固定され易い。このようになると、この化粧体は
変形できないから、軒樋の膨張収縮を吸収することがで
きず、軒樋や軒樋継手が破損するという問題がある。そ
こで、本発明の目的は軒樋が膨張収縮しても軒樋や化粧
体が破損することのない軒樋継手を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、請求項1記載の発明
は、ほぼ中央に底壁と両側壁とからなる伸縮部が設けら
れ、両端に底壁と両側壁とこの両側壁の上端部の耳保持
部とからなる軒樋接続部が設けられた継手本体と、この
継手本体の底壁と両側壁の外側を覆う底壁と両側壁とか
らなる化粧体と、からなる軒樋継手であって、前記軒樋
接続部の両側壁の外周面と化粧体の両側壁の内周面との
どちらか一方に突起が、又、他方に水平方向に長い溝が
設けられ、この一方の突起が他方の溝に摺動自在に挿入
されて、化粧体が継手本体に係止されているものであ
る。
【0006】又、請求項2記載の発明は、請求項1記載
の軒樋継手であって、継手本体の中央の伸縮部と化粧体
の中央部がほぼ90°に折曲されて折曲部が設けられて
いるものである。本発明に使用する継手本体のほぼ中央
に設けられた伸縮部とは、力を加えると伸縮する性質を
有する部分をいうものであり、この部分がゴム弾性を有
する材質で製造されていてもよいし、又、蛇腹状に成形
された金属板や塩化ビニル樹脂等の合成樹脂製の板でも
よい。
【0007】
【作用】本発明軒樋継手は、接続する2本の軒樋端部の
耳部を継手本体の両端に設けられた軒樋接続部の耳保持
部にそれぞれ係止させて軒樋を接続する。必要あらば、
軒樋の端部を軒樋接続部に接着剤で接着する。このよう
にして軒樋を接続すると、夏冬の温度差によって軒樋が
膨張収縮する。すると、本発明では、継手本体の中央に
伸縮部が設けられているから、この伸縮部が伸縮する。
その際、軒樋接続部の両側壁の外周面と化粧体の両側壁
の内周面とのどちらか一方に突起が、又、他方に水平方
向に長い溝が設けられ、一方の突起が他方の溝に摺動自
在に挿入されて、化粧体が継手本体に係止されているか
ら、化粧体は伸縮しなくとも、継手本体の軒樋接続部に
設けられた突起が溝の中を摺動することにより、継手本
体の中央の伸縮部を自由に伸縮させることができる。
【0008】換言すると、耳保持部は、従来、化粧体の
両側壁の上端部に設けられていたが、本発明では、軒樋
接続部の両側壁の上端部に設けられているから、軒樋と
化粧体とが強固に固定されることがなく、従って、軒樋
が膨張収縮すると継手本体の伸縮部が化粧体と関係なく
支障なく自由に伸縮することができるのである。このよ
うに、化粧体に関係なく継手本体が支障なく自由に伸縮
できるので、軒樋や軒樋継手が破損しない。尚、継手本
体の両側壁の外周面と化粧体の両側壁の内周面とのどち
らか一方に突起が、又、他方に水平方向に長い溝が設け
られ、この突起が溝に挿入されているから、化粧体が落
下しない。
【0009】又、請求項2記載の、継手本体の中央の伸
縮部と化粧体の中央部がほぼ90°に折曲された折曲部
が設けられている軒樋継手(曲がり継手)を使用して、
出折曲部または入折曲部で軒樋を接続した場合でも、両
側の軒樋が夏冬の温度差により膨張収縮し、その結果、
この折曲部で押し合ったり、引き合う力が加わっても、
前記と同様に、継手本体の中央部の伸縮部が吸収して軒
樋や軒樋継手が破損することがない。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図1およ
び図2は本発明軒樋継手を出隅部または入隅部の軒樋を
接続する軒樋継手に適用した一実施例を示すもので、図
1の(イ)は軒樋継手で軒樋を接続している状態を示す
説明図、(ロ)は(イ)のA−A線における断面図、図
2は図1のII−II線における断面図である。
【0011】図1および図2において、1は軒樋継手で
あり、この軒樋継手1は継手本体2と化粧体3とからな
る。継手本体2は、両端に塩化ビニル樹脂製の軒樋接続
部4が設けられ、中央に合成ゴム製の伸縮部5が設けら
れている。軒樋接続部4は底壁41、出隅側壁42、入
隅側壁43、出隅側壁42の上端部に設けられた出隅側
耳保持部44、入隅側壁43の上端部に設けられた入隅
側耳保持部45とからなる。そして、出隅側壁42およ
び入隅側壁43には、それぞれ内側に突出している水平
方向に長い溝6、61が設けられている。又、伸縮部5
は底壁51、出隅側壁52、入隅側壁53とからなり、
ほぼ中央が約90°折曲されている。そして、この伸縮
部5の底壁51、出隅側壁52、入隅側壁53の両端に
それぞれ前記軒樋接続部4の底壁41、出隅側壁42、
入隅側壁43が一体に接着されている。
【0012】化粧体3は継手本体2の底壁41、51、
出隅側壁42、52、入隅側壁43、53の外側を覆う
底壁31、出隅側壁32、入隅側壁33とからなる。従
って、伸縮部5のほぼ中央が約90°折曲されている場
所では、化粧体3も同様に約90°折曲されている。そ
して、出隅側壁32および入隅側壁33には、それぞ
れ、溝6、61に対応する位置に突起7、71が設けら
れていて、この突起7、71が溝6、61に摺動自在に
挿入されて、化粧体3が継手本体2に取り付けられてい
る。従って、化粧体3は落下しない。8は軒樋であり、
この軒樋8は底壁81、両側壁82、82、この両側壁
82、82の上端部に設けられた耳部84、84とから
なる。
【0013】次に、この軒樋継手1を使用して軒樋8を
接続する方法および作用について説明する。軒樋8を軒
先に取り付ける。すると、屋根の出隅部分や入隅部分で
は軒樋8がほぼ直角になる。この直角になっている軒樋
8の底壁81、両側壁82、82の端部外周面と、軒樋
継手1の軒樋接続部4の底壁41、出隅側壁42、入隅
側壁43の内周面とに接着剤を塗布し、耳保持部44、
45に軒樋8の耳部82、82を挿入しながら、軒樋8
の端部の底壁81、両側壁82、82の外周面と、軒樋
継手1の軒樋接続部4の底壁41、出隅側壁42、入隅
側壁43の内周面とを重合させて軒樋8の端部と軒樋接
続部4とを接着する。このようにして軒樋継手1の両側
の軒樋接続部4、4に、接続する2本の軒樋8をそれぞ
れ接続する。
【0014】このようにして軒樋8が軒樋継手1で接続
されていると、夏冬の温度差により軒樋8が膨張収縮を
繰り返す。すると、軒樋8が夏冬の温度差によって膨張
収縮を繰り返すが、この膨張収縮する力が軒樋継手1の
90°に折曲された折曲部に集中する。すると、 軒樋
接続部4の両側壁42、43の外周面に設けられた溝
6、61の中に化粧体3の両側壁32、33の内周面に
設けられた突起7、71が摺動自在に挿入されて、化粧
体3が継手本体2に係止されているから、化粧板3の突
起7、71が溝6、61の中を摺動して移動することに
より、継手本体2の中央の伸縮部5が自由に伸縮できる
ので、どこにも無理な力がかからず、従って、軒樋8や
軒樋継手1が破損しない。
【0015】
【発明の効果】本発明軒樋継手は、接続する2本の軒樋
端部の耳部を継手本体の両端に設けられた軒樋接続部の
耳保持部にそれぞれ係止させて軒樋を接続する。必要あ
らば、軒樋の端部を軒樋接続部に接着剤で接着する。こ
のようにして軒樋を接続すると、夏冬の温度差によって
軒樋が膨張収縮しても、継手本体の中央に伸縮部が設け
られているから、この伸縮部が伸縮する。その際、軒樋
接続部の両側壁の外周面と化粧体の両側壁の内周面との
どちらか一方に突起が、又、他方に水平方向に長い溝が
設けられ、一方の突起が他方の溝に摺動自在に挿入され
て、化粧体が継手本体に係止されているから、化粧体は
伸縮しなくとも、継手本体の軒樋接続部に設けられた突
起が溝の中を摺動することにより、継手本体の中央の伸
縮部を自由に伸縮させることができる。従って、軒樋や
化粧体が破損しない。
【0016】又、請求項2記載のように、継手本体のほ
ぼ中央の伸縮部と化粧体の中央部がほぼ90°に折曲さ
れた折曲部が設けられている軒樋継手(曲がり継手)を
使用して、出隅部または入隅部で軒樋を接続した場合で
も、両側の軒樋が夏冬の温度差により膨張収縮し、その
結果、この折曲部で押し合ったり、引き合う力が加わっ
ても、同様に、継手本体の中央部の伸縮部が吸収して軒
樋や軒樋継手が破損することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明軒樋継手を出隅部または入隅部の軒樋を
接続する軒樋継手に適用した一実施例を示すもので、
(イ)は軒樋継手で軒樋を接続している状態を示す説明
図、(ロ)は(イ)のA−A線における断面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【符号の説明】
1 軒樋継手 2 継手本体 3 化粧体 31 底壁 32 出隅側壁 33 入隅側壁 4 軒樋接続部 41 底壁 42 出隅側壁 43 入隅側壁 44 出隅側耳保持部 45 入隅側耳保持部 5 伸縮部 51 底壁 52 出隅側壁 53 入隅側壁 6、61 溝 7、71 突起 8 軒樋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ中央に底壁と両側壁とからなる伸縮
    部が設けられ、両端に底壁と両側壁とこの両側壁の上端
    部の耳保持部とからなる軒樋接続部が設けられた継手本
    体と、この継手本体の底壁と両側壁の外側を覆う底壁と
    両側壁とからなる化粧体と、からなる軒樋継手であっ
    て、前記軒樋接続部の両側壁の外周面と化粧体の両側壁
    の内周面とのどちらか一方に突起が、又、他方に水平方
    向に長い溝が設けられ、この一方の突起が他方の溝に摺
    動自在に挿入されて、化粧体が継手本体に係止されてい
    ることを特徴とする軒樋継手。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の軒樋継手であって、継手
    本体のほぼ中央の伸縮部と化粧体の中央部がほぼ90°
    に折曲された折曲部が設けられていることを特徴とする
    軒樋継手。
JP13186295A 1995-05-30 1995-05-30 軒樋継手 Pending JPH08326245A (ja)

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JP13186295A JPH08326245A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 軒樋継手

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JP13186295A JPH08326245A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 軒樋継手

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JP13186295A Pending JPH08326245A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 軒樋継手

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021001455A (ja) * 2019-06-20 2021-01-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 軒樋用継手及び軒樋接続構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021001455A (ja) * 2019-06-20 2021-01-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 軒樋用継手及び軒樋接続構造

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040310

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