JPH08325900A - 円形織物から奇数枚の織物片を同時かつ連続的に切断し巻取る方法 - Google Patents
円形織物から奇数枚の織物片を同時かつ連続的に切断し巻取る方法Info
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- JPH08325900A JPH08325900A JP16675895A JP16675895A JPH08325900A JP H08325900 A JPH08325900 A JP H08325900A JP 16675895 A JP16675895 A JP 16675895A JP 16675895 A JP16675895 A JP 16675895A JP H08325900 A JPH08325900 A JP H08325900A
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- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06H—MARKING, INSPECTING, SEAMING OR SEVERING TEXTILE MATERIALS
- D06H7/00—Apparatus or processes for cutting, or otherwise severing, specially adapted for the cutting, or otherwise severing, of textile materials
- D06H7/04—Apparatus or processes for cutting, or otherwise severing, specially adapted for the cutting, or otherwise severing, of textile materials longitudinally
- D06H7/08—Apparatus or processes for cutting, or otherwise severing, specially adapted for the cutting, or otherwise severing, of textile materials longitudinally for cutting tubular fabric longitudinally
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 円形織物を織成し巻取る途中で、所望の巾の
奇数枚の織物片に分割する。 【構成】 円形織物を織成し巻取る途中で、円形織物を
2つ折りに扁平化した扁平織物の一端で扁平化織物を2
分して切断すると共に、この一端と他端との間で扁平化
織物を切断し、切断された奇数枚の織物片をそれぞれ巻
取る。
奇数枚の織物片に分割する。 【構成】 円形織物を織成し巻取る途中で、円形織物を
2つ折りに扁平化した扁平織物の一端で扁平化織物を2
分して切断すると共に、この一端と他端との間で扁平化
織物を切断し、切断された奇数枚の織物片をそれぞれ巻
取る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は円形織機本体で織成さ
れる円形織物を奇数枚の織物片に接続しながら巻取る方
法に関する。
れる円形織物を奇数枚の織物片に接続しながら巻取る方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】織成されて送り出される円形織物を引き
続いて扁平化してその両端を切断して同形同大の2枚の
織物片を得たり、織成されて送り出される円形織物を扁
平化すると共に、織物の1箇所に切れ目を入れて展開
し、この展開された織物を希望する枚数に切断して複数
の織物片を得ることは従来から行なわれていた。
続いて扁平化してその両端を切断して同形同大の2枚の
織物片を得たり、織成されて送り出される円形織物を扁
平化すると共に、織物の1箇所に切れ目を入れて展開
し、この展開された織物を希望する枚数に切断して複数
の織物片を得ることは従来から行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の方法にお
いて、前者にあっては、円形織物から同形同大の2枚の
織物片を得るに止まり、また後者の方法にあっては、円
形織物を希望する枚数の織物に細分することは出来る
が、円形織物に切れ目を入れる箇所と、展開されて希望
する枚数にカットする箇所との距離が短かいと、円形織
物の展開に伴う織目の捩れが生じて織物片に歪みが残
り、後の工程における織物片の処理に際し不都合さが残
るものとなり、この織目の捩れが生じないようにしよう
とすれば、円形織物を展開させるためのカットの場所と
希望する枚数に細分するためのカットの場所との距離を
著しく長い距離としなければならない。かかる観点か
ら、この発明は円形織機本体で織成されて送り出される
織物を、織目の捩れもなく、所望の巾での奇数枚の織物
片に細分しながら各織物片を連続的に巻取って提供する
ことを目的としてなされた。
いて、前者にあっては、円形織物から同形同大の2枚の
織物片を得るに止まり、また後者の方法にあっては、円
形織物を希望する枚数の織物に細分することは出来る
が、円形織物に切れ目を入れる箇所と、展開されて希望
する枚数にカットする箇所との距離が短かいと、円形織
物の展開に伴う織目の捩れが生じて織物片に歪みが残
り、後の工程における織物片の処理に際し不都合さが残
るものとなり、この織目の捩れが生じないようにしよう
とすれば、円形織物を展開させるためのカットの場所と
希望する枚数に細分するためのカットの場所との距離を
著しく長い距離としなければならない。かかる観点か
ら、この発明は円形織機本体で織成されて送り出される
織物を、織目の捩れもなく、所望の巾での奇数枚の織物
片に細分しながら各織物片を連続的に巻取って提供する
ことを目的としてなされた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達するた
め、この発明は円形織機本体1からの円形織物2を2つ
折りに扁平化した扁平化織物3の一端4で扁平化織物3
を2分して切断すると共に、この一端4と他端5との間
で扁平化織物3を切断し、切断された各織物片を巻取る
ことによって、円形織物を所望の巾で奇数の織物片に細
分しながら巻取るものであって、扁平化織物3の一端4
と他端5との間で1箇所が切断されれば、扁平化織物3
は3枚の織物片となり、2箇所が切断されれば扁平化織
物3は5枚の織物片となる。
め、この発明は円形織機本体1からの円形織物2を2つ
折りに扁平化した扁平化織物3の一端4で扁平化織物3
を2分して切断すると共に、この一端4と他端5との間
で扁平化織物3を切断し、切断された各織物片を巻取る
ことによって、円形織物を所望の巾で奇数の織物片に細
分しながら巻取るものであって、扁平化織物3の一端4
と他端5との間で1箇所が切断されれば、扁平化織物3
は3枚の織物片となり、2箇所が切断されれば扁平化織
物3は5枚の織物片となる。
【0005】この発明における円形織物を織成する糸条
は、その種類は問わないが、用途によってはポリプロピ
レン樹脂またはポリエチレン樹脂からなるテープヤーン
を用いてもよい。
は、その種類は問わないが、用途によってはポリプロピ
レン樹脂またはポリエチレン樹脂からなるテープヤーン
を用いてもよい。
【0006】この発明にあっては扁平化織物の切断はカ
ッターのようなもので機械的に切断してもよいがこのほ
か、熱線による熱溶断によってもよく、これによる場
合、扁平化織物が、合成繊維あるいは合成樹脂製素材に
より織成されたものにあっては、切断面が熱融着して、
ホツレることがない。
ッターのようなもので機械的に切断してもよいがこのほ
か、熱線による熱溶断によってもよく、これによる場
合、扁平化織物が、合成繊維あるいは合成樹脂製素材に
より織成されたものにあっては、切断面が熱融着して、
ホツレることがない。
【0007】
【作 用】この発明によれば円形織機本体で織成され
て送り出される円形織物を所望の巾で3枚あるいは5枚
等のように奇数枚の織物片に細分しながら、各織物片を
連続的に巻取って提供できる。
て送り出される円形織物を所望の巾で3枚あるいは5枚
等のように奇数枚の織物片に細分しながら、各織物片を
連続的に巻取って提供できる。
【0008】
【実 施 例】図1はこの発明に係る方法の実施の一例
を説明するための工程の一例を示す略線図、図2は扁平
化された円形織物の切断の一例を示す平面図、図3は図
2の扁平化された円形織物が切断された状態を示す正面
図、図4は扁平化された円形織物の切断の他の一例を示
す平面図、図5は図4の扁平化された円形織物が切断さ
れた状態を示す正面図である。
を説明するための工程の一例を示す略線図、図2は扁平
化された円形織物の切断の一例を示す平面図、図3は図
2の扁平化された円形織物が切断された状態を示す正面
図、図4は扁平化された円形織物の切断の他の一例を示
す平面図、図5は図4の扁平化された円形織物が切断さ
れた状態を示す正面図である。
【0009】1は円形織機本体であって、クリールスタ
ンド6から供給される原糸7が織成されて円形織物2が
織成されロール8,8′によって2つ折りに扁平化され
て扁平化織物3とされる。この扁平化織物3は、従来で
は、このまま巻取られるか、あるいは扁平化織物の両端
側をカッターで切断されて2枚の同形同大の織物片とさ
れ、それぞれ巻取られていた。この発明はこの従来の方
法は2枚の織物片にするだけであったものを、3枚ある
いは5枚等のように奇数枚の織物片に分割し、しかも各
織物片は一定の制約があるとはいいながら所望の巾の織
物片とすることができる方法である。
ンド6から供給される原糸7が織成されて円形織物2が
織成されロール8,8′によって2つ折りに扁平化され
て扁平化織物3とされる。この扁平化織物3は、従来で
は、このまま巻取られるか、あるいは扁平化織物の両端
側をカッターで切断されて2枚の同形同大の織物片とさ
れ、それぞれ巻取られていた。この発明はこの従来の方
法は2枚の織物片にするだけであったものを、3枚ある
いは5枚等のように奇数枚の織物片に分割し、しかも各
織物片は一定の制約があるとはいいながら所望の巾の織
物片とすることができる方法である。
【0010】この扁平化織物3の分割位置9は従来の2
分割の場合と同様であるがその分割を図2によって説明
するが、この図2にあっては切断手段としてカッターを
用い、分割数を3枚とし、これら3枚の織物片は等巾の
織物片A,Bとこの織物片A,Bの2倍の巾である織物
片Cとして説明すると、扁平化織物3の一端4をこの扁
平化織物3と並行に設けたカッター10によって切断す
る。この切断と共に、扁平化織物3の一端4の他端5と
の間で、この扁平化織物3に垂直に設けたカッター11
で扁平化織物3を切断する。このカッター10とカッタ
ー11とによって扁平化織物3は、図3に示すように、
等巾の織物片AとBおよびAとBの巾の2倍の巾である
織物片Cとの3枚の織物片に分割される。
分割の場合と同様であるがその分割を図2によって説明
するが、この図2にあっては切断手段としてカッターを
用い、分割数を3枚とし、これら3枚の織物片は等巾の
織物片A,Bとこの織物片A,Bの2倍の巾である織物
片Cとして説明すると、扁平化織物3の一端4をこの扁
平化織物3と並行に設けたカッター10によって切断す
る。この切断と共に、扁平化織物3の一端4の他端5と
の間で、この扁平化織物3に垂直に設けたカッター11
で扁平化織物3を切断する。このカッター10とカッタ
ー11とによって扁平化織物3は、図3に示すように、
等巾の織物片AとBおよびAとBの巾の2倍の巾である
織物片Cとの3枚の織物片に分割される。
【0011】図3に示したものは、カッター10で扁平
織物3の一端4を、またカッター11を扁平織物3の一
端4と他端5の間のうち、丁度真中の位置にカッター1
1を配して切断したので、等巾の織物片AとBおよびA
とBの巾の2倍の巾の織物片Cが得られたが、カッター
11の位置を変化させることによって扁平織物3の一端
4からカッター11までの長さを巾とする織物片AとB
が、またカッター11から扁平織物3の他端5までの長
さの2倍の長さを巾とする織物片Cが得られそれぞれ巻
取られる。
織物3の一端4を、またカッター11を扁平織物3の一
端4と他端5の間のうち、丁度真中の位置にカッター1
1を配して切断したので、等巾の織物片AとBおよびA
とBの巾の2倍の巾の織物片Cが得られたが、カッター
11の位置を変化させることによって扁平織物3の一端
4からカッター11までの長さを巾とする織物片AとB
が、またカッター11から扁平織物3の他端5までの長
さの2倍の長さを巾とする織物片Cが得られそれぞれ巻
取られる。
【0012】この図2と図3とに示したものは扁平化織
物3を3枚の織物片に分割されて巻取られる場合を説明
したものであるが、図4と図5とによって扁平化織物3
を5枚の織物片に分割される場合を説明すると、カッタ
ー10で扁平織物3の一端4を切断するのは、3枚の場
合と同様であるが5枚に分割するには、扁平織物3の一
端4と他端5との間に2つのカッター11と11′とを
間隔を置いて垂直に設けることによってなされ、これに
よって、扁平織物3の一端4からカッター11までの長
さを巾とする織物片AとBが、またカッター11からカ
ッター11′までの長さを巾とする織物片DとEが、さ
らにカッター11′から扁平織物3の他端5までの長さ
の2倍の長さを巾とする織物片Cが得られ、これら5枚
の織物片がそれぞれ巻取られる。この巻取りにあたって
は前記した3枚の織物片を得る場合も同様であるが、織
物片Cはカット時には2つ折りにされていることから、
カットから巻取りに至る間において一枚に広げられて巻
取られる。
物3を3枚の織物片に分割されて巻取られる場合を説明
したものであるが、図4と図5とによって扁平化織物3
を5枚の織物片に分割される場合を説明すると、カッタ
ー10で扁平織物3の一端4を切断するのは、3枚の場
合と同様であるが5枚に分割するには、扁平織物3の一
端4と他端5との間に2つのカッター11と11′とを
間隔を置いて垂直に設けることによってなされ、これに
よって、扁平織物3の一端4からカッター11までの長
さを巾とする織物片AとBが、またカッター11からカ
ッター11′までの長さを巾とする織物片DとEが、さ
らにカッター11′から扁平織物3の他端5までの長さ
の2倍の長さを巾とする織物片Cが得られ、これら5枚
の織物片がそれぞれ巻取られる。この巻取りにあたって
は前記した3枚の織物片を得る場合も同様であるが、織
物片Cはカット時には2つ折りにされていることから、
カットから巻取りに至る間において一枚に広げられて巻
取られる。
【0013】次に円形織機による円形織物を用いて大容
量の品物の保管、移送等のためのフレキシブルコンテナ
ー(以下、これをフレコンと略称する)を製作すること
について説明する。フレコンは円形の胴部と、この胴部
の底と蓋とからなりそれぞれ胴部片、底片、蓋片とで構
成される。このうちフレコンの種類によっては蓋が設け
られないものがあるが、底片も蓋片も同形同大であるこ
とから、説明の都合上、胴と底だけからなるフレコンに
ついて説明する。
量の品物の保管、移送等のためのフレキシブルコンテナ
ー(以下、これをフレコンと略称する)を製作すること
について説明する。フレコンは円形の胴部と、この胴部
の底と蓋とからなりそれぞれ胴部片、底片、蓋片とで構
成される。このうちフレコンの種類によっては蓋が設け
られないものがあるが、底片も蓋片も同形同大であるこ
とから、説明の都合上、胴と底だけからなるフレコンに
ついて説明する。
【0014】フレコンは直径が1100mmの円筒形の
胴部であって、これに底を設けたものとすると、直径が
1100mmである円形織物を織成し、これを所望の長
さ毎にカットし、胴部片とする。この円形織物をカット
する所望の長さは、フレコンの高さとなる。これによっ
てカット長さがフレコンの高さであり、直径が1100
mmの円筒形である胴部片が得られる。
胴部であって、これに底を設けたものとすると、直径が
1100mmである円形織物を織成し、これを所望の長
さ毎にカットし、胴部片とする。この円形織物をカット
する所望の長さは、フレコンの高さとなる。これによっ
てカット長さがフレコンの高さであり、直径が1100
mmの円筒形である胴部片が得られる。
【0015】次に前記胴部片と同じである直径が110
0mmの円形織物を織成し、この円形織物を2つ折に扁
平化織物とし、この扁平化織物を図2、図3で示したよ
うに、扁平化織物の一端をカッターで切断し、これと共
に、この一端と他端との間でカッターで扁平化織物を切
断するが、この時のカッターの位置を扁平化織物の巾の
1/3だけ他端に近い位置、すなわち扁平化織物の一端
からは扁平化織物の巾の2/3だけ他端に寄った位置に
することによって、扁平化織物は図3で示すA,B,C
なる3枚の織物片に分割される。但し、図ではカッター
11が扁平化織物3の巾の1/2の位置にあることから
図3で示す織物片A,B,Cの巾はA=B,C=2Aお
よび2Bとなっているが図2でいえばカッター11をさ
らに左に寄せて、扁平化織物3の一端4から扁平化織物
の巾の2/3の長さだけ移した位置に設けることによっ
て、等巾のA,B,Cの3枚の織物片が得られる。
0mmの円形織物を織成し、この円形織物を2つ折に扁
平化織物とし、この扁平化織物を図2、図3で示したよ
うに、扁平化織物の一端をカッターで切断し、これと共
に、この一端と他端との間でカッターで扁平化織物を切
断するが、この時のカッターの位置を扁平化織物の巾の
1/3だけ他端に近い位置、すなわち扁平化織物の一端
からは扁平化織物の巾の2/3だけ他端に寄った位置に
することによって、扁平化織物は図3で示すA,B,C
なる3枚の織物片に分割される。但し、図ではカッター
11が扁平化織物3の巾の1/2の位置にあることから
図3で示す織物片A,B,Cの巾はA=B,C=2Aお
よび2Bとなっているが図2でいえばカッター11をさ
らに左に寄せて、扁平化織物3の一端4から扁平化織物
の巾の2/3の長さだけ移した位置に設けることによっ
て、等巾のA,B,Cの3枚の織物片が得られる。
【0016】これを前記した直径が1100mmである
円形織物で示すと、この円形織物を2つ折りにした扁平
化織物の巾は、(1100mm×3.14)÷2=17
27mmとなる。この1727mmの扁平化織物の一端
をカッターで切断し、これと共に、扁平化織物の一端か
ら左方に1151mmの位置すなわち扁平化織物の他端
からは576mmの位置でカッターによって扁平化織物
を切断すると、1151mmの巾A,B2枚の織物片と
1152mmの巾であるCの織物片が得られる。この場
合、織物片Cの1152mmでの2mmは殆んど無視で
きる長さであることから、1151mmの巾であるA,
B,Cの3枚の織物片が得られるということができる。
この1151mmの3枚の織物片は前記した直径が11
00mmの胴部片の底あるいは蓋となるもので、115
1mm毎にカットされた底片は、1100mmの胴部片
に対し51mmの縫代を有する底片となり、同じ直径の
円形織物を用いて、最も効率よく、しかも同じ素材によ
る織物によってフレコンが得られるものとなった。
円形織物で示すと、この円形織物を2つ折りにした扁平
化織物の巾は、(1100mm×3.14)÷2=17
27mmとなる。この1727mmの扁平化織物の一端
をカッターで切断し、これと共に、扁平化織物の一端か
ら左方に1151mmの位置すなわち扁平化織物の他端
からは576mmの位置でカッターによって扁平化織物
を切断すると、1151mmの巾A,B2枚の織物片と
1152mmの巾であるCの織物片が得られる。この場
合、織物片Cの1152mmでの2mmは殆んど無視で
きる長さであることから、1151mmの巾であるA,
B,Cの3枚の織物片が得られるということができる。
この1151mmの3枚の織物片は前記した直径が11
00mmの胴部片の底あるいは蓋となるもので、115
1mm毎にカットされた底片は、1100mmの胴部片
に対し51mmの縫代を有する底片となり、同じ直径の
円形織物を用いて、最も効率よく、しかも同じ素材によ
る織物によってフレコンが得られるものとなった。
【0017】この発明にあっては扁平化織物をカットす
るには、カッターのような切断刃によるもののほか発熱
線によるもの、高周波によるもの等その手段は任意であ
るが、発熱線、高周波等によるものにあっては、円形織
物の素材が合成樹脂、合成繊維を用いたものにあって
は、切断面が溶着して織目のホツレが無い利点がある。
るには、カッターのような切断刃によるもののほか発熱
線によるもの、高周波によるもの等その手段は任意であ
るが、発熱線、高周波等によるものにあっては、円形織
物の素材が合成樹脂、合成繊維を用いたものにあって
は、切断面が溶着して織目のホツレが無い利点がある。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、従来は円形織物は円
形同大の2枚の織物片に分割するだけであったが、3枚
あるいは5枚というように、奇数枚に分割することがで
き、しかも分割する織物片の巾は、分割される奇数枚の
うちの偶数枚、例えば3枚の分割される場合には、3枚
のうちの2枚、5枚に分割される場合には5枚のうちの
4枚または2枚と2枚の計4枚が等巾である織物片が得
られるものとなり、残りの1枚は、他の織物片と異なる
巾の織物片が得られるが、扁平織物の一端と他端との間
で切断される位置によっては、得られる織物片は奇数枚
全部が等巾の織物片として得られる。例えば扁平織物を
3枚に分割するに際し、扁平織物の一端、例えば右端を
カットし、これと共に扁平織物の一端である右端と他端
である左端との間で扁平織物をカットする時、カット位
置を、右端から扁平織物の巾の2/3の位置、左端から
1/3の位置とすると、得られる3枚の織物片は等巾の
織物片である。このことを利用すると、Xなる直径の円
形織物だけによって、Xなる直径で任意の高さのフレコ
ンが得られるものとなる。すなわち、Xなる直径の円形
織物を、Yなる長さ毎に切断することによって、Xなる
直径でYなる高さであるフレコンの胴部が得られる。こ
の胴部の下方に底を、上方に蓋を設ければフレコンが完
成するが、この底と蓋とに用いる織物片として、胴部と
同様Xなる直径の円径織物を上記した等巾の3枚の織物
片を得る本発明の方法によって分割すると、この織物片
はX+αである巾の等巾の織物片であって、このαは底
片又は蓋片と胴部との縫代として役立つものとなり、同
じ素材で同じ織成手段により得られた原反で効率良くフ
レコンを得ることができるものとなった。
形同大の2枚の織物片に分割するだけであったが、3枚
あるいは5枚というように、奇数枚に分割することがで
き、しかも分割する織物片の巾は、分割される奇数枚の
うちの偶数枚、例えば3枚の分割される場合には、3枚
のうちの2枚、5枚に分割される場合には5枚のうちの
4枚または2枚と2枚の計4枚が等巾である織物片が得
られるものとなり、残りの1枚は、他の織物片と異なる
巾の織物片が得られるが、扁平織物の一端と他端との間
で切断される位置によっては、得られる織物片は奇数枚
全部が等巾の織物片として得られる。例えば扁平織物を
3枚に分割するに際し、扁平織物の一端、例えば右端を
カットし、これと共に扁平織物の一端である右端と他端
である左端との間で扁平織物をカットする時、カット位
置を、右端から扁平織物の巾の2/3の位置、左端から
1/3の位置とすると、得られる3枚の織物片は等巾の
織物片である。このことを利用すると、Xなる直径の円
形織物だけによって、Xなる直径で任意の高さのフレコ
ンが得られるものとなる。すなわち、Xなる直径の円形
織物を、Yなる長さ毎に切断することによって、Xなる
直径でYなる高さであるフレコンの胴部が得られる。こ
の胴部の下方に底を、上方に蓋を設ければフレコンが完
成するが、この底と蓋とに用いる織物片として、胴部と
同様Xなる直径の円径織物を上記した等巾の3枚の織物
片を得る本発明の方法によって分割すると、この織物片
はX+αである巾の等巾の織物片であって、このαは底
片又は蓋片と胴部との縫代として役立つものとなり、同
じ素材で同じ織成手段により得られた原反で効率良くフ
レコンを得ることができるものとなった。
【図1】この発明に係る方法の実施の一例を説明するた
めの工程の一例を示す略線図。
めの工程の一例を示す略線図。
【図2】扁平化された円形織物の切断の一例を示す平面
図。
図。
【図3】図2の扁平化された円形織物が切断された状態
を示す正面図。
を示す正面図。
【図4】扁平化された円形織物の切断の他の一例を示す
平面図。
平面図。
【図5】図4の扁平化された円形織物が切断された状態
を示す正面図。
を示す正面図。
1 円形織機本体 2 円形織物 3 扁平化織物 4 扁平化織物の一端 5 扁平化織物の他端 6 クリールスタンド 7 原糸 8,8′ ロール 9 分割位置 10 カッター 11,11′ カッター A,B,C,D,E 織物片
Claims (3)
- 【請求項1】 円形織機本体(1)からの円形織物と
(2)を2つ折りに扁平化した扁平化織物(3)の一端
(4)で扁平化織物(3)を2分して切断すると共に、
この一端(4)と他端(5)との間で扁平化織物(3)
を切断することによって、織成された円形織物から奇数
枚の織物片を同時かつ連続的に切断し巻取る方法。 - 【請求項2】 円形織物(2)はポリプロピレン樹脂ま
たはポリエチレン樹脂からなるテープヤーンで織成され
た織物であることを特徴とする請求項1記載の円形織物
から奇数枚の織物片を同時かつ連続的に切断し巻取る方
法。 - 【請求項3】 扁平化織物(3)は発熱線あるいは高周
波によって切断されることを特徴とする請求項1記載の
円形織物から奇数枚の織物片を同時かつ連続的に切断し
巻取る方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16675895A JPH08325900A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 円形織物から奇数枚の織物片を同時かつ連続的に切断し巻取る方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16675895A JPH08325900A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 円形織物から奇数枚の織物片を同時かつ連続的に切断し巻取る方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08325900A true JPH08325900A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15837183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16675895A Pending JPH08325900A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 円形織物から奇数枚の織物片を同時かつ連続的に切断し巻取る方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08325900A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100915079B1 (ko) * | 2009-04-07 | 2009-09-02 | 김대욱 | 원통 원단의 절단장치 |
CN103498263A (zh) * | 2013-09-09 | 2014-01-08 | 洛阳华翔包装有限公司 | 一种中速塑料圆筒编织机的双收双刨装置 |
KR101349211B1 (ko) * | 2013-10-16 | 2014-02-13 | 안켐 주식회사 | 이중직 관형 세폭직물의 열선절단장치 |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP16675895A patent/JPH08325900A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100915079B1 (ko) * | 2009-04-07 | 2009-09-02 | 김대욱 | 원통 원단의 절단장치 |
CN103498263A (zh) * | 2013-09-09 | 2014-01-08 | 洛阳华翔包装有限公司 | 一种中速塑料圆筒编织机的双收双刨装置 |
KR101349211B1 (ko) * | 2013-10-16 | 2014-02-13 | 안켐 주식회사 | 이중직 관형 세폭직물의 열선절단장치 |
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