JPH08325138A - 医王石を利用した温浴用剤および温浴用具 - Google Patents

医王石を利用した温浴用剤および温浴用具

Info

Publication number
JPH08325138A
JPH08325138A JP12838695A JP12838695A JPH08325138A JP H08325138 A JPH08325138 A JP H08325138A JP 12838695 A JP12838695 A JP 12838695A JP 12838695 A JP12838695 A JP 12838695A JP H08325138 A JPH08325138 A JP H08325138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warm bath
iohseki
box
far
infrared rays
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12838695A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2636798B2 (ja
Inventor
Kinuemon Mikami
金右ヱ門 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANKYO GIKEN KK
Original Assignee
KANKYO GIKEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KANKYO GIKEN KK filed Critical KANKYO GIKEN KK
Priority to JP12838695A priority Critical patent/JP2636798B2/ja
Publication of JPH08325138A publication Critical patent/JPH08325138A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2636798B2 publication Critical patent/JP2636798B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 医王石を利用した温浴用剤および該温浴用剤
を桧製箱に封入してなる温浴用具を提供する。 【構成】 医王砕石と、医王砕石を焼成して得たセラミ
ックスとからなる温浴用剤;および医王砕石と、医王砕
石を焼成して得たセラミックスとからなる温浴用剤を桧
製箱に封入してなる温浴用具であることを特徴とする。
該温浴用剤および温浴用具は遠赤外線を放射し、上記温
浴用具はさらに森林浴効果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医王石を利用した温浴
用剤および温浴用具に関する。本発明は、詳しくは、医
王石を砕いた砕石とこの医王砕石を焼成して得たセラミ
ックスからなる温浴用剤および該温浴用剤を桧製箱に封
入してなる温浴用具に関する。
【0002】
【従来技術】医王石は、正式名としては石英閃緑玲岩で
あり、医王山から採取された鉱物である。医王山とは海
抜939メートルの山で、石川県と富山県との境にある
白山の麓に位置している。この山で採取される医王石は
何億年もの間、海底にあって海中の種々の元素や宇宙線
を吸収した後に地殻変動で地上に現れた天然の鉱物であ
る。このため、医王石は人間にとっての必須微量要素を
豊富にバランス良く含み、遠赤外線を放射する。
【0003】医王石については、たとえば、甲斐良一著
「健康な体をつくる漢方薬石 希皇石の秘密」(現代書
林1982年7月10日初版発行)に記載され、遠赤外
線については今野和義著「ヒューマンコンタクト遠赤外
線の時代」(人間と歴史社、昭和61年11月20日初
版発行)に記載されている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】本発明者は、このように微量
要素をバランスよく含んだ医王石を温浴に利用できない
かと考え、最初に、容器をプラスチックで作成してその
中に医王砕石のみを封入したものを試作した。しかし、
入浴の雰囲気に適さない上、遠赤外線の放射は原石故測
定できなかった。因に、他社ではステンレス製の箱に医
王石のみを封入したものが作製されていたが、金属製故
固く感じ入浴の雰囲気に全く適さない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は温浴に適した
浴用剤および浴用具を求めてさらに試行錯誤を重ね、医
王砕石のみでなく医王砕石を焼成して得たセラミックス
と組み合わせることにより十分な遠赤外線の放射が得ら
れることを見いだした。さらに、容器については、桧風
呂からの発想で天然の桧とすることに想到した。これに
より、桧独特の爽やかな薫りおよび桧より発する遠赤外
線の効果を利用できるようにした。
【0006】本発明で使用するセラミックスは、医王石
の100ないし1000メッシュ(たとえば500メッ
シュ)の粒子からなる粉末を700℃で焼成したもので
ある。このセラミックスは優れた遠赤外線放射体であ
る。
【0007】医王砕石と医王砕石セラミックスとを内蔵
する容器として桧の箱を採用したことにより、桧からの
遠赤外線の放射と該セラミックスからの遠赤外線の放射
とが相俟って入浴時に体内の血液循環や新陳代謝を刺激
し促進する。桧の箱には、図4に示すように丸穴をW型
に穿つことにより、遠赤外線が箱の外へ効率よく放射さ
れる。
【0008】かくして、本発明者は、医王砕石と、医王
砕石を焼成して得たセラミックスとからなる温浴用剤;
ならびに該温浴用剤を桧製箱に封入してなる温浴用具を
創製できた。
【0009】本発明で使用される医王石は昭和52年8
月29日に通産省東京通産局監督下での鉱物分析により
表1のような成分分析値が得られた。
【0010】
【表1】 医王石は緑石と黒石に種類分けでき、表1中、グリーン
の基剤とは緑石を、ブラックの基剤とは黒石を示す。表
1に示されるとおり、医王石には多種多様な無機化合物
が含まれる。また、厚生大臣指定検査機関である東京食
品技術研究所において医王石の重金属の溶出試験を行っ
たところ、表2に示されるとおり、有害成分は検出され
なかったので安全に使用できる。
【0011】
【表2】 医王砕石のセラミックスとして代表的なものは、医王石
の100〜1000メッシュの粒子からなる粉末を70
0℃前後の温度で焼成したものである。このセラミック
スを医王砕石と混ぜれば本発明の温浴用剤となり、これ
らを上記粒子のメッシュより細かいメッシュの袋に入れ
て桧の箱にいれると本発明の温浴用具ができる。
【0012】ここで、桧の箱に穿った丸穴の配置はW
型、好ましくは60度の角を有するW型にすることで非
常に効率良く遠赤外線が放射される。
【0013】
【作用】本発明の温浴用剤中の医王砕石のセラミックス
は遠赤外線を放射し、本発明の温浴用具は該セラミック
スの遠赤外線の放射と容器として桧の箱自体の遠赤外線
の放射とが相俟って入浴時に血液循環や新陳代謝を相乗
的に刺激し促進する。桧の箱に穿ったW型に並んだ丸穴
により遠赤外線が箱の外へ効率よく放射される。この温
浴用具を風呂で使用すると、湯冷めせず、通常適温と感
じている風呂温度より2℃低い湯温でも充分温かく入浴
できるので燃料代も安くでき、省資源にもなる。
【0014】
【実施例】本発明を詳細に説明するために、以下に実施
例を示す。これらの実施例は説明のためのものであっ
て、本発明はそれらに限定されるものではない。
【0015】実施例1 温浴用剤の製造 (a)医王石採掘工程 医王山の海抜929mの現場で最近林道改修により巾7
m位に舗装道路が完成し、採掘現場に車輛が横付けでき
るようになったので、重機ユインボー大型、ドーザー中
型炸岩機(エヤーコンプレッサー)大型10トントラッ
クを使用し、一個の岩石の重さが大体500kg位にな
るように小割し、積込み前にステンレス10cmピッチ
のスクリーンに通し、石と土を分離し、10トン車にド
ザーを使用し積み込む。トラック積み込み後、次の工程
を行うべく工場に運搬した。
【0016】(b)医王砕石製造工程 1)緑石と黒石に分離し子供の頭位の大きさに小割し
た。
【0017】2)小割した石を、直径1.2m、長さ7
m灯油使用5馬力の乾燥機内で炉内温度150℃で水分
98%までに乾燥した。
【0018】3)乾燥した医王石を第1次ジョウクラッ
シャーで破砕しスクリーン網目20m/m〜14/m/
mに通した。網目以上の石はベルトコンベアーでホッパ
に戻され、ジョウクラッシャーで破砕された。網目以下
の石は第2次インパクトクラッシャーに入り、14m/
m〜10m/mに選別された。これ以下の石は10m/
m〜5m/mとし、残りはフレコンパックに入れ一定の
量に達すれば、40メッシュに粉砕し、ゴルフ場や農業
用に分類した。各々の規格別に20kg入りビニール袋
詰とし、パレットに50袋1トン単位とし、それぞれ工
場出荷とした。
【0019】(c)医王砕石のセラミックスの製造工程 上記(b)3)で得られた20m/m〜14/m/mの
医王砕石を特殊粉砕工場(カミタルク工場)に持ち込み
500メッシュに粉砕し、紙袋を三重にしたものに20
kg詰めとし、口をミシン掛けし、セラミックス工場に
送った。工場では500メッシュの医王砕石85%、粘
土15%および紙を一緒に練り上げ、筒の形にして、三
日間天日乾燥した。乾燥後、倒煙式ガス炉に入れ、炉内
中心温度700℃で、10時間〜15時間焼成した。取
り出した生成物を規格検定し、合格したもののみ20k
g段ボールに詰めて出荷した。
【0020】ここで、練り上げ時、紙を入れるのは、焼
成時に紙のみ燃えて空洞ができ、医王石の特長である多
孔質の効率を倍加することのためである。また、炉内温
度を700℃にしたのは、炉内温度が1,000℃以上
になると本来の多孔質の石が溶解して医王石の働きが半
減するし、500℃以下の場合、焼成後の製品が軟らか
く、破損の恐れがあるからである。
【0021】実施例2 温浴用具の製造 実施例1(b)3)で得られた医王砕石(緑石,黒石と
も20m/m〜14/m/m)を工場より受け取り、回
転洗浄機で15分間石洗いし、80℃で10分間煮沸し
た。
【0022】煮沸後の医王砕石1.5kg(緑石1k
g、黒石500g)を実施例1(c)で得られたセラミ
ックス500gとともに500メッシュより細かいネッ
トの袋に入れ、この袋を図1ないし3に示した桧の箱に
入れて蓋をし、密閉した。
【0023】
【発明の効果】本発明の温浴用剤および温浴用具は、天
然物である、医王砕石、医王砕石のセラミックスおよび桧
を利用して遠赤外線を効果的に放射させ、血液循環およ
び新陳代謝を効果的に高めると同時に、桧の薫による森
林浴効果によって心身のストレスを充分解消せしめ、し
かも何ら有害成分もなく安全である。また、低い湯温で
温まり、湯冷めしないので経済的であり省資源にもな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温浴用具の正面図である。
【図2】本発明の温浴用具の側面図である。
【図3】本発明の温浴用具の上面図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医王砕石と、医王砕石を焼成して得たセ
    ラミックスとからなる温浴用剤。
  2. 【請求項2】 医王砕石を焼成して得たセラミックス
    が、医王石の100メッシュ1000メッシュの粒子か
    らなる粉末を700℃で焼成したものである請求項1の
    温浴用剤。
  3. 【請求項3】 請求項1の温浴用剤を桧製箱に封入して
    なる温浴用具。
  4. 【請求項4】 請求項2の温浴用剤を桧製箱に封入して
    なる温浴用具。
  5. 【請求項5】 桧製箱の上面と底面に、W型に丸穴を穿
    つことを特徴とする請求項3の温浴用具。
  6. 【請求項6】 桧製箱の上面と底面に、W型に丸穴を穿
    つことを特徴とする請求項4の温浴用具。
JP12838695A 1995-05-26 1995-05-26 医王石を利用した温浴用剤および温浴用具 Expired - Fee Related JP2636798B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12838695A JP2636798B2 (ja) 1995-05-26 1995-05-26 医王石を利用した温浴用剤および温浴用具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12838695A JP2636798B2 (ja) 1995-05-26 1995-05-26 医王石を利用した温浴用剤および温浴用具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08325138A true JPH08325138A (ja) 1996-12-10
JP2636798B2 JP2636798B2 (ja) 1997-07-30

Family

ID=14983538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12838695A Expired - Fee Related JP2636798B2 (ja) 1995-05-26 1995-05-26 医王石を利用した温浴用剤および温浴用具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2636798B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002068920A (ja) * 2000-08-29 2002-03-08 Keikosha:Kk 生体機能活性化物質
JP2008308482A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 National Applied Research Lab スキン・ホワイチング組成物及びその方法
JP2014016088A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Yukio Hirose 活性水素含有氷

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002068920A (ja) * 2000-08-29 2002-03-08 Keikosha:Kk 生体機能活性化物質
JP2008308482A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 National Applied Research Lab スキン・ホワイチング組成物及びその方法
JP2014016088A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Yukio Hirose 活性水素含有氷

Also Published As

Publication number Publication date
JP2636798B2 (ja) 1997-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08325138A (ja) 医王石を利用した温浴用剤および温浴用具
KR20150068155A (ko) 기능성 소금 및 그 제조방법
KR102420144B1 (ko) 유황토 조성물 및 이의 제조방법
KR100809555B1 (ko) 원적외선 방사체의 제조방법
CN111406814A (zh) 一种富硒皇菊花枸杞茶的生产方法
CN104664353A (zh) 一种保健食品
KR100605659B1 (ko) 홍삼환의 제조방법
CA1241153A (en) Method of increasing the volume yield of exfoliated vermiculite
JP2003047442A (ja) フリーズドライ製法による乾燥もずくの粉砕及び顆粒または乾燥後製品の食品及び健康食品への再加工及び水戻しをもって源藻もずくにする
CN103652106A (zh) 一种夏枯草茶及其制作方法
JP2522023B2 (ja) 核砒素含有竹塩とその製造方法
KR100507409B1 (ko) 떫은 맛이 제거된 기호성이 있는 혼합 녹차의 제조방법
CN105918586A (zh) 一种玛卡片的制作工艺
KR100597098B1 (ko) 다용도 바이오 광물질 석분, 그 제조용 로 및 그 제조방법
AU2003286748A1 (en) Coated conditioners for use in foods and pharmaceuticals
CN102687894A (zh) 微纳米莪术复方冲剂制备方法
US6890569B1 (en) Restorative tea system and associated method
KR20010062500A (ko) 왕겨를 이용한 죽염의 제조방법
Saini et al. Formulation And Optimization Of Mouth Dissolving Tablets Of Candesartan Cilexitil By Lyophilization Method Using Skimmed Milk
KR100366423B1 (ko) 영양 보급제의 제조방법
CN1075645A (zh) 养胃中药方、养胃茶及其制备方法
KR100939797B1 (ko) 뜸질용 훈열제 및 그 제조방법
Hanumanthu et al. PHARMACEUTICAL STANDARDIZATION OF BALADI MANDURAM
CN101455833A (zh) 一种脾胃虚寒药物的组配方法
KR0185505B1 (ko) 다용도 광석분

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees