JPH08324746A - 圧壊性物質搬送装置 - Google Patents

圧壊性物質搬送装置

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JPH08324746A
JPH08324746A JP14019295A JP14019295A JPH08324746A JP H08324746 A JPH08324746 A JP H08324746A JP 14019295 A JP14019295 A JP 14019295A JP 14019295 A JP14019295 A JP 14019295A JP H08324746 A JPH08324746 A JP H08324746A
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JP
Japan
Prior art keywords
roller
endless belt
rollers
substance
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP14019295A
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English (en)
Inventor
Kenji Nitta
憲治 新田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】搬送中の圧壊性物質が無端ベルト上から落下
し、無端ベルトとローラーとの間にはさまっても、その
圧壊性物質を押し潰すことなく、取り出すことができる
搬送装置を提供する。 【構成】ローラー22a,22bに掛け渡された無端ベ
ルト24上のバケット26に収容された豆がこぼれて、
無端ベルト24と下方ローラー22bとの間に落下した
場合、その豆は、下方ローラー22bの外周に形成され
た螺旋状の溝の中に入り込む。この溝の深さは豆の外径
よりも大きく設定されているため、豆は無端ベルト24
と下方ローラー22bとの間で押し潰されることはな
い。下方ローラー22bの回転に伴い、豆は螺旋状の溝
に沿って、下方ローラー22bの端部に向かって溝上を
搬送され、最終的には下方ローラー22bの端部から外
部に放出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二つのローラーに掛け
渡されたベルトによって物質を搬送する搬送装置に関
し、特に、食料品その他の押し潰されやすい物質を搬送
する搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に用いられている代表的な搬送装
置を図4に示す。この搬送装置10は、上下方向に配置
された二つのローラー12a,12bと、これら二つの
ローラー12a,12bに掛け渡された無端ベルト14
と、無端ベルト14上に等間隔に配置されたバケット1
6と、ローラー12a,12bを回転させるモーター
(図示せず)とからなっている。モーターによりローラ
ー12a,12bを矢印Yの方向に回転させると、無端
ベルト14が矢印Xの方向に進行し、バケット16内に
載せた物質を無端ベルト14の最下位置から最上位置ま
で引き上げることができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この搬送装置10を用
いて、比較的小さな物質を多量にバケット16に収容さ
せ、上方に引き上げる場合、その途中で搬送している物
質がバケット16からこぼれて、下方に落ち、無端ベル
ト14の内周面とローラー12bとの間にはさまれるこ
とがある。
【0004】搬送している物質が硬質のものであれば、
押し潰されることはないが、例えば、豆類などの押し潰
されやすい物質(以下「圧壊性物質」と呼ぶ)では容易
に押し潰されてしまい、商品価値がなくなることがあっ
た。
【0005】本発明はこのような従来の搬送装置におけ
る問題点に鑑みてなされたものであり、搬送中の圧壊性
物質が無端ベルト上から落下し、無端ベルトとローラー
との間にはさまっても、その圧壊性物質を押し潰すこと
なく、取り出すことができる搬送装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係る搬送装置は以下のように構成されてい
る。本発明の第一の態様における搬送装置は、複数のロ
ーラーと、これら複数のローラーに掛け渡された無端ベ
ルトと、該無端ベルト上に設けられたバケットと、前記
ローラーを回転させるローラー駆動源とからなる搬送装
置であって、前記複数のローラーのうち少なくとも一個
のローラーの外周には、ハの字型に二つの螺旋状の溝が
形成されており、該溝の深さは前記バケットに収容され
て搬送される物質の外径よりも大きく、ハの字型に形成
された前記溝の各々は該溝の中の物質が前記ローラーの
回転によって該ローラーの端部側に搬送されるような向
きに形成されていることを特徴とする。
【0007】本発明の第二の態様における搬送装置は、
上下方向に配置された二つのローラーと、これら二つの
ローラーに掛け渡された無端ベルトと、該無端ベルト上
に設けられたバケットと、前記ローラーを回転させるロ
ーラー駆動源とからなる搬送装置であって、前記二つの
ローラーのうち少なくとも下方に配置されたローラーの
外周には、ハの字型に螺旋状の溝が形成されており、該
溝の深さは前記バケットに収容されて搬送される物質の
外径よりも大きく、ハの字型に形成された前記溝の各々
は該溝の中の物質が前記ローラーの回転によって該ロー
ラーの端部側に搬送されるような向きに形成されている
ことを特徴とする。
【0008】本発明の第三の態様における搬送装置は、
水平方向に配置された二つのローラーと、これら二つの
ローラーに掛け渡された無端ベルトと、該無端ベルト上
に設けられたバケットと、前記ローラーを回転させるロ
ーラー駆動源とからなる搬送装置であって、前記二つの
ローラーの外周には、ハの字型に螺旋状の溝が形成され
ており、該溝の深さは前記バケットに収容されて搬送さ
れる物質の外径よりも大きく、ハの字型に形成された前
記溝の各々は該溝の中の物質が前記ローラーの回転によ
って該ローラーの端部側に搬送されるような向きに形成
されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】上述の第一の態様における搬送装置について、
その作用を以下に説明する。第二及び第三の態様におけ
る搬送装置の作用も原理的には同じである。無端ベルト
上に設けられたバケットに多量の豆類その他の圧壊性物
質を搬送している途中にいくらかの圧壊性物質がこぼれ
落ち、無端ベルトの内周面とローラーとの間に落下した
場合を想定する。
【0010】ローラーの外周にはハの字型に二つの螺旋
状の溝が形成されており、この溝の深さは、バケット内
に収容されている圧壊性物質の外径よりも大きくなるよ
うに設定されている。このため、無端ベルトの内周面と
ローラーとの間に落下した圧壊性物質はこの溝の中に入
り込むので、無端ベルトとローラーとの間で押し潰され
ることはない。
【0011】さらに、ハの字型に形成された溝の各々
は、仮に、この溝の中に物質があった場合に、この物質
がローラーの回転によってローラーの端部側に搬送され
るような向きに形成されている。このため、無端ベルト
とローラーとの間に落下し、ローラー外周の溝の中に入
り込んだ圧壊性物質は、ローラーの回転に伴って、螺旋
状の溝に沿って徐々にローラーの端部側に搬送され、最
終的には、ローラーの外部に放出される。
【0012】このように、本搬送装置によって、仮に、
搬送中の圧壊性物質が無端ベルトとローラーとの間に落
下しても、その圧壊性物質を押し潰すことなく、取り出
すことが可能である。
【0013】
【実施例】本発明に係る搬送装置の第一実施例を図1に
示す。本実施例に係る搬送装置20は、上下方向に配置
された上方ローラー22a及び下方ローラー22bと、
これら二つのローラー22a,22bに掛け渡された無
端ベルト24と、無端ベルト24上に等間隔に配置され
たバケット26と、ローラー22a,22bを回転させ
るモーター(図示せず)とからなっている。モーターに
よりローラー22a,22bを矢印Yの方向に回転させ
ると、無端ベルト24が矢印Xの方向に進行し、バケッ
ト26内に載せた物質を無端ベルト24の最下位置から
最上位置まで引き上げることができる。
【0014】上方ローラー22aは通常用いられている
円柱状のローラーである。これに対して、下方ローラー
22bは、その外周に螺旋状の溝が形成されているロー
ラーである。
【0015】図2は下方ローラー22bの拡大図であ
る。同図に示すように、下方ローラー22bの外周に
は、下方ローラー22bの中央22cを境界として、二
つの螺旋状の溝28a,28bが形成されている。この
二つの螺旋状の溝28a,28bは「ハ」の字型に、か
つ、左右対称形に配置されている。各溝28a,28b
の深さDは、バケット26に収容して搬送する圧壊性物
質(例えば、豆類)の外径よりも大きくなるように設定
されている。
【0016】さらに、各溝28a,28bの螺旋の向き
は以下のように決められている。溝28aの向きは、例
えば、溝28aの任意の箇所に物質30がある場合、下
方ローラー22bが矢印Aの方向に回転すると、物質3
0が矢印Bの方向に溝28aに沿って進み、最終的に下
方ローラー22bの左側の端部22dから放出されるよ
うに決められる。溝28bの向きも同様にして決められ
る。すなわち、溝28bの向きは、例えば、溝28bの
任意の箇所に物質32がある場合、下方ローラー22b
が矢印Aの方向に回転すると、物質32が矢印Cの方向
に溝2baに沿って進み、最終的に下方ローラー22b
の右側の端部22eから放出されるように決められる。
【0017】以上のような構成を有する本実施例に係る
搬送装置20は以下のように作動する。無端ベルト24
上に設けられたバケット26に多量の豆類を搬送してい
る途中にいくらかの豆類がこぼれ、無端ベルト24の内
周面と下方ローラー22bとの間に落下した場合を想定
する。
【0018】溝28a,28bの深さDは豆類の平均外
径よりも大きくなるように設定されているので、無端ベ
ルト24の内周面と下方ローラー22bとの間に落下し
た豆類は溝28a,28bの中に入り込む。従って、無
端ベルト24と下方ローラー22bとの間に巻き込まれ
て、押し潰されることはない。
【0019】溝28aに落下した豆類は、下方ローラー
22bの回転に伴い、溝28aに沿って下方ローラー2
2bの端部22dに搬送され、端部22dから下方ロー
ラー22bの外部に放出される。また、溝28bに落下
した豆類は、下方ローラー22bの回転に伴い、溝28
bに沿って下方ローラー22bの端部22eに搬送さ
れ、端部22eから下方ローラー22bの外部に放出さ
れる。このように、豆類は溝28a又は28bの何れに
落下しても、確実に下方ローラー22bの外部に放出さ
れる。
【0020】図3は本発明に係る搬送装置の第二実施例
を示す。本実施例に係る搬送装置40は、水平方向に配
置された二つのローラー42a,42bと、これら二つ
のローラー42a,42bに掛け渡された無端ベルト4
4と、無端ベルト44上に等間隔に配置されたバケット
46と、ローラー42a,42bを回転させるモーター
(図示せず)とからなっている。モーターによりローラ
ー42a,42bを何れか一方向に回転させると、無端
ベルト44がローラー42a,42bの回転方向に応じ
た方向に進行し、バケット46内に載せた物質を無端ベ
ルト44の一端から他端まで搬送することができる。
【0021】本実施例においては、二つのローラー42
a,42bは何れも図2に示したローラー22bと同じ
ものが用いられている。このため、搬送途中にバケット
46に収容した圧壊性物質が落下し、無端ベルト44と
ローラー42a又は42bとの間にはさまったとして
も、前述の第一実施例の場合と同様に、その圧壊性物質
は押し潰されることなく、各ローラー42a又は42b
の外部へ放出される。
【0022】本発明に係る搬送装置は以上の実施例に限
定されるものではなく、種々の変更が可能である。例え
ば、前述の二つの実施例においては、無端ベルトが鉛直
方向又は水平方向に配置されているが、無端ベルトが延
びる方向はこの二つの方向には限定されない。無端ベル
トが鉛直又は水平方向に対して所定の角度をなして延び
ている場合にも本発明は適用することができる。
【0023】また、前述の二つの実施例においては何れ
も二つのローラーが用いられているが、使用するローラ
ーの数は2個に限定されるものではない。3個又は4個
以上のローラーを用いた搬送装置に対しても本発明は適
用可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る搬送装置に
よれば、搬送中の豆類その他の圧壊性物質が無端ベルト
上から落下し、無端ベルトと駆動ローラーとの間にはさ
まっても、その圧壊性物質を押し潰すことなく、取り出
すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送装置の第一実施例の斜視図で
ある。
【図2】第一実施例における下方ローラーの拡大平面図
である。
【図3】本発明に係る搬送装置の第二実施例の斜視図で
ある。
【図4】従来の搬送装置の斜視図である。
【符号の説明】
10 従来の搬送装置 12a,12b ローラー 14 無端ベルト 16 バケット 20 本発明の第一実施例に係る搬送装置 22a 上方ローラー 22b 下方ローラー 24 無端ベルト 26 バケット 28a,28b 螺旋状溝 30,32 溝中に落下した物質 40 本発明の第二実施例に係る搬送装置 42a,42b ローラー 44 無端ベルト 46 バケット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のローラーと、これら複数のローラ
    ーに掛け渡された無端ベルトと、該無端ベルト上に設け
    られたバケットと、前記ローラーを回転させるローラー
    駆動源とからなる搬送装置において、 前記複数のローラーのうち少なくとも一個のローラーの
    外周には、ハの字型に二つの螺旋状の溝が形成されてお
    り、該溝の深さは前記バケットに収容されて搬送される
    物質の外径よりも大きく、ハの字型に形成された前記溝
    の各々は該溝の中の物質が前記ローラーの回転によって
    該ローラーの端部側に搬送されるような向きに形成され
    ていることを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 上下方向に配置された二つのローラー
    と、これら二つのローラーに掛け渡された無端ベルト
    と、該無端ベルト上に設けられたバケットと、前記ロー
    ラーを回転させるローラー駆動源とからなる搬送装置に
    おいて、 前記二つのローラーのうち少なくとも下方に配置された
    ローラーの外周には、ハの字型に螺旋状の溝が形成され
    ており、該溝の深さは前記バケットに収容されて搬送さ
    れる物質の外径よりも大きく、ハの字型に形成された前
    記溝の各々は該溝の中の物質が前記ローラーの回転によ
    って該ローラーの端部側に搬送されるような向きに形成
    されていることを特徴とする搬送装置。
  3. 【請求項3】 水平方向に配置された二つのローラー
    と、これら二つのローラーに掛け渡された無端ベルト
    と、該無端ベルト上に設けられたバケットと、前記ロー
    ラーを回転させるローラー駆動源とからなる搬送装置に
    おいて、 前記二つのローラーの外周には、ハの字型に螺旋状の溝
    が形成されており、該溝の深さは前記バケットに収容さ
    れて搬送される物質の外径よりも大きく、ハの字型に形
    成された前記溝の各々は該溝の中の物質が前記ローラー
    の回転によって該ローラーの端部側に搬送されるような
    向きに形成されていることを特徴とする搬送装置。
JP14019295A 1995-06-07 1995-06-07 圧壊性物質搬送装置 Pending JPH08324746A (ja)

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A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050913

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