JPH08324495A - パワーステアリングアシスト装置 - Google Patents

パワーステアリングアシスト装置

Info

Publication number
JPH08324495A
JPH08324495A JP8119806A JP11980696A JPH08324495A JP H08324495 A JPH08324495 A JP H08324495A JP 8119806 A JP8119806 A JP 8119806A JP 11980696 A JP11980696 A JP 11980696A JP H08324495 A JPH08324495 A JP H08324495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylinder
chamber
power steering
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8119806A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4037924B2 (ja
Inventor
Timothy W Merten
ティモシー・ダブリュ・マーテン
James M Hundertmark
ジェイムズ・エム・ハンダートマーク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Performance 1 Marine Inc
Original Assignee
Performance 1 Marine Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=23676851&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH08324495(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Performance 1 Marine Inc filed Critical Performance 1 Marine Inc
Publication of JPH08324495A publication Critical patent/JPH08324495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4037924B2 publication Critical patent/JP4037924B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H25/00Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
    • B63H25/06Steering by rudders
    • B63H25/08Steering gear
    • B63H25/14Steering gear power assisted; power driven, i.e. using steering engine
    • B63H25/18Transmitting of movement of initiating means to steering engine
    • B63H25/22Transmitting of movement of initiating means to steering engine by fluid means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/20Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle specially adapted for particular type of steering gear or particular application
    • B62D5/24Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle specially adapted for particular type of steering gear or particular application for worm type

Abstract

(57)【要約】 【課題】 推進装置より離れた位置にて推進装置とステ
アリングヘルムとの間にパワーステアリングアシスト装
置を設ける。 【解決手段】 推進装置14を操舵軸線の周りに操舵駆
動するステアリング部材46と、操縦者により操作され
るステアリングヘルム12とを含む小型船舶用のパワー
ステアリングアシスト装置10。液圧シリンダ24と、
該シリンダと流体供給源43との間に流体通路を形成す
る弁制御装置54を有する回転弁体52とを含む。弁体
及びボールナット120に接続されたボールスクリュー
118がピストンの直線運動時に直線運動するようピス
トンに接続されている。加圧された液圧流体がピストン
34の一方の側へ供給されてピストンが直線駆動され、
これによりボールナットの直線運動がボールスクリュー
の回転運動に変換され、弁体が回転される。出力部材4
5がピストン及びステアリング部材46に接続されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液圧式パワーステ
アリングアシスト装置に係り、更に詳細には特に小型船
舶に使用され推進装置より離れた位置に設置される液圧
式パワーステアリングアシスト装置に係る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ボート
に使用される船外機のためのステアリング装置の如き従
来のステアリング装置に於いては、一般にボートのトラ
ンサムに取り付けられる推進装置としての船外機は、ス
テアリングヘルムに於いて操縦者により操舵操作が行わ
れると鉛直方向の操舵軸線の周りに枢動される。トラン
サムに取り付けられる船外機を有するボート用の一つの
典型的なステアリング装置は、ステアリングヘルムと推
進装置との間に延在するステアリングケーブルを含み、
ステアリングヘルムに於ける操舵操作によってケーブル
が駆動され、これにより推進装置が操舵軸線の周りに操
舵駆動される。従来のステアリングケーブルは可撓性を
有する保護外装、即ちハウジング内にて往復摺動可能な
インナコアを含むプッシュプルケーブルである。ケーブ
ルの一端はステアリングヘルムに駆動接続され、その他
端は推進装置の操舵機構に駆動接続されている。ステア
リングヘルムに於いてステアリングホイールが回転され
ると、インナコアのプッシュプル運動によってケーブル
が駆動され、これより推進装置が操舵駆動される。ケー
ブルによる操舵の代わりに液圧によって駆動されるステ
アリング装置が使用されてよく、液圧式に駆動されるス
テアリング装置に於いては、ステアリングホイールが一
方の方向又は他方の方向へ回転されることに応答してオ
イルの如き液圧流体がステアリングヘルムより導管を経
てシリンダ−ピストン制御装置へ供給される。制御装置
の作動により推進装置の操舵機構が駆動され、これによ
り推進装置が所定の方向へ回転される。この種の従来の
ステアリング装置を開示する文献として、米国特許第
4,592,732号、同第4,615,290号、同
第4,632,049号、同第4,568,292号、
同第4,295,833号、同第5,074,193
号、フランス国特許第1,133,061号がある。更
に英国特許出願第2,159,483A号には、液圧式
シリンダ−ピストン組立体及び制御弁を有する船外用の
パワーステアリング装置が記載されており、制御弁はピ
ストンロッドを選択的に出し入れして推進装置を操舵駆
動するプッシュプルケーブルを含むアクチュエータによ
り作動される。
【0003】しかし上記各米国特許や英国特許出願に記
載されたパワーステアリングアシスト装置は推進装置に
取り付けられ且つ推進装置により支持されるようになっ
ている。パワーステアリング装置を推進装置に取り付け
ることは多数の理由から好ましくない。まず第一に、ス
テアリング装置が垂直平面内に於ける傾動中にボートの
トランサムと干渉するので、推進装置の取り付け位置が
変更されなければならない。パワーステアリング装置を
推進装置に取り付けるためには、取り付けパッドが船外
機のデザインに応じて大きく異なるので特殊なブラケッ
トが各船外機のデザイン毎に必要である。船外機の取り
付け構造の一例が上記英国特許出願に記載されており、
該英国特許出願の図7に示されている如く、パワーアシ
スト装置120はボートのトランサム22に取り付けら
れた推進装置10に取り付けられる。推進装置10が水
平の軸線42の周りに傾動すると、パワーアシスト装置
120はボートのトランサムに接触することがあり、そ
のためその適用が制限される。また第二の欠点は、高圧
状態に置かれる供給導管及び復帰導管を含むパワーステ
アリング装置がそれらが露出していることから太陽光
線、塩水による腐食、物理的乱用に曝されるということ
である。第三に、上記英国特許出願に記載されている如
き構造に於いては、操舵の衝撃をステアリングケーブル
によって部分的に吸収することができないということで
ある。何故ならば、操舵の衝撃がパワーステアリングア
シスト装置を越えて伝達されることが阻止され、これに
より推進装置の操舵部材に高い応力が発生されるからで
ある。更に、従来のステアリング装置、特に上記英国特
許出願に記載されている如きステアリング装置は、操舵
操作が行われたときに流体を操舵装置へ供給するのでは
なく流体を操舵装置へ連続的に供給するよう設計されて
いる。かくして流体が連続的に供給されるステアリング
装置に於いてはエンジンの出力が浪費される。
【0004】米国特許第497,706号には、ステア
リングアシスト装置がプロペラに隣接して配置された舵
より離れた位置に取り付けられる点に於いてインライン
式のステアリングアシスト装置が開示されている。後退
可能なカートリッジが流体により駆動されるピストンに
よって移動され、ピストンよりカートリッジに設けられ
たプーリを経て舵板まで延在するケーブルがピストンの
運動に応答して舵板を駆動する。舵に於いて発生するト
ルクはステアリングアシスト装置によってほとんど又は
全く吸収されず、そのためステアリングヘルムに於いて
必要な操舵労力はは低減されない。
【0005】また従来技術として、ボートを操舵するた
めの歯車組立体が使用されたボート用のステアリング機
構も知られており、一般に歯車組立体はステアリングホ
イールに操舵入力が与えられることに応答して船外機に
設けられたステアリング部材を駆動するようになってい
る。かかる従来技術を開示する文献として、米国特許第
1,425,887号、同第1,852,151号、同
第2,700,358号、同第2,891,498号、
同第2,939,417号、同第3,181,491
号、同第3,669,146号、同第4,416,63
7号、同第4,890,683号、同第5,018,4
69号がある。しかしこれらの何れの米国特許にも歯車
組立体を有するパワーステアリングアシスト装置は記載
されていない。
【0006】推進装置より離れた位置に取り付けられる
小型船舶用のパワーステアリング装置であって、従来技
術の幾つかの欠点を解消するパワーステアリング装置が
米国特許第5,228,405号及び米国特許出願第0
8/012,552号に記載されている(これらは何れ
も本願出願人と同一の譲受人に譲渡された)。これらの
液圧式のパワーステアリング装置に於いては、推進装置
に於いて生じるトルクに打ち勝つアシスト力が発生さ
れ、これによりこのトルクにより発生される操舵反力が
低減される。即ちパワーステアリングアシスト装置はス
テアリングヘルムやステアリングホイールに於ける労力
を液圧式パワーステアリング装置を駆動するに必要な労
力に低減し、その労力は推進装置により発生されるトル
クとは無関係である。上記米国特許第5,228,40
5号のパワーステアリング装置は、弁駆動装置を有する
液圧式のシリンダ−ピストン組立体に駆動接続された入
力ステアリング部材としてのプッシュプルケーブルと、
シリンダ−ピストン組立体及び推進装置のステアリング
部材に駆動接続されたプッシュプルケーブルの如き出力
ステアリング部材とを含んでいる。ステアリングヘルム
に於ける操舵操作によりステアリングアームが所定の方
向へ駆動される。また上記米国特許出願第08/01
2,552号に記載された装置に於いては、入力ステア
リング部材及び出力ステアリング部材は歯車駆動装置を
含んでいる。
【0007】自動車用のパワーステアリングアシスト装
置は一般的であり、基本的には米国特許第3,121,
345号に記載されている如く液圧式のパワーシリンダ
及びピストンを有している。上記米国特許第3,12
1,345号に於いては、図4に示されたパワーステア
リング装置は室96及び101を形成するようピストン
94により分割されたシリンダ10′と、回転弁84
と、ステアリングシャフトに接続された入力シャフト、
即ちスタブシャフト90とを含んでいる。ステアリング
ホイールが回転されると、入力シャフトが弁を回転させ
て流体通路を開き、旋回方向に応じてオイルがシリンダ
室の一方へ導かれ、他方のシリンダ室よりオイルが排出
され、これによりスリーブ40′及びシャフト54′が
駆動されてピットマンアーム60′が揺動される。ボー
ル循環式の接続装置によりスリーブの直線運動が許さ
れ、その直線運動はシャフトの回転運動に変換される。
トーションバー86が弁を中立位置に維持し、ステアリ
ングホイールの回転によりトーションバーが捩じられて
流体通路の間の関係が変更される。トーションバーは中
立位置、即ち非操舵位置にあるときには、等しい圧力の
流体がシリンダ内の二つの室へ供給されるよう流体通路
の相対位置を維持する。かくして操舵操作が完了する
と、パワーステアリングアシスト装置は中立位置へ戻さ
れ、このことは自動車用のパワーステアリング装置に特
徴的なことである。何故ならば、操舵感覚が維持される
よう路面よりのフィードバックが必要であるからであ
る。例えば車輪が小さい障害物に衝突したり前輪のタイ
ヤが平坦になると、その荷重や力はすぐにステアリング
ホイールへフィードバックされる。この荷重は大まかに
見てボートの推進装置により発生されるトルクに似てい
るが、小型船舶の場合には荷重は実質的にステアリング
ホイールへフィードバックされない。
【0008】陸上車輌用のステアリング装置に関連する
他の文献として米国特許第3,473,324号があ
る。この米国特許には分配弁、即ちスプール弁36及び
アクチュエータ35が記載されている。ホイール12が
回転されることによりオイルが弁の一方の側へ供給さ
れ、オイルの圧力がピストンに匹敵する部材61を横方
向へ駆動し、これにより通路が開かれてアクチュエータ
へオイルが供給され、これによりピストン47及びロッ
ド48が駆動される。また米国特許第4,316,51
9号には、スプール弁142(図7及び図8参照)を含
むパワーステアリング装置が記載されており、スプール
弁は操舵操作時に駆動され、これにより流体がシリンダ
66へ導かれ、ピストン56又は62に作用してシリン
ダのスリーブが駆動され車輪が操舵される。また米国特
許第2,094,466号には、流体の流れを導いてジ
ャッキを駆動する逆止弁を備えたカム駆動式の弁を含む
液圧装置が記載されている。更に米国特許第5,28
9,893号には、車輪を操舵するためのアクチュエー
タ130にリンク接続されたラテラルシャフト82を駆
動するラック84及びピニオン92と、アクチュエータ
内のピストン134の何れかの側へ流体を導く三方向ソ
レノイド弁13とを含むステアリング制御機構が記載さ
れている。
【0009】
【発明の概要】本発明によれば、ステアリングヘルムと
操舵軸線の周りに枢動可能な推進装置とを有する小型船
舶のための船外用パワーステアリング装置が提供され
る。パワーステアリング装置は推進装置より離れた位置
にて推進装置とステアリングヘルムとの間に介装され、
ステアリングヘルムに於ける操舵操作時にパワーステア
リングアシスト装置へ駆動入力を与えるようステアリン
グヘルムに駆動接続された液圧式のパワーステアリング
アシスト装置を含んでいる。パワーステアリングアシス
ト装置には駆動入力に応答して作動するよう駆動可能な
出力装置が駆動接続されている。また出力装置及び推進
装置には推進装置を操舵軸線の周りに操舵駆動する駆動
装置が駆動接続されている。ステアリングヘルムは一般
にステアリングホイールを含み、操縦者により操作さ
れ、パワーステアリングアシスト装置はステアリングホ
イールの回転に応答して駆動される。
【0010】本発明のパワーステアリングアシスト装置
は推進装置より離れた位置にてステアリングヘルムに隣
接して配置される。しかしパワーステアリングアシスト
装置の位置は上述の物理的位置に限定されるものではな
く、作動上の配列関係に制限される。もし必要ならば、
パワーステアリングアシスト装置はステアリングヘルム
より隔置されてもよい。パワーステアリングアシスト装
置の物理的構成に拘らず、パワーステアリングアシスト
装置は推進装置より隔置された位置に配置される。
【0011】広義には、本発明のパワーステアリングア
シスト装置は、往復動可能に配置されたピストンと内部
に第一及び第二のシリンダ室を郭定するようピストンの
両側に対し長手方向に隔置された流体通路とを有する液
圧式のシリンダ−ピストン組立体と、パワーステアリン
グアシスト装置に流れる液圧流体の流れを制御する弁制
御装置とを含んでいる。弁制御装置は第一及び第二の弁
装置を有する回転弁体を含み、シリンダ−ピストン組立
体と同軸にシリンダ−ピストン組立体の一端に隣接して
配置される。ステアリングヘルムに於いて操舵操作が行
われると駆動される回転可能な入力部材(例えばステア
リングシャフト又はその延長部)が、旋回方向に応じて
一方の弁装置又は他方の弁装置を選択的に開弁させる弁
制御装置、好ましくはアクチュエータ装置に駆動接続さ
れる。流体供給源装置が加圧された液圧流体をシリンダ
−ピストン組立体へ供給する。
【0012】かくしてステアリングヘルムに於ける操舵
操作により弁制御装置が作動され、シリンダ−ピストン
組立体を流れる加圧された液圧流体の流れが制御され、
これにより操舵方向に応じてピストンが一方の方向又は
他方の方向へ駆動される。ピストンの両側の有効面積は
互いに異なっている。弁制御装置はシリンダ−ピストン
組立体へ供給される液圧流体の流れを選択的に制御し、
これによりピストンの直線運動はピストンの有効面積が
大きい側の室に対し給排される加圧された流体の流量に
より決定される。
【0013】第一の流体通路手段が一方の方向へ操舵操
作が行われた場合に流体供給源装置とシリンダ−ピスト
ン組立体の第一の室と弁制御装置と第二の室とを接続
し、第二の流体通路手段が逆方向へ操舵操作が行われた
ときにシリンダ−ピストン組立体の第一の室と弁制御装
置と流体供給源装置とを接続する。接続装置がピストン
及び弁体に駆動接続されており、接続装置はピストンが
直線運動すると回転運動するよう配置された装置を含
み、これにより回転運動が弁体へ伝達される。出力装置
がシリンダ−ピストン組立体及び推進装置、即ち船外機
のステアリング部材の如き操舵装置に駆動接続されてい
る。
【0014】本発明の一つの好ましい実施形態に於いて
は、接続装置はピストンを貫通してシリンダ内に長手方
向に延在し一端にて弁体に駆動接続されたボールスクリ
ューを含んでいる。ボールスクリューと同心に配置され
ボールを循環するようボールスクリューと接続されたボ
ールナットがピストンと駆動接続され、これによりピス
トンを軸線に沿って直線駆動するようになっている。操
舵操作が行われると、弁制御装置が駆動され、加圧され
た液圧流体が操舵方向に応じてシリンダ−ピストン組立
体の一方の室又は他方の室へ導入され、これによりピス
トンが直線駆動され、これに対応してボールナットが直
線駆動される。このボールナットの直線運動はボールス
クリューの回転運動に変換され、これにより弁体が回転
される。回転防止手段がピストンの回転を阻止する。弁
体の回転速度は実質的にステアリングシャフトの回転速
度に対応しており、これにより弁制御装置を開弁状態に
維持する。即ち弁体は操舵入力と実質的に同一の速度に
て回転する。操舵操作が停止されると、弁体は弁制御装
置が閉弁されオイルの流れが遮断されるまで回転する。
この段階に於いてパワーステアリングアシスト装置は作
動を終了する。
【0015】ピストン面積が異なるピストン、即ち有効
面積が互いに異なり、最も好ましくは有効面積の比が
2:1であるピストンを使用することが好ましい。かか
る有効面積の差により、ピストンの両側に設けられた入
口及び出口を有する従来のパワーステアリングアシスト
装置に於いて一般的である四つの弁装置を使用するので
はなく、弁体内に配置された二つの弁装置のみを使用す
ることができる。
【0016】一つの好ましい実施形態に於いては、駆動
可能な出力装置はパワーステアリングアシスト装置の作
動に応答して作動するようパワーステアリングアシスト
装置に駆動接続された液圧式の出力装置を含んでいる。
操舵駆動装置は一端にて液圧式の出力装置に駆動接続さ
れ、操舵駆動装置の駆動に応答して操舵軸線の周りに推
進装置により発生されるトルクに打ち勝つよう出力装置
の作動に応答して作動する。操舵駆動装置は他端にて推
進装置のステアリング部材に駆動接続され、これにより
ステアリングヘルムが操舵操作されると操舵駆動装置の
作動に応答してステアリング部材が所定の方向へ駆動さ
れ、これにより推進装置が操舵軸線の周りに枢動され
る。
【0017】前述の如く、パワーステアリングアシスト
装置は液圧式のシリンダ−ピストン組立体と、閉弁位置
へ付勢された弁制御装置を収容する回転弁体とを含んで
いる。液圧流体供給源装置が加圧された液圧流体をシリ
ンダ−ピストン組立体へ供給する。流体供給源装置は液
圧流体をシリンダ−ピストン組立体へ供給するアキュム
レータ装置と、シリンダピストン組立体より導かれる液
圧流体を受け入れその流体をアキュムレータ装置へ供給
するリザーバ装置とを含んでいる。操舵操作により弁制
御装置が駆動され流体通路が開かれると、加圧された液
圧流体が流体供給源装置よりシリンダ−ピストン組立体
へ供給され、これによりこれと同時に操舵駆動装置を駆
動してステアリング部材を所定の方向へ駆動する出力が
発生される。弁制御装置は右旋回方向又は左旋回方向へ
選択的に駆動され、この駆動運動は何れの旋回方向につ
いても実質的に互いに同一であるよう予め設定されてい
る。好ましい実施形態に於いては、弁制御装置は回転弁
体内にて互いに隔置された二つの弁を含み、これらの弁
は閉弁位置へ付勢されており、操舵操作が行われるとそ
の操舵方向に応じて一方の弁のみが開弁され、これによ
り加圧された液圧流体の流れが導かれる。シリンダ−ピ
ストン組立体へ供給された加圧された液圧流体はピスト
ンを駆動し、ピストンに駆動接続された装置が出力装置
を駆動し、これによりステアリング部材が所定の方向へ
駆動される。
【0018】操舵駆動装置は機械式のものであってもよ
く、電気式のものであってもよく、或いは液圧式のもの
であってもよく、またそれらの任意の二つの組合せであ
ってもよい。本発明の一つの好ましい実施形態に於いて
は、操舵駆動装置は出力を発生するようパワーステアリ
ングアシスト装置と駆動接続されたシリンダ−ピストン
組立体を含んでいる。ステアリングヘルムに於ける操舵
操作に応答してパワーステアリングアシスト装置のピス
トンの直線運動によって操舵駆動装置のピストンが駆動
される。かくしてステアリングヘルムに於ける操舵操作
によりステアリング部材が所定の方向へ駆動され、これ
により推進装置が鉛直方向の操舵軸線の周りに枢動され
る。必要ならば、操舵駆動装置は可撓性を有する外装、
即ちカバーと外装内に軸線に沿って摺動可能に配置され
たインナコアとを含む機械式のプッシュプルケーブル装
置を含んでいる。外装はインナコアを保護し、またケー
ブルの移動を補助し、ケーブルが巻線状になることを防
止する。機械式のケーブルが使用される場合には、ケー
ブルは一端にてパワーステアリングアシスト装置に駆動
接続され、他端にて推進装置に駆動接続される。ステア
リングヘルムに於いて操舵操作が行われることによりケ
ーブル、より詳細にはインナコアが駆動され、パワース
テアリングアシスト装置に出力が発生され、これにより
ステアリング部材が所定の方向へ駆動される。また船外
機が大型である場合やボートに二つ又はそれ以上の船外
機が使用される場合には、複数のステアリングケーブル
が出力を伝達するために使用されてよい。
【0019】シリンダ−ピストン組立体及び流体供給源
装置は取付け用の適当なハウジングにより支持され、パ
ワーステアリングアシスト装置は船外機より離れた位置
に存在するので、種々の有害な要因に曝されたり物理的
乱用を受けることより保護される位置にパワーステアリ
ングアシスト装置を配置することが可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照しつつ、本
発明を好ましい実施形態について詳細に説明する。
【0021】図1及び図2に本発明のパワーステアリン
グ装置がボートに取り付けられた状態にて解図的に示さ
れている。本発明によれば、パワーステアリング装置は
符号10にて全体的に示されたパワーステアリングアシ
スト装置を含み、パワーステアリングアシスト装置10
は推進装置14より離れた位置にてステアリングヘルム
12と推進装置との間に介装されている。パワーステア
リングアシスト装置は必ずしもステアリングヘルムと推
進装置との間に配置されなくてもよいが、パワーステア
リングアシスト装置はそれがステアリングヘルムと推進
装置とを駆動可能に接続する点に於いてインラインに設
けられる。パワーステアリングアシスト装置10はステ
アリングヘルム又はその近傍に設けられることが好まし
い。図示の如く、ステアリングヘルム12はボートの船
体16の船首又はその近傍に配置され、典型的にはパネ
ル20に適宜に取り付けられたステアリングホイール1
8を含んでいる。ホイール18はそれが回転されると回
転駆動されるねじ接続部23(図10参照)によりステ
アリングシャフト22に連結固定されている。シャフト
22はステアリングホイールより取り付けパネル20を
貫通して延在しており、後に詳細に説明する如くパワー
ステアリングアシスト装置10と駆動接続されている。
もし必要ならば、ステアリングホイールより延在するス
テアリングシャフトは当技術分野に於いて一般に使用さ
れているコネクティングシャフトやスタブシャフトを含
んでいてよい。
【0022】図3乃至図5に詳細に示された図示の実施
形態に於いては、パワーステアリングアシスト装置10
は符号24にて全体的に示されたシリンダハウジングを
含んでおり、シリンダハウジング24はそれぞれ中央に
孔27及び29が設けられた端壁26及び28と、中央
に孔32が設けられた横断方向の内壁30とを有してい
る。内壁30及び端壁26はシリンダハウジング24と
共働して符号33にて全体的に示された第一の液圧式シ
リンダ−ピストン組立体を郭定しており、シリンダ−ピ
ストン組立体33は該組立体内に往復動するよう配置さ
れたピストン34を含んでいる。ピストン34の両側の
有効面積は互いに異なっている。封止端部38を有する
環状のラムロッド36が組立体33内に同心に配設さ
れ、組立体の長手方向軸線と同軸にこれに沿って配置さ
れている。ラムロッド36はピストン34より内壁30
の孔32及び端壁28の孔29を貫通して長手方向に延
在し、内壁30及び端壁28により摺動可能に保持され
ている。シリンダハウジング24と実質的に同軸に配置
された円筒形のハウジング40が弁装置42を受け入れ
ており、ハウジング40の半径方向外方へ延在する環状
のフランジ40Aがハウジング40をシリンダハウジン
グ24に接続している。弁装置42は一端にてステアリ
ングシャフト22に駆動接続され、他端にてシリンダ−
ピストン組立体33に駆動接続され、これにより後に詳
細に説明する如くシリンダ−ピストン組立体に対する加
圧された液圧流体、例えばオイルの供給を制御するよう
になっている。
【0023】流体供給源装置43がシリンダ−ピストン
組立体33より隔置され、液圧ホース44(図1参照)
によりシリンダ−ピストン組立体33と連通接続されて
いる。ホース44は可撓性を有し、比較的高い圧力に耐
えるよう編組鋼線にて強化されており、かかるホースは
当技術分野に於いてよく知られており、また市販されて
いる。流体供給源装置43は、一般に、本願出願人に譲
渡された米国特許第5,228,405号及び米国特許
出願第08/012,552号に記載されている如く、
液圧流体、例えばオイルを貯容する適当なタンク又はリ
ザーバと、図には示されていない電動機により駆動され
るポンプとを含んでいる。操舵入力装置と適当な出力装
置とこれらの間に設けられたパワーステアリングアシス
ト装置10とを含む接続構造は、ステアリングホイール
18と共働してステアリングホイールが駆動されると作
動し、これにより推進装置14を操舵駆動する。かくし
てシリンダ−ピストン組立体33がステアリングヘルム
に於ける操舵操作に応答して駆動されると、後に詳細に
説明する如く、流体供給源装置43より供給される加圧
された液圧流体(例えば加圧されたオイル)がシリンダ
−ピストン組立体33を経て流れる。パワーステアリン
グアシスト装置10は推進装置14よりのトルクに打ち
勝ち、これによりステアリングホイールに於ける労力を
シリンダ−ピストン組立体33を駆動するに必要な労力
に低減し、その場合の労力は推進装置により発生される
トルクとは無関係である。
【0024】符号45にて全体的に示された出力装置が
シリンダ−ピストン組立体33及び推進装置14のステ
アリング部材46に駆動接続されている。図示の構造に
於いては、一体的な構造体であるシリンダハウジング2
4は出力装置45をも収容しているが、出力装置は独立
の装置であってもよい。図示の実施形態に於ける出力装
置45は端壁28及び横断方向の内壁30により郭定さ
れた第二の液圧式シリンダ−ピストン組立体48を含ん
でおり、組立体48は往復動可能なピストン50を含ん
でいる。内壁30の孔32及び端壁28の孔29に摺動
可能に挿通されたラムロッド36は、ピストン50まで
延在し且つこれに固定されている。かくしてステアリン
グシャフト22の端部は弁装置42まで延在し、ステア
リングホイールの回転に応答して作動するよう弁装置4
2と駆動接続されている。ステアリングホイール18が
一方の方向又は他方の方向へ回転されると、第一のシリ
ンダ−ピストン組立体33に駆動接続された弁装置42
が駆動され、弁装置の駆動に応答してパワーステアリン
グのアシスト力が発生される。ステアリングヘルムより
の入力はパワーステアリングアシスト装置の入力側へ伝
達される。ピストン34が直線的に駆動されるとピスト
ン50が直線的に駆動され、これにより後に詳細に説明
する如く出力装置45の第二のシリンダ−ピストン組立
体48が駆動されることによってステアリング部材46
が駆動され、これにより推進装置14が操舵駆動され
る。
【0025】弁装置42は軸線の周りに回転し得るよう
設けられた回転弁体52と、弁制御装置54(図4、図
5、図11、図12に詳細に示されている)とを収容す
るハウジング40を含んでいる。ハウジング40は一端
にて中央に軸線方向ボア58を有するエンドキャップ5
6により閉ざされており、ボア58は弁制御装置54と
駆動接続されるようステアリングホイール18よりボア
58を経て弁体52まで延在するステアリングシャフト
22を受け入れている。図4、図5、図8に最もよく示
されている如く、エンドキャップ56は弁ハウジング4
0の内ねじと螺合する外ねじを有している。一端23に
てステアリングホイール18に螺合するステアリングシ
ャフト22は、エンドキャップ56の中央に設けられた
孔58を貫通して延在し、ステアリングホイールが回転
駆動されるとエンドキャップを回転させることなくステ
アリングシャフトが回転するよう回転自在に支持されて
いる。内ねじを有するロックナット60がエンドキャッ
プ56の外ねじにねじ付けられており、組立て時には図
4に示されている如く弁制御装置54を固定するようハ
ウジング40の環状の端面に当接した状態にもたらされ
る。エンドキャップ56の弁装置42の側の端面には、
後に詳細に説明する如くステアリングシャフトを弁体5
2と駆動接続するための手段を受け入れるリセス62が
設けられている。ステアリングシャフト22のねじを有
する端部23とは反対側の端部には直径の大きい円筒部
64が設けられており、円筒部64には一端にて開口す
る円筒孔66が設けられている。リセス62の内壁及び
円筒部64の外壁は図7及び図8に最もよく示されてい
る如くクリアランス68を郭定している。円筒部64に
は互いに対向する横断方向の孔が設けられており、これ
らの孔はピン70を受けている。ピン70は円筒部の側
壁を横断方向に貫通してクリアランス68内まで延在し
ている。後に詳細に説明する如く、組立て状態に於いて
はステアリングシャフト22の回転によってピン70が
回転駆動されるよう、ピンの両端はリセス62の内面よ
り僅かに隔置されている(図6、図7、図8、図9参
照)。
【0026】もし必要又は望ましいならば、第一及び第
二のシリンダ−ピストン組立体のピストンの如き構造体
には流体の漏洩を防止する適当なシールガスケットや軸
受(図示せず)が設けられてよい。
【0027】特に図6、図9、図11、図12に於い
て、円筒形をなし円筒形のハウジング40内に同心に配
置された回転弁体52には、平坦面74より軸線に沿っ
て突出し円弧状に延在する回転制限装置72が設けられ
ている。円筒形の弁体52と実質的に同心の回転制限装
置72の円弧形状は、組立て時に回転制限装置の端縁が
リセス62の平坦な横断面に実質的に当接する状態にも
たらされるとリセス62内に密に受け入れられるようク
リアランス68の形状に一致している。また回転弁体5
2にはアクチュエータ78を受け入れる長手方向のボア
76が設けられており、アクチュエータ78は弁体52
及び回転制限装置72に対し同心且つ同軸に配置されて
いる。好ましい実施形態に於いては、図10に示されて
いる如く、アクチュエータ78には互いに隔置されたラ
ンド80及び82が設けられており、アクチュエータの
一端には外方へ突出するラグ84を有する環状フランジ
83が設けられており、ラグ84はピン70に係合し、
これによりステアリングシャフト22を弁装置42の回
転弁体52に駆動接続するよう二股状をなしている。ス
テアリングシャフト22及び回転弁体52はかくして互
いに駆動接続されているので、ステアリングヘルム12
に於ける操舵によりステアリングシャフト18が回転駆
動されると、弁体52が同一の方向へ回転駆動される。
かくして組立て状態に於いてはピン70がラグ84の溝
部に嵌め込まれ、操舵方向に応じてステアリングシャフ
トが何れかの方向へ回転されると、ピン70が回転制限
装置72に係合する「x−x」の最大距離(図6参照)
の範囲内にてアクチュエータ78が中立位置より回転駆
動されるが、その場合の移動距離はステアリングホイー
ルの回転速度に応じて変化する。
【0028】図4、図5、図11、図12に一層明瞭に
示されている如く、弁制御装置54は実質的に弁体52
の長手方向軸線の両側にてそれぞれ弁体52内に配置さ
れた第一のボール逆止弁86及び第二のボール逆止弁8
8を含んでいる。円筒形のハウジング40と同心をなす
回転弁体52は、流体通路92と連通する環状通路90
を郭定し、また流体通路96と連通する環状通路94を
郭定している。第一の逆止弁86は流体供給源装置43
より環状通路90(図4及び図5参照)及び流体通路9
2を含む後述の第一の流体通路手段を経て第一のシリン
ダ−ピストン組立体33へ供給される加圧された液圧流
体の流れを制御する。一方第二の逆止弁88は第一のシ
リンダ−ピストン組立体33より環状通路94(図4及
び図5参照)及び流体通路96を含む後述の第二の流体
通路手段を経て流れる加圧された液圧流体の流れを制御
する。かくして液圧流体、例えばオイルの流れは実質的
に一方向にのみ流れる。
【0029】図示の実施形態に於いては、図11及び図
12に最もよく示されている如く、第一のボール逆止弁
86及び第二のボール逆止弁88はそれぞれ逆止ボール
87及び89を有している。これらの逆止弁は非操舵位
置に於いてはねじ又はリベット99により固定された平
坦なばねの如き適当な付勢手段98により閉弁状態に維
持される。付勢手段98は逆止弁を経てオイルが通過し
ないよう逆止ボールを対応する弁座に対し付勢してい
る。かかる閉弁位置に於いては、弁制御装置54は閉じ
られた状態にあり、閉じられた状態に維持される。アク
チュエータ78のランド80及び82にはそれぞれボー
ル駆動ピン100及び102が配置されている。各駆動
ピンの先端は非操舵位置に於いては逆止ボールより僅か
に隔置され、或いは逆止ボールに軽く当接した状態にあ
る。これに対し左旋回方向又は右旋回方向へ操舵操作が
行われると、その操舵方向に応じて一方又は他方のボー
ル駆動ピンが逆止ボールに押し付けられ、これにより逆
止ボールが弁座より離脱せしめられる。即ちアクチュエ
ータ78が左旋回方向又は右旋回方向へ回転駆動される
と、ボール駆動ピンは逆止ボールに係合してそのボール
を弁座より離脱させ、これによりオイルの如き加圧され
た液圧流体が後述の如く弁制御装置54及び第一のシリ
ンダ−ピストン組立体33に流れ得るようになる。かく
して図4、図5、図11、図12より解る如く、アクチ
ュエータ78が左旋回方向への操舵により左旋回方向へ
駆動されると、ピン100が逆止ボール78に係合する
よう駆動され、これによりボール逆止弁86が開弁され
る。逆にアクチュエータ78が右旋回操舵により右旋回
方向へ駆動されると、ピン102が逆止ボール89に係
合するよう駆動され、これによりボール逆止弁88が開
弁される。
【0030】前述の如く、第一のシリンダ−ピストン組
立体33は円筒形のハウジング24と、組立体33のボ
ア内に往復動可能に配置されたピストン34とを含んで
いる。円筒形のハウジング24と実質的に同心をなすラ
ムロッド36は、ピストン34のヘッド部より内壁30
及び端壁28を貫通して長手方向に延在している。ピス
トン34は第一のシリンダ−ピストン組立体33の内部
を端壁26及びピストン34のヘッド部により郭定され
る第一の室104と、ピストン34のヘッド部及び内壁
30により郭定される第二の室106とに分割してい
る。一つ又はそれ以上の回転防止ピン108及び110
が端壁26より長手方向に延在し、ねじ止め等により端
壁に固定されている。回転防止ピン108及び110は
ピストン34に摺動可能に挿入され、これによりピスト
ン34が組立体33内にて往復動することを許しつつピ
ストンが回転することを阻止する。またピストン34の
ヘッド部より軸線方向に延在するラムロッド36は第二
の室106の一部を占有しており、これにより室104
内のピストン面積に比して室106内のピストン面積が
低減されている。即ち室104内のピストンの有効面積
は室106内のピストンの有効面積よりも大きい。本発
明の一つの好ましい実施形態に於いては、室106内の
ピストン面積は室104内のピストン面積の半分であ
り、従って室104内のオイルの圧力は室106内のオ
イルの圧力の半分である。かくしてピストン34の直線
的移動量は有効面積が大きいピストン側である室104
内に対し給排される加圧流体の流量により決定される。
従って操舵操作時には、室104内の圧力が室106内
の圧力の半分よりも高くなると、ピストン34は図4及
び図5に於いて右方(図5に於いて大きい矢印にて示さ
れた方向)へ移動する。
【0031】前述の如く、弁装置42は流体供給源装置
43より第一のシリンダ−ピストン組立体33へのオイ
ルの如き加圧された液圧流体の供給を制御し、これによ
り第一の流体通路手段を郭定する。かくしてハウジング
24及びハウジング40を貫通して延在する流体通路1
12は、流体供給源43とハウジング40内の環状通路
90とを流体的に連通接続している。流体供給源装置4
3よりの加圧された流体は液圧ホース44(図4に於い
て流体の流れ方向が矢印にて示されている)及び通路1
12を経て環状通路90へ流入し、逆止弁86が開弁さ
れると通路92を経て第一のシリンダ−ピストン組立体
33の第一の室104へ流入する。かくして操舵操作時
に液圧流体が流れると、ピストン34は図示の如く右方
へ移動し、第二の室106内の流体が通路112へ押し
出され、これにより流体供給源装置43とシリンダ−ピ
ストン組立体33との間に第一の流体通路手段が形成さ
れる。
【0032】同様に、弁装置42は第一のシリンダ−ピ
ストン組立体33より流体供給源装置43へ戻される加
圧された液圧流体の流れを制御し、これにより第二の流
体通路手段を郭定する。逆止弁88が開弁されると、加
圧された液圧流体が第一の室104より流体供給源装置
43へ流れ、また流体供給源装置よりシリンダ−ピスト
ン組立体33の第二の室106へ流入し、これによりピ
ストン34が図4又は図5で見て左方へ駆動される。図
示の如く、室104はハウジング40に設けられた通路
114を経て環状通路94と接続されており、逆止弁8
8が開弁されると環状通路94は復帰ホース44Aに連
通する通路96に接続され、これにより第二の流体通路
手段が郭定される。操舵操作時にかくして第二の流体通
路手段が形成されると、ピストン34は図示の如く左方
へ移動する。
【0033】従って第一及び第二の流体通路手段を形成
することにより加圧された液圧流体の流通を許してパワ
ーステアリングアシスト装置を駆動することができる。
弁装置42は非操舵位置、即ち中立位置に付勢されてい
る。右旋回方向への操舵操作が行われると、アクチュエ
ータ78が回転駆動され、これにより逆止弁86が開弁
される。逆止弁86が開弁されると加圧された液圧流体
が流体供給源装置43及びホース44より、通路11
2、環状通路90、通路92、第一のシリンダ−ピスト
ン組立体33の第一の室104を含む第一の流体通路手
段を経て第一の室104へ流れる。その液圧流体の圧力
はピストン34に作用し、これによりピストンを右方
(図5に於いて大きい矢印にて示された方向)へ駆動
し、また液圧流体が第二の室106より通路112へ流
出する。また操舵操作が逆方向に行われると、逆止弁8
8が開弁される。その場合には加圧された液圧流体が流
体供給源装置43及びホース44より、第二の室106
へ流れ、また通路114、環状通路94、通路96を含
む第二の流体通路手段を経て第一の室104より復帰ホ
ース44Aへ流出する。従ってピストン34は左方へ駆
動される。
【0034】前述の如く、操舵操作が行われピストンが
直線運動する場合に回転運動を弁体52に伝達すべく、
符号116にて全体的に示された接続装置が第一のシリ
ンダ−ピストン組立体33のピストン34及び回転弁体
52に駆動接続されている。かくして操舵操作が行われ
ることによりアクチュエータ78が駆動され、適当な一
方の逆止弁(操舵方向に応じて逆止弁86又は88)が
開弁状態に維持され、その結果パワーステアリングアシ
スト装置は継続的に作動し、これにより操舵が補助され
る。操舵が停止される際には、弁体52は逆止弁が閉弁
するまで回転する。図示の実施形態に於いては、接続装
置116はボールスクリュー118とこれと同心に配置
されたボールナット120とを含み、ボールスクリュー
及びボールナットは一連のボール122により駆動接続
されている。この種のボールウォーム及びナット接続構
造は一般的な構造であり、当技術分野に於いてよく知ら
れている。
【0035】本発明によれば、螺旋状の外溝123を有
するボールスクリュー118はシリンダ−ピストン組立
体33内に長手方向に沿って同軸に配置されており、ね
じ接続部124(図12参照)により回転弁体52に固
定され、回転弁体52よりピストン34を貫通してラム
ロッド36と同軸に閉止端38より隔置された位置まで
延在している。ボールスクリュー118の外溝と補形を
なし一連のボール122を受け入れる螺旋状の内溝を有
するボールナット120はピストン34より軸線方向に
延在し、ねじ接続部126によりピストンに固定されて
おり、ボールスクリュー118と同心に配置されてい
る。ボールスクリュー118とボールナット120との
間の接続は復帰管128により互いに補形をなす螺旋状
の溝内に循環される一連のボール122により行われ
る。かくして図示の構造によれば、ピストン34の直線
運動によりボールナット120がボールスクリュー11
8に沿って直線的に駆動され、ボールナット120のこ
の軸線に沿う直線運動は螺旋状の溝の接続部によりボー
ルスクリュー118の回転運動に変換される。従ってボ
ールスクリューに固定された回転弁体52がボールスク
リューの回転方向に回転駆動され、その回転速度はステ
アリングシャフト22の回転速度と同一である。また弁
体及びボールスクリューの回転速度も互いに同一であ
る。操縦者がステアリングホイールの回転を停止する際
には、弁体は逆止弁が閉弁されるまで回転し、逆止弁の
閉弁はステアリングホイールの回転の停止と実質的に同
時に行われ、これにより液圧流体の流れが停止してパワ
ーステアリングアシスト装置の作動が停止される。
【0036】図4及び図5にシリンダハウジング24に
収容された液圧式の出力装置45が図示されている。出
力装置45は一体的に構成された装置として図示されて
いるが、出力装置は適当なブラケット及び液圧式又は機
械式の接続手段によりパワーステアリングアシスト装置
に駆動接続された独立の装置であってもよい。図示の好
ましい実施形態に於いては、ハウジング24内にてパワ
ーステアリングアシスト装置10とステアリング部材4
6との間に配置された出力装置45は、内壁30及び端
壁28により郭定された第二のシリンダ−ピストン組立
体48を含んでいる。前述の如く、ラムロッド36はピ
ストン34より内壁30に設けられた孔32及び端壁2
8に設けられた孔29を貫通して軸線方向に突出してい
る。ラムロッドに固定され又はラムロッドと一体に形成
され往復動可能に配置されたピストン50は第二のシリ
ンダ−ピストン組立体48を二つの環状室130及び1
32に分割している。液圧流体(例えばオイル)を貯容
するリザーバ、即ちタンク134がハウジング24と一
体に形成され、端壁28の外方に配置されている。流体
の補充が必要になった場合に容易にアクセスし得るよ
う、リザーバ134には図示の如くねじ込み式のキャッ
プ135が設けられていてよい。
【0037】シリンダハウジング24には流体通路13
6が設けられており、流体通路136はリザーバ134
と第二のシリンダ−ピストン組立体48とを流体的に連
通接続すべくリザーバ134に連通している。通路13
6は符号138にて示された位置に於いて室130と連
通し、符号140にて示された位置に於いて室132と
連通している。リザーバ134より第二のシリンダ−ピ
ストン組立体48への液圧流体の流れを制御する弁は逆
止弁142及び144を含んでおり、これらの逆止弁は
閉弁位置、即ち中立位置に付勢されている。かかる逆止
弁として適した逆止弁は例えば一方の室へ液圧流体を供
給し他方の室より液圧流体を選択的に排出させるボール
逆止弁、揺動式逆止弁等である。
【0038】また第二のシリンダ−ピストン組立体48
は液圧ホース146及び148を介してステアリング部
材46と流体的に連通接続されている。かくしてシリン
ダハウジング24に設けられた通路150が一端にて室
130に連通し、他端にて液圧ホース146に連通して
おり、同様に通路152が一端にて室132に連通し、
他端にて液圧ホース148に連通している。ステアリン
グヘルム12に於いて操舵操作が行われると、往復動可
能に配置されたピストン34が図5に示されている如く
右方へ移動し、これによりこれと同時にピストン50が
右方へ移動する。液圧流体(オイル)が環状室132よ
り通路152及び液圧ホース148を経てステアリング
部材46の液圧シリンダ160へ移動される。船外機の
ためのステアリング部材はよく知られており、また市販
されており、操舵軸線の周りに推進装置を回転駆動する
液圧装置を開示する米国特許第4,373,920号及
び同第4,773,882号に記載されている。かくし
てシリンダ160へ流入しピストン162に作用するオ
イルにより、ピストン162及び適当なブラケット(図
示せず)にて取り付けられたロッド164が左方へ駆動
され、これにより推進装置が操舵駆動される。ピストン
162の直線運動によりシリンダ160の他方の側より
液圧ホース146を経てオイルが排出され、そのオイル
は室130へ供給される。ステアリングヘルムに於いて
逆方向へ操舵操作が行われると、ピストン50及びピス
トン162が逆方向へ駆動され、これにより推進装置が
逆方向へ回転駆動される。室130又は室132内のオ
イルが減少すると、リザーバ134より流体通路13
6、旋回方向に応じて逆止弁142又は144を経て室
130又は132へオイルが吸入される。キャップ13
5はオイルが減少した場合にリザーバにアクセスしてオ
イルを補充するために設けられている。
【0039】以上に於いては本発明を特定の実施形態に
ついて詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限
定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の
実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】小型船舶に使用される本発明が関連するパワー
ステアリング装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明が関連するパワーステアリング装置が組
み込まれたボートの平面図である。
【図3】本発明によるパワーステアリングアシスト装置
を示す斜視図である。
【図4】図3に示されたパワーステアリングアシスト装
置の構造を示す長手方向に沿う縦断面図である。
【図5】右旋回方向について部材の運動を示すパワース
テアリングアシスト装置の図4と同様の縦断面図であ
る。
【図6】ステアリングシャフトと弁装置のためのアクチ
ュエータとの間の接続構造の詳細を示す図4の線6−6
に沿う断面図である。
【図7】エンドキャップの構造を一部破断して詳細に示
す側面図である。
【図8】図7のエンドキャップを示す端面図である。
【図9】回転弁体及びアクチュエータの端面図である。
【図10】ステアリングシャフトと回転弁体とアクチュ
エータとの間の接続構造を示す分解斜視図である。
【図11】回転弁体を示す平面図である。
【図12】弁装置及びステアリングシャフトと液圧シリ
ンダよりの接続要素との接続構造を詳細に示す図11の
線12−12に沿う部分断面図である。
【符号の説明】
10…パワーステアリングアシスト装置 12…ステアリングヘルム 18…ステアリングホイール 22…ステアリングシャフト 24…シリンダハウジング 33…第一の液圧式シリンダ−ピストン組立体 34…ピストン 36…ラムロッド 42…弁装置 43…流体供給源装置 45…出力装置 46…ステアリング部材 48…第二の液圧式シリンダ−ピストン組立体 50…ピストン 52…回転弁体 54…弁制御装置 78…アクチュエータ 118…ボールスクリュー 120…ボールナット 134…リザーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェイムズ・エム・ハンダートマーク アメリカ合衆国 54935 ウィスコンシン 州、フォン・ジュ・ラク、ナインティーン ス・ストリート 296

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能な入力部材と、 往復動可能に配置されたピストンと、内部に第一の室及
    び第二の室を郭定するよう前記ピストンの両側に対し長
    手方向に隔置された流体通路とを有し、前記ピストンの
    両側の有効面積は互いに異なる液圧シリンダと、 加圧された液圧流体を前記シリンダへ供給する流体供給
    源装置と、 前記入力部材に駆動接続され回転可能な弁体を有する弁
    制御装置であって、前記シリンダへの液圧流体の流れを
    選択的に制御し、これにより前記ピストンの有効面積が
    大きい側の室に対し給排される加圧された液圧流体の流
    量により前記ピストンの直線運動を決定する弁制御装置
    と、 前記ピストンに駆動接続された出力装置と、を有するパ
    ワーステアリングアシスト装置。
  2. 【請求項2】請求項1のパワーステアリングアシスト装
    置に於いて、前記ピストンより外方へ前記シリンダ内に
    て長手方向に延在し一端にて前記弁体と駆動接続された
    ボールスクリューと、前記ボールスクリューと同心に配
    置され前記ボールスクリューとボールを循環させるよう
    接続され前記ピストンの直線運動時に直線運動するよう
    前記ピストンと駆動接続されたボールナットとを含み、
    前記ボールナットの直線運動が前記ボールスクリューの
    回転運動に変換され、これにより前記弁体が回転される
    ことを特徴とするパワーステアリングアシスト装置。
  3. 【請求項3】請求項2のパワーステアリングアシスト装
    置に於いて、第一のシリンダである前記シリンダは孔を
    有する内方に配置された端壁と、前記ピストンより前記
    端壁の孔を貫通して前記シリンダ内に同軸に延在し前記
    ピストンの直線運動時に直線運動するよう配置されたラ
    ムロッドとを含み、前記出力装置は前記ラムロッドに駆
    動接続された第二の液圧シリンダを含み、前記第一のシ
    リンダに液圧流体が選択的に流れることに応答して前記
    第二の液圧シリンダが駆動されるよう構成されているこ
    とを特徴とするパワーステアリングアシスト装置。
  4. 【請求項4】回転可能な入力部材と、 往復動可能に配置されたピストンと、内部に第一の室及
    び第二の室を郭定するよう前記ピストンの両側に対し長
    手方向に隔置された流体通路とを有する液圧シリンダ
    と、 前記入力部材に駆動接続された弁制御装置であって、前
    記ピストンに駆動接続された回転可能な弁体と第一及び
    第二の弁装置とを含む弁制御装置と、 加圧された液圧流体を前記シリンダへ供給する流体供給
    源装置と、 前記入力部材が一方の方向へ回転されると前記流体供給
    源装置と前記第一の室と前記第一の弁装置と前記第二の
    室とを接続するよう形成される第一の流体通路手段と、 前記入力部材が逆方向へ回転されると前記第一の室と前
    記第二の弁装置と前記流体供給源装置と前記第二の室と
    を接続するよう形成される第二の流体通路手段と、 前記ピストンに駆動接続された出力装置と、を有するパ
    ワーステアリングアシスト装置。
  5. 【請求項5】請求項4のパワーステアリングアシスト装
    置に於いて、加圧された液圧流体を前記シリンダへ供給
    する流体供給源装置を含み、前記回転可能な弁体は第一
    及び第二の弁装置を有し、前記液圧シリンダは内部に第
    一の室及び第二の室を郭定するよう前記ピストンの両側
    に対し長手方向に隔置された流体通路と、前記入力部材
    が一方の方向へ駆動されると前記流体供給源装置と前記
    第一の室と前記第一の弁装置と前記第二の室とを接続す
    るよう形成される第一の流体通路手段と、前記入力部材
    が逆方向へ操舵駆動されると前記第一の室と前記第二の
    弁装置と前記流体供給源装置と前記第二の室とを接続す
    るよう形成される第二の流体通路手段とを含んでいるこ
    とを特徴とするパワーステアリングアシスト装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5の何れかのパワーステアリ
    ングアシスト装置に於いて、第一のシリンダである前記
    シリンダは孔を有する内方に配置された端壁と、前記ピ
    ストンより前記端壁の孔を貫通して前記シリンダ内に同
    軸に延在し前記ピストンの直線運動時に直線運動するよ
    う配置されたラムロッドとを含み、前記出力装置は前記
    ラムロッドに駆動接続された第二の液圧シリンダを含
    み、前記第一のシリンダに液圧流体が選択的に流れるこ
    とに応答して前記第二の液圧シリンダが駆動されるよう
    構成されていることを特徴とするパワーステアリングア
    シスト装置。
  7. 【請求項7】回転可能な入力部材と、 往復動可能に配置されたピストンと、内部に第一の室及
    び第二の室を郭定するよう前記ピストンの両側に対し長
    手方向に隔置された流体通路とを有し、前記ピストンの
    両側の有効面積は互いに異なる液圧シリンダと、 前記ピストンに駆動接続された出力装置と、 加圧された液圧流体を前記シリンダへ供給する流体供給
    源装置と、 前記入力部材に駆動接続され回転可能な弁体を有する弁
    制御装置であって、前記シリンダへの液圧流体の流れを
    選択的に制御し、これにより前記ピストンの有効面積が
    大きい側の室に対し給排される加圧された液圧流体の流
    量により前記ピストンの直線運動を決定する弁制御装置
    と、 前記ピストン及び前記弁体に駆動接続され、前記ピスト
    ンの直線運動時に回転運動して前記弁体を回転させるよ
    う配置された接続装置と、を有するパワーステアリング
    アシスト装置。
  8. 【請求項8】回転可能な入力部材と、 往復動可能に配置されたピストンと、内部に第一の室及
    び第二の室を郭定するよう前記ピストンの両側に対し長
    手方向に隔置された流体通路とを有し、前記ピストンの
    両側の有効面積は互いに異なる液圧シリンダと、 前記ピストンに駆動接続された出力装置と、 加圧された液圧流体を前記シリンダへ供給する流体供給
    源装置と、 前記入力部材に駆動接続され、回転可能な弁体を有し、
    第一及び第二の弁装置を含む弁制御装置と、 前記ピストン及び前記弁体に駆動接続され、前記ピスト
    ンの直線運動時に回転運動して前記弁体を回転させるよ
    う配置された接続装置と、 前記入力部材が一方の方向へ回転されると前記流体供給
    源装置と前記第一の室と前記第一の弁装置と前記第二の
    室とを接続するよう形成される第一の流体通路手段と、 前記入力部材が逆方向へ回転されると前記第一の室と前
    記第二の弁装置と前記流体供給源装置と前記第二の室と
    を接続するよう形成される第二の流体通路手段と、を有
    するパワーステアリングアシスト装置。
  9. 【請求項9】請求項7又は8のパワーステアリングアシ
    スト装置に於いて、前記接続装置は前記ピストンを貫通
    して前記シリンダ内に長手方向に延在し一端にて前記弁
    体と駆動接続されたボールスクリューと、前記ボールス
    クリューと同心に配置され前記ボールスクリューとボー
    ルを循環させるよう接続され前記ピストンの直線運動時
    に直線運動するよう前記ピストンと駆動接続されたボー
    ルナットとを含み、前記ボールナットの直線運動が前記
    ボールスクリューの回転運動に変換されることにより前
    記弁体を回転させるよう構成されていることを特徴とす
    るパワーステアリングアシスト装置。
  10. 【請求項10】請求項9のパワーステアリングアシスト
    装置に於いて、第一のシリンダである前記シリンダは孔
    を有する内方に配置された端壁と、前記ピストンより前
    記端壁の孔を貫通して前記シリンダ内に同軸に延在し前
    記ピストンの直線運動時に直線運動するよう配置された
    ラムロッドとを含み、前記出力装置は前記ラムロッドに
    駆動接続された第二の液圧シリンダを含み、前記第一の
    シリンダに液圧流体が選択的に流れることに応答して前
    記第二の液圧シリンダが駆動されるよう構成されている
    ことを特徴とするパワーステアリングアシスト装置。
  11. 【請求項11】操舵軸線の周りに枢動可能な推進装置
    と、前記推進装置にトルクを与えて前記推進装置を前記
    操舵軸線の周りに操舵駆動する操舵駆動装置とを有し、
    前記操舵駆動装置は操縦者により操作可能なステアリン
    グヘルムと前記推進装置に接続されたステアリング部材
    とを含み、前記ステアリングヘルムは操舵操作時に操作
    可能な入力部材を含む小型船舶用のパワーステアリング
    アシスト装置に於いて、 往復動可能に配置されたピストンを有する液圧シリンダ
    と、 前記液圧シリンダへ液圧流体を供給する流体供給源装置
    と、 前記シリンダと前記流体供給源装置とを接続するよう構
    成された回転式弁制御装置であって、前記操舵操作に応
    答して作動し前記シリンダへ駆動入力を与えるよう前記
    入力部材に駆動接続された回転式弁制御装置と、 前記駆動入力に応答して作動するよう前記ピストンに駆
    動接続された駆動可能な出力装置であって、前記操舵駆
    動装置に駆動接続され、前記ピストンの直線運動に応答
    して前記操舵駆動装置を駆動し、これにより前記操舵駆
    動装置の作動に応答して前記操舵軸線の周りに前記推進
    装置により発生されるトルクに打ち勝つ駆動可能な出力
    装置と、を含み、前記操舵駆動装置は前記操舵操作に応
    答して前記ステアリング部材を所定の方向へ駆動する駆
    動出力を発生し、これにより前記推進装置を前記操舵軸
    線の周りに枢動させることを特徴とするパワーステアリ
    ングアシスト装置。
  12. 【請求項12】請求項11のパワーステアリングアシス
    ト装置に於いて、前記液圧シリンダは内部に第一の室及
    び第二の室を郭定するよう前記ピストンの両側に対し長
    手方向に隔置された流体通路を含み、前記ピストンの両
    側の有効面積は互いに異なっており、前記弁制御装置は
    前記入力部材に駆動接続され、回転可能な弁体を有し、
    前記弁制御装置は前記シリンダへの液圧流体の流れを選
    択的に制御し、これにより前記ピストンの有効面積が大
    きい側の室に対し給排される加圧された液圧流体の流量
    により前記ピストンの直線運動を決定することを特徴と
    するパワーステアリングアシスト装置。
  13. 【請求項13】請求項11又は12のパワーステアリン
    グアシスト装置に於いて、前記液圧シリンダは内部に第
    一の室及び第二の室を郭定するよう前記ピストンの両側
    に対し長手方向に隔置された流体通路を含み、前記弁制
    御装置は第一及び第二の弁装置を有する回転可能な弁体
    と、前記入力部材が一方の方向へ操舵駆動されると前記
    流体供給源装置と前記第一の室と前記第一の弁装置と前
    記第二の室とを接続するよう形成される第一の流体通路
    手段と、前記入力部材が逆方向へ操舵駆動されると前記
    第一の室と前記第二の弁装置と前記流体供給源装置と前
    記第二の室とを接続するよう形成される第二の流体通路
    手段とを含んでいることを特徴とするパワーステアリン
    グアシスト装置。
  14. 【請求項14】請求項11又は12のパワーステアリン
    グアシスト装置に於いて、前記シリンダは孔を有する内
    方に配置された端壁と、前記ピストンより前記端壁の孔
    を貫通して前記シリンダ内に同軸に延在し前記出力装置
    に接続されたラムロッドとを含み、前記ラムロッドは前
    記ピストンの直線運動時に直線運動するよう配置されて
    いることを特徴とするパワーステアリングアシスト装
    置。
  15. 【請求項15】請求項13のパワーステアリングアシス
    ト装置に於いて、前記シリンダは孔を有する内方に配置
    された端壁と、前記ピストンより前記端壁の孔を貫通し
    て前記シリンダ内に同軸に延在し前記出力装置に接続さ
    れたラムロッドとを含み、前記ラムロッドは前記ピスト
    ンの直線運動時に直線運動するよう配置されていること
    を特徴とするパワーステアリングアシスト装置。
  16. 【請求項16】請求項1乃至3、5乃至12の何れかの
    パワーステアリングアシスト装置に於いて、前記入力部
    材に駆動接続され前記弁制御装置を選択的に駆動して前
    記流体供給源装置より供給される液圧流体の流れを制御
    する駆動装置を含んでいることを特徴とするパワーステ
    アリングアシスト装置。
  17. 【請求項17】請求項16のパワーステアリングアシス
    ト装置に於いて、前記駆動装置は前記回転可能な弁体の
    長手方向軸線と実質的に整合する軸線の周りに回転する
    よう配置されており、前記弁制御装置を駆動する前記駆
    動装置の両方向への回転移動距離を制限する装置を有し
    ていることを特徴とするパワーステアリングアシスト装
    置。
  18. 【請求項18】請求項1乃至3、5乃至12の何れかの
    パワーステアリングアシスト装置に於いて、前記第一の
    室のピストン面積は前記第二の室のピストン面積の半分
    であることを特徴とするパワーステアリングアシスト装
    置。
  19. 【請求項19】請求項13のパワーステアリングアシス
    ト装置に於いて、前記第一の室のピストン面積は前記第
    二の室のピストン面積の半分であることを特徴とするパ
    ワーステアリングアシスト装置。
  20. 【請求項20】請求項14のパワーステアリングアシス
    ト装置に於いて、前記第一の室のピストン面積は前記第
    二の室のピストン面積の半分であることを特徴とするパ
    ワーステアリングアシスト装置。
  21. 【請求項21】請求項12のパワーステアリングアシス
    ト装置に於いて、前記出力装置は第二の液圧シリンダを
    含み、前記ラムロッドは前記第二の液圧シリンダまで同
    軸に延在し且つ前記第二の液圧シリンダに駆動接続さ
    れ、これにより前記ラムロッドの直線運動により前記第
    二のシリンダが駆動されることを特徴とするパワーステ
    アリングアシスト装置。
  22. 【請求項22】回転可能な入力部材と、 往復動可能に配置された第一のピストンと、内部に第一
    の室及び第二の室を郭定するよう前記ピストンの両側に
    対し長手方向に隔置された流体通路とを有し、前記ピス
    トンの両側の有効面積は互いに異なる第一の液圧シリン
    ダと、 往復動可能に配置された第二のピストンを有し、一端に
    て前記第一のシリンダと同軸に整合された第二の液圧シ
    リンダと、 前記第一及び第二のシリンダを分離する横断方向の内部
    分離壁と、 前記第一及び第二のシリンダと同軸に配置され前記第一
    のピストンより前記分離壁を貫通して延在し前記第二の
    ピストンに固定されたラムロッドであって、前記第二の
    シリンダより外方に配置された閉止端を有するラムロッ
    ドと、 前記第一のシリンダへ加圧された液圧流体を供給する流
    体供給源装置と、 前記第一のシリンダの他端に隣接して配置された回転可
    能な弁体と前記入力部材に駆動接続された第一及び第二
    の弁装置とを有する弁制御装置であって、前記第一のシ
    リンダへ供給される液圧流体の流れを選択的に制御し、
    これにより前記第一のピストンの前記有効面積が大きい
    側の室に対し給排される加圧された液圧流体の流量によ
    って前記第一のピストンの直線運動を決定する弁制御装
    置と、 前記第一のピストン及び前記弁体に駆動接続され、前記
    第一のピストンの直線運動時に回転運動して前記弁体を
    回転させると共に、前記弁体を回転させて前記第一のピ
    ストンを直線運動させることにより前記第二のピストン
    の対応する直線運動を行わせるよう配置された接続装置
    と、 前記第二のシリンダに駆動接続された操舵駆動装置と、
    を含むパワーステアリングアシスト装置。
  23. 【請求項23】請求項22のパワーステアリングアシス
    ト装置に於いて、前記入力部材が一方の方向へ回転され
    ると前記流体供給源装置と前記第一の室と前記第一の弁
    装置と前記第二の室とを接続するよう形成される第一の
    流体通路手段と、前記入力部材が逆方向へ回転されると
    前記第一の室と前記第二の弁装置と前記流体供給源装置
    と前記第二の室とを接続するよう形成される第二の流体
    通路手段とを含んでいることを特徴とするパワーステア
    リングアシスト装置。
  24. 【請求項24】請求項22又は23のパワーステアリン
    グアシスト装置に於いて、前記入力部材に駆動接続さ
    れ、前記入力部材の作動に応答して前記流体供給源装置
    より供給される液圧流体の流れを制御し、前記入力部材
    の作動時に前記第一及び第二の弁装置を選択的に駆動し
    て前記第一又は第二の流体通路手段を形成し、これによ
    り前記流体供給源装置より前記第一のシリンダへ液圧流
    体を供給する駆動装置を含んでいることを特徴とするパ
    ワーステアリングアシスト装置。
  25. 【請求項25】請求項24のパワーステアリングアシス
    ト装置に於いて、前記第一及び第二の弁装置は前記弁体
    の長手方向軸線に沿って互いに隔置されており、非操舵
    装置に於いては前記第一及び第二の弁装置を閉弁位置へ
    付勢する手段を有し、前記第一の流体通路手段は前記第
    一の弁装置が開弁位置へ駆動されるときには前記第一の
    弁装置を含み、前記第二の流体通路手段は前記第二の弁
    装置が開弁位置へ駆動されるときには前記第二の弁装置
    を含んでいることを特徴とするパワーステアリングアシ
    スト装置。
  26. 【請求項26】請求項19又は20又は21のパワース
    テアリングアシスト装置に於いて、前記接続装置は前記
    ピストンを貫通して前記シリンダ内に長手方向に延在し
    一端にて前記弁体と駆動接続されたボールスクリュー
    と、前記ボールスクリューと同心に配置され前記ボール
    スクリューとボールを循環させるよう接続され前記ピス
    トンの直線運動時に直線運動するよう前記ピストンと駆
    動接続されたボールナットとを含み、前記ボールナット
    の直線運動が前記ボールスクリューの回転運動に変換さ
    れることにより前記弁体を回転させるよう構成されてい
    ることを特徴とするパワーステアリングアシスト装置。
  27. 【請求項27】推進装置に接続されたステアリング部材
    を有する小型船舶用のパワーステアリングアシスト装置
    に於いて、 回転可能な入力部材と、 第一の液圧式シリンダ−ピストン組立体を有するシリン
    ダハウジングであって、第一及び第二の端壁と内部に配
    置され孔を有する横断壁とを有するシリンダハウジング
    と、前記第一のシリンダ−ピストン組立体の第一のピス
    トンに接続され前記横断壁を貫通して延在し前記第二の
    端壁より隔置された環状のラムロッドと、 前記第一のシリンダ−ピストン組立体内に第一及び第二
    の室を郭定するよう前記第一のピストンの両側に対し長
    手方向に隔置された前記第一のシリンダ−ピストン組立
    体のための流体通路と、 前記第一の端壁に隣接して前記第一のシリンダ−ピスト
    ン組立体に接続された回転可能な弁体であって、前記入
    力部材に駆動接続された弁制御装置を有し、前記第一の
    ピストンに駆動接続された回転可能な弁体と、 前記横断壁及び前記第二の端壁により郭定され前記ステ
    アリング部材に駆動接続された第二の液圧式シリンダ−
    ピストン組立体であって、前記ステアリング部材と連通
    するよう前記第二のシリンダ−ピストン組立体の第二の
    ピストンの両側に対し長手方向に隔置された流体通路を
    有する第二の液圧式−シリンダ−ピストン組立体と、を
    含み、前記第一のピストンの直線運動により前記第二の
    ピストンが直線駆動され、これにより前記ステアリング
    部材が駆動されて前記推進装置が操舵駆動されることを
    特徴とするパワーステアリングアシスト装置。
JP11980696A 1995-04-17 1996-04-17 パワーステアリングアシスト装置 Expired - Fee Related JP4037924B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US422893 1995-04-17
US08/422,893 US5603279A (en) 1995-04-17 1995-04-17 Power steering assist

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08324495A true JPH08324495A (ja) 1996-12-10
JP4037924B2 JP4037924B2 (ja) 2008-01-23

Family

ID=23676851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11980696A Expired - Fee Related JP4037924B2 (ja) 1995-04-17 1996-04-17 パワーステアリングアシスト装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5603279A (ja)
EP (1) EP0738646B1 (ja)
JP (1) JP4037924B2 (ja)
AU (1) AU5061996A (ja)
CA (1) CA2174049C (ja)
DE (1) DE69617080T2 (ja)
TW (1) TW346461B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006199064A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Honda Motor Co Ltd 船外機の操舵装置
JP2006306176A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Showa Corp 船舶推進機の電動パワーステアリング装置

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5785285A (en) * 1996-02-20 1998-07-28 Trw Inc. Pipe support assembly
JPH10310069A (ja) * 1997-05-12 1998-11-24 Honda Motor Co Ltd ケーブル式ステアリング装置
US6199498B1 (en) * 1997-08-26 2001-03-13 James M Hundertmark Steering mechanism
US6524147B1 (en) 2001-09-28 2003-02-25 Mark X Steering Systems, Llc Power assist marine steering system
US6598553B1 (en) 2002-02-13 2003-07-29 Mark X Steering Systems, Llc Power assist marine steering system
US6892662B2 (en) * 2003-03-03 2005-05-17 Kayaba Industry Co., Ltd. Power steering device for boat with outboard motor
US7699674B1 (en) * 2007-09-05 2010-04-20 Brunswick Corporation Actuator for a marine steering system
DE102008036730B4 (de) 2008-08-07 2019-05-16 Ebm-Papst St. Georgen Gmbh & Co. Kg Aktuatoreinheit für eine Kraftfahrzeug-Steer-by-Wire-Lenkeinrichtung
JP2011105222A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Honda Motor Co Ltd 船外機の操舵装置
US9849957B1 (en) 2015-03-31 2017-12-26 Brunswick Corporation Systems and steering actuators for steering outboard marine engines
US10518858B1 (en) * 2017-07-12 2019-12-31 Brunswick Corporation Systems and steering actuators for steering outboard marine engines
CN113442999A (zh) * 2020-03-27 2021-09-28 吴震洋 车辆转向装置
CN112654931B (zh) * 2020-08-31 2022-05-13 华为技术有限公司 一种控制系统、控制方法、智能汽车以及装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK105744A (ja) * 1961-06-20
US3669146A (en) * 1970-01-23 1972-06-13 Cam Gears Ltd Power assisted steering system
DE2405573A1 (de) * 1974-02-06 1975-08-07 Daimler Benz Ag Servolenkung fuer fahrzeuge
US3913517A (en) * 1974-03-29 1975-10-21 Kiekhaefer Aeromarine Hydraulic steering mechanism for marine drive
US4592732A (en) * 1981-08-17 1986-06-03 Outboard Marine Corporation Marine propulsion device power steering system
CA1245915A (en) * 1984-05-29 1988-12-06 Arthur R. Ferguson Marine propulsion device power steering system
US4778416A (en) * 1986-09-05 1988-10-18 Rhoads Buddy K Man-powered hydraulic steering system
AT398742B (de) * 1993-02-03 1995-01-25 Hoerbiger Ventilwerke Ag Servolenkung für ein fahrzeug, insbesondere ein motorboot

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006199064A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Honda Motor Co Ltd 船外機の操舵装置
JP2006306176A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Showa Corp 船舶推進機の電動パワーステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
TW346461B (en) 1998-12-01
EP0738646B1 (en) 2001-11-21
DE69617080T2 (de) 2002-08-29
EP0738646A3 (en) 1998-03-11
DE69617080D1 (de) 2002-01-03
CA2174049C (en) 2007-06-12
CA2174049A1 (en) 1996-10-18
JP4037924B2 (ja) 2008-01-23
AU5061996A (en) 1996-10-31
US5603279A (en) 1997-02-18
EP0738646A2 (en) 1996-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4037924B2 (ja) パワーステアリングアシスト装置
US7699674B1 (en) Actuator for a marine steering system
US6715438B1 (en) Tiller operated power assist marine steering system
US4595370A (en) Integral valve and cylinder assembly for power steered marine drive
JPS61263897A (ja) 船舶推進機の操舵装置
US5447456A (en) Power steering system for watercraft
US5427555A (en) Power steering system
JPH0633077B2 (ja) 船舶推進機の操舵装置
US6598553B1 (en) Power assist marine steering system
US6790110B2 (en) Marine power steering system
US6524147B1 (en) Power assist marine steering system
JP3989041B2 (ja) パワーステアリング装置
US5928041A (en) Rotary valve actuated hydraulic steering system
US5330375A (en) Steering system for marine propulsion unit
US5702275A (en) Steering mechanism
JP3377106B2 (ja) 船舶推進機用操舵装置
US5328394A (en) Steering system for marine propulsion unit
AU2769400A (en) Power steering assist
AU2778000A (en) Power steering assist
AU4589602A (en) Power steering assist
US11511841B2 (en) Electrically assisted hydraulic steering system
AU2769500A (en) Power steering assist
AU4589802A (en) Power steering assist
AU4589502A (en) Power steering assist
AU2005202142A1 (en) Power steering assist

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061219

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070319

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131109

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees