JPH08323628A - ショットブラスト設備 - Google Patents

ショットブラスト設備

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JPH08323628A
JPH08323628A JP15977395A JP15977395A JPH08323628A JP H08323628 A JPH08323628 A JP H08323628A JP 15977395 A JP15977395 A JP 15977395A JP 15977395 A JP15977395 A JP 15977395A JP H08323628 A JPH08323628 A JP H08323628A
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rotating
rotary plate
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Hitoshi Rokutanda
等 六反田
Masanori Shibata
正紀 柴田
Tetsuya Miyashita
哲也 宮下
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Sintokogio Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品を研掃室内において垂直面内で回転させ
ながらブラスト処理し得るようにした設備において、設
備の設置面積が狭くて良い上に、各種のサイズの製品に
対応することができるようにする。 【構成】 研掃室を構成するキャビネット2と、このキ
ャビネット2に垂直面内で間歇的に回転可能に配設され
た回転板8と、この回転板8に周縁に沿ってほぼ等間隔
をおいて装着され製品を把持して前記キャビネット2内
において垂直面内で回転させる複数のクランプ装置10
と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車エンジンのシリ
ンダブロックのような製品をブラスト処理するのに好適
な設備に関する。
【0002】
【従来技術と課題】従来、この種のショットブラスト設
備として、特公昭58ー27065号公報で開示される
ように、研掃室の外側に、製品を片持ち状態に把持する
とともに自転させることが可能なクランプ装置を、複数
組研掃室に沿って移動可能にして配設して、製品を回転
させながら研掃室内を通過させるように構成されたもの
がある。しかし、このように構成されたショットブラス
ト設備では、クランプ装置およびクランプ装置を移動さ
せる移動装置の構造が非常に複雑になる上に、設備全体
を設置するための面積が非常に広く必要である問題があ
った。
【0003】そのため、特公昭63ー15106号公報
で開示されるように、研掃室に、製品を左右側から把持
するとともに回転させることが可能な二対の爪を有する
二組製品クランプ装置を垂直面内で旋回可能に配設して
製品をブラスト処理することができるようにしたショッ
トブラスト設備も提案されているが、この設備ではサイ
ズの異なる各種の製品を把持することができず、汎用性
に欠けるなどの問題があった。本発明は上記の事情に鑑
みて為されたもので、その目的は、設備の設置面積が狭
くて良い上に、各種のサイズの製品に対応することが可
能なショットブラスト設備を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のショットブラスト設備は、製品を研掃室内
において垂直面内で回転させながらブラスト処理し得る
ようにした設備であって、研掃室を構成するキャビネッ
トと、このキャビネットに対して垂直面内で間歇的に回
転可能に配設された回転板と、この回転板に周縁に沿っ
てほぼ等間隔をおいて装着され製品を把持して前記キャ
ビネット内において垂直面内で回転させる複数のクラン
プ装置と、を具備し、前記クランプ装置は、垂直面内で
回転可能に配設された回転体と、この回転体に2本の支
持軸を介して片持ち状態にかつ所要の間隔をおき対向し
て装着された回動可能な一対のアームと、このアームの
先端に装着されて製品を挟持する挟持部材、と、前記2
本の支持軸に一端がそれぞれ固着された一対のリンク
と、これら一対のリンクの他端に一端がピン連結された
連結杆と、前記回転体に装着され前記連結杆を長手方向
へ往復移動させるアクチュエータと、で構成したことを
特徴とする。
【0005】
【作用】このように構成されたものは、クランプ装置の
把持部材を開いた状態にしてこの把持部材間に、適宜の
手段により製品を搬入する。次いで、把持部材を閉じて
製品を把持し、続いて、クランプ装置をもって製品を垂
直面内で回転させながら、これらのクランプ装置を回転
板を介して垂直面内で間歇的に公転させる。これらよ
り、製品は投射される研掃材を受けてブラスト処理され
ることとなる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1〜図3
に基づき詳細に説明する。正面図である図1に示すよう
に、複数の研掃材投射装置1を備えて研掃室を構成する
キャビネット2の中央付近に、これを左右に貫通する回
転軸3が軸受4、4および支持台5、6を介して配設し
てあり、回転軸3の左端には、前記支持台5に装着した
減速機付きモータ7の出力軸が、図示しない軸継ぎ手を
介して連結してある。また、前記回転軸3におけるキャ
ビネット2の右外側面位置には円板状の回転板8の中央
部が固着してあり、前記回転板8の左側面と前記回転軸
3におけるキャビネット2内部分とには、回転軸3を中
心にして放射状に延びる複数枚の仕切り板9が装着して
あって複数の部屋を画成することができるようになって
いる。
【0007】そして、図2に示すように、前記キャビネ
ット2の内面には、仕切り板9とで研掃室を構成する仕
切り部材2a、2b、2cが適宜装着してある。さら
に、前記回転板8には、複数のクランプ装置10が、回
転板8の周縁に沿ってほぼ等間隔をおいて装着してあ
り、複数のクランプ装置10は前記仕切り板9によって
仕切られるように成っている。また、図2に示すよう
に、前記キャビネット2の左側壁には、製品を載置した
製品載置部材11が入出可能でかつゴム暖簾式のシール
機構(図示せず)を備えた入口および出口(図示せず)
がそれぞれ設けてある。
【0008】また、前記クランプ装置10は、図3に示
すように、前記回転板8に固定された支持部材15に軸
受16を介して垂直面内で回転自在に設けられかつ右端
に鎖車17が装着された回転体18と、前記支持部材1
5上に設置された減速機付きモータ19と、モータ19
の出力軸に嵌着されかつ前記鎖車17に無端ローラチェ
ーン20を介して連結された鎖車21と、前記回転体1
8の左外面にこれと同心して装着された筒状の連結部材
22と、この連結部材22の左端に装着された垂直面内
で回転可能な回転体23と、この回転体23に2本の支
持軸24を介して片持ち状態に装着されるとともに回動
可能に構成された左方へ延びる一対のアーム25と、ア
ーム25の左端に枢支されかつ製品が所定距離移動可能
としたストッパ部材26を有する挟持部材27、28
と、一端を下位の挟持部材28にまた他端を前記回転体
23にそれぞれ枢支された挟持部材28の回り止め部材
29と、前記2本の支持軸24に一端をそれぞれ固着さ
れた一対のリンク30と、前記回転体18に装着された
アクチュエータとしてのシリンダ31と、一端を前記リ
ンク30にピン連結され他端を前記シリンダ31のピス
トンロッドの先端に連結された連結杆32と、で構成し
てある。この結果、シリンダ31の収縮作動により、把
持部材27、28はアーム25を介して開閉するように
なっている。
【0009】このように構成されたものは、図2におい
て左側上段のクランプ装置10のシリンダ31を伸長作
動して把持部材27、28を開いた状態にし、この把持
部材27、28間に、製品載置部材11により製品Wを
搬入する。次いで、シリンダ31を収縮作動して把持部
材27、28を閉じ、把持部材27、28によって製品
を把持し、続いて、製品裁置部材11を後退させる。次
いで、クランプ装置10のモータ19を回転駆動させて
製品Wを垂直面内で回転させる。この状態のもとに、モ
ータ7を駆動して回転軸3を介して回転板8を回転さ
せ、クランプ装置10を回転板8を介して垂直面内で間
歇的に回転させる。これにより、製品Wは研掃材投射装
置1から投射される研掃材を受けてブラスト処理される
こととなる。
【0010】こうして製品Wがクランプ装置10によっ
て図2において左側下段位置に移動された時、前記製品
載置部材11をこのクランプ装置10の下方位置に進入
させ、続いて、シリンダ31を伸長作動して把持部材2
7、28を開き、ブラスト処理済の製品を製品載置部材
11上に載せて装置から搬出させ、1サイクルを終了す
る。
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、研掃室を構成するキャビネットと、このキャビネッ
トに対して垂直面内で間歇的に回転可能に配設された回
転板と、この回転板に周縁に沿ってほぼ等間隔をおいて
装着され製品を把持して前記キャビネット内において垂
直面内で回転させる複数のクランプ装置と、を具備し、
前記クランプ装置は、垂直面内で回転可能に配設された
回転体と、この回転体に2本の支持軸を介して片持ち状
態にかつ所要の間隔をおき対向して装着された回動可能
な一対のアームと、このアームの先端に装着されて製品
を挟持する挟持部材、と、前記2本の支持軸に一端がそ
れぞれ固着された一対のリンクと、これら一対のリンク
の他端に一端がピン連結された連結杆と、前記回転体に
装着され前記連結杆を長手方向へ往復移動させるアクチ
ュエータと、で構成したしたから、設備の設置面積が狭
くて良い上に、各種のサイズの製品に対応することが可
能になるなどの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1における主要部(クランプ装置)の一部断
面拡大図である。
【符号の説明】
2 キャビネット 8 回転板 10 クランプ装置 18 回転体 24 支持軸 25 アーム 27、28 把持部材 30 リンク 32 連結杆

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品を研掃室内において垂直面内で回転
    させながらブラスト処理し得るようにした設備であっ
    て、研掃室を構成するキャビネット2と、このキャビネ
    ット2に対して垂直面内で間歇的に回転可能に配設され
    た回転板8と、この回転板8に周縁に沿ってほぼ等間隔
    をおいて装着され製品を把持して前記キャビネット2内
    において垂直面内で回転させる複数のクランプ装置10
    と、を具備し、前記クランプ装置10は、垂直面内で回
    転可能に配設された回転体18と、この回転体18に2
    本の支持軸24を介して片持ち状態にかつ所要の間隔を
    おき対向して装着された回動可能な一対のアーム25
    と、このアーム25の先端に装着されて製品を挟持する
    挟持部材27、28と、前記2本の支持軸24に一端が
    それぞれ固着された一対のリンク30と、これら一対の
    リンク30の他端に一端がピン連結された連結杆32
    と、前記回転体18に装着され前記連結杆32を長手方
    向へ往復移動させるアクチュエータ31と、で構成した
    ことを特徴とするショットブラスト設備。
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