JPH08323211A - メタル担体 - Google Patents

メタル担体

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JPH08323211A
JPH08323211A JP7152729A JP15272995A JPH08323211A JP H08323211 A JPH08323211 A JP H08323211A JP 7152729 A JP7152729 A JP 7152729A JP 15272995 A JP15272995 A JP 15272995A JP H08323211 A JPH08323211 A JP H08323211A
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metal
honeycomb body
metal honeycomb
corrugated
strip
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JP7152729A
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Yuuzou Tsukiide
雄三 月出
Haruo Serizawa
治夫 芹沢
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Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
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Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
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Publication date
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    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/08Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous
    • F01N3/10Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust
    • F01N3/18Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by methods of operation; Control
    • F01N3/20Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by methods of operation; Control specially adapted for catalytic conversion ; Methods of operation or control of catalytic converters
    • F01N3/2006Periodically heating or cooling catalytic reactors, e.g. at cold starting or overheating
    • F01N3/2013Periodically heating or cooling catalytic reactors, e.g. at cold starting or overheating using electric or magnetic heating means
    • F01N3/202Periodically heating or cooling catalytic reactors, e.g. at cold starting or overheating using electric or magnetic heating means using microwaves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メタルハニカム体の構成部材である平板状帯
材と波板状帯材の各端部が、メタルハニカム体を外包す
るメタルケーシングの内壁面に当接する構造のS字状タ
イプなどのメタルハニカム体において、外周部及びその
近傍部位を柔構造とし、前記メタルハニカム体を主要な
構成要素とする排気ガス浄化用のメタル担体の耐久性を
改善する。 【構成】 薄肉金属製の平板状帯材と波板状帯材を最小
構成単位とし、かつ、前記最小構成単位の複数組を巻回
成形して製作した各最小構成単位の端部が外包するメタ
ルケーシングの内壁面に当接する構造の排気ガス浄化用
触媒を担持するためのメタルハニカム体、及びメタルハ
ニカム体を外包するメタルケーシングとから成るメタル
担体において、前記メタルハニカム体の構成部材のうち
少なくとも波板状帯材が、少なくとも前記メタルケーシ
ングの内壁面に当接する近傍部位において、小波形のマ
イクロウェイブを有するもので構成されたことを特徴と
するメタル担体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、一般に、自動車の排気ガス浄化
手段として排気系統に介装されて使用される、排気ガス
浄化用触媒を担持するための金属製のハニカム体と(以
下、メタルハニカム体という。)と前記メタルハニカム
体を外包する金属製のケーシング(以下、メタルケーシ
ングという。)とから成るメタル担体に関する。更に詳
しくは、本発明は、メタル担体の主要な構成要素である
メタルハニカム体において、外包するメタルケーシング
の内壁面に当接する部位の構造を耐久性に優れたものに
したことを特徴とするメタルハニカム体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】排気ガス浄化用のメタル担体は、平板状
帯材と波板状帯材で構成されるハニカム構造の排気ガス
浄化用触媒(例えば、Pt,Rh,Pdなどを使用した
触媒系)を担持するためのメタルハニカム体、及び前記
メタルハニカム体を内部に収容し、固定するためのメタ
ルケーシング、とから構成されるものである。なお、前
記メタル担体は、当業界においては、メタルサポート
(Metal Support )またはメタルサブストレート(Meta
l Substrate )といわれており、略記号(MS)で表示
される場合がある。本発明の説明においても、略記号M
Sが使用される。
【0003】前記したメタル担体(MS)の主要な構成
要素であるメタルハニカム体としては、従来から種々の
構造のものが提案されている。なお、メタルハニカム体
は、ハニカム構造に因んで、以下、略記号(H)を使用
する。但し、従来品を(H' )(ダッシュ付き)で示
し、本発明のもの(H)と区別する。例えば、図4〜図
5に示されるメタルハニカム体(H' )は、特に図5
(正面図)から明らかのように、平板状帯材(1' )と
波板状帯材(2' )を重積したものを一括渦巻状に巻回
成形して製造した巻回タイプのものである。前記した巻
回タイプのメタルハニカム体(H' )は、具体的には例
えば100μm以下(好ましくは50μm以下)の耐熱
性の薄肉鋼板からなる平板状帯材(1' )と、前記薄肉
鋼板を波付加工して調製した波板状帯材(2' )とを、
相互に当接部を有するように重積し、これを一括渦巻状
に巻回成形して軸方向に排気ガス通路のための多数の網
目状通気孔路(セル)(3)を持つハニカム構造体とし
たものである。
【0004】前記した従来の巻回タイプのメタルハニカ
ム体(H' )は、図4に示されるようにメタルケーシン
グ(以下、略記号Cを使用する。)内に配設され、固着
されてメタル担体(MS)が製造される。そして、メタ
ル担体(MS)は、排気ガス系統という厳しい熱的環境
の条件のもとで使用されるため、前記メタルハニカム体
(H' )とメタルケーシング(C)は強固に固着されて
製造されるものである。これは、メタルハニカム体(H
')とメタルケーシング(C)が排気ガス自体の高温度
及び排気ガスと排気ガス浄化用触媒との発熱反応により
発生する高温度にさらされ、このような高温雰囲気のも
とで各要素に大きな熱応力が印加されるためであり、熱
応力に耐え得るようにろう接合や溶接などの固着方式に
より強固に固着される。また、メタル担体(MS)は、
激しい振動付加の条件のもとで使用されるため、耐振性
の向上という観点からも前記両構成要素は強固に固着さ
れるものである。
【0005】前記した巻回タイプのハニカム体(H' )
は、セラミック製のモノリスタイプのものよりも種々の
点で優れているが、前記した激しい熱的条件下で生起す
る大きな熱応力に対してまだ改善の余地を残すものであ
る。特に、メタルハニカム体内部に発生する大きな熱応
力に基づく変形力がメタルケーシングの内壁面と当接す
るメタルハニカム体の外周部及びその近傍部位に、集中
・集積するため、メタルハニカム体を構成する平板状帯
材や波板状帯材が変形や座屈を起したり、破損や亀裂を
起したりして耐久性を大きく低下させる。これは、巻回
タイプのハニカム構造体においては、メタルハニカム体
のメタルケーシングの内壁面に当接する外周部が、一組
の平板状帯材(1' )と波板状帯材(2' )がメタルケ
ーシングの内壁面に沿うように当接しており、即ち面状
に接合しており、熱応力に基づく変形力を十分に吸収、
緩和することができないためである。
【0006】最近、前記した渦巻状巻回タイプのメタル
ハニカム体(H' )にかえて、ハニカム構造のハニカム
体を構成する最小構成単位、即ち当接関係にある一組の
平板状帯材と波板状帯材から成る最小構成単位におい
て、その最小構成単位の各端部が夫々、メタルケーシン
グの内壁面に当接する構造のメタルハニカム体(H' )
が提案されている。例えば、特開昭62−273050
号、特開昭62−273051号、特開平4−2278
55号、特公表3−502660号、特開平4−227
855号などに、放射状タイプ、S字状タイプ、巴状タ
イプ、X−ラップ(卍状)タイプのメタルハニカム体
(H' )が提案されている。なお、これら各種の改良さ
れたハニカム体は、本発明に関連するため図6〜図9に
図示されている。即ち、図6は放射状タイプ、図7はS
字状タイプ、図8は巴状タイプ、図9はX−ラップ(卍
状)タイプを示すものである。
【0007】この種のものは、前記した渦巻状巻回タイ
プのメタルハニカム体においては一組の最小構成単位
(一組の平板状帯材と波板状帯材)がメタルケーシング
(C)の内壁面に沿って当接するのに対し、所定の数の
複数の最小構成単位の各端部がメタルケーシング(C)
の内壁面に当接する構造を有するものである。このた
め、前記した特殊構造のメタルハニカム体(H' )は、
最小構成単位の各端部において熱応力を吸収、緩和させ
ることができるため、前記した巻回タイプのものと比較
して、耐久性は改善される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記した巻回タイプと
は相違した各種タイプのメタルハニカム体(H' )、即
ち放射状タイプ、S字状タイプ、巴状タイプ、及びX−
ラップ(卍状)タイプのメタルハニカム体(H' )は、
所定数の最小構成単位の夫々の端部が、メタルケーシン
グ(C)の内壁面に当接し、メタルハニカム体(H' )
の外周部及びその近傍部位に集中する熱応力を各最小構
成単位が分担して吸収、緩和させることが出来るため、
ハニカム体の耐久性に一定の改善がなされているもので
ある。しかしながら、前記した各種構造のメタルハニカ
ム体(H' )においても、メタルハニカム体(H' )の
外周部及びその近傍部位において、繰り返し熱応力に基
づく大きな変形力が印加されるため、その構成部材(平
板状状帯材及び波板状帯材)の座屈、亀裂成長、破損な
どが生起し、メタル担体の耐久性を損ねるものである。
即ち、長期の耐久性という観点から評価すると、前記し
た特殊構造のメタルハニカム体(H' )は未だ改善の余
地を残しているものである。
【0009】本発明は、前記した従来の各種タイプのメ
タルハニカム体(H' )の問題点を改善すべく提案され
たものであり、特に放射状タイプ、S字状タイプ、巴状
タイプ、及びX−ラップ(卍状)タイプのメタルハニカ
ム体(H' )において、前記従来のメタルハニカム体
(H' )を少なくともメタルハニカム体(H' )の外周
部及びその近傍部位の領域において小波形(マイクロウ
ェイブ、マイクロコルゲーション)を有する波板状帯材
を使用して構成したとき、前記問題点が解消されるとい
う知見をベースにして完成されたものである。本発明に
より、耐久性が改善された前記放射状タイプやS字状タ
イプなどの各種タイプのメタルハニカム体を利用したメ
タル担体(MS)が提供される。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明は、薄肉金属製の平板状帯材と波板状帯材を最小構
成単位とし、かつ、前記最小構成単位の複数組を巻回成
形して製作された各最小構成単位の端部が外包するメタ
ルケーシングの内壁面に当接する構造の排気ガス浄化用
触媒を担持するためのメタルハニカム体、及びメタルハ
ニカム体を外包するメタルケーシングとから成るメタル
担体において、前記メタルハニカム体の構成部材のうち
少なくとも波板状帯材が、少なくとも前記メタルケーシ
ングの内壁面に当接する近傍部位において、小波形のマ
イクロウェイブを有するもので構成されたことを特徴と
するメタル担体に関するものである。
【0011】以下、本発明の技術的構成及び実施態様を
図面を参照して詳しく説明する。なお、本発明は、図示
のものに限定されないことはいうまでもないことであ
る。
【0012】前記したように、本発明が改良の対象とし
ているメタル担体(MS)を構成するメタルハニカム体
は、前記したように図6〜図9などに示される放射状タ
イプ、S字状タイプ、巴状タイプ、及びX−ラップ(卍
状)タイプのメタルハニカム体である。そして、本発明
の目的は、特にこの種のタイプのメタルハニカム体にお
いて、前記メタルハニカム体を外包するメタルケーシン
グの内壁面に当接する前記メタルハニカム体の外周部及
びその近傍部位の熱応力に対する耐久性を改善しようと
するものである。そのために、本発明においては、前記
した各種タイプのメタルハニカム体において、その最小
構成単位である平板状帯材と波板状帯材に注目してみれ
ば、少なくとも波板状帯材において、メタルハニカム体
の外周部及びその近傍部位の領域において、小波形(マ
イクロウェイブ、マイクロコルゲーション)を有するも
ので構成するという技術的手段を採用する。
【0013】更に、本発明において、波板状帯材は、そ
の全領域において大波形に小波形のマイクロウェイブを
付加した波形構造を有するもので構成されてもよいもの
である。更には、本発明は、平板状帯材に対しても、メ
タルハニカム体の外周部及びその近傍部位の領域におい
て、前記波板状帯材の大波形と比較して波高の小さい小
波形(マイクロコルゲーション、マイクロウェイブ)を
形成したもの、あるいは前記領域(メタルハニカム体の
外周部及びその近傍部位)だけでなく全領域にマイクロ
ウェイブを形成した平板状帯材を、前記した波板状帯材
と組合わせて使用するという技術的手段を採用する。前
記した本発明の特徴点ならびに本発明の実施態様を図面
を参照して説明する。
【0014】図1〜図2は、本発明のメタル担体(M
S)の主要な構成要素である第一実施態様のメタルハニ
カム体(H)を説明する図である。
【0015】図1は、本発明の第一実施態様のメタルハ
ニカム体(放射状タイプ)(H)を使用したメタル担体
(MS)の一部を省略した正面図であり、従来の放射状
タイプのメタルハニカム体(H' )に関係する図6に対
応する図である。即ち、第一実施態様のメタルハニカム
体(H)は、放射状タイプという点では図6の従来のも
のと同じであるが、前記した本発明の技術的構成の点で
相違するものである。前記第一実施態様の放射状タイプ
のメタルハニカム体(H)は、図6に示される従来の放
射状タイプのメタルハニカム体(H' )と同様に、従来
公知の製造プロセスに従って製造されるものである。即
ち、前記放射状タイプのメタルハニカム体(H)は薄肉
金属板製の平板状帯材(1)と波板状帯材(2)を相互
に当接させて浄化エレメント(最小構成単位)とし、前
記浄化エレメントの所望数を巻回成形用の固定軸(中心
軸)(4)に固定するとともに、前記巻回成形用固定軸
を中心に回転し、前記巻回成形用固定軸を起点として各
浄化エレメントを外延させて(放射させて)製作され
る。
【0016】図2は、図1のA部(点線サークル部)の
拡大図である。図2に、本発明の技術的構成の特徴点が
示されている。本発明の第一実施態様の放射状メタルハ
ニカム体(H)は、その構成部材である薄肉金属板製の
平板状帯材(1)と波板状帯材(2)のうち、前記波板
状帯材(2)が、図示されるようにメタルケーシング
(C)の内壁面に当接する近傍部位(B)において、他
の部位の波形(21)よりも波高の小さい小波形(マイ
クロウェイブ、マイクロコルゲーション)(22)を有
するもので構成される点に特徴を有する。
【0017】前記した波形構造を有する波板状帯材
(2)を用いて構成される放射状タイプのメタルハニカ
ム体(H)は、メタルケーシング(C)の内壁面に当接
する近傍部位(B)において、波板状帯材(2)がマイ
クロウェイブ(22)を有するため、前記部位に集中、
集積するメタルハニカム体(H)内部に発生する熱応力
に基づく大きな変形力は前記マイクロウェイブ(22)
により効果的に吸収、緩和することができる。これは、
マイクロウェイブ加工により、波板状帯材(2)が容易
に変形しやすくなるためであり、この柔構造により熱応
力を効果的に吸収、緩和し、帯材の座屈、破損などを防
止することができる。
【0018】本発明において、前記波板状帯材におい
て、波形(21)の大きさはこの種のメタルハニカム体
に適用されている波板状帯材の波形構造と同じものであ
ってもよい。一般的には、波形(21)は、波高1〜
2.5mm、波長(ピッチ)2〜5mmのものである。
また、前記波板状帯材において、小波形、即ちマイクロ
ウェイブ(マイクロコルゲーション)(22)は、一般
的には前記大波形(21)よりも相対的に小さいもので
あり、例えば波高0.1〜0.5mm、波長(ピッチ)
0.5〜2mmの波形構造のものである。
【0019】本発明において、前記波板状帯材(2)に
マイクロウェイブ(22)を形成する領域の大きさ、別
言すれば前記領域(B)の大きさは、所望なものに決定
すればよい。即ち、メタルハニカム体(H)の外周部及
びその近傍部位における構成部材(平板状帯材と波板状
帯材)の変形、座屈、亀裂成長及び破損などの欠点が多
く発生する領域において、波板状帯材(2)にマイクロ
ウェイブ(22)を形成すればよい。より具体的には、
メタルハニカム体(H)の外周部から波板状帯材の波形
(21)の3〜5ピッチ分までの長さに相当する領域に
おいて前記した欠点の誘発頻度が高いので、波板状帯材
(2)の端部から3〜5ピッチ分までの長さに相当する
領域にマイクロウェイブ(22)を形成することが好ま
しい。
【0020】本発明において、前記放射状タイプのメタ
ルハニカム体(H)を製作するために使用する平板状帯
材(1)としては、通常のメタルモノリスタイプのメタ
ルハニカム体(H' )を製作するときに使用されている
帯材、例えばクロム鋼(クロム13〜25%)、Fe−
Cr20%−Al 5%などの耐熱性のステンレス鋼、
あるいはこれに耐熱酸化性を改善するために希土類を加
えた耐熱性のステンレス鋼などの厚さ0.03mm〜
0.1mm程度の帯材が使用される。また、波板状帯材
(2)としては、前記平板状帯材(1)から所定の略正
弦波もしくは略台形波を有するように波付加工したもの
が使用される。なお、平板状帯材(1)と波板状帯材
(2)は互いに異なった板厚でもよく、また異なった材
質のものであってもよい。特に、平板状帯材(1)と波
板状帯材(2)にAlを含有させたものやあるいはその
表面にAl層を設けたものを熱処理して、その表面にウ
ィスカー状もしくはマッシュルーム状のアルミナ(Al
2 3 )層を析出させたものが好ましい。前記ウィスカ
ー状などのアルミナ層は、Pt,Pd,Rhなどの排気
ガス浄化用触媒を担持するためのウォッシュコート層を
強固に保持することができるので好ましいものである。
【0021】本発明の前記した放射状タイプのメタルハ
ニカム体(H)は、前記したようにメタル担体(MS)
の主要な構成要素である。前記メタルハニカム体(H)
は、メタルケーシング(C)内に収容し、固着されてメ
タル担体(MS)が製造される。前記したメタルケーシ
ング(C)は、メタルハニカム体(H)を内部に収容し
固着するためのものであり、両端が開口し、メタルハニ
カム体(H)の断面形状と同じ形状のものであれば何ら
の制約を受けるものではない。即ち、円形のみならずレ
ーストラック、楕円、多角形、その他の異形断面のもの
であってもよい。前記したメタルケーシング(C)の素
材として、前記メタルハニカム体(H)を構成する帯材
(1、2)と同種の耐熱鋼を用いてもよいし、更に耐熱
耐食性に富むものを用いてもよい。また、外側部分の金
属材料を内側部分より耐熱耐蝕性に富むものとした二重
構造のもの、具体的には内側部分にフェライト系ステン
レス鋼を、外側部分にオーステナイト系ステンレス鋼を
使用したものを用いてもよい。
【0022】本発明のメタル担体(MS)を構成するメ
タルハニカム体(H)は、種々の変形例が可能である。
以下、メタルハニカム体(H)の他の実施態様を説明す
るが、本発明はこれらに限定されないことはいうまでも
ないことである。
【0023】図3は、メタル担体(MS)を構成するメ
タルハニカム体(H)の第二実施態様を説明する図であ
る。第二実施態様のメタルハニカム体(H)は、平板状
帯材(1)と波板状帯材(2)を所望段数に積層して構
成したスタック(stack)(S)を用いて、公知の
構造プロセスに従って製作されるS字状タイプのメタル
ハニカム体(H)に関するものである。図3は、前記S
字状タイプのメタルハニカム体(H)を製造するために
使用されるスタック(S)の一部正面図を示すものであ
る。なお、S字状タイプのメタルハニカム体(H)は、
前記スタック(S)の上下最外層の表面に巻回成形用治
具を配設し、前記治具を中心に同方向に巻回成形するこ
とにより製作される。
【0024】第二実施態様のメタルハニカム体(H)に
おいて特徴的な点は、メタルハニカム体(H)のメタル
ケーシング(C)の内壁面に当接する近傍部位(B)に
おいて、波板状帯材(2)のみでなく、平板状帯材
(1)の側にもマイクロウェイブ(11)を配設してい
るという点である。前記した第二実施態様のS字状タイ
プのメタルハニカム体(H)においても、メタルハニカ
ム体(H)がメタルケーシング(C)と当接する部位及
びその近傍部位において、平板状帯材(1)のマイクロ
ウェイブ(11)と波板状帯材(2)のマイクロウェイ
ブ(22)が共働して熱応力を吸収、緩和することが出
来るため、前記部位の耐久性が大幅に改善される。
【0025】本発明において、図示しないが、以下に示
すような種々の変形例が可能である。 (i) 波板状帯材(2)において、前記領域(B)だけで
なく、全領域にマイクロウェイブを配設する。 (ii) 前記領域(B)において、波板状帯材(2)と平
板状帯材(1)の両者にマイクロウェイブを配設する。 (iii) 波板状帯材(2)と平板状帯材(1)のそれぞれ
の全領域においてマイクロウェイブを配設する。 (iv) メタルハニカム体(H)の構造として、前記した
実施態様の放射状タイプとS字状タイプのものに限定さ
れず、巴状タイプ及びX−ラップ(卍状)タイプのもの
を採用することができる。
【0026】
【発明の効果】メタルハニカム体(H)を構成する平板
状帯材と波板状帯材とからなる最小構成単位の夫々が、
メタルハニカム体(H)を外包するメタルケーシング
(C)の内壁面に当接する構造のメタル担体(MS)に
おいて、前記最小構成単位の帯材(平板状帯材と波板状
帯材)のうち少なくとも波板状帯材が、メタルハニカム
体(H)を製作したときに、メタルケーシング(C)の
内壁面に当接する部位及びその近傍部位において、マイ
クロウェイブを有するもので構成される。そして、前記
マイクロウェイブは、前記部位においてメタルハニカム
体(H)に柔構造を付与する上で極めて重要なものであ
る。本発明において、前記マイクロウェイブは、前記部
位においてメタルハニカム体(H)内部に発生し、かつ
メタルハニカム体(H)の外周部及びその近傍部位に集
中・集積する大きな熱応力を効果的に吸収、緩和するこ
とができる。本発明により、放射状タイプ、S字状タイ
プ、巴状タイプ、及びX−ラップ(卍状)タイプの各種
メタルハニカム体(H)を使用したメタル担体(MS)
の耐久性が大幅に改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施態様のメタルハニカム体
(放射状タイプ)(H)を使用したメタル担体(MS)
の一部を省略した正面図である。
【図2】 図1のA部(点線サークル部)の拡大図であ
る。
【図3】 本発明の第二実施態様のメタルハニカム体
(S字状タイプ)を説明する図であり、前記メタルハニ
カム体(H)の製造に適用されるスタック(S)の一部
正面図である。
【図4】 従来の巻回タイプのメタルハニカム体(H'
)を使用したメタル担体(MS)の斜視図である。
【図5】 図4の巻回タイプのメタルハニカム体(H'
)を使用したメタル担体(MS)の正面図である。
【図6】 従来の放射状タイプのメタルハニカム体(H
' )を使用したメタル担体(MS)の一部を省略した正
面図である。
【図7】 従来のS字状タイプのメタルハニカム体を使
用したメタル担体の一部を省略した正面図である。
【図8】 従来の巴状タイプのメタルハニカム体を使用
したメタル担体の一部を省略した正面図である。
【図9】 従来のX−ラップ(卍状)タイプのメタルハ
ニカム体を使用したメタル担体の一部を省略した正面図
である。
【符号の説明】
MS ……… メタル担体 H ……… 本発明のメタルハニカム体 H' ……… 従来のメタルハニカム体 C ……… メタルケーシング 1 ……… 平板状帯材 11 ……… 平板状帯材のマイクロウェイブ 2 ……… 波板状帯材 21 ……… 波板状帯材の波形 22 ……… 波板状帯材のマイクロウェイブ 3 ……… 網目状通気孔路(セル) B ……… メタルハニカム体の外周近傍部位

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉金属製の平板状帯材と波板状帯材を
    最小構成単位とし、かつ、前記最小構成単位の複数組を
    巻回成形して製作した各最小構成単位の端部が外包する
    メタルケーシングの内壁面に当接する構造の排気ガス浄
    化用触媒を担持するためのメタルハニカム体、及びメタ
    ルハニカム体を外包するメタルケーシングとから成るメ
    タル担体において、前記メタルハニカム体の構成部材の
    うち少なくとも波板状帯材が、少なくとも前記メタルケ
    ーシングの内壁面に当接する近傍部位において、小波形
    のマイクロウェイブを有するもので構成されたことを特
    徴とするメタル担体。
  2. 【請求項2】 波板状帯材と平板状帯材が、少なくとも
    メタルケーシングの内壁面に当接する近傍部位におい
    て、小波形のマイクロウェイブを有するもので構成され
    たものである請求項1に記載のメタル担体。
  3. 【請求項3】 波板状帯材が、全領域において小波形の
    マイクロウェイブを有するもので構成されたものである
    請求項1に記載のメタル担体。
  4. 【請求項4】 平板状帯材が、全領域において小波形の
    マイクロウェイブを有するもので構成されたものである
    請求項2に記載のメタル担体。
  5. 【請求項5】 メタルハニカム体が、巻回中心部に配設
    された所望数の最小構成単位を巻回成形して製作した放
    射状タイプのものである請求項1に記載のメタル担体。
  6. 【請求項6】 メタルハニカム体が、最小構成単位の所
    望数からなるスタックの1つまたは2以上を組合わせる
    とともに、該スタックを巻回成形して製作したS字状タ
    イプ、巴状タイプ、またはX−ラップ(卍状)タイプの
    ものである請求項1に記載のメタル担体。
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