JPH08323200A - アルコキシル化触媒、該触媒の製造方法及び該触媒を用いるエステルアルコキシレートの製造方法 - Google Patents

アルコキシル化触媒、該触媒の製造方法及び該触媒を用いるエステルアルコキシレートの製造方法

Info

Publication number
JPH08323200A
JPH08323200A JP13162595A JP13162595A JPH08323200A JP H08323200 A JPH08323200 A JP H08323200A JP 13162595 A JP13162595 A JP 13162595A JP 13162595 A JP13162595 A JP 13162595A JP H08323200 A JPH08323200 A JP H08323200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
genus
oxide
group
magnesium
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13162595A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Imanaka
健博 今中
Hiroshi Nagumo
博 南雲
Toshinori Tanaka
俊伯 田中
Jun Kono
潤 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP13162595A priority Critical patent/JPH08323200A/ja
Publication of JPH08323200A publication Critical patent/JPH08323200A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルキレンオキサイド付加モル数分布が狭
く、未反応原料及び副生物の混入の少ないエステルアル
コキシレートを高い反応速度及び高収率にて製造するた
めの触媒、該触媒の製造法及び該触媒を用いたエステル
アルコキシレートの製造法の提供。 【構成】 マグネシウムの酸化物と、周期律表の第4
属、第6属、第8属、第9属、第10属、第12属、第14属
(但し、炭素原子を除く)、第15属(但し、窒素原子を
除く)からなる原子群より選ばれる少なくとも1種の原
子の酸化物とを含有する、エステル化合物にアルキレン
オキサイドを付加させてエステルアルコキシレートを製
造する際に使用する触媒、この触媒の製造方法及びこの
触媒を用いたエステルアルコキシレートの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エステル化合物にアル
コキシル基を付加させる反応に使用される触媒、該触媒
の製造方法及び該触媒を用いるエステルアルコキシレー
トの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】エステ
ルアルコキシレート、すなわちカルボン酸のアルコキシ
ル化エステルは、界面活性剤その他の応用分野におい
て、その使用が知られている。このエステルアルコキシ
レートは、アルカリ触媒あるいは酸触媒の共存下、カル
ボン酸エステルにアルキレンオキサイドを反応させて
も、アルキレンオキサイドの付加重合反応が全く進行し
ないため、一般に、アルコールとアルキレンオキサイド
からポリオキシアルキレンアルキルエーテルを製造した
後、このポリオキシアルキレンアルキルエーテルとカル
ボン酸とのエステル化による二段階反応が採用されてい
る。
【0003】カルボン酸エステルとアルキレンオキサイ
ドの一段階反応によりエステルアルコキシレートを製造
する方法としては、下記のような例がある。 1) 特公昭53−24930号:亜鉛、アルミニウム、
チタン、スズ又は鉄のハロゲン化物又は有機金属化合物
あるいは更にアミン化合物を組み合わせて触媒とし、ア
ルキレンオキサイドと有機カルボン酸エステルからエス
テルアルコキシレートを製造する方法。 2) 特表平4−505449号:焼結ハイドロタルサイ
トを触媒として、飽和又は不飽和脂肪酸アルキル(C1
C4) エステル、あるいはモノ水酸基置換された飽和又は
不飽和脂肪酸のグリセリドをアルコキシ化させる方法。 3) 特表平6−502139号:疎水化二重層水酸化化
合物、有機溶媒中又は混捏機中における二重層水酸化化
合物とモノ−及び/又はジカルボン酸との反応による該
化合物の製造方法が示され、カルボン酸エステルのアル
コキシル化触媒として使用する方法。 4) 特公平6−88944号:3価のAl、Ga、I
n、Tl、Co、Sc、Laイオン及び2価のMnイオ
ンから選ばれる金属イオンの1種以上が添加された酸化
マグネシウム触媒を用いて、脂肪酸アルキルエステルと
アルキレンオキサイドからエステルアルコキシレートを
製造する方法。
【0004】しかし、上記1)の方法は、触媒が反応系に
溶解しつつ反応を進行させるものであり、目的物と触媒
の分離が工業的に困難であった。また、上記2)〜4)の方
法は、高収率で目的物が得られるが、製品のアルキレン
オキサイドの付加モル数分布は必ずしも狭少範囲(Narro
w Range)ではなく、目的物中に未反応カルボン酸エステ
ルが多量存在するという問題があった。
【0005】従って、本発明が解決しようとする課題
は、従来の触媒を用いては得ることのできなかったアル
キレンオキサイド付加モル数分布が狭く、未反応原料及
び副生物の混入の少ないエステルアルコキシレートを高
い反応速度及び高収率にて製造することができる触媒を
提供すること、及びそれを使用して高品質のエステルア
ルコキシレートを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決するために鋭意検討した結果、極めて選択された
組成を有する触媒を見出すことにより、本発明を完成し
た。即ち、本発明は、下記(1) 〜(4) に示すアルコキシ
ル化触媒、該触媒の製造方法及び該触媒を用いるエステ
ルアルコキシレートの製造方法を提供するものである。
【0007】(1) 下記一般式(I)で表される基を少な
くとも1個有する化合物に、炭素数2〜4のアルキレン
オキサイドを付加させて、一般式(II)で表される基を
少なくとも1個有する化合物を製造するにあたり使用さ
れる触媒(以下、アルコキシル化触媒と言う)であっ
て、マグネシウムの酸化物(以下、酸化物Aと言う)
と、周期律表の第4属、第6属、第8属、第9属、第10
属、第12属、第14属(但し、炭素原子を除く)、第15属
(但し、窒素原子を除く)からなる原子群より選ばれる
少なくとも1種の原子の酸化物(以下、酸化物Bと言
う)とを、酸化物Aにおけるマグネシウム1原子に対
し、酸化物Bにおける金属原子が0.002 〜 0.4原子とな
る割合で含有するアルコキシル化触媒。
【0008】-COOR (I) -COO(AO)mR (II) 〔式中、 R:アルコール又はフェノールより1個の水酸基を除い
た残基を示す。 A:炭素数2〜4のアルキレン基を示し、m 個のA は同
一でも異なっていても良い。 m:アルキレンオキサイドの平均付加モル数を示す。〕 (2) マグネシウム化合物と、周期律表の第4属、第6
属、第8属、第9属、第10属、第12属、第14属(但し、
炭素原子を除く)、第15属(但し、窒素原子を除く)か
らなる原子群より選ばれる少なくとも1種の原子の化合
物を含む混合水溶液又は水分散液と沈澱剤を混合し、触
媒活性成分を共沈澱させ、得られる沈澱物を水洗・乾燥
・焼成することを特徴とする上記(1) 記載のアルコキシ
ル化触媒の製造方法。
【0009】(3) 酸化マグネシウム、水酸化マグネシウ
ム及び炭酸マグネシウムからなる群より選ばれる少なく
とも1種と、周期律表の第4属、第6属、第8属、第9
属、第10属、第12属、第14属(但し、炭素原子を除
く)、第15属(但し、窒素原子を除く)からなる原子群
より選ばれる少なくとも1種の原子の酸化物、水酸化物
又は炭酸塩とを混練・焼成することを特徴とする上記
(1) 記載のアルコキシル化触媒の製造方法。
【0010】(4) 上記(1) 記載のアルコキシル化触媒の
存在下、上記一般式(I)で表される基を少なくとも1
個有する化合物に、炭素数2〜4のアルキレンオキサイ
ドを付加させることを特徴とする、上記一般式(II) で
表される基を少なくとも1個有する化合物(以下、エス
テルアルコキシレートと言う)の製造方法。
【0011】なお、本発明において周期律表とは、改訂
4版「化学便覧」基礎編II(日本化学会編、丸善株式会
社、平成5年9月30日発行)に記載の周期律表を言う。
以下、本発明について詳細に説明する。
【0012】〔アルコキシル化触媒〕本発明のアルコキ
シル化触媒は、前記酸化物Aと前記酸化物Bを含有す
る。酸化物Bの具体例として、チタン、ジルコニウム、
ハフニウム、モリブデン、タングステン、鉄、ルテニウ
ム、オスミウム、コバルト、ロジウム、イリジウム、ニ
ッケル、パラジウム、白金、亜鉛、ケイ素、ゲルマニウ
ム、スズ、鉛、リン、アンチモン、ビスマス等の酸化物
が挙げられる。触媒活性、選択性、濾過性の点より、好
ましくはアンチモン、亜鉛、ニッケルの酸化物、さらに
好ましくはアンチモンの酸化物が使用される。
【0013】本発明のアルコキシル化触媒において、酸
化物Aにおけるマグネシウム1原子に対し、酸化物Bに
おける金属原子を、0.002〜0.4原子、好ましくは0.03〜
0.09原子の割合で使用する。酸化物Bにおける金属原子
が0.002 原子未満の触媒をエステルアルコキシレートの
製造に使用した場合にはアルキレンオキサイド付加反応
速度が低下し、また酸化物Bにおける金属原子が0.4 原
子を超えた触媒をエステルアルコキシレートの製造に使
用した場合には未反応の原料化合物が多量に残存し反応
効率が悪くなる。なお、本発明の触媒中には本発明の効
果を害しない範囲で微量の第3成分が添加されてもよ
い。
【0014】〔アルコキシル化触媒の製造方法〕本発明
の触媒の製造方法は特に限定されず、公知の方法により
調製される。例えば、それぞれの金属の硝酸塩、硫酸
塩、塩化物、水酸化物、炭酸塩、酸化物等の化合物を含
む混合水溶液又は水分散液に沈澱剤を添加するか、微粉
末担体の存在下、担体成分以外の触媒成分となり得る金
属化合物の水溶液又は水分散液に沈澱剤を添加する共沈
澱法により得られる沈澱物を水洗・乾燥・焼成する方
法、あるいは微粉末担体上に担体成分以外の触媒成分と
なり得る金属化合物を水溶液又は水分散液の状態から含
浸担持させた後、乾燥・焼成する方法等により調製され
る。共沈澱法あるいは含浸法により調製する場合、使用
される金属化合物は水溶性のもの又は水分散性のもので
あるなら全て可能である。また、用いられる担体として
は、ケイソウ土、ゼオライト、モルデナイト、モンモリ
ロナイト、酸化スズ、酸化チタン、活性炭等が挙げら
れ、担体に保持される活性金属酸化物の量は10〜80重量
%が望ましい。
【0015】本発明の触媒の調製に用いられる共沈澱法
の具体例としては、例えば、マグネシウムの硝酸塩、硫
酸塩、塩化物、水酸化物、炭酸塩及び酸化物より選ばれ
るマグネシウム化合物(好ましくは、硝酸マグネシウ
ム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム又は水酸化マ
グネシウム)と、周期律表の第4属、第6属、第8属、
第9属、第10属、第12属、第14属(但し、炭素原子を除
く)、第15属(但し、窒素原子を除く)からなる原子群
より選ばれる少なくとも1種の原子の化合物(硝酸塩、
硫酸塩、塩化物、水酸化物、炭酸塩又は酸化物等、好ま
しくは酸化アンチモン、硝酸亜鉛、硝酸ニッケル、特に
好ましくは酸化アンチモン)を含む混合水溶液又は水分
散液と沈澱剤を混合し、アルコキシル化触媒成分を共沈
澱させ、得られる沈澱物を水洗・乾燥・焼成する方法が
挙げられる。
【0016】この場合において、沈澱剤としてアンモニ
ア、又はアルカリ金属水酸化物もしくは炭酸塩の水溶
液、好ましくはアルカリ金属水酸化物の水溶液が使用さ
れる。アンモニア、又はアルカリ金属水酸化物もしくは
炭酸塩は、共沈澱させようとする金属化合物に対し 0.8
〜 1.2当量倍で使用される。共沈澱反応させる場合、反
応系のpHは6〜11、好ましくは7〜10に調整される。
共沈澱反応後、水溶性塩を水洗除去後乾燥し、 300〜90
0 ℃、好ましくは350 〜600 ℃の範囲内で、好ましくは
酸素雰囲気下又は不活性ガス(窒素、ヘリウム、アルゴ
ン等)雰囲気下で焼成する。
【0017】また、本発明の触媒の調製に用いられる含
浸法の具体例としては、担体と、マグネシウムの炭酸
塩、水酸化物又は酸化物、及び周期律表の第4属、第6
属、第8属、第9属、第10属、第12属、第14属(但し、
炭素原子を除く)、第15属(但し、窒素原子を除く)か
らなる原子群より選ばれる少なくとも1種の原子の炭酸
塩、水酸化物又は酸化物を、水媒体中、混練し、乾燥
後、 300〜900 ℃、好ましくは350 〜600 ℃の範囲で、
好ましくは酸素雰囲気下又は不活性ガス(窒素、ヘリウ
ム、アルゴン等)雰囲気下で焼成する方法等が挙げられ
る。
【0018】さらに、本発明にて使用されるアルコキシ
ル化触媒の製造方法として、それぞれの金属酸化物を別
々に調製し、これらを必要な割合に混合して用いること
もできる。即ち、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウ
ム及び炭酸マグネシウムからなる群より選ばれる少なく
とも1種と、周期律表の第4属、第6属、第8属、第9
属、第10属、第12属、第14属(但し、炭素原子を除
く)、第15属(但し、窒素原子を除く)からなる原子群
より選ばれる少なくとも1種の原子の酸化物、水酸化物
又は炭酸塩とを混練・焼成することもできる。この場合
において、混練は水性媒体なしに、又は水性媒体中で行
うことができる。混練温度は特に限定されないが、 100
℃以下が好ましい。混練方法としては、水性媒体を使用
しない場合は、例えば公知のニーダー等を使用すること
ができる。また、水性媒体を使用する場合、通常の攪拌
機が使用できる。水性媒体を使用する場合、混練工程と
焼成工程の間に乾燥工程を行う。
【0019】上記のような本発明のアルコキシル化触媒
の製造方法の中では、共沈澱法が特に好ましい。
【0020】〔エステルアルコキシレートの製造方法〕
本発明のエステルアルコキシレートの製造原料に用いら
れる、上記一般式(I)で表される基を少なくとも1個
有する化合物としては、モノエステル体、ジエステル
体、トリエステル体又はこれ以上の個数のエステル基を
分子内に含有するものでも良いが、例えば、次の一般式
(III) 、 (IV) 又は(V)で表されるエステル化合物が
例示される。
【0021】
【化4】
【0022】〔式中、 E1,G1:同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜
21のアルキル基又はアルケニル基を示す。〕
【0023】
【化5】
【0024】〔式中、E1, G1:前記の意味を示す。〕
【0025】
【化6】
【0026】〔式中、 E1:前記の意味を示す。 E2,E3:同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜
21のアルキル基又はアルケニル基を示す。〕 一般式(III) で表されるエステル化合物としては、カプ
ロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ヤ
シ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、牛脂
脂肪酸又はそれらの硬化脂肪酸のエステル(メチルエス
テル、エチルエステル等)が例示される。一般式 (IV)
で表されるエステル化合物としては、エチレングリコー
ルのカプロン酸ジエステル、カプリル酸ジエステル、カ
プリン酸ジエステル、ラウリン酸ジエステル、ミリスチ
ン酸ジエステル、パルミチン酸ジエステル、ステアリン
酸ジエステル、オレイン酸ジエステル、ヤシ油脂肪酸ジ
エステル、パーム油脂肪酸ジエステル、パーム核油脂肪
酸ジエステル、牛脂脂肪酸ジエステル又は前述の天然油
脂由来の脂肪酸を硬化して得られる硬化脂肪酸のジエス
テルが例示される。一般式(V)で表されるエステル化
合物としては、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、2−エチルヘキサン酸等の脂肪酸のト
リグリセライドや、ヤシ油、パーム油、パーム核油、牛
脂、豚脂又はこれらの天然油脂を硬化して得られる硬化
油が例示される。
【0027】本発明によると、これらの一般式(III)、
(IV)又は(V)で表されるエステル化合物にアルキレン
オキサイドを付加することによりアルコキシル化され
て、それぞれ対応する一般式(VI) 、(VII) 又は(VIII)
で表されるエステルアルコキシレートが得られる。
【0028】
【化7】
【0029】〔式中、 E1,G1:前記の意味を示す。 A:前記の意味を示し、n 個のA は同一でも異なってい
ても良い。 n:アルキレンオキサイドの平均付加モル数を示す1〜5
0の数である。〕
【0030】
【化8】
【0031】〔式中、E1,G1,A,n :前記の意味を示
す。〕
【0032】
【化9】
【0033】〔式中、 E1,E2,E3: 前記の意味を示す。 A:前記の意味を示し、(n1+n2+n3)個のA は同一でも異
なっていても良い。 n1,n2,n3:同一又は異なって、アルキレンオキサイドの
平均付加モル数を示す0〜50の数である。但し、n1+n2+
n3>0である。〕 本発明で用いられるアルキレンオキサイドは、エステル
化合物と反応してエステルアルコキシレートを生成し得
るものであればどのようなものでもよいが、オキシラン
環をもつエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイ
ド、又は両者の混合物が好ましい。
【0034】本発明のエステルアルコキシレートの製造
方法の好ましい具体例としては、要すればオートクレー
ブ等の反応器中、エステル化合物に対し0.01〜20重量
%、好ましくは 0.1〜10重量%の量のアルコキシル化触
媒存在下、エステル化合物にアルキレンオキサイドを、
80〜 230℃、好ましくは 120〜 180℃の温度で反応させ
る方法が挙げられる。反応温度が80℃より低い温度では
十分な反応速度が得られず、230 ℃よりも高いと原料及
び生成物の分解を生じる。用途によっては、上記のよう
な方法で得られた生成物をそのまま使用することも可能
だが、触媒が懸濁しており、通常、濾過、遠心分離等の
方法により触媒を除去してから使用する。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、例
中の%は特記しない限り重量基準である。
【0036】実施例1 硝酸マグネシウム6水和物 1025.64g(4.0モル)、三酸
化二アンチモン29.15g(0.1モル)及び脱イオン水2056.
8gを仕込み、90℃で2時間にわたり20%水酸化ナトリ
ウム水溶液1600.0g(8.0モル)を滴下し、その後90℃で
1時間熟成した。母液を濾過で除き、沈澱を5リットル
の脱イオン水で5回洗浄した。90℃で1日乾燥後、 600
℃で2時間焼成して、MgO−Sb23 触媒(Mg:
Sb(原子比)=1:0.05) を得た。
【0037】実施例2〜3 焼成温度をそれぞれ500 ℃(実施例2)、 350℃(実施
例3)とした以外は実施例1と同様の操作を用い、Mg
O−Sb23 触媒(Mg:Sb(原子比)=1:0.05)
を得た。
【0038】比較例1 酸化マグネシウム20g(0.496モル)、硝酸アルミニウム
9水和物8.81g(0.0235モル)、及び脱イオン水 526g
を仕込み、90℃で30分間攪拌後、蒸発乾固させた。 110
℃で1日乾燥後、窒素雰囲気下 600℃で2時間焼成し
て、MgO−Al触媒(Mg:Al(原子比)=1:0.
0474) を得た。
【0039】反応実施例1〜3及び反応比較例1 1.5リットルのオートクレーブにラウリン酸メチル 193
g(0.9モル)を実施例1〜3及び比較例1で得られた触
媒を金属酸化物として2重量%仕込み、165 ℃まで昇温
し、同温度でエチレンオキサイド 119g(2.7モル) を圧
力3〜5kg/cm2Gに保ちながら導入し、反応を行った。
同温度で1〜3時間熟成した後、80℃に冷却し、触媒濾
過を東洋濾紙製No.2を用い、内径5cmの加圧濾過器で窒
素圧3kg/cm2Gで行った。
【0040】下記の方法で測定したエチレンオキサイド
付加反応速度、下記基準で評価した触媒濾過性を表1
に、反応物をガスクロマトグラフィーにより測定したエ
チレンオキサイド付加モル数分布を図1に示した。
【0041】<エチレンオキサイド付加反応速度測定法
>オートクレーブ中にエチレンオキサイドを仕込み、圧
力が3kg/cm2になった時をベースとし、これにさらにエ
チレンオキサイドを仕込み5kg/cm2にする。その時の仕
込みエチレンオキサイド重量を測定し、次いで圧力が3
kg/cm2になるまで反応させ、その間の時間を測定する。
この操作を繰り返し、目的量のエチレンオキサイドを付
加させる。この仕込量と反応時間より1時間当たりのエ
チレンオキサイド反応量(モル数)を計算した。
【0042】<触媒濾過性評価基準> A:濾過時間1時間以内 B:濾過時間2〜5時間 C:濾過時間5時間以上
【0043】
【表1】
【0044】図1から明らかなように、比較例1の触媒
に対し、実施例3〜6の触媒系では顕著にEO付加モル
数分布が狭いことがわかる。
【0045】実施例4 硝酸マグネシウム6水和物 1025.64g(4.0モル)の代わ
りに塩化マグネシウム6水和物813.20g(4.0モル)を用
いた他は実施例1と同様の操作を行い、MgO−Sb2
3 触媒(Mg:Sb(原子比)=1:0.05) を得た。
【0046】実施例5〜6 焼成温度を 600℃の代わりに 500℃(実施例5)、 400
℃(実施例6)にした他は実施例4と同様の操作を行
い、MgO−Sb23 触媒(Mg:Sb(原子比)=
1:0.05) を得た。
【0047】実施例7 硝酸マグネシウム6水和物 1025.64g(4.0モル) の代わ
りに硫酸マグネシウム7水和物985.92g(4.0モル)を用
いた他は実施例1と同様の操作を行い、MgO−Sb2
3 触媒(Mg:Sb(原子比)=1:0.05) を得た。
【0048】実施例8〜9 焼成温度を 600℃の代わりに 500℃(実施例8)、 400
℃(実施例9)にした他は実施例7と同様の操作を行
い、MgO−Sb23 触媒(Mg:Sb(原子比)=
1:0.05) を得た。
【0049】実施例10 水酸化マグネシウム233.28g(4.0モル)、三酸化二アン
チモン 29.15g(0.1モル)、及び脱イオン水2633.4gを
仕込み、90℃で2時間混練した後、濾過により水を除き
90℃で1日乾燥した。 500℃で2時間焼成を行い、Mg
O−Sb23触媒(Mg:Sb(原子比)=1:0.05)
を得た。
【0050】実施例11 焼成温度を 500℃の代わりに 400℃とした他は実施例1
0と同様の操作を行い、MgO−Sb23 触媒(M
g:Sb(原子比)=1:0.05) を得た。
【0051】反応実施例4〜11 実施例4〜11で得られた触媒を用い、反応実施例1と
同様の反応を行った。エチレンオキサイド付加反応速
度、触媒濾過性を評価した結果を表2に示す。なお、エ
チレンオキサイド付加反応速度、触媒濾過性は反応実施
例1と同様な基準で評価した。また、各反応濾液のガス
クロマトグラフィーにより、エチレンオキサイド付加モ
ル数分布を測定した。結果を図2〜4に示す。
【0052】
【表2】
【0053】表2及び図2〜4からわかるように、硝酸
マグネシウム6水和物の代わりに、塩化マグネシウム6
水和物、硫酸マグネシウム7水和物、水酸化マグネシウ
ムを用いても、同様な性能の触媒を得ることができた。
【0054】実施例12 三酸化二アンチモン 29.15g(0.1モル)の代わりに三酸
化二アンチモン14.58g(0.05 モル)を用いた他は実施
例9と同様の操作を行い、MgO−Sb23触媒(M
g:Sb(原子比)=1:0.025)を得た。
【0055】比較例2〜3 三酸化二アンチモン14.58g(0.05 モル)の代わりに三
酸化二アンチモン0.146(0.0005 モル)(比較例2)、三
酸化二アンチモン291.50g(1.0モル)(比較例3)を用い
た他は実施例9と同様の操作を行い、MgO−Sb2
3 触媒(Mg:Sb(原子比)=1:0.001(比較例
2)、1:0.5(比較例3))を得た。
【0056】反応実施例12及び反応比較例2〜3 実施例12及び比較例2〜3で得られた触媒を用い、反
応実施例1と同様の反応を行った。反応実施例1と同様
にエチレンオキサイド付加反応速度、触媒濾過性、ガス
クロマトグラフィーにより求めた未反応ラウリン酸メチ
ルの割合(%)を表3に示す。
【0057】
【表3】
【0058】実施例13〜14 三酸化二アンチモン 29.15g(0.1モル)の代わりに硝酸
亜鉛6水和物 59.50g(0.2モル)(実施例13)、硝酸ニ
ッケル6水和物 58.16g(0.2モル)(実施例14)を用
い、20%水酸化ナトリウム水溶液1600.0g(8.0モル)の
代わりに20%水酸化ナトリウム水溶液1680.0g(8.4モ
ル)を用い、焼成温度を600℃の代わりに400℃にした他
は実施例1と同様の操作を行い、それぞれMgO−Zn
O触媒(Mg:Zn(原子比)=1:0.05)(実施例1
3)、MgO−NiO触媒(Mg:Ni(原子比)=
1:0.05)(実施例14)を得た。
【0059】実施例15 硝酸マグネシウム6水和物 76.92g(0.3モル)、硝酸亜
鉛6水和物4.46g(0.015モル)、ケイソウ土 53.24g、
脱イオン水155.26gを仕込み、90℃で2時間にわたって
20%炭酸ナトリウム水溶液166.93g(0.315モル)を滴下
した。90℃で更に1時間熟成を行った後、母液を濾過に
よって除き、脱イオン水1リットルで5回洗浄した。90
℃で1日乾燥後、窒素雰囲気下で 600℃で2時間焼成
し、MgO−ZnO−ケイソウ土触媒(Mg:Zn(原
子比)=1:0.05) を得た。
【0060】反応実施例13〜15 実施例13〜15で得られた触媒を用い、反応実施例1
と同様の反応を行った。反応実施例1と同様にエチレン
オキサイド付加反応速度、触媒濾過性を求めた結果を表
4に、エチレンオキサイド付加モル数分布を図5に示
す。
【0061】
【表4】
【0062】反応実施例16〜18 実施例9の触媒を用い、エチレンオキサイド198g(4.5
モル)(反応実施例16)、 238g(5.4モル)(反応実
施例17)、 317g(7.2モル)(反応実施例18)を用
いた他は反応実施例1と同様の方法で反応を行った。得
られた各反応濾液のガスクロマトグラフィーにより、エ
チレンオキサイド付加モル数分布を測定した。結果を図
6に示す。
【0063】反応実施例19 実施例9の触媒を用い、ラウリン酸メチル 193g(0.9モ
ル)の代わりに2−エチルヘキサン酸のトリグリセライ
ド 423.6g(0.9モル)を用いた他は反応実施例1と同様
の方法で反応を行った。反応実施例1と同様にして求め
たエチレンオキサイド付加反応速度は0.23 EOmol/Hrで
あった。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、従来むずかしかったエ
ステル類の1段階アルコキシル化が可能であり、付加モ
ル数分布が狭く、反応生成物中に未反応原料の少ないア
ルコキシレートを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 反応実施例1〜3及び反応比較例1で得られ
た反応生成物のエチレンオキサイド付加モル数分布を示
す図である。
【図2】 反応実施例4〜6で得られた反応生成物のエ
チレンオキサイド付加モル数分布を示す図である。
【図3】 反応実施例7〜9で得られた反応生成物のエ
チレンオキサイド付加モル数分布を示す図である。
【図4】 反応実施例10〜11で得られた反応生成物
のエチレンオキサイド付加モル数分布を示す図である。
【図5】 反応実施例13〜15で得られた反応生成物
のエチレンオキサイド付加モル数分布を示す図である。
【図6】 反応実施例16〜18で得られた反応生成物
のエチレンオキサイド付加モル数分布を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 23/70 B01J 23/70 Z 23/755 27/18 27/18 C07C 67/28 C07C 67/28 9546−4H 69/24 69/24 B01J 23/74 321Z (72)発明者 河野 潤 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表される基を少なく
    とも1個有する化合物に、炭素数2〜4のアルキレンオ
    キサイドを付加させて、一般式(II)で表される基を少
    なくとも1個有する化合物を製造するにあたり使用され
    る触媒(以下、アルコキシル化触媒と言う)であって、
    マグネシウムの酸化物(以下、酸化物Aと言う)と、周
    期律表の第4属、第6属、第8属、第9属、第10属、第
    12属、第14属(但し、炭素原子を除く)、第15属(但
    し、窒素原子を除く)からなる原子群より選ばれる少な
    くとも1種の原子の酸化物(以下、酸化物Bと言う)と
    を、酸化物Aにおけるマグネシウム1原子に対し、酸化
    物Bにおける金属原子が0.002 〜 0.4原子となる割合で
    含有するアルコキシル化触媒。 -COOR (I) -COO(AO)mR (II) 〔式中、 R:アルコール又はフェノールより1個の水酸基を除い
    た残基を示す。 A:炭素数2〜4のアルキレン基を示し、m 個のA は同
    一でも異なっていても良い。 m:アルキレンオキサイドの平均付加モル数を示す。〕
  2. 【請求項2】 酸化物Bが、アンチモン、亜鉛及びニッ
    ケルからなる金属原子群より選ばれる少なくとも1種の
    金属原子の酸化物である請求項1記載のアルコキシル化
    触媒。
  3. 【請求項3】 酸化物Bが、アンチモンの酸化物である
    請求項2記載のアルコキシル化触媒。
  4. 【請求項4】 マグネシウム化合物と、周期律表の第4
    属、第6属、第8属、第9属、第10属、第12属、第14属
    (但し、炭素原子を除く)、第15属(但し、窒素原子を
    除く)からなる原子群より選ばれる少なくとも1種の原
    子の化合物を含む混合水溶液又は水分散液と沈澱剤を混
    合し、触媒活性成分を共沈澱させ、得られる沈澱物を水
    洗・乾燥・焼成することを特徴とする請求項1記載のア
    ルコキシル化触媒の製造方法。
  5. 【請求項5】 マグネシウム化合物が硝酸マグネシウ
    ム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム及び水酸化マ
    グネシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種であ
    り、周期律表の第4属、第6属、第8属、第9属、第10
    属、第12属、第14属(但し、炭素原子を除く)、第15属
    (但し、窒素原子を除く)からなる原子群より選ばれる
    少なくとも1種の原子の化合物が酸化アンチモンである
    請求項4記載のアルコキシル化触媒の製造方法。
  6. 【請求項6】 沈澱剤が、アンモニア水、又はアルカリ
    金属の水酸化物もしくは炭酸塩である請求項4又は5記
    載のアルコキシル化触媒の製造方法。
  7. 【請求項7】 沈澱剤がアルカリ金属の水酸化物である
    請求項6記載のアルコキシル化触媒の製造方法。
  8. 【請求項8】 酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム
    及び炭酸マグネシウムからなる群より選ばれる少なくと
    も1種と、周期律表の第4属、第6属、第8属、第9
    属、第10属、第12属、第14属(但し、炭素原子を除
    く)、第15属(但し、窒素原子を除く)からなる原子群
    より選ばれる少なくとも1種の原子の酸化物、水酸化物
    又は炭酸塩とを混練・焼成することを特徴とする請求項
    1記載のアルコキシル化触媒の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜3のいずれかの項記載のアル
    コキシル化触媒の存在下、上記一般式(I)で表される
    基を少なくとも1個有する化合物に、炭素数2〜4のア
    ルキレンオキサイドを付加させることを特徴とする、上
    記一般式(II) で表される基を少なくとも1個有する化
    合物(以下、エステルアルコキシレートと言う)の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 一般式(I)で表される基を少なくと
    も1個有する化合物がモノエステル体、ジエステル体又
    はトリエステル体である請求項9記載のエステルアルコ
    キシレートの製造方法。
  11. 【請求項11】 エステルアルコキシレートが一般式
    (VI) で表される化合物、一般式(VII) で表される化合
    物又は一般式(VIII)で表される化合物である請求項10
    記載のエステルアルコキシレートの製造方法。 【化1】 〔式中、 E1,G1:同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜
    21のアルキル基又はアルケニル基を示す。 A:前記の意味を示し、n 個のA は同一でも異なってい
    ても良い。 n:アルキレンオキサイドの平均付加モル数を示す1〜5
    0の数である。〕 【化2】 〔式中、E1,G1,A,n :前記の意味を示す。〕 【化3】 〔式中、 E1:前記の意味を示す。 E2,E3:同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜
    21のアルキル基又はアルケニル基を示す。 A:前記の意味を示し、(n1+n2+n3)個のA は同一でも異
    なっていても良い。 n1,n2,n3:同一又は異なって、アルキレンオキサイドの
    平均付加モル数を示す0〜50の数である。但し、n1+n2+
    n3>0である。〕
JP13162595A 1995-05-30 1995-05-30 アルコキシル化触媒、該触媒の製造方法及び該触媒を用いるエステルアルコキシレートの製造方法 Pending JPH08323200A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13162595A JPH08323200A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 アルコキシル化触媒、該触媒の製造方法及び該触媒を用いるエステルアルコキシレートの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13162595A JPH08323200A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 アルコキシル化触媒、該触媒の製造方法及び該触媒を用いるエステルアルコキシレートの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08323200A true JPH08323200A (ja) 1996-12-10

Family

ID=15062434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13162595A Pending JPH08323200A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 アルコキシル化触媒、該触媒の製造方法及び該触媒を用いるエステルアルコキシレートの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08323200A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6504061B1 (en) 1998-06-10 2003-01-07 Lion Corporation Alkoxylation catalyst and method for producing the same, and method for producing alkylene oxide adduct using the catalyst
US6541656B2 (en) 2000-02-10 2003-04-01 Nippon Shokubai Company, Ltd. Process for producing α, β-unsaturated carboxylic acid esters and catalyst for use in such process
EP4249577A2 (en) 2015-12-25 2023-09-27 Kao Corporation Liquid detergent composition for hard surfaces

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6504061B1 (en) 1998-06-10 2003-01-07 Lion Corporation Alkoxylation catalyst and method for producing the same, and method for producing alkylene oxide adduct using the catalyst
US6541656B2 (en) 2000-02-10 2003-04-01 Nippon Shokubai Company, Ltd. Process for producing α, β-unsaturated carboxylic acid esters and catalyst for use in such process
EP4249577A2 (en) 2015-12-25 2023-09-27 Kao Corporation Liquid detergent composition for hard surfaces

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05505560A (ja) エトキシル化またはプロポキシル化用のハイドロタルサイト触媒
DE69005445T2 (de) Hydrierung von carbonsäureestern.
EP0478073A2 (en) Processes for the preparation of carboxylated compounds
GB2046616A (en) Process and catalyst for preparing an aliphatic amine
KR100403190B1 (ko) 카르복실산에스테르의직접수소화방법및촉매
DE102010013992A1 (de) Verfahren zur Herstellung eines Carbamats, ein in dem Verfahren eingesetzter Katalysator, ein Verfahren zur Herstellung des Katalysators und seine Verwendung
JPH08323200A (ja) アルコキシル化触媒、該触媒の製造方法及び該触媒を用いるエステルアルコキシレートの製造方法
TWI266765B (en) Method for the catalytic conversion of organic carbonate and the use of a lanthanum catalyst therefor
JPH0920742A (ja) ニトリルの製造方法
DE10117273A1 (de) Verfahren zur Herstellung von Hydroxyalkylcarbonsäureestern
EP0476578A1 (en) Process for producing ethylenamines
KR900009015B1 (ko) 에틸렌글리콜의 제법, 이에 사용되는 촉매 조성물 및 동촉매 조성물의 제법
JP3312883B2 (ja) アルコキシル化用触媒とその製造方法、およびこの触媒を用いるアルキレンオキサイド付加物の製造方法
EP0783012A1 (en) Process for producing ester alkoxylate compound and surfactant comprising ester alkoxylate compound
US3427344A (en) Process for the manufacture of unsaturated carboxylic acid esters
JPH10195035A (ja) 脂肪族ニトリルの製造方法
EP0090977B1 (de) Verfahren zur Herstellung von Kohlensäureestern
US6495706B2 (en) Process for producing hydroxycarboxylic acid ester
JP4406489B2 (ja) アルコキシル化用触媒およびこの触媒を用いるアルキレンオキサイド付加物の製造方法
JP2857013B2 (ja) 硫黄化合物の製造方法
JP2004105959A (ja) グリシジルエーテル付加物の製造方法、及びその方法に使用する触媒
JPH0648993A (ja) ジアルキルカーボネートの製造法
WO2002081423A1 (de) Verfahren zur herstellung von hydroxyalkylcarbonsäureestern
EP0938927A1 (de) Alkoxylierungskatalysator
US3308153A (en) Process for production of bis (beta-hydroxyethyl) terephthalate