JPH08322242A - 半導体昇圧回路 - Google Patents

半導体昇圧回路

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JPH08322242A
JPH08322242A JP15389895A JP15389895A JPH08322242A JP H08322242 A JPH08322242 A JP H08322242A JP 15389895 A JP15389895 A JP 15389895A JP 15389895 A JP15389895 A JP 15389895A JP H08322242 A JPH08322242 A JP H08322242A
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mos transistor
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booster circuit
transistors
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Kikuzo Sawada
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Abstract

(57)【要約】 【目的】MOSトランジスタを用いた昇圧回路におい
て、基板効果に起因した昇圧能力の低下を防止する。 【構成】各段を、並列接続した一対のMOSトランジス
タQ1 とQ3 、Q5 とQ7 、…で構成し、各段毎にMO
Sトランジスタの基板部を互いに電気的に分離するとと
もに、各段の基板部をMOSトランジスタQ1 とQ3
5 とQ7 、…のソース端子N3 、N4 、…に夫々接続
し、各基板部を各段のMOSトランジスタQ1 とQ3
5 とQ7 、…のソース電位に夫々固定して、基板効果
による各MOSトランジスタのしきい値電圧の上昇を抑
制する。 【効果】MOSトランジスタQ1 、Q5 、…と基板部と
の間に寄生的に存在するPN接合がオンすることをMO
SトランジスタQ3 、Q7 、…が防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、EEPROM
(Electrically Erasable and ProgramableRead Only M
emory) やフラッシュメモリに用いられるチャージポン
プ回路等の半導体昇圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、EEPROMやフラッシュメモリ
などの半導体集積回路の単一5V電源化や単一3V電源
化に伴って、集積回路の内部で電圧の昇圧が行われるよ
うになってきており、このために、チャージポンプ回路
などの半導体昇圧回路が用いられる。
【0003】図7に、従来の半導体昇圧回路の構成を示
す。
【0004】図示のように、NチャネルMOSトランジ
スタQ120 〜Q124 が縦列接続されてn段の昇圧回路を
構成している。各トランジスタQ120 〜Q124 のゲート
端子はソース端子に接続されており、また、夫々のソー
ス端子N120 〜N124 にはキャパシタンスC120 〜C
124 を介してクロック信号φA 又はφB が入力される。
【0005】図8に示すように、クロック信号φA 、φ
B は互いに逆位相の信号であり、周期が1/fで振幅は
Vφである。このクロック信号φA 、φB は、クロック
信号CKを、図7のNAND回路ND1 、ND2 及びイ
ンバータ回路IV1 〜IV3に通して得ており、クロッ
ク信号φA 、φB の振幅Vφは電源電圧Vddと等しい。
なお、図7において、Gは接地端子である。
【0006】図7に示すように、この半導体昇圧回路で
は、入力信号として電源電圧VddがトランジスタQ125
のソース端子N127 から入力され、出力信号として出力
電圧VPOUTが出力端子N126 から出力される。
【0007】このような半導体昇圧回路の出力電圧V
POUTは、例えば "Analysis and Modeling of On-Chip H
igh-voltage Generator Circuits for Use in EEPROM C
ircuits" (IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, vo
l.24, No.5, OCTOBER 1989) に記載されているように、
以下に示すような式で表される。 VPOUT=Vin−Vt +n〔Vφ・C/( C+Cs ) −Vt −IOUT /f( C+Cs ) 〕 …(1) Vt =VtO+K2 ・〔( Vbs+2φf )1/2−( 2φf )1/2〕 …(2) ここで、Vin :昇圧回路の入力電圧 Vφ :クロックの振幅電圧 f :クロック周波数 C :クロック信号へのカップリング容量 Cs :昇圧回路の各段での寄生容量 n :昇圧回路の段数 VPOUT:昇圧回路の最終段での出力電圧 IOUT :出力段での負荷電流 VtO :基板バイアスがない時のしきい値電圧 Vbs :基板バイアス電圧(ソースと基板又はウェルと
の電位差) φf :フェルミポテンシャル K2 :基板バイアス係数
【0008】(1)式から、出力電圧VPOUTは負荷電流
OUT が0で、C/( C+Cs ) ≒1の場合は、(Vφ
−Vt )と昇圧回路の段数nとに比例して大きくなるこ
とがわかる。図7に示す従来の昇圧回路においては、ク
ロックの振幅電圧Vφは電源電圧Vddに等しいので、出
力電圧VPOUTは(Vdd−Vt )の値と昇圧回路の段数n
とに比例して大きくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
昇圧回路においては、出力電圧VPOUTが大きくなるに従
って、基板効果により、各トランジスタQ120 〜Q124
のしきい値電圧Vt が(2)式に示すように大きくなる
という現象が生じる。
【0010】このため、昇圧回路をディスクリートに構
成して基板効果が発生しないようにした場合には、出力
電圧VPOUTは昇圧回路の段数nに比例して大きくなるの
であるが、各トランジスタQ120 〜Q124 を集積化して
同一基板上に形成した場合には、基板効果が発生するた
め、(Vdd−Vt )の値は昇圧回路の段数nが大きくな
ると小さくなってしまう。
【0011】この結果、図9に示すように、昇圧回路の
段数nが大きくなるに従い、出力電圧VPOUTは、基板効
果がない場合に得られる値よりも減少し、(Vdd
t )の値が0となったところで出力電圧VPOUTは飽和
してしまう。このことは、昇圧回路の段数nをいくら大
きくしても、得られる出力電圧VPOUTには限界があるこ
とを示している。図10に、昇圧回路の段数nを無限大
とした場合の電源電圧Vddと最大出力電圧との関係を示
す。昇圧回路の段数nを無限大とした場合、基板効果が
ない場合には、得られる出力電圧VPOUTは理論上無限大
となるが、基板効果がある場合には、電源電圧Vddによ
って決まる或る値までしか得られない。即ち、従来の昇
圧回路では、電源電圧Vddが低い場合は、昇圧回路の段
数nをどのような値に設定しても、所望の出力電圧V
POUTを得ることができないという問題があった。
【0012】例えば、図7に示す従来の昇圧回路におい
て、電源電圧Vddが2.5V、基板効果がないとした時
のしきい値電圧VtOが0.6V(基板バイアスが0V)
の場合、昇圧回路の段数nを20段にした時に、出力電
圧VPOUTとして20Vを得ることができたが、電源電圧
ddが2.0Vの時は、昇圧回路の段数nを100段に
しても、出力電圧VPOUTとして12Vしか得ることがで
きなかった。
【0013】一方、特開昭61−254078号公報に
は、基板効果の著しい後段側のMOSトランジスタのし
きい値電圧Vt を前段側のMOSトランジスタのしきい
値電圧Vt よりも低くすることにより、基板効果による
出力電圧の低下を改善したコックロフト型昇圧回路が開
示されている。
【0014】しかしながら、この構成においても、基板
効果によるしきい値電圧Vt の上昇そのものは抑制でき
ず、例えば、電源電圧Vddが半分程度になった場合(V
dd=1〜1.5V)には、昇圧回路の段数nをどのよう
な値に設定しても、所望の出力電圧VPOUTを得ることが
できない。また、MOSトランジスタのしきい値電圧V
t を複数設定するために例えば余分なフォトマスク及び
イオン注入の工程を追加する必要があり、製造工程が複
雑になるという欠点も有する。
【0015】そこで、本発明の目的は、特に複雑な製造
工程を必要とせずに、電源電圧が低い場合でも所望の出
力電圧が得られる半導体昇圧回路を提供することであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の半導体昇圧回路では、各段が、第1の
MOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタ
のドレイン端子に一端が接続された第1のキャパシタン
スと、前記第1のMOSトランジスタのゲート端子に一
端が接続された第2のキャパシタンスとを備え、前記第
1のMOSトランジスタが縦列接続されることによって
各段が接続されており、各段における前記第1のMOS
トランジスタのソース端子と基板部とが互いに電気的に
接続されるとともに、前記基板部が他段の前記第1のM
OSトランジスタの基板部と電気的に絶縁されており、
前記第1のMOSトランジスタのドレイン端子とソース
端子とが第2のMOSトランジスタを介して互いに接続
されており、前記第2のMOSトランジスタのゲート端
子が前記第1のMOSトランジスタのソース端子に接続
されている。
【0017】本発明の一態様では、前記第1のMOSト
ランジスタがN型ウェル領域に形成されたPチャネルM
OSトランジスタであり、前記N型ウェル領域が各段毎
に電気的に絶縁分離されている。
【0018】本発明の一態様では、各段において、前記
第1のMOSトランジスタのゲート端子とソース端子と
が、並列に配された第3のMOSトランジスタ及び第4
のMOSトランジスタを介して互いに接続されており、
前記第3のMOSトランジスタのゲート端子が前記第1
のキャパシタンスの前記一端に接続され、前記第4のM
OSトランジスタのゲート端子が前記第1のMOSトラ
ンジスタのソース端子に接続されている。
【0019】本発明の一態様では、連続する2段の前記
第1のキャパシタンスの他端に互いに逆相の一対の第1
のクロック信号が夫々入力されるとともに、連続する2
段の前記第2のキャパシタンスの他端に互いにパルスタ
イミングが異なる一対の第2のクロック信号が夫々入力
される。
【0020】
【作用】本発明においては、昇圧回路の各段を構成する
第1のMOSトランジスタの基板部を他段の第1のMO
Sトランジスタの基板部から電気的に絶縁分離するとと
もに、各段において、第1のMOSトランジスタの基板
部とソース端子とを互いに電気的に接続することによ
り、第1のMOSトランジスタの基板部をソース電位に
固定して、基板効果による第1のMOSトランジスタの
しきい値電圧の上昇を抑制している。
【0021】本発明においては、また、各段において、
第1のMOSトランジスタと並列に第2のMOSトラン
ジスタを設けることにより、第1のMOSトランジスタ
のドレイン端子及びソース端子と基板部との間に寄生的
に存在するPN接合が昇圧回路の動作時にオン状態とな
ることを防止し、基板部分への不必要な電荷の注入を抑
制している。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例につき図1〜図6を参
照しながら説明する。
【0023】図1に本発明の一実施例による半導体昇圧
回路の構成を示す。
【0024】図1に示すように、n個の第1のPチャネ
ルMOSトランジスタQ1 、Q5 、Q9 、Q13、…、Q
17が縦列接続されるとともに、それらと各段において並
列的に、n個の第2のPチャネルMOSトランジスタQ
3 、Q7 、Q11、Q15、…、Q19が縦列接続されてn段
の昇圧回路を構成している。第1のトランジスタQ1
5 、Q9 、Q13、…、Q17の基板部は互いに電気的に
分離されるとともに、それらの基板部は夫々第1のトラ
ンジスタQ1 、Q5 、Q9 、Q13、…、Q17のソース端
子及び第2のトランジスタQ3 、Q7 、Q11、Q15
…、Q19のソース端子に接続されている。そして、第1
のトランジスタQ1 、Q5 、Q9 、Q13、…、Q17のド
レイン端子と第2のトランジスタQ3 、Q7 、Q11、Q
15、…、Q19のドレイン端子とは夫々電気的に接続され
ており(ノードN1 、N3 、N5 、N7 、…、N9 で示
される。)、夫々のドレイン端子にキャパシタンスC
1 、C3 、C5 、C7 、…、C9 を介して、図3に示す
クロック信号φ1A又はφ1Bが入力される。
【0025】また、第1のトランジスタQ1 、Q5 、Q
9 、Q13、…、Q17のゲート端子(ノードN2 、N4
6 、N8 、…、N10で示される。)には夫々キャパシ
タンスC2 、C4 、C6 、C8 、…、C10を介して、図
3に示すクロック信号φ2A又はφ2Bが入力される。
【0026】更に、第2のトランジスタQ3 、Q7 、Q
11、Q15、…、Q19のゲート端子は夫々のソース端子に
接続されている。
【0027】また、第1のトランジスタQ1 、Q5 、Q
9 、Q13、…、Q17のゲート端子N2 、N4 、N6 、N
8 、…、N10とソース端子(ノードN3 、N5 、N7
11、…、N12で示される。)との間には、第3のPチ
ャネルMOSトランジスタQ 2 、Q6 、Q10、Q14
…、Q18及び第4のPチャネルMOSトランジスタ
4、Q8 、Q12、Q16、…、Q20が並列に夫々接続さ
れている。そして、第3のトランジスタQ2 、Q6 、Q
10、Q14、…、Q18のゲート端子は第1のトランジスタ
1 、Q5 、Q9 、Q13、…、Q17のドレイン端子N
1 、N3 、N5 、N7 、…、N9 に夫々接続され、第4
のトランジスタQ4 、Q8 、Q12、Q16、…、Q20のゲ
ート端子は第1のトランジスタQ1 、Q5 、Q9
13、…、Q17のソース端子N3 、N5 、N7 、N11
…、N12に夫々接続されている。
【0028】本実施例の昇圧回路では、入力信号とし
て、電源電圧Vddが、NチャネルMOSトランジスタQ
22及びQ23のソース端子(ノードN0 で示される。)か
らトランジスタQ1 、Q3 及びQ5 、Q7 のドレイン端
子N1 、N3 に夫々入力され、出力信号として、出力電
圧VPOUTが、PチャネルMOSトランジスタQ21を介し
て出力端子(ノードN13で示される。)から出力され
る。図示の如く、トランジスタQ22、Q23のゲート端子
は夫々ソース端子N0 に接続されている。また、トラン
ジスタQ21のドレイン端子(ノードN12で示される。)
には、キャパシタンスC11を介して、図3に示すクロッ
ク信号φ1Aが入力される。更に、トランジスタQ21のゲ
ート端子はソース端子(ノードN13で示される。)に接
続されている。
【0029】図3に示すように、クロック信号φ1A、φ
1Bは互いに逆位相の信号であり、クロック信号φ2A、φ
2Bは、クロック信号φ1A、φ1Bが夫々オンの期間内にオ
フとなるパルス状の信号である。
【0030】次に、この実施例による半導体昇圧回路の
動作を図2〜図5を参照して説明する。
【0031】図2は、図1の半導体昇圧回路の連続する
2段(第1段及び第2段)を示す回路図である。また、
図4は、図3に示す(I)〜(VI)の期間における図2
の回路のノードNA 〜ND での電圧波形を示すものであ
る。更に、図5は、各期間(I)〜(VI)における図2
のトランジスタM1 〜M8 の導通状態を説明するための
回路図である。
【0032】まず、期間(I)においては、図3に示す
ように、クロック信号φ1Aが接地電位0Vから電源電圧
ddになり、図2に示すトランジスタM1 のドレイン端
子NA の電位は、図4(a)に示すように、電源電圧V
ddの電圧分上昇する。
【0033】また、クロック信号φ1Bが電源電圧Vdd
ら接地電位0Vになり、トランジスタM1 のソース端子
B の電位は、図4(b)に示すように、電源電圧Vdd
の電圧分下降する。
【0034】この時、トランジスタM1 のソース端子N
B に接続されているキャパシタンスCA2には、前段から
運ばれてきた電荷が蓄積されており、トランジスタM1
のソース端子NB の電位は、このキャパシタンスCA2
蓄積されている電荷の電圧分だけ昇圧されている。
【0035】また、トランジスタM2 のゲート端子NA
の電位はソース端子NB の電位よりも高くなり、トラン
ジスタM2 は、図5(I)に示すように、オン状態→オ
フ状態となる。
【0036】そして、トランジスタM5 は、トランジス
タM1 のドレイン端子NA とソース端子NB との電位差
がトランジスタM5 のしきい値電圧より大きくなった時
にオフ状態→オン状態となり、ソース端子NB の電位及
びソース端子NB に接続されたトランジスタM1 、M5
の基板部の電位は、ドレイン端子NA の電位からトラン
ジスタM5 のしきい値電圧を引いた電位に保持される。
【0037】また、図4(c)に示すように、トランジ
スタM1 のゲート端子NC の電位は、ソース端子NB
電位にトランジスタM6 のしきい値電圧を加えた電位に
保持され、トランジスタM1 は、図5(I)に示すよう
に、オフ状態のままである。
【0038】また、クロック信号φ1Aが接地電位0Vか
ら電源電圧Vddになるのに伴って、トランジスタM3
ソース端子ND の電位は、図4(d)に示すように、電
源電圧Vddの電圧分上昇する。
【0039】この時、キャパシタンスCA3には、前段か
ら運ばれてきた電荷が蓄積されており、トランジスタM
3 のソース端子ND の電位は、キャパシタンスCA3に蓄
積されている電荷の電圧分だけ昇圧されている。
【0040】また、クロック信号φ1Bが電源電圧Vdd
ら接地電位0Vになった時に、トランジスタM4 のゲー
ト端子NB の電位は下降して、トランジスタM4 がオフ
状態→オン状態となるので、トランジスタM3 のゲート
端子NE の電位は、トランジスタM3 のソース端子ND
の電位と同電位となる。この時、図5(I)に示すよう
に、トランジスタM3 はオフ状態のままである。
【0041】更に、この時、トランジスタM1 のソース
端子NB の電位は、トランジスタM3 のソース端子ND
の電位より低いので、トランジスタM7 はオフ状態であ
り、トランジスタM3 のゲート端子NE の電位とソース
端子ND の電位とが同電位であるので、トランジスタM
8 もオフ状態である。
【0042】次に、期間(II)において、クロック信号
φ2Aが電源電圧Vddから接地電位0Vになり、トランジ
スタM1 のゲート端子NC の電位は、図4(c)に示す
ように、電源電圧Vddの電圧分下降する。
【0043】このため、図5(II)に示すように、トラ
ンジスタM1 はオン状態となり、トランジスタM1 のド
レイン端子NA からソース端子NB に、ドレイン端子N
A とソース端子NB との電位が等しくなるまで電流が流
れる。
【0044】即ち、キャパシタンスCA1からキャパシタ
ンスCA2に電荷の受け渡しが行われ、図4(a)に示す
ように、トランジスタM1 のドレイン端子NA の電位は
下降し、図4(b)に示すように、トランジスタM1
ソース端子NB の電位は上昇する。
【0045】また、トランジスタM3 のソース端子ND
についても、トランジスタM1 のドレイン端子NA の場
合と同様となり、図4(d)に示すように、ソース端子
Dの電位は下降する。
【0046】この時、トランジスタM1 をオン状態とす
るためのクロック信号φ2Aは、キャパシタンスCB1を介
して外部から供給され、トランジスタM1 をオン状態と
した時のドレイン端子NA とソース端子NB との間で電
圧降下は発生しないので、従来に比べて昇圧能力が向上
する。即ち、この状態は、前述の(1)式において、括
弧内のVt =0Vとみなした状態に当り、格段に効率よ
く昇圧を行うことができる。
【0047】次に、期間(III) において、クロック信号
φ2Aが接地電位0Vから電源電圧Vddになり、トランジ
スタM1 のゲート端子NC の電位は、図4(c)に示す
ように、電源電圧Vddの電圧分上昇する。
【0048】このため、図5(III) に示すように、トラ
ンジスタM1 はオフ状態となる。
【0049】また、図4(a)(b)(d)に示すよう
に、トランジスタM1 のドレイン端子NA 、ソース端子
B 、トランジスタM3 のソース端子ND の電位は変わ
らない。
【0050】次に、期間(IV)において、クロック信号
φ1Aが電源電圧Vddから接地電位0Vになり、トランジ
スタM1 のドレイン端子NA の電位は、電源電圧Vdd
電圧分下降しようとするが、第1段においては、図1の
トランジスタQ22がオン状態となるため、図4(a)に
示すように、(Vdd−Vt )の電位となる。
【0051】また、クロック信号φ1Bが接地電位0Vか
ら電源電圧Vddになり、トランジスタM1 のソース端子
B の電位は、図4(b)に示すように、電源電圧Vdd
の電圧分上昇する。
【0052】この時、キャパシタンスCA2には、前段か
ら運ばれてきた電荷が蓄積されているので、トランジス
タM1 のソース端子NB の電位は、キャパシタンスCA2
に蓄積されている電荷の電圧分だけ昇圧されている。
【0053】また、トランジスタM2 のゲート端子NA
の電位はソース端子NB の電位よりも低くなり、トラン
ジスタM2 は、図5(IV)に示すように、オフ状態→オ
ン状態となる。
【0054】このため、トランジスタM1 のゲート端子
C の電位は、図4(c)に示すように、トランジスタ
1 のソース端子NB の電位と同電位となるまで上昇す
る。
【0055】また、クロック信号φ1Aが電源電圧Vdd
ら接地電位0Vになるのに伴って、トランジスタM3
ソース端子ND の電位は、図4(d)に示すように、電
源電圧Vddの電圧分下降する。
【0056】この時、キャパシタンスCA3には、前段か
ら運ばれてきた電荷が蓄積されており、ソース端子ND
の電位は、キャパシタンスCA3に蓄積されている電荷の
電圧分だけ昇圧されている。
【0057】このため、トランジスタM4 のドレイン端
子NB の電位はソース端子ND の電位よりも高くなり、
トランジスタM4 は、図5(IV)に示すように、オン状
態→オフ状態となる。
【0058】また、前述したトランジスタM5 の場合と
同様、トランジスタM7 は、トランジスタM3 のドレイ
ン端子NB とソース端子ND との電位差がトランジスタ
7のしきい値電圧より大きくなった時にオフ状態→オ
ン状態になり、ノードND に接続されたトランジスタM
3 及びM7 の基板部の電位は、トランジスタM3 のドレ
イン端子NB の電位からトランジスタM7 のしきい値電
圧を引いた電位に保持される。また、トランジスタM3
のゲート端子NE の電位は、トランジスタM3のソース
端子ND の電位にトランジスタM8 のしきい値電圧を加
えた電位に保持される。
【0059】次に、期間(V)において、クロック信号
φ2Bが電源電圧Vddから接地電位0Vになり、トランジ
スタM3 のゲート端子NE の電位は、電源電圧Vddの電
圧分下降する。
【0060】このため、図5(V)に示すように、トラ
ンジスタM3 はオン状態となり、トランジスタM3 のド
レイン端子NB からソース端子ND に、ドレイン端子N
B とソース端子ND の電位が等しくなるまで電流が流れ
る。
【0061】即ち、キャパシタンスCA2からキャパシタ
ンスCA3に電荷の受け渡しが行われ、図4(b)に示す
ように、トランジスタM3 のドレイン端子NB の電位は
下降し、図4(d)に示すように、トランジスタM3
ソース端子ND の電位は上昇する。
【0062】また、トランジスタM2 はオン状態のまま
であり、トランジスタM1 のゲート端子NC とトランジ
スタM3 のドレイン端子NB は同電位であるので、図4
(c)に示すように、トランジスタM1 のゲート端子N
C の電位は下降する。
【0063】この時、トランジスタM3 をオン状態とす
るためのクロック信号φ2Bは、キャパシタンスCB2を介
して外部から供給され、トランジスタM3 をオン状態と
した時のドレイン端子NB とソース端子ND との間で電
圧降下は発生しないので、従来に比べて昇圧能力が向上
する。
【0064】次に、期間(VI)において、クロック信号φ
2Bが接地電位0Vから電源電圧Vddになり、トランジス
タM3 のゲート端子NE の電位は、電源電圧Vddの電圧
分上昇する。
【0065】このため、図5(VI)に示すように、トラン
ジスタM3 はオフ状態となる。
【0066】また、図4(a)〜(d)に示すように、
ノードNA 〜ND の電位は変わらない。
【0067】以上に説明した動作において、各トランジ
スタM1 、M3 のソース端子は後段に行くほど昇圧され
るので、本来であれば、基板効果が発生して、前述の
(2)式に示すように、各トランジスタM1 、M3 のし
きい値電圧Vt は上昇しようとする。しかしながら、本
実施例においては、図2に示すように、各トランジスタ
1 、M3 の基板部をソース端子に接続しているので、
基板効果が発生することがなく、前段から後段への電荷
の受け渡しが効率よく行われる。
【0068】図6は、図2のトランジスタM1 、M3
部分の素子構造を示すための概略断面図である。
【0069】図6に示すように、P型半導体基板10に
互いに絶縁されたNウェル領域11が夫々形成され、各
Nウェル領域11には、ゲート酸化膜15を介して形成
された多結晶シリコン層16をゲート電極として有し、
+ 拡散層12をソース/ドレインとして有するMOS
トランジスタが形成されている。
【0070】各トランジスタのソース側のP+ 拡散層1
2は、N+ 拡散層14を介して、そのトランジスタが形
成されているNウェル領域11と電気的に接続され、前
段のトランジスタのソースは後段のトランジスタのドレ
インと接続されている。
【0071】このことによって、各トランジスタの基板
部となるNウェル領域11は、各トランジスタのソース
電位に固定され、基板効果が防止される。
【0072】また、各トランジスタのドレイン側のP+
拡散層12とNウェル領域11との間に形成されるPN
接合が、図5(I)又は(IV)の状態の時に、順方向バ
イアスされ、このPN接合を通じて、基板部のNウェル
領域11からN+ 拡散層14を介し、ノードNA
B 、NB →ND の電荷の受け渡しを行うことができ
る。この場合には、MOSトランジスタのしきい値電圧
t とは独立したPN接合の順接合バイアス電圧V
F (通常0.7V程度)の電位差を昇圧に利用すること
になり、前述の(1)(2)式のVt の代わりにVF
使うことになる。このPN接合の順接合バイアス電圧V
F は基板効果の影響を受けないので、昇圧回路の段数が
増えても基板効果による昇圧能力の低下を生じない昇圧
回路を実現することができる。
【0073】しかしながら、上述したPN接合の順接合
バイアス電圧VF を利用して昇圧回路を構成する場合に
は、P+ 拡散層12とNウェル領域11とP型基板10
との間に寄生的に形成されるPNP型のバイポーラトラ
ンジスタがオン状態とならないようにする必要がある。
この場合、バイポーラトランジスタのエミッタ端子がP
+ 拡散層12に、ベース端子がNウェル領域11に、コ
レクタ端子がP型基板10に夫々相当する。そして、昇
圧回路の動作時には、ベース端子に対しエミッタ端子の
電位が高くなり、エミッタ端子からベース端子に電流が
注入される。一般に、バイポーラトランジスタの場合、
ベース−エミッタ間の電位差乃至電流が大きくなるほ
ど、エミッタ−コレクタ間はオン状態になり易くなる。
また、一般的に、ベース領域の不純物濃度が低くなるほ
ど、また、ベース幅が狭いほど、エミッタ−コレクタ間
はオン状態になり易い。従って、PN接合が充分にオン
状態になると、上述したPNP型のバイポーラトランジ
スタがオン状態となって、P+ 拡散層12からP型基板
10に電流が流れ、昇圧回路が首尾よく動作しなくなる
ことがあり得る。
【0074】そこで、図1に示した本実施例の昇圧回路
においては、第2のトランジスタQ3 、Q7 、Q11、Q
15、…、Q19及び第4のトランジスタQ4 、Q8
12、Q16、…、Q20を夫々設けることにより、図5
(I)又は(II)の状態の時に、PN接合を介しての電
流が流れないように防止している。
【0075】以上説明したように、本実施例による半導
体昇圧回路では、図1の第1のMOSトランジスタQ
1 、Q5 、Q9 、Q13、…、Q17の基板部を互いに電気
的に絶縁分離するとともに、夫々の基板部をソース端子
3 、N5 、N7 、N11、…、N12に電気的に接続する
ことにより、基板効果によるしきい値電圧Vt の増大を
防止している。従って、昇圧回路の段数nに比例して増
大する出力電圧VPOUTを得ることができ、従来よりも昇
圧能力の高い半導体昇圧回路を提供することができる。
【0076】また、本実施例の構成は、図6に示すよう
に、各トランジスタが形成されるNウェル領域11を分
離して形成するとともに、各Nウェル領域11のN+
純物領域14と各トランジスタのソース側のP+ 不純物
領域12とを電気的に接続すればよく、従来のような各
トランジスタのしきい値電圧を異ならせるための工程が
必要ないので、製造工程がそれ程増大することはない。
【0077】また、図1に示すように、第1のMOSト
ランジスタQ1 、Q5 、Q9 、Q13、…、Q17に対し並
列に第2のMOSトランジスタQ3 、Q7 、Q11
15、…、Q19を夫々設けて、第1のMOSトランジス
タQ1 、Q5 、Q9 、Q13、…、Q17のドレインとNウ
ェル領域との境界に形成されるPN接合に多大の電流が
流れないようにすることにより、寄生的なバイポーラト
ランジスタがオンすることがなくなり、製造工程に依存
しない安定的な動作を実現することができる。
【0078】また、図5に示すように、各トランジスタ
1 、M3 のゲート端子NC 、NEには、ドレイン端子
A 、NB に入力されるクロック信号φ1A、φ1Bとは独
立のクロック信号φ2A、φ2Bを入力して、各トランジス
タM1 、M3 のソースとドレインの間に電位差が発生し
ないようにしてトランジスタをオン状態とさせることが
できるので、昇圧回路における次段への電荷の送り出し
時において、ソースとドレインの間の電位差分の電圧降
下が起こらないような電荷の送り出しが可能となる。こ
のため、(1)式において、しきい値電圧Vt を0とお
くことができるので、従来回路に比べて効率よく昇圧で
き、昇圧回路の段数n及び電源電圧Vddが従来回路と同
一の場合でも、より高い出力電圧VPOUTを得ることがで
きる。また、出力電圧VPOUTが同じでよい場合には、本
実施例の昇圧回路の方がより大きな負荷電流IOUT をと
れる。
【0079】例えば、電源電圧Vddが2.5Vで、昇圧
回路の段数nが20段の場合において、容量比C/( C
+Cs ) を0.9、しきい値電圧の絶対値|Vt |を
0.6V、出力段での負荷電流IOUT を0と仮定する
と、従来回路では出力電圧VPOUTとして20Vしか得る
ことができなかったが、本実施例による回路では47V
程度の値を得ることができた。
【0080】また、本実施例による半導体昇圧回路で
は、従来回路では昇圧不可能な低い電源電圧Vddにおい
ても、所望の出力電圧を得ることができる。即ち、従来
回路では、図10に示すように、昇圧回路の段数nをど
のような値に設定しても、電源電圧Vddによって最大出
力電圧は所定の値に制限されるが、本実施例による半導
体昇圧回路においては、実質上、そのような制限はな
い。
【0081】例えば、電源電圧Vddが2.0Vの場合に
おいて、容量比C/( C+Cs ) を0.9、しきい値電
圧の絶対値|Vt |を0.6V、出力段での負荷電流I
OUTを0とすると、従来回路では、昇圧回路の段数nが
50段においても出力電圧VPOUTは12Vしか得ること
ができなかったが、本実施例による回路では、昇圧回路
の段数nが20段において37V程度の値を得ることが
でき、昇圧回路の段数nが50段においては91V程度
の値を得ることができた。
【0082】なお、本実施例の半導体昇圧回路におい
て、しきい値電圧の絶対値|Vt |を0.6Vとした場
合、昇圧可能な電源電圧Vddの下限は0.7V程度とな
る。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、各段を構成する第1の
MOSトランジスタの基板部を互いに電気的に絶縁分離
するとともに、その基板部をその第1のMOSトランジ
スタのソース端子に電気的に接続しているため、基板効
果を防止することができて、高い昇圧能力を得ることが
できる。
【0084】また、各段において、第1のMOSトラン
ジスタと並列に第2のMOSトランジスタが設けられて
いるため、第1のMOSトランジスタのドレイン端子及
びソース端子と基板部との間に寄生的に存在するPN接
合が昇圧回路の動作時にオン状態となることが防止さ
れ、基板部分への不必要な電荷の注入が抑制される。
【0085】更に、複雑な製造工程も必要がない。
【0086】更に、従来と同一の昇圧能力を得る場合、
従来に比べて昇圧回路の段数を減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による半導体昇圧回路の構成
を示す回路図である。
【図2】本発明の一実施例による半導体昇圧回路の連続
する2段の構成を示す回路図である。
【図3】本発明の一実施例による半導体昇圧回路のクロ
ックタイミングを示す波形図である。
【図4】本発明の一実施例による半導体昇圧回路の各ノ
ードの電圧波形を示す波形図である。
【図5】本発明の一実施例による半導体昇圧回路の動作
を説明するための概念図である。
【図6】本発明の一実施例による半導体昇圧回路の素子
構造を示す概略断面図である。
【図7】従来の半導体昇圧回路の構成を示す回路図であ
る。
【図8】従来の半導体昇圧回路のクロックタイミングを
示す波形図である。
【図9】従来の半導体昇圧回路の段数と出力電圧との関
係を示すグラフである。
【図10】従来の半導体昇圧回路の電源電圧と最大出力
電圧との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 〜Q21、M1 〜M8 PチャネルMOSトランジス
タ Q22、Q23 NチャネルMOSトランジスタ C1 〜C11、CA1〜CA3、CB1、CB2 キャパシタンス N0 〜N13、NA 〜NE ノード Vdd 電源電圧 Vpout 出力電圧 φ1A、φ1B、φ2A、φ2B クロック信号 10 P型半導体基板 11 Nウェル領域 12 P+ 不純物領域 14 N+ 不純物領域 15 ゲート酸化膜 16 多結晶シリコン層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各段が、第1のMOSトランジスタと、
    前記第1のMOSトランジスタのドレイン端子に一端が
    接続された第1のキャパシタンスと、前記第1のMOS
    トランジスタのゲート端子に一端が接続された第2のキ
    ャパシタンスとを備え、 前記第1のMOSトランジスタが縦列接続されることに
    よって各段が接続されており、 各段における前記第1のMOSトランジスタのソース端
    子と基板部とが互いに電気的に接続されるとともに、前
    記基板部が他段の前記第1のMOSトランジスタの基板
    部と電気的に絶縁されており、 前記第1のMOSトランジスタのドレイン端子とソース
    端子とが第2のMOSトランジスタを介して互いに接続
    されており、前記第2のMOSトランジスタのゲート端
    子が前記第1のMOSトランジスタのソース端子に接続
    されていることを特徴とする半導体昇圧回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のMOSトランジスタがN型ウ
    ェル領域に形成されたPチャネルMOSトランジスタで
    あり、前記N型ウェル領域が各段毎に電気的に絶縁分離
    されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体昇
    圧回路。
  3. 【請求項3】 各段において、前記第1のMOSトラン
    ジスタのゲート端子とソース端子とが、並列に配された
    第3のMOSトランジスタ及び第4のMOSトランジス
    タを介して互いに接続されており、前記第3のMOSト
    ランジスタのゲート端子が前記第1のキャパシタンスの
    前記一端に接続され、前記第4のMOSトランジスタの
    ゲート端子が前記第1のMOSトランジスタのソース端
    子に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の半導体昇圧回路。
  4. 【請求項4】 連続する2段の前記第1のキャパシタン
    スの他端に互いに逆相の一対の第1のクロック信号が夫
    々入力されるとともに、連続する2段の前記第2のキャ
    パシタンスの他端に互いにパルスタイミングが異なる一
    対の第2のクロック信号が夫々入力されることを特徴と
    する請求項3に記載の半導体昇圧回路。
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