JPH08321635A - ペルチェモジュール - Google Patents

ペルチェモジュール

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JPH08321635A
JPH08321635A JP7128691A JP12869195A JPH08321635A JP H08321635 A JPH08321635 A JP H08321635A JP 7128691 A JP7128691 A JP 7128691A JP 12869195 A JP12869195 A JP 12869195A JP H08321635 A JPH08321635 A JP H08321635A
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慎也 村瀬
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展輝 前川
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勝義 下田
Teruaki Komatsu
照明 小松
Hiroaki Okada
浩明 岡田
Hiroyuki Inoue
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱応力に対するペルチェ素子と基板との接合
部の信頼性を高める。 【構成】 一対の基板2,2間に複数個のペルチェ素子
1,1を並置配設するとともに各基板2に設けた接合電
極10にペルチェ素子10を接合したペルチェモジュー
ルにおいて、接合電極10が設けられている基板は、ペ
ルチェ素子実装部のペルチェ素子接合部間に、熱応力に
応じて変形する熱応力吸収部20を備えている。熱応力
に応じて変形する熱応力吸収部20を基板2におけるペ
ルチェ素子実装部のペルチェ素子接合部間に設けている
ために、熱応力吸収部20が基板2とペルチェ素子1と
の間に働く熱応力を確実に吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のペルチェ素子から
なるペルチェモジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一対の基板間に複数個の熱電変換素子で
あるペルチェ素子を並置配設するとともに各基板に設け
た接合電極にペルチェ素子を接合することで各ペルチェ
素子を電気的に直列に且つ熱的に並列になるように接続
配置したペルチェモジュールでは、一方の基板が加熱
側、他方の基板が冷却側として作用するが、このために
両基板は熱膨張及び熱収縮を行うことになり、この熱膨
張及び熱収縮が原因で基板とペルチェ素子との接合部に
接合面と平行な方向の熱応力が加わる。各基板には熱交
換部材が密着固定されるが、この熱交換部材と基板との
熱膨張係数の差が上記熱応力を更に大きくする。このよ
うな熱応力は、ペルチェモジュールとしての性能を低下
させ、接合部の信頼性も低下させる。時には接合部の疲
労破壊やペルチェ素子の破壊も招く。
【0003】このために、実開昭62−51770号公
報に示されたものでは、熱膨張側となる基板に密着固定
させた熱交換部材に変形によって熱応力を吸収する熱応
力吸収部を設けることがなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成にお
ける熱応力吸収部は、熱交換部材における基板との接合
領域の外側に設けられており、ペルチェ素子と基板との
間に働く熱応力の低減については殆ど効果のないもので
あった。本発明はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところは熱応力に対するペルチェ素
子と基板との接合部の信頼性をより向上させたペルチェ
モジュールを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、一対
の基板間に複数個のペルチェ素子を並置配設するととも
に各基板に設けた接合電極にペルチェ素子が接合されて
いるペルチェモジュールにおいて、接合電極が設けられ
ている基板は、ペルチェ素子実装部のペルチェ素子接合
部間に、熱応力に応じて変形する熱応力吸収部を備えて
いることに主たる特徴を有している。
【0006】ここにおける熱応力吸収部はペルチェ素子
接合部の間に形成する突条を好適に用いることができ、
この突条がペルチェ素子の配列位置決め部材を兼ねてい
るならばより好ましいものとなる。また本発明は、熱交
換部材が夫々の外面に固着される一対の基板間に複数個
のペルチェ素子を並置配設するとともに各基板に設けた
接合電極にペルチェ素子が接合されているペルチェモジ
ュールにおいて、基板はペルチェ素子実装部領域の外周
の熱交換部材取付領域において熱交換部材が密着固定さ
れており、基板のペルチェ素子実装領域における外面と
熱交換部材との間には微小隙間が設けられていることに
他の特徴を有している。
【0007】
【作用】本発明によれば、熱応力に応じて変形する熱応
力吸収部を基板におけるペルチェ素子実装部のペルチェ
素子接合部間に設けているために、熱応力吸収部が基板
とペルチェ素子との間に働く熱応力を確実に吸収する。
この時、基板に設ける熱応力吸収部としてペルチェ素子
接合部の間に形成する突条を用いた場合、熱応力吸収部
を簡便に形成することができ、この突条がペルチェ素子
の配列位置決め部材を兼ねているならば、組立性の向上
を図ることができる。
【0008】また基板がペルチェ素子実装部領域の外周
の熱交換部材取付領域において熱交換部材が密着固定さ
れ、基板のペルチェ素子実装領域における外面と熱交換
部材との間には微小隙間が設けられているものでは、こ
の隙間が基板の熱膨張及び熱収縮によるところの湾曲を
許すために、熱応力が基板とペルチェ素子との接合部に
かからず、したがって熱応力による問題を排除すること
ができる。
【0009】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、ここで示すペルチェモジュールは、図1に示すよ
うに、複数のペルチェ素子1,一対の基板2,2、筒状
のシール枠3、基板2の四隅において一対の基板2,2
同士を連結している筒状の支柱4で構成されている。
【0010】各ペルチェ素子1はP型の素子とN型の素
子とが基板2,2の対向面に形成された接合電極10に
よってπ型に順次接続されることで、電気的に直列に且
つ熱的に並列に接続されている。また、各基板2におけ
る接合電極10とペルチェ素子1とで構成される上記直
列回路の両端は、各基板2の対向面に形成されていると
ともに外部との接続用の端子部12を備えているリード
電極11に接続されている。
【0011】図5に一方の基板2を、図6に他方の基板
2を示す。両基板2においては、ペルチェ素子1の直列
接続のために接合電極10の位置がずらされている。ま
た、図から明らかなように、各基板2に設けられたリー
ド電極11は、接合電極10の配置部分、つまり複数の
ペルチェ素子1の配置部分を囲む閉ループを構成する環
状のものとして形成されている。
【0012】少なくとも表面が電気絶縁性を有するもの
となっている上記基板2は、アルミナまたは窒化アルミ
のような単体、あるいはアルミの表面にアルマイト処理
をしたもの、アルミの表面にアルミナまたは酸化ケイ素
層を形成したもの、銅の表面に薄い接着絶縁層を形成し
たものなどの複合材で形成されており、接合電極10や
リード電極11、端子部12などはたとえば基板2表面
への溶射工法で形成されている。
【0013】前記シール枠3は、ペルチェ素子1の配置
部分を密封するためのもので、たとえばABS樹脂、非
親水性処理が施された紙などの絶縁材で筒状に形成され
ており、両端開口縁が各基板2の前記リード電極11の
閉ループ部分に接合されることで、基板2,2と併せ
て、全ペルチェ素子1の配置空間を防湿のために密閉し
ている。ここで、シール枠3とリード電極11との接合
は、シール枠3におけるリード電極11との接合に供す
る部分に、予め銅、ニッケル、錫等の金属膜をメッキや
溶射などにより形成しておき、リード電極11にはろう
付けや半田付けで接合している。これは、長期的に見れ
ば水分の侵入を許しやすい接着剤の使用を避けるためで
ある。なお、ここにおけるシール枠3は、基板2,2の
対向方向における荷重を担うものともなっている。
【0014】筒状の各支柱4はたとえば熱伝導度の低い
ファイバープラスチックなどで形成されているとともに
その両端に銅、ニッケル、錫等の金属膜40がメッキや
溶射などで形成されたもので、基板2側に溶射等で設け
た金属部13にシール枠3の場合と同様にろう付けや半
田付けで接合されている。なお、金属部13はリード電
極11に対して絶縁されている。
【0015】そして、上記ペルチェ素子1は、接合電極
10に直接接合されるのではなく、熱応力緩和のための
緩和部材15を介して接合電極10に接合されている。
緩和部材15は、電気伝導度及び熱伝導度が高く且つペ
ルチェ素子1とヤング率がほぼ等しい材質、たとえば焼
鈍した銅からなるもので、ペルチェ素子1の両面に無害
の金属を予めメッキしておき、ニッケル、金、半田等の
メッキが施された緩和部材15をペルチェ素子1の両面
に半田接合することで、ペルチェ素子1を一対の緩和部
材15,15でサンドイッチしておき、このサンドイッ
チ構造となったペルチェ素子1を基板1の接合電極10
に半田接合もしくは金属ペーストにより接合してある。
緩和部材15として銅を用いているのは、電気伝導度及
び熱伝導度が高く且つ安価な材料であるためであり、ま
た焼鈍してあるのは、ペルチェ素子1に比して高い銅の
ヤング率をペルチェ素子1のヤング率とほぼ同じ値まで
下げるためである。
【0016】このようにペルチェ素子1と基板2との間
に緩和部材15を介在させた場合、ペルチェ素子1の抵
抗値を小さく保ちつつ実質的な高さを大きくすることが
でき、そしてペルチェ素子1と緩和部材15との一体部
材に熱応力が加わることになるためにペルチェ素子1と
緩和部材15との接合部にかかる熱応力を軽減すること
ができるほか、加熱側となる基板2と冷却側となる基板
2との間の距離をかせぐことができるため、熱輻射によ
るロスを低減して性能向上を図ることができるものとも
なる。
【0017】また各基板2は、接合電極10,10間の
部分及び接合電極10とリード電極11との間の部分
に、互いの対向面側に突出する複数本の突条からなる熱
応力吸収部20を備えている。各基板2,2の外面側に
は、上記筒状の支柱4を貫通するボルトによって、熱交
換部材が固着される。上記熱応力吸収部20は、基板2
が図7に示すようにアルミ21の表面にアルミナ層22
を設けたものである場合、アルミの薄板21(たとえば
厚み0.1mm)に金型等で絞りを入れることで形成さ
れ、アルミナ層22や電極10,11は熱応力吸収部2
0の形成後に形成される。
【0018】この熱応力吸収部20は、基板2の面に沿
った方向の熱による伸縮の自由度を高めるものであり、
基板2とペルチェ素子1(緩和部材15)との接合部に
かかる熱応力そのものを軽減する。しかも、一対の基板
2,2の両方に、熱応力吸収部20が接合電極10間を
通るように多数設けられており、基板2の熱膨張及び熱
収縮は、基板2のペルチェ素子1の実装領域内におい
て、これら熱応力吸収部20で夫々吸収してしまうもの
であり、ペルチェ素子1と基板2との各接合部にかかる
熱応力はきわめて微小であって、熱応力による問題を招
くことがないものである。加えるに、緩和部材15の存
在が前述のようにペルチェ素子1自体にかかる応力を軽
減することもあって、ペルチェ素子1が熱応力によって
破損することはない。
【0019】さらに、接合電極10とリード電極11と
の間の部分に設けた熱応力吸収部は、支柱4部分を利用
して基板2に熱交換部材を取り付ける際のねじ締めトル
ク圧が上記接合部に影響することを軽減することにもな
る。このように基板2に熱膨張及び熱収縮によって変形
する部分を設けて接合部にかかる応力の軽減を図る関係
上、基板2としては従来より用いられてものに比して、
厚みの薄いシート状ものが好ましく、この点は熱電性能
の向上にも好ましい。
【0020】また図7に示すように、突条として形成さ
れた熱応力吸収部20に接合電極10の一部が乗り上げ
るようにしておき、この乗り上げ部分でペルチェ素子1
(と緩和部材15のブロック)の位置を規制するように
して、熱応力吸収部20がペルチェ素子1の配列位置決
め部材を兼ねるようにしておけば、組立時のばらつきを
軽減してペルチェ素子1間の絶縁ピッチを一定に保つこ
とができ、組立性の向上及び電気的特性の向上に寄与す
ることになる。接合電極10をこのように形成するにあ
たっては、ソルダーレジスト8などの絶縁材を利用する
とよい。溶射工法による接合電極10やリード電極11
などの形成が容易且つ精確なものとすることができる。
つまり、溶射の際の銅などの粉末が電極形成部以外に付
着しても容易に除去することができるものであり、電極
間の絶縁を確実に行うことができる。
【0021】図8に他の実施例を示す。ここでは基板2
におけるペルチェ素子1の実装領域とその外周のシール
枠3の接合部との間に、実装領域の方を低くする段差部
23を設けている。この場合、基板2の外面に支柱4部
分を通過するボルトを用いて上記実装領域の外周部を熱
交換用フィンのような熱交換部材9を固定する時、熱交
換部材9と基板2における上記実装領域との間に微小な
隙間を形成することができる。そしてこの隙間の存在
は、基板2が熱膨張及び熱収縮で湾曲することを許すも
のであり、これに伴って基板2とペルチェ素子1との接
合部に熱応力が作用しにくくなるために、熱応力による
問題を避けることができる。また、このような微小な隙
間を形成することは、上記ボルトの締付トルク圧が実装
領域にかかることをほぼ完全に避けることができるもの
であり、締付トルク圧に基づく基板2と直交する方向の
ストレスが基板2とペルチェ素子1との接合部にかかる
ことを避けることができる。なお、段差部23による上
記隙間の高さHは熱的性能の低下を抑えるために、1μ
m〜100μmが適当である。またこの隙間には、グリ
ス等を充填することで、基板2と熱交換部材9との間の
熱伝達特性を良くしておく。
【0022】図9に示すように、段差部23に断面U字
形の屈曲部を併せて形成したならば、この段差部23が
基板2の熱膨張及び熱収縮をその屈曲部の変形で吸収す
るために、基板2の上記湾曲量を抑えることができる。
したがって、上記接合部にかかる熱応力を更に小さくす
ることができる上に、上記隙間の高さHをより小さくし
ても基板2におけるペルチェ素子1の実装領域が熱交換
部材9に湾曲で当たってしまうことがなくなるものであ
り、したがって基板2と熱交換部材9との間の熱伝達特
性を向上させることができる。
【0023】なお、上記隙間は、熱交換部材9側に微小
な凹部を形成することで得てもよい。また熱応力吸収部
20と上記隙間とを併用してもよい。さらに、熱応力吸
収部20として突条(凹溝)で形成したものを示した
が、基板2に設ける孔で熱応力吸収部20を構成しても
よい。熱応力吸収部20が連続的ではなく、断続的に設
けられたものであってもよいものである。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明においては、熱応力
に応じて変形する熱応力吸収部を基板におけるペルチェ
素子実装部のペルチェ素子接合部間に設けているため
に、熱応力吸収部が基板とペルチェ素子との間に働く熱
応力を確実に吸収するものであり、このために、熱応力
に対するペルチェ素子と基板との接合部の信頼性を高め
ることができるものである。
【0025】この時、基板に設ける熱応力吸収部として
ペルチェ素子接合部の間に形成する突条を用いた場合、
熱応力吸収部を簡便に形成することができる。また突条
がペルチェ素子の配列位置決め部材を兼ねているなら
ば、組立性の向上も図ることができる。また基板がペル
チェ素子実装部領域の外周の熱交換部材取付領域におい
て熱交換部材が密着固定され、基板のペルチェ素子実装
領域における外面と熱交換部材との間には微小隙間が設
けられているものでは、この隙間が基板の熱膨張及び熱
収縮によるところの湾曲を許すために、熱応力が基板と
ペルチェ素子との接合部にかからず、したがって熱応力
による問題を排除することができて、接合部の信頼性を
高めることができる。しかも熱交換部材の取り付けのた
めの力がペルチェ素子と基板との接合部に作用すること
で生ずるストレスを軽減することができるために、この
点においても接合部の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の破断斜視図である。
【図2】同上の拡大断面図である。
【図3】同上の斜視図である。
【図4】同上の断面図である。
【図5】同上の一方の基板を示す破断正面図である。
【図6】同上の他方の基板を示す破断正面図である。
【図7】同上の拡大断面図である。
【図8】同上の他例の断面図である。
【図9】同上のさらに他例の断面図である。
【符号の説明】
1 ペルチェ素子 2 基板 20 熱応力吸収部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また基板がペルチェ素子実装部領域の外周
の熱交換部材取付領域において熱交換部材が密着固定さ
れ、基板のペルチェ素子実装領域における外面と熱交換
部材との間には微小隙間が設けられているものでは、こ
の隙間が基板の熱膨張及び熱収縮によるところの湾曲を
許すために基板とペルチェ素子との接合部にかかる熱
応力を軽減することができ、したがって熱応力による問
題を実用上排除することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】さらに、接合電極10とリード電極11と
の間の部分に設けた熱応力吸収部は、支柱4部分を利用
して基板2に熱交換部材を取り付ける際のねじ締めトル
ク圧が上記接合部に影響することを軽減することにもな
る。このように基板2に熱膨張及び熱収縮によって変形
する部分を設けて接合部にかかる応力の軽減を図る関係
上、基板2としては従来より用いられてものに比して、
厚みの薄いシート状ものが好ましく、この点は熱電性
能の向上にも好ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】この時、基板に設ける熱応力吸収部として
ペルチェ素子接合部の間に形成する突条を用いた場合、
熱応力吸収部を簡便に形成することができる。また突条
がペルチェ素子の配列位置決め部材を兼ねているなら
ば、組立性の向上も図ることができる。また基板がペル
チェ素子実装部領域の外周の熱交換部材取付領域におい
て熱交換部材が密着固定され、基板のペルチェ素子実装
領域における外面と熱交換部材との間には微小隙間が設
けられているものでは、この隙間が基板の熱膨張及び熱
収縮によるところの湾曲を許すために基板とペルチェ
素子との接合部にかかる熱応力を軽減することができ
したがって熱応力による問題を実用上排除することがで
きて、接合部の信頼性を高めることができる。しかも熱
交換部材の取り付けのための力がペルチェ素子と基板と
の接合部に作用することで生ずるストレスを軽減するこ
とができるために、この点においても接合部の信頼性を
高めることができる。
フロントページの続き (72)発明者 小松 照明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 岡田 浩明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 井上 宏之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板間に複数個のペルチェ素子を
    並置配設するとともに各基板に設けた接合電極にペルチ
    ェ素子が接合されているペルチェモジュールであって、
    接合電極が設けられている基板は、ペルチェ素子実装部
    のペルチェ素子接合部間に、熱応力に応じて変形する熱
    応力吸収部を備えていることを特徴とするペルチェモジ
    ュール。
  2. 【請求項2】 熱応力吸収部はペルチェ素子接合部の間
    に形成された突条であることを特徴とする請求項1記載
    のペルチェモジュール。
  3. 【請求項3】 突条がペルチェ素子の配列位置決め部材
    を兼ねていることを特徴とする請求項2記載のペルチェ
    モジュール。
  4. 【請求項4】 熱交換部材が夫々の外面に固着される一
    対の基板間に複数個のペルチェ素子を並置配設するとと
    もに各基板に設けた接合電極にペルチェ素子が接合され
    ているペルチェモジュールであって、基板はペルチェ素
    子実装部領域の外周の熱交換部材取付領域において熱交
    換部材が密着固定されており、基板のペルチェ素子実装
    領域における外面と熱交換部材との間には微小隙間が設
    けられていることを特徴とするペルチェモジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006032723A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Toshiba Corp 熱−電気直接変換装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59167077A (ja) * 1983-02-28 1984-09-20 エナ−ジ−・コンバ−シヨン・デバイセス・インコ−ポレ−テツド 熱電装置

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JP4528571B2 (ja) * 2004-07-16 2010-08-18 株式会社東芝 熱−電気直接変換装置

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