JPH08320499A - フィルムキャリアおよびそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents
フィルムキャリアおよびそれを用いた液晶表示装置Info
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- JPH08320499A JPH08320499A JP7126936A JP12693695A JPH08320499A JP H08320499 A JPH08320499 A JP H08320499A JP 7126936 A JP7126936 A JP 7126936A JP 12693695 A JP12693695 A JP 12693695A JP H08320499 A JPH08320499 A JP H08320499A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 この発明は、フレキシブル基板上に駆動ＩＣ
が搭載され、駆動ＩＣに対して一端側を入力側として複
数本の入力側リードが配置され、駆動ＩＣに対して他の
一端側を出力側として複数本の出力側リードが配置され
て成るフィルムキャリアにおいて、入力側の外端の入力
側リードが他の入力側リードのリード幅よりも幅広であ
り、且つ外端の入力側リードの駆動ＩＣ側が相反する側
よりもリード幅が幅広であることを特徴としている。 【効果】 本発明によれば、熱あるいは衝撃等による応
力集中に対しても、リード破断を効果的に防止すること
ができ、更に液晶表示装置に用いた場合でも、その外形
寸法の増大を招くことがない。
が搭載され、駆動ＩＣに対して一端側を入力側として複
数本の入力側リードが配置され、駆動ＩＣに対して他の
一端側を出力側として複数本の出力側リードが配置され
て成るフィルムキャリアにおいて、入力側の外端の入力
側リードが他の入力側リードのリード幅よりも幅広であ
り、且つ外端の入力側リードの駆動ＩＣ側が相反する側
よりもリード幅が幅広であることを特徴としている。 【効果】 本発明によれば、熱あるいは衝撃等による応
力集中に対しても、リード破断を効果的に防止すること
ができ、更に液晶表示装置に用いた場合でも、その外形
寸法の増大を招くことがない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フレキシブル基板上に
ＩＣが搭載されて成るフィルムキャリアおよびそれを用
いた液晶表示装置に関する。
ＩＣが搭載されて成るフィルムキャリアおよびそれを用
いた液晶表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】液晶表示装置は、一対の電極基板間に液
晶層が保持されて成る液晶パネルと、この液晶パネルを
駆動するための駆動回路基板とを含む。液晶パネルの各
電極と駆動回路基板との電気的な接続は、多数且つ微細
ピッチで行う必要から、ポリイミド等のフレキシブル基
板上に駆動ＩＣが搭載された複数のフィルムキャリアを
介して接続される。
晶層が保持されて成る液晶パネルと、この液晶パネルを
駆動するための駆動回路基板とを含む。液晶パネルの各
電極と駆動回路基板との電気的な接続は、多数且つ微細
ピッチで行う必要から、ポリイミド等のフレキシブル基
板上に駆動ＩＣが搭載された複数のフィルムキャリアを
介して接続される。
【０００３】フィルムキャリアは、駆動回路基板から入
力される駆動電圧、画像データおよび制御信号に基づい
て、液晶パネルの各信号線に映像信号電圧を供給する、
あるいは駆動回路基板から入力される駆動電圧および制
御信号に基づいて液晶パネルの各走査線に走査パルスを
供給するよう機能するものである。
力される駆動電圧、画像データおよび制御信号に基づい
て、液晶パネルの各信号線に映像信号電圧を供給する、
あるいは駆動回路基板から入力される駆動電圧および制
御信号に基づいて液晶パネルの各走査線に走査パルスを
供給するよう機能するものである。
【０００４】例えば、フィルムキャリアの入力側リード
は、数十本程度であり、駆動回路基板の部品実装が成さ
れていない一主面上に十分に重複して配置され、駆動回
路基板と半田あるいは異方性導電膜により電気的に接続
される。
は、数十本程度であり、駆動回路基板の部品実装が成さ
れていない一主面上に十分に重複して配置され、駆動回
路基板と半田あるいは異方性導電膜により電気的に接続
される。
【０００５】フィルムキャリアの出力側リードは、２０
０乃至３００本程度であり、且つ微細ピッチであること
から、駆動回路基板と異方性導電膜により電気的に接続
される。
０乃至３００本程度であり、且つ微細ピッチであること
から、駆動回路基板と異方性導電膜により電気的に接続
される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したフ
ィルムキャリアの各リードは、フレキシブル基板上に貼
り付けられた銅箔が所定形状にエッチングされて成るも
ので、本数及びピッチから制約を受け、リード幅は数百
μｍ程度、またリード厚はリード幅よりも十分に小さく
設定される。
ィルムキャリアの各リードは、フレキシブル基板上に貼
り付けられた銅箔が所定形状にエッチングされて成るも
ので、本数及びピッチから制約を受け、リード幅は数百
μｍ程度、またリード厚はリード幅よりも十分に小さく
設定される。
【０００７】このような中、フィルムキャリアの入力側
リードは、出力側リードに比べて本数こそ少ないもの
の、熱あるいは衝撃等による応力集中を受けやすく、リ
ード破断が生じ易い。特に、液晶表示装置にあっては、
リード破断を修復するためには、異方性導電膜等により
強固に接続されたフィルムキャリアを剥離する必要があ
り、接続パッドを損傷する等の問題があるため、修復は
困難である。
リードは、出力側リードに比べて本数こそ少ないもの
の、熱あるいは衝撃等による応力集中を受けやすく、リ
ード破断が生じ易い。特に、液晶表示装置にあっては、
リード破断を修復するためには、異方性導電膜等により
強固に接続されたフィルムキャリアを剥離する必要があ
り、接続パッドを損傷する等の問題があるため、修復は
困難である。
【０００８】この発明は、上述した技術課題に対処して
成されたものであって、リード破断が生じにくいフィル
ムキャリアおよび高い接続信頼性が得られる液晶表示装
置を提供することを目的としている。
成されたものであって、リード破断が生じにくいフィル
ムキャリアおよび高い接続信頼性が得られる液晶表示装
置を提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
フレキシブル基板上に駆動ＩＣが搭載され、前記駆動Ｉ
Ｃに対して一端側を入力側として複数本の入力側リード
が配置され、前記駆動ＩＣに対して他の一端側を出力側
として複数本の出力側リードが配置されて成るフィルム
キャリアにおいて、前記入力側の外端の入力側リードが
他の入力側リードのリード幅よりも幅広であり、且つ前
記外端の入力側リードの前記駆動ＩＣ側が相反する側よ
りもリード幅が幅広であることを特徴としたフィルムキ
ャリアにある。
フレキシブル基板上に駆動ＩＣが搭載され、前記駆動Ｉ
Ｃに対して一端側を入力側として複数本の入力側リード
が配置され、前記駆動ＩＣに対して他の一端側を出力側
として複数本の出力側リードが配置されて成るフィルム
キャリアにおいて、前記入力側の外端の入力側リードが
他の入力側リードのリード幅よりも幅広であり、且つ前
記外端の入力側リードの前記駆動ＩＣ側が相反する側よ
りもリード幅が幅広であることを特徴としたフィルムキ
ャリアにある。
【００１０】請求項２記載の発明は、前記入力側の外形
寸法が前記出力側の外形寸法の０．９倍以下であること
を特徴とした請求項１記載のフィルムキャリアにある。
請求項３記載の発明は、前記外端の入力側リードの前記
駆動ＩＣ側のリード幅が相反する側のリード幅の２倍以
上に設定されていることを特徴とした請求項１記載のフ
ィルムキャリアにある。
寸法が前記出力側の外形寸法の０．９倍以下であること
を特徴とした請求項１記載のフィルムキャリアにある。
請求項３記載の発明は、前記外端の入力側リードの前記
駆動ＩＣ側のリード幅が相反する側のリード幅の２倍以
上に設定されていることを特徴とした請求項１記載のフ
ィルムキャリアにある。
【００１１】請求項４記載の発明は、一対の電極基板間
に液晶層が保持されて成る液晶パネルと、前記液晶パネ
ルの駆動に要する駆動信号を供給する駆動回路基板と、
前記液晶パネルと前記駆動回路基板とを電気的に接続す
る複数のフィルムキャリアを備えた液晶表示装置におい
て、前記フィルムキャリアは、フレキシブル基板上に駆
動ＩＣが搭載され、前記駆動ＩＣに対して一端側を入力
側として複数本の入力側リードが配置され、前記駆動Ｉ
Ｃに対して他の一端側を出力側として複数本の出力側リ
ードが配置されて成り、前記入力側の外端の入力側リー
ドが他の入力側リードのリード幅よりも幅広であり、且
つ前記外端の入力側リードの前記駆動ＩＣ側が相反する
側よりもリード幅が幅広であることを特徴とした液晶表
示装置にある。
に液晶層が保持されて成る液晶パネルと、前記液晶パネ
ルの駆動に要する駆動信号を供給する駆動回路基板と、
前記液晶パネルと前記駆動回路基板とを電気的に接続す
る複数のフィルムキャリアを備えた液晶表示装置におい
て、前記フィルムキャリアは、フレキシブル基板上に駆
動ＩＣが搭載され、前記駆動ＩＣに対して一端側を入力
側として複数本の入力側リードが配置され、前記駆動Ｉ
Ｃに対して他の一端側を出力側として複数本の出力側リ
ードが配置されて成り、前記入力側の外端の入力側リー
ドが他の入力側リードのリード幅よりも幅広であり、且
つ前記外端の入力側リードの前記駆動ＩＣ側が相反する
側よりもリード幅が幅広であることを特徴とした液晶表
示装置にある。
【００１２】請求項５記載の発明は、前記フィルムキャ
リアは前記駆動回路基板に対して並列して配置され、隣
り合う前記フィルムキャリアの入力側間の間隙に対応す
る前記駆動回路基板上に駆動回路部品が実装されて成る
ことを特徴とした請求項４記載の液晶表示装置にある。
リアは前記駆動回路基板に対して並列して配置され、隣
り合う前記フィルムキャリアの入力側間の間隙に対応す
る前記駆動回路基板上に駆動回路部品が実装されて成る
ことを特徴とした請求項４記載の液晶表示装置にある。
【００１３】
【作用】本発明者の誠意研究の結果、特にフィルムキャ
リアの入力側リードは外端側につれてリード破断が生じ
やすく、しかも入力側リードの駆動ＩＣ側でリード破断
が生じやすいことが解った。
リアの入力側リードは外端側につれてリード破断が生じ
やすく、しかも入力側リードの駆動ＩＣ側でリード破断
が生じやすいことが解った。
【００１４】そこで、本発明によれば、リード破断が生
じやすい領域を外形寸法の増大なく積極的に補強した構
造、即ちフィルムキャリアの入力側の外端の入力側リー
ドが他の入力側リードのリード幅よりも幅広であり、且
つ外端の入力側リードの駆動ＩＣ側が相反する側よりも
リード幅が幅広に構成されているので、熱あるいは衝撃
に対して強い構造となる。
じやすい領域を外形寸法の増大なく積極的に補強した構
造、即ちフィルムキャリアの入力側の外端の入力側リー
ドが他の入力側リードのリード幅よりも幅広であり、且
つ外端の入力側リードの駆動ＩＣ側が相反する側よりも
リード幅が幅広に構成されているので、熱あるいは衝撃
に対して強い構造となる。
【００１５】
【実施例】以下に、本発明の一実施例のアクティブマト
リクス型液晶表示装置を例にとり、図面を参照して詳細
に説明する。図１に示すように、このアクティブマトリ
クス型液晶表示装置(1) は、表示画素領域(5) を備えた
ノーマリ・ホワイトモードの光透過型であって、表示装
置用アレイ基板(100) と対向基板(200) の間に、図示し
ないが配向膜を介して液晶組成物が保持されて成る光透
過型の液晶パネル(3) を含む。
リクス型液晶表示装置を例にとり、図面を参照して詳細
に説明する。図１に示すように、このアクティブマトリ
クス型液晶表示装置(1) は、表示画素領域(5) を備えた
ノーマリ・ホワイトモードの光透過型であって、表示装
置用アレイ基板(100) と対向基板(200) の間に、図示し
ないが配向膜を介して液晶組成物が保持されて成る光透
過型の液晶パネル(3) を含む。
【００１６】この液晶パネル(3) を構成する表示装置用
アレイ基板(100) は、図示しないが、ガラス基板上に複
数本の信号線と複数本の走査線とがマトリクス状に配置
され、各交点近傍にスイッチ素子として薄膜トランジス
タ（以下、ＴＦＴと略称する。）が配置され、このＴＦ
Ｔを介してＩＴＯから成る画素電極が設けられている。
更に、このガラス基板上には、走査線と略平行する補助
容量線が配置され、補助容量線と画素電極との間で補助
容量（Cs）が形成されるよう、補助容量線と画素電極と
の間には絶縁膜が介在されている。対向基板(200) は、
ガラス基板上にＴＦＴ並びに画素電極周辺を遮光するた
めのマトリクス状の遮光膜が配置され、この上に絶縁膜
を介してＩＴＯから成る対向電極が配置されて成ってい
る。
アレイ基板(100) は、図示しないが、ガラス基板上に複
数本の信号線と複数本の走査線とがマトリクス状に配置
され、各交点近傍にスイッチ素子として薄膜トランジス
タ（以下、ＴＦＴと略称する。）が配置され、このＴＦ
Ｔを介してＩＴＯから成る画素電極が設けられている。
更に、このガラス基板上には、走査線と略平行する補助
容量線が配置され、補助容量線と画素電極との間で補助
容量（Cs）が形成されるよう、補助容量線と画素電極と
の間には絶縁膜が介在されている。対向基板(200) は、
ガラス基板上にＴＦＴ並びに画素電極周辺を遮光するた
めのマトリクス状の遮光膜が配置され、この上に絶縁膜
を介してＩＴＯから成る対向電極が配置されて成ってい
る。
【００１７】この実施例のアクティブマトリクス型液晶
表示装置(1) では、装置の外形寸法の小型化を達成する
ため、信号線は表示装置用アレイ基板(100) の一長辺(1
01a)側にのみ導出され、また走査線は表示装置用アレイ
基板(100) の一短辺(101b)側にのみ導出されている。
表示装置(1) では、装置の外形寸法の小型化を達成する
ため、信号線は表示装置用アレイ基板(100) の一長辺(1
01a)側にのみ導出され、また走査線は表示装置用アレイ
基板(100) の一短辺(101b)側にのみ導出されている。
【００１８】そして、表示装置用アレイ基板(100) の一
長辺(101a)側には、各信号線に映像信号（Vs）を供給す
る８個のＸ側フィルムキャリア(300-1),…,(300-8)が並
列して配置され、アレイ基板(100) の一短辺(101b)側に
は走査線に走査信号（Vg）を供給する４個のＹ側フィル
ムキャリア(400-1),…,(400-4)がそれぞれ並列して配置
される。
長辺(101a)側には、各信号線に映像信号（Vs）を供給す
る８個のＸ側フィルムキャリア(300-1),…,(300-8)が並
列して配置され、アレイ基板(100) の一短辺(101b)側に
は走査線に走査信号（Vg）を供給する４個のＹ側フィル
ムキャリア(400-1),…,(400-4)がそれぞれ並列して配置
される。
【００１９】Ｘ側フィルムキャリア(300-1) を例にとり
説明する。Ｘ側フィルムキャリア(300-1) は、図２
（ａ），（ｂ）に示すように、ポリイミド樹脂から成る
フレキシブル基板(311) 上に、長方形状の駆動ＩＣ(32
1) が搭載されて成り、この駆動ＩＣ(321) によって入
力側と出力側とに区分されている。そして、Ｘ側フィル
ムキャリア(300-1) の出力側の外形寸法（Ｌｏ）は２０
mm、入力側の外形寸法（Ｌｉ）は１６．３mmの台形状に
成形されている。尚、駆動ＩＣ(321) は、駆動ＩＣ(32
1) から導出されるリードの斜め配線領域を小さく設定
できるよう、出力側の外形寸法（Ｌｏ）よりは小さいも
のの、入力側の外形寸法よりは大きい長方形状である。
説明する。Ｘ側フィルムキャリア(300-1) は、図２
（ａ），（ｂ）に示すように、ポリイミド樹脂から成る
フレキシブル基板(311) 上に、長方形状の駆動ＩＣ(32
1) が搭載されて成り、この駆動ＩＣ(321) によって入
力側と出力側とに区分されている。そして、Ｘ側フィル
ムキャリア(300-1) の出力側の外形寸法（Ｌｏ）は２０
mm、入力側の外形寸法（Ｌｉ）は１６．３mmの台形状に
成形されている。尚、駆動ＩＣ(321) は、駆動ＩＣ(32
1) から導出されるリードの斜め配線領域を小さく設定
できるよう、出力側の外形寸法（Ｌｏ）よりは小さいも
のの、入力側の外形寸法よりは大きい長方形状である。
【００２０】Ｘ側フィルムキャリア(300-1) の出力側に
は、駆動ＩＣ(321) に接続された銅箔から成る２４０本
の出力側リード群(331) が配列され、入力側には駆動Ｉ
Ｃ(321) に接続された銅箔から成る４６本の入力側リー
ド群(341) が配列される。
は、駆動ＩＣ(321) に接続された銅箔から成る２４０本
の出力側リード群(331) が配列され、入力側には駆動Ｉ
Ｃ(321) に接続された銅箔から成る４６本の入力側リー
ド群(341) が配列される。
【００２１】入力側リード群(341) は、接続に寄与する
領域のリード長が１．２mm、リード幅が０．１７５mmで
あってリードピッチが０．３５mmで配列されており、最
外端の一対の入力リード(341a),(341b) は、実質的に接
続に寄与する先端側でリード幅（ＬA ）０．５３mm、後
端側でリード幅（ＬB ）１．２mmと他に比べて幅広の台
形状に形成されている。
領域のリード長が１．２mm、リード幅が０．１７５mmで
あってリードピッチが０．３５mmで配列されており、最
外端の一対の入力リード(341a),(341b) は、実質的に接
続に寄与する先端側でリード幅（ＬA ）０．５３mm、後
端側でリード幅（ＬB ）１．２mmと他に比べて幅広の台
形状に形成されている。
【００２２】このようにして構成される各Ｘ側フィルム
キャリア(300-1) …,(300-8)は、図１に示すように互い
に並列して配列され、各Ｘ側フィルムキャリア(300-1),
…,(300-8)の出力側リード群(331) は、図３に示すよう
に、異方性導電膜を介して表示装置用アレイ基板(100)
の信号線接続パッド(121) に電気的且つ機械的に接続さ
れている。また、各Ｘ側フィルムキャリア(300-1) …,
(300-8)の入力側リード群(341) は、各Ｘ側フィルムキ
ャリア(300-1),…,(300-8)に所望の画像データ、制御信
号及び駆動電圧を供給するＸ回路基板(500) の接続パッ
ド(521) に電気的且つ機械的に接続されている。
キャリア(300-1) …,(300-8)は、図１に示すように互い
に並列して配列され、各Ｘ側フィルムキャリア(300-1),
…,(300-8)の出力側リード群(331) は、図３に示すよう
に、異方性導電膜を介して表示装置用アレイ基板(100)
の信号線接続パッド(121) に電気的且つ機械的に接続さ
れている。また、各Ｘ側フィルムキャリア(300-1) …,
(300-8)の入力側リード群(341) は、各Ｘ側フィルムキ
ャリア(300-1),…,(300-8)に所望の画像データ、制御信
号及び駆動電圧を供給するＸ回路基板(500) の接続パッ
ド(521) に電気的且つ機械的に接続されている。
【００２３】各Ｙ側フィルムキャリア(400-1),…,(400-
4)も、Ｘ側フィルムキャリア(300-1),…,(300-8)と略同
様であって、各Ｙ側フィルムキャリア(400-1),…,(400-
4)の出力側リードは、異方性導電膜を介して表示装置用
アレイ基板(100) の走査線接続パッドに電気的且つ機械
的に接続され、各Ｙ側フィルムキャリア(400-1),…,(40
0-4)の入力側リードは、Ｙ側フィルムキャリアに所望の
制御信号及び駆動電圧を供給するＹ回路基板(600) の接
続パッドに電気的に且つ機械的に接続されている。
4)も、Ｘ側フィルムキャリア(300-1),…,(300-8)と略同
様であって、各Ｙ側フィルムキャリア(400-1),…,(400-
4)の出力側リードは、異方性導電膜を介して表示装置用
アレイ基板(100) の走査線接続パッドに電気的且つ機械
的に接続され、各Ｙ側フィルムキャリア(400-1),…,(40
0-4)の入力側リードは、Ｙ側フィルムキャリアに所望の
制御信号及び駆動電圧を供給するＹ回路基板(600) の接
続パッドに電気的に且つ機械的に接続されている。
【００２４】以上のようにして構成される液晶表示装置
(1) によれば、Ｘ側フィルムキャリア(300-1),…,(300-
8)の入力側リード群(341) の内の最外端の一対の入力リ
ード(341a),(341b) は、リード幅が他に比べて３倍以上
に形成されていると共に、特にリード破断が生じやすい
入力リード(341a), (341b)の後端側のリード幅（ＬB）
が先端側のリード幅（ＬA ）の２倍以上に広く設定され
ている。
(1) によれば、Ｘ側フィルムキャリア(300-1),…,(300-
8)の入力側リード群(341) の内の最外端の一対の入力リ
ード(341a),(341b) は、リード幅が他に比べて３倍以上
に形成されていると共に、特にリード破断が生じやすい
入力リード(341a), (341b)の後端側のリード幅（ＬB）
が先端側のリード幅（ＬA ）の２倍以上に広く設定され
ている。
【００２５】このため、Ｘ側フィルムキャリア(300-1),
…,(300-8)の入力側リード群(341)の破断が効果的に防
止される。また、上述したＸ側フィルムキャリア(300-
1),…,(300-8)の採用により、図３に示すように、隣接
するＸ側フィルムキャリア(300-1),(300-2) の入力側間
の間隙に対応するＸ回路基板(500) 上には、駆動回路部
品(511) を実装することができる。
…,(300-8)の入力側リード群(341)の破断が効果的に防
止される。また、上述したＸ側フィルムキャリア(300-
1),…,(300-8)の採用により、図３に示すように、隣接
するＸ側フィルムキャリア(300-1),(300-2) の入力側間
の間隙に対応するＸ回路基板(500) 上には、駆動回路部
品(511) を実装することができる。
【００２６】例えば、各Ｘ側フィルムキャリア(300-1),
…,(300-8)をそれぞれ０．１４mmの間隔で実装した場
合、この実施例では隣接するフィルムキャリアの間隙に
対応するＸ回路基板(500) 上に６．６mm2 の部品実装ス
ペースを得ることができる。これにより、Ｘ回路基板(5
00) の部品実装効率を高め、基板サイズを一層縮小で
き、液晶表示装置(1) の外形寸法をより小型に形成でき
る。
…,(300-8)をそれぞれ０．１４mmの間隔で実装した場
合、この実施例では隣接するフィルムキャリアの間隙に
対応するＸ回路基板(500) 上に６．６mm2 の部品実装ス
ペースを得ることができる。これにより、Ｘ回路基板(5
00) の部品実装効率を高め、基板サイズを一層縮小で
き、液晶表示装置(1) の外形寸法をより小型に形成でき
る。
【００２７】特に、フィルムキャリアの間隙に対応する
Ｘ回路基板(500) 上に比較的背の高い部品を実装するこ
とで、Ｘ回路基板(500) およびＸ側フィルムキャリア(3
00-1),…,(300-8)を液晶パネル(3) の厚さ内に納めるこ
とができ、装置の薄型化を図ることができる。
Ｘ回路基板(500) 上に比較的背の高い部品を実装するこ
とで、Ｘ回路基板(500) およびＸ側フィルムキャリア(3
00-1),…,(300-8)を液晶パネル(3) の厚さ内に納めるこ
とができ、装置の薄型化を図ることができる。
【００２８】尚、各Ｙ側フィルムキャリア(400-1),…,
(400-4)においても同様に構成することで、より一層の
液晶表示装置(1) の外形寸法を小型に形成できる。この
実施例では、各Ｘ側フィルムキャリア(300-1),…,(300-
8)、各Ｙ側フィルムキャリア(400-1),…,(400-4)を台形
状に形成したが、この他にも、図４に示すように入力側
の側面形状を出力リード側に凸状に湾曲させて構成する
ことにより、隣接するフィルムキャリア(300-1),(300-
2) の間隙に対応するＸ回路基板(500) 上により大きい
部品実装スペースを得ることができ、駆動回路部品(51
1),(513) を実装することができるので、液晶表示装置
(1) の外形寸法を更に小型にすることができる。
(400-4)においても同様に構成することで、より一層の
液晶表示装置(1) の外形寸法を小型に形成できる。この
実施例では、各Ｘ側フィルムキャリア(300-1),…,(300-
8)、各Ｙ側フィルムキャリア(400-1),…,(400-4)を台形
状に形成したが、この他にも、図４に示すように入力側
の側面形状を出力リード側に凸状に湾曲させて構成する
ことにより、隣接するフィルムキャリア(300-1),(300-
2) の間隙に対応するＸ回路基板(500) 上により大きい
部品実装スペースを得ることができ、駆動回路部品(51
1),(513) を実装することができるので、液晶表示装置
(1) の外形寸法を更に小型にすることができる。
【００２９】この実施例では、フィルムキャリアの入力
側の最外端の一対の入力側リードを他と異なる補強構造
としたが、リード破断が生じやすい一方のみであっても
本発明の効果を得ることができる。
側の最外端の一対の入力側リードを他と異なる補強構造
としたが、リード破断が生じやすい一方のみであっても
本発明の効果を得ることができる。
【００３０】そして、この最外端の入力側リードは、ダ
ミー電極としてもかまわないし、また最外端から数本で
あれば内側に配置してもかまわない。この場合は、最外
端の入力側リードはダミー電極もしくは冗長的に接続さ
れる電極であることが望ましい。
ミー電極としてもかまわないし、また最外端から数本で
あれば内側に配置してもかまわない。この場合は、最外
端の入力側リードはダミー電極もしくは冗長的に接続さ
れる電極であることが望ましい。
【００３１】
【発明の効果】本発明のフィルムキャリアによれば、そ
の特有の構成により、熱あるいは衝撃等による応力集中
に対しても、リード破断を効果的に防止することができ
る。しかも、フィルムキャリアの外形寸法の増大もない
ので、液晶表示装置に用いた場合でも、その外形寸法の
増大を招くことがない。
の特有の構成により、熱あるいは衝撃等による応力集中
に対しても、リード破断を効果的に防止することができ
る。しかも、フィルムキャリアの外形寸法の増大もない
ので、液晶表示装置に用いた場合でも、その外形寸法の
増大を招くことがない。
【図１】図１は、本発明の一実施例の液晶表示装置の概
略正面図である。
略正面図である。
【図２】図２は、図１の液晶表示装置のＸ側フィルムキ
ャリアの概略正面及び裏面図である。
ャリアの概略正面及び裏面図である。
【図３】図３は、図１の液晶表示装置の一部概概略正面
図である。
図である。
【図４】図４は、他の実施例の液晶表示装置の一部概略
正面図である。
正面図である。
(1) …液晶表示装置 (3) …液晶パネル (300-1),…,(300-8)…Ｘ側フィルムキャリア (400-1),…,(400-4)…Ｙ側フィルムキャリア (500) …Ｘ側回路基板 (600) …Ｙ側回路基板
Claims (5)
- 【請求項１】 フレキシブル基板上に駆動ＩＣが搭載さ
れ、前記駆動ＩＣに対して一端側を入力側として複数本
の入力側リードが配置され、前記駆動ＩＣに対して他の
一端側を出力側として複数本の出力側リードが配置され
て成るフィルムキャリアにおいて、 前記入力側の外端の入力側リードが他の入力側リードの
リード幅よりも幅広であり、且つ前記外端の入力側リー
ドの前記駆動ＩＣ側が相反する側よりもリード幅が幅広
であることを特徴としたフィルムキャリア。 - 【請求項２】 前記入力側の外形寸法が前記出力側の外
形寸法の０．９倍以下であることを特徴とした請求項１
記載のフィルムキャリア。 - 【請求項３】 前記外端の入力側リードの前記駆動ＩＣ
側のリード幅が相反する側のリード幅の２倍以上に設定
されていることを特徴とした請求項１記載のフィルムキ
ャリア。 - 【請求項４】 一対の電極基板間に液晶層が保持されて
成る液晶パネルと、前記液晶パネルの駆動に要する駆動
信号を供給する駆動回路基板と、前記液晶パネルと前記
駆動回路基板とを電気的に接続する複数のフィルムキャ
リアを備えた液晶表示装置において、 前記フィルムキャリアは、フレキシブル基板上に駆動Ｉ
Ｃが搭載され、前記駆動ＩＣに対して一端側を入力側と
して複数本の入力側リードが配置され、前記駆動ＩＣに
対して他の一端側を出力側として複数本の出力側リード
が配置されて成り、前記入力側の外端の入力側リードが
他の入力側リードのリード幅よりも幅広であり、且つ前
記外端の入力側リードの前記駆動ＩＣ側が相反する側よ
りもリード幅が幅広であることを特徴とした液晶表示装
置。 - 【請求項５】 前記フィルムキャリアは前記駆動回路基
板に対して並列して配置され、隣り合う前記フィルムキ
ャリアの入力側間の間隙に対応する前記駆動回路基板上
に駆動回路部品が実装されて成ることを特徴とした請求
項４記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12693695A JP3505265B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | フィルムキャリアおよびそれを用いた液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12693695A JP3505265B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | フィルムキャリアおよびそれを用いた液晶表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08320499A true JPH08320499A (ja) | 1996-12-03 |
| JP3505265B2 JP3505265B2 (ja) | 2004-03-08 |
Family
ID=14947576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12693695A Expired - Fee Related JP3505265B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | フィルムキャリアおよびそれを用いた液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3505265B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100706722B1 (ko) * | 2000-04-28 | 2007-04-11 | 삼성전자주식회사 | 금속 배선 확장부를 갖는 테이프 캐리어 패키지 및 이를채용한 액정표시장치 모듈 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6236569U (ja) * | 1985-08-22 | 1987-03-04 | ||
| JPS6428621A (en) * | 1987-07-24 | 1989-01-31 | Hitachi Ltd | Wiring board |
| JPH06301047A (ja) * | 1993-04-14 | 1994-10-28 | Alps Electric Co Ltd | 液晶表示装置 |
| JPH0713181A (ja) * | 1993-06-21 | 1995-01-17 | Toshiba Corp | フィルムキャリアアウターリードとプリント基板端子との接続構造 |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP12693695A patent/JP3505265B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6236569U (ja) * | 1985-08-22 | 1987-03-04 | ||
| JPS6428621A (en) * | 1987-07-24 | 1989-01-31 | Hitachi Ltd | Wiring board |
| JPH06301047A (ja) * | 1993-04-14 | 1994-10-28 | Alps Electric Co Ltd | 液晶表示装置 |
| JPH0713181A (ja) * | 1993-06-21 | 1995-01-17 | Toshiba Corp | フィルムキャリアアウターリードとプリント基板端子との接続構造 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100706722B1 (ko) * | 2000-04-28 | 2007-04-11 | 삼성전자주식회사 | 금속 배선 확장부를 갖는 테이프 캐리어 패키지 및 이를채용한 액정표시장치 모듈 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3505265B2 (ja) | 2004-03-08 |
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