JPH08319957A - 計量機用ポンプ装置 - Google Patents

計量機用ポンプ装置

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JPH08319957A
JPH08319957A JP7124652A JP12465295A JPH08319957A JP H08319957 A JPH08319957 A JP H08319957A JP 7124652 A JP7124652 A JP 7124652A JP 12465295 A JP12465295 A JP 12465295A JP H08319957 A JPH08319957 A JP H08319957A
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chamber
strainer
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oil
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JP7124652A
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Akira Tanaka
明 田中
Noriyuki Nakanishi
紀之 中西
Kazunari Matsumoto
一成 松本
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Tatsuno Corp
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Tatsuno Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流入側ストレーナの清掃や交換時にケーシン
グ内に溜った油が流出せず、かつフロート室内に油が充
満することがない計量機用ポンプ装置を提供すること。 【構成】 ケーシング(C)の流入口(I)は円筒状の
ストレーナ(2)の内側(3)に連通しており、そのス
トレーナ(2)の外側の室(4)はチェック弁(5)を
介してポンプ(6)の入口側の室(7)に連通し、フロ
ート室(21)の出口通路(23)はストレーナ(2)
の外側の室(4)に連通している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーシング内にポンプ
とそのポンプの出口側に設けた気液分離装置とを備え、
気液分離装置で分離された気体を含む液をフロート室に
おいて気体と液体とに分離し、フロート室に設けたフロ
ート弁が開くと液体がポンプの入口側に戻される計量機
用ポンプ装置に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】かかる計量機用のポンプ装置
は種々知られており、本出願人も特公平5−50593
号公報、特公平4−15399号公報、特開平4−60
97号公報、特開平5−193697号公報等に提案さ
れている。
【0003】また給油所において、1つの地下タンクか
ら一本の給油管を介して複数の計量機が接続されている
ものが知られている。このような場合に、1つの計量機
が使用されず、他の計量機が使用された場合に、給油停
止時に給油管にウォータハンマが生じ、ポンプ装置の入
口側に設けたチェック弁を押し開いて、油が流入し、そ
の流入した油はチェック弁があるために逆流せずにフロ
ート弁を押し上げてフロート室内に流入する。その結
果、フロート室が油で充満され、エアベントから油が外
部に噴出してしまう。かかる不都合を解決するために、
実公昭61−15265号公報には、遮蔽板でエアベン
トを閉塞する技術が開示されており、また前記特開平4
−6097号公報にはチェック弁を設けないで、油が地
下タンクに逆流するように構成した技術が開示されてい
る。
【0004】しかしながら、遮蔽板で閉塞しても流入し
た油は流出されず、ケーシング内に貯められるので、不
都合があり、またチェック弁をなくした場合には入口側
のストレーナを掃除するときにケーシング内の油が全部
流出してしまうので、その処理が面倒である。
【0005】また、フロート室を設ける技術も例えば特
公昭51−27483号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、ウォータハンマによりフロート室に油が流入し
てもフロート室が油で充満することがなく、またケーシ
ングの流入口に設けたストレーナを掃除するときにケー
シング内の油の全量を流出させずに済む計量機用ポンプ
装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ケーシ
ング内にポンプとそのポンプの出口側に設けた気液分離
装置とを備え、気液分離装置で分離された気体を含む液
をフロート室において気体と液体とに分離し、フロート
室に設けたフロート弁が開くと液体がポンプの入口側に
戻される計量機用ポンプ装置において、ケーシングの流
入口は円筒状のストレーナの内側に連通しており、そし
てストレーナの外側の室はチェック弁を介してポンプの
入口側の室に連通し、前記フロート室の出口通路は前記
ストレーナの外側の室に連通している。
【0008】
【作用効果の説明】したがって、ポンプの作動に伴い、
地下タンク内の油は給油管から吸上げられてケーシング
の流入口に流入する。そしてストレーナの内側にはいり
ストレーナでごみ等を除去されて外側の室に流れ、チェ
ック弁を介してポンプの入口側の室からポンプに吸込ま
れる。
【0009】他方、ポンプによって加圧された油は気液
分離室において気体を含む油が分離され、気体を含まな
い油は給油され、気体を含む油はフロート室に流入す
る。フロート室において気液が分離され、分離された油
は一定量貯まるとフロート弁が開いて出口流路からスト
レーナの外側の室に流れる。
【0010】本発明では、チェック弁の上流側にフロー
ト室からの出口流路が接続されているので、ウォータハ
ンマによりケーシングの流入口に圧力波が生じ、フロー
ト弁を押し上げて、油が流入してもフロート室に一定量
の油が溜まると、フロート弁が開き、ストレーナを介し
て流出されるので、フロート室が油で充満することがな
い。
【0011】また、ストレーナを掃除する場合には、ス
トレーナの外側の室と連通する流路はチェック弁および
フロート弁で閉塞されているので、油の流出を最小限に
することができる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0013】図1において、本発明を実施した計量機用
ポンプ装置は箱状のケーシングCを備え、そのケーシン
グCには流入口Iと流出口Oとが形成されている。この
流入口Iは円筒状のストレーナ2の内側3と連通してお
り、ストレーナ2の外側には外側室4が形成され、この
外側室4はチェック弁5を介してポンプ6の入口側の室
7と連通している。ポンプ6の出口側の室8は全体を符
号9で示す気液分離装置に連通している。
【0014】この気液分離装置9は図示の例では本出願
人に係る特開平5−193697号公報に記載されたも
のが用いられており、渦巻室10と筒状部材11と旋回
止め部材12とその筒状部材11に対して旋回止め部材
12の反対側に設けた気液混合流通路13とよりなるも
のである。この気液分離装置9は前記公報に記載した通
り、渦巻室10で生じた旋回流は筒状部材11を旋回し
ながら旋回止め部材12の方に流れるが、比較的に軽い
気液混合流は渦巻室10および筒状部材11の中心に集
まり、気液混合流通路13から流出するようになってい
る。
【0015】筒状部材11の半径方向の外方にはストレ
ーナ14が設けられている。このストレーナ14はケー
シングCの外側に取付けた蓋体15によりばね16およ
び前記旋回止め部材12を介して位置決めされている。
【0016】ストレーナ14の半径方向外方の室17に
はその上部においてコントロール弁18を介して流出口
Oと連通しており、その下部においてバイパス弁19を
介してポンプ6の入口側の室7と連通している。
【0017】前記気液混合流通路13は通路20を介し
てフロート室21と連通しており、このフロート室21
にはフロート弁22が設けられている。このフロート弁
22はフロート室21内にレベルLまで油が溜まると開
くようになっている。したがって、レベルLより上方に
エアベントVが設けらている。このフロート室21の出
口流路23はストレーナ2の外側の外側室4と連通して
いる。
【0018】なお図示の例ではチェック弁5は重力式で
あり、このチェック弁5を取付けるためにケーシングC
に開口24が開けられており、その開口24は常時カバ
ー25で閉塞されている。
【0019】次に主として図2を参照して作動を説明す
る。
【0020】図示しない地下タンクからの油は図示しな
い給油管を通って流入口Iに流入し、そしてストレーナ
2でゴミ等が除去されて外側の外側室4からチェック弁
5を通って入口側の室7に流れてポンプ6で吸込まれ
る。ポンプ6で加圧された油は出口側の室8から気液分
離装置9の渦巻室10に流入して旋回流を生じ、比較的
に軽い気液混合流は気液混合流通路13から通路20を
介してフロート室21に流れる。
【0021】気体を含まない油はストレーナ14を通っ
てコトンロール弁18を押し開いて流出口Oに流れ、図
示しない給油ノズルから給油される。
【0022】ポンプ6は作動しているが、給油されてい
ない場合、ポンプ6からの油はバイパス弁19を通って
入口側の室7に戻されて循環する。
【0023】フロート室21に流入した気液混合液はこ
こで気液が分離され、気体すなわちベーパーはエアベン
トVから大気に放出される。そしてフロート室21内に
一定量の油が溜まるとフロート弁22が開いて、フロー
ト室内の油は通路23からストレーナ2を介して流入口
Iから地下タンクに戻される。なおポンプ6が作動中で
あればポンプ6に吸込まれる。
【0024】以上の通り本発明ではフロート弁22が開
くとフロート室21内の油はストレーナ2を通って地下
タンクに流出できるので、計量機の不使用時にウォータ
ハンマによりフロート室21に油がフロート弁22から
流入してもフロート室21が油で充満することがない。
【0025】またストレーナ2を交換するときにストレ
ーナ2の外側の外側室4はチェック弁5およびフロート
弁22で閉塞されているので、流出する油の量が少量で
あり処理が容易である。
【0026】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば下記のすぐれ
た効果を奏する。 (1) フロート室からの通路がチェック弁の上流側で
流入口と連通しているので、フロート弁が開いたときに
フロート室内の油は確実に地下タンク側に流出でき、フ
ロート室が油で充満し、エアベントから吹き出すことが
ない。 (2) ストレーナの外側室はチェック弁とフロート弁
とで閉塞されているので、ストレーナを掃除したり交換
する場合に、流出する油量は最小限ですみ、処理が容易
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】本発明を実施した計量機用ポンプ装置の流れを
示す模式図。
【符号の説明】
I・・・流入口 O・・・流出口 C・・・ケーシング V・・・エアベント 2・・・ストレーナ 3・・・ストレーナの内側 4・・・外側室 5・・・チェック弁 6・・・ポンプ 7・・・入口側の室 8・・・出口側の室 9・・・気液分離装置 14・・・ストレーナ 17・・・室 18・・・コントロール弁 19・・・バイパス弁 20・・・通路 21・・・フロート室 22・・・フロート弁 23・・・通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内にポンプとそのポンプの出
    口側に設けた気液分離装置とを備え、気液分離装置で分
    離された気体を含む液をフロート室において気体と液体
    とに分離し、フロート室に設けたフロート弁が開くと液
    体がポンプの入口側に戻される計量機用ポンプ装置にお
    いて、ケーシングの流入口は円筒状のストレーナの内側
    に連通しており、そしてストレーナの外側の室はチェッ
    ク弁を介してポンプの入口側の室に連通し、前記フロー
    ト室の出口通路は前記ストレーナの外側の室に連通して
    いることを特徴とする計量機用ポンプ装置。
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