JPH08319718A - プレキャストコンクリート建築物のコスト算定システム - Google Patents

プレキャストコンクリート建築物のコスト算定システム

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JPH08319718A
JPH08319718A JP12488495A JP12488495A JPH08319718A JP H08319718 A JPH08319718 A JP H08319718A JP 12488495 A JP12488495 A JP 12488495A JP 12488495 A JP12488495 A JP 12488495A JP H08319718 A JPH08319718 A JP H08319718A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】人的、物的に効率的かつ経済的なプレキャスト
コンクリート(PCa)建築物のコスト算定システムを
提供する。 【構成】PCa柱、梁、壁等の部位毎の材料費、取付
費、重機費、付属費の各単価を計測により収集し、分析
し、集計したデータベースと、コスト算定対象建築物の
地区、用途、面積、高さ、重機の機種等を入力する入力
手段と、この入力により特定された重機の分単位の取付
コストに基づいて、データベースを用いて各ピース毎の
コストを算定するコスト算定手段と、算定されたコスト
を用いて、PCa建築のサイクル工程を作成するように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレキャストコンクリ
ート(以下、PCaと云う)工法で建築された建築物の
コスト算定システムに関するものであり、詳しくは使用
される重機で吊り上げる時間を基準にして、取付コスト
を算出するようにしたコスト算定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられているPCa工法は、
工業化工法の代表的なものであり、建設される建物の
柱、梁、スラブ、壁、階段、バルコニー等を予め工場等
において所謂部品(以下ピースと云う)として製作し、
これらのピースを建築現場に運搬し、タワークレーン等
の重機を用いて吊り上げて順次組み立てるもので、在来
工法に比較して、設計、積算、施工の各段階において、
工期の短縮、コスト削減、省力化等の面で大きなメリッ
トを持っていると考えられている。
【0003】また、工業化の概念と共に、当然のことな
がら建築生産性〔(施工された建築物の質×量)/(投
入された人的、物的資源の総量、広い意味でのコス
ト)〕の概念も導入されてきた。
【0004】建築生産性の向上という見地から、上式の
分母であるコストを最小にすることが必要であり、その
ためには、建築の全体業務量の半分を占めるという設計
と、積算と、施工図や施工計画の作成とからなる一連の
ソフト的業務全体の人的、物的資源のシステム化が必須
となってきた。
【0005】ソフト的業務のシステム化の要諦は、シス
テム化される対象範囲の明確化、各組織の役割分担の明
確化、データの統合化(データベースの構築)と組織横
断的な活用、業務分析に基づくデータ処理の標準化、各
種業務又は作業基準の設定、関連企業の位置付けの明確
化、システム効率および効果を測る客観的物差しの設定
等であることは、従来長年にわたり言われてきたことで
ある。
【0006】そして、上記システム化の要諦の各点に注
意深く留意して構築されたシステムは、要求する情報
を、簡単な操作で、正確に、迅速に、特別の技能がなく
ても誰でも取り出すことができるものとなることは、従
来既に、社会全体にわたり構築され、広く効率的に使用
されている各種の多くの情報処理システムの例により照
明されているところである。
【0007】さて、従来、総合建設会社(ゼネコン)に
おけるPCa工事のコスト算定は、材料費と、重機費
と、取付費とを、社内の別々の部所、例えば、技術部、
工事部、積算部で、相互の関連無く算定しているところ
が多かった。
【0008】また、各部共、コスト算定には、夫々熟練
した専門家が当たっていた。例えば、重機費の算定を行
う場合、先ず重機の機種選定には、吊り荷重、作業半
径、建物の取り込み位置等に関する膨大な基礎資料と、
重機選定の専門家とが必要であった。
【0009】上記各部門毎に、夫々、膨大な量の基礎資
料と独自のコンピュータ等の計算器具を備えているが、
それらの基礎資料の相互利用や、各コンピュータ間のデ
ータの授受等、組織横断的なデータ処理システムは確立
していなかった。
【0010】更に、コスト算定に当たり、PCa専門業
者や協力業者と多大の時間と労力を費やして綿密な打合
せを行わなければコストを決めることができなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、よく建
物のコストを比較するというが、建物の何を、又は何処
を比較するのかによって、安い、高いの評価は大きく異
なってくる。PCa工法の建物のコストは、建築構造コ
スト、建築仕上げコスト、設備コスト、総合仮設コス
ト、経費(現場経費共)コストの5つのコストに分類す
ることができる。上記各コストについて、更に分析して
みると、下記のようになる。
【0012】A.建築構造コスト 建築構造コストは、材料費と取付手間とに分けられる。
材料費は、工場で製作する場合には、工場の経費を含め
た材料費と製作手間とに分けられ、現場で作る場合に
は、自社支給分を考慮した材料費と製作手間とに分解す
る必要がある。
【0013】材料費には、材料のサイズ、形式、数量、
並びに、運搬、荷卸し、横移動の距離および時間の各要
因が関係する。
【0014】建築構造コストの中の取付手間を算定する
には、材料をセットするための人工(マンアワー)とセ
ット時間、サイクル工程と重機稼働率、支保工の各要因
が関係する。例えば、多能工を、注入、機械式継手やP
Ca等のセット、又は、材料移動等に回転させる場合、
担当者の計画の善し悪しにより単価は大幅なバラツキを
持つ。
【0015】上記要因の各値が変われば、トータル重機
費もそれによって変わってくる。このことは、システム
型枠や鉄筋先組の場合でも同様である。
【0016】従って、PCa建築構造コストの算定に当
たっては、協力業者の見積りではなく、自社での実際の
計測および分析により得たデータが必須である。
【0017】B.建築仕上げコスト PCa工法においては、補修や仕上げのコストが在来工
法とは当然異なることを考慮すべきである。例えば、支
保工が無い場合あるいは少ない場合の作業性の良し悪し
により、跡片付けや運搬等の費用が異なってくるからで
る。
【0018】C.設備コスト 工業化工法を採用した結果、工期が短縮されれば、その
分だけ、設備関係の協力業者側の現場経費は減少するこ
とになる。例えば、スリーブ等を現場で入れるのと工場
で入れるのとでは協力業者側の現場経費は大きく異なる
筈である。また、例えば、建築現場の設備業者の仮設事
務所の費用も、工期が短ければその分減ることになる。
このような分析データに基づき協力業者を指導又は納得
させることができる。
【0019】D.総合仮設コストおよび現場経費コスト PCa工法の場合、在来工法に比較して、出来高(1人
当たり消化高)が多くなる。この出来高と工期短縮との
両面から、総合仮設コストおよび現場経費コストを総合
的に検討し、決定することが必要である。
【0020】以上のような分析の結果、PCa工法は、
建築の分野における最も工業化された工法であり、コス
ト算定がシステム化し易い分野であるにも関わらず、コ
スト算定のシステム化が遅れているため、下記のような
問題点があった。
【0021】(1)コスト算定が、社内の別々の部所
で、相互に関連なく行われているため、全社的に人的、
物的に非効率かつ不経済であった。 (2)特別な熟練した専門家でなければ重機の選定やコ
ストの算定を行うことができないため、誰でも気楽に使
用できる便利性や融通性に乏しかった。 (3)自社での実際の計測や分析に基づいて、コストデ
ータを収集する努力が少なかったため、専門業者等の経
験に頼る面が大きく、コスト削減の機会を逸していた。
【0022】従って、本発明は、上記問題点に鑑み、全
社的に人的、物的に効率的かつ経済的で、誰でも簡単に
操作することができ、迅速応答性がある総合的なPCa
建築物のコスト算定システムを提供することを目的と
し、特に、PCa工法での建築に不可欠な重機の作業量
を基準にした取付コストの算出及びそのサイクル工程に
課題を有する。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るPCa建築物のコスト算定システム
は、各ピース毎に算出された各費用のデータベースと、
重機の選定等を入力する入力手段とから構成し、入力手
段により特定された重機の吊り上げる分単位の時間を基
準にして、ピースを取り付ける取付コストを算出するよ
うにする。
【0024】又、取付コストに基づいて、1日毎の特定
された重機を基準にした仕事量を算出し、該仕事量に応
じてピースの取付サイクル工程を自動的に算出するよう
にする。
【0025】
【作用】本発明に係るPCa建築物のコスト算定システ
ムは、下記のように作用する。 (1)データベースの作成 予め、地区別に、実際の計測と分析により、PCa建築
物の柱、梁、壁等の部位毎の材料費、取付費、重機費、
附属費の各単価に関するデータを収集し、下記のように
各単価表としてデータベースに格納してある。
【0026】材料費については、部位(例えば柱)の単
位体積(m3 )または(例えば床の)単位面積(m2
当たりの材料単価を作成する。取付費については、部位
1ピース当たり(例えば柱1本)の単位時間(分)当た
りの労務費単価を作成する。
【0027】重機費については、吊り上げ荷重と高さと
の変数を分単位で算出し、部位1ピース(例えば柱1
本)当たりのコスト単価を作成する。附属費について
は、部位の単位体積(m3 )または単位面積(m2 )当
たりの附属コスト単価を作成する。
【0028】(2)コスト算定上必要な建物データの入
力 入力手段(キーボード等の入力装置および入力サブルー
チン)を介してコスト算定対象建築物の地区、用途、面
積、高さ、重機の機種等を入力する。
【0029】(3)コストの算定 コスト算定手段は、材料費、取付費、重機費、附属費の
各算定部からなる。入力手段からの入力により、その建
物の各階での各部位の1ピース当たりの重量、体積、各
階で必要とする各部位の数量等を計算する。各部位の数
量と単価とを掛けることにより、各部位毎の材料費、取
付費、重機費、附属費が算定される。
【0030】そして、選択された特定の重機による作業
量を分単位で算出し、この作業量に基づいた取付コスト
を算出する。
【0031】(4)コスト表の印刷出力 算定された各部位毎のコスト及び取付コストは、例え
ば、部位毎コスト又は建物全コスト等の所望の形式で印
刷出力される。
【0032】
【実施例】以下、本発明に係るPCa建築物のコスト算
定システムの実施例について説明する。本実施例は、ハ
ードウェアとソフトウェアとからなる総合的なデータ処
理システムであって、ハードウェアとしては、CPU、
RAM、ROM、ディスクメモリ、ディスプレイ、プリ
ンタ、キーボード、マウス等を有する通常のパソコン程
度のコンピュータによって構成され、ソフトウェアは、
以下詳述するデータベースとプログラムとにより構成さ
れており、使用者は、システムとの対話により、PCa
部材である柱、梁、床、壁等のピースについて、PCa
を吊り上げる重機の設定、PCa材料の分析、PCaの
取付費の事項に関して、コストだけではなくサイクル工
程等の施工に使用できる取付コストの算定を行わせるも
のである。
【0033】この取付コストの算定につき、以下の項
目、 1.データベース、(1)材料単価表、(2)取付単価
表、(3)重機単価比較表、(4)重機の機種毎のコス
ト分析表、(5)重機費の建築高さによる1ピースコス
ト比較表及び比較グラフ、(6)PCa取付重機コスト
想定表、(7)重機の仕様表および性能図、(8)附属
コスト表、 2.PCaコスト算定プログラム、(1)概要、(2)
共通項目入力部S1、(3)補正入力部S2、(4)材
料コスト部S3、(5)取付コスト部S4、(6)附属
コスト部S5、(7)重機選択部S6、(8)重機コス
ト部S7、(9)出力部S8、 3.簡単なコスト算定の例、(1)材料コスト、(2)
取付コスト、(3)重機コスト、(4)附属コスト、
(5)結果、 4.サイクル工程管理、の順に説明する。
【0034】1.データベース 本PCaコスト算定システムを構成するに当たっては、
北海道、東北、関東、東京、千葉、横浜、名古屋、北
陸、大阪、広島、四国、九州の12区域毎で、PCa建
築物の各ピース毎の材料費、取付費、重機費、附属費の
4要素の各単価に関するデータを予め収集し、これらの
データを単価表またはグラフの形にまとめて記録媒体、
例えばフロッピィディスク等に記録している。区域毎に
したのは、その地区によって、例えば生コンクリート等
のコストが相違するためである。
【0035】以下、データベースに含まれる各単価表に
ついて、(1)材料単価表、(2)取付単価表、(3)
重機単価比較表、(4)重機の機種毎のコスト分析表、
(5)重機費の建築高さによる1ピースコスト比較表及
び比較グラフ、(6)PCa取付重機コスト想定表、
(7)重機の仕様表および性能図、(8)附属コスト
表、の順に説明する。
【0036】なお、以下の説明においては、最終的にプ
ログラムの実行段階で参照される材料単価表、取付単価
表、重機単価表(グラフ)、附属単価表と共に、上記調
査、計測、分析の段階で作成された中間段階の種々の表
やグラフについても説明してある。
【0037】これらの中間段階の表やグラフもデータベ
ース内に収納されており、必要に応じてディスプレイ画
面に表示させ、内容の加除修正を行うことができるよう
になっている。このような加除修正が行われれば、上記
単価表の内容は自動的に更新されるようになっている。
【0038】(1)材料単価表 材料単価表は建築物の部位毎の単位体積又は単位面積当
たりの材料単価を示す表である。柱、梁、壁、床の東京
地区の材料単価表を、表1、表2、表3、表4に示す。
【0039】
【表1】
【0040】表1に示す柱の材料単価表の内容は下記の
基準により計算したものである。 ア.コンクリートは、FC300Kg/cm2、10,
000円/m3である。 イ.打設手間は、工場3人1組で、1日3m3 打設可能
とする。 ウ.鉄筋材料は、50,000円/t(m3 当たり30
0kg)である。 エ.鉄筋加工組立は、全て、工場加工組立であるので、
48,000円/tとしている。 オ.消耗品は、上記ア〜エの合計の4%とする。 カ.ストック費は、ア〜オの合計の5%とする。
【0041】 キ.雑工事費は、ア〜カの合計の2%とする。 ク.修繕維持費は、ア〜カの合計の1.5%とする。 ケ.動力費は、ア〜オの合計の1.2%とする。 コ.燃料費は、ア〜オの合計の2%とする。 サ.型枠工事費は、一般型1基1,000,000円と
して、4型製作を300m3 打設(転用)とする。 シ.設計図、作図費は、ア〜サの合計の7%とする。 ス.運搬費は、一般5,000円/t+小運搬1,50
0円/tとする。 セ.専業者経費は、直工の20%とする。
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】なお、上記各表において、型枠費は、一般
1型、壁700,000円、スラブ500,000円、
梁1,300,000円としている。
【0046】(2)取付単価表 取付単価表としては、多能工3人1組で部位を取り付け
る場合の1ピース当たりの取付手間(労務費)が、表5
に示すように、上記各地区毎に記録されている。表5に
おいて、の場合、の場合とは、夫々、1日の日当
が、25,000円、30,000円の多能工を指す。
【0047】
【表5】
【0048】この表5に示す数値の計算根拠について付
言しておく。表5の1ピース当たり取付手間は、下記の
ように、実際の取付作業の所要時間を分単位で計測した
結果に基づき算出されたものである。
【0049】即ち、取付作業の所要時間Hを、H=h1
+h2+h3+h4とする。ただし、h1は所定位置セ
ット(車誘導)荷取り、h2はフックの巻き上げ旋回所
要時間、h3は取付所要時間、h4はフックの巻き下げ
の返し所要時間を表すものとする。
【0050】作業時間の計測の結果を1階と7階につい
て示すと、下記の通りである。 部位 1階 7階 ───────────────────── 柱 18.3分 9.5分 梁 13.6分 8.5分 壁 14.2分 12.2分 床 5.1分 4.9分 バルコニー 10.4分 11.9分(1階は横移動のみ)
【0051】なお、1階と7階とで作業時間が異なるの
は、作業の習熟によるものである。建物の各階で同一の
取付作業を繰り返し行った場合、一般に、図1に示すよ
うに、階が増すに従って労務量は減少し、従って、1回
当たりの取付作業時間は減少していく傾向にある。
【0052】上記計測結果から、例えば公団型建物の場
合、特定地区(実施例においては東京地区)での取付所
要時間を、一般に建物の高さに関係なく、下記の通りに
想定することができる。 部位 所要時間(平均) ───────────── 柱 14分 梁 12分 壁 13分 床 5分 バルコニー 12分
【0053】1日の日当が25,000円の多能工(
の場合)と、30,000円の多能工(の場合)との
2種類の多能工について、夫々3人1組で取付作業を行
うとし、1日7時間労働とし、休憩、トラブル等の時間
を約40%考慮すると、1分当たりの取付コストは、 の場合、1分当たり取付コスト: 75,000/420×1.4=250円/分 の場合、1分当たり取付コスト 90,000/420×1.4=300円/分 となる。
【0054】上記1分当たりコストに基づき、時間とコ
ストとの関係を描いたのが、図2に示す直線および直
線である。この直線および直線に、上記各部位の
取付所要時間を当てはめると、表5に示すような取付単
価が得られることになる。
【0055】上述のように、ピース取付所要時間が決ま
ると、必然的に後述する重機の分単位の吊り上げ仕事量
及びそのコストを基準にした1日当たりの取り付け量が
決まる。そして、後述するサイクル工程計画上のデータ
となる。例えば、1日当たり平均23ピースであれば、
1ピース15分であれば345分の計画とすればよいこ
とになる。
【0056】(3)重機単価比較表 表6に例を示すように、重機の各機種(本実施例では1
機種を示すがこれに限定するものではない)の月単価お
よび3種類の分単価の比較表をデータベースとして作成
する。
【0057】なお、表6において、分単価−(1)は、
1日7時間、月25日稼働の場合、分単価−(2)は、
1日7時間、月15日稼働の場合、分単価−(3)は、
1日3.5時間、25日稼働の場合について夫々、上記
月単価から計算した値である。
【0058】この表6は、固定重機を8カ月とした場合
を例にとっているが、この固定重機の期間を変えると単
価もかわるのは勿論であり、本データベースでは、”
月”を入力すればそれに対応したものを取り出せるよう
になっている。
【0059】尚、表6に示す重機の機種は単に例示であ
り、その都度変更することができ、その機種毎の機能に
より、金額、分単価も自ずから適宜かわることは勿論の
ことである。
【0060】
【表6】
【0061】(4)重機の機種毎のコスト分析表 表6の月単価の算定根拠となる機種毎のコスト分析表
が、表7〜表14に示すように、データベースに記録さ
れている。
【0062】
【表7】
【0063】
【表8】
【0064】
【表9】
【0065】
【表10】
【0066】
【表11】
【0067】
【表12】
【0068】
【表13】
【0069】
【表14】
【0070】重機費のコスト分析に際しては、クローラ
を除く各機種では、コストの内容を損料、運転費、組立
および解体費、定期点検等費用、運搬費、ボルト等費、
構台費、電気配線費に分解した。上記の各項目は更に下
記のように細部項目に分解した。
【0071】損料は、本体、ポスト、無線機、テレビカ
メラ、テレビモニタの各Tカ月(表では8か月)分の使
用料と、ワイヤロープ及び修理費各1式の費用に分解し
た。
【0072】運転費は、オペレータのTカ月(表では8
ケ月)分の賃金とする。組立及び解体費は、手間賃、機
械器具(80t油圧クレーン、OTS−4030等)、
指導員賃金に分解した。
【0073】定期点検等費用は、定期点検費、同左交通
費、監督署立会検査費用、クライミング手間に分解し
た。
【0074】表7〜表13に示すコスト分析表により、
Tカ月(表では8カ月)固定で計算した総コストを8で
割ったものが、上記表6に示す月単価となり、月単価を
分に換算したものが分単価となるのである。
【0075】また、クローラークレーンの月単価は、表
14に示すように、仮設道路(鉄板等)を含まないNカ
月(例えば6カ月)計算の費用をN(6カ月の場合は”
6”)で割ったものである。
【0076】このようにして、予めPCa建築に使用さ
れる重機の性能及び、実際に使用した場合のコストを分
単位で算出しておくことにより、PCaによる建築の手
順を重機の駆動時間に対応させて全体のコストを算出す
ることが正確且つ容易に行うことができる。更に、次に
述べる(5)により、重機のコストの比較及び重機の性
能の比較をして、適切な使用する重機の選択を行うこと
ができる。
【0077】(5)重機費の建築高さによる1ピースコ
スト比較表および比較グラフ ある機種の重機の代表的吊り荷重での、高さによる1ピ
ース当たり取付時間(秒)を測定し、この測定値に基づ
き、分単価−(1)、分単価−(2)、分単価−(3)
の各場合について1ピース当たり取付重機コスト(円)
を計算する。
【0078】各機種について、上記1ピース当たり取付
時間(秒)と、1ピース当たり取付重機コスト(円)
と、トン当たり取付コスト(円)とがデータベースに記
録されている。
【0079】表15は、分単価−(2)の場合の、高さ
による1ピース取付コスト比較表であり、これをグラフ
にしたのが図3および図4である。
【0080】
【表15】
【0081】このようにして、重機の取付コストを表に
し、且つ全体のコストの比較をグラフで表すようにすれ
ば、目視により、階毎の重機のコストの比較を行うこと
ができる。例えば、図3において、高さが増してもコス
トがそれ程上昇しない代表的な重機はJCC400であ
る。又、図4において、高さが増すとコスト量が一番増
加する重機はクローラー200Tであることが理解でき
る。
【0082】(6)PCa取付重機コスト想定表 重機の各機種毎に、吊荷重と高さとを2変数として、1
ピース当たり時間(秒)、1ピース当たり取付コスト
(円)およびトン当たり取付コストを表した重機コスト
想定表と、このコスト想定表のグラフとがデータベース
に記録されている。
【0083】一例として、JCC−400、JCC−2
00Hの各重機コスト想定表を表16、表17に示し、
また、表16、表17に基づき、吊荷重をパラメータと
して高さ対取付コスト曲線を描いたグラフを図5、図6
に示す。
【0084】
【表16】
【0085】
【表17】
【0086】この図5及び図6に示すように、吊り上げ
る吊荷重に応じたコストがかかり、且つ高さに応じてコ
ストを比例的に増加することが理解できる。
【0087】(7)重機の仕様表および性能図 重機を選択する時に、各機種の能力を知るための資料と
して、図7〜図15に示すような、姿図および定格荷重
/作業半径関係図と、表18〜表26に示すような仕様
表がデータベースに格納されており、必要の都度プログ
ラムによって呼び出されると共にディスプレイの画面上
に表示させることができるようになっている。
【0088】
【表18】
【0089】
【表19】
【0090】
【表20】
【0091】
【表21】
【0092】
【表22】
【0093】
【表23】
【0094】
【表24】
【0095】
【表25】
【0096】
【表26】
【0097】このようにして、重機の選択に際して、実
際に形状を見て、且つその仕様、大きさ、性能等を同時
に見て選択することができるようになっている。
【0098】(8)附属コスト表 表27〜表30に示すように、柱、梁等の部位の単位体
積又は単位面積当たりの附属コスト表が、データベース
に入っている。
【0099】
【表27】
【0100】
【表28】
【0101】
【表29】
【0102】
【表30】
【0103】2.PCaコスト算定プログラム (1)概要 PCaコスト算定プログラムは、図16に概略フローチ
ャートで示すように、共通項目入力部(又はサブルーチ
ン)S1と、補正入力部S2と、材料コスト部S3と、
取付コスト部S4と、附属コスト部S5と、重機選択部
S6と、重機コスト部S7と、出力部S8とから構成さ
れている。
【0104】(2)共通項目入力部S1 共通項目入力部S1は、ディスプレイの画面に、図17
でM1で示すような入力メニューを表示する。メニュー
M1は、項目欄と指定欄とから構成されており、項目欄
には、コスト算定の対象となる建物の所在地区、用途、
面積、高さ、JV形態、現在指数、部位、表名、重機選
択が表示される。
【0105】指定欄は、項目毎のメニューであって、こ
のメニューから一つをカーソル等で指定するか、枠で囲
んだ記入欄に数字を記入するようになっている。各項目
のメニューの内容は下記の通りである。
【0106】ア.地区 コスト算定対象建物を建築する地区を、北海道、東北、
関東、東京、千葉、横浜、名古屋、北陸、大阪、広島、
四国、九州の内からカーソル等で選択する。
【0107】イ.用途 コスト算定対象建物の用途又は型式を、マンション、事
務所、工場、ショッピングセンターおよび店舗、学校そ
の他の内からカーソル等で選択する。
【0108】ウ.面積 建築物の基準床面積を枠の中にキーボードで入力する。 エ.高さ 建築物の最大高さおよび建築物の特定位置の高さを枠の
中にキーボードで入力する。
【0109】オ.JV形態 JVか単独かをカーソル等で選択する。 カ.現在指数 例えば、平成元年を100とした、価格指数を枠の中に
キーボードで入力する。
【0110】キ.コスト算定対象部位 コスト算定の対象とする部位を、全体、柱、梁、床、
壁、バルコニー、階段からカーソル等で選択する。な
お、全体を選択すると、全ての部位についてのコスト算
定を行うことになる。
【0111】ク.表名 ディスプレイ画面上の表示させたいコスト表を、材料コ
スト表、取付コスト表、重機コスト表、附属コスト表の
内からカーソル等で選択する。
【0112】ケ.重機選択 重機選択には自動と指定とのいずれかを選ぶことがで
き、自動を選ぶと、後述する重機選択部が最適の機種を
選択する。指定を選んだ場合は、JCC−400、JC
C−200H、JCC−200、OTA−230、OT
S−4030、OTS−2030、E−60、クローラ
100t、クローラ150t、クローラ200t、クロ
ーラ300tの内から1機種を指定する。この選定に際
しては、上記説明した図7〜図15に示した仕様等を適
宜データベースから抽出して決定する。
【0113】(3)補正入力部S2 補正入力部S2は、図18に示すように、材料がコンク
リートのみの場合、鉄筋の場合、型枠及び継手の場合に
は、夫々、キーボードから補正値を直接入力する(ステ
ップS2−1)。上記直接入力に応じて、以後のコスト
算定において、コンクリートのみの場合には、材料単価
はコンクリートのみとする(ステップS2−2)。鉄筋
の場合は、材料単価に継手、鉄筋費用を加える(ステッ
プS2−3)。型枠の場合は、材料単価に継手、型枠費
を加算する(ステップS2ー4)。継手の場合は材料単
価に継手予算を加える(ステップS2−5)。従って、
夫々異なる材料単価を用いるように設定する。
【0114】(4)材料コスト部S3 材料コスト部S3は、図19に示すように、共通項目入
力部S1で入力された建築物の用途、型式、面積、高さ
から、各部位(柱、梁等)の体積を計算する(ステップ
S3−1)。次に、表1〜表4に示す材料単価表に記載
されている単価と上記体積とを乗算することにより、各
部位毎の材料コストを算出する(ステップS3−2)。
計算結果は、出力バッファに一時記憶される(ステップ
S3ー3)。
【0115】(5)取付コスト部S4 取付コスト部S4は、図20に示すように、共通項目入
力部S1で入力された建築物の用途、型式、面積、高さ
から、各部位(柱、梁等)のピース数を計算する(ステ
ップS4−1)。次に、表5に示す取付単価表に記載さ
れている単価と上記ピース数とを乗算することにより、
各部位毎の取付コストを計算する(ステップS4−
2)。計算結果は、出力バッファに一時記憶される(ス
テップS4ー3)。
【0116】(6)附属コスト部S5 附属コスト部S5は、図21に示すように、建物の部位
毎の体積を計算する(ステップS5ー1)。そして、表
27〜表30に示す建物の部位毎の附属単価に部位の体
積を乗ずることにより各部位の附属コストを算出する
(ステップS5ー2)。この計算結果を出力バッフアに
一時記憶する(ステップS5−3)。
【0117】(7)重機選択部S6 重機選択部S6は、共通項目入力において、自動重機選
択を指定された時実行され、図22に示すように、重機
に要求される条件を、図7〜図15及び表18〜表26
を参照して各重機の能力と比較することにより、先ず、
要求条件に適合する複数の機種を選び出す(ステップS
6ー1)。
【0118】次に、上記選択された複数の機種について
図3および図4のグラフを参照することにより、1ピー
ス当たりのコストが最も安い機種を最終的に決定する
(ステップS6−2)。
【0119】(8)重機コスト部S7 重機コスト部S7は、図23に示すように、入力データ
に基づき、建物の各高さにおいて取り付ける部位ピース
の荷重および数を計算する(ステップS7−1)。次
に、重機選択部S6で選択された機種のピース当たり単
価を示すグラフ、例えば、JCC−400では図5を用
いて、ピース当たり単価を読み出し、上記ピース数と乗
ずることにより各階の重機コストを算出する(ステップ
S7ー2、S7−3)。算出された重機コストを一時メ
モリに格納する(ステップS7−4)。
【0120】(9)出力部S8 コスト計算が終了した時、出力部S8は、図24にM2
で示すようなメニューをディスプレイ画面に表示する
(ステップS8ー1)。このメニューから一つ以上の項
目を選定することにより、上記各部において一時メモリ
に格納してある算出コストデータが、下記の内から選定
された形式で印刷出力される(ステップS8−2、S8
−3)。
【0121】ア.部位毎のコストデータ表 イ.選択された重機に関するデータ ウ.建築物の全コスト表 エ.損料差表 オ.今工事の全ての集計表 カ.今工事の全てのコストデータ表
【0122】3.簡単なコスト算定の例 高さ100mの超高層RC住宅において、15階(地上
50m)の位置に、PCa梁を取り付ける場合の、材料
コスト、取付コスト、重機コスト、附属コストを含め
た、1ピース当たりのコストはいくらになるか。ただ
し、東京地区の現在単価とする。この問について、以
下、材料コスト、取付コスト、重機コスト、付属コス
ト、1ピース当たりコストの順に算出する。
【0123】(1)材料コスト 表2から梁の材料単価は、130,800円/m3 であ
る。梁1ピースは1.76m3 である。 従って、1ピース当たり材料コスト=130,800×1.76 =230,208円/ピース
【0124】(2)取付コスト 表5から、の場合として、3600円/ピース (3)重機コスト JCC−400を指定したとして、吊り荷重6tの曲線
から、高さ50mで、18,500円/ピース
【0125】(4)附属コスト 表28から、単価は、2,060+830+1,130
=4,020円/m3 であるから、従って、4,020
×1.76=70,752円/ピース
【0126】(5)従って、梁1ピースのコストは、2
30,208+3,600+18,500+70,75
2=323,060円/ピースである。
【0127】3.サイクル工程管理 本発明に係るコスト算定システムを具現化したサイクル
工程管理は、上記データベースを使用してサイクル工程
の作成、管理を行うサイクル工程管理用サブルーチンを
有している。サイクル工程管理用サブルーチンは、使用
者との対話形式でサイクル工程を作成する。作成された
サイクル工程は、上記PCaコスト算定プログラムのコ
スト算定条件となる。
【0128】サイクル工程は、建物の各階におけるPC
aの柱、梁、壁、床の順序で行う吊り上げおよび組み立
て作業の一連の工程である。図25に、JCC−200
Hを使用した自動標準サイクル工程のディスプレイ表示
例を示す。
【0129】図25は、第II工区(例えばN階建ての
建物)の20階でのサイクル工程を示している。また、
図26は、第II工区の20階での、各部位のピース
数、重量、取付時間及び各種係数のディスプレイ表示例
を示す。
【0130】即ち、第1日目は柱18本の吊り上げ、第
2、3日は、梁27本の吊り上げ作業と並行して柱の取
り付け、第4日と第5日の午前は、壁の吊り上げ作業と
並行して梁のジョイント作業を行い、第5日の午後と第
6日の午前とは床の吊り上げ、第6日の午後と第7日の
午前は床の配筋、第7日の午後と第8日の午前はコンク
リート打設となる。第8日の残りの時間はロス時間とな
る。
【0131】以下に、使用者がディスプレイ画面に表示
されるメッセージと対話しながらサイクル工程を作成す
る過程の一例を示す。
【0132】 表示メッセージ 使用者 ────────────────────────────────── ”梁 ”の係数を補正します。 ”よろしいですか。よろしかったらYを押して下さい。” ”Y” ”重機2”を補正しますか。補正の場合Yを押して下さい。 ”Y” ”重機番号を指定して下さい。” ”5” ”OTS−4030では、柱、梁が吊れません。” ”重機番号を指定して下さい。” ”4” ”OTA−230に変更します。よろしかったらYを押して 下さい” ”Y”
【0133】 ”画面1のサイクルを修正しました。サイクルは7.5日と なります。
【0134】 ”サイクル工程を印刷しますか。” ”Y” ”第II工区の20階のコストを印刷しますか。 ”Y”
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
PCa建築物のコスト算定を特定された重機の分単位の
仕事量に応じて、PCaの取付コストを算出するように
したことにより、PCa建築にかかるコストの算出が正
確に且つ信頼性のあるデータとして算出することができ
る。
【0136】また、実際の計測および理論的な分析に基
づいたデータベースと明確な方針および綿密な計測、分
析に基づいたコスト算定により、PCa専門業者、現場
担当者、海外調達関係者との間で、建築コストに関する
説得力のある打合せ、指導等が可能となり、特定された
重機によるサイクル工程が極めて正確に算出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPCa建築物のコスト算定システ
ムにおける工事労務の習熟率を示すグラフである。
【図2】同実施例における、取付単価と取付所要時間と
の関係を示すグラフである。
【図3】同実施例における、一重機群の、建物高さと1
ピース当たり取付コストとの関係を比較するためのグラ
フである。
【図4】同実施例における、他の重機群の、建物高さと
1ピース当たり取付コストの関係を比較するためのグラ
フである。
【図5】同実施例におけるJCC−400の、吊り荷重
をパラメータとした、建物高さと1ピース当たり取付コ
ストの関係を示すグラフである。
【図6】同実施例におけるJCC−200Hの、吊り荷
重をパラメータとした、建物高さと1ピース当たり取付
コストの関係を示すグラフである。
【図7】同実施例における、重機の能力限界を知るため
の姿図およびグラフである。
【図8】同実施例における、重機の能力限界を知るため
の姿図およびグラフである。
【図9】同実施例における、重機の能力限界を知るため
の姿図およびグラフである。
【図10】同実施例における、重機の能力限界を知るた
めの姿図およびグラフである。
【図11】同実施例における、重機の能力限界を知るた
めの姿図およびグラフである。
【図12】同実施例における、重機の能力限界を知るた
めの姿図およびグラフである。
【図13】同実施例における、重機の能力限界を知るた
めの姿図およびグラフである。
【図14】同実施例における、重機の能力限界を知るた
めの姿図である。
【図15】同実施例における、重機の能力限界を知るた
めの姿図である。
【図16】同実施例におけるPCaコスト算定プログラ
ムの概略を示す流れ図である。
【図17】同プログラムの共通項目入力部を示す流れ図
である。
【図18】同プログラムの補正入力部を示す流れ図であ
る。
【図19】同プログラムの材料コスト部を示す流れ図で
ある。
【図20】同プログラムの取付コスト部を示す流れ図で
ある。
【図21】同プログラムの附属コスト部を示す流れ図で
ある。
【図22】同プログラムの重機選択部を示す流れ図であ
る。
【図23】同プログラムの重機コスト部を示す流れ図で
ある。
【図24】同プログラムの出力部を示す流れ図である。
【図25】同実施例における、サイクル工程表の表示例
を示す説明図である。
【図26】同実施例における、サイクル工程のデータ表
示例を示す説明図である。
【符号の説明】
M1 入力メニュー M2 出力メニュー S1 共通項目入力部 S2 補正入力部 S3 材料コスト部 S4 取付コスト部 S5 附属コスト部 S6 重機選択部 S7 重機コスト部 S8 出力部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレキャストコンクリートの柱、梁、壁等
    の各ピース毎の材料費、取付費、重機費、附属費の各単
    価を計測により収集し、分析し、集計したデータベース
    と、コスト算定対象建築物の地区、用途、面積、高さ及
    び使用する重機の機種等を入力する入力手段と、前記入
    力手段により入力された値と、前記データベースとを用
    いて、各ピース毎のコストを算定するコスト算定手段
    と、からなるコスト算定システムであり、前記入力手段
    により特定された重機が前記ピースを吊り上げる分単位
    の時間を基準にして、前記ピースを取り付ける取付コス
    トを算出するようにしたことを特徴とするプレキャスト
    コンクリート建築物のコスト算定システム。
  2. 【請求項2】前記取付コストに基づいて、1日毎の前記
    特定された重機を基準にした仕事量を算出し、該仕事量
    に応じて前記ピースの取付サイクル工程を自動的に算出
    するようにしたプレキャストコンクリート建築物のコス
    ト算定システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998033134A1 (en) * 1997-01-24 1998-07-30 Johannes Antonius Kuypers A hierarchical relational definition system and a method of defining an object
JP2007018061A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Shimizu Corp 建設工事における二酸化炭素排出量の算出方法

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