JPH08318619A - 印刷物検査装置 - Google Patents
印刷物検査装置Info
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- JPH08318619A JPH08318619A JP7126511A JP12651195A JPH08318619A JP H08318619 A JPH08318619 A JP H08318619A JP 7126511 A JP7126511 A JP 7126511A JP 12651195 A JP12651195 A JP 12651195A JP H08318619 A JPH08318619 A JP H08318619A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置構成の増加を招くことなく検査性能を向
上させることのできる印刷物検査装置を提供する。 【構成】 ＲＧＢカラーカメラ１０により入力したカラ
ー画像を、白黒変換部２０において、各ＲＧＢ値に所定
の係数を乗算し、加算して白黒画像に変換し、この白黒
画像に対して検査処理部３０で検査を行い、欠陥があっ
た場合には、画像表示部５０によりカラー画像をディス
プレイ６０に表示する。
上させることのできる印刷物検査装置を提供する。 【構成】 ＲＧＢカラーカメラ１０により入力したカラ
ー画像を、白黒変換部２０において、各ＲＧＢ値に所定
の係数を乗算し、加算して白黒画像に変換し、この白黒
画像に対して検査処理部３０で検査を行い、欠陥があっ
た場合には、画像表示部５０によりカラー画像をディス
プレイ６０に表示する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、走行中の印刷物表面状
態を光学的に監視して、連続的に検査し表示する印刷物
検査装置に係わり、特に印刷物検査装置におけるカラー
画像変換技術に関する。
態を光学的に監視して、連続的に検査し表示する印刷物
検査装置に係わり、特に印刷物検査装置におけるカラー
画像変換技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、印刷物検査は、いろいろの方法で
人手によって行われていた。例えば、印刷機や印刷物の
種類によっては、印刷後の印刷物を適宜抜き取り、目視
により検査を行っていた。又、一定速度で連続的に走行
する印刷物では、印刷速度に同期したストロボ照明を行
い、走行する印刷中の印刷物を静止画像として判断しよ
うとする試みが行われていた。
人手によって行われていた。例えば、印刷機や印刷物の
種類によっては、印刷後の印刷物を適宜抜き取り、目視
により検査を行っていた。又、一定速度で連続的に走行
する印刷物では、印刷速度に同期したストロボ照明を行
い、走行する印刷中の印刷物を静止画像として判断しよ
うとする試みが行われていた。
【０００３】一方、近年、印刷物の検査をオンラインで
ラインセンサを利用して行うというシステムが開発され
ている。即ち、連続して走行する印刷された紙面を光セ
ンサで走査し、画像データとして取り込み、予め取り込
んでいる基準データと比較して紙面の不良の有無を検査
するものである。
ラインセンサを利用して行うというシステムが開発され
ている。即ち、連続して走行する印刷された紙面を光セ
ンサで走査し、画像データとして取り込み、予め取り込
んでいる基準データと比較して紙面の不良の有無を検査
するものである。
【０００４】このとき、白黒検査用の場合には、白黒カ
メラを用いて得られた画像に対して検査処理を行い、カ
ラー検査用の場合には、カラーカメラを用いて、得られ
たＲＧＢ画像各々に対して同様の検査処理が行われてい
た。
メラを用いて得られた画像に対して検査処理を行い、カ
ラー検査用の場合には、カラーカメラを用いて、得られ
たＲＧＢ画像各々に対して同様の検査処理が行われてい
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印刷物検査装置における白黒検査では、白黒カメラを用
いており、白黒カメラは人間の目の特性に合せているの
で、波長の短い青色（Ｂ）及び波長の長い赤色（Ｒ）の
部分の感度が緑色（Ｇ）に比べて低くなるため、検査性
能が悪いという問題がある。
印刷物検査装置における白黒検査では、白黒カメラを用
いており、白黒カメラは人間の目の特性に合せているの
で、波長の短い青色（Ｂ）及び波長の長い赤色（Ｒ）の
部分の感度が緑色（Ｇ）に比べて低くなるため、検査性
能が悪いという問題がある。
【０００６】又、欠陥部位の表示についても、白黒画像
でしか表示できず、カラー画像で表示するためには表示
専用のカラーカメラが必要となる。
でしか表示できず、カラー画像で表示するためには表示
専用のカラーカメラが必要となる。
【０００７】又、カラー検査の場合には、Ｒ、Ｇ、Ｂそ
れぞれに対して検査処理を行わなければならないため、
検査処理のための装置が白黒検査時の３倍程度必要とな
り、装置が大型化するという問題がある。
れぞれに対して検査処理を行わなければならないため、
検査処理のための装置が白黒検査時の３倍程度必要とな
り、装置が大型化するという問題がある。
【０００８】本発明は、前記従来の問題を解決するべく
なされたもので、白黒検査時と同程度の装置構成で、カ
ラー画像を白黒画像に変換して検査することにより検査
性能を向上させた印刷物検査装置を提供することを目的
とする。
なされたもので、白黒検査時と同程度の装置構成で、カ
ラー画像を白黒画像に変換して検査することにより検査
性能を向上させた印刷物検査装置を提供することを目的
とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、走行中の印刷
物表面状態を光学的に監視して、連続的に検査し表示す
る印刷物検査装置において、走行する印刷物表面を走査
して、カラー画像を入力するＲＧＢカラーカメラと、該
入力されたカラー画像の各ＲＧＢ値に、所定の係数を乗
算し、これを加算して白黒画像へ変換する白黒変換部
と、前記白黒画像を用いて印刷物の検査処理を行うため
の検査処理部と、を備えたことにより、前記目的を達成
したものである。
物表面状態を光学的に監視して、連続的に検査し表示す
る印刷物検査装置において、走行する印刷物表面を走査
して、カラー画像を入力するＲＧＢカラーカメラと、該
入力されたカラー画像の各ＲＧＢ値に、所定の係数を乗
算し、これを加算して白黒画像へ変換する白黒変換部
と、前記白黒画像を用いて印刷物の検査処理を行うため
の検査処理部と、を備えたことにより、前記目的を達成
したものである。
【００１０】本発明は又、前記検査処理部を１台のＲＧ
Ｂカラーカメラに対して複数個接続し、前記所定の係数
の設定により、各々の検査処理部が、検査したい色成分
のみを重点的に処理できるようにしたことにより、同様
に前記目的を達成したものである。
Ｂカラーカメラに対して複数個接続し、前記所定の係数
の設定により、各々の検査処理部が、検査したい色成分
のみを重点的に処理できるようにしたことにより、同様
に前記目的を達成したものである。
【００１１】本発明は又、前記白黒変換部が、検査開始
前に入力されたＲＧＢ画像に対して画素の輝度が広く分
布している画像ほど前記所定の係数が大きくなるよう自
動的に設定し、その係数を用いて以後の検査を行うこと
により、同様に前記目的を達成したものである。
前に入力されたＲＧＢ画像に対して画素の輝度が広く分
布している画像ほど前記所定の係数が大きくなるよう自
動的に設定し、その係数を用いて以後の検査を行うこと
により、同様に前記目的を達成したものである。
【００１２】本発明は又、前記白黒変換部が、検査開始
前に入力されたＲＧＢ画像に対して前記画素の輝度分布
の標準偏差を求め、それに比例する値を前記所定の係数
として設定し、その係数を用いて以後の検査を行うこと
により、同様に前記目的を達成したものである。
前に入力されたＲＧＢ画像に対して前記画素の輝度分布
の標準偏差を求め、それに比例する値を前記所定の係数
として設定し、その係数を用いて以後の検査を行うこと
により、同様に前記目的を達成したものである。
【００１３】本発明は、更に、前記白黒画像へ変換され
る前のカラー画像を蓄えるカラー画像記憶部と、前記検
査処理の結果、欠陥が検出されたカラー画像を表示する
ディスプレイと、該カラー画像のディスプレイへの表示
を制御する画像表示部と、を備えたことにより、同様に
前記目的を達成したものである。
る前のカラー画像を蓄えるカラー画像記憶部と、前記検
査処理の結果、欠陥が検出されたカラー画像を表示する
ディスプレイと、該カラー画像のディスプレイへの表示
を制御する画像表示部と、を備えたことにより、同様に
前記目的を達成したものである。
【００１４】
【作用】本発明によれば、ＲＧＢカラーカメラにより、
走行する印刷物表面を走査してカラー画像を入力し、白
黒変換部において、該入力されたカラー画像の各ＲＧＢ
値に所定の係数をかけて足し合せることにより、カラー
画像を白黒画像に変換し、この白黒画像を用いて検査処
理を行うようにしたため、検査処理自体は１検査画面に
対してのみ行えばよく、初めから白黒画像を入力して検
査するときよりも感度が良くなり、検査性能が向上し、
又カラー検査のときのように検査処理装置が増えること
もない。
走行する印刷物表面を走査してカラー画像を入力し、白
黒変換部において、該入力されたカラー画像の各ＲＧＢ
値に所定の係数をかけて足し合せることにより、カラー
画像を白黒画像に変換し、この白黒画像を用いて検査処
理を行うようにしたため、検査処理自体は１検査画面に
対してのみ行えばよく、初めから白黒画像を入力して検
査するときよりも感度が良くなり、検査性能が向上し、
又カラー検査のときのように検査処理装置が増えること
もない。
【００１５】又、検査処理を、１台のＲＧＢカラーカメ
ラに検査処理部を複数個接続し、前記所定の係数をいろ
いろに設定することにより、各々の検査処理部が検査し
たい色成分のみを重点的に処理するようにした場合に
は、検査処理装置を増やすほど検査性能が向上する。
ラに検査処理部を複数個接続し、前記所定の係数をいろ
いろに設定することにより、各々の検査処理部が検査し
たい色成分のみを重点的に処理するようにした場合に
は、検査処理装置を増やすほど検査性能が向上する。
【００１６】又、前記白黒変換部において、入力された
カラー画像の各ＲＧＢ値に所定の係数をかけて足し合わ
せ白黒画像に変換する際、検査開始前に入力されたＲＧ
Ｂ画像に対して画素の輝度が広く分布している画像ほど
前記係数が大きくなるよう自動設定し、その係数を用い
て以後の検査を行うようにした場合には、検査性能を向
上させることができる。
カラー画像の各ＲＧＢ値に所定の係数をかけて足し合わ
せ白黒画像に変換する際、検査開始前に入力されたＲＧ
Ｂ画像に対して画素の輝度が広く分布している画像ほど
前記係数が大きくなるよう自動設定し、その係数を用い
て以後の検査を行うようにした場合には、検査性能を向
上させることができる。
【００１７】又、検査開始前に入力されたＲＧＢ画像に
対して前記輝度成分の標準偏差を求め、それに比例する
値を前記所定の係数として設定し、その係数を用いて以
後の検査を行うようにした場合には、前と同様検査性能
を向上させることができる。
対して前記輝度成分の標準偏差を求め、それに比例する
値を前記所定の係数として設定し、その係数を用いて以
後の検査を行うようにした場合には、前と同様検査性能
を向上させることができる。
【００１８】又、欠陥部位表示は白黒変換する前のカラ
ー画像を用いて行うようにした場合には、印刷不良を正
確に認識できるようになった。
ー画像を用いて行うようにした場合には、印刷不良を正
確に認識できるようになった。
【００１９】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【００２０】図１は、本発明が適用された印刷物検査装
置の概略構成を示すブロック線図である。
置の概略構成を示すブロック線図である。
【００２１】この装置は、カラー画像を入力し、それを
白黒画像に変換して、この白黒画像に対して検査処理を
行い、画像表示はカラー画像を用いて行う機能を有して
いる。
白黒画像に変換して、この白黒画像に対して検査処理を
行い、画像表示はカラー画像を用いて行う機能を有して
いる。
【００２２】図１において、１０は印刷物を走査しカラ
ー画像を入力するＲＧＢカラーカメラ（以後単にカメラ
という）、２０はカラー画像を白黒画像に変換する白黒
変換部、３０は検査処理を行う欠陥判定処理部、４０は
表示用カラー画像を蓄える画像バッファ、５０は欠陥が
検出された画像を画像バッファ４０より入力しディスプ
レイ６０に出力表示する画像表示部である。
ー画像を入力するＲＧＢカラーカメラ（以後単にカメラ
という）、２０はカラー画像を白黒画像に変換する白黒
変換部、３０は検査処理を行う欠陥判定処理部、４０は
表示用カラー画像を蓄える画像バッファ、５０は欠陥が
検出された画像を画像バッファ４０より入力しディスプ
レイ６０に出力表示する画像表示部である。
【００２３】図２に白黒変換部２０の詳細な構成を示
す。
す。
【００２４】図２において、２１はＲＧＢ係数決定手段
であり、ここでＲ、Ｇ、Ｂ各画像にかける係数が決定さ
れ、それぞれＲ係数格納メモリ２２ｒ、Ｇ係数格納メモ
リ２２ｇ、Ｂ係数格納メモリ２２ｂに格納される。この
係数は予め決められた固定値であってもよいし、検査す
る絵柄に応じて設定してもよい。一方、カメラ１０より
入力されたカラー画像はＲ、Ｇ、Ｂ各信号毎にＡ／Ｄコ
ンバータ２３ｒ、２３ｇ、２３ｂでデジタル信号に変換
され、乗算器２４ｒ、２４ｇ、２４ｂにおいてそれぞれ
前記係数とかけ合わされる。
であり、ここでＲ、Ｇ、Ｂ各画像にかける係数が決定さ
れ、それぞれＲ係数格納メモリ２２ｒ、Ｇ係数格納メモ
リ２２ｇ、Ｂ係数格納メモリ２２ｂに格納される。この
係数は予め決められた固定値であってもよいし、検査す
る絵柄に応じて設定してもよい。一方、カメラ１０より
入力されたカラー画像はＲ、Ｇ、Ｂ各信号毎にＡ／Ｄコ
ンバータ２３ｒ、２３ｇ、２３ｂでデジタル信号に変換
され、乗算器２４ｒ、２４ｇ、２４ｂにおいてそれぞれ
前記係数とかけ合わされる。
【００２５】又、２５は係数の乗じられた信号を加え合
せ検査用に１つの輝度データである白黒画像データとす
る加算器であり、２６はこの検査用の白黒画像データを
蓄える検査画像メモリであり、ここから白黒画像データ
が欠陥判定処理部３０へ送られる。
せ検査用に１つの輝度データである白黒画像データとす
る加算器であり、２６はこの検査用の白黒画像データを
蓄える検査画像メモリであり、ここから白黒画像データ
が欠陥判定処理部３０へ送られる。
【００２６】又、２７は前記係数がかけられる前のデジ
タル変換されたカラー画像を蓄えるカラー画像メモリで
あり、ここから表示用のカラー画像が画像バッファ４０
を通じ画像表示部５０へ送られる。
タル変換されたカラー画像を蓄えるカラー画像メモリで
あり、ここから表示用のカラー画像が画像バッファ４０
を通じ画像表示部５０へ送られる。
【００２７】次に、カメラ１０と検査処理部（白黒変換
部２０及び欠陥判定処理部３０）の接続方法について説
明する。
部２０及び欠陥判定処理部３０）の接続方法について説
明する。
【００２８】まず、図３は最も単純な形で１台のカメラ
に１つの検査処理部を接続した場合である。白黒変換部
２０の内部は記載を省略して、係数を乗じて加算する部
分のみを表わしている。カメラ１０によって印刷物１の
表面が撮影され、カラー画像データとして取り込まれ、
デジタル信号に変換されてＲＧＢ毎に係数がかけられ
る。ここでは、係数はＲ、Ｇ、Ｂそれぞれ０．３，０．
４，０．３とＲＧＢの感度がほぼ等しくなるように設定
してある。この場合でも、白黒カメラで撮影した白黒画
像データよりも感度がよい。
に１つの検査処理部を接続した場合である。白黒変換部
２０の内部は記載を省略して、係数を乗じて加算する部
分のみを表わしている。カメラ１０によって印刷物１の
表面が撮影され、カラー画像データとして取り込まれ、
デジタル信号に変換されてＲＧＢ毎に係数がかけられ
る。ここでは、係数はＲ、Ｇ、Ｂそれぞれ０．３，０．
４，０．３とＲＧＢの感度がほぼ等しくなるように設定
してある。この場合でも、白黒カメラで撮影した白黒画
像データよりも感度がよい。
【００２９】次に図４は、１台のカメラに２つの検査処
理部を接続した場合である。このとき白黒変換部２０ａ
においては、Ｒ、Ｇのみ０．５の感度を持ち、Ｂは０と
し、白黒変換部２０ｂにおいてはＧ、Ｂのみ０．５の感
度を持ち、Ｒは０としている。なお、各白黒変換部２０
ａ、２０ｂの後にはそれぞれ欠陥判定処理部が接続して
いる。
理部を接続した場合である。このとき白黒変換部２０ａ
においては、Ｒ、Ｇのみ０．５の感度を持ち、Ｂは０と
し、白黒変換部２０ｂにおいてはＧ、Ｂのみ０．５の感
度を持ち、Ｒは０としている。なお、各白黒変換部２０
ａ、２０ｂの後にはそれぞれ欠陥判定処理部が接続して
いる。
【００３０】次に図５は、１台のカメラに３つの検査処
理部を接続したものである。この例では、白黒変換部２
０ｃはＲのみ１．０で、残りは０、白黒変換部２０ｄは
Ｇのみ１．０で、残りは０、白黒変換部２０ｅはＢのみ
１．０で、残りは０としている。従って、この場合は３
つの白黒変換部２０ｃ、２０ｄ、２０ｅの後に続くそれ
ぞれの欠陥判定処理部でＲ、Ｇ、Ｂそれぞれ独立の検査
が可能となる。即ち、この例では従来のＲＧＢカラー検
査と同等の検査を行うことができる。
理部を接続したものである。この例では、白黒変換部２
０ｃはＲのみ１．０で、残りは０、白黒変換部２０ｄは
Ｇのみ１．０で、残りは０、白黒変換部２０ｅはＢのみ
１．０で、残りは０としている。従って、この場合は３
つの白黒変換部２０ｃ、２０ｄ、２０ｅの後に続くそれ
ぞれの欠陥判定処理部でＲ、Ｇ、Ｂそれぞれ独立の検査
が可能となる。即ち、この例では従来のＲＧＢカラー検
査と同等の検査を行うことができる。
【００３１】次の図６、７では、カメラと検査処理部が
１対１に接続されている場合に、各々を複数台設置した
場合の例であり、図６は２組、図７は３組の場合を示し
ている。
１対１に接続されている場合に、各々を複数台設置した
場合の例であり、図６は２組、図７は３組の場合を示し
ている。
【００３２】なお、図６における係数の設定は図４の例
と同じであり、図７における係数の設定は図５の例と同
じである。
と同じであり、図７における係数の設定は図５の例と同
じである。
【００３３】次に本実施例の作用について説明する。
【００３４】カメラ１０は印刷物１を撮影し、白黒変換
部２０へカラー画像信号を出力する。入力されたカラー
画像信号はＡ／Ｄコンバータ２３ｒ、２３ｇ、２３ｂに
おいて、それぞれＲ、Ｇ、Ｂのデジタル信号に変換さ
れ、そのデータはＲ係数格納メモリ２２ｒ、Ｇ係数格納
メモリ２２ｇ、Ｂ係数格納メモリ２２ｂに格納された係
数と乗算器２４ｒ、２４ｇ、２４ｂにおいて各々乗算さ
れる。乗算器２４ｒ、２４ｇ、２４ｂで乗算されたデー
タは加算器２５において加算され、検査画像メモリ２６
用のＸＹアドレスに対応する部分に格納される。検査画
像メモリ２６には検査用の白黒画像が構築され、１画像
分が構築された時点で欠陥判定処理部３０に出力され
る。一方、カラー画像メモリ２７にはＡ／Ｄコンバータ
２３ｒ、２３ｇ、２３ｂで出力されたデータがＸＹアド
レスに対応する部分に格納され、１画像分が構築された
時点で表示用カラー画像として画像バッファ４０に出力
される。
部２０へカラー画像信号を出力する。入力されたカラー
画像信号はＡ／Ｄコンバータ２３ｒ、２３ｇ、２３ｂに
おいて、それぞれＲ、Ｇ、Ｂのデジタル信号に変換さ
れ、そのデータはＲ係数格納メモリ２２ｒ、Ｇ係数格納
メモリ２２ｇ、Ｂ係数格納メモリ２２ｂに格納された係
数と乗算器２４ｒ、２４ｇ、２４ｂにおいて各々乗算さ
れる。乗算器２４ｒ、２４ｇ、２４ｂで乗算されたデー
タは加算器２５において加算され、検査画像メモリ２６
用のＸＹアドレスに対応する部分に格納される。検査画
像メモリ２６には検査用の白黒画像が構築され、１画像
分が構築された時点で欠陥判定処理部３０に出力され
る。一方、カラー画像メモリ２７にはＡ／Ｄコンバータ
２３ｒ、２３ｇ、２３ｂで出力されたデータがＸＹアド
レスに対応する部分に格納され、１画像分が構築された
時点で表示用カラー画像として画像バッファ４０に出力
される。
【００３５】欠陥判定部３０は入力された白黒画像デー
タを基に検査処理を行い、欠陥が発生した場合には画像
表示部５０に欠陥画像を表示するための指令を出す。画
像バッファ４０は欠陥判定処理部３０における判定結果
が出るまでに入力される画像データを全て蓄積する容量
を持っている。画像表示部５０は欠陥判定処理部３０よ
り出力された画像表示指令により、画像バッファ４０か
ら所定の画像を入力してディスプレイ６０に出力する。
タを基に検査処理を行い、欠陥が発生した場合には画像
表示部５０に欠陥画像を表示するための指令を出す。画
像バッファ４０は欠陥判定処理部３０における判定結果
が出るまでに入力される画像データを全て蓄積する容量
を持っている。画像表示部５０は欠陥判定処理部３０よ
り出力された画像表示指令により、画像バッファ４０か
ら所定の画像を入力してディスプレイ６０に出力する。
【００３６】この実施例では各ＲＧＢデータにかける係
数は固定されていたが、次に、検査対象となるカラー画
像に応じてこの係数を変化させる他の実施例について説
明する。
数は固定されていたが、次に、検査対象となるカラー画
像に応じてこの係数を変化させる他の実施例について説
明する。
【００３７】検査画像は図８に示すように薄い青色の地
７０に黒い絵柄７２が印刷されているものとする。
７０に黒い絵柄７２が印刷されているものとする。
【００３８】この検査画像中の線７４上の各Ｒ、Ｇ、Ｂ
の輝度値を図９に示す。図９に示すように、青画面のグ
ラフＢが他のものに比べて大きな輝度変化となってい
る。
の輝度値を図９に示す。図９に示すように、青画面のグ
ラフＢが他のものに比べて大きな輝度変化となってい
る。
【００３９】ここで、白黒変換部２０においてＲ、Ｇ、
Ｂにかける係数をそれぞれ０．３，０．４，０．３と設
定し、ほぼ同じ値の係数で白黒変換した場合の輝度値の
グラフを図１０に示す。
Ｂにかける係数をそれぞれ０．３，０．４，０．３と設
定し、ほぼ同じ値の係数で白黒変換した場合の輝度値の
グラフを図１０に示す。
【００４０】又一方、最も輝度値の変化量の多い青画面
Ｂに対して大きな係数を設定し、Ｒ、Ｇ、Ｂそれぞれ
０．１，０．１，０．８として白黒変換した場合の輝度
のグラフを図１１に示す。このように、ＲＧＢ係数決定
手段２１において、検査開始前に入力されたＲＧＢ画像
に対して、最も輝度変化の大きい色の係数値を大きく設
定し、以後の検査はその係数を用いて白黒変換すること
により検査の感度を向上させることができる。
Ｂに対して大きな係数を設定し、Ｒ、Ｇ、Ｂそれぞれ
０．１，０．１，０．８として白黒変換した場合の輝度
のグラフを図１１に示す。このように、ＲＧＢ係数決定
手段２１において、検査開始前に入力されたＲＧＢ画像
に対して、最も輝度変化の大きい色の係数値を大きく設
定し、以後の検査はその係数を用いて白黒変換すること
により検査の感度を向上させることができる。
【００４１】又、図１２、１３、１４は上の図８の検査
画像の線７４上のＲ、Ｇ、Ｂの各画素の輝度をヒストグ
ラムで表わしたものであるが、青画面Ｂの輝度分布が最
も広範囲にわたっている。そこで、それぞれ各ヒストグ
ラムの標準偏差を求め、それに比例する値ａ、ｂ、ｃを
取り、ａ／（ａ＋ｂ＋ｃ）、ｂ／（ａ＋ｂ＋ｃ）、ｃ／
（ａ＋ｂ＋ｃ）をそれぞれＲ、Ｇ、Ｂの各係数とするこ
とにより、輝度分布が最も広いＢの係数を大きくするこ
とによっても検査性能を向上させることができる。
画像の線７４上のＲ、Ｇ、Ｂの各画素の輝度をヒストグ
ラムで表わしたものであるが、青画面Ｂの輝度分布が最
も広範囲にわたっている。そこで、それぞれ各ヒストグ
ラムの標準偏差を求め、それに比例する値ａ、ｂ、ｃを
取り、ａ／（ａ＋ｂ＋ｃ）、ｂ／（ａ＋ｂ＋ｃ）、ｃ／
（ａ＋ｂ＋ｃ）をそれぞれＲ、Ｇ、Ｂの各係数とするこ
とにより、輝度分布が最も広いＢの係数を大きくするこ
とによっても検査性能を向上させることができる。
【００４２】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
カラー画像データに所定の係数を乗算して白黒画像デー
タに変換する白黒変換部を有することにより、検査処理
自体は１検査画面に対してのみ実行すればよく、検査感
度を向上させることができ、画像表示をカラー画像で行
うことができる。又、検査処理部の追加数に応じて検査
能力を一層向上させることができる。
カラー画像データに所定の係数を乗算して白黒画像デー
タに変換する白黒変換部を有することにより、検査処理
自体は１検査画面に対してのみ実行すればよく、検査感
度を向上させることができ、画像表示をカラー画像で行
うことができる。又、検査処理部の追加数に応じて検査
能力を一層向上させることができる。
【図１】本発明の適用された印刷物検査装置の概略構成
を示すブロック線図
を示すブロック線図
【図２】本実施例における白黒変換部の構成を示すブロ
ック線図
ック線図
【図３】１台のカメラに１つの検査処理部を接続した様
子を示す模式図
子を示す模式図
【図４】１台のカメラに２つの検査処理部を接続した様
子を示す模式図
子を示す模式図
【図５】１台のカメラに３つの検査処理部を接続した様
子を示す模式図
子を示す模式図
【図６】１台のカメラに１つの検査処理部を接続したも
のを２組有する場合を示す模式図
のを２組有する場合を示す模式図
【図７】１台のカメラに１つの検査処理部を接続したも
のを３組有する場合を示す模式図
のを３組有する場合を示す模式図
【図８】本実施例で用いる検査カラー画像を示す説明図
【図９】図８の検査カラー画像に対するＲＧＢの輝度値
を示す線図
を示す線図
【図１０】ＲＧＢの係数をほぼ同じとして白黒変換した
輝度値を示す線図
輝度値を示す線図
【図１１】Ｂ成分の係数を大きくして白黒変換した輝度
値を示す線図
値を示す線図
【図１２】Ｒの輝度値の分布を示す線図
【図１３】Ｇの輝度値の分布を示す線図
【図１４】Ｂの輝度値の分布を示す線図
１０…ＲＧＢカラーカメラ ２０…白黒変換部 ２１…ＲＧＢ係数決定手段 ３０…欠陥判定処理部 ４０…画像バッファ ５０…画像表示部 ６０…ディスプレイ
Claims (5)
- 【請求項１】走行中の印刷物表面状態を光学的に監視し
て、連続的に検査し表示する印刷物検査装置において、 走行する印刷物表面を走査して、カラー画像を入力する
ＲＧＢカラーカメラと、 該入力されたカラー画像の各ＲＧＢ値に、所定の係数を
乗算し、これを加算して白黒画像へ変換する白黒変換部
と、 前記白黒画像を用いて印刷物の検査処理を行うための検
査処理部と、 を備えたことを特徴とする印刷物検査装置。 - 【請求項２】請求項１において、前記検査処理部を１台
のＲＧＢカラーカメラに対して複数個接続し、前記所定
の係数の設定により、各々の検査処理部が、検査したい
色成分のみを重点的に処理できるようにしたことを特徴
とする印刷物検査装置。 - 【請求項３】請求項１において、前記白黒変換部が、検
査開始前に入力されたＲＧＢ画像に対して画素の輝度が
広く分布している画像ほど前記所定の係数が大きくなる
よう自動的に設定し、その係数を用いて以後の検査を行
うことを特徴とする印刷物検査装置。 - 【請求項４】請求項３において、前記白黒変換部が、検
査開始前に入力されたＲＧＢ画像に対して前記画素の輝
度分布の標準偏差を求め、それに比例する値を前記所定
の係数として設定し、その係数を用いて以後の検査を行
うことを特徴とする印刷物検査装置。 - 【請求項５】請求項１乃至請求項４のいずれかにおい
て、更に、 前記白黒画像へ変換される前のカラー画像を蓄えるカラ
ー画像記憶部と、 前記検査処理の結果、欠陥が検出されたカラー画像を表
示するディスプレイと、 該カラー画像のディスプレイへの表示を制御する画像表
示部と、 を備えたことを特徴とする印刷物検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7126511A JPH08318619A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 印刷物検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7126511A JPH08318619A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 印刷物検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08318619A true JPH08318619A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14937023
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7126511A Pending JPH08318619A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 印刷物検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08318619A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008105460A1 (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-04 | Nikon Corporation | 観察方法、検査装置および検査方法 |
| US7680320B2 (en) | 2004-12-27 | 2010-03-16 | Omron Corporation | Image processing method, substrate inspection method, substrate inspection apparatus and method of generating substrate inspection data |
| WO2021145168A1 (ja) * | 2020-01-14 | 2021-07-22 | みどり精密工業株式会社 | 画像生成装置及び画像生成方法 |
-
1995
- 1995-05-25 JP JP7126511A patent/JPH08318619A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7680320B2 (en) | 2004-12-27 | 2010-03-16 | Omron Corporation | Image processing method, substrate inspection method, substrate inspection apparatus and method of generating substrate inspection data |
| WO2008105460A1 (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-04 | Nikon Corporation | 観察方法、検査装置および検査方法 |
| JPWO2008105460A1 (ja) * | 2007-02-28 | 2010-06-03 | 株式会社ニコン | 観察方法、検査装置および検査方法 |
| WO2021145168A1 (ja) * | 2020-01-14 | 2021-07-22 | みどり精密工業株式会社 | 画像生成装置及び画像生成方法 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050315 |