JP2000078620A - ディジタルカメラ評価方法及びコンピュータシステム - Google Patents

ディジタルカメラ評価方法及びコンピュータシステム

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JP2000078620A
JP2000078620A JP10244908A JP24490898A JP2000078620A JP 2000078620 A JP2000078620 A JP 2000078620A JP 10244908 A JP10244908 A JP 10244908A JP 24490898 A JP24490898 A JP 24490898A JP 2000078620 A JP2000078620 A JP 2000078620A
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color
luminance
sampling
computer system
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JP10244908A
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Hiroyuki Matsumoto
宏之 松本
Takashi Takahashi
隆 高橋
Teruaki Otaka
照明 尾高
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラから出力されたディジタル信号をアナ
ログ信号に変換する回路を介在させることなく、上記カ
メラの評価を行うための技術を提供することにある。 【解決手段】 ディジタルカメラから出力されたディジ
タル映像信号を、コンピュータシステムに含まれるサン
プリング手段によって取り込む第1ステップ(S1)
と、このサンプリング結果を、上記コンピュータシステ
ムに含まれる輝度処理手段に取り込んで輝度処理するた
めの第2ステップ(S2)と、上記サンプリング結果
を、上記コンピュータシステムに含まれる色処理手段に
取り込んで色処理するための第3ステップ(S3)と、
上記第2ステップ及び第3ステップでの処理結果を表示
する第4ステップとを設けることで、カメラの評価を可
能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルカメラ
の評価方法、及びディジタルカメラの評価を可能とする
コンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルカメラは、特に制限されない
が、画像処理部、フラッシュメモリ、JPEG・LS
I、圧縮伸張部、フレームメモリ,画像出力部、画像入
力部を含む。
【0003】画像入力部は、特に制限されないが、光学
系やCCD(Charg Coupld Devic
e)などの固体撮像素子、この固体撮像素子からの映像
信号をディジタル信号に変換するためのA/D(アナロ
グ/ディジタル)コンバータ、このA/Dコンバータか
ら出力されたディジタル信号に対してγ(ガンマ)補正
等の各種画像処理を行うためのDSP(ディジタル・シ
グナル・プロセッサ)等を含む。映像信号は、フレーム
メモリに格納され、それが必要に応じて読み出されて、
JPEG・LSI13や、画像処理部へ伝達され、各種
画像処理が施される。また、画像データは、液晶ディス
プレイなどの適宜の表示手段に表示される。
【0004】尚、ディジタルカメラについて記載された
文献の例としては、1997年1月にトリケプス社から
発行された「ディジタルスチルカメラの開発(第29
頁)」がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】パーソナルコンピュー
タに搭載されるようなCCDカメラからの映像信号はデ
ィジタル信号の状態で、カメラからパーソナルコンピュ
ータに取り込まれるが、カメラの画質を評価するために
は輝度信号観測用モニタや色位相及び飽和度観測用モニ
タなどの測定器が必ず必要となる。この輝度信号観測用
モニタや色位相及び飽和度観測用モニタは、PALやN
TSCなどのTV放送規格に準拠したアナログ信号を取
り込むようになっている。このため、輝度信号観測用モ
ニタや色位相及び飽和度観測用モニタを使ってカメラの
画質を評価する場合、カメラから出力されたディジタル
信号をアナログ信号に変換する回路を、輝度信号観測用
モニタや色位相及び飽和度観測用モニタとカメラとの間
に介在させる必要がある。
【0006】本発明の目的は、カメラから出力されたデ
ィジタル信号をアナログ信号に変換する回路を用いるこ
となく、上記カメラの評価を行うための技術を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0008】すなわち、ディジタルカメラから出力され
たディジタル映像信号を、コンピュータシステムに含ま
れるサンプリング手段によって取り込む第1ステップ
(S1)と、上記第1ステップでのサンプリング結果
を、上記コンピュータシステムに含まれる輝度処理手段
に取り込んで輝度処理するための第2ステップ(S2)
と、上記第1ステップでのサンプリング結果を、上記コ
ンピュータシステムに含まれる色処理手段に取り込んで
色処理するための第3ステップ(S3)と、上記第2ス
テップ及び第3ステップでの処理結果を表示する第4ス
テップとを設ける。
【0009】上記した手段によれば、ディジタルカメラ
から出力されたディジタル映像信号がコンピュータシス
テムでサンプリングされ、さらに輝度処理及び色処理さ
れてその結果が表示される。このことが、カメラから出
力されたディジタル信号をアナログ信号に変換する回路
や、輝度信号観測用モニタ、色位相及び飽和度観測用モ
ニタを用いることなしに、カメラの評価を可能とする。
【0010】このとき、上記第2ステップには、上記第
1ステップでのサンプリング結果から1ライン分のデー
タを選択するためのライン選択ステップ(S21)と、
上記ライン選択ステップで選択されたラインについての
データに対して輝度信号フィルタ処理を施すための輝度
信号フィルタ処理ステップ(S22)と、上記輝度信号
フィルタ処理ステップの処理結果に基づいて輝度レベル
観測図を作成する輝度レベル観測図作成ステップ(S2
3,S24,S25)とを含めることができる。
【0011】また、上記第3ステップには、上記第1ス
テップでのサンプリング結果に対して色信号フィルタ処
理を施すための色信号フィルタ処理ステップ(S31)
と、上記色信号フィルタ処理ステップの処理結果に基づ
いて色ベクトル観測図を作成する色ベクトル観測図作成
ステップ(S32,S33)とを含めることができる。
【0012】そして、ディジタルカメラから出力された
ディジタル映像信号をサンプリングするためのサンプリ
ング手段(11)と、上記サンプリング手段でのサンプ
リング結果を取り込んで輝度処理するための輝度処理手
段(12)と、上記サンプリング手段でのサンプリング
結果を取り込んで色処理するための色処理手段(13)
とを含んでコンピュータシステムを形成する。
【0013】上記した手段によれば、サンプリング手段
はディジタルカメラから出力されたディジタル映像信号
をサンプリングし、輝度処理手段は上記サンプリング手
段でのサンプリング結果を取り込んで輝度処理し、色処
理手段は上記第サンプリング手段でのサンプリング結果
を取り込んで色処理する。このことが、カメラから出力
されたディジタル信号をアナログ信号に変換する回路
を、輝度信号観測用モニタや色位相及び飽和度観測用モ
ニタとカメラとの間に介在させることなしに、カメラの
評価を可能とする。
【0014】このとき、上記サンプリング手段でのサン
プリング結果から1ライン分のデータを選択するための
ライン選択手段(121)と、上記ライン選択手段で選
択されたラインについてのデータに対して輝度信号フィ
ルタ処理を施すための輝度信号フィルタ処理手段(12
2)と、上記輝度信号フィルタ処理ステップの処理結果
に基づいて輝度レベル観測図を作成するための輝度レベ
ル観測図作成手段(123,124,125)とを設け
ることができる。
【0015】また、上記サンプリング手段でのサンプリ
ング結果を取り込んで色信号フィルタ処理を施すための
色信号フィルタ処理手段(151)と、上記色信号フィ
ルタ処理手段の処理結果に基づいて色ベクトル観測図を
作成する色ベクトル観測図作成手段(152,153)
とを含めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図13には、本発明にかかるコン
ピュータシステムの一例であるパーソナルコンピュータ
が示される。
【0017】このパーソナルコンピュータ130は、バ
スBUSを介して、シングルチップマイクロコンピュー
タ131、SRAM(スタティック・ランダム・アクセ
ス・メモリ)133、ROM(リード・オンリ・メモ
リ)134、周辺装置制御部135、表示制御部13
6、及びインタフェースボード141などが、互いに信
号のやり取りが可能に結合され、予め定められたプログ
ラムに従って所定のデータ処理を行うコンピュータシス
テムとして構成される。上記シングルチップマイクロコ
ンピュータ1は、本システムの論理的中核とされる。S
RAM133、及びROM134は内部記憶装置として
位置付けられている。そして、SDRAM132には、
シングルチップマイクロコンピュータ1での計算や制御
に必要なアプリケーションプログラムやデータが格納さ
れる。特に本例では、各種信号を格納するための複数の
記憶エリア(RAMエリアという)が使用されるが、そ
れはSDRAM132に形成される。特に制限されない
が、図10に示されるように10個のRAMエリアが形
成される。例えば第1RAMエリア1は、入力輝度信号
レベル格納用とされ、第2RAMエリア2は入力色信号
レベル格納用とされ、第3RAMエリア3は、選択ライ
ン情報格納用とされ、第4RAMエリア4は、フィルタ
処理後の輝度信号レベル格納用とされ、第5RAMエリ
ア5は、輝度信号用LUT(ルックアップテーブル)メ
モリとされ、第6RAMエリア6は、輝度信号用FIF
O(先入れ先出し)メモリとされ、第7RAMエリア7
は、輝度レベル観測図のX軸増分格納に使用され、第8
RAMエリア8は、フィルタ処理後の色信号レベル格納
用とされ、第9RAMエリア9は、色信号用LUT(ル
ックアップテーブル)メモリとされ、第10RAMエリ
ア10は、色信号用FIFO(先入れ先出し)メモリと
される。SRAM13は、リード・ライトを高速に行う
ことができるため、キャッシュメモリとして用いられ
る。周辺装置制御部135によって、外部憶装置138
の動作制御や、キーボード139などからの情報入力制
御が行われる。また、上記表示制御部136によって、
CRTディスプレイ140への情報表示制御が行われ
る。また、バスBUSには、ディジタルカメラに含まれ
るカメラボード142をインタフェースするためのイン
タフェースボード141が結合される。ディジタルカメ
ラに搭載されるカメラボード142からは、ディジタル
映像信号が出力されるようになっている。この映像信号
は、インタフェースボード141を介してパーソナルコ
ンピュータに取り込まれ、そこで処理されることにより
上記ディジタルカメラの評価が可能とされる。
【0018】図1には、パーソナルコンピュータ130
におけるシングルチップマイクロコンピュータ131が
所定のプログラムを実行することで実現される機能ブロ
ックが示される。
【0019】図1に示されるようにこのパーソナルコン
ピュータ130では、カメラボードの評価を可能とする
ために、カメラボード142からインタフェースボード
141を介して伝達されるディジタル映像信号から1画
面分の映像データをサンプリングするための1画面映像
データサンプリング手段11、この1画面映像データサ
ンプリング手段11の出力信号に基づいて輝度(Y)処
理を行うための輝度処理手段12、上記1画面映像デー
タサンプリング手段11の出力信号に基づいて色(C)
処理を行うための色処理手段13とが機能的に実現され
る。
【0020】特に制限されないが、上記カメラボード1
42からインタフェースボード141を介して伝達され
るディジタル映像信号には、それぞれ8ビット構成の輝
度信号と色信号とが含まれる。
【0021】上記輝度処理手段12は、上記1画面映像
データサンプリング手段11の出力信号から順次1ライ
ン分のデータを選択するためのライン選択手段121
と、このライン選択手段121の選択結果に対して所定
の輝度フィルタ処理を行うためのフィルタ処理手段12
2と、このフィルタ処理手段122の処理結果を輝度信
号用ルックアップテーブル(ULT)のアドレスと比較
するための第1比較手段123と、この第1比較手段1
23の比較により輝度信号ルックアップテーブルから読
み出されたデータに基づいて輝度レベル観測図を作成す
るための座標データを作成する座標データ作成手段14
1と、この座標データ作成手段141によって作成され
た座標データを表示制御部136へ伝達するための出画
処理手段142を含んで成る。
【0022】色処理手段13は、上記1画面映像データ
サンプリング手段11の出力信号についての色信号フィ
ルタ処理を行うためのフィルタ処理手段151と、この
フィルタ処理手段151の処理結果を色信号用ルックア
ップテーブル(ULT)のアドレスと比較するための第
2比較手段152と、この第2比較手段152での比較
により色信号ルックアップテーブルから読み出された色
ベクトル観測図作成用データを表示制御部136へ伝達
するための出画処理手段151とを含んで成る。
【0023】上記構成の作用を説明する。
【0024】図2にはパーソナルコンピュータ130に
おける主要処理の流れが示される。この処理は映像信号
観測図生成のメインルーチンとされ、輝度レベル観測図
作成ルーチンと、色ベクトル観測図作成ルーチンとが含
まれる。
【0025】先ず、1画面映像データサンプリング手段
11において、映像データのサンプリングが行われ(S
1)、輝度処理手段12において輝度処理が行われ(S
2)、色処理手段13において色処理が行われる(S
3)。そして、映像信号観測図作成を中止するか否かの
判別が行われ、この判別において、中止しない(N)と
判断された場合には、上記ステップS1の映像データサ
ンプリングに戻される。また、上記ステップS4の判別
において、映像信号観測図作成を中止する(Y)と判断
された場合には、当該処理が中止される。
【0026】ここで、上記1画面映像データサンプリン
グ手段11によってサンプリングされる映像データは、
TV(テレビジョン)電話やTV会議用の符号化標準で
あるH.261規格に準拠しているものとする。つま
り、映像データや画角サイズは次のようになる。
【0027】映像データは、Y,Cr,Cb出力形式と
なり、輝度信号及び色信号共に8ビット(bit)構成
とされる。この合計16ビットデータが表現できる情報
は、H(横)方向2画素×V(縦)方向1ライン分の映
像データである。
【0028】画像形式は、CIF(Common In
termediate Format)であり、画角サ
イズは、図5に示されるように、352画素×288ラ
インとなる。このため、1画面分の情報量は、2バイト
×(352/2)×288=101.376Kバイトと
なる。本処理では、 Y_LEVEL_IN[Y方向ライン数][H方向画素数/2]=Y_LEVEL_I
N[288][176] C_LEVEL_IN[Y方向ライン数][H方向画素数/2]=C_LEVEL_I
N[288][176] の2次元配列の形式で輝度及び色信号とを分離して、そ
れぞれ対応する第1RAMエリア1及び第2RAMエリ
ア2に格納する。
【0029】図3には上記輝度処理の流れが示される。
【0030】先ず、ライン選択手段121により1ライ
ンの選択が行われる(S21)。縦方向288ラインの
うち、輝度情報を出画させたいラインが選択され、それ
が第3RAMエリア3に格納される。
【0031】この例において輝度レベル観測図に出画す
るのは1ライン分の輝度信号レベルである。そして、フ
ィルタ処理手段122によりフィルタ処理が行われる
(S22)。このフィルタ処理では、輝度信号について
映像信号に含まれているノイズの平滑化が行われる。
【0032】例えば図6に示されるように、入力輝度信
号レベルY_LEVEL_INをフィルタ処理して出力輝度信号レ
ベルY_LEVEL_OUTが得られ、それが第4RAMエリア4
に格納されることを考える。
【0033】入力輝度信号レベルについて選択したライ
ン上の1データを中心とした±αラインを囲んだ領域を
考えて、この領域をウインドウと呼ぶことにする。この
領域内にあるα個のデータ平均値を求め、ウインドウW
1の中心にあるデータに対応した出力輝度信号レベルと
する。入力輝度信号レベルについてウインドウW1を順
番に横方向にづらしながら、同様の演算処理を行ってい
けば、選択したラインの全てを処理することができる。
【0034】次に、第1比較手段123により、ルック
アップテーブルのアドレスとの比較が行われる(S2
3)。フィルタ処理されたデータY_LEVEL_OUTの1ライ
ン分の輝度信号レベルのディジタル値とルックアップテ
ーブルメモリのアドレスが対応される。輝度信号が8ビ
ットであるため、ルックアップテーブルのアドレスもそ
れに対応しても8ビット(0〜255番地)用意され
る。信号レベルに等しいアドレス内容に、所望の値が予
め書き込まれており、それが読み出されることにより、
輝度レベル観測図にプロットすべきポイントが決定され
る。すなわち、フィルタ処理を施した画面中の1ライン
について輝度信号レベルの内容と輝度信号用ルックアッ
プテーブルメモリ(第5のRAMエリア)アドレスを比
較し、輝度レベル観測図プロットすべき1ライン分の全
てのポイントを第6RAMエリア6で構成されるの輝度
信号用FIFO(先入れ/先出し)メモリに格納する。
【0035】次に、座標データ作成手段124により座
標データの作成が行われる(S24)。
【0036】図7には、輝度レベル観測図が模式的に示
される。
【0037】この座標データの作成処理では、1ライン
分の時間を示すX軸に何個のデータをプロットするかを
輝度信号用FIFO(先入れ先出し)メモリに格納され
ていたデータの個数から判定する。すなわち、 (X軸の1ライン分の幅)÷(X軸にプロットするデー
タの個数)=X軸の増分 とし、X軸の増分を第7RAMエリア7に格納する。
【0038】そして、出画処理手段125により出画処
理が行われる(S25)。
【0039】輝度信号用ルックアップテーブルメモリ
と、輝度信号レベルの比較処理により、図7におけるY
軸が決定される。座標データ作成処理手段124では、
X軸の増分が決定される。輝度レベル観測図の雛形とX
軸のスタートエンドポイントは予め作成される。そし
て、第5RAMエリア5に形成された輝度信号観測用ル
ックアップテーブルと、上記輝度信号用FIFOメモリ
から順次データを取り出してX軸を更新しながら1ライ
ン群の輝度レベル観測図を作成する。
【0040】図4には色処理の流れが示される。
【0041】フィルタ処理手段151により、色信号処
理フィルタ処理が行われる(S31)。この処理は、図
8に示されるように、色信号について映像データに含ま
れるノイズの平滑化が行われる。すなわち、図8に示さ
れるように、入力信号レベルC_LEVEL_INをフィルタ処理
して出力色信号レベルC_LEVEL_OUTを得ることを考え
る。入力信号レベルについて、ある1データを中心とし
た領域、例えば(H方向データ数β)×(V方向データ
数γ)の領域を考えて、この領域をウインドウW2とす
る。この領域にある(β×γ)個のデータの平均値を求
め、その値をウインドウW2とする。この領域内にある
(β×γ)個のデータの平均値を求め、その値をウイン
ドウW2の中心にあるデータに対応した出力色信号レベ
ルとする。入力色信号レベルについて、ウインドウW2
を順番に横方向、縦方向に1個づつづらしながら同様の
演算を行うことにより、映像全面を処理することができ
る。フィルタ処理手段151での処理結果は第8RAM
エリアに記憶される。
【0042】次に、第2比較手段152により、第9R
AMエリアでる第9エリアである色信号用ルックアップ
テーブルのアドレスとの比較が行われる(S32)。色
信号が8ビットであるため、色信号用ルックアップテー
ブルのアドレスも8ビット(0〜255番地)とされ
る。そして色信号レベルに等しいアドレス内容に、所望
の値を予め書き込んでおき、それを読み出すことで、色
ベクトル観測図にプロットすべきポイントが決定され
る。このポイントは、第10RAMエリアである色信号
用FIFOに格納される。そしてそれが、色ベクトル観
測図作成のために読み出される。
【0043】そして、出画処理手段153により上記比
較結果が出力される(S33)。
【0044】図9には色ベクトル観測図が模式的に示さ
れる。
【0045】図9において、Rはレッド、YLはイエロ
ー、Gはグリーン、Cyはシアン、Bはブルー、Mgは
マゼンダをそれぞれ意味する。このような色ベクトル観
測図の雛形は予め作成されており、色信号用ルックアッ
プテーブルメモリと色信号レベルの比較処理で作成され
た色信号用FIFOメモリから順次データを取り出し、
色ベクトル観測図にプロットしていくことで、色ベクト
ル観測図が速やかに作成される。
【0046】上記した例によれば、以下の作用効果を得
ることができる。
【0047】図7に示される輝度レベル観測図や、図9
に示される図色部ベクトル観測図がCRTディスプレイ
装置140に表示される。この表示画像により、ディジ
タルカメラの輝度レベル観測や、色ベクトル観測を行う
ことができきる。これにより、カメラから出力されたデ
ィジタル信号をアナログ信号に変換する回路や、輝度信
号観測用モニタ、色位相及び飽和度観測用モニタを用い
ることなしに、カメラの評価を行うことができる。
【0048】以上本発明者によってなされた発明を具体
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
【0049】例えば、カメラボード142の画質調整を
行うようにしても良い。例えば、図11に示されるよう
な特性図をCRTディスプレイ140に表示しておき、
任意のポイントpを座標入力装置例えばマウスでドラッ
グ・アンド・ドロップした場合に、ポイントpからp’
まで移動した変化量を算出し、この変化量の割合をカメ
ラボード142へ転送するようにするようにしてもよ
い。
【0050】図12には、上記カメラボード142の画
質調整を行う場合の機能ブロックが示される。この例で
は、シングルチップマイクロコンピュータ131で所定
のプログラムが実行されることにより、移動量検出手段
126、データ判定手段127、変化量算出手段12
8、及びRS−232C制御手段129が形成される。
移動量検出手段126ではpからp’までのポイント移
動量が検出され、データ判定手段127において、Y軸
データの判定が行われる。そして、変化量算出手段12
8により、上記ポイントp’のY軸データと、輝度信号
用ルックアップテーブル(LUT)メモリ内のポイント
pのY軸データとに基づいて変化量D1が算出される。
算出された変化量D1は、特に制限されないが、RS−
232C制御手段129により、カメラボード142に
転送されて設定される。このようにすれば、マウス操作
によりカメラボード142の輝度調整を容易に行うこと
ができる。
【0051】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるパーソ
ナルコンピュータシステムに適用した場合について説明
したが、本発明はそれに限定されるものではなく、各種
コンピュータシステムに広く適用することができる。
【0052】本発明は、少なくともディジタル映像信号
を取り扱うことを条件に適用することができる。
【0053】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0054】すなわち、ディジタルカメラから出力され
たディジタル映像信号がコンピュータシステムでサンプ
リングされ、さらに輝度処理及び色処理されてその結果
が表示される。これにより、カメラから出力されたディ
ジタル信号をアナログ信号に変換する回路や、輝度信号
観測用モニタ、色位相及び飽和度観測用モニタを使用せ
ずに、カメラの評価を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるコンピュータシステムの構成例
が示される機能ブロック図である。
【図2】上記コンピュータシステムにおける映像信号観
測図生成におけるメインルーチンのフローチャートであ
る。
【図3】上記コンピュータシステムにおける輝度レベル
観測図生成ルーチンのフローチャートである。
【図4】上記コンピュータシステムにおける色ベクトル
観測図生成ルーチンのフローチャートである。
【図5】上記コンピュータシステムで取り扱われる画像
の画角サイズの説明図である。
【図6】上記コンピュータシステムで行われる輝度信号
フィルタリングの原理説明図である。
【図7】上記コンピュータシステムで表示される輝度レ
ベル観測図の説明図である。
【図8】上記コンピュータシステムで行われる色信号フ
ィルタリング処理の原理説明図である。
【図9】上記コンピュータシステムで表示される色ベク
トル観測図の説明図である。
【図10】上記コンピュータシステムにおけるRAMエ
リアの説明図である。
【図11】上記コンピュータシステムにおいて輝度調整
を行う場合の表示例説明図である。
【図12】上記コンピュータシステムにおいて輝度調整
を行う場合の機能ブロック図である。
【図13】上記コンピュータシステムの全体的な構成例
ブロック図である
【符号の説明】
11 1画面映像データサンプリング手段 12 輝度処理手段 13 色処理手段 121 ライン選択手段 122 フィルタ処理手段 123 第1比較手段 124 座標データ作成手段 125 出画処理手段 126 移動量検出手段 127 データ判定手段 128 変化量算出手段 129 RS−232C制御手段 131 シングルチップマイクロコンピュータ 132 SDRAM 133 SRAM 134 ROM 135 周辺装置制御部 136 表示制御部 138 外部記憶装置 139 キーボード 140 CRTディスプレイ 141 インタフェースボード 142 カメラボード 151 フィルタ処理手段 152 第2比較手段 153 出画処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 宏之 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 高橋 隆 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 尾高 照明 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5B057 CE06 CH07 DA03 DB06 DC22 DC25 DC36 5C061 BB07 CC07 5C065 AA03 BB48 CC02 CC03 GG02 GG03 GG22 GG27 5C066 AA01 AA15 CA01 GA04 HA03 HA04 KE07 KE16 KE17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルカメラから出力されたディジ
    タル映像信号をコンピュータシステムに取り込んで処理
    することにより、上記ディジタルカメラの評価を可能と
    するディジタルカメラ評価方法であって、 上記ディジタルカメラから出力されたディジタル映像信
    号を、上記コンピュータシステムに含まれるサンプリン
    グ手段によって取り込む第1ステップと、 上記第1ステップでのサンプリング結果を、上記コンピ
    ュータシステムに含まれる輝度処理手段に取り込んで輝
    度処理するための第2ステップと、 上記第1ステップでのサンプリング結果を、上記コンピ
    ュータシステムに含まれる色処理手段に取り込んで色処
    理するための第3ステップと、 上記第2ステップ及び第3ステップでの処理結果を表示
    する第4ステップと、 を含むことを特徴とするディジタルカメラ評価方法。
  2. 【請求項2】 上記第2ステップは、上記第1ステップ
    でのサンプリング結果から1ライン分のデータを選択す
    るためのライン選択ステップと、 上記ライン選択ステップで選択されたラインについての
    データに対して輝度信号フィルタ処理を施すための輝度
    信号フィルタ処理ステップと、 上記輝度信号フィルタ処理ステップでの処理結果を所定
    のルックアップテーブルのデータと比較するための第1
    比較ステップと、 を含む請求項1記載のディジタルカメラ評価方法。
  3. 【請求項3】 上記第3ステップは、上記第1ステップ
    でのサンプリング結果に対して色信号フィルタ処理を施
    すための色信号フィルタ処理ステップと、 上記色信号フィルタ処理ステップでの処理結果を所定の
    ルックアップテーブルのデータと比較するための第2比
    較ステップと、 を含む請求1又は2記載のディジタルカメラ評価方法。
  4. 【請求項4】 ディジタルカメラから出力されたディジ
    タル映像信号を取り込んで処理するコンピュータシステ
    ムにおいて、 上記ディジタルカメラから出力されたディジタル映像信
    号をサンプリングするためのサンプリング手段と、 上記サンプリング手段でのサンプリング結果を取り込ん
    で輝度処理するための輝度処理手段と、 上記第サンプリング手段でのサンプリング結果を取り込
    んで色処理するための色処理手段と、 を含むことを特徴とするコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】 上記サンプリング手段でのサンプリン
    グ結果から1ライン分のデータを選択するためのライン
    選択手段と、 上記ライン選択手段で選択されたラインについてのデー
    タに対して輝度信号フィルタ処理を施すための輝度信号
    フィルタ処理手段と、 上記輝度信号フィルタ処理手段での処理結果に基づいて
    輝度レベル観測図を作成するための輝度レベル観測図作
    成手段と、 を含む請求項4記載のコンピュータシステム。
  6. 【請求項6】 上記第サンプリング手段でのサンプリ
    ング結果を取り込んで色信号フィルタ処理を施すための
    色信号フィルタ処理手段と、 上記色信号フィルタ処理手段の処理結果に基づいて色ベ
    クトル観測図を作成する色ベクトル観測図作成手段と、 を含む請求項4又は5記載のコンピュータシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008164834A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Olympus Corp 顕微鏡及び顕微鏡の明るさ調整方法
US7809186B2 (en) 2004-04-27 2010-10-05 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, program thereof, and recording medium

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