JPH08318389A - レーザ加工機のクランプ装置 - Google Patents

レーザ加工機のクランプ装置

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Publication number
JPH08318389A
JPH08318389A JP7152241A JP15224195A JPH08318389A JP H08318389 A JPH08318389 A JP H08318389A JP 7152241 A JP7152241 A JP 7152241A JP 15224195 A JP15224195 A JP 15224195A JP H08318389 A JPH08318389 A JP H08318389A
Authority
JP
Japan
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clamper
pressure chamber
work table
workpiece
passage
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7152241A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Koseki
良治 小関
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP7152241A priority Critical patent/JPH08318389A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 レーザ加工機のクランプ装置10は、被加工
物2をクランプしてワークテーブル3上に位置決めする
第2クランパ8と、第1往復駆動機構15によって移動
される第1クランパ7とを備えている。また、第1クラ
ンパと第2クランパとは相互に連動・分離させる連動手
段を備える。 【効果】 連動手段により第1クランパと第2クランパ
とを連動させた際には、第1往復駆動機構により第1ク
ランパを介して第2クランパを移動させることができ、
第1往復駆動機構の他に第2クランパ8用の往復移動機
構を設ける場合に比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ加工機に関し、よ
り詳しくは、被加工物をワークテーブル上でクランプす
る第1クランパと第2クランパとを備えるレーザ加工機
のクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ加工機として、被加工物を
載置するワークテーブルと、このワークテーブル上に供
給された被加工物をそれぞれクランプする第1クランパ
と第2クランパと、レーザ発振器から放射されたレーザ
光線を被加工物に照射するフォーカスヘッドとを備えた
ものが知られている。そして従来一般には、上記第1ク
ランパと第2クランパとはワークテーブルに固定されて
おり、ワークテーブル上に被加工物を供給したりワーク
テーブル上から加工済被加工物を排出するのは、作業者
によって行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記第1クランパと第
2クランパとをワークテーブルに固定した従来装置にお
いては、作業者によって被加工物を移動させる必要があ
るため、能率的ではない。このような問題点を解決する
ために、両方のクランパをそれぞれ同一方向に往復移動
可能に設けるとともに、各クランパを往復移動させる往
復駆動機構をそれぞれ設けることが考えられるが、その
ような構成は複雑で高価になる。本発明はそのような事
情に鑑み、より簡単な構成で被加工物を移動させること
ができるレーザ加工機のクランプ装置を提供するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、被加
工物を載置するワークテーブルと、このワークテーブル
上に供給された被加工物をそれぞれクランプする第1ク
ランパと第2クランパと、レーザ発振器から放射された
レーザ光線を被加工物に照射するフォーカスヘッドとを
備えたレーザ加工機において、上記第1クランパと第2
クランパとをそれぞれ同一方向に往復移動可能に設ける
とともに、上記第1クランパを往復移動させる往復駆動
機構を設け、さらに上記第1クランパと第2クランパと
を相互に連動・分離させる連動手段を設けたものであ
る。上記連動手段としては、いずれか一方のクランパの
ハウジングに設けた第1係合爪と、他方のクランパの移
動方向と平行に配置して該クランパのハウジングに軸支
した回転軸と、この回転軸を回転させる回転駆動機構
と、上記回転軸に設けられて第1回転角度位置に位置さ
れた際に上記第1係合爪の前方を通過し、かつ上記回転
駆動機構により回転されて第2回転角度位置に位置され
た際に上記第1係合爪に係合する第2係合爪とから構成
することができる。
【0005】
【作用】上述した構成によれば、上記第1クランパによ
って被加工物をクランプさせた状態で該第1クランパを
往復駆動機構によって前進させれば、上記被加工物を移
動させることができる。また、被加工物の長さによって
は、第2クランパによる被加工物のクランプ位置を変更
する必要が生じるが、この場合には先ず上記連動手段に
より第1クランパと第2クランパとを相互に連動させ
る。連動手段が上記構成を有する場合には、回転軸に設
けた第2係合爪を第1係合爪に係合しない第1回転角度
位置に位置させて第1クランパを第2クランパに近接さ
せれば、上記第2係合爪は第1係合爪の前方を通過する
ので、この状態で回転駆動機構により回転軸を回転させ
て第2係合爪を第1係合爪に係合する第2回転角度位置
に位置させる。この状態となれば第1クランパにより第
2クランパを引っ張って移動させることができ、又は第
1クランパで直接第2クランパを押圧移動させることが
できる。このようにして第2クランパを必要な位置に移
動させたら、上記連動手段による第1クランパと第2ク
ランパとの連動を解除させればよい。このような操作に
より第2クランパを必要な位置に移動させて、第2クラ
ンパにより被加工物を最適な位置でクランプさせること
ができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1、図2において、レーザ加工機1は、中央に配
設されて平板状の被加工物2(図10A参照)を載置す
るワークテーブル3と、このワークテーブル3の両側に
設けられて被加工物2を搬送するローラコンベヤ4、4
とを備えており、上記被加工物2を右側のローラコンベ
ヤ4から中央のワークテーブル3に供給し、さらにレー
ザ加工の終了した被加工物2をワークテーブル3から左
側のローラコンベヤ4へ搬出することができるようにし
ている。上記ワークテーブル3の左側には2本のストッ
パピン5をそれぞれ昇降自在に設けてあり、各ロケータ
ピン5を上昇させた際に、右側のローラコンベヤ4から
中央のワークテーブル3上に搬入されてきた被加工物2
を各ロケータピン5に当接させてその移動を停止させ、
それによって被加工物2の先端位置を位置決めすること
ができるようにしている。他方、各ロケータピン5を降
下させた際には、レーザ加工の終了した被加工物2を、
各ロケータピン5の上方を通過させて左側のローラコン
ベヤ4へ搬出することができるようにしている。上記レ
ーザ加工機1は、上記被加工物2の搬送方向の一側にサ
イドフレーム6を備えており、このサイドフレーム6
に、図示実施例ではそれぞれ上記被加工物2をクランプ
することができる3つのクランパ7、8、9からなるク
ランプ装置10を設けている。上記クランプ装置10を
構成する中央の第1クランパ7は、後述する第1往復駆
動機構によって被加工物2の搬送方向と同一方向に往復
移動させるとともに、第2往復駆動機構によって被加工
物2の搬送方向と直交する方向に往復移動させることが
できるようにしている。これに対し、上記中央の第1ク
ランパ7よりも被加工物2の搬送方向後方側に、すなわ
ち図1の右側に設けた第2クランパ8と反対側の左側に
設けた第3クランパ9とは、それぞれ被加工物2の搬送
方向と同一方向に往復移動可能に設けただけで、被加工
物2の搬送方向と直交する方向には往復移動可能とはな
っていない。さらに、上記ワークテーブル3の上方に
は、レーザ発振器11から放射されたレーザ光線を集光
して被加工物2に照射するフォーカスヘッド12を設け
てあり、このフォーカスヘッド12を従来公知の駆動手
段14により被加工物2の搬送方向と平行な水平のX方
向、これと直交する水平のY方向、およびこれらX方向
およびY方向と直交する上下のZ方向に移動させて、ワ
ークテーブル3上の被加工物2にレーザ加工を施せるよ
うになっている。
【0007】図3、図4に示すように、上記第1クラン
パ7は上述した第1往復駆動機構15によって被加工物
2の搬送方向であるX方向に、また第2往復駆動機構1
6によってこれと直交するY方向に移動させることがで
きるようにしている。上記第1往復駆動機構15は、上
記サイドフレーム6の内部に回転自在に設けたねじ軸1
7を備えており、このねじ軸17は被加工物2の搬送方
向と平行に配置して図示しないサーボモータに連動させ
ている。上記サイドフレーム6は中空の断面長方形状の
フレームから構成してあり、このサイドフレーム6の左
側面にその長手方向に沿ってスリット18を形成し、該
スリット18の上下に補強板20を介して一対のガイド
レール21をそれぞれ取付けている。そして上記第1ク
ランパ7を設けた第1ハウジング22の右端面の四隅に
リニアベアリング23を取付け、それらリニアベアリン
グ23を上記ガイドレール21に摺接させるとともに、
該第1ハウジング22の右端面の中央部に設けたナット
部材24を上記スリット18を介してサイドフレーム6
内に挿入し、その内部のねじ軸17に螺合させている。
他方、上記第2往復駆動機構16は、上記第1ハウジン
グ22の両側に設けた一対のガイドレール25と、上記
第1クランパ7の両側に取付けられてそれぞれガイドレ
ール25に摺動自在に係合する一対のリニアベアリング
26と、上記第1ハウジング22に取付けたシリンダ装
置27とを備えており、このシリンダ装置27のピスト
ンロッド27Aを上記第1クランパ7に連結している。
したがって、上記シリンダ装置27によりピストンロッ
ド27Aを伸縮させれば第1クランパ7をY方向に進退
動させることができ、また図示しないサーボモータによ
ってねじ軸17を正転または逆転させれば、ねじ軸17
に螺合したナット部材24を介して上記第1ハウジング
22を、したがって該第1ハウジング22に設けた第1
クランパ7をX方向に往復移動させることができる。
【0008】次に、上記第1クランパ7の構成を説明す
ると、この第1クランパ7は、概略方形のハウジング3
0と、このハウジング30の左端面の下方より左側に水
平に延びる左右一対のサイドブロック31(図3)とを
備えており、このサイドブロック31間に上クランプア
ーム32を配置するとともに、上記サイドブロック31
と上クランプアーム32とに軸33を挿通させて、上ク
ランプアーム32を上記軸33を中心として揺動自在に
軸支している。他方、図4、図5に示すように、上記上
クランプアーム32の下方には下クランプアーム34を
配置してあり、この下クランプアーム34は、上記第1
クランパ7のハウジング30に鉛直下方に向けて設けた
シリンダ装置35のピストンロッド36に連結し、該シ
リンダ装置35によって昇降させることができるように
している。上記シリンダ装置35のピストン37はばね
38によって通常は上昇端位置に保持されており、これ
により上記下クランプアーム34も通常はピストンロッ
ド36を介して上昇端位置に保持されている。さらに、
上記下クランプアーム34のシリンダ装置35側の両側
に上方に向けて突起34aを形成するとともに、両突起
34a間に上クランプアーム32の右端部を介在させ、
さらに上記突起34a間に亙って取付けたピン39を上
記上クランプアーム32の右端部に形成した長孔の貫通
孔40内に挿通させて、下クランプアーム34と上クラ
ンプアーム32とを上記ピン39を介して連動させてい
る。したがって、上記下クランプアーム34がばね38
によって上昇端位置に保持されている状態では、図4の
実線で示すように、下クランプアーム34に設けたピン
39も一体に上昇端位置に保持されているので、下クラ
ンプアーム34と上記ピン39を介して連動している上
クランプアーム32は軸33を中心として反時計方向に
回動され、それにより上クランプアーム32と下クラン
プアーム34の先端部が当接してクランプ状態となって
いる。これに対し、上記シリンダ装置35の圧力室41
内に油圧を供給してピストン37およびピストンロッド
36を介して下クランプアーム34を降下させた際に
は、上クランプアーム32は軸33を中心として時計方
向に回動させることができるので、下クランプアーム3
4と上クランプアーム32との先端部を開かせたアンク
ランプ状態とすることができる。
【0009】図6ないし図9は上記第2クランパ8の構
成を示したもので、この第2クランパ8は、前述したサ
イドフレーム6に取付けた一対のガイドレール42(図
4、図8、図9参照)に沿って上記X方向に進退動自在
となっているが、上記第1クランパ7のように該第2ク
ランパ8を往復移動させる第1往復駆動機構15は設け
ていない。上記ガイドレール42は、図4に示すよう
に、第1クランパ7を設けた第1ハウジング22を案内
する一対のガイドレール21の内側に配設してサイドフ
レーム6に取付けてあり、それらガイドレール42の対
向する面は、サイドフレーム6側すなわち図4、図8の
右側が拡がるように傾斜面に形成してある。図8、図9
において、上記第2クランパ8は固定手段43によって
上記ガイドレール42に固定され、またはガイドレール
42に対して移動可能となるようになっている。上記固
定手段43は、第2クランパ8のハウジング44に設け
たシリンダ装置45を備えており、このシリンダ装置4
5のピストンロッド46を上記ガイドレール42、42
間に貫通させて突出させるとともに、その先端部にダブ
テール形状のカム部材47を取付けている。そして上記
シリンダ装置45のピストン48をばね50によってガ
イドレール42から離隔する方向に付勢することによ
り、上記カム部材47をガイドレール42の傾斜面にそ
の外側から接触させると同時に、上記ハウジング44を
ガイドレール42に当接させている。
【0010】また図9に示すように、上記シリンダ装置
45は、上記ピストン48のガイドレール42側に形成
した第1圧力室51と反対側に形成した第2圧力室52
とを備えており、上記第1圧力室51はハウジング44
に形成した第1通路53を介して図示しない圧力供給源
に連通させ、また第2圧力室52は第2通路54を介し
て上記圧力供給源のドレインに連通させている。そして
上記第1圧力室51と第2圧力室52とは連通路55
a、55bを介して相互に連通させてあり、かつ上記連
通路55a、55bの途中に該連通路を開閉する弁機構
56を設けている。この弁機構56は、上記ハウジング
44に形成した嵌合孔44Aと、この嵌合孔44A内に
摺動自在に設けた弁体57とを備えており、上記第1圧
力室51に連通する連通路55aと第2圧力室52に連
通する連通路55bとはそれぞれ嵌合孔44A内に開口
している。上記弁体57はばね58により左方に付勢さ
れ、通常は、上記嵌合孔44Aの開口部に設けた後述す
る第1係合爪60に当接した位置に保持されている。こ
の状態では、上記第1圧力室51に連通する連通路55
aの嵌合孔44Aへの開口部は弁体57によって閉鎖さ
れており、したがって該弁体57によって連通路55a
と55bとの間の連通が遮断されている状態では、上記
圧力供給源から第1圧力室51内に圧力流体が供給さ
れ、他方の第2圧力室52はドレインに連通しているの
で、シリンダ装置45のピストン48は流体圧力により
ガイドレール42から離隔する方向に付勢されている。
その結果、上記流体圧力は、ばね50とともにカム部材
47をガイドレール42の傾斜面に強く圧接させると同
時に、ハウジング44をガイドレール42に強く圧接さ
せるようになるので、第2クランパ8はガイドレール4
2に、すなわちサイドフレーム6を備えたワークテーブ
ルに固定されることになる。他方、後述するように上記
弁体57がばね58に抗して第1係合爪60に当接した
位置から移動された際には(図9の状態)、上記連通路
55aと55bは、弁体57の外周面に形成した環状溝
57aを介して相互に連通されるようになり、これによ
り第1圧力室51内に供給された圧力流体は連通路55
a、55bを介して第2圧力室52に流通し、さらにこ
こからドレインに還流するので第1圧力室51と第2圧
力室52とは同圧となる。したがって、カム部材47と
ハウジング44とはばね50の弾撥力のみによってガイ
ドレール42に軽く圧接されるようになり、この状態で
は、第2クランパ8をガイドレール42に沿って移動さ
せることが可能となる。
【0011】なお上記第2クランパ8は、図6、図7に
示すように、そのハウジング44の下部両側から水平に
延びる左右一対のサイドブロック31の先端部に、それ
ぞれ被加工物を案内するガイドローラ61を備えてお
り、このガイドローラ61を備えている点以外は上述し
た第1クランパ7と同一の構成を有している。そして上
記第1クランパ7と同一の構成を有する部材には、第1
クランパ7で用いた符号と同一の符号を付して示してあ
る。また上記第3クランパ9は上記第2クランパ8と同
様に構成してあるので、その説明は省略する。
【0012】上述したように、上記第2クランパ8およ
び第3クランパ9はそれぞれ上記X方向に移動可能には
なっているが、第1クランパ7の第1往復駆動機構15
に相当する往復駆動機構は設けていない。このため、上
記第1クランパ7と第2クランパ8又は第3クランパ9
とを相互に連動・分離させる連動手段63を設け、この
連動手段63によって第1クランパ7と第2クランパ8
又は第3クランパ9とを相互に連動させた際には、上記
第1往復駆動機構15により、第1クランパ7を介して
第2クランパ8又は第3クランパ9をX方向に往復移動
させることができるようにしている。上記連動手段63
は、図3、図4に示すように、第1クランパ7を保持す
る第1ハウジング22に固定した回転駆動機構としての
ロータリーアクチュエータ64と、このロータリーアク
チュエータ64から両側に突出する回転軸65と、この
回転軸65の各先端部に設けた第2係合爪66とを備え
ている。上記回転軸65は上記X方向と平行に配置して
あり、また図9に示すように、上記弁機構56を構成す
る嵌合孔44Aを回転軸65の軸線上に一致させて形成
することにより、回転軸65の先端部を嵌合孔44A内
に挿入させることができるようにしている。このとき回
転軸65の先端部に設けた第2係合爪66は、上記ロー
タリーアクチュエータ64により回転されて、嵌合孔4
4Aの開口部に設けた前述の第1係合爪60と反対側と
なる第1回転角度位置に位置された状態となっており、
上記第1係合爪60の前方を通過して嵌合孔44A内に
挿入されたら、90度回転されて第2回転角度位置に位
置されて第1係合爪60に係合するようになっている。
また、上記回転軸65の先端部が嵌合孔44A内に挿入
された際には、該回転軸65は上記弁機構56の弁体5
7をばね58に抗して移動させるので、前述したように
上記連通路55aと55bが連通されて第2クランパ8
のガイドレール42への固定が解除されるようになる。
【0013】次に作動について説明すると、図10Aに
示すように、最初の状態では第2クランパ8は左方の移
動端に、第3クランパ9は右方の移動端にそれぞれ位置
しており、かつそれぞれ固定手段43によってワークテ
ーブル3に固定されている。他方、第1クランパ7は第
2クランパ8と第3クランパ9との中間位置に位置され
ており、かつ全てのクランパ7、8、9のクランプアー
ムは開かれたアンクランプ状態となっている。そしてこ
の状態でローラコンベヤ4によってワークテーブル3上
に被加工物2が搬入され、該被加工物2の先端部がロケ
ータピン5に当接すると被加工物2はその位置に位置決
めされて停止される。上記被加工物2がロケータピン5
に当接して停止されると、図10Bに示すように、第2
往復駆動機構16によって第1クランパ7が被加工物2
に向けて前進される。そしてその前進位置で第1クラン
パ7が被加工物2をクランプしたら、図10Cに示すよ
うに、上記第2往復駆動機構16により第1クランパ7
が元の位置の方向へ移動され、それにより第1クランパ
7でクランプした被加工物2を第2クランパ8および第
3クランパ9側に引き寄せ、図示しない突当てセンサが
ONしたら第2クランパ8と第3クランパ9が被加工物
2の側縁部をクランプする。上記第2クランパ8と第3
クランパ9とが被加工物2をクランプしたら、第1クラ
ンパ7はアンクランプ状態となり、第1クランパ7はそ
の後、第2往復駆動機構16によって後退されて被加工
物2から離隔され、また第1往復駆動機構15によって
第2クランパ8に近接した位置まで後退される(図10
D参照)。この状態となると、上記フォーカスヘッド1
2から被加工物2にレーザ光線が照射され、該フォーカ
スヘッド12は被加工物2の破線で示した範囲68−1
にレーザ加工を施すようになる。上記範囲68−1のX
方向の寸法Wは、両端部に位置した上記第2クランパ8
と第3クランパ9との間隔に略一致させてある。上記範
囲68−1についてレーザ加工が終了すると、図10D
に示すように、第2往復駆動機構16によって第1クラ
ンパ7が前進され、該第1クランパ7が被加工物2をク
ランプすると、第2クランパ8と第3クランパ9とによ
る被加工物2のクランプが解除される。すると、上記第
1クランパ7は第1往復駆動機構15により第2クラン
パ8に近接した位置から第3クランパ9に近接した位置
まで前進され、それによって被加工物2を前進させる。
上記第1クランパ7が前進端となると、上記第2クラン
パ8と第3クランパ9は再び被加工物2をクランプし、
この状態となると第1クランパ7は元の第2クランパ8
に近接した位置に復帰されるようになる。この状態で
は、図10Eに示すように、上記範囲68−1に隣接し
た次の範囲68−2がフォーカスヘッド12の下方位置
に搬入されており、該フォーカスヘッド12により上記
範囲68−2についてレーザ加工が行なわれる。この
後、上述した作動が繰返されて、順次所定の範囲毎にレ
ーザ加工が施される。
【0014】然して図10Fに示すように、上述の作業
が繰返されて被加工物2の未加工部分におけるX方向の
寸法W’が正規のレーザ加工範囲のX方向寸法Wよりも
小さくなった場合には、上記第1クランパ7により該被
加工物2を通常の移動距離だけ前進させると、被加工物
2の末端部分が第2クランパ8を通過してしまい、該第
2クランパ8によって被加工物2をクランプすることが
できなくなる。そこでこの場合には、上記第2クランパ
8を被加工物2の末端部分をクランプできる位置まで、
第3クランパ9側に移動させればよい。すなわちこの場
合には、最後の正規の範囲68−3についてレーザ加工
が終了したら、上記第1クランパ7は第2クランパ8に
当接する位置まで後退される。その際、第1クランパ7
に設けた連動手段63を構成する回転軸65の第2係合
爪66は、第2クランパ8に設けた第1係合爪60の前
方を通過する第1回転角度位置となっており、上記第1
クランパ7の第2係合爪66が第2クランパ8の第1係
合爪60の前方を通過したら、ロータリーアクチュエー
タ64により回転軸65が90°回転されて、第2係合
爪66が第1係合爪60に係合する。これと同時に、上
記回転軸65は弁機構56の弁体57をばね58に抗し
て押圧するので、前述したように第2クランパ8の固定
が解除され、該第2クランパ8は移動可能な状態とな
る。すると第1クランパ7が被加工物2をクランプする
とともに、第2クランパ8および第3クランパ9が被加
工物のクランプを解除し、次に第1クランパ7が第1往
復駆動機構15によって前進される。この際、第2クラ
ンパ8は、上記第1係合爪60と第2係合爪66との係
合により、第1クランパ7と一体的に前進されるように
なる。上記第1クランパ7が第2クランパ8を必要量だ
け前進させるとその前進が一時停止され、この状態で上
記第1係合爪60と第2係合爪66との係合が解除され
ると、再び第1クランパ7が前進される。これにより上
記回転軸65による弁体57の押圧が解除されるので、
第2クランパ8はその位置に固定されるようになり、他
方、第1クランパ7の前進により被加工物2の前進が継
続される。そして第1クランパ7が第3クランパ9に近
接してその前進が停止すると、図10Gに示すように、
被加工物2の末端部は第2クランパ8に近接した状態と
なっている。この状態となったら、上記第2クランパ8
および第3クランパ9が被加工物2をクランプし、その
後、未加工部分についてレーザ加工が施される。したが
って上記構成によれば、一つの第1往復駆動機構15に
よって第1クランパ7と第2クランパ8とを必要な位置
に移動させることができる。なお、第3クランパ9は、
被加工物を上記とは逆方向に搬送しながらレーザ加工を
行なう場合を考慮して設けたものであって、そのような
必要がない場合には該第3クランパ9をワークテーブル
3に固定してもよい。
【0015】図11は、上記第2クランパ8を固定する
固定手段143の他の実施例を示したもので、より詳し
くは該固定手段143を構成するシリンダ装置145に
圧力流体を供給する供給回路の他の実施例を示したもの
である。上記第1実施例では第1圧力室51と第2圧力
室52とを連通路55a、55bによって連通させると
ともに、この連通路55a、55bを弁体57によって
開閉するようにしているが、本実施例ではそれらを省略
している。その代わりに、本実施例では、シリンダ装置
145の第1圧力室151を流路切換弁170を介して
圧力供給源171とリザーバ172とのいずれか一方
に、また第2圧力室152はオリフィス174を介して
常にリザーバ172に連通させている。このような構成
を有する第2実施例においては、上記第1圧力室151
を圧力供給源171に連通させることにより第2クラン
パを固定し、また第1圧力室151をリザーバ172に
連通させることにより該第2クランパの固定を解除する
ことができる。そして上記流路切換弁170の流路切換
えは、第1クランパ7が第2クランパ8に接触若しくは
極めて近接したことをセンサ175によって検出させ、
このセンサ175からの信号を入力する制御手段176
によって行なわせればよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、一つ
の往復駆動機構によって第1クランパと第2クランパと
を往復移動させることができるので、第1クランパと第
2クランパとにそれぞれ往復駆動機構を設ける場合に比
較して構成を簡単なものとすることができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の正面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】第1クランパ7とその周辺の構成を示す部分断
面平面図。
【図4】図3の部分断面側面図。
【図5】第1クランパ7の縦断面図。
【図6】第2クランパ8を示す平面図。
【図7】図6の側面図。
【図8】第2クランパ8の縦断面図。
【図9】第2クランパ8の要部の横断面図。
【図10A】被加工物2がロケータピン5に当接して停
止されている状態を示す作動説明図。
【図10B】第2往復駆動機構16によって第1クラン
パ7を前進させているときの状態を示す作動説明図。
【図10C】被加工物2を第2クランパ8と第3クラン
パ9によってクランプしてワークテーブルに位置決めし
た状態を示す作動説明図。
【図10D】範囲68−1の加工が終了して新たな範囲
を第1クランパ7によってワークテーブルに搬入してい
る状態を示す作動説明図。
【図10E】被加工物2の新たな範囲68−2をワーク
テーブルに位置決めした状態を示す作動説明図。
【図10F】被加工物2の末端の未加工部分の状態を示
す作動説明図。
【図10G】被加工物2の未加工部分をワークテーブル
上に位置決めした状態を示す作動説明図。
【図11】本発明の第2実施例を示す流体回路図。
【符合の説明】
1…レーザ加工機 2…被加工物 3…ワークテーブル 7…第1クランパ 8…第2クランパ 9…第3クランパ 12…フォーカスヘッド 15…第1往復駆
動機構 16…第2往復駆動機構 43、143…固定手段 56…弁機構 60…第1係合爪 63…連動手段 66…第2係合爪

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を載置するワークテーブルと、
    このワークテーブル上に供給された被加工物をそれぞれ
    クランプする第1クランパと第2クランパと、レーザ発
    振器から放射されたレーザ光線を被加工物に照射するフ
    ォーカスヘッドとを備えたレーザ加工機において、 上記第1クランパと第2クランパとをそれぞれ同一方向
    に往復移動可能に設けるとともに、上記第1クランパを
    往復移動させる往復駆動機構を設け、さらに上記第1ク
    ランパと第2クランパとを相互に連動・分離させる連動
    手段を設けたことを特徴とするレーザ加工機のクランプ
    装置。
  2. 【請求項2】 上記連動手段は、いずれか一方のクラン
    パのハウジングに設けた第1係合爪と、他方のクランパ
    の移動方向と平行に配置して該クランパのハウジングに
    軸支した回転軸と、この回転軸を回転させる回転駆動機
    構と、上記回転軸に設けられて第1回転角度位置に位置
    された際に上記第1係合爪の前方を通過し、かつ上記回
    転駆動機構により回転されて第2回転角度位置に位置さ
    れた際に上記第1係合爪に係合する第2係合爪とを備え
    ることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工機のク
    ランプ装置。
  3. 【請求項3】 上記第2クランパをワークテーブルに固
    定する固定手段を備え、該固定手段は、上記第2クラン
    パのハウジングに設けたシリンダ装置と、このシリンダ
    装置のピストンに連結され、上記クランパの移動方向と
    平行に配置して上記ワークテーブルに取付けた上下一対
    のガイドレール間を進退動自在に貫通させたピストンロ
    ッドと、このピストンロッドに取付けて上記ガイドレー
    ルにその外側から係合させたカム部材と、上記シリンダ
    装置の第1圧力室内に圧力流体を供給する圧力供給源と
    を備え、上記シリンダ装置の第1圧力室内に圧力流体を
    供給した際に第2クランパのハウジングを上記ガイドレ
    ール又はワークテーブルに圧接させて該第2クランパを
    ワークテーブルに固定させることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載のレーザ加工機のクランプ装置。
  4. 【請求項4】 上記シリンダ装置のピストンの一側に形
    成した上記第1圧力室と、上記圧力供給源の圧力流体を
    上記第1圧力室に供給する第1通路と、上記ピストンの
    他側に形成した第2圧力室と、この第2圧力室と上記第
    1圧力室とを連通する連通路と、上記第2圧力室に導入
    された圧力流体を外部に排出する第2通路と、上記クラ
    ンパの移動方向に摺動自在に設けられるとともに、通常
    は閉位置に保持されて上記連通路を閉鎖する弁体とを備
    え、この弁体は、上記第1係合爪と第2係合爪とが係合
    される際に上記回転軸によって上記閉位置から連通路を
    開く開位置へ移動されることを特徴とする請求項3に記
    載のレーザ加工機のクランプ装置。
  5. 【請求項5】 上記シリンダ装置のピストンの一側に形
    成した上記第1圧力室と、上記圧力供給源の圧力流体を
    上記第1圧力室に供給する第1通路と、上記ピストンの
    他側に形成した第2圧力室と、この第2圧力室を外部に
    連通させる第2通路と、上記第1圧力室を上記圧力供給
    源又は第2通路に連通させる流路切換弁と、上記第1係
    合爪と第2係合爪との係合を検出するセンサと、このセ
    ンサからの信号を入力して上記流路切換弁の流路を切換
    え制御する制御手段とを備え、上記第1係合爪と第2係
    合爪とが係合した際に上記第1圧力室が第2通路に連通
    されることを特徴とする請求項3に記載のレーザ加工機
    のクランプ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102935720A (zh) * 2012-11-16 2013-02-20 江苏大学 一种激光透射连接双面夹紧装置
CN102941674A (zh) * 2012-11-16 2013-02-27 江苏大学 激光透射焊接随动夹紧装置

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