JPH08317491A - 複数のマイクロホンから1つのマイクロホンを選択する方法および音声作動スイッチング装置 - Google Patents

複数のマイクロホンから1つのマイクロホンを選択する方法および音声作動スイッチング装置

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JPH08317491A
JPH08317491A JP8112321A JP11232196A JPH08317491A JP H08317491 A JPH08317491 A JP H08317491A JP 8112321 A JP8112321 A JP 8112321A JP 11232196 A JP11232196 A JP 11232196A JP H08317491 A JPH08317491 A JP H08317491A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレコンファレンスシステムにおけるマイク
ロホン選択に必要とする演算処理時間を短縮する。 【解決手段】 複数のマイクロホンのうちのそれぞれに
おいて受信される音声信号の品質の尺度を提供する組み
合わせ値を使用することにより、マイクロホン選択プロ
セスの演算処理要求を一定にする。マイクロホンのそれ
ぞれにおいて受信される信号エネルギー値を他のマイク
ロホンのそれぞれにおいて受信される信号エネルギー値
と比較することにより、音声信号を最も良く受信するマ
イクロホンを選択する。具体的には、前方を向いている
マイクロホンにおいて音声が強く、結び付けられた後方
を向いているマイクロホンにおいて音声が弱いマイクロ
ホンの対を探すことにより、音声源の方向を決定するた
めにマイクロホンの対が検査される。最も良い組み合わ
せ値を有するマイクロホン対が、音声信号を最も良く受
信するマイクロホンとして選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオシステ
ムに係り、特に、音声信号に応答して、音声回路をオー
ディオラインに選択的に接続するためのシステムに関す
る。
【0002】
【従来技術の説明】現在、多くの企業は、テレコンファ
レンスが、分散されたロケーションにおける個人間にお
ける安価な通信方法であり、これにより出張の必要を減
少できると考えている。1つのオーディオ・テレコンフ
ァレンスの構成において、あるロケーションにおける多
数の会議出席者は、電話接続を介して、1つまたは2つ
以上の離れたロケーションにおける多数の会議出席者と
通信する。
【0003】一般に、分離された会議出席者のグループ
間の伝送の品質は、それぞれのロケーションにおけるマ
イクロホンおよびラウドスピーカに対する各会議出席者
の位置に依存する。ある会議のロケーションにおける部
屋にあるマイクロホンおよびラウドスピーカが1つであ
る場合、その伝送の品質は低下する。これは、一般に、
何人かの会議出席者が、マイクロホンおよびラウドスピ
ーカからの最適な距離よりも離れているからである。
【0004】会議システムの品質を向上させるために、
各会議出席者のロケーションに適切に配置された複数の
マイクロホンを使用することは、よく知られている。こ
のマイクロホン出力は加算され、加算された出力は、ロ
ケーション間に確立された通信リンクに与えられる。こ
のような装置において、各会議出席者は、マイクロホン
のうちの1つから許容できる距離内にあり、音声ピック
アップは比較的高品質のものとなる。
【0005】しかし、全てのマイクロホンが一度にオン
すると、いくつかの望ましくない結果が生じる。全体の
ノイズピックアップは、単一のマイクロホンに対するも
のよりはるかに大きい。より離れたマイクロホンからの
遅延信号ピックアップにより引き起こされる人工的反響
効果は、会議伝送の品質を非常に低くする。また、電気
音響的不安定性は、複数の常時オン状態のマイクロホン
により容易に生じる。反響およびノイズピックアップを
最小化するように、話している会議出席者に最も近いマ
イクロホンのみをアクティブにするスイッチング構成を
提供することが望ましく、これは公知のものである。
【0006】このような装置は、「決定回路(voting c
ircuit)」として一般に知られている。「決定回路」装
置においては、最も声の大きい話者が支配し、彼または
彼女のロケーションにおける他の会議出席者を締め出
す。しかし、マイクロホン間の音響的スイッチングは、
異なるマイクロホンにおいて交互に現れる最も高い音声
レベル入力に応答して、明瞭さに不利な影響を及ぼす伝
送の中断となる可能性があり、一時的な部屋ノイズによ
り引き起こされる望ましくない干渉になり得る。
【0007】例えば、会議ロケーションのうちの1つに
おける大きなノイズは、制御中のマイクロホンを完全に
オフする可能性がある。また、一度に唯一のマイクロホ
ンが作動可能であるので、話している出席者が部屋のロ
ケーション中で1つの位置から他の位置へ移動すること
により引き起こされるような、1つのマイクロホンから
他のマイクロホンへの制御の移転は、品質が変化する音
声伝送、伝送の中断、および話している出席者の位置と
ともに変化する反響効果となり得る。
【0008】複数の出席者のマイクロホンから1つのマ
イクロホンを選択し、この選択されたマイクロホンのみ
からの信号を送信するための様々なテレコンファレンス
装置が提案されており、今まで使用されてきた。そのよ
うな装置は、例えば、米国特許第3,730,995号
(M.V.Matthews,1973.5.1発行)、米国特許第3,75
5,625号(D.J.Maston,1973.8.28発行)、米国特許
第4,449,238号(B.H.Lee,et al.,1984.5.15発
行)、米国特許第4,658,425号(S.D.Julstro
m,1987.4.14発行)に開示されている。
【0009】テレコンファレンス装置の他の例は、本出
願人に譲渡された米国特許出願08/239771号
(D.J.Bowen,1994.5.9出願)に開示されている。この出
願において、音声作動スイッチング装置が、マイクロホ
ンのそれぞれからの出力信号レベルに従って、1つまた
は2つ以上のマイクロホンの選択を行う。
【0010】この出願に開示された音声作動スイッチン
グ装置は、指向性マイクロホンを採用して、反響および
ノイズピックアップによる音声信号の低下を減少させ
る。これらの指向性マイクロホンは、共通の円形ハウジ
ング中に配置され、このハウジングの中心から外側に延
びる感度応答パターンを有する。この音声作動スイッチ
ング装置は、部屋の中で発言する各人を効果的にモニタ
リングするために、適切な数のマイクロホンの作動を選
択する決定アルゴリズムまたはプロセスを採用する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の音声作動スイッ
チング装置は、反響およびノイズピックアップによる音
声信号の低下の最小化に満足できるものであった。同様
に、例えば、マイクロホンがオフ状態からオンしたとき
に、音節切り取りすることなしに、全く通常の方法で、
マイクロホン選択方法を実現することに十分であった。
それにもかかわらず、マイクロホン選択方法の実行を簡
素化して、この方法が限られた演算処理時間内に行われ
るようにすることが望まれている。そのような簡素化
は、プロセッサを他の必要な演算に対してより完全に自
由にし、スイッチング装置中で強力ではなくかつ経済的
なプロセッサを使用することを可能にする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
マイクロホンのうちのそれぞれにおいて受信される音声
信号の品質の尺度を提供する組み合わせ値を使用するこ
とにより、マイクロホン選択プロセスの演算処理要求が
比較的一定となる。この組み合わせ値は、音声信号を最
も良く受信するマイクロホンの表示を提供する方法にお
いて得られる。マイクロホンのそれぞれは、スーパーカ
ージオイド(supercardioid)応答パターンを有し、マ
イクロホンは、集合的に、典型的な会議室に対する全領
域カバレージを提供するように配置される。
【0013】本発明の一実施形態において、マイクロホ
ン選択プロセスは、マイクロホンのそれぞれにおいて受
信される信号エネルギー値を他のマイクロホンのそれぞ
れにおいて受信される信号エネルギー値と比較すること
により、音声信号を最も良く受信するマイクロホンを選
択する。具体的には、前方を向いているマイクロホン
(音声源に向いているマイクロホン)において音声が強
く、結び付けられた後方を向いているマイクロホン(音
声源から離れる方向を向いているマイクロホン)におい
て音声が弱いマイクロホンの対を探すことにより、音声
源の方向を決定するためにマイクロホンの対が検査され
る。
【0014】各マイクロホンの背面に位置するナル(nu
ll)が、各マイクロホンの前面に位置するメインビーム
すなわち感度パターンよりも狭いので、このナルは、メ
インビームよりも感度が良く、音声源の方向のより良い
指示である。前方を向いているマイクロホンの信号エネ
ルギー値とそれにそれぞれ結び付けられた後方を向いて
いるマイクロホンの信号エネルギー値との組み合わせ
は、スイッチング装置中の他のマイクロホン対のそれぞ
れと比較される特定の組み合わせ値を好都合に提供す
る。そして、最も良い組み合わせ値を有するマイクロホ
ン対が、音声信号を最も良く受信するマイクロホンの同
定および選択が容易に決定される。
【0015】
【発明の実施の形態】図1には、会議アレイマイクロホ
ン(CAM)回路100のブロック図が示されている。
CAM回路100には、デジタル信号プロセッサ(DS
P)110、リニア増幅器121〜125およびこれら
にそれぞれ結び付けられたリニアCODEC131〜1
35からなる5個の個別の入力回路が含まれている。こ
れらの入力回路のそれぞれは、図2に示された後述する
CAMハウジング200中に収容されたファースト・オ
ーダー・グラジエント(first-order-gradient)マイク
ロホンのそれぞれと結び付けられている。
【0016】CAM回路100は、そのマイクロホン信
号を5個の直列入力並列出力回路(SIPO)すなわち
直並列変換器141〜145を介してDSP110にそ
れぞれ与えるために、5個の入力回路のそれぞれ1つを
選択するための選択論理回路140も含む。DSP11
0の出力は、リニアCODEC150および出力増幅器
151からなる出力回路に与えられる。DSP110、
リニアCODEC131〜135,150、および選択
論理回路140の全ては、タイミング回路153からタ
イミング情報を受信する。
【0017】5個の発光ダイオード(LED)152−
1,−2,−3,−4,−5がCAM回路100中に含
まれており、CAM回路100の初期目盛りのための視
覚表示を提供し、CAM回路100により選択された1
つのマイクロホンまたは複数のマイクロホンによりカバ
ーされている部屋の全領域に関する会議室内にいる個人
に対する全体の視覚表示を提供する。
【0018】動作において、各マイクロホンからCAM
回路100に入力される各アナログ入力信号は、リニア
増幅器121〜125のうちの1つによりそれぞれ増幅
される。リニア増幅器121〜125としての使用に適
した増幅器は、商業的に入手可能である。そのような増
幅器は、例えば、モトローラ社から入手可能なMC34
074ユニットである。各リニア増幅器121〜125
から、その結び付けられたアナログ信号が16ビットリ
ニアCODEC131〜135に結合され、各アナログ
信号がデジタル化される。
【0019】リニアCODEC131〜135としての
使用に適したCODECは、商業的に入手可能である。
そのようなCODECは、例えば、AT&T社から入手
可能なAT&T7525ユニットである。経済的なμ法
則CODECも入手可能であり、リニアCODEC13
1〜135,150により必要とされる所望の機能を適
切に提供できる。
【0020】リニアCODEC131〜135から、各
16ビットデジタル信号が2つのカスケード接続された
8ビット直並列レジスタに直列的にロードされる。これ
らの5対のカスケード接続されたレジスタは、それぞれ
直並列変換器(SIPO)141〜145を含む。直並
列変換器(SIPO)141〜145としての使用に適
した直並列変換器は、公知であり、例えば、部品番号M
C74299としてモトローラ社から入手可能である。
【0021】マイクロホン入力信号は、DSP110に
より重み付け加算されて、所望の単一のマイクロホン出
力信号となる。DSP110は、例えば、AT&T社の
DSP16またはDSP32Cのような後述する演算処
理動作を実行するデジタル信号プロセッサハードウエ
ア、ソフトウエアを格納するためのリードオンリーメモ
リ(ROM)、およびDSP110の結果を格納するた
めのランダムアクセスメモリ(RAM)を含む。
【0022】選択論理回路140の使用により、直並列
変換器(SIPO)141〜145中の10個のカスケ
ード接続された直並列レジスタのそれぞれ1つを逐次選
択し、その並列ポートの低い側の8ビットを通して一度
に8ビットのデータを読み込む。DSP110は、制御
信号を適切な時にライン101を経て選択論理回路14
0に与え、選択論理回路がレジスタのうちの適切な1つ
をイネーブルし、正しい8ビットデータ信号をDSP1
10に与えることを可能にする。選択論理回路140と
しての使用に適したデコーダ回路は、公知であり、例え
ば部品番号74154としてナショナルセミコンダクタ
社から入手可能である。
【0023】5個のマイクロホンからのデータ入力信号
がDSP110に受信され処理された後、詳細に後述す
るように、16ビットデジタル出力信号が、DSP11
0からマイクロホン出力回路中のリニアCODEC15
0へ直列的に送信される。そして、このCODEC出力
信号は、出力増幅器151により増幅され調節されて、
標準的アナログマイクロホン出力信号が提供される。
【0024】マイクロホン出力信号は、単なる1つまた
は2つのマイクロホン入力信号に限られるものではな
く、全てのマイクロホン入力信号の重み付け加算値であ
る。可変重み付け係数が各マイクロホンに割り当てら
れ、オーディオラインと結合されている選択されたすな
わちアクティブにされたマイクロホンからの信号を徐々
にオンまたはオフするために使用される。この重み付係
数は、典型的には、選択されたマイクロホンに対して大
きく、非選択のマイクロホンに対してゼロである。これ
らの重み付け係数は徐々に調整されるので、マイクロホ
ンの選択およびバックグラウンドノイズのレベル変化
は、ユーザがあまり気づかないものとなる。会話中の変
化時に、重み付け係数は、いくつかのマイクロホンに対
して同時に比較的大きくなる可能性がある。
【0025】リニアCODEC150として使用するた
めに適したリニアCODECは、例えば、部品番号AT
&T7525としてAT&T社から入手可能である。出
力増幅器151としての使用に適した増幅器は、例え
ば、部品番号MC34074としてモトローラ社から入
手可能である。タイミング回路153は、DSP110
のための26MHz水晶発振器、およびデータの同期化
および送信のためにCODECにより使用される2.0
48MHz信号を含む。
【0026】図2には、CAMハウジング200の上面
図が示されており、CAMハウジング200は、上方に
向けられたラウドスピーカ210、マイクロホン220
−1,−2,−3,−4,−5およびこのハウジングに
埋め込まれたLED152−1,−2,−3,−4,−
5を含む。この実施形態において、CAMハウジング2
00は、米国特許第5,121,426号(1992.6.9発
行)に開示されているタイプの複数の指向性ファースト
・オーダー・グラジエント・マイクロホンを有する。こ
れらのマイクロホンは、米国特許Des.327,479に
示された5角形ハウジングに取り付けられる。
【0027】5個として示されている、複数のファース
ト・オーダー・グラジエント・マイクロホンは、5角形
または一般に円形のハウジング中に、ハウジングの中心
から外側に向かうようにかつスーパーカージオイド応答
パターンを形成するように配置される。このマイクロホ
ンの配列は、会議電話用途において最も役立つ、部屋の
全領域カバレージを提供する。通常の動作において、一
度に1人のみが話すので、その人の音声を最も良く受信
するマイクロホンのみをアクティブにすることにより、
バックグラウンドノイズおよび反響が最小化される。
【0028】この実施形態において、図1に示した回路
はCAMハウジング200中に配置され、どの1つまた
は2つ以上のマイクロホンがより強い音声信号を供給し
ているかを決定するために、各マイクロホン220−
1,−2,−3,−4,−5からの出力信号を比較する
ように構成されている。これにより、選択された単数の
マイクロホンまたは複数のマイクロホンからの信号は、
2つ以上のマイクロホンがアクティブになっている場合
に通常生じる反響なしに、離れたロケーションにおける
会議出席者に送信される。
【0029】ラウドスピーカ210は、CAMハウジン
グ200中に設けられたマイクロホンのそれぞれの極性
応答パターンのナル中に配置される。この極性応答パタ
ーンのナルは、メインローブと近接するサイドローブと
の間に存在する。この特定のナルは、125゜に位置
し、CAMハウジング200の周囲の周りへのマイクロ
ホンの特定の配置を明らかにする。
【0030】この性能は、マイクロホン・エレメント
を、米国特許第5,121,426号に開示されている
ように、ハウジング中に配置し、スーパーカージオイド
極性応答パターンを形成することにより達成される。単
一のマイクロホン220−4に関連づけられた極性応答
パターンのみが図2に示されているが、ハウジング中の
各マイクロホンの応答パターンは同じである。ハウジン
グおよびそこに収容されたマイクロホンは、応答パター
ンの形状を決定するために協同する。
【0031】CAMハウジング200の全面図が図3に
示されており、3個のマイクロホン220−2,220
−3,220−4の相対的配置を図示し、そのようなユ
ニットが低姿勢の製品に魅力的にパッケージできること
を証明している。
【0032】図4には、テレコンファレンスシステムの
一実施形態が示されており、これは、会議テーブル40
5の中央に置かれたCAMハウジング200を含む。C
AMハウジング200に収容されたCAM回路100
は、ケーブル401によりシステム中の制御ユニット4
10に接続される。ケーブルは401、そこに開けられ
た穴を介してテーブル405を通すか、テーブル上面に
置くこともできる。このケーブルは、CAMハウジング
200から制御ユニットへのマイクロホン出力信号およ
び制御ユニット410から210への入力信号を運ぶた
めの適切な配線を含む。また、このケーブルは、図1に
示された回路のための動作電力を供給するCAM回路1
00中の図示しない通常の電源に電力を運ぶ配線も含
む。
【0033】制御ユニット410は、テレコンファレン
スシステムのための通常の電話サービスを提供するため
に、ライン402を介して、図示しない電話チップリン
グラインに接続されている。制御ユニットは、図1に示
されているように、増幅器151からマイクロホン出力
信号を受信し、また、図2及び図3に示されているラウ
ドスピーカ210のための入力信号を直接的に供給す
る。
【0034】制御ユニット410としての使用に適した
制御ユニットは、米国特許第5,007,046号(Co
mputer Controlled Adaptive Speakerphone)に開示さ
れている。この制御ユニットは、音響的環境および電話
回線状態に基づいて、そのスイッチングしきい値および
他の動作パラメータをダイナミックに調節する低スイッ
チ損失の適応スピーカホンを提供する。この米国特許に
開示された制御ユニットは、マイクロホンからの出力を
受信し、スピーカホン装置を提供するために、スピーカ
に入力を供給する。
【0035】増幅器151により供給されるマイクロホ
ン出力信号は、この米国特許に開示されたスピーカホン
装置に示されたマイクロホンと容易に置き換え可能であ
る。制御ユニット410としての使用に適した他の制御
装置が、米国特許第5,016,271号(Echo Cance
ler-Suppressor Speakerphone)に開示されている。受
信パスが常時オープンのままであり、送信パスが過剰な
反響反射エコーを減衰させるために必要なレベルにだけ
そのゲインを低下させるので、完全およびほとんど完全
な2重動作が、この制御装置により正しく達成される。
【0036】制御ユニット410がCAM回路100か
ら離れたものとして示されているが、この制御ユニット
はCAMハウジング200内部の電子回路に集積するこ
ともできる。また、AT&T社の5500HTコードレ
ス電話セットのような周知のコードレス電話回路を使用
する場合、CAM回路100はそれ自体とベースユニッ
トすなわち電話チップリングラインに接続された制御ユ
ニットとの間のいかなるケーブル配線の必要も取り除く
ように組み立てることができる。そのような適切なコー
ドレス電話回路は、米国特許第4,736,404号に
も開示されている。このコードレス電話回路およびCA
M回路100のための適切な動作電源を提供するため
に、バッテリーを使用できる。
【0037】図5には、マイクロホン選択動作の実行中
におけるDSP110の動作のフローチャートが示され
ている。DSP110により提供される機能は、図示し
ない結び付けられたリードオンリーメモリに格納された
プロセスすなわちプログラムにより好都合に決定され
る。
【0038】ステップ501において、プロセスに入
り、初期化パラメータがセットされる。これらのパラメ
ータの一部として、後述する5個のマイクロホンのいず
れか1つ、例えばマイクロホン220−1の重み付け係
数を1にセットして、このマイクロホンを効果的にオン
にする。このマイクロホンがオン状態の場合、話者に対
するオン状態のマイクロホンの相対的位置により減衰し
たとしても、なんらかの音声信号が常時送信されること
になるので、第1音節切り取りは、好都合なことに出席
者に感知されない。他のパラメータの初期化は、米国特
許第5,007,046号に従って実行される。この初
期化が実行され、決定ステップ502において確かめら
れると、回路は信号データ入力に対して準備ができた状
態となり、プロセスはステップ503に進む。
【0039】各サンプリング期間すなわち125μs毎
に、マイクロホン入力のそれぞれ1つが、ステップ50
3において、音声エネルギー入力中のピーク絶対値を決
定するためにサンプルされる。各サンプリング期間にお
いても、各マイクロホンの入力値は、その割り当てられ
た重み付け係数に従って調節され、全てのマイクロホン
の重み付けされた出力が共通オーディオライン上で加算
される。マイクロホンに対するピーク絶対値が、2ミリ
秒(ms)サイクル期間についての16個のサンプルか
ら得られる。これは、各マイクロホンのこの期間内に生
じる最も高い絶対ピーク値を得るためである。
【0040】この2msのサイクル期間において、次に
測定されるピーク値が以前に測定され格納されたピーク
値よりも大きい場合、この以前に格納されたピーク値
は、次に測定されたピーク値と置き換えられる。以前に
測定されたピーク値が次に測定されたピーク値よりも大
きい場合、この以前に測定されたピーク値は、メモリ中
に保持される。このようにして、5個のマイクロホン入
力のそれぞれについてのピーク絶対値が、ステップ50
3において、各サイクル期間中に決定される。各サイク
ル期間中に集められた16個のサンプルは、関係する最
も低い周波数300Hzにおける各マイクロホンについ
ての単一の包絡線を探知することを可能にする。
【0041】音声エネルギー中の16個のサンプルが、
ステップ503において、各マイクロホンについて測定
されなかった場合、決定ステップ504において決定さ
れるように、プロセスはステップ505に進み、各マイ
クロホンについての重み付けされた出力が計算される。
この計算は、データ演算処理レートすなわち各125μ
sに従って実行される。CAM回路100が作動させら
れると、ステップ501において提供されるように、初
期化パラメータが重み付けされた出力を決定し、最初に
選択されたマイクロホンからの入力信号が、プロセスの
この時点において、アナログ出力ラインに結合される。
初期化が完了すると、CAM回路100中のマイクロホ
ンが、部屋の中の音響的存在に従って、オン状態または
オフ状態またはこれら2つの状態間の過渡状態のいずれ
かになる。
【0042】各マイクロホンについて音声エネルギー中
の16個のピーク入力値が測定された後、決定ステップ
504により決定されるように、ピーク入力値のうち選
択された1つが、ステップ506において、5個のマイ
クロホン入力のそれぞれについての信号の対数値、例え
ばlog10すなわちデシベル値の計算に使用される。相
対的信号強度の計算を単純化するこれらの対数値が、ス
テップ507において、5個のマイクロホンのピーク入
力に対する比較的長期間および短期間の包絡線エネルギ
ーを決定するために使用される。この長期間および短期
間の包絡線エネルギーの決定は、図6を参照して後で詳
細に説明する。
【0043】ステップ507において決定された包絡線
エネルギーは、どのマイクロホン信号入力が出力に渡さ
れるべきかを選択するために、決定アルゴリズムすなわ
ちステップ508におけるプロセスにより使用される。
選択プロセスの実行において、この一実施形態では、決
定アルゴリズムは、1)現在のマイクロホン,2)反対
側のマイクロホン,3)それらの音声信号レベルが比較
的強い場合、現在および反対側のマイクロホンの両方,
または4)より制限的でない基準下で、最も強い信号の
マイクロホンのいずれかを選択する最大マイクロホン信
号に基づく比較を行う。
【0044】与えられた順序において、上述の比較のそ
れぞれは、先に行なったものよりも制限的でない方法で
行われる。現在および反対側のマイクロホンの音声信号
レベルが十分に強くない場合、決定アルゴリズムは、よ
り制限的でないしきい値に基づいてどのマイクロホンも
選ぶことができる。音声信号レベルがバックグラウンド
ノイズレベルに近い場合、決定アルゴリズムは、現在選
択されているマイクロホンと2つの反対側のマイクロホ
ンとの間のみの比較を行う。比較が終わらない場合、こ
の選択されたマイクロホンのままである。
【0045】ステップ508において、マイクロホン入
力がアクティブ化または非アクティブ化のために選択さ
れると、ステップ509において、各マイクロホンにつ
いての可変重み付け係数は、2msの各サイクル期間の
間に更新される。これらの重み付け係数は、出力と結合
させる各マイクロホンの信号のレベルの決定に使用され
る。その選択または非選択に従って、ステップ505に
より実行される計算において、マイクロホンからの出力
が、オン状態、オフ状態のままとなるか、あるいはこれ
ら2つの状態の一方または他方に向かう推移を生じさせ
る。
【0046】CAM回路100からの出力は、全てのマ
イクロホンから導かれた重みづけられた信号であり、単
にアクティブ状態すなわちオン状態となるべきものとし
て決定アルゴリズムにより選択されたマイクロホンから
の信号ではない。決定アルゴリズムによってアクティブ
状態になるべきとして、1つのマイクロホンが選択され
た場合、その入力は徐々に出力信号に加算され、出力信
号の大きな割合を占めることになる。同様に、決定アル
ゴリズムによって選択された後に、1つのマイクロホン
がもはや選択されずすなわちオフ状態となった場合、そ
の入力は出力信号から徐々に取り除かれる。少なくとも
1つのマイクロホンが常時オン状態のままであるので、
第1音節切り取りは好都合にも感知されず、部屋の中の
どこかで発生した音声は、減衰されたとしても、即座に
検出され、送信されることになる。
【0047】1つのマイクロホンについての重み付け係
数のアクティブ化よび非アクティブ化は、次式で表され
る。
【数1】 ここで、Wiは、i番目のマイクロホンの重み付け係数
であり、0〜1.0の間の範囲をとる。Iiは、5個の
マイクロホン入力のうちの1つである。Oは、各マイク
ロホンの重み付けされた信号の和についての出力値であ
る。
【0048】したがって、オンされているマイクロホン
は、オフされているマイクロホンよりも5倍速くアクテ
ィブになる。このアクティブ化および非アクティブ化装
置の主な利点は、後述するノイズ除去プロセスでは除去
されないバックグラウンドノイズが、マイクロホン信号
に加えられ除去された場合、より目立たなくなることで
ある。また、マイクロホンをアクティブ化および非アク
ティブ化するための重み付け係数中の遅れの違いのため
に、この装置は多数のマイクロホンを一度にオン状態と
することを可能にする。
【0049】したがって、マイクロホンをただちに完全
オンまたは完全オフにするハード・スイッチングにおい
て起きるようなマイクロホン間を急激にスイッチングす
る決定アルゴリズムの望ましくない副作用を取り除くこ
とができる。このため、多くの人々が同時に異なるマイ
クロホン対してそれぞれ話し、アクティブにすることが
できる。各人が話し続ける限り、彼または彼女のマイク
ロホンはオン状態のまま、すなわちアクティブのままで
ある。
【0050】図6には、CAM回路100による各マイ
クロホンについての相対的信号強度のを測定値を得るス
テップを図示するフローチャートが示されている。これ
らのステップ601〜604は、図5において実行され
るステップ507の全部分である。決定アルゴリズムが
1人または2人以上の人がいつ話し、この音声信号を最
も良く受信するマイクロホンまたは複数のマイクロホン
をいつアクティブにするかを決定するので、この計算の
臨界成分は、マイクロホンからの入力信号がいつ単なる
ノイズではなく音声信号となるかを正しく決定しなけれ
ばならない。図6のフローチャートにより実行されるス
テップは、好都合に、この決定アルゴリズムにより使用
するための情報を提供する。
【0051】受信された信号強度は、ステップ601に
おいて、各マイクロホン入力について選択されたピーク
絶対値を平均することにより計算される。この各ピーク
絶対値は、2msサイクル期間に生じるものから選択さ
れたものである。音声信号強度およびノイズ信号強度を
それぞれ表す生成された短期間および長期間エネルギー
平均値の両方がある。入力値の傾きが正か負かによっ
て、異なる平均化係数が選択される。傾きが正の場合、
入力値の強度は増加し、傾きが負の場合、入力値の強度
は減少すなわち低下する。両者の平均値は、次式で計算
される。
【数2】 ここで、recsおよびreclは、それぞれ短期間およ
び長期間の信号平均値である。Inは、現在のサイクル
期間での各入力についてのピーク信号値である。In-1
は、以前のサイクル期間での各入力についてのピーク信
号値である。
【0052】両方の量recsおよびreclが、音声信
号強度の計算において使用される。量reclnは、バッ
クグラウンドノイズの尺度である。量recsnは、バッ
クグラウンドノイズを伴う音声または他の鋭いノイズの
ような断続信号の尺度である。ステップ602に示され
ているように、各マイクロホンについての音声信号強度
すなわち探知された信号エネルギー値rectnが、短期
間平均値recsnから長期間平均値reclnを引き算す
ることにより計算される。
【数3】 これらは対数値であるので、量rectnは、短期間信号
平均値と長期間信号平均値との間の大きさの違いではな
く、これら2つの値の大きさの比である。
【0053】各マイクロホンの追跡信号値は、ステップ
603において、全てのマイクロホンの間での追跡信号
エネルギーの最大値RECMAXおよび追跡信号エネル
ギーの最小値RECMINを決定するためにソートされ
る。次に、ステップ604において、RECMAXとR
ECMINとの差であるSPREADが計算される。バ
ックグラウンドノイズレベルは各マイクロホン入力から
効果的に取り除かれるので、断続信号が存在しない場
合、SPREADはゼロになるかまたはゼロに近くな
る。SPREADがゼロよりもあるしきい値だけ大きい
場合、決定アルゴリズムは、これを音声信号が存在する
表示と解釈し、音声信号源を決定するために、各マイク
ロホンについてそれぞれ追跡信号強度値を見る。SPR
EADは、音声信号のような断続信号が存在することを
表示するために使用される尺度である。
【0054】入力パラメータに応答して、選択プロセス
は、音声の音すなわち信号を最も良くピックアップする
マイクロホンを選択する。このマイクロホンの選択にお
いて、マイクロホンについての追跡信号強度値が互いに
比較される。より具体的には、マイクロホンの対が検査
され、音声源の方向が決定される。これは、前方を向い
ているマイクロホン(すなわち、音声源の方向を向いて
いるマイクロホン)において音声が強く、後方を向いて
いるマイクロホン(すなわち、音声源から離れる方向を
向いているマイクロホン)において音声が弱いマイクロ
ホン対を探すことにより行われる。音声は、後方を向い
ているマイクロホンのナル中にあるとみなされる。各マ
イクロホンのナルは、メインビームよりも狭く、したが
って方向に対してより感度が良い。2つのマイクロホン
の組み合わせは、音声信号の方向性のより良い測定を提
供する。
【0055】図7は、図5のステップ508への本発明
の一実施形態による付加的ステップを示すフローチャー
トである。これは、アクティブにすべき適切な単数のマ
イクロホンまたは複数のマイクロホンの選択において、
SPREAD、RECMIN、およびRECMAXの値
を使用する。
【0056】前述したように、決定アルゴリズムは、音
声信号が存在するかどうかを決定し、音声信号を最適す
なわち最良に受信するマイクロホンすなわちビームを選
択する。これは、各マイクロホンすなわちビームについ
ての追跡信号値を使用する。このビームパターンは、特
定のマイクロホンを表示するものであり、決定を行うた
めのRECMAX、RECMIN、およびSPREAD
の値である。また、上述したように、マイクロホン22
0−1,−2,−3,−4,−5は、図2に図示されて
いるように、5角形ハウジング中に取り付けられてい
る。
【0057】従って、複数のマイクロホンのそれぞれ1
つは、2つの反対方向を向いたマイクロホンを有するも
のと考えられる。例えば、マイクロホン220−1は、
2つのだいたいにおいて反対方向を向いたマイクロホ
ン、マイクロホン220−3および220−4を有す
る。CAM回路100がそのアクティブ状態すなわちオ
ン状態にある場合、各マイクロホン入力の相対的入力エ
ネルギーレベルが決定され、単一または2つのマイクロ
ホンが選択され、オン状態のままとなる。
【0058】この実施形態において、SPREADの計
算の使用は、部屋の中に音声のような断続信号が存在す
るかどうかを決定するためである。RECMINおよび
RECMAXの値は、バックグラウンドノイズレベルに
対して相対的なものであるので、音声が存在しない場合
には、両方ともゼロになる。非常に雑音が大きい環境に
おいても、RECMAXの値は、音声が存在するが、音
声はそのような環境中において単一の源ではないと思わ
れるということを表示する。 決定アルゴリズムの実行
において、マイクロホン選択プロセスは、図5のステッ
プ507に一般的に示されているように、いずれかのマ
イクロホンをオンからオフへ変えるか、あるいはいずれ
かのマイクロホンをオフからオンへ変えるかを決定す
る。前述したように、この決定手続きは、決して全ての
マイクロホンをオフにすることはない。
【0059】SPREAD、RECMAX、およびRE
CMINの値に応じて、マイクロホン選択プロセスは、
音声信号を最も良くピックアップするマイクロホンを選
択する。このマイクロホンの選択において、全てのマイ
クロホンについての追跡された信号エネルギー値が互い
に比較される。
【0060】より具体的には、マイクロホンの対が検査
され、音声の源の方向が決定される。これは、前方を向
いているマイクロホン(すなわち、音声源の方向を向い
ているマイクロホン)において音声が強く、後方を向い
ているマイクロホン(すなわち、音声源から離れる方向
を向いているマイクロホン)において音声が弱いマイク
ロホン対を探すことにより行われる。各マイクロホンの
ナルはメインビームよりも狭いので、このナルは、メイ
ンビームよりも音声の源の方向に対してより感度が良
く、より良い表示となる。従って、2つのマイクロホン
からの信号エネルギーの組み合わせは、音声源の方向を
決定するための単純であるが完全に適切な測定を提供す
る。
【0061】米国特許出願第08/239771には、
音声信号の源の方向を向いた単数のマイクロホンまたは
複数のマイクロホンを識別するマイクロホン選択手続き
の実行における膨大な比較がなされている。CAM回路
100の可能性のある各条件について行われた膨大な比
較のために、かなりの量に冗長な計算がある。
【0062】例えば、米国特許出願第08/23977
1に記載されているように、1つのマイクロホンすなわ
ちビームは現在オン状態に選択されており、SPREA
Dが大きいという典型的なケースについて、1)そのマ
イクロホンがオン状態を継続するべきかどうか、2)代
わりに、反対側のマイクロホンが選択されるべきかどう
か、または3)そのマイクロホンおよび反対側のマイク
ロホンの両者がオン状態であるべきかを決定するため
に、プロセスは、記載された処理ステップを継続的に繰
り返す。これらの3つのテストのいずれも満足しないこ
とがわかった場合、すなわち最悪の場合、プロセスは、
各入力をチェックし、低レベル音声信号の存在を示す最
小しきい値を超えている第1の入力を選ぶ。そうでなけ
れば、現在選択されているマイクロホンを選び続ける。
【0063】最悪のケースは頻繁に起こることはない
が、最も処理時間を必要とするケースである。ソフトウ
エアシステムにおいてはしばしば、周期的には限られた
量の処理時間が保証されており、要求に応じて大量の処
理時間を利用可能にすることはほとんどない。典型的に
は、ある割り当てられた処理時間内に実行されるべき制
限された量の処理を必要とするようにしたほうがよい。
可能性のある最善の場合の性能をいくぶん悪くする犠牲
を払って最悪の場合における最善の性能を提供する分析
を制限するマイクロホン選択プロセスにおいて、許容で
きる結果が達成可能である。
【0064】決定アルゴリズムにより実行されるマイク
ロホン選択プロセスを処理要求の見地から比較的一定と
するために、組み合わせ値、すなわち各マイクロホンに
ついての「良さ」の尺度または良さの指数を表示するも
のが、以下に説明する5ステッププロセスにより計算さ
れる。これらの組み合わせ値の使用により、一連の計算
および比較をおこなうのではなく、単一の数に対する比
較が有利に行われる。ゼロの基準組み合わせ値が、最も
良い音響状態の尺度を示すために選択される。ゼロでは
ない値は、測定された組み合わせ値が最も良い音響状態
からどの程度離れているかの尺度である。例えば、図2
に示したマイクロホン220−1〜220−5のそれぞ
れについての追跡信号エネルギー値rectnは、以下の
ようになる。 1)マイクロホン 220ー1 220ー2 220ー3 220ー4 220−5 rectn 1 2 3 4 5 ここで、RECMAX=5、RECMIN=1、SPR
EAD=4である。
【0065】RECMAXは、1つのマイクロホンにお
いて生じる最大の追跡信号エネルギー値であり、他のマ
イクロホンのうちのいずれか1つに生じる追跡信号エネ
ルギー値を超える。RECMINは、マイクロホンにお
いて生じる最小の追跡信号エネルギー値であり、他のマ
イクロホンのうちのいずれか1つに生じる追跡信号エネ
ルギー値よりも小さい。SPREADは、RECMAX
とRECMINとの差である。組み合わせ値の決定にお
ける第1ステップは、図7のステップ701に示すよう
に、各マイクロホンについてのrectn値とRECMA
Xとの差を決定する。 2)マイクロホン 220ー1 220ー2 220ー3 220ー4 220−5 RECMAX−rectn 4 3 2 1 0
【0066】図7のステップ702として示す次のステ
ップは、より小さい追跡信号エネルギー値rectnを有
する反対側のマイクロホン(Oppマイク)を識別し、
結びつける。5角形ハウジングを使用するこの実施形態
において、反対側のマイクロホンは、1つのマイクロホ
ンに続く第2または第3のマイクロホンのいずれかであ
り得る。すなわち、マイクロホン220−3は、反対側
のマイクロホン220−5および220−1を有する。
追跡信号値が例示のように割り当てられているので、マ
イクロホンは以下のように対をなす。 3)マイクロホン 220ー1 220ー2 220ー3 220ー4 220−5 Oppマイク 220ー3 220ー4 220ー1 220ー1 220−2
【0067】各マイクロホンについての反対側のマイク
ロホンが同定されると、各反対側のマイクロホン値re
tnとRECMINとの差が計算され、この値は結び付
けられたマイクロホンについて以下の通りとなる。 4)マイクロホン 220ー1 220ー2 220ー3 220ー4 220−5 rectn−RECMIN 2 3 0 0 1
【0068】最後に、各マイクロホン対についての組み
合わせ値が、マイクロホン対についてステップ2および
4において得られたマイクロホン値の和から計算され
る。 5)マイクロホン 220ー1 220ー2 220ー3 220ー4 220−5 組み合わせ値 6 6 2 1 1
【0069】この例において得られた結果は、マイクロ
ホン220−4またはマイクロホン220−5のいずれ
も良い選択であり、一方または両方がプロセスにより選
択されることを示している。これは、マイクロホン22
0−4およびマイクロホン220−5が、理想値ゼロか
ら1だけ離れた組み合わせ値を有するからである。この
例から得られた結果は、予期できないものではない。そ
れは、rectnの初期値、すなわち各マイクロホンそれ
ぞれについての追跡信号エネルギー値が、明瞭かつ簡単
な理解のために、単純に整数の配列として選ばれている
からである。rectn中のより細かい記述は、最も単純
なマイクロプロセッサにおいても得ることができ、容易
に使用でき、そのような変形は容易に考えられる。その
ような記述を使用した場合、理想的なケース、すなわち
音声の源とマイクロホンとの最も良い整合は、非常に頻
繁に実際に起きる。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、必
要とする演算処理時間を短縮可能にした、テレコンファ
レンスシステムにおいて使用されるマイクロホン選択方
法および音声作動スイッチング装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による会議アレイ・マイク
ロホン回路を示すブロック図。
【図2】図1に示されたマイクロホン回路を収容する会
議アレイハウジングの上面図。
【図3】図2に示された会議アレイハウジングの正面
図。
【図4】本発明が使用されるテレコンファレンス・シス
テムの一例を示す図。
【図5】図1中に示されたデジタル信号プロセッサ中で
一体化するのに適したプロセスを示すフローチャート。
【図6】図5中に示されたプロセスの一部の詳細なプロ
セスを示すフローチャート。
【図7】図5中に示されたプロセスの一部の詳細なプロ
セスを示すフローチャート。
【符号の説明】
100 会議アレイマイクロホン
(CAM)回路 110 デジタル信号プロセッサ
(DSP) 121〜125 リニア増幅器 131〜135、150 リニアCODEC 140 選択論理回路 141〜145 直並列変換器(SIPO) 151 出力増幅器 152−1〜−5 発光ダイオード(LED) 153 タイミング回路 200 CAMハウジング 210 ラウドスピーカ 220−1〜−5 マイクロホン 401 ケーブル 405 テーブル 410 制御ユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号をマイクロホンから出力ライン
    に送信するために、複数のマイクロホンから1つのマイ
    クロホンを選択する方法において、 音声に応答して、複数のマイクロホンのそれぞれに現れ
    る前記音声の源に対する方向により決まる音声信号のレ
    ベルを測定するステップと、 第1の方向に延びるメインビーム感度パターンを有する
    各マイクロホン対中の第1のマイクロホンおよびほぼ前
    記第1の方向に延びるナルパターンを有する各マイクロ
    ホン対中の第2のマイクロホンからなる複数のマイクロ
    ホン対中の複数のマイクロホンを配置するステップと、 マイクロホン対組み合わせ値を得るために、前記複数の
    マイクロホン対のそれぞれの第1および第2のマイクロ
    ホンに現れる音声信号のレベルを組み合わせるステップ
    と、 前記第1のマイクロホンが前記音声を最も良く受信する
    マイクロホン対を特定するために、各マイクロホン対組
    み合わせ値を比較するステップとを有することを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】 音声信号をマイクロホンから出力ライン
    に送信するために、複数のマイクロホンから1つのマイ
    クロホンを選択する音声作動スイッチング装置におい
    て、 音声に応答して、複数のマイクロホンのそれぞれに現れ
    る前記音声の源に対する方向により決まる音声信号のレ
    ベルを測定する手段と、 第1の方向に延びるメインビーム感度パターンを有する
    各マイクロホン対中の第1のマイクロホンおよびほぼ前
    記第1の方向に延びるナルパターンを有する各マイクロ
    ホン対中の第2のマイクロホンからなる複数のマイクロ
    ホン対中の複数のマイクロホンを配置する手段と、 マイクロホン対組み合わせ値を得るために、前記複数の
    マイクロホン対のそれぞれの第1および第2のマイクロ
    ホンに現れる音声信号のレベルを組み合わせる手段と、 前記第1のマイクロホンが前記音声を最も良く受信する
    マイクロホン対を特定するために、各マイクロホン対組
    み合わせ値を比較する手段とを有することを特徴とする
    装置。
  3. 【請求項3】 前記音声信号は、測定された追跡信号エ
    ネルギー値であり、 前記測定する手段が、 複数のマイクロホンのそれぞれにおける追跡信号エネル
    ギー値と複数のマイクロホンのうちのいずれか1つにお
    ける最大追跡信号エネルギー値との差を求める手段をさ
    らに有することを特徴とする請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記配置する手段が、各マイクロホン対
    についての前記第2のマイクロホンを特定する手段をさ
    らに有し、 前記第2のマイクロホンは、前記第1の方向とほぼ反対
    の第2の方向に延びるメインビーム感度パターンを有す
    る少なくとも2つのマイクロホンのうちの1つであり、
    より小さい追跡信号エネルギー値を有する前記少なくと
    も2つのマイクロホンのうちの1つであることをを特徴
    とする請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記決定する手段が、 前記特定するステップに応答して、前記第2のマイクロ
    ホンにおける追跡信号エネルギー値と複数のマイクロホ
    ンのうちのいずれか1つにおける最小追跡信号エネルギ
    ー値との差を決定することを特徴とする請求項4記載の
    装置。
  6. 【請求項6】 前記比較する手段が、 各マイクロホン対組み合わせ値を基準組み合わせ値と比
    較する手段をさらに有し、 前記基準組み合わせ値が、前記第1のマイクロホンが前
    記音声を受信する最も良い音響的条件の尺度を提供する
    ことをを特徴とする請求項5記載の装置。
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