JPH08317277A - 水中監視カメラ - Google Patents

水中監視カメラ

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Publication number
JPH08317277A
JPH08317277A JP7122216A JP12221695A JPH08317277A JP H08317277 A JPH08317277 A JP H08317277A JP 7122216 A JP7122216 A JP 7122216A JP 12221695 A JP12221695 A JP 12221695A JP H08317277 A JPH08317277 A JP H08317277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
camera
moving body
motor
cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP7122216A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuki Fujimoto
勝樹 藤本
Osamu Numamoto
修 沼本
Yoshio Nakamura
良夫 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOWA KK
Kowa Co Ltd
Original Assignee
KOWA KK
Kowa Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by KOWA KK, Kowa Co Ltd filed Critical KOWA KK
Priority to JP7122216A priority Critical patent/JPH08317277A/ja
Publication of JPH08317277A publication Critical patent/JPH08317277A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水槽内を往復移動する水中監視カメラを提供
することである。 【構成】 水槽内の向かい合う壁面にそれぞれ滑車を備
えた吸盤が吸着固定しており、前記滑車間をケーブルが
循環しており、前記滑車間のケーブルの途中にカメラを
搭載した移動体が設けてあり、前記ケーブルは駆動装置
により駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中を往復移動させる
水中監視カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来は水槽内に設置したレールに沿って
水中監視カメラを往復移動させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レールに沿って往復移
動させる方式の水中監視カメラでは、レールが移動しな
いようにアンカを水槽の底もしくは壁面に打設しなけれ
ばならず、水槽に亀裂が入る恐れがあり相当な危険が伴
うため、新設の水槽にしかレールを設置することができ
なかった。また、水槽内にレールを設置するのはコスト
高である上、一度設置したレールは、取付け取外しが容
易に行えず、また水槽内の任意の位置にレールを移動さ
せることができないため固定したレール上しか水中監視
カメラを移動させることができず、また取外して他の水
槽に流用することもできなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明は、水槽内の向
かい合う壁面にそれぞれ滑車を備えた吸盤が吸着固定し
ており、前記滑車間をケーブルが循環しており、前記滑
車間のケーブルの途中にカメラを搭載した移動体が設け
てあり、前記ケーブルは駆動装置により駆動され、前記
移動体が水槽内を往復移動する水中監視カメラである。
第2発明は、移動体の内部に移動体に対して回動自在な
軸をケーブルと同軸或いは並行軸となるように設け、前
記軸に台が固着しており、前記台の下部には錘が、上部
には前記カメラが固着しており、レンズが常に一定方向
を向くようにした第1発明の水中監視カメラである。第
3発明は、前記台にモータにより回動される可動部を設
け、前記カメラを前記可動部に設置し、カメラのレンズ
の向きを任意の向きに調整可能にした第2発明の水中監
視カメラである。第4発明は、移動体にジャイロを設け
た第2発明又は第3発明の水中監視カメラである。
【0005】
【実施例】
(実施例1)図1は第1発明を適用した水中監視カメラ
100の装置全体の斜視図である。水中監視カメラ10
0は、図3に示すカメラ10を搭載した移動体1、移動
体1の両端に接続した同軸ケーブル2、同軸ケーブル2
の向きを変える滑車3、30、31、32、33、同軸
ケーブル2を駆動するモータドラム4、5、カメラ10
(図3)とモータドラム4、5の動作を制御する制御盤
6等から構成している。図1において、一点鎖線は水槽
50を示している。
【0006】滑車3、30、31、32、33は、図1
に示すようにそれぞれ吸盤3a、30a、31a、32
a、33aと一体に固着しており、水槽50の壁面50
aに1個、壁面50aと対向する壁面50bの上下にそ
れぞれ2個づつ吸着固定してある。
【0007】吸盤3aを例にして説明すると、図2に示
すように吸盤3aの吸盤内部空間3bは、配管7を介し
て真空ポンプ9と連通しており、配管7の途中に弁8が
設けてある。
【0008】弁8は、吸盤3aを壁面50aに取付ける
当初は開状態である。吸盤3aを壁面50aに押し付
け、真空ポンプ9を作動させて吸盤内部空間3bにある
空気を配管7を介して排出し、弁8を閉じる。ここで弁
8を閉じると吸盤内部空間3bは負圧状態を保持するこ
とができ、吸盤3aを壁面50aに吸着固定することが
できる。
【0009】同軸ケーブル2は、図5に示すように導体
43の回りを外側から順に被覆40、環状導体41及び
被覆42が取り巻いている。導体43と環状導体41は
被覆42によって絶縁されており、また、環状導体41
の外側は被覆40により保護されている。
【0010】移動体1は、図3に示すように透明な筒1
4の両側に外フレーム34、36及び内フレーム35、
37が水密を保ち嵌着してある。図3で見て断面が上向
きのコの字形の固定台15、固定台15の上に固定台1
5より一回り小さく断面が上向きのコの字形の可動台1
9が回転軸22、23で貫通されており、回転軸22、
23は内フレーム35、37の中心部にそれぞれ回動自
在に嵌挿して支持されている。
【0011】固定台15のコの字内部にはモータ17が
固着してあり、モータ17の回転軸に固定した歯車17
aが可動台19に固着した歯車18と噛み合っている。
又、固定台15の下部には錘16が固着してある。可動
台19には水中撮影のためのカメラ10が固着してあ
り、レンズ11は図3で見て上方を向いた状態で可動台
19に固着している。
【0012】スリップリング20、21が外フレーム3
4、36の内部にそれぞれ配置してあり、それぞれ内フ
レーム35、37にボルト35a、37aで固着してあ
る。スリップリング20、21のそれぞれの端子24、
25には導線38、39がそれぞれ接触している。導線
38、39はそれぞれ2極線から成り、片方の極は同軸
ケーブル2の導体43(図5)に、他方の極は環状導体
41(図5)へ連通している。
【0013】同軸ケーブル2は、市販品のケーブルグリ
ップ2aを備えており、ケーブルグリップ2aは同軸ケ
ーブル2と摩擦力により一体化しており、また、ケーブ
ルグリップ2aの片端部2bは同軸ケーブル2にテーピ
ング固着している。ケーブルグリップ2aの他端部2c
は輪状になっており、それぞれ蓋12、13に固着した
シャフト12a及び13aを通してある。図1のモータ
ドラム4、5を回転させて移動体1を移動させる際、同
軸ケーブル2はケーブルグリップ2aを介して引張荷重
を支持し、同軸ケーブル2はさらに電気、信号を移動体
1に供給し、同時に移動体1から制御盤6へ映像信号を
出力する。
【0014】スリップリング20、21からカメラ10
及びモータ17には図示しない導線が連通しており、カ
メラ10及びモータ17の動力は、同軸ケーブル2を通
して図示しない電源から供給される。
【0015】次に動作を説明する。図3において、モー
タ17で可動台19を回動させ、レンズ11の向きを移
動体1が移動する方向に対して直角方向の任意の向きに
調整する。固定した一方向を撮影するだけならモータ1
7、歯車17a、18は不要である。
【0016】図1において、モータドラム4、5を同じ
速度でかつ互いに逆方向に回転させ、モータドラム4は
同軸ケーブル2を巻き取り、モータドラム5は同軸ケー
ブル2を巻き戻し、移動体1を滑車30側から滑車3側
へ移動させる。
【0017】移動体1が壁面50a近傍まで接近した
ら、モータドラム4、5を一旦停止させ、回転方向を逆
にし移動体1を壁面50bの方向へ移動させる。このよ
うにモータドラム4、5を互いに逆方向に同じ速度で回
転させ、回転方向を同時に反転させることによりカメラ
10を搭載した移動体1を水槽50内で往復移動させる
ことができる。
【0018】カメラ10で撮影された映像信号は同軸ケ
ーブル2を通して制御盤6へ送られ、制御盤6から図示
しないモニターへ出力され、オペレータはモニターに出
力された映像を見ながら図示しないコンピュータにより
カメラ10及びモータドラム4、5の動作を適切に操作
する。
【0019】同軸ケーブル2は図1に示すようにモータ
ドラム4、5に巻かれており、移動体1を移動させる際
には、モータドラム4に巻かれた同軸ケーブル2を巻き
戻すと同時にモータドラム5に同軸ケーブル2を巻き取
り、又はモータドラム5に巻かれた同軸ケーブル2を巻
き戻すと同時にモータドラム4に同軸ケーブル2を巻き
取るため、同軸ケーブル2には縒りが発生する。この縒
りは同軸ケーブル2と一体化した蓋12、13、筒14
等を回転させるが、回転軸22、23により内フレーム
35、37と連結した固定台15は回転せず、レンズ1
1は常に一定方向を向いており、しかもスリップリング
22、23により常に電源とカメラ10等は導通してい
る。
【0020】同軸ケーブル2の縒りが少ない場合は、回
転、揺動が自在になる軸受けをどちらか片方のスリップ
リング22または23の代わりに使用してもよい。
【0021】モータ17を駆動し、レンズ11の向きを
一旦調整したら再びモータ17を駆動することはほとん
どなく、また移動体1内に供給する電源、信号の配線は
同軸ケーブル2だけなので、リードスイッチと電池を移
動体1内部に設けてモータ17と配線し、リードスイッ
チに移動体1の外部から磁石を近づければモータ17が
駆動するようにしてもよい。
【0022】吸盤3等の取付け位置を変更する場合は、
図2に示す弁8を開にして吸盤3等を壁面50a等から
離し、新たな設置位置に吸盤3等を押し付け、真空ポン
プ9を作動させて吸盤内部空間3b内の空気(水)を排
出し、弁8を閉じればよい。
【0023】水中監視カメラ100を例えばプールに設
置して使用すると、泳者の動きに合わせて移動体1を移
動させ、泳者の泳ぐ姿を撮影し、泳法をチェックするこ
とができる。
【0024】可動台19が水中を移動中に揺動する場合
には、図4に示すように固定台15にジャイロ27を固
着して揺動を解消してもよい。
【0025】
【発明の効果】
(第1発明の効果)既設の水槽に容易に取付けて使用す
ることができる。従って、設備の整っていない既設プー
ルでも簡単に設置することができる。吸盤を水中の壁面
に吸着固定して使用するので、必要に応じて設置位置を
変更することが容易にできる。また、吸盤を使用するの
で水槽の壁面を傷つけることがなく、水槽に亀裂を生じ
させる心配がなく、安全である。水中監視カメラは使用
する時だけ水槽等に設置して、他の作業の邪魔になる場
合、市民プール等で遊泳者の邪魔になる場合には、簡単
に取り外して撤去することができる。 (第2発明の効果)ケーブルの縒りや水中を移動する際
の水の抵抗により移動体が回動しても、移動体内部に回
転軸で固定台を支持することによりレンズの向きを常に
一定方向に保つことができる。 (第3発明の効果)移動体を解体することなく、容易に
レンズの向きを変更することができるので、被写体の位
置に対応してレンズの向きを調整することができる。ま
た、吸盤の固定位置を変更することにより、いろいろな
角度から被写体を撮影することができる。 (第4発明の効果)ジャイロを使用することにより水中
を移動中の移動体の揺動を吸収し、画面がぶれない安定
した撮影ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 水中監視カメラの装置全体の斜視図である。
【図2】 吸盤の側面図である。
【図3】 移動体の一部縦断側面略図である。
【図4】 ジャイロを搭載した移動体の一部分の一部縦
断側面略図である。
【図5】 同軸ケーブルの横断面図である。
【符号の説明】
1 移動体 2 ケーブル 3 滑車 3a 吸盤 4 モータドラム 5 モータドラム 10 カメラ 11 レンズ 15 固定台 16 錘 17 モータ 19 可動台 22 回転軸 23 回転軸 27 ジャイロ 30 滑車 30a 吸盤 31 滑車 31a 吸盤 32 滑車 32a 吸盤 33 滑車 33a 吸盤 50 水槽 50a 壁面 50b 壁面 100 水中監視カメラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽内の向かい合う壁面にそれぞれ滑車
    を備えた吸盤が吸着固定しており、前記滑車間をケーブ
    ルが循環しており、前記滑車間のケーブルの途中にカメ
    ラを搭載した移動体が設けてあり、前記ケーブルは駆動
    装置により駆動され、前記移動体が水槽内を往復移動す
    ることを特徴とする水中監視カメラ。
  2. 【請求項2】 移動体の内部に移動体に対して回動自在
    な軸をケーブルと同軸或いは並行軸となるように設け、
    前記軸に台が固着しており、前記台の下部には錘が、上
    部には前記カメラが固着しており、レンズが常に一定方
    向を向くようにした請求項1に記載の水中監視カメラ。
  3. 【請求項3】 前記台にモータにより回動される可動部
    を設け、前記カメラを前記可動部に設置し、カメラのレ
    ンズの向きを任意の向きに調整可能にした請求項2に記
    載の水中監視カメラ。
  4. 【請求項4】 移動体にジャイロを設けた請求項2又は
    請求項3に記載の水中監視カメラ。
JP7122216A 1995-05-22 1995-05-22 水中監視カメラ Pending JPH08317277A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7122216A JPH08317277A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 水中監視カメラ

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JP7122216A JPH08317277A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 水中監視カメラ

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JPH08317277A true JPH08317277A (ja) 1996-11-29

Family

ID=14830432

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JP7122216A Pending JPH08317277A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 水中監視カメラ

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JP (1) JPH08317277A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003034713A1 (fr) * 2001-10-15 2003-04-24 Hamamatsu Photonics K.K. Appareil de prise d'image d'un nageur
US6901031B2 (en) 2001-10-15 2005-05-31 Hamamatsu Photonics K.K. Stroke information measuring instrument and stroke information measuring method
US7447336B2 (en) 2001-05-30 2008-11-04 Hamamatsu Photonics K.K. Stroke information measuring apparatus and stroke information measuring method
KR101595286B1 (ko) * 2014-08-13 2016-02-29 대우조선해양 주식회사 케이블 로봇을 이용한 수중 구조물 이송 시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003034713A1 (fr) * 2001-10-15 2003-04-24 Hamamatsu Photonics K.K. Appareil de prise d'image d'un nageur
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KR101595286B1 (ko) * 2014-08-13 2016-02-29 대우조선해양 주식회사 케이블 로봇을 이용한 수중 구조물 이송 시스템

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