JPH08316951A - 無線通信端末、無線基地局及びこれらを有する通信システム - Google Patents

無線通信端末、無線基地局及びこれらを有する通信システム

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JPH08316951A
JPH08316951A JP7123369A JP12336995A JPH08316951A JP H08316951 A JPH08316951 A JP H08316951A JP 7123369 A JP7123369 A JP 7123369A JP 12336995 A JP12336995 A JP 12336995A JP H08316951 A JPH08316951 A JP H08316951A
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JP
Japan
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encryption
unit
voice
decoding
algorithm
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Application number
JP7123369A
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English (en)
Inventor
Ayumi Koide
歩 小出
Yoshinori Kuroki
芳徳 黒木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、暗号化アルゴリズムを記憶した着脱
記憶装置により柔軟、かつ容易に新しい暗号化等へ対応
できる無線通信端末及び着脱式記憶装置提供するもので
ある。 【構成】複数の暗号化アルゴリズムと該複数の暗号化ア
ルゴリズムの一つ一つにそれぞれ対応する識別子と該識
別子と該暗号化アルゴリズムとの対応関係を表す暗号化
テーブルとを記憶する着脱式記憶部115を、本体カバ
ーを開けずに装着可能とした装着部116へ装着し、暗
号選択部110で暗号化アルゴリズムを選択し、暗号化
部104でこの選択された任意の暗号化アルゴリズムに
基づいて音声データを暗号化し暗号文を出力する。ま
た、暗号データブロック生成部105で選択された暗号
化アルゴリズムに対応する識別子を暗号化テーブルを参
照して読みだし前記暗号文に付加して暗号データブロッ
クを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信回路や各種通信回
線等を経由して情報の送受信を行う情報通信機器に応用
される、暗号化/復号化装置を有する無線通信端末、無
線基地局及びこれらを有する通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】暗号化を施し通信を行う技術として、特
表平6−506813に開示されているような暗号化通
信方法がある。この暗号化通信方法では、無線機に複数
の暗号化キーとそれらに対応するキー識別子とを備え、
送信側無線機でキー識別子を選択し、選択されたキー識
別子に対応した暗号化キーで平文を暗号化して暗号文を
生成し、暗号化に用いたキー識別子と共に暗号文を相手
無線機に送信し、相手無線機では、送られてきたキー識
別子に基づいて暗号文を解読することが提案されてい
る。
【0003】一方で、携帯無線電話システムであるピー
・エイチ・エス(以下PHSと称す)では、スクランブ
ル/デスクランブル処理あるいは簡易秘話処理をもちい
て通信端末と基地局の間で暗号化を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにPHSで
は、暗号化/復号化アルゴリズムとしてスクランブルあ
るいは簡易秘話をもちいて暗号化処理を行い、任意の端
末間あるいは、端末と基地局間で情報の伝送を行ってい
る。
【0005】しかし、上述したスクランブルと簡易秘話
は簡略的なものであり、盗聴者によって容易に解読され
うるものである。今後はセキュリティの確保が一層求め
られるため、暗号化アルゴリズムを公開しても解読が困
難な、より強力な暗号化を行わなければならないという
第一の課題がある。
【0006】現状では、スクランブルと簡易秘話以外の
暗号化はオプションであり、今後各メーカーごとに様々
な暗号化アルゴリズムを備えた無線通信端末が製品化さ
れよう。このような状況下では、あるメーカーのPHS
端末(既存端末)で暗号化された暗号文は、通信端末を
製造するメーカーの基地局(基地局側)のみでしか復号
化できない状態になりうる。すなわち、同じメーカー製
の同じ暗号化アルゴリズムを備えた特定の端末と基地局
間、又は特定の端末間だけでしか情報の送受信を行うこ
とができなくなる。また、今後新しい暗号化アルゴリズ
ムが開発され、上記と同じようにその新しい暗号化アル
ゴリズムを備えた特定の端末と基地局間、又は特定の端
末間だけでしか情報の送受信を行うことができなくなる
という第2の課題がある。情報通信の発展に伴い、この
ような課題が障害となることは確実である。
【0007】本発明の目的は、移動体電話通信において
強力な暗号化を有する無線通信端末を提共することにあ
る。
【0008】さらに本発明の他の目的は、複数の異なっ
た暗号化/復号化アルゴリズムを備えた無線通信端末と
の通信を可能とし、さらに、新しい暗号化/復号化アル
ゴリズムが提共されたときにも、新しいアルゴリズムを
記憶した着脱交換式メモリにより柔軟、かつ、容易に対
処できることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信端末に
は、装着部と、前記装着部に着脱可能に装着され、複数
の暗号化アルゴリズムと、該複数の暗号化アルゴリズム
の一つ一つにそれぞれ対応する識別子と、該識別子と該
暗号化アルゴリズムとの対応関係を表す暗号化テーブル
とを記憶する記憶部と、前記複数の暗号化アルゴリズム
のうち何れか一つを選択する暗号選択部と、前記暗号選
択部によって選択される任意の暗号化アルゴリズムに基
づいて前記音声符号化部が出力する前記音声符号化デー
タを暗号化し暗号文を出力する暗号化部と、前記暗号化
部で用いられる前記任意の暗号化アルゴリズムに対応す
る識別子を前記暗号化テーブルを参照し読みだし前記暗
号文に付加し暗号データブロックを出力する暗号データ
ブロック生成部と、前記暗号データブロック生成部が出
力する前記暗号データブロックに誤り訂正符号化を施し
誤り訂正符号化データブロックを出力する誤り訂正符号
化部と、前記誤り訂正符号化部が出力する前記誤り訂正
符号化データブロックに変調を施し変調データを出力す
る変調処理部と、前記変調処理部の出力する前記変調デ
ータを所定の無線チャネルに割り当て送信する無線送信
部とを設けた。
【0010】本発明の無線通信端末は、アナログ音声を
入力する音声入力部と、前記音声入力部から入力される
前記アナログ音声をディジタル音声信号に変換し出力す
るディジタル変換部と、前記ディジタル変換部が出力す
る前記ディジタル音声信号を音声符号化データに音声符
号化し出力するする音声符号化部と、外部ディジタルデ
ータを入力するための外部インタフェース部と、前記音
声符号化データと前記外部ディジタルデータとのいずれ
か一方を選択し出力するデータ選択部と、複数の暗号化
アルゴリズムと、該複数の暗号化アルゴリズムの一つ一
つにそれぞれ対応する識別子と、該識別子と該暗号化ア
ルゴリズムとの対応関係を表す暗号化テーブルとを記憶
する記憶部と、前記複数の暗号化アルゴリズムのうちの
何れか一つを選択する暗号選択部と、前記暗号選択部に
よって選択される任意の暗号化アルゴリズムに基づいて
前記データ選択部により選択されるデータを暗号化し暗
号文を出力する暗号化部と、前記暗号化部で用いられる
前記任意の暗号化アルゴリズムに対応する識別子を前記
暗号化テーブルを参照し読みだし所定の識別子暗号化ア
ルゴリズムにより暗号化し出力する識別子暗号化部と、
前記識別子暗号化部が出力する暗号化された識別子を前
記暗号文に付加し暗号データブロックを出力する暗号デ
ータブロック生成部と、前記暗号データブロック生成部
が出力する前記暗号データブロックに誤り訂正符号化を
施し誤り訂正符号化データブロックを出力する誤り訂正
符号化部と、前記誤り訂正符号化部が出力する前記誤り
訂正符号化データブロックに変調を施し変調データを出
力する変調処理部と、前記変調処理部の出力する前記変
調データを所定の無線チャネルに割り当て送信する無線
送信部とを設けた。
【0011】また、本発明の無線通信端末は、基地局と
多元接続により通信を行う通信端末において、前記基地
局が無線チャネルを介して送信する信号を受信し変調信
号を取り出す無線受信部と、前記無線受信部が取り出す
変調信号に復調処理を施し誤り訂正符号化データブロッ
クを取り出し出力する誤り復調処理部と、前記復調処理
部が出力する前記誤り訂正符号化データブロック中の誤
りを検出し誤りを訂正し暗号データブロックを出力する
誤り訂正符号化部と、前記誤り訂正符号化部が出力する
前記暗号データブロックより暗号文と、該暗号文を復号
化する復号化アルゴリズムを指定する暗号化された識別
子とを取り出しそれぞれ出力するデータ分割部と、複数
の前記復号化アルゴリズムと、該復号化アルゴリズムと
該識別子との対応関係を表す復号化テーブルとを記憶す
る記憶部と、前記受信データ分割部から出力される前記
暗号化された識別子を復号化し識別子を出力する識別子
復号化部と、前記識別子復号化部の出力する前記識別子
を前記記憶部に記憶される前記復号化テーブルを参照し
対応する復号化アルゴリズムを選択する復号選択部と、
前記復号選択部によって選択される復号化アルゴリズム
に基づいて前記暗号文を復号し復号データを出力するす
る復号化部と、前記復号化部が出力する前記復号データ
が音声符号化データであるか、あるいはディジタルデー
タであるかを判定する判定部と、前記判定部に接続され
前記ディジタルデータを外部へ出力するインタフェース
となる外部インタフェース部と、前記判定部に接続され
前記音声符号化データを復号しディジタル音声を出力す
る音声復号化部と、前記音声復号化部の出力する前記デ
ィジタル音声をアナログ化しアナログ音声を出力するア
ナログ変換部と、前記アナログ変換部の出力するアナロ
グ音声を外部に出力する音声出力部とを設けた。
【0012】また、本発明の無線通信端末は、前記記憶
部は着脱交換可能なメモリであり、予め任意の暗号化/
復号化アルゴリズムを記憶しておくことを特徴とする。
【0013】また、本発明の無線通信端末は、前記暗号
化/復号化に用いられる少なくとも一つの暗号と該暗号
の識別に用いられる暗号識別子とを記憶する着脱可能な
記憶手段と、該記憶手段を着脱可能に装着する装着手段
と、前記装着手段に接続され前記記憶部に記憶された情
報を読み出す読出手段と、前記読出手段を制御する制御
手段とを設けた。
【0014】また、本発明の着脱式記憶装置は、メモリ
をカード形状の筐体に納めた。
【0015】また、本発明の無線基地局は、記憶部を装
着すべくなる装着部と、前記装着部に着脱可能に装着さ
れ、複数の暗号化アルゴリズムと、該複数の暗号化アル
ゴリズムの一つ一つにそれぞれ対応する識別子と、該識
別子と該暗号化アルゴリズムとの対応関係を表す暗号化
テーブルとを記憶する記憶部と、前記複数の暗号化アル
ゴリズムのうち何れか一つを選択する暗号選択部と、前
記暗号選択部によって選択される任意の暗号化アルゴリ
ズムに基づいてデータを暗号化し暗号文を出力する暗号
化部と、前記暗号化部で用いられる前記任意の暗号化ア
ルゴリズムに対応する識別子を前記暗号化テーブルを参
照し読みだし前記暗号文に付加し暗号データブロックを
出力する暗号データブロック生成部と、前記暗号データ
ブロック生成部が出力する前記暗号データブロックに変
調を施し変調データを出力する変調処理部と、前記変調
処理部の出力する前記変調データを所定の無線チャネル
に割り当て送信する無線送信部とを設けた。
【0016】また、本発明の無線基地局は、前記無線通
信端末が無線チャネルを介して送信する信号を受信し変
調信号を取り出す無線受信部と、前記無線受信部が取り
出す変調信号に復調処理を施し暗号データブロックを出
力する復調処理部と、前記復調処理部が出力する前記暗
号データブロックより暗号文と、該暗号文を復号化する
復号化アルゴリズムを指定する識別子とを取り出しそれ
ぞれ出力するデータ分割部と、複数の該復号化アルゴリ
ズムと該復号化アルゴリズムと該識別子との対応関係を
表す復号化テーブルとを記憶する着脱可能な記憶部と、
前記着脱式記憶部を装着する装着部と、前記着脱式記憶
部に記憶される前記復号化テーブルを参照し前記受信デ
ータ分割部から出力される識別子に対応する復号化アル
ゴリズムを選択する復号選択部と、前記復号選択部によ
って選択される復号化アルゴリズムに基づいて前記暗号
文を復号し復号データを出力する復号化部とを設けた。
【0017】また、本発明の無線基地局は、暗号化/復
号化に用いられる少なくとも一つの暗号と該暗号の識別
に用いられる暗号識別子とを記憶する着脱可能な記憶手
段と、該記憶手段を着脱交換可能に装着する装着手段
と、前記装着手段に接続され前記記憶部に記憶された情
報を読み出す読出手段と、前記読出手段を制御する制御
手段とを設けた。
【0018】また、本発明の無線基地局は、複数の暗号
化アルゴリズムと該複数の暗号化アルゴリズムの一つ一
つにそれぞれ対応する識別子と該識別子と該暗号化アル
ゴリズムとの対応関係を表す暗号化テーブルとを記憶す
る着脱式記憶部を装着すべく成る装着部と、前記複数の
暗号化アルゴリズムのうち前記無線通信端末が備えてい
る暗号化アルゴリズムと共通のもののうちの何れか一つ
を選択する暗号選択部と、前記暗号選択部によって選択
される任意の暗号化アルゴリズムに基づいて前記音声符
号化部が出力する前記音声符号化データを暗号化し暗号
文を出力する暗号化部と、前記暗号化部で用いられる前
記任意の暗号化アルゴリズムに対応する識別子を前記暗
号化テーブルを参照し読みだし前記暗号文に付加し暗号
データブロックを出力する暗号データブロック生成部
と、前記暗号データブロック生成部が出力する前記暗号
データブロックに変調を施し変調データを出力する変調
処理部と、前記変調処理部の出力する前記変調データを
所定の無線チャネルに割り当て送信する無線送信部とを
設けた。
【0019】また、本発明の管理局は複数の暗号化アル
ゴリズムと該複数の暗号化アルゴリズムの一つ一つにそ
れぞれ対応する識別子と該識別子と該暗号化アルゴリズ
ムとの対応関係を表す暗号化テーブルとを記憶する記憶
部と、前記記憶部に記憶された暗号化テーブルを前記無
線基地局に送信する送信部と、前記記憶部及び送信部を
制御する制御部とを設けた。
【0020】また、本発明の管理局は、複数の暗号化ア
ルゴリズムと該複数の暗号化アルゴリズムの一つ一つに
それぞれ対応する識別子と該識別子と該暗号化アルゴリ
ズムとの対応関係を表す暗号化テーブルとを記憶する記
憶部と、前記記憶部に記憶される暗号化テーブルを前記
無線基地局への送信と、及び、該送信された暗号化テー
ブルに基づいて前記無線基地局の所有する暗号化テーブ
ルを更新するよう命令する命令信号の送信とを行なう送
信部と、前記記憶部及び送信部を制御する制御部とを設
けた。
【0021】また、本発明の無線基地局は、無線通信端
末が無線チャネルを介して送信する信号を受信し変調信
号を取り出す無線受信部と、前記無線受信部が取り出す
変調信号に復調処理を施し暗号データブロックを出力す
る復調処理部と、前記復調処理部が出力する前記暗号デ
ータブロックから暗号文と、該暗号文を復号化する復号
化アルゴリズムを指定する識別子とを取り出しそれぞれ
出力するデータ分割部と、複数の該復号化アルゴリズム
と該復号化アルゴリズムと該識別子との対応関係を表す
復号化テーブルとを記憶する記憶部と、前記着脱式記憶
部に記憶される前記復号化テーブルを参照し前記受信デ
ータ分割部から出力される識別子に対応する復号化アル
ゴリズムを選択する復号選択部と前記復号選択部によっ
て選択される復号化アルゴリズムに基づいて前記暗号文
を復号し復号データを出力する復号化部とを設け、前記
管理局が送信する暗号化テーブルに基づいて前記記憶部
に記憶される暗号化テーブルを更新する。
【0022】また、本発明の無線通信システムは、第1
の無線通信端末は、前記無線基地局との暗号化通信に用
いられる第1の暗号化/復号化アルゴリズムを有し、第
2の無線通信端末は、無線基地局との暗号化通信に用い
られる第1の暗号化/復号化アルゴリズムとは異なる第
2の暗号化/復号化アルゴリズムを少なくとも一つ有
し、無線基地局は、前記第1の暗号化/復号化アルゴリ
ズム及び第2の暗号化/復号化アルゴリズムを有する。
【0023】また、本発明の通信システムは第1の無線
通信端末は、前記第1の無線基地局との暗号化通信に用
いられる第1の暗号化/復号化アルゴリズムを有し、第
2の無線通信端末は、前記第2の基地局との暗号化通信
に用いられる第1の暗号化/復号化アルゴリズムとは異
なる第2の暗号化/復号化アルゴリズムを少なくとも有
し、第1の無線基地局は、少なくとも前記第1の暗号化
/復号化アルゴリズムを有し、第2の無線基地局は、少
なくとも前記第2の暗号化/復号化アルゴリズムを有す
る。
【0024】また、本発明の通信システムは、第1の無
線通信端末は、前記無線基地局を介して第2の無線通信
端末との暗号化通信に用いられる暗号化/復号化アルゴ
リズムを有し、前記第2の無線通信端末は、前記第1の
無線通信端末との暗号化通信に用いられる前記暗号化/
復号化アルゴリズムと、前記暗号化/復号化アルゴリズ
ムとは異なる暗号化アルゴリズムを少なくとも一つ有す
る。
【0025】また、本発明の通信システムは、第1の無
線通信端末は、前記第1の無線基地局及び前記第2の無
線基地局とを介して前記第2の無線通信端末との暗号化
通信に用いられる暗号化/復号化アルゴリズムを有し、
第2の無線通信端末は、第2の無線基地局及び第1の無
線基地局とを介して前記第1の無線通信端末との暗号化
通信に用いられる前記暗号化/復号化アルゴリズムと、
前記暗号化/復号化アルゴリズムとは異なる他の暗号化
/復号化アルゴリズムを少なくとも一つ有する。
【0026】
【作用】本発明の無線通信端末は盗聴防止のため、端末
ユーザの暗号化アルゴリズム変更要求時に、キー入力等
の手段によって任意に又は呼接続時毎に、位置登録時毎
に、通話中チャネル切り替え時毎に、認証時毎に、予め
定められた時間毎に、全くランダムに、予め定められた
エリア毎に端末が暗号化アルゴリズムを切り替えるた
め、暗号の解読がされにくくなる。また、複数の暗号化
アルゴリズムと対応する暗号化アルゴリズム識別子をメ
モリ等の記憶手段に格納していて、CPU等の手段が暗
号化アルゴリズム識別子のビット数に対応する乱数を任
意の乱数発生器で出力し、出力された乱数を用い暗号化
テーブルから暗号化アルゴリズムを選択し、暗号化アル
ゴリズムを切り替えてもよい。その後、前記暗号化アル
ゴリズムでメッセージの暗号化を行い暗号文を出力し、
同時に任意の暗号化アルゴリズムで暗号化アルゴリズム
を識別するための識別子を暗号化する。前記暗号文は識
別子暗号文と共に受信側へ伝送される。
【0027】本発明の無線通信端末は、送信側から伝送
されてきた暗号文と識別子暗号文を受け取り、識別子暗
号文を任意の復号化アルゴリズムで復号化する。復号化
された識別子からどの暗号化アルゴリズムを使用してい
るかを判断し、対応する復号化アルゴリズムを選択す
る。前記復号化装置は、前記暗号化装置に対応して、複
数の復号化アルゴリズムをROM等の手段に格納してい
て、選択された復号化アルゴリズムを切り替え、前記復
号化アルゴリズムを用いて暗号文をメッセージに復号化
する。
【0028】本発明の無線通信端末は、暗号化アルゴリ
ズム、識別子及び暗号化テーブルを記憶する記憶部が着
脱可能であるため、改めて新しい暗号化アルゴリズムが
提供された場合に、新しい暗号化アルゴリズムを含めて
記憶した記憶部を脱着交換すれば容易に他の暗号化アル
ゴリズムをサポートすることができる。
【0029】上記のように無線通信端末を構成すること
によって、同じ暗号化アルゴリズムを備えた特定の端末
基地局間だけでしか情報の伝送を行うことができないと
いう課題を克服することができる。
【0030】本発明の無線基地局は、着脱交換式の記憶
部を設けることにより容易に新しい暗号化アルゴリズム
を網羅することが出来る。
【0031】また本発明の管理局は、全ての暗号化テー
ブルを備え、この最新の暗号化テーブルを管理下にある
複数の無線基地局に対して送信すると共に、無線基地局
には、無線基地局の有する記憶部内の暗号化テーブルを
更新するよう命令する。
【0032】この管理局によって、無線基地局は容易に
新しい暗号化アルゴリズムにも対処できる。またこの構
成であれば、着脱交換式メモリは必要ないためコスト的
にも有利である。
【0033】また、本発明の通信システムでは、通信を
行なう二つの無線通信端末のうち、片方が相手方と同じ
暗号化アルゴリズムを含め複数備えているので、新しい
暗号化アルゴリズムを備えていない無線通信端末とも通
信できる。
【0034】また、本発明の通信システムは無線通信端
末間を仲介する無線基地局が、全ての暗号化アルゴリズ
ムを備えることで、暗号変換部としての役割を果たすた
め、通信しようとする無線通信端末間で共通する暗号化
アルゴリズムが存在しない場合であっても暗号化通信を
可能としている。
【0035】
【実施例】本発明の実施例についてPHSを例に図を参
照して説明する。
【0036】本発明の暗号化・復号化装置を備えたPH
S端末機能図を送信部と受信部に分けて説明する。図1
には本発明を実施する場合の一例である無線通信端末を
示す。また図2,3は無線通信端末の送信部のみを示し
た図である。図1、2、3に示すように、無線通信端末
であるPHS端末の送信部は、音声を入力するマイク
と、音声をデジタル化するA/D変換器と、ADPCM
やVSELPまたはPRE−LTPなどの一般的な音声
圧縮を行なう音声符号化部と、マイク入力あるいは外部
インタフェースのいずれかを選択するdata sel
ector部と、暗号化を施す暗号化部と、暗号文に識
別子を付加するdata block生成部と、誤り訂
正符号化を施す誤り検出・訂正符号化部と、情報に対し
て各種変調方式により多重変調等を行なう変調部及び無
線部と、外部からのデータ入力部と成るRS232Cな
どの外部インタフェース部と、暗号化に用いられる暗号
化アルゴリズムを選択する暗号selector部と、
ユーザの希望によってキーを押すことで他の暗号化アル
ゴリズムに切り替えるためのキー入力を行なうキー入力
部と、及び全体を司る制御部と、暗号化アルゴリズムや
この暗号化アルゴリズムの一つ一つに対応する暗号化識
別子、及び暗号化アルゴリズム、識別子および暗号化ア
ルゴリズムと識別子との関係を表わす、例えば図4に示
したような暗号化テーブルを記憶する記憶部を有して構
成される。ここで、制御部は一つであっても複数個備え
各処理及び制御を分担してもよい。また、暗号化アルゴ
リズムと識別子は必ずしも一対一でなくてもよい。とい
うのは、複数の暗号化アルゴリズムを組み合わせて一つ
の暗号化を施す場合など、複数ある暗号化アルゴリズム
の実行順序の関係を識別子をもちいて記述し、テーブル
かして記憶すれば、既存の暗号化アルゴリズムを自由
に、かつ簡単に組み合わせるだけでより強固な暗号化ア
ルゴリズムを提供できるのである。
【0037】また記憶部は、一つであっても複数であっ
てもよい。ところで、新たな暗号化アルゴリズムが提案
されたときに、すばやく対処できるようにするために、
記憶部を着脱式にしておき、ユーザが新しい暗号化アル
ゴリズムが記憶されたメモリカードを自由に購入し、交
換してもよい。また、着脱式でなくとも、書替え可能な
メモリであってもよい。この場合、ユーザは端末のサー
ビスセンタで書き替えてもよいし、電話回線を通じて通
信によりダウンロードしてもよい。ダウンロードの場
合、ユーザはキー操作によって制御部に暗号化アルゴリ
ズムをダウンロードする旨を指定し、制御部は電話回線
より送られてきた暗号化アルゴリズムと識別子などを記
憶部のテーブルに追加書き込みする。
【0038】次に、これらの構成による端末の具体的な
信号処理手順を図5に示すフローチャートを参照して説
明する。
【0039】まず、ステップ800において、伝送した
い音声データをマイク等の手段で又、FAX、パソコン
等の32kbpsデータをインタフェースコネクタ等の
外部入力端子から入力する。次に、ステップ801にお
いて、data selector部で音声データがP
HS端末に入力されるか判定を行う。音声データが入力
されるならばステップ802以降の処理を行い、FA
X、パソコン等の32kbpsデータが入力されるなら
ばステップ804以降の処理を行う。次に、ステップ8
02において、ディジタル処理を行うために、入力され
た300〜3400Hzのアナログ音声信号をA/D変
換器でディジタル信号に変換する。次に、ステップ80
3において、音声符号化部で音声符号化処理を行い、6
4kbpsのPCMデータを32kbpsの音声符号化
ビットに変換する。次に、ステップ804において、ユ
ーザが任意にキーパッド等の手段で暗号化アルゴリズム
識別子を入力する。次に、ステップ805において、制
御部ではキー入力された暗号化アルゴリズム識別子をス
キャンして読みとる。記憶部は、複数の暗号化アルゴリ
ズムと、該複数の暗号化アルゴリズムの一つ一つにそれ
ぞれ対応する暗号化アルゴリズム識別子と該識別子と該
暗号化アルゴリズムとの対応関係を表す暗号化テーブル
を備えていて、ステップ806において、暗号sele
ctor部は制御部で読みとった暗号化アルゴリズム識
別子に基づき対応する暗号化アルゴリズムを選定する。
次に、ステップ807において、暗号化部で前記音声符
号化ビットやFAX、パソコン等の各種データに対し
て、任意のビット長だけ格納し、そのビット長を1ブロ
ックとして暗号selector部で選定された暗号化
アルゴリズムで暗号化処理を行う。次に、ステップ80
8において、data block生成部で、暗号化ア
ルゴリズム識別子と暗号化されたビットをあるブロック
(PHSの場合はデータ160ビット)毎に格納し、そ
のブロックごとに誤り検出・訂正符号化部で巡回符号
(CRC)による符号化を行い、データ160ビットに
符号化されたビットを付け加えるチャネルコーデック処
理を行う。次に、ステップ809において、変調部でチ
ャネルコーデック処理によって出力された送信データの
ディジタル変調(PHSの場合はπ/4シフトQPS
K)を行う。次に、ステップ810において、無声部で
無線チャネルの設定を行い、音声や各種データを無線回
線を使って伝送することができる。以上の処理によっ
て、音声や各種データを無線回線を使って送信すること
ができる。
【0040】次に受信時の処理について説明する。図
1、図6及び図7にはPHS端末の受信部を示してい
る。本発明の無線通信端末の実施例では、音声を出力す
るスピーカと、デジタル信号をアナログ信号にするD/
A変換器と、音声圧縮された信号を復号する音声復号化
部と、送られてきた暗号文を復号する復号化部と、送ら
れてきた信号から識別子と暗号文とを分離し出力するd
ata分割部と、誤り検出や誤り訂正を施す誤り検出・
訂正部と、送られてきた信号を復調する復調部及び無線
部と、RS232C等のインタフェースや文字表示装置
である外部インタフェースと、識別子に基づいて暗号文
を復号するための復号化アルゴリズムを選択する復号s
elector部と、全体を統括する制御部と、復号化
アルゴリズムや復号化テーブルを記憶する記憶部を有し
ている。
【0041】受信部の処理手順を図8に示し、該フロー
チャートを参照して処理手順について説明する。受信部
では、まずステップ900において無線部で無線チャネ
ルから伝送されてきた信号を受け取る。次に、ステップ
901において、復調部で信号の復調処理を行う。次
に、ステップ902において、誤り検出・訂正部で送信
部と同じように復調処理を行ったビットに対して、ある
ブロック(PHSの場合はデータ160ビット)毎に、
巡回符号(CRC)による符号化を行い、送信部から伝
送されてきた巡回符号(CRC)による符号化ビットと
比較し、伝送路での誤り検出を行う。次に、ステップ9
03において、伝送路での誤りが検出されたかどうかの
判定を行う。誤りが検出されればステップ904の処理
を行い、誤りが検出されなければステップ905の処理
を行う。次に、ステップ904において、誤り除去又は
低減処理を行う。次に、ステップ905において、da
ta分割部で暗号文と暗号化アルゴリズム識別子を分割
する。記憶部は、複数の暗号化アルゴリズムと、該複数
の暗号化アルゴリズムの一つ一つにそれぞれ対応する暗
号化アルゴリズム識別子と該識別子と該暗号化アルゴリ
ズムとの対応関係を表す暗号化テーブルを備えていて、
ステップ906において、復号selector部は、
受信した暗号化アルゴリズム識別子に基づき対応する暗
号化アルゴリズムを選定する。次に、ステップ907に
おいて、復号化部で情報ビット(PHSの場合は160
ビット)に対して、任意のビット長だけ格納し、そのビ
ット長を1ブロックとして復号selector部で選
定された復号化アルゴリズムで復号化処理を行う。次
に、ステップ908において、data判定部で音声デ
ータであるか判定を行う。音声データであればステップ
909へ、FAX、パソコン等の32kbpsデータで
あればステップ910の処理を行う。次に、ステップ9
11において、音声復号化部で音声復号化処理を行い、
音声符号化ビットをディジタル信号に変換する。次に、
ステップ912において、アナログ信号を得るために
(音声を出力するため)、D/A変換器でディジタル信
号を300〜3400Hzのアナログ音声に変換する。
次に、ステップ913において、スピーカ等の手段を通
して、音声を出力する。また、ステップ914におい
て、FAX、パソコン等の32kbpsデータをインタ
フェースコネクタ等の外部入力端子から出力する。以上
の処理によって、無線回線から音声や各種データを受信
することができる。
【0042】次に、本発明の暗号化・復号化装置を備え
た基地局の機能図を送信機能と受信機能について説明す
る。図9,10にはとりわけ送信部を,図11,12に
は受信部を示している。基地局の送信機能としては、D
SU(ディジタル・サービス・ユニット)と、SINF
と、エコーキャンセラと、音声符号化部と、暗号化部
と、data block生成部と、誤り検出・訂正符
号化部と、変調部と、無線部と、暗号selector
部と、制御部と、記憶部を有して構成される。送信機能
としては、まず、PBXから送られてきた2B+D
(B:64kbps,D:16kbps)の信号がDS
Uを介して基地局に入る。次に、SINF(S−Int
erface)で2B+Dの信号をBチャネル(情報信
号)2つとDチャネル(制御信号)に分割する。次に、
エコーキャンセラで、回線系エコー(2線−4線変換の
ハイブリッドでの不整合によるエコー)の消去を行う。
次に、音声符号化部で音声符号化処理を行い、64kb
psのディジタル信号を32kbpsのデータに変換す
る。次に、暗号化アルゴリズム識別子のビット数に対応
する乱数を任意の乱数発生器で出力する。記憶部は、複
数の暗号化アルゴリズムと、該複数の暗号化アルゴリズ
ムの一つ一つにそれぞれ対応する暗号化アルゴリズム識
別子と該識別子と該暗号化アルゴリズムとの対応関係を
表す暗号化テーブルを備えていて、暗号selecto
r部は、乱数発生器で出力された暗号化アルゴリズム識
別子に基づき対応する暗号化アルゴリズムを選定する。
次に、暗号化部で前記32kbpsのデータに対して、
任意のビット長だけ格納し、そのビット長を1ブロック
として暗号selector部で選定された暗号化アル
ゴリズムで暗号化処理を行う。次に、data blo
ck生成部で暗号化アルゴリズム識別子と暗号化された
ビットをあるブロック(PHSの場合はデータ160ビ
ット)毎に格納し、そのブロックごとに誤り検出・訂正
符号化部で巡回符号(CRC)による符号化を行い、デ
ータ160ビットに符号化されたビットを付け加えるチ
ャネルコーデック処理を行う。次に、変調部でチャネル
コーデック処理によって出力された送信データのディジ
タル変調(PHSの場合はπ/4シフトQPSK)を行
う。次に、無声部で無線チャネルの設定を行い、音声や
各種データを無線回線を使って伝送することができる。
以上の処理によって、音声や各種データを無線回線を使
って送信することができる。
【0043】受信機能としては、DSUと、SINF
と、エコーキャンセラと、音声復号化部と、復号化部
と、data分割部と、誤り検出・訂正部と、復調部
と、無線部と、復号selector部と、制御部と、
記憶部を有して構成される。受信時の動作を以下に説明
する。受信部では、無線部で無線チャネルから伝送され
てきた信号を受け取る。次に、復調部で信号の復調処理
を行う。次に、誤り検出・訂正部で送信部と同じように
復調処理を行ったビットに対して、あるブロック(PH
Sの場合はデータ160ビット)毎に、巡回符号(CR
C)による符号化を行い、送信部から伝送されてきた巡
回符号(CRC)による符号化ビットと比較し、伝送路
での誤り検出を行う。次に、伝送路での誤りが検出され
たかどうかの判定を行う。誤りが検出されれば、誤り除
去又は低減処理を行う。次に、data分割部で暗号文
と暗号化アルゴリズム識別子を分割する。記憶部は、複
数の暗号化アルゴリズムと、該複数の暗号化アルゴリズ
ムの一つ一つにそれぞれ対応する暗号化アルゴリズム識
別子と該識別子と該暗号化アルゴリズムとの対応関係を
表す暗号化テーブルを備えていて、復号selecto
r部は、受信した暗号化アルゴリズム識別子に基づき対
応する暗号化アルゴリズムを選定する。次に、復号化部
で情報ビット(PHSの場合は160ビット)に対し
て、任意のビット長だけ格納し、そのビット長を1ブロ
ックとして復号selector部で選定された復号化
アルゴリズムで復号化処理を行う。次に、音声復号化部
で音声復号化処理を行い、音声符号化ビットをディジタ
ル信号に変換する。次に、エコーキャンセラで、音響系
エコー(スピーカ−マイク間のエコー)の消去を行う。
次に、SINFで、Bチャネル(情報信号)2つとDチ
ャネル(制御信号)をまとめて2B+Dの信号を生成す
る。2B+Dの信号はDSUを介してPBXへ伝送され
る。以上の処理によって、無線回線から音声や各種デー
タを受信し、PBXへデータ伝送をすることができる。
【0044】GSM、FPLMTSについてもこの構成
で十分である。
【0045】図13は、本発明にかかるPHSの他の実
施例を示している。
【0046】PHSは、事業所用と屋外用(公衆用)と
家庭用に分かれている。事業所用PHSは、ディジタル
コードレス端末300と、事業所内基地局301と、事
業所用PBX302を有して構成される。屋外用(公衆
用)PHSは、PHS端末303〜304と、屋外基地
局305と、モジュールアダプタ306を有して構成さ
れる。
【0047】家庭用PHSは、PHS端末307と、家
庭内基地局308を有して構成される。それぞれのシス
テムは、交換機を介して一般電話機310や他の通信機
器と接続される。本発明の暗号化/復号化部は、図に示
すようにそれぞれのシステムの端末、基地局内、又はP
BX内に含まれている。
【0048】次に、PHS端末機能図を図14を参照し
て説明する。
【0049】PHS端末は、全体の制御を行う制御部4
00と、制御データ及び制御手順等を記憶する記憶部4
01と、キー入力を行うキーパッド402と、表示出力
を行うディスプレィ403と、着信音等を出力するサウ
ンダ404と、これら入出力部と制御部との間のインタ
ーフェース部405と、無線回路部406と、ベースバ
ンド処理部407、マイク408と、スピーカ409を
有して構成される。
【0050】次に、図15のPHS端末のブロック図と
図16、17のPHS送信部/受信部のフローチャート
を参照して処理手順について説明する。PHS端末は、
図14のベースバンド処理部407に対応するリニアコ
ーデック処理部510と、音声符号化/復号化部511
と、音声/32kbpsデータ切替部512と、暗号化
/復号化部513と、チャネルコーデック処理部514
と、モデム処理部515と、図14の無線回路部406
に対応する無線回路部516を有して構成される。送信
部は、まず、ステップ600において、伝送したい音声
/32kbpsデータを入力する。次に、ステップ60
1において、音声/32kbpsデータ切替部512で
音声データがPHS端末に入力されるか判定を行う。音
声データが入力されるならばステップ602以降の処理
を行い、32kbpsデータが入力されるならばステッ
プ604以降の処理を行う。次に、ステップ602にお
いて、ディジタル処理を行うために、入力された300
〜3400Hzのアナログ音声信号をリニアコーデック
処理部510で64kbpsのディジタル信号に変換す
る。次に、ステップ603において、音声符号化/復号
化部411で音声符号化処理を行い、64kbpsのP
CMデータを32kbpsの音声符号化ビットに変換す
る。次に、ステップ604において、暗号化/復号化処
理部513で前記音声符号化データやFAX、パソコン
等の各種データに対して、任意のビット長だけ格納し、
そのビット長を1ブロックとして任意の暗号化アルゴリ
ズムで暗号化処理を行う。次に、ステップ605におい
て、チャネルコーデック処理部514で暗号化されたビ
ットをあるブロック(PHSの場合はデータ160ビッ
ト)毎に格納し、そのブロックごとに巡回符号(CR
C)による符号化を行い、データ160ビットに符号化
されたビットを付け加えるチャネルコーデック処理を行
う。次に、ステップ606において、モデム処理部51
5でチャネルコーデック処理によって出力された送信デ
ータのディジタル変調(PHSの場合はπ/4シフトQ
PSK)を行う。次に、ステップ607において、無声
回路部516で無線チャネルの設定を行い、音声や各種
データを無線回線を使って伝送することができる。以上
の処理によって、音声や各種データを無線回線を使って
送信することができる。
【0051】受信時の動作を以下に説明する。受信部で
は、まずステップ700において無線回路部516で無
線チャネルから伝送されてきた信号を受け取る。次に、
ステップ701において、モデム処理部515で信号の
復調処理を行う。次に、ステップ702において、チャ
ネルコーデック処理部514で送信部と同じように復調
処理を行ったビットに対して、あるブロック(PHSの
場合はデータ160ビット)毎に、巡回符号(CRC)
による符号化を行い、送信部から伝送されてきた巡回符
号(CRC)による符号化ビットと比較し、伝送路での
誤り検出を行う。次に、ステップ703において、伝送
路での誤りが検出されたかどうかの判定を行う。誤りが
検出されればステップ704の処理を行い、誤りが検出
されなければステップ705の処理を行う。次に、ステ
ップ704において、誤り除去又は低減処理を行う。次
に、ステップ705において、暗号化/復号化処理部5
13で情報ビット(PHSの場合は160ビット)に対
して、任意のビット長だけ格納し、そのビット長を1ブ
ロックとして任意の復号化アルゴリズムで復号化処理を
行う。次に、ステップ706において、音声/32kb
psデータ切替部512で音声データであるか判定を行
う。音声データであればステップ705へ、32kbp
sデータであればステップ708の処理を行う。次に、
ステップ707において、音声符号化/復号化部511
で音声復号化処理を行い、32kbpsの音声符号化デ
ータを64kbpsのPCMデータに変換する。次に、
ステップ708において、アナログ信号を得るために
(音声を出力するため)、リニアコーデック処理部51
0で64kbpsのディジタル信号を300〜3400
Hzのアナログ音声に変換する。次に、ステップ707
において、スピーカ402等の手段を通して、音声を出
力する。また、ステップ708において、FAX、パソ
コン等の32kbpsデータ503を出力する。以上の
処理によって、無線回線から音声や各種データを受信す
ることができる。
【0052】また、図15のPHS端末ブロック図中の
暗号化/復号化部513の中の暗号化部の従来例につい
て図18に示し、図19の暗号化部の処理手順と合わせ
て従来の暗号化部について説明する。
【0053】暗号化部は、メッセージ格納バッファ10
10と、暗号化アルゴリズム格納部1011と暗号化処
理部1012を有して構成される。まず、ステップ11
00において、メッセージ1000(音声符号化ビッ
ト)を入力する。次に、ステップ1101において、暗
号化アルゴリズムの処理ビット数に応じたメッセージを
1ブロックとしてメッセージ格納バッファ1010に格
納する。次に、ステップ1102において、1ブロック
毎に暗号化アルゴリズム格納部1011に格納してある
暗号化アルゴリズムに基づき暗号化処理を行う。次に、
ステップ1103において、暗号文1001が出力され
る。以上の処理によって、メッセージの暗号化が行われ
る。
【0054】これに対して、図15のPHS端末ブロッ
ク図の暗号化/復号化部513の中の復号化部の従来例
を図20に示し、図21の復号化部の処理手順と合わせ
て従来の復号化部について説明する。
【0055】復号化部は、暗号文格納バッファ1210
と、復号化アルゴリズム格納部1211と、復号化処理
部1212を有して構成される。まず、ステップ130
0において、暗号文を入力する。次に、ステップ130
1において、復号化アルゴリズムの処理ビット数に応じ
て、暗号文数ビットを1ブロックとして暗号文格納バッ
ファ1210に格納する。次に、ステップ1302にお
いて、1ブロック毎に復号化アルゴリズム格納部に格納
してある復号化アルゴリズムに基づき復号化処理を行
う。次に、ステップ1303において、メッセージ12
01が出力される。以上の処理によって、暗号文の復号
化が行われる。
【0056】図22は、本発明にかかる暗号化部即ち暗
号化処理を行う手段の構成図である。
【0057】暗号化処理は、メッセージ格納バッファ1
410と、暗号化アルゴリズム格納部1411−1〜1
411−Nと、暗号化アルゴリズム切替部1412と、
暗号化アルゴリズム識別子決定部1413と、暗号化処
理部1414と、識別子暗号化処理部1415と、送信
データ格納部1416を有して構成される。メッセージ
格納バッファ1410は、暗号化アルゴリズムの処理ビ
ット数に応じて、メッセージ1400を格納するバッフ
ァである。暗号化アルゴリズム格納部1411−1〜1
411−Nは、複数の暗号化アルゴリズムを全て備えて
いて、暗号化処理部1414からの命令に応じ暗号化ア
ルゴリズムを呼び出すときに使われる手段である。暗号
化アルゴリズム切替部1412は、盗聴防止のため、端
末ユーザの暗号化アルゴリズム変更要求時に、キー入力
等の手段によって任意に又は呼接続時毎に、位置登録時
毎に、通話中チャネル切り替え時毎に、認証時毎に、予
め定められた時間毎に、全くランダムな時間毎に、予め
定められたエリア毎に端末が暗号化アルゴリズムを切り
替える手段である。暗号化アルゴリズムを切り替える手
段の一例としては、暗号化装置が、図4に示すように複
数の暗号化アルゴリズムと対応する暗号化アルゴリズム
識別子をメモリ等の手段に格納していて、CPU等の手
段が暗号化アルゴリズム識別子のビット数に対応する乱
数を任意の乱数発生器で出力し、出力された乱数を用い
図14に示すような対応表から暗号化アルゴリズムを選
択し、暗号化アルゴリズムを切り替える。暗号化アルゴ
リズム識別子決定部1413は、決定された暗号化アル
ゴリズムの識別子を出力する手段である。暗号化処理部
1414は、切り替えられ選択された暗号化アルゴリズ
ムによって、メッセージを暗号化し、暗号文1402を
出力する手段である。識別子暗号化処理部1415は、
前記暗号化アルゴリズム識別子を任意の暗号化アルゴリ
ズムで暗号化を行い、識別子暗号文を出力する手段であ
る。送信データ格納部1416は、前記識別子暗号文1
403と、前記暗号文1402を並べて同時に格納する
手段である。
【0058】ここで、対応する暗号化部の処理手順を図
23に示し、該フローチャートを参照して処理手順につ
いて説明する。
【0059】まず、ステップ1510において、ユーザ
がキー入力で任意に暗号化アルゴリズムの変更をできる
ように設定するか判定を行う。もし、設定するならばス
テップ1212の処理を行い、設定しなければステップ
1511の処理を行う。次に、ステップ1511におい
て、盗聴防止のため、呼接続時毎に、位置登録時に、通
話中チャネル切り替え時毎に、認証時毎に、予め定めら
れた時間毎に、全くランダムな時間毎に、予め定められ
たエリア毎に端末が暗号化アルゴリズムを変更できるよ
うに設定するか判定を行う。もし設定するならば、ステ
ップ1514の処理を行い、設定しなければ、ステップ
1515の処理を行う。
【0060】次に、ステップ1512において、ユーザ
がキー入力で暗号化アルゴリズムの変更を要求している
か判定を行う。もし変更を要求していれば、ステップ1
514の処理を行い、変更を要求していなければステッ
プ1513の処理を行う。次に、ステップ1513にお
いて、呼接続時又は位置登録時又は通話中チャネル切り
替え時又は認証時又は予め定められた時間又は端末がエ
リア変更を行ったか判定を行う。1つでもあてはまれ
ば、ステップ1514の処理を行い、1つもあてはまら
なければ、ステップ1515の処理を行う。次に、ステ
ップ1514において、暗号化アルゴリズム識別子のビ
ット数に対応する乱数を任意の乱数発生器で出力し、図
4に示すような対応表から暗号化アルゴリズムを決定す
る。なお、図4の識別子は、3ビットで示しているが、
ビット数は任意で良い。ステップ1515においては、
以前に使っていた暗号化アルゴリズムを使用する。同様
に、以前に使っていた暗号化アルゴリズム識別子を使用
する。次に、ステップ1516において、暗号化アルゴ
リズム識別子を任意の暗号化アルゴリズムで暗号化し、
識別子暗号文1503を出力する。次に、ステップ15
17において、暗号化処理の入力に応じて、メッセージ
1500の数ビットを1ブロックとして格納する。次
に、ステップ1518において、1ブロック毎に暗号化
アルゴリズムに基づき暗号化処理を行い、暗号文を前記
バッファへ出力する。次に、ステップ1519におい
て、前記バッファに格納された暗号文と識別子暗号文を
通信用物理スロットを使って同時に伝送路へ送る。
【0061】以上の処理によって、メッセージの暗号化
が行われ、バッファへ出力された暗号文と識別子暗号文
は、同時に伝送される。
【0062】これに対して、図24は、本発明にかかる
実施例における、暗号文の復号化処理を行う手段の構成
図である。
【0063】復号化処理は、受信データ分割部1610
と、識別子復号化処理部1611と、復号化アルゴリズ
ム選択部1612と、復号化アルゴリズム格納部161
3−1〜1613−Nと、復号化アルゴリズム切替部1
614と、暗号文格納バッファ1615と、復号化処理
部1616を有して構成される。受信データ分割部16
10は、受信したデータを識別子暗号文1600と暗号
文1601に分割する手段である。識別子復号化処理部
1611は、前記識別子暗号文1600の復号化を行
い、暗号化アルゴリズム識別子を出力する手段である。
復号化アルゴリズム選択部1612は、暗号化アルゴリ
ズム識別子から図4に示すような対応表から復号化アル
ゴリズムを選定する手段である。復号化アルゴリズム格
納部1613−1〜1613−Nは、複数の復号化アル
ゴリズムを全て備えていて、復号化処理部1616の命
令に応じ復号化アルゴリズムを呼び出すときに使われ
る。復号化アルゴリズム切替部1614は、復号化アル
ゴリズムを切り替える手段である。復号化処理部161
6は、切り替えられた復号化アルゴリズムによって、メ
ッセージ1603を復号化する手段である。
【0064】ここで、対応する復号化部の処理手順を図
25に示し、該フローチャートを参照して処理手順につ
いて説明する。
【0065】まず、ステップ1710において、復号化
部が処理開始可能なスタンバイ状態であることを確認す
る。スタンバイ状態であれば、ステップ1711の処理
を行い、スタンバイ状態でなければ、ステップ1710
の処理を繰り返す。次に、ステップ1711において、
受信したデータを暗号文と識別子暗号文に分割する。暗
号文はステップ1715以降で使われ、識別子暗号文は
ステップ1712以降で使われる。次に、ステップ17
12において、前記識別子暗号文を任意の復号化アルゴ
リズムで復号化し、暗号化アルゴリズム識別子を出力す
る。次に、1713において、前記暗号化アルゴリズム
識別子に基づいて、図10に示すような対応表から復号
化アルゴリズムを選びだす。次に、ステップ1714に
おいて、選びだされた復号化アルゴリズムに切り替え
る。次に、ステップ1715において、復号化処理の入
力に応じて、暗号文数ビットを1ブロックとして格納す
る。次に、ステップ1716において、1ブロック毎に
復号化アルゴリズムに基づき復号化処理を行い、メッセ
ージを出力する。
【0066】以上の処理によって、暗号文の復号化が行
われる。
【0067】ここで、送信側から受信側への暗号化アル
ゴリズム識別子の伝送手段を説明する。
【0068】暗号化アルゴリズム識別子は、端末ユーザ
の暗号化アルゴリズム変更要求時にキー入力で又は呼接
続時毎、位置登録時毎、通話中チャネル切り替え時毎、
認証時毎、予め定められた時間毎、全くランダムな時間
毎、予め定められたエリア毎に暗号化アルゴリズムを変
更するように設定した場合、暗号化アルゴリズムを変更
する毎に送信側から受信側へ伝送する必要がある。
【0069】呼接続時は、通話開始時のことを示し、呼
接続毎に暗号化アルゴリズムを変更するように設定した
場合、通話開始後すぐに暗号化アルゴリズム識別子を伝
送する。位置登録は、移動局が基地局へ新たに位置登録
を要求するために行うものである。位置登録時毎に暗号
化アルゴリズムを変更するように設定した場合、位置登
録終了後すぐに暗号化アルゴリズム識別子を伝送する。
通話中チャネル切り替えは、ユーザがチャネル切り替え
を要求した場合、又は受信レベルが劣化したり、受信品
質が劣化した場合他のチャネルへ切り替えるものであ
り、ハンドオーバーも含まれる。通話中チャネル切り替
え時毎に暗号化アルゴリズムを変更するように設定した
場合、チャネル切り替え終了後すぐに暗号化アルゴリズ
ム識別子を伝送する。認証時は、呼接続時、位置登録
時、通話中チャネル切り替え時毎に基地局が移動局の正
当性を確認するために行う。認証時毎に暗号化アルゴリ
ズムを変更するように設定した場合、通話開始後すぐに
暗号化アルゴリズム識別子を伝送する。予めフレーム
(5ms)毎又は1時間毎に暗号化アルゴリズムを変更
するように設定した場合、暗号化アルゴリズム変更と同
時に暗号化アルゴリズム識別子を伝送する。全くランダ
ムな時間毎に暗号化アルゴリズムを変更するとは、乱数
発生器の出力の値をランダムな時間と考え、そのランダ
ムな時間毎に暗号化アルゴリズムを変更することを示
す。この場合も暗号化アルゴリズム変更と同時に暗号化
アルゴリズム識別子を伝送する。
【0070】暗号化アルゴリズム識別子を伝送する一例
を以下に述べる。図26は、本発明にかかる、低速付随
チャネル(以下SACCHという。)を使って暗号化ア
ルゴリズム識別子を伝送する手段の通信用物理スロット
の例を示す。図26の暗号通信の可能な通信用物理スロ
ットの例を示す。Rは信号の過渡応答を保護するための
過渡応答用ランプタイム領域であり、SSはフレームの
信号を知らせるスタートシンボル領域であり、PRはビ
ット同期確立のためのプリアンプル領域であり、UWは
制御用物理スロットと通信用物理スロットを区別するた
めの同期ワード領域であり、CIはチャネルの種別を規
定するチャネル種別領域であり、SAは制御情報領域と
該制御情報領域内に格納される情報の種類の識別符号で
ある識別符号領域とから構成されるSACCH領域であ
り、TCHは伝送すべき情報を格納すべき情報を格納す
る情報チャネル領域であり、CRCは誤り検出用巡回符
号領域であり、ガードビット領域は送信バースト信号が
隣接するスロット間で相互に衝突しないようにバースト
信号間に用意する無信号時間である。上記制御情報領域
内に格納される情報は暗号化及び復号化の同期確保用情
報出ある。
【0071】暗号化及び復号化間の同期確保用の暗号化
情報領域と、伝送すべき情報を格納する情報チャネル領
域と、通話中、SACCHを使用するのは、位置登録、
チャネル切り替えの時であり、それ以外では使用されて
いない。よって、使用されていない時に、暗号化アルゴ
リズム識別子をSACCHを使って暗号化側から復号化
側へ伝送すれば、同期はずれを防止できる。
【0072】ここで、対応する暗号化アルゴリズム識別
子の送信手順を図27に示し、該フローチャートを参照
して処理手順について説明する。まず、ステップ190
0で低速付随チャネルが使用可能な状態であるか判定を
行う。使用可能な状態は、SACCHの先頭ビットが2
スロット連続で1の場合であり、使用不可能な状態はS
ACCHの先頭ビットが1スロット目が0で、2スロッ
ト目が1の場合である。もし、使用可能な状態であれば
ステップ1901の処理を行い、使用不可能な状態であ
ればステップ1904の処理を行う。ステップ1901
で暗号化アルゴリズム識別子を伝送していることを示す
識別子を付ける。識別子は、SACCHの先頭ビットが
2スロット連続で0の場合とする。次に、ステップ19
02で、暗号化アルゴリズム識別子をSACCHの情報
フィールドに入力する。ステップ1903では、そのフ
レームに関して暗号化アルゴリズム識別子の伝送を行わ
ない。
【0073】また、暗号化アルゴリズム識別子の受信手
順を図28に示し、該フローチャートを参照して、処理
手順について説明する。まず、ステップ2000で、S
ACCHが暗号化アルゴリズム識別子情報であるかを判
定する。暗号化アルゴリズム識別子情報である場合は、
SACCHの先頭ビットが2スロット連続で0の場合で
あり、それ以外の場合は暗号化アルゴリズム識別子情報
でない。暗号化アルゴリズム識別子情報でない場合はス
テップ2002の処理を行い、暗号化アルゴリズム識別
子の場合は、ステップ2001の処理を行う。ステップ
2001では、SACCHの情報フィールドから暗号化
アルゴリズム識別子を受け取る。ステップ2002で
は、SACCHの情報フィールドから暗号化アルゴリズ
ム識別子を受け取らない。以上の処理によって、SAC
CH使用可能なときのみ、暗号化アルゴリズム識別子の
送受信を行うことができる。
【0074】今後新しい暗号化アルゴリズムが開発さ
れ、その新しい暗号化アルゴリズムを備えた特定の端末
と基地局間、又は特定の端末間だけしか情報の送受信を
行うことができなくなるという課題を解決するために次
のような着脱式メモリシステムを利用した暗号化/復号
化装置の構成図を図29及び図1に示し、該構成図を参
照して実施例を説明する。
【0075】本発明による着脱式メモリシステムは、各
種端末機器2110と、着脱式メモリ読取り装置211
1と、着脱式メモリ2112を有して構成される。
【0076】なお、着脱式メモリ内部は、例えばDS
P、CPU、ROM、RAM各種CMOS等の一般的な
電子デバイスにて構成される。
【0077】各種端末機器2110としては、パーソナ
ルコンピュータ・自動取引装置(ATM)やPHS端末
など応用分野のニーズに対応した各種の装置が開発され
ている。
【0078】着脱式メモリ読取り装置2111は、着脱
式メモリ2112の動作に必要な電源2100、クロッ
ク等の制御信号2101を供給し、データ2102の送
受信の制御を行うユニットであり、各種端末機器あるい
はホストシステムに接続することができてもよい。
【0079】着脱式メモリ2112の例としては、RA
MあるいはROM等の素子を高密度実装技術により内蔵
したものである。また、読取り装置はマイクロコンピュ
ータの制御プログラムの管理下で装着部に設けられた接
点を通して外部装置との情報交換を行う。着脱式メモリ
に内臓されたメモリ2122は、データ保護のため、一
定の手順で処理が行われた場合のみアクセスされるよう
制御されている。
【0080】ここで、本発明の着脱式メモリシステムの
処理手順を図30に示し、該フローチャートを参照し
て、処理手順について説明する。
【0081】まず、ステップ2200において、着脱式
メモリを各種端末機器に接続された着脱式メモリ読取り
装置に差し込む。次に、ステップ2201において、着
脱式メモリ読取り装置を通じ、着脱式メモリに電源、ク
ロック、制御信号が供給される。次に、ステップ220
2において、あらかじめ決められたプロトコルに基づき
メモリに格納されている暗号化アルゴリズムを読み取
る。
【0082】以上の処理によって、各種端末機器に接続
された着脱式メモリ読取り装置が、着脱式メモリ上の接
点を通じて情報のやりとりを行う。
【0083】図31は、本発明の着脱式メモリシステム
を利用した暗号化装置の実施例であり、着脱式メモリの
リード/ライトを行う着脱式メモリ読取り装置用のスロ
ットを持つ暗号化/復号化装置を備えたPHS端末を示
す。
【0084】本発明によるPHS端末は、PHS端末本
体2300と、着脱式メモリ読取り装置2301と、着
脱式メモリ2302を有して構成される。
【0085】PHS端末本体2300は、音声データや
FAX、パソコン等の各種データを送信したり、受信し
たりする端末のことで、暗号化アルゴリズム識別子から
暗号化アルゴリズムをディスプレィ等の手段に表示する
機能を有し、図13のような構成になっている。着脱式
メモリ読取り装置2301は、着脱式メモリ2302の
動作に必要な電源、クロック、等の制御信号を供給し、
データのリード/ライトを行う手段であり、標準インタ
フェース等を経由して、PHS端末本体に接続する手段
である。着脱式メモリ2302は、メモリ等の素子を高
密度実装技術により一体化したもので、メモリ素子の中
に今後新たに開発される暗号化アルゴリズムと復号化ア
ルゴリズムと暗号化アルゴリズムを識別する暗号化アル
ゴリズム識別子を備えていて、マイクロコンピュータの
制御プログラムの管理下で着脱式メモリ2302の表面
に設けられた接点を通して、PHS端末本体との情報交
換を行う手段である。
【0086】図32のように、暗号化装置を備えた既存
端末に対して基地局側に本発明の復号化装置を設けるこ
とによって、既存端末側で暗号化アルゴリズムを識別す
るための暗号化アルゴリズム識別子を付加し、基地局側
の基地局1の復号化アルゴリズム格納部に格納されてい
る復号化アルゴリズムに対応する暗号化アルゴリズムで
暗号化を行えば、既存端末からの情報を受信することが
できる。逆に基地局側に本発明の暗号化装置を設けるこ
とによって、既存端末の復号化アルゴリズムに対応する
暗号化アルゴリズムで暗号化を行えば、本発明の基地局
側からの情報を既存端末に送信することができる。
【0087】また、図33のように、既存基地局に対し
て、端末側に本発明の暗号化装置を設けることによっ
て、既存基地局の復号化アルゴリズムに対応する暗号化
アルゴリズムで暗号化を行えば、本発明の端末側からの
情報を既存基地局に送信することができる。逆に既存基
地局に対して端末側に本発明の復号化装置を設けること
によって、既存基地局で暗号化アルゴリズムを識別する
ための暗号化アルゴリズムを付加し、端末側のPHS端
末1の復号化アルゴリズム格納部に格納されている復号
化アルゴリズムに対応する暗号化アルゴリズムで暗号化
を行えば、既存基地局からの情報を受信できる。
【0088】また、図34のように、端末側に本発明の
暗号化装置を基地局側に本発明の復号化装置を設けるこ
とによって、端末側で暗号化アルゴリズムを識別するた
めの識別子を付加するだけで、暗号化アルゴリズム格納
部に格納されている暗号化アルゴリズムのいずれかで暗
号化を行えば、情報を端末側から基地局側に送信するこ
とができる。逆に、端末側に本発明の復号化装置を基地
局側に本発明の暗号化装置を設けることによって、基地
局側で暗号化アルゴリズムを識別するための識別子を付
加するだけで、暗号化アルゴリズム格納部に格納されて
いる暗号化アルゴリズムのいずれかで暗号化を行えば、
情報を基地局側から端末側に送信することができる。
【0089】また、今後新たに開発される暗号化アルゴ
リズムを備えた着脱式メモリを使用した場合も、復号化
側で暗号化アルゴリズム識別子をディスプレィ等に表示
して、表示したとおりの着脱式メモリを差せば、任意の
端末間で情報の伝送を行うことができる。
【0090】次に図35に示した本発明における基地局
及び管理局について説明する。本発明の無線基地局で
は、メモリ等からなる記憶部に複数の暗号化/復号化ア
ルゴリズムと、それに対応する識別子、あるいは、ある
暗号化から他の暗号化へ直接変換できる暗号化変換アル
ゴリズムを有している。また、暗号化/復号化アルゴリ
ズム及び暗号化変換アルゴリズムと/に対応する識別子
との関係を表すテーブルを記憶するものであってもよ
い。一方、管理局では複数の無線基地局をその管理下に
置いている。
【0091】ここで、従来の問題点を簡単に説明する
と、新しい暗号化アルゴリズムが採用されることになっ
た場合、従来は新しい暗号化アルゴリズムを備えた新し
い無線通信端末及び無線基地局等が必要となっていたた
め、コスト的に大変不利であった。また、インフラの再
整備には莫大な費用がかかるため、折角、強力な暗号化
アルゴリズムが作られても使用することが困難であっ
た。
【0092】そこで、この問題を解決する第1の構成と
して本発明の無線基地局では図9〜12に示したように
記憶部が着脱可能(着脱部の構成は図1の無線通信端末
と同様に、読取部、装着部、着脱交換記憶装置からな
る)であるため容易かつ安価に新しい暗号化/復号化ア
ルゴリズムに対応できる。
【0093】第2の構成として図35に示すようには、
無線基地局(CS)を管理する管理局のみを新しい暗号化/
復号化アルゴリズムに交換しさえすれば、管理局に通信
回線で接続された無線基地局の記憶部に反映される構成
となっている。
【0094】ここで無線基地局の記憶部が更新される手
順を説明する。まず、管理局の記憶部に新しい暗号化/
復号化アルゴリズムを登録する。次に、管理局の支配下
に存在する無線基地局に対して、制御部に制御された回
線インタフェースは回線接続する。回線接続したのち管
理局の制御部は無線基地局に対して、無線基地局の記憶
部に記憶されている暗号化/復号化テーブルの更新を命
令する命令信号を発する。命令信号を受けた無線基地局
では、管理局が通信回線を介して送信してくる暗号化/
復号化アルゴリズム及び識別子、暗号化テーブル等を受
信し記憶部を更新する。
【0095】次に図37から40に示した本発明の通信
システムについて説明する。
【0096】図37に示す通信システムは、暗号化/復
号化アルゴリズムAのみを有する無線通信端末(PS1)と
暗号化/復号化アルゴリズムBのみを有する無線通信端
末(PS2)とが本発明の無線基地局(CS1)を介すことによっ
て通信する図を示す。本来で有ればPS1とPS2とでは暗号
化/復号化アルゴリズムが異なっているため直接通信不
可能であるが、無線基地局CS1が複数のアルゴリズムを
備え、かつ、呼接続時に発呼者側と着呼者側とが備えて
いる暗号化/復号化アルゴリズムの種類を問い合わせる
か、あるいはデータベースから無線通信端末の保有する
暗号化/復号化アルゴリズム情報を検索することで、適
切な呼接続を行うことができる。このデータベースは位
置登録情報などのデータベースを利用すれば安価に構成
できよう。
【0097】また、無線基地局は暗号化/復号化アルゴ
リズムをAからBへ直接変換することができる暗号化変
換アルゴリズムを備えてもよい。これを用いれば、高速
に変換ができよう。
【0098】図38に示した本発明の通信システムでは
本発明の無線通信端末と、既存の、あるいは最新の暗号
化/復号化アルゴリズムに一部対応できてない無線基地
局を介す場合をしめすずである。
【0099】既存の無線基地局は暗号化に対応していな
いため暗号化が施されたまま通信データを素通しにす
る。この場合本発明の無線通信端末では、通信中に相手
方の保有する暗号化/復号化アルゴリズムと自局の有す
るものうち共通のものうちの何れかによって暗号か通信
を行うよう設定する。呼接続時あるいは呼接続後に確認
された共通の暗号化/復号化アルゴリズムを用いて、図
23のフローチャートに従って暗号化/復号化アルゴリ
ズムを変化させながら通信すればより強力な暗号通信が
行えよう。
【0100】図39に示した本発明の通信システムで
は、複数の無線基地局を介して通信する場合を示してい
る。本発明の無線基地局(CS3,CS4)を介すことにより全
ての暗号化/復号化アルゴリズムに対応していない無線
通信端末であっても、本発明の無線基地局が全ての暗号
化/復号化アルゴリズムに対応しているため何の支障も
なく暗号通信が可能となる。
【0101】図40に示した本発明の通信システムで
は、無線基地局が全ての暗号化/復号化アルゴリズムに
対応できていない場合であっても本発明の無線通信端末
を用い、さらに、この無線通信端末間で暗号化/復号化
アルゴリズムをハンドシェークすることによって双方の
無線区間で暗号化通信が可能となる。
【0102】次に本発明の無線通信端末を図41、4
2、43を用いて説明する。本発明の無線通信端末で
は、本発明の暗号化/復号化アルゴリズムなどを記憶し
た着脱交換式のカード型メモリを装着するための装着部
4102、4202、4302を備えたものである。こ
れにより、無線通信端末の筐体4101、4201、4
301を開くことなく閉じたままで、容易に新たな暗号
化/復号化アルゴリズムを記憶したカード型メモリを交
換できるものである。これによって、専門の知識を特に
有しないユーザなどであっても、容易に交換できるた
め、交換サービスをメーカや通信サービス会社が行うこ
とを省略できるため、サービス面でのコストが大幅に削
減できる。
【0103】また、図43のようにカード型メモリの装
着部に安全のために蓋を設けると良い。これによって装
着部から筐体内部へほこりや水滴の進入を防ぐことがで
きるとともに、カード型メモリを保護し、外れて落下す
ることも防止できる。
【0104】
【発明の効果】本発明によれば、暗号化アルゴリズムを
端末ユーザの暗号化アルゴリズム変更要求時にキー入力
等の手段によって任意に又は呼接続時毎に、位置登録時
毎に、通話中チャネル切り替え時毎に、認証時時毎に、
予め定められた時間毎に、全くランダムな時間毎に、予
め定められたエリア毎に、端末が切り替えるという設定
を復数行えば、解読されにくい強力な暗号化を行うこと
ができる。又、送信側で暗号化アルゴリズム識別子を付
加するだけで、暗号化アルゴリズム格納部1411−1
〜1411〜Nに格納されている暗号化アルゴリズムの
いずれかで暗号化を行い、受信側で前記暗号化アルゴリ
ズム識別子を基に復号化アルゴリズム格納部1612−
1〜1612〜Nに格納されている復号化アルゴリズム
のいずれかで復号化を行えば、任意の端末間で情報の伝
送を行うことができる。又、送信側/受信側で同じ暗号
アルゴリズムを備えた着脱式メモリを使用することで、
任意の端末間で情報の伝送を行うことができる。つま
り、このような暗号化/復号化装置を使うことで、自
社、他社を問わずどの端末を使っても音声や様々なデ−
タの通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線通信端末を示す図。
【図2】本発明の端末の送信部を示す図。
【図3】本発明の端末の送信部を示す図。
【図4】識別子と暗号化アルゴリズムの対応の例を示す
図。
【図5】本発明のPHS端末送信側のフローチャート
図。
【図6】本発明の端末の受信部を示す図。
【図7】本発明の端末の受信部を示す図。
【図8】本発明のPHS端末受信側のフローチャート
図。
【図9】本発明の基地局の送信部を示す図。
【図10】本発明の基地局の送信部を示す図。
【図11】本発明の基地局の受信部を示す図。
【図12】本発明の基地局の受信部を示す図。
【図13】PHSの構成図。
【図14】PHS端末機能図。
【図15】PHS端末のブロック図。
【図16】PHS端末送信側のフローチャート図。
【図17】PHS端末受信側のフローチャート図。
【図18】従来のPHSにおける暗号化部のブロック
図。
【図19】従来のPHSにおける暗号化部のフローチャ
ート図。
【図20】従来のPHSにおける復号化部のブロック
図。
【図21】従来のPHSにおける復号化部のフローチャ
ート図。
【図22】本発明の暗号化部のブロック図。
【図23】本発明の暗号化部のフローチャート図。
【図24】本発明の復号化部のブロック図。
【図25】本発明の復号化部のフローチャート図。
【図26】通信用物理スロットの例を示す図。
【図27】暗号化アルゴリズム識別子の伝送手順を示す
図。
【図28】暗号化アルゴリズム識別子の受信手順を示す
図。
【図29】着脱式メモリシステムの構成図。
【図30】本発明の着脱式メモリシステムを利用した暗
号化/復号化装置のフローチャート図。
【図31】本発明の着脱式メモリシステムを利用したP
HS端末を示す図。
【図32】本発明の暗号化/復号化装置の配置の例を示
す図。
【図33】本発明の暗号化/復号化装置の配置の例を示
す図。
【図34】本発明の暗号化/復号化装置の配置の例を示
す図。
【図35】本発明の管理局と基地局を示す図。
【図36】本発明の管理局の構成図。
【図37】本発明の通信システムを示す図。
【図38】本発明の通信システムを示す図。
【図39】本発明の通信システムを示す図。
【図40】本発明の通信システムを示す図。
【図41】本発明の無線通信端末を示す図。
【図42】本発明の無線通信端末を示す図。
【図43】本発明の無線通信端末を示す図。
【符号の説明】
100・・・マイク、101・・・A/D変換器、102・・・
音声符号化部、103・・・data selector
部、104・・・暗号化部、105・・・data bloc
k生成部、106・・・誤り検出訂正符号化部、107・・・
変調部、108・・・無線部、109・・・外部インタフェー
ス部、110・・・暗号selector部、111・・・キ
ー入力部、112・・・制御部、113・・・記憶部、114
・・・読取部、115・・・着脱式記憶部、116・・・装着
部、120・・・スピーカ、121・・・D/A変換器、12
2・・・音声復号化部、123・・・data判定部、124
・・・復号化部、125・・・data分割部、126・・・誤
り検出訂正部、127・・・復調部、128・・・無線部、1
29・・・外部インタフェース部、130・・・復号sele
ctor部、131・・・キー入力部、132・・・制御部、
133・・・記憶部、140・・・PBX、141・・・DS
U、142・・・SINF、143・・・エコーキャンセラ、
144・・・音声符号化部、145・・・暗号化部、146・・
・data block生成部、147・・・誤り検出訂正
符号化部、148・・・変調部、149・・・無線部、150
・・・暗号selector部、151・・・制御部、152
・・・記憶部、160・・・PBX、161・・・DSU、16
2・・・SINF、163・・・エコーキャンセラ、164・・
・音声復号化部、165・・・復号化部、166・・・dat
a分割部、167・・・誤り検出訂正部、168・・・復調
部、169・・・無線部、170・・・復号selector
部、171・・・制御部、172・・・記憶部

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された音声をディジタル化し暗号化し
    通信を行う無線通信端末において、 装着部と、 前記装着部に着脱可能に装着され、複数の暗号化アルゴ
    リズムと、該複数の暗号化アルゴリズムの一つ一つにそ
    れぞれ対応する識別子と、該識別子と該暗号化アルゴリ
    ズムとの対応関係を表す暗号化テーブルとを記憶する記
    憶部と、 前記複数の暗号化アルゴリズムのうち何れか一つを選択
    する暗号選択部と、 前記暗号選択部によって選択される任意の暗号化アルゴ
    リズムに基づいて前記音声符号化部が出力する前記音声
    符号化データを暗号化し暗号文を出力する暗号化部と、 前記暗号化部で用いられる前記任意の暗号化アルゴリズ
    ムに対応する識別子を前記暗号化テーブルを参照し読み
    だし前記暗号文に付加し暗号データブロックを出力する
    暗号データブロック生成部と、 前記暗号データブロック生成部が出力する前記暗号デー
    タブロックに変調を施し変調データを出力する変調処理
    部と、 前記変調処理部の出力する前記変調データを所定の無線
    チャネルに割り当て送信する無線送信部と、を有する無
    線通信端末。
  2. 【請求項2】基地局と多元接続により通信を行う無線通
    信端末において、 前記基地局が無線チャネルを介して送信する信号を受信
    し変調信号を取り出す無線受信部と、 前記無線受信部が取り出す変調信号に復調処理を施し誤
    り訂正符号化データブロックを取り出し出力する誤り復
    調処理部と、 前記復調処理部が出力する前記誤り訂正符号化データブ
    ロック中の誤りを検出し誤りを訂正し暗号データブロッ
    クを出力する誤り訂正符号化部と、 前記誤り訂正符号化部が出力する前記暗号データブロッ
    クより暗号文と、該暗号文を復号化する復号化アルゴリ
    ズムを指定する識別子とを取り出しそれぞれ出力するデ
    ータ分割部と、 複数の該復号化アルゴリズムと該復号化アルゴリズムと
    該識別子との対応関係を表す復号化テーブルとを記憶す
    る着脱可能な記憶部と、 前記記憶部を装着する装着部と、 前記記憶部に記憶される前記復号化テーブルを参照し前
    記受信データ分割部から出力される識別子に対応する復
    号化アルゴリズムを選択する復号選択部と、 前記復号選択部によって選択される復号化アルゴリズム
    に基づいて前記暗号文を復号し復号データを出力する復
    号化部と、 前記復号化に接続され前記音声符号化データを復号しデ
    ィジタル音声を出力する音声復号化部と、 前記音声復号化部の出力する前記ディジタル音声をアナ
    ログ化しアナログ音声を出力するアナログ変換部と、 前記アナログ変換部の出力するアナログ音声を外部に出
    力する音声出力部と、を有する無線通信端末。
  3. 【請求項3】アナログ音声が入力される音声入力部と、 前記音声入力部から入力される前記アナログ音声をディ
    ジタル音声信号に変換し出力するディジタル変換部と、 前記ディジタル変換部が出力する前記ディジタル音声信
    号を音声符号化データに音声符号化し出力する音声符号
    化部と、 複数の暗号化アルゴリズムと、該複数の暗号化アルゴリ
    ズムの一つ一つにそれぞれ対応する識別子と、該識別子
    と該暗号化アルゴリズムとの対応関係を表す暗号化テー
    ブルとを記憶する記憶部と、 前記複数の暗号化アルゴリズムのうちの何れか一つを選
    択する暗号選択部と、 前記暗号選択部によって選択される任意の暗号化アルゴ
    リズムに基づいて前記音声符号化部が出力する前記音声
    符号化データを暗号化し暗号文を出力する暗号化部と、 前記暗号化部で用いられる前記任意の暗号化アルゴリズ
    ムに対応する識別子を前記暗号化テーブルを参照し読み
    だし前記暗号文に付加し暗号データブロックを出力する
    暗号データブロック生成部と、 前記暗号データブロック生成部が出力する前記暗号デー
    タブロックに誤り訂正符号化を施し誤り訂正符号化デー
    タブロックを出力する誤り訂正符号化部と、 前記誤り訂正符号化部が出力する前記誤り訂正符号化デ
    ータブロックに変調を施し変調データを出力する変調処
    理部と、 前記変調処理部の出力する前記変調データを所定の無線
    チャネルに割り当て送信する無線送信部と、を有する無
    線通信端末。
  4. 【請求項4】基地局と多元接続により通信を行う無線通
    信端末において、 前記基地局が無線チャネルを介して送信する信号を受信
    し変調信号を取り出す無線受信部と、 前記無線受信部が取り出す変調信号に復調処理を施し誤
    り訂正符号化データブロックを取り出し出力する誤り復
    調処理部と、 前記復調処理部が出力する前記誤り訂正符号化データブ
    ロック中の誤りを検出し誤りを訂正し暗号データブロッ
    クを出力する誤り訂正符号化部と、 前記誤り訂正符号化部が出力する前記暗号データブロッ
    クより暗号文と、該暗号文を復号化する復号化アルゴリ
    ズムを指定する識別子とを取り出しそれぞれ出力するデ
    ータ分割部と、 複数の該復号化アルゴリズムと、該復号化アルゴリズム
    と該識別子との対応関係を表す復号化テーブルとを記憶
    する記憶部と、 前記記憶部に記憶される前記復号化テーブルを参照し前
    記受信データ分割部から出力される識別子に対応する復
    号化アルゴリズムを選択する復号選択部と、 前記復号選択部によって選択される復号化アルゴリズム
    に基づいて前記暗号文を復号し復号データを出力する復
    号化部と、 前記復号化に接続され前記音声符号化データを復号しデ
    ィジタル音声を出力する音声復号化部と、 前記音声復号化部の出力する前記ディジタル音声をアナ
    ログ化しアナログ音声を出力するアナログ変換部と、 前記アナログ変換部の出力するアナログ音声を外部に出
    力する音声出力部と、を有する無線通信端末。
  5. 【請求項5】アナログ音声が入力される音声入力部と、 前記音声入力部から入力される前記アナログ音声をディ
    ジタル音声信号に変換し出力するディジタル変換部と、 前記ディジタル変換部が出力する前記ディジタル音声信
    号を音声符号化データに音声符号化し出力する音声符号
    化部と、 外部ディジタルデータを入力するための外部インタフェ
    ース部と、 前記音声符号化データと前記外部ディジタルデータとの
    いずれか一方を選択し出力するデータ選択部と、 複数の暗号化アルゴリズムと、該複数の暗号化アルゴリ
    ズムの一つ一つにそれぞれ対応する識別子と、該識別子
    と該暗号化アルゴリズムとの対応関係を表す暗号化テー
    ブルとを記憶する記憶部と、 前記複数の暗号化アルゴリズムのうちの何れか一つを選
    択する暗号選択部と、 前記暗号選択部によって選択される任意の暗号化アルゴ
    リズムに基づいて前記データ選択部により選択されるデ
    ータを暗号化し暗号文を出力する暗号化部と、 前記暗号化部で用いられる前記任意の暗号化アルゴリズ
    ムに対応する識別子を前記暗号化テーブルを参照し読み
    だし前記暗号文に付加し暗号データブロックを出力する
    暗号データブロック生成部と、 前記暗号データブロック生成部が出力する前記暗号デー
    タブロックに誤り訂正符号化を施し誤り訂正符号化デー
    タブロックを出力する誤り訂正符号化部と、 前記誤り訂正符号化部が出力する前記誤り訂正符号化デ
    ータブロックに変調を施し変調データを出力する変調処
    理部と、 前記変調処理部の出力する前記変調データを所定の無線
    チャネルに割り当て送信する無線送信部と、を有する無
    線通信端末。
  6. 【請求項6】基地局と多元接続により通信を行う無線通
    信端末において、 前記基地局が無線チャネルを介して送信する信号を受信
    し変調信号を取り出す無線受信部と、 前記無線受信部が取り出す変調信号に復調処理を施し誤
    り訂正符号化データブロックを取り出し出力する誤り復
    調処理部と、 前記復調処理部が出力する前記誤り訂正符号化データブ
    ロック中の誤りを検出し誤りを訂正し暗号データブロッ
    クを出力する誤り訂正符号化部と、 前記誤り訂正符号化部が出力する前記暗号データブロッ
    クより暗号文と、該暗号文を復号化する復号化アルゴリ
    ズムを指定する識別子とを取り出しそれぞれ出力するデ
    ータ分割部と、 複数の該復号化アルゴリズムと、該復号化アルゴリズム
    と該識別子との対応関係を表す復号化テーブルとを記憶
    する記憶部と、 前記記憶部に記憶される前記復号化テーブルを参照し前
    記受信データ分割部から出力される識別子に対応する復
    号化アルゴリズムを選択する復号選択部と、 前記復号選択部によって選択される復号化アルゴリズム
    に基づいて前記暗号文を復号し復号データを出力する復
    号化部と、 前記復号化部が出力する前記復号データが音声符号化デ
    ータであるか、あるいはディジタルデータであるかを判
    定する判定部と、 前記判定部に接続され前記ディジタルデータを外部へ出
    力するインタフェースとなる外部インタフェース部と、 前記判定部に接続され前記音声符号化データを復号しデ
    ィジタル音声を出力する音声復号化部と、 前記音声復号化部の出力する前記ディジタル音声をアナ
    ログ化しアナログ音声を出力するアナログ変換部と、 前記アナログ変換部の出力するアナログ音声を外部に出
    力する音声出力部と、を有する無線通信端末。
  7. 【請求項7】アナログ音声が入力される音声入力部と、 前記音声入力部から入力される前記アナログ音声をディ
    ジタル音声信号に変換し出力するディジタル変換部と、 前記ディジタル変換部が出力する前記ディジタル音声信
    号を音声符号化データに音声符号化し出力する音声符号
    化部と、 外部ディジタルデータを入力するための外部インタフェ
    ース部と、 前記音声符号化データと前記外部ディジタルデータとの
    いずれか一方を選択し出力するデータ選択部と、 複数の暗号化アルゴリズムと、該複数の暗号化アルゴリ
    ズムの一つ一つにそれぞれ対応する識別子と、該識別子
    と該暗号化アルゴリズムとの対応関係を表す暗号化テー
    ブルとを記憶する記憶部と、 前記複数の暗号化アルゴリズムのうちの何れか一つを選
    択する暗号選択部と、 前記暗号選択部によって選択される任意の暗号化アルゴ
    リズムに基づいて前記データ選択部により選択されるデ
    ータを暗号化し暗号文を出力する暗号化部と、 前記暗号化部で用いられる前記任意の暗号化アルゴリズ
    ムに対応する識別子を前記暗号化テーブルを参照し読み
    だし所定の識別子暗号化アルゴリズムにより暗号化し出
    力する識別子暗号化部と、前記識別子暗号化部が出力す
    る暗号化された識別子を前記暗号文に付加し暗号データ
    ブロックを出力する暗号データブロック生成部と、 前記暗号データブロック生成部が出力する前記暗号デー
    タブロックに誤り訂正符号化を施し誤り訂正符号化デー
    タブロックを出力する誤り訂正符号化部と、 前記誤り訂正符号化部が出力する前記誤り訂正符号化デ
    ータブロックに変調を施し変調データを出力する変調処
    理部と、 前記変調処理部の出力する前記変調データを所定の無線
    チャネルに割り当て送信する無線送信部と、を有する無
    線通信端末。
  8. 【請求項8】基地局と多元接続により通信を行う通信端
    末において、 前記基地局が無線チャネルを介して送信する信号を受信
    し変調信号を取り出す無線受信部と、 前記無線受信部が取り出す変調信号に復調処理を施し誤
    り訂正符号化データブロックを取り出し出力する誤り復
    調処理部と、 前記復調処理部が出力する前記誤り訂正符号化データブ
    ロック中の誤りを検出し誤りを訂正し暗号データブロッ
    クを出力する誤り訂正符号化部と、 前記誤り訂正符号化部が出力する前記暗号データブロッ
    クより暗号文と、該暗号文を復号化する復号化アルゴリ
    ズムを指定する暗号化された識別子とを取り出しそれぞ
    れ出力するデータ分割部と、 複数の前記復号化アルゴリズムと、該復号化アルゴリズ
    ムと該識別子との対応関係を表す復号化テーブルとを記
    憶する記憶部と、 前記受信データ分割部から出力される前記暗号化された
    識別子を復号化し識別子を出力する識別子復号化部と、 前記識別子復号化部の出力する前記識別子を前記記憶部
    に記憶される前記復号化テーブルを参照し対応する復号
    化アルゴリズムを選択する復号選択部と、 前記復号選択部によって選択される復号化アルゴリズム
    に基づいて前記暗号文を復号し復号データを出力する復
    号化部と、 前記復号化部が出力する前記復号データが音声符号化デ
    ータであるか、あるいはディジタルデータであるかを判
    定する判定部と、 前記判定部に接続され前記ディジタルデータを外部へ出
    力するインタフェースとなる外部インタフェース部と、 前記判定部に接続され前記音声符号化データを復号しデ
    ィジタル音声を出力する音声復号化部と、 前記音声復号化部の出力する前記ディジタル音声をアナ
    ログ化しアナログ音声を出力するアナログ変換部と、 前記アナログ変換部の出力するアナログ音声を外部に出
    力する音声出力部と、を有する無線通信端末。
  9. 【請求項9】請求項3乃至8に記載の無線通信端末にお
    いて、 前記記憶部は着脱交換可能なメモリであり、予め任意の
    暗号化/復号化アルゴリズムを記憶しておくことを特徴
    とする無線通信端末。
  10. 【請求項10】請求項3乃至8に記載の無線通信端末に
    おいて、 前記記憶部は、 予め任意の暗号化/復号化アルゴリズムが記憶される着
    脱交換可能な電子カードと、 前記電子カードに電源を供給し情報を送受する電子カー
    ド読取り部とを有することを特徴とする無線通信端末。
  11. 【請求項11】暗号化/復号化を施し通信を行う無線通
    信端末において、 前記暗号化/復号化に用いられる少なくとも一つの暗号
    と該暗号の識別に用いられる暗号識別子とを記憶する着
    脱可能な記憶手段と、 該記憶手段を着脱交換可能に装着する装着手段と、 前記装着手段に接続され前記記憶部に記憶された情報を
    読み出す読出手段と、 前記読出手段を制御する制御手段と、を有することを特
    徴とする無線通信端末。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11に記載の無線通信端末
    において、 前記記憶部はカード型のメモリであることを特徴とする
    無線通信端末。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12に記載の無線通信端末
    において、 前記暗号化選択部に対し選択すべき暗号化アルゴリズム
    を指示する制御信号を発する制御手段を有することを特
    徴とする無線通信端末。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の無線通信端末におい
    て、 前記通信端末はキー入力部を有し、 前記キー入力部から入力される入力データに基づいて前
    記制御部が前記制御信号を発することを特徴とする無線
    通信端末。
  15. 【請求項15】入力された音声をディジタル化し暗号化
    し通信を行う無線通信端末において、 複数の暗号化アルゴリズムと該複数の暗号化アルゴリズ
    ムの一つ一つにそれぞれ対応する識別子と該識別子と該
    暗号化アルゴリズムとの対応関係を表す暗号化テーブル
    とを記憶する着脱式記憶部を装着すべく成る装着部と、 前記複数の暗号化アルゴリズムのうち何れか一つを選択
    する暗号選択部と、 前記暗号選択部によって選択される任意の暗号化アルゴ
    リズムに基づいて前記音声符号化部が出力する前記音声
    符号化データを暗号化し暗号文を出力する暗号化部と、 前記暗号化部で用いられる前記任意の暗号化アルゴリズ
    ムに対応する識別子を前記暗号化テーブルを参照し読み
    だし前記暗号文に付加し暗号データブロックを出力する
    暗号データブロック生成部と、 前記暗号データブロック生成部が出力する前記暗号デー
    タブロックに変調を施し変調データを出力する変調処理
    部と、 前記変調処理部の出力する前記変調データを所定の無線
    チャネルに割り当て送信する無線送信部と、を有する無
    線通信端末。
  16. 【請求項16】移動体通信に用いられる暗号化アルゴリ
    ズムを格納する記憶装置において、 複数の暗号化アルゴリズムと該複数の暗号化アルゴリズ
    ムの一つ一つにそれぞれ対応する識別子と該識別子と該
    暗号化アルゴリズムとの対応関係を表す暗号化テーブル
    とを記憶する着脱式記憶装置。
  17. 【請求項17】請求項16に記載の着脱式記憶装置にお
    いて、 前記着脱式記憶装置はカード型のメモリであることを特
    徴とする着脱式記憶装置。
  18. 【請求項18】無線通信端末と通信を行なう無線基地局
    おいて、 記憶部を装着すべくなる装着部と、 前記装着部に着脱可能に装着され、複数の暗号化アルゴ
    リズムと、該複数の暗号化アルゴリズムの一つ一つにそ
    れぞれ対応する識別子と、該識別子と該暗号化アルゴリ
    ズムとの対応関係を表す暗号化テーブルとを記憶する記
    憶部と、 前記複数の暗号化アルゴリズムのうち何れか一つを選択
    する暗号選択部と、 前記暗号選択部によって選択される任意の暗号化アルゴ
    リズムに基づいてデータを暗号化し暗号文を出力する暗
    号化部と、 前記暗号化部で用いられる前記任意の暗号化アルゴリズ
    ムに対応する識別子を前記暗号化テーブルを参照し読み
    だし前記暗号文に付加し暗号データブロックを出力する
    暗号データブロック生成部と、 前記暗号データブロック生成部が出力する前記暗号デー
    タブロックに変調を施し変調データを出力する変調処理
    部と、 前記変調処理部の出力する前記変調データを所定の無線
    チャネルに割り当て送信する無線送信部と、を有するこ
    とを特徴とする無線基地局。
  19. 【請求項19】無線通信端末と通信を行う無線基地局に
    おいて、 前記無線通信端末が無線チャネルを介して送信する信号
    を受信し変調信号を取り出す無線受信部と、 前記無線受信部が取り出す変調信号に復調処理を施し暗
    号データブロックを出力する復調処理部と、 前記復調処理部が出力する前記暗号データブロックより
    暗号文と、該暗号文を復号化する復号化アルゴリズムを
    指定する識別子とを取り出しそれぞれ出力するデータ分
    割部と、 複数の該復号化アルゴリズムと該復号化アルゴリズムと
    該識別子との対応関係を表す復号化テーブルとを記憶す
    る着脱可能な記憶部と、 前記着脱式記憶部を装着する装着部と、 前記着脱式記憶部に記憶される前記復号化テーブルを参
    照し前記受信データ分割部から出力される識別子に対応
    する復号化アルゴリズムを選択する復号選択部と、 前記復号選択部によって選択される復号化アルゴリズム
    に基づいて前記暗号文を復号し復号データを出力する復
    号化部と、を有する無線基地局。
  20. 【請求項20】請求項18、19のいずれかに記載の無
    線基地局において、 前記記憶部は着脱交換可能なメモリであり、予め任意の
    暗号化/復号化アルゴリズムを記憶しておくことを特徴
    とする無線基地局。
  21. 【請求項21】請求項18、19のいずれかに記載の無
    線基地局において、 前記記憶部は、 予め任意の暗号化/復号化アルゴリズムが記憶されるメ
    モリを内蔵した着脱交換可能な電子カードと、 前記電子カードに電源を供給し情報を送受する電子カー
    ド読取り部とを有することを特徴とする無線基地局。
  22. 【請求項22】暗号化/復号化を施し通信を行う無線基
    地局において、 前記暗号化/復号化に用いられる少なくとも一つの暗号
    と該暗号の識別に用いられる暗号識別子とを記憶する着
    脱可能な記憶手段と、 該記憶手段を着脱交換可能に装着する装着手段と、 前記装着手段に接続され前記記憶部に記憶された情報を
    読み出す読出手段と、 前記読出手段を制御する制御手段と、を有することを特
    徴とする無線基地局。
  23. 【請求項23】請求項18乃至21に記載の無線基地局
    において、 前記暗号化選択部に対し選択すべき暗号化アルゴリズム
    を指示する制御信号を発する制御手段を有することを特
    徴とする無線基地局。
  24. 【請求項24】複数の無線通信端末と暗号化を施し通信
    を行なう無線基地局において、 複数の暗号化アルゴリズムと該複数の暗号化アルゴリズ
    ムの一つ一つにそれぞれ対応する識別子と該識別子と該
    暗号化アルゴリズムとの対応関係を表す暗号化テーブル
    とを記憶する着脱式記憶部を装着すべく成る装着部と、 前記複数の暗号化アルゴリズムのうち前記無線通信端末
    が備えている暗号化アルゴリズムと共通のもののうちの
    何れか一つを選択する暗号選択部と、 前記暗号選択部によって選択される任意の暗号化アルゴ
    リズムに基づいて前記音声符号化部が出力する前記音声
    符号化データを暗号化し暗号文を出力する暗号化部と、 前記暗号化部で用いられる前記任意の暗号化アルゴリズ
    ムに対応する識別子を前記暗号化テーブルを参照し読み
    だし前記暗号文に付加し暗号データブロックを出力する
    暗号データブロック生成部と、 前記暗号データブロック生成部が出力する前記暗号デー
    タブロックに変調を施し変調データを出力する変調処理
    部と、 前記変調処理部の出力する前記変調データを所定の無線
    チャネルに割り当て送信する無線送信部と、を有する無
    線基地局。
  25. 【請求項25】無線通信端末と暗号化を施し通信を行な
    う無線基地局を管理する管理局において、 複数の暗号化アルゴリズムと該複数の暗号化アルゴリズ
    ムの一つ一つにそれぞれ対応する識別子と該識別子と該
    暗号化アルゴリズムとの対応関係を表す暗号化テーブル
    とを記憶する記憶部と、 前記記憶部に記憶された暗号化テーブルを前記無線基地
    局に送信する送信部と、 前記記憶部及び送信部を制御する制御部と、を有するこ
    とを特徴とする管理局。
  26. 【請求項26】無線通信端末との暗号化通信に用いられ
    る暗号化テーブルを所有する無線基地局を管理する管理
    局において、 複数の暗号化アルゴリズムと該複数の暗号化アルゴリズ
    ムの一つ一つにそれぞれ対応する識別子と該識別子と該
    暗号化アルゴリズムとの対応関係を表す暗号化テーブル
    とを記憶する記憶部と、 前記記憶部に記憶される暗号化テーブルを前記無線基地
    局への送信と、及び、該送信された暗号化テーブルに基
    づいて前記無線基地局の所有する暗号化テーブルを更新
    するよう命令する命令信号の送信とを行なう送信部と、 前記記憶部及び送信部を制御する制御部と、を有するこ
    とを特徴とする管理局。
  27. 【請求項27】管理局によって管理され、無線通信端末
    と暗号化を施し通信を行なう無線基地局において、 前記管理局から送信される命令信号に基づいて、前記管
    理局から送信されてきた暗号化テーブルを記憶する記憶
    部を有することを特徴とする無線基地局。
  28. 【請求項28】管理局に管理され、無線通信端末と通信
    を行う無線基地局において、 前記無線通信端末が無線チャネルを介して送信する信号
    を受信し変調信号を取り出す無線受信部と、 前記無線受信部が取り出す変調信号に復調処理を施し暗
    号データブロックを出力する復調処理部と、 前記復調処理部が出力する前記暗号データブロックから
    暗号文と、該暗号文を復号化する復号化アルゴリズムを
    指定する識別子とを取り出しそれぞれ出力するデータ分
    割部と、 複数の該復号化アルゴリズムと該復号化アルゴリズムと
    該識別子との対応関係を表す復号化テーブルとを記憶す
    る記憶部と、 前記着脱式記憶部に記憶される前記復号化テーブルを参
    照し前記受信データ分割部から出力される識別子に対応
    する復号化アルゴリズムを選択する復号選択部と、 前記復号選択部によって選択される復号化アルゴリズム
    に基づいて前記暗号文を復号し復号データを出力する復
    号化部と、を有し、 前記管理局が送信する暗号化テーブルに基づいて前記記
    憶部に記憶される暗号化テーブルを更新することを特徴
    とする無線基地局。
  29. 【請求項29】無線通信端末と通信を行なう無線基地局
    おいて、 複数の暗号化アルゴリズムと、該複数の暗号化アルゴリ
    ズムの一つ一つにそれぞれ対応する識別子と、該識別子
    と該暗号化アルゴリズムとの対応関係を表す暗号化テー
    ブルとを記憶する記憶部と、 前記複数の暗号化アルゴリズムのうち何れか一つを選択
    する暗号選択部と、 前記暗号選択部によって選択される任意の暗号化アルゴ
    リズムに基づいてデータを暗号化し暗号文を出力する暗
    号化部と、 前記暗号化部で用いられる前記任意の暗号化アルゴリズ
    ムに対応する識別子を前記暗号化テーブルを参照し読み
    だし前記暗号文に付加し暗号データブロックを出力する
    暗号データブロック生成部と、 前記暗号データブロック生成部が出力する前記暗号デー
    タブロックに変調を施し変調データを出力する変調処理
    部と、 前記変調処理部の出力する前記変調データを所定の無線
    チャネルに割り当て送信する無線送信部と、を有し、 前記管理局が送信する暗号化テーブルに基づいて、前記
    記憶部に記憶された暗号化テーブルを更新することを特
    徴とする無線基地局。
  30. 【請求項30】第1の無線通信端末と第2の無線通信端
    末とが無線基地局を介して通信を行なう通信システムに
    おいて、 前記第1の無線通信端末は、 前記無線基地局との暗号化通信に用いられる第1の暗号
    化/復号化アルゴリズムを有し、 前記第2の無線通信端末は、 前記無線基地局との暗号化通信に用いられる第1の暗号
    化/復号化アルゴリズムとは異なる第2の暗号化/復号
    化アルゴリズムを少なくとも有し、 前記基地局は、前記第1の暗号化/復号化アルゴリズム
    及び第2の暗号化/復号化アルゴリズムを有することを
    特徴とする通信システム。
  31. 【請求項31】第1の無線通信端末と、該第1の無線通
    信端末と無線通信を行なう第1の無線基地局と、該第1
    の無線基地局と通信を行なう第2の無線基地局と、該第
    2の無線基地局と無線通信を行なう第2の無線通信端末
    とを有する通信システムにおいて、 前記第1の無線通信端末は、 前記第1の無線基地局との暗号化通信に用いられる第1
    の暗号化/復号化アルゴリズムを有し、 前記第2の無線通信端末は、 前記第2の基地局との暗号化通信に用いられる第1の暗
    号化/復号化アルゴリズムとは異なる第2の暗号化/復
    号化アルゴリズムを少なくとも有し、 前記第1の無線基地局は、 少なくとも前記第1の暗号化/復号化アルゴリズムを有
    し、 前記第2の無線基地局は、 少なくとも前記第2の暗号化/復号化アルゴリズムを有
    することを特徴とする通信システム。
  32. 【請求項32】第1の無線通信端末と第2の無線通信端
    末とが無線基地局を介して通信を行なう通信システムに
    おいて、 前記第1の無線通信端末は、 前記無線基地局を介して前記第2の無線通信端末との暗
    号化通信に用いられる暗号化/復号化アルゴリズムを有
    し、 前記第2の無線通信端末は、 前記第1の無線通信端末との暗号化通信に用いられる前
    記暗号化/復号化アルゴリズムと、 前記暗号化/復号化アルゴリズムとは異なる暗号化アル
    ゴリズムを少なくとも一つ有することを特徴とする通信
    システム。
  33. 【請求項33】第1の無線通信端末と、該第1の無線通
    信端末と無線通信を行なう第1の無線基地局と、該第1
    の無線基地局と通信を行なう第2の無線基地局と、該第
    2の無線基地局と無線通信を行なう第2の無線通信端末
    とを有する通信システムにおいて、 前記第1の無線通信端末は、 前記第1の無線基地局及び前記第2の無線基地局とを介
    して前記第2の無線通信端末との暗号化通信に用いられ
    る暗号化/復号化アルゴリズムを有し、 前記第2の無線通信端末は、 前記第2の無線基地局及び前記第1の無線基地局とを介
    して前記第1の無線通信端末との暗号化通信に用いられ
    る前記暗号化/復号化アルゴリズムと、 前記暗号化/復号化アルゴリズムとは異なる他の暗号化
    /復号化アルゴリズムを少なくとも一つ有することを特
    徴とする通信システム。
  34. 【請求項34】無線通信に用いられる暗号化方法におい
    て、 音声を入力し、 前記入力された音声を音声符号化して情報圧縮し、 前記情報圧縮された音声に対し暗号化を施す複数の暗号
    化アルゴリズムから一つを選択し、 前記選択された暗号化アルゴリズムに基づいて情報圧縮
    された音声を暗号化し、 前記暗号化アルゴリズムに対応する識別子を識別子暗号
    化し、 前記暗号化された音声と前記識別子暗号化された識別子
    とを一つデータへとデータブロック化し、 前記データブロック化されたデータを送信することを特
    徴とする暗号化方法。
  35. 【請求項35】無線通信に用いられる復号化方法におい
    て、 受信データから暗号文と識別子暗号文を抽出分離し、 前記識別子暗号文から識別子を復号化し、 復号された識別子に基づいて前記暗号文を復号化する復
    号化アルゴリズムを選択し、 選択された復号化アルゴリズムで暗号文を復号化し音声
    圧縮情報を出力し、 前記音声圧縮情報を情報伸長し、音声を出力することを
    特徴とする復号化方法。
JP7123369A 1995-05-23 1995-05-23 無線通信端末、無線基地局及びこれらを有する通信システム Pending JPH08316951A (ja)

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