JPH08316748A - 差動増幅器およびそれを使用する調節可能な直交位相シフタ - Google Patents

差動増幅器およびそれを使用する調節可能な直交位相シフタ

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JPH08316748A
JPH08316748A JP7263321A JP26332195A JPH08316748A JP H08316748 A JPH08316748 A JP H08316748A JP 7263321 A JP7263321 A JP 7263321A JP 26332195 A JP26332195 A JP 26332195A JP H08316748 A JPH08316748 A JP H08316748A
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differential
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shunts
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JP7263321A
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English (en)
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Joannes Mathilda J Sevenhans
ヨアネス・マチルダ・ヨセフス・セーフェンハンス
Eric Duvivier
エリック・デュビビエ
Daniel Sallaerts
ダニエル・サラーツ
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Alcatel Lucent NV
Original Assignee
Alcatel NV
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/16Networks for phase shifting
    • H03H11/22Networks for phase shifting providing two or more phase shifted output signals, e.g. n-phase output

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  • Networks Using Active Elements (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、3ボルト程度の低い電源電圧で動
作し、位相シフトが容易に正確に調節できる調節可能な
直交位相シフタを提供することを目的とする。 【解決手段】 直交位相シフタに使用される差動増幅器
は、バイアストランジスタと抵抗との直列接続によって
構成され、1つの制御信号で同時に制御される並列の電
流分路よりなる二重可変テール電流源を備えた各電流分
路に接続されている1対の二重差動増幅器として構成さ
れ、それは負荷抵抗SRA,SRB と制御電極が接続された第
1のトランジスタT2 ,3 の直列接続よりなる第1およ
び第2の並列の分路と、それら分路と並列の第2のトラ
ンジスタT1 ,4 の主電流路よりなる第3および第4の
分路とを備え、第2のトランジスタT1 ,4 の制御電極
が差動増幅器の入力端子IN+,- を構成し、負荷抵抗と第
1のトランジスタとの接続点が差動増幅器の出力端子OU
T+,-を構成していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力と、直交する
第1および第2の出力信号をそれぞれ出力される第1お
よび第2の出力とを有する調節可能な直交位相シフタに
関し、前記入力は、第1のフィルタ回路と第1の増幅器
と第1の加算回路との縦続接続を介して前記第1の出力
へ、および第2のフィルタ回路と第2の増幅器と第2の
加算回路との縦続接続を介して前記第2の出力へ結合さ
れ、第1のフィルタ回路と第1の増幅器との接合点は第
1の装置を介して前記第2の加算回路に結合され、前記
第2のフィルタ回路と第2の増幅器との接合点は第2の
装置を介して前記第1の加算回路に結合され、前記第1
と第2の装置の各々は位相調整信号によって制御され
る。
【0002】
【従来の技術】そのような直交位相シフタは、例えば19
94年8月3日公開の欧州特許出願 EP-A1-0608577号明細
書(Sevenhans 17)、BELL TELEPHONE MANUFACTURING C
OMPANYN.V. に記載されている。それにおいて、第1お
よび第2のフィルタ回路は、入力に供給される信号に対
して約+45°および−45°位相シフトされた第1お
よび第2のフィルタ出力信号をそれぞれ供給する。これ
らのほぼ直交するフィルタ出力信号は、その第1および
第2の増幅器によって各分路内で増幅される。この公知
の位相シフタで使用される上述の第1/第2の装置はそ
れぞれ、第1/第2の装置により小さい出力信号、即ち
第1/第2のフィルタ出力信号と同じ位相を有するが、
より小さい振幅を有する信号を供給するために、第1/
第2のフィルタ回路の第1/第2の出力信号と位相調整
信号を乗算する第1/第2の乗算器である。装置のより
小さい出力信号は、第2/第1の加算回路によって反対
側の分路のより大きい増幅された第1/第2のフィルタ
出力信号にベクトル的に加算され、これらの加算の結
果、第2および第1の直交する出力信号が得られる。こ
れらの2つの出力信号間の正確な90°の角度は、装置
のより小さい出力信号の振幅および/或いは符号を変更
することによって得ることができる。この変更は、装
置、即ち乗算器を制御する位相調整信号を変化すること
によって行われる。例えば、この位相調整信号は第1と
第2の出力信号間の位相シフトを測定する外部制御回路
によって供給される。
【0003】この公知の位相シフタは、GSM(移動通
信用グローバルシステム)および他の無線送信機および
受信機において使用され、それにおいて正確な90°の
位相シフトが、送信機の十分な鏡像の排除が得られ、受
信機内のベースバンドの位相のI(同相)およびQ(直
交位相)ベクトル信号間に正確な90°の位相差を有す
るために必要である。
【0004】過去数年間に亘って、シリコンバイポーラ
およびGaAs MMIC(マイクロ波モノリシック集
積回路)は、ワイヤレスホンの無線トランシーバ用とし
て競争をしてきた。その回路は5ボルトの電源が必要で
あったので、公知のギルバートセルは乗算器として完璧
に使用されることができた。そのようなギルバートセル
は、例えば“Analysis and design of analog integrra
ted circuits”, P. R. Gray氏および R. G. Mayer氏
著、J. Wiley & Sons 出版、ニューヨーク、1997年
の特に 563乃至 575頁に説明されている。それは、接地
電位とVCC(5ボルト)電源端子との間にトランジス
タの3つのレベル、即ちバイアス信号或いは電流源入力
レベル、無線信号入力レベル、および局所部発振器入力
レベルを有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】今日、設計者は、次の
ステップ、即ちバッテリで動作される無線電話において
3ボルトの電源を使用するために努力している。そのよ
うな3ボルトの電源は、±10%の公差を有し、バッテ
リの数、コスト、送受話器の体積および重量の低減を可
能にする。しかしながら、それぞれ1ボルト、即ち合計
で3ボルトのトランジスタのコレクタ・エミッタ間の電
圧降下(VCE)が生じ、特に電源電圧がバッテリの周
期の最後で2.7ボルトへ下がる時は、有効信号のため
の余裕(headroom)を残さないので、上の3つのトラン
ジスタのレベルのギルバートセルは、最早使用できな
い。従って新しい回路を設計する必要がある。
【0006】上の公知の位相シフタに関する別の問題
は、加算回路へ供給される異なる信号、即ち装置の小さ
い出力と増幅器の出力の大きい信号の振幅差が比較的に
大きいことである。即ち、トランジスタ技術において
は、例えば Millman氏およびTaub氏著(1965年)の
McGraw −Hill “Pulse, Digital and Switching Wav
eforms”の 121乃至126 頁において、トランジスタの短
絡共通エミッタの電流利得が1に達し、トランジスタを
使用する増幅器の帯域幅に対応する転移周波数“fT”
は、このトランジスタのエミッタ・コレククタ間の電圧
および/或いはエミッタ電流の関数として著しく変化す
ることが知られている。第1および第2の増幅器並びに
ギルバートセル内に具備される増幅器へ供給される上記
の信号の大きい振幅差のために、その利得を制御するの
が容易でないことは明らかである。その結果、公知の位
相シフタの調節は比較的困難である。これは、無線送信
機或いは受信機が動作する周波数が高い場合に特に当て
はまる。
【0007】本発明の目的は、上の公知の型式の調節可
能な直交位相シフタを提供することであり、それはより
低い電源電圧、例えば3ボルトで動作するように調整さ
れ、その2つの出力信号間の位相シフトが容易に正確に
調節されることができる必要がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によると、この目
的は前記第1および第2の装置が前記第1および第2の
増幅器に類似する第3および第4の増幅器によって構成
され、前記増幅器のそれぞれが前記位相調整信号によっ
て制御される別々の可変テール電流源に結合され、前記
第1の加算回路が前記第1および第4の増幅器の出力信
号を減算することによって前記第1の出力信号を供給
し、前記第2の加算回路が前記第2および第3の増幅器
の出力信号を加算することによって前記第2の出力信号
を供給することによって達成される。
【0009】この方法において、ギルバートセルの使用
は避けられ、位相シフタは、例えば3ボルトの比較的に
低い電源電圧で動作するように構成される。さらに、4
つの増幅器は類似しており、テール電流源を介して同じ
位相調整信号によって制御されるので、それらは全て同
じ変換周波数fTであり、即ちそれらは同じ帯域幅を有
する。これらの増幅器の出力信号は、同じ振幅を有し、
以下で説明されるように、位相シフタは同じ値によって
これらの振幅を同時に変化させることによって容易に正
確に調節させることができる。
【0010】本発明の別の特徴は、前記第1のフィルタ
回路が平衡な抵抗キャパシタ積分器であり、前記第2の
フィルタ回路が平衡なキャパシタ抵抗微分器であり、4
つの増幅器が、各々第1および第2の出力を有する差動
演算増幅器であることである。
【0011】この方法において、本発明の直交位相シフ
タは、シングルエンドの装置よりも電源の雑音に対する
敏感度が低く、不所望な信号高調波の除去を改善する完
全に平衡な差動装置として機能する。
【0012】より詳細には、4つの増幅器は、前記第1
および第3の増幅器の可変テール電流源を制御する第1
の出力と、前記第2および第4の増幅器の可変テール電
流源を制御する第2の出力とを具備する差動増幅構造を
介して前記位相調整信号によって制御されるように制御
される。
【0013】さらに、前記第1の加算回路において、前
記第1の差動増幅器の第1の出力は、前記第4の差動増
幅器の第2の出力に接続され、前記第1の差動増幅器の
第2の出力は、前記第4の差動増幅器の第1の出力に接
続され、また前記第2の加算回路において、前記第2の
差動増幅器の第1の出力は、前記第3の差動増幅器の第
1の出力に接続され、前記第2の差動増幅器の第2の出
力は、前記第3の差動増幅器の第2の出力に接続され
る。
【0014】比較的に低い電源電圧のために、有効な信
号の無駄な余裕の必要を無くし、位相シフタ内の電流を
正確に制御する必要がある。
【0015】このために、本発明の別の特徴は、前記差
動増幅構造が前記位相調整信号によって差動的に制御さ
れる第1および第2の調節回路を具備し、前記第1の調
節回路が前記第1および第3の増幅器の可変テール電流
源を制御し、前記第2の調節回路が前記第2および第4
の増幅器の可変テール電流源を制御し、前記差動増幅構
造が前記第1の調節回路によって制御された第1の電流
源と前記第2の調節回路によって制御される第2の電流
源とを具備し、前記第1および第2の電流源が前記第1
および第2の調節回路をフィードバックによって制御す
ることである。
【0016】第1および第2の電流源によって行われる
フィードバックによって、差動増幅構造の出力信号は非
常に安定し、4つの増幅器の可変テール電流源は正確に
制御される。
【0017】本発明の位相シフタの4つの差動増幅器の
帯域幅を広げるために、既知の解決案は、これらの対と
なった差動トランジスタの出力で共通ベース段を導入す
ることによってそれらを“カスコード”接続する。しか
しながら、ここで再び低電源電圧はカスコード構造のト
ランジスタのために余裕を残さない。
【0018】従って、本発明の好ましい実施例におい
て、4つの差動増幅器の各々は1対の二重差動増幅器で
あり、前記可変電流源の各々は二重テール電流源であ
る。
【0019】より詳細に説明すると、前記可変テール電
流源は並列の第1および第2の電流分路を具備し、各分
路はバイアストランジスタの主電流路と抵抗との直列接
続によって構成され、両分路の前記バイアストランジス
タは前記位相調整信号によって同時に制御され、前記1
対の二重差動増幅器は、前記第1および第2の電流分路
にそれぞれ接続される第1および第2の並列の分路を備
え、前記並列の分路のそれぞれは、負荷抵抗と制御電極
を相互接続されたトランジスタの主電流路との直列接続
を具備し、前記二重差動増幅器対は、それぞれ第1およ
び第2の分路に並列の第3および第4の分路を具備し、
各々は、差動増幅器の入力を構成する制御電極を有する
トランジスタを具備する。
【0020】さらに、前記第1および第2の並列の分路
のトランジスタの相互接続された両制御電極は、それぞ
れ抵抗を介して前記第3および第4の並列の分路のトラ
ンジスタの制御電極へ、およびそれぞれキャパシタを介
して負荷抵抗と前記トランジスタとの接合点に接続され
る。
【0021】この方法において、トランジスタの2つの
レベルのみが信号に大きな余裕を残して互いの上に積み
重ねられるので、低い電源電圧を依然として使用するこ
とができ、一方で第1および第2の並列の分路のトラン
ジスタは、後で説明されるように共通ベーストランジス
タとして動作するので、帯域幅が広げられる。
【0022】本発明の上記で説明されたものおよび他の
目的並びに特徴は、添付の図面を参照にした実施例の以
下の説明を参照することによって最も良く理解されるで
あろう。
【0023】
【発明の実施の形態】図1に概略的に示される調節可能
な直交位相シフタQPSは、ゼロのIF(中間周波数)
の受信機或いは送信機において使用される差動装置であ
り、そこでは正確で安定した90°の位相シフトが要求
される。QPSは、差動入力信号が供給される入力LO
と、2つの別々の差動出力信号V1 およびV2 が供給さ
れる2つの出力O1 およびO2 とを有する。後で図2の
(a)および(b)を参照にして説明されるように、位
相シフタQPSは、それぞれ出力O1 およびO2 におい
て出力信号と同じ名称の位相ベクトルV1 およびV2 が
直交するように調節可能である。
【0024】入力LOは2つの並列な平衡なフィルタR
CおよびCRに接続される。フィルタRCは、2つの直
列抵抗R1 、R2 および分路キャパシタC1 を具備し、
R1=R2 である平衡な抵抗キャパシタ積分器である。
RCの出力端子LUは、第1の差動演算増幅器B1 の入
力に接続され、その差動出力(+)および(−)は出力
O1 の端子に接続される。相補的に、フィルタCRは2
つの直列キャパシタC2 、C3 、および分路抵抗R3 を
具備した平衡なキャパシタ抵抗微分器であり、C1 =2
C2 =2C3 およびR3 =2R1 =2R2 である。フィ
ルタCRの出力端子LDは、第2の差動演算増幅器A2
の入力に接続され、その差動出力(+)および(−)は
出力端子O2 に接続される。
【0025】フィルタRCの出力、即ち出力端子LUに
おける信号の位相ベクトルは、入力LOに供給される信
号の位相ベクトルに対して約45°上方へシフトされ、
一方でフィルタCRの出力、即ち出力端子LDにおける
信号の位相ベクトルは、LOの信号の位相ベクトルに対
して約45°下方へシフトされる。その結果、LUおよ
びLDにおける2つの位相ベクトルの角度は、約90°
に相当する。この位相シフタQPSは電子チップ内で集
積されるので、エラーは抵抗とキャパシタとの間の技術
的な不整合が原因で発生する。2つの出力信号間で正確
に90°の位相シフトを得るために、回路の以下の部品
が使用される。
【0026】出力端子LUは第3の差動演算増幅器B2
の入力に接続され、その差動出力(+)および(−)は
第2の増幅器A2 の出力O2 の同極の端子に接続され
る。これらの端子は、各負荷抵抗SR1 およびSR2 を
経由して+3ボルトの電源VCCに接続されて、代数的
加算回路SDを構成し、ここで増幅器A2 およびB2の
出力電流が加えられる。対応する出力電圧は負荷抵抗S
R1 およびSR2 の両端間に得られる。
【0027】同じように、端子LDは第4の差動演算増
幅器A1 の入力に接続され、その差動出力(+)および
(−)は第1の増幅器B1 の出力O1 の反対極性の端子
に接続される。これらの端子は各負荷抵抗SR4 および
SR3 を介して電子VCCに接続され、代数的加算回路
SUを構成し、B1 およびA1 の出力電流は減算され
る。対応する出力電圧は、負荷抵抗SR3 およびSR4
の両端間に得られる。
【0028】4つの差動増幅器B1 、A2 、B2 、およ
びA1 は、各テール電流源IB1 、IA2 、IB2 、お
よびIA1 に接続され、それらは接地端子GNDに接続
されており、差動増幅器装置PAAを経由して供給され
る外部差動位相調整制御信号PASによって制御され
る。より詳細に説明すると、増幅器PAAの1方の出力
(+)は電流源IB1 およびIB2 を制御し、他方の出
力(−)は電流源IA2およびIA1 を制御する。位相
調整信号PASは、例えば、出力端子O1 およびO2 に
おける信号間の位相シフトを測定する外部制御回路(図
示されていない)によって供給されることができる。
【0029】図1の直交位相シフタQPSの動作は、図
2の(a)および(b)に関連して以下で説明される
が、そこで増幅器B1 、A2 、B2 、およびA1 の出力
における信号は、それらの同じ符号の位相ベクトルによ
って示され、出力信号はそれらの位相ベクトルV1 およ
びV2 によって示される。
【0030】QPSの通常の動作状態において、ベクト
ルB1 、A2 、B2 、およびA1 はそれぞれb1 、a2
、b2 、およびa1 に等しく、全て同じ絶対値の振幅
を有する。上の相互接続によって、b1 およびb2 は同
一の位相方向を有し、a1 およびa2 に直交する。さら
に、加算回路SUはb1 からa1 を減算するので、それ
はb1 と−a1 を加えるのと同じであることが分かる。
このため、図2にはa1ではなく−a1 が示されてい
る。出力位相ベクトルV1 およびV2 は、それぞれSU
においてb1 と−a1 を、SDにおいてb2 とa2 をベ
クトル的に加算することによって得られる。ベクトルb
1 、a2 、b2 およびa1 の振幅は同じであるので、出
力ベクトルV1 およびV2 は直交する。
【0031】V1 とV2 との間の角度が正確に90°に
相当しない場合、位相調整信号PASの制御のもとで以
下の補正を行うことができる。
【0032】V1 とV2 との間の角度が90°に対して
大きすぎる場合、位相調整信号PASはテール電流源I
B1 、IA2 、IB2 、およびIA1 を制御して、図2
の(a)に示されるように、位相ベクトルb1 、b2 を
それぞれb´1 、b´2 へ拡大し、同時に位相ベクトル
a2 、−a1 をa´2 、−a´1 へ縮小する。各位相ベ
クトルb1 、b2 、およびa1 、a2 の拡大および縮小
値は、全てのこれらのベクトルに対して同じである。そ
の結果、位相ベクトルV1 はV´1 へ向って角度αだけ
上方へシフトされ、V´1 はb´1 と−a´1 の和に等
しく、一方位相ベクトルV2 もV´2 へ向って同じ角度
αだけ上方へシフトされ、V´2 はb´2 とa´2 の和
に等しい。
【0033】反対に、V1 とV2 との間の角度が90°
に対して小さすぎる場合、位相調整信号PASはテール
電流源IB1 、IA2 、IB2 、およびIA1 を制御し
て、図2の(b)に示されるように、位相ベクトルb1
およびb2 をb''1 およびb''2 へ縮小し、同時に位相
ベクトルa2 および−a1 は同じ値でそれぞれa''2お
よび−a''1 へ拡大される。その結果、位相ベクトルV
1 はV''1 へ向って下方へ角度βだけシフトされ、V''
1 はb''1 と−a''1 の和に等しく、位相ベクトルV2
もV''2 へ向って下方へ同じ角度βでシフトされ、角度
βはb''2 とa''2 の和に等しい。
【0034】調節の線形範囲内で、±6°の補正が実際
に可能である。
【0035】4つの位相ベクトルb1 、a2 、b2 、お
よびa1 の振幅を−25乃至+75°Cの温度範囲と、
2.7乃至3.3ボルトの間で変化する電源電圧の範囲
内で一定に保つために、この直交位相シフタQPSは、
差動増幅器装置PAA内に形成されたフィードバック共
通モード制御ループを具備する。
【0036】この差動増幅器装置PAAの目的は、テー
ル電流源IB1 、IA2 、IB2 、およびIA1 を正確
に制御することであり、その構造は、直交位相シフタQ
PSをより詳細に示す図3に示されている。
【0037】この図3において、増幅器B1 、A2 、B
2 、およびA1 は、1対の差動NPNトランジスタであ
り、そのベース電極は増幅器の入力であり、そのコレク
タ電極はその出力である。これらのトランジスタのエミ
ッタの電極は、増幅器に結合されるテール電流源、即ち
IB1 、IA2 、IB2 、およびIA1 にそれぞれ一緒
に接続される。これらの各電流源は、増幅器のトランジ
スタのエミッタと接地端子GNDとの間に、NPNトラ
ンジスタのコレクタからエミッタへの経路および抵抗と
直列に接続されている。前記トランジスタのベース電極
は、上で説明されたように差動増幅器装置PAAの出力
に接続されている。増幅器B1 、A2 、B2 、A1 、電
流源IB1 、IA2 、IB2 、IA1 、およびPQSの
回路RC、CR、SU、SDは全て、当業者に良く知ら
れた構造であるので、以下で詳細に説明する必要はな
い。
【0038】増幅器装置PAAは、1対の差動NPNト
ランジスタTD1 およびTD2 を具備し、外部差動位相
調整制御信号PASがそれらのベース電極に接続されて
いる。この差動入力信号PASは、例えば前段のデジタ
ルアナログ変換器(図示されていない)によって供給さ
れる。トランジスタTD1 およびTD2 のエミッタの電
極は、NPNトランジスタTPAのコレクタからエミッ
タへの経路と、接地端子GNDに接続された抵抗RPA
との直列接続によって構成される定電流源に一緒に接続
される。一定の“バンドギャップ”バイアス電圧VBA
は、トランジスタTPAおよび抵抗RPAにおいて一定
の電流を維持するためにトランジスタTPAのベース電
極に供給される。電源端子VCCは、それぞれ並列の抵
抗RI2およびRI3 と直列の共通の抵抗RI1 を経由
してトランジスタTD1 およびTD2 のコレクタ電極に
接続される。トランジスタTD1 およびTD2 のコレク
タ電極は、それぞれNPNのトランジスタTI1 および
TI2 のベース電極に接続される。トランジスタTI1
およびTI2 は、それぞれ定電流源IP1 およびIP2
を経由してVCC電源端子と接地端子GNDとの間に接
続されたコレクタ・エミッタ路を有するエミッタフォロ
アとして配置される。トランジスタTI1 およびTI2
のエミッタの電極は増幅器装置PAAの出力を構成し、
それにバイアス電圧を供給することによって電流源IB
1 、IA2 、IB2 、およびIA1 を制御する。より詳
細には、トランジスタTI1 のエミッタの電極は電流源
IB1およびIB2 内に具備されるトランジスタのベー
ス電極に接続され、トランジスタTI2 のエミッタの電
極は電流源IA1 およびIA2 に接続される。
【0039】温度変化によって抵抗およびトランジスタ
のベース・エミッタ間の電圧(VBE)の変動の可能性
に対して補償するために、増幅器装置PAAは2つのフ
ィードバックブランチを具備する。出力位相ベクトルV
1 とV2 との間の角度を調節するために使用される位相
ベクトルb1 、a2 、b2 、およびa1 は異なる振幅を
有し、それらの和(或いは差)、即ちV1 およびV2 は
一定状態を維持する必要があるので、これらのブランチ
は共通モードのフィードバックを行う。
【0040】各フィードバックブランチは電流源を具備
し、それぞれ接地GNDに接続される抵抗RI4 、RI
5 と直列のNPNトランジスタTI3 、TI4 のコレク
タ・エミッタ路を有する。トランジスタTI3 、TI4
のコレクタ電極は抵抗RI1、RI2 、RI3 の共通接
合点に接続され、それらのベース電極は増幅器装置PA
Aの出力、即ちトランジスタTI1 およびTI2 の各エ
ミッタの電極に接続される。
【0041】電流源(TI3 、RI4 )を流れる電流は
位相ベクトルb2 およびb1 に比例し、一方、電流源
(TI4 、RI5 )を流れる電流は位相ベクトルa1 お
よびa2 に比例する。これらの電流の和は一定であり、
抵抗RI1 を横切る電圧降下を決定する。この電圧降下
は、エミッタフォロアのトランジスタTI1 およびTI
2 のベース電極における電圧を制御して、フィードバッ
クループが閉じられる。この方法において、a1 および
a2 の位相ベクトルの同量の減少に対応するb2および
b1 の位相ベクトルの増加は正確に制御される。
【0042】上記の位相シフタは完全な差動装置として
説明されたが、シングルエンド回路を使用することによ
って同様の結果を得ることも可能である。しかしなが
ら、差動回路は、入来する信号が歪んだ場合に電源雑音
および第2高調波の排除を改善する効果を有する。
【0043】本発明の位相シフタの好ましい実施例にお
いて、4つの差動増幅器B1 、A2、B2 、A1 はそれ
ぞれ、以下で説明されるように、帯域幅を広げるために
二重差動増幅器対によって置換される。
【0044】差動増幅器の帯域幅は、カスコード構造を
使用することによって有効に最適化できることは既に知
られている。そのようなカスコード構造は概して、差動
増幅器の上部に共通ベーストランジスタ段を加えること
によって、即ち差動増幅器の2つのトランジスタのコレ
クタ電極に共通ベーストランジスタを接続することによ
って得られる。しかしながら、ここでは電源電圧が3ボ
ルトに制限されているので、電源端子VCCと接地端子
GNDとの間にそのようなトランジスタの追加のレベル
を加えるための余裕は残されていない。従って、帯域幅
に関して同様の効果を得るために、上記の差動増幅器B
1 、A2 、B2 、A1 は、二重差動増幅器対によって効
果的に置換され、関連した各電流源IB1 、IA2 、I
B2 、IA1 は二重テール電流源によって置換される。
図4に示されるそのような構造は、上の負荷抵抗SR1
乃至SR4 に相当する負荷抵抗SRA、SRBも具備
し、一般にDDPAと呼ばれている。
【0045】DDPAは、差動入力端子IN+とIN
−、および上の装置の出力端子O1 或いはO2 に相当す
る差動出力端子OUT+とOUT−を有する。二重差動
対構造DDPAにおいて、上記の電流源IB1 、IA2
、IB2 、或いはIA1 は、二重テール電流源によっ
て、即ち各々がバイアスNPNトランジスタのコレクタ
・エミッタ路と接地端子GNDに接続されている抵抗と
の直列接続を含む2つの並列電流分路によって置換され
る。2つの電流分路は、それらのバイアストランジスタ
のベース電極を介して同時に制御される。各電流分路
は、それぞれ負荷抵抗SRA、SRBと直列のNPNト
ランジスタT2 、T3 のエミッタ・コレクタ路を含む増
幅器の別々の分路を経由して電源端子VCCに結合され
る。出力端子OUT+、OUT−は、トランジスタT2
、T3 のコレクタ電極と関係する負荷抵抗SRA、S
RBとの接合点にそれぞれ接続される。各分路(T2 、
SRA)、および(T3 、SRB)は、それぞれトラン
ジスタT2 、T3 のエミッタ電極と電源端子VCCとの
間に第2のトランジスタT1 、T4 のエミッタ・コレク
タ路を有する第2の分路が並列に接続される。トランジ
スタT2 およびT3 のベース電極は、キャパシタCを経
由して、各コレクタ電極、即ち出力端子OUT+および
OUT−に相互接続されて結合される。差動入力端子I
N+およびIN−はトランジスタT1 およびT4 のベー
ス電極に接続され、このベース電極はキャパシタCを経
由して各トランジスタのコレクタ電極にも接続される。
トランジスタT1 およびT4 のベース電極は、高いイン
ピーダンスの抵抗Rを経由してトランジスタT2 および
T3 のベース電極にもそれぞれ接続され、それによって
DCベース電流は、AC入力信号に影響を及ぼすことな
く、トランジスタT2 およびT3のベースに供給され
る。
【0046】トランジスタT2 およびT3 のエミッタが
トランジスタT1 およびT4 の低いインピーダンスのエ
ミッタから駆動されることを除いて、中間のベース節点
が入力端子IN+/IN−において平衡された入力に対
して実質的に接地されるので、2つのトランジスタT2
およびT3 は共通ベーストランジスタとして動作する。
しかし、少なくともコレクタ・ベース間のキャパシタに
よるミラー効果はなくなり、帯域は二重テール電流を犠
牲にすることによって拡大される。
【0047】本発明の原理は特定の装置に関して上で説
明されたが、この説明は例示的に行われ、本発明の範囲
を制限するものではないことが明白に理解されるであろ
う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の調節可能な直交位相シフタの概略図。
【図2】図1の位相シフタにおいて使用される信号の位
相ベクトル図。
【図3】図1の位相シフタの詳細図。
【図4】図1の増幅器の好ましい実施例の回路図。
フロントページの続き (72)発明者 エリック・デュビビエ ベルギー国、ベー − 6150 アンダーリ ュエス、リュ・ジュール・デストレー 194 (72)発明者 ダニエル・サラーツ ベルギー国、ベー − 3200 アールスホ ット、デュベークストラート 122

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テール電流源に結合され、差動入力端子
    および差動出力端子を有する差動増幅器において、 前記テール電流源が並列の第1および第2の電流分路を
    具備する二重可変テール電流源であり、各電流分路がバ
    イアストランジスタの主電流路と抵抗との直列接続によ
    って構成され、両方の電流分路の前記バイアストランジ
    スタが1つの制御信号によって同時に制御され、 前記差動増幅器が、それぞれ前記第1および第2の電流
    分路に接続されている第1および第2の並列の分路を具
    備する1対の二重差動増幅器であり、前記並列の分路の
    それぞれが負荷抵抗と制御電極が相互接続された第1の
    トランジスタの主電流路との直列接続を具備し、さらに
    前記1対の二重差動増幅器がそれぞれ前記第1および第
    2の分路と並列の第2のトランジスタの主電流路によっ
    て構成され第3および第4の分路を具備し、第2のトラ
    ンジスタの制御電極がそれぞれ前記差動増幅器の前記入
    力端子の1つを構成し、前記負荷抵抗と前記第1のトラ
    ンジスタとの接続点が前記差動増幅器の前記出力端子を
    構成していることを特徴とする差動増幅器。
  2. 【請求項2】 前記第1のトランジスタの相互接続され
    た制御電極が、各第2の抵抗を介して前記第2のトラン
    ジスタの制御電極、および各キャパシタを介して負荷抵
    抗と前記第1のトランジスタとの接続点の両方に接続さ
    れている請求項1記載の差動増幅器。
  3. 【請求項3】 全ての前記トランジスタがバイポーラト
    ランジスタである請求項1記載の差動増幅器。
  4. 【請求項4】 入力端子と、直交する第1および第2の
    出力信号をそれぞれ出力する第1および第2の出力端子
    とを有する調節可能な直交位相シフタであって、前記入
    力端子が第1のフィルタ回路と第1の差動増幅器と第1
    の加算回路との縦続接続によって前記第1の出力端子に
    結合されると共に、第2のフィルタ回路と第2の差動増
    幅器と第2の加算回路との縦続接続によって前記第2の
    出力端子に結合され、前記第1のフィルタ回路と前記第
    1の差動増幅器との接続点が第3の差動増幅器を介して
    前記第2の加算回路に結合され、前記第2のフィルタ回
    路と前記第2の差動増幅器との接合点が、第4の差動増
    幅器を介して前記第1の加算回路に結合され、前記第1
    の加算回路が、前記第1および第4の差動増幅器の出力
    信号を減算することによって前記第1の出力信号を供給
    し、前記第2の加算回路が、前記第2および第3の差動
    増幅器の出力信号を加算するとによって前記第2の出力
    信号を供給する直交位相シフタにおいて前記第1、第
    2、第3、第4の差動増幅器として使用され、 それぞれの差動増幅器の可変テール電流源のバイアスト
    ランジスタが位相調整信号である前記制御信号によって
    制御されることを特徴とする請求項1記載の差動増幅
    器。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2、第3、および第4の差
    動増幅器が差動増幅構造を介して前記位相調整信号によ
    って制御されるように調整され、その第1の出力が前記
    第1および第3の差動増幅器の可変テール電流源を制御
    し、その第2の出力が前記第2および第4の差動増幅器
    の可変テール電流源を制御する請求項4記載の差動増幅
    器。
  6. 【請求項6】 前記差動増幅装置が、前記位相調整信号
    によって差動的に制御される第1および第2の調節回路
    を具備し、前記第1の調節回路が、前記第1および第3
    の差動増幅器の可変テール電流源を制御し、前記第2の
    調節回路が前記第2および第4の差動増幅器の可変テー
    ル電流源を制御し、前記差動増幅構造が前記第1の調節
    回路によって制御される第1の電流源と前記第2の調節
    回路によって制御される第2の電流源とを具備し、前記
    第1および第2の電流源が前記第1および第2の調節回
    路をフィードバックによって制御する請求項5記載の差
    動増幅器。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の調節回路のトラン
    ジスタがエミッタフォロアとして接続されている請求項
    6記載の差動増幅器。
  8. 【請求項8】 前記第1の加算回路において、前記第1
    の差動増幅器の第1の出力が前記第4の差動増幅器の第
    2の出力に接続され、前記第1の差動増幅器の第2の出
    力が前記第4の差動増幅器の第1の出力に接続され、前
    記第2の加算回路において、前記第2の差動増幅器の第
    1の出力が前記第3の差動増幅器の第1の出力に接続さ
    れ、前記第2の差動増幅器の第2の出力が前記第3の差
    動増幅器の第2の出力に接続され、前記第1の出力が前
    記差動増幅器の正の出力であり、前記第2の出力が前記
    差動増幅器の負の出力である請求項4記載の差動増幅
    器。
  9. 【請求項9】 前記第1のフィルタ回路が平衡な抵抗キ
    ャパシタ積分器であり、前記第2のフィルタ回路が平衡
    なキャパシタ抵抗微分器である請求項4記載の差動増幅
    器。
JP7263321A 1994-10-11 1995-10-11 差動増幅器およびそれを使用する調節可能な直交位相シフタ Pending JPH08316748A (ja)

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