JPH0831598A - 電子線形加速器 - Google Patents
電子線形加速器Info
- Publication number
- JPH0831598A JPH0831598A JP16812494A JP16812494A JPH0831598A JP H0831598 A JPH0831598 A JP H0831598A JP 16812494 A JP16812494 A JP 16812494A JP 16812494 A JP16812494 A JP 16812494A JP H0831598 A JPH0831598 A JP H0831598A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- klystron
- vacuum
- waveguide
- electron
- linear accelerator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Particle Accelerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加速管に大きなマイクロ波パワーを投入でき
る電子線形加速器を提供する。 【構成】 クライストロン34と加速管32の間を真空
導波管1で直接接続するとともに、真空導波管1を同一
垂直平面に沿わせて設ける。従来のようにベロー38や
高周波窓39やE面ベンド導波管44で放電が発生しク
ライストロン34が破損することがない。
る電子線形加速器を提供する。 【構成】 クライストロン34と加速管32の間を真空
導波管1で直接接続するとともに、真空導波管1を同一
垂直平面に沿わせて設ける。従来のようにベロー38や
高周波窓39やE面ベンド導波管44で放電が発生しク
ライストロン34が破損することがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子線形加速器に関
し、特に、電子ビームを出射する電子銃と、その電子銃
から出射された電子ビームを、所定のエネルギを有する
ように加速するための加速管と、その加速管に電子ビー
ムを加速するためのマイクロ波エネルギを供給するクラ
イストロンとを備えた電子線形加速器に関する。
し、特に、電子ビームを出射する電子銃と、その電子銃
から出射された電子ビームを、所定のエネルギを有する
ように加速するための加速管と、その加速管に電子ビー
ムを加速するためのマイクロ波エネルギを供給するクラ
イストロンとを備えた電子線形加速器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、シンクロトロン放射光装置
(たとえば、材料分析装置、超超LSI用の露光装置、
医学用診断装置)の電子ビーム源として電子線形加速器
が使用されている。
(たとえば、材料分析装置、超超LSI用の露光装置、
医学用診断装置)の電子ビーム源として電子線形加速器
が使用されている。
【0003】図5は従来の電子線形加速器の構成を示す
平面図である。図5を参照して、この電子線形加速器
は、電子銃31、加速管32およびクライストロンシス
テム33を備え、クライストロンシステム33は、クラ
イストロン34、クライストロンタンク35および制御
電源36を含む。また、この電子線形加速器は、クライ
ストロン34と加速管32のマイクロ波投入口32aの
間に設けられた真空導波管37、ベロー38および高周
波窓39を備える。また、この電子線形加速器は、高周
波窓39の近傍に設けられた光センサ40と、排気管4
1を介して真空導波管37に接続されたイオンポンプ
(真空ポンプ)42を備える。
平面図である。図5を参照して、この電子線形加速器
は、電子銃31、加速管32およびクライストロンシス
テム33を備え、クライストロンシステム33は、クラ
イストロン34、クライストロンタンク35および制御
電源36を含む。また、この電子線形加速器は、クライ
ストロン34と加速管32のマイクロ波投入口32aの
間に設けられた真空導波管37、ベロー38および高周
波窓39を備える。また、この電子線形加速器は、高周
波窓39の近傍に設けられた光センサ40と、排気管4
1を介して真空導波管37に接続されたイオンポンプ
(真空ポンプ)42を備える。
【0004】電子銃31は、たとえば熱陰極管構造をし
ており、所定の電流値の電子ビームEBを加速管32内
に出射する。
ており、所定の電流値の電子ビームEBを加速管32内
に出射する。
【0005】加速管32は、円筒導波管の中に複数のデ
ィスク(中心に孔があけられた円板)を所定の間隔で設
けたものである。
ィスク(中心に孔があけられた円板)を所定の間隔で設
けたものである。
【0006】クライストロンシステム33は、所定の周
波数(2856Hz)で発振する発振器であり、加速管
32内に所定のパワーのマイクロ波を供給して加速管3
2内に加速電場を形成するものである。クライストロン
34は発振管であり、クライストロンタンク35はその
ソケットに相当するものである。クライストロンタンク
35は多量の絶縁オイルを含む重量物であるので、図6
に示すように、床面43に直接設置される。
波数(2856Hz)で発振する発振器であり、加速管
32内に所定のパワーのマイクロ波を供給して加速管3
2内に加速電場を形成するものである。クライストロン
34は発振管であり、クライストロンタンク35はその
ソケットに相当するものである。クライストロンタンク
35は多量の絶縁オイルを含む重量物であるので、図6
に示すように、床面43に直接設置される。
【0007】真空導波管37は、長方形の開口部を持つ
金属製の筒であり、クライストロン4から出射されたマ
イクロ波をベロー38および高周波窓39を介して加速
管32に伝搬させる。
金属製の筒であり、クライストロン4から出射されたマ
イクロ波をベロー38および高周波窓39を介して加速
管32に伝搬させる。
【0008】ベロー38は、設置工事の際にクライスト
ロン34と加速管32の微妙な位置ずれを吸収するため
に設けられている。すなわち、加速管23もクライスト
ロンタンク35も重量物であるので、床面43に設置し
た後に微妙な位置ずれを修正することが容易でないから
である。
ロン34と加速管32の微妙な位置ずれを吸収するため
に設けられている。すなわち、加速管23もクライスト
ロンタンク35も重量物であるので、床面43に設置し
た後に微妙な位置ずれを修正することが容易でないから
である。
【0009】高周波窓39は、高純度のアルミナセラミ
ックで形成されており、マイクロ波を通すが気体を通さ
ない特性を持つ。高周波窓39は、数年に一度クライス
トロン34を交換する際に加速管32内が大気にさらさ
れるのを防止するために設けられる。
ックで形成されており、マイクロ波を通すが気体を通さ
ない特性を持つ。高周波窓39は、数年に一度クライス
トロン34を交換する際に加速管32内が大気にさらさ
れるのを防止するために設けられる。
【0010】光センサ40は、高周波窓39の放電を検
知してクライストロンシステム33の制御電源36の出
力を停止させクライストロン34の発振を停止させるた
めに設けられている。放電が発生した場合にクライスト
ロン34の発振を停止させないとクライストロン34が
破損するからである。光センサ40を高周波窓39の近
傍に設けているのは、マイクロ波パワーが直接通過する
高周波窓39で最も放電が生じやすいからである。
知してクライストロンシステム33の制御電源36の出
力を停止させクライストロン34の発振を停止させるた
めに設けられている。放電が発生した場合にクライスト
ロン34の発振を停止させないとクライストロン34が
破損するからである。光センサ40を高周波窓39の近
傍に設けているのは、マイクロ波パワーが直接通過する
高周波窓39で最も放電が生じやすいからである。
【0011】高周波窓39以外では、ベロー38で放電
が生じやすい。ベロー38の内面の凸部で電気力線の密
度が高くなるからである。
が生じやすい。ベロー38の内面の凸部で電気力線の密
度が高くなるからである。
【0012】また、図7に示すように、上方から見て真
空導波管37に折れ曲がり部37aがある場合、その部
分で放電が発生しやすい。すなわち、そのような折れ曲
がり部37aがある場合は少なくとも一箇所にE面ベン
ド導波管44が使用される。E面ベンド導波管44は、
図8に示すように、長方形の開口部を持ち、開口部の長
辺を内側にして折り曲げられた形状をしている。この開
口部をマイクロ波が伝搬するとき開口部の短辺方向に電
気力線が生じる。従って、折れ曲がり部の内側の角(開
口部の長辺)で電気力線の密度が高くなり、放電が発生
しやすい。
空導波管37に折れ曲がり部37aがある場合、その部
分で放電が発生しやすい。すなわち、そのような折れ曲
がり部37aがある場合は少なくとも一箇所にE面ベン
ド導波管44が使用される。E面ベンド導波管44は、
図8に示すように、長方形の開口部を持ち、開口部の長
辺を内側にして折り曲げられた形状をしている。この開
口部をマイクロ波が伝搬するとき開口部の短辺方向に電
気力線が生じる。従って、折れ曲がり部の内側の角(開
口部の長辺)で電気力線の密度が高くなり、放電が発生
しやすい。
【0013】なお、折れ曲がり部37aにはE面ベンド
導波管44の他にH面ベンド導波管45が使用される。
H面ベンド導波管45は、図9に示すように、長方形の
開口部をもち、開口部の短辺を内側にして折り曲げられ
た形状をしている。この開口部をマイクロ波が伝搬する
ときも開口部の短辺方向に電気力線が生じるが、折れ曲
がり部で電気力線の密度が高くなることはない。したが
って、H面ベンド導波管45では放電が発生しにくい。
なお、上方から見て真空導波管37に折れ曲がり部37
aがない場合は、真空導波管37は直線部とH面ベンド
導波管45のみで構成される。
導波管44の他にH面ベンド導波管45が使用される。
H面ベンド導波管45は、図9に示すように、長方形の
開口部をもち、開口部の短辺を内側にして折り曲げられ
た形状をしている。この開口部をマイクロ波が伝搬する
ときも開口部の短辺方向に電気力線が生じるが、折れ曲
がり部で電気力線の密度が高くなることはない。したが
って、H面ベンド導波管45では放電が発生しにくい。
なお、上方から見て真空導波管37に折れ曲がり部37
aがない場合は、真空導波管37は直線部とH面ベンド
導波管45のみで構成される。
【0014】次に、この電子線形加速器の動作について
説明する。まず、電子銃31、加速管32および真空導
波管37内を高真空(1×10-8Torr程度)に排気
する。次いで、クライストロンシステム33から所定の
パワーのマイクロ波を加速管32に供給する。これによ
り、加速管32内に加速電場が形成される。次いで、電
子銃31から所定の電流値の電子ビームEBを出射す
る。電子ビームEBは加速管32内で所定のエネルギに
加速され、たとえば次段の加速管32に出射される。
説明する。まず、電子銃31、加速管32および真空導
波管37内を高真空(1×10-8Torr程度)に排気
する。次いで、クライストロンシステム33から所定の
パワーのマイクロ波を加速管32に供給する。これによ
り、加速管32内に加速電場が形成される。次いで、電
子銃31から所定の電流値の電子ビームEBを出射す
る。電子ビームEBは加速管32内で所定のエネルギに
加速され、たとえば次段の加速管32に出射される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子線形加速器にあっては、上述のとおり、高周波窓
39やベロー38やE面ベンド導波管44で放電が発生
し、クライストロン34が破損するおそれがあること、
高周波窓39やベロー38自体が破損するおそれがあ
ること、排気管41の排気孔からマイクロ波が漏洩す
るおそれがあることから、加速管32に大きなマイクロ
波パワーを投入できなかった。
電子線形加速器にあっては、上述のとおり、高周波窓
39やベロー38やE面ベンド導波管44で放電が発生
し、クライストロン34が破損するおそれがあること、
高周波窓39やベロー38自体が破損するおそれがあ
ること、排気管41の排気孔からマイクロ波が漏洩す
るおそれがあることから、加速管32に大きなマイクロ
波パワーを投入できなかった。
【0016】そのため、従来の電子線形加速器にあって
は、加速管32における加速勾配(単位長さ当たりの電
子ビームEBの加速量)を10(MeV)程度以上にす
ることができず、所望のビームエネルギを得るためには
加速管32を長くせざるを得なかった。
は、加速管32における加速勾配(単位長さ当たりの電
子ビームEBの加速量)を10(MeV)程度以上にす
ることができず、所望のビームエネルギを得るためには
加速管32を長くせざるを得なかった。
【0017】それゆえに、この発明の主たる目的は、加
速管に大きなマイクロ波パワーを投入できる電子線形加
速器を提供することである。
速管に大きなマイクロ波パワーを投入できる電子線形加
速器を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の電子線形加速
器は、電子ビームを出射する電子銃と、前記電子銃から
出射された電子ビームを、所定のエネルギを有するよう
に加速するための加速管と、前記加速管に前記電子ビー
ムを加速するためのマイクロ波エネルギを供給するクラ
イストロンとを備えた電子線形加速器において、前記加
速管と前記クライストロンは真空導波管によって直接接
続されていることを特徴としている。
器は、電子ビームを出射する電子銃と、前記電子銃から
出射された電子ビームを、所定のエネルギを有するよう
に加速するための加速管と、前記加速管に前記電子ビー
ムを加速するためのマイクロ波エネルギを供給するクラ
イストロンとを備えた電子線形加速器において、前記加
速管と前記クライストロンは真空導波管によって直接接
続されていることを特徴としている。
【0019】また、前記真空導波管は同一垂直平面に沿
って設けられていることとしてもよい。
って設けられていることとしてもよい。
【0020】また、前記加速管と前記クライストロンの
位置関係を調整するために、前記クライストロンに関連
して位置調整装置を設けてもよい。
位置関係を調整するために、前記クライストロンに関連
して位置調整装置を設けてもよい。
【0021】また、前記真空導波管内の真空度を測定す
るための真空度測定手段と、前記真空度測定手段によっ
て測定した真空度が所定の値より低下したことに応じて
前記クライストロンの発振を停止させる発振制御手段と
を設けてもよい。
るための真空度測定手段と、前記真空度測定手段によっ
て測定した真空度が所定の値より低下したことに応じて
前記クライストロンの発振を停止させる発振制御手段と
を設けてもよい。
【0022】また、前記真空導波管の側壁に該真空導波
管内を真空に排気するための排気孔が設けられ、該排気
孔の半径r(mm)とその長さL(mm)とその数N
(個)がL≒4rおよびN≒300/r2 の関係式を満
たすこととしてもよい。
管内を真空に排気するための排気孔が設けられ、該排気
孔の半径r(mm)とその長さL(mm)とその数N
(個)がL≒4rおよびN≒300/r2 の関係式を満
たすこととしてもよい。
【0023】
【作用】この発明に係る電子線形加速器にあっては、加
速管とクライストロンを真空導波管によって直接接続す
るので、従来のようにマイクロ波パワーによって高周波
窓やベローで放電が発生したり、それらが破損すること
がない。したがって、従来より大きなマイクロ波パワー
を加速管に投入できる。
速管とクライストロンを真空導波管によって直接接続す
るので、従来のようにマイクロ波パワーによって高周波
窓やベローで放電が発生したり、それらが破損すること
がない。したがって、従来より大きなマイクロ波パワー
を加速管に投入できる。
【0024】また、真空導波管を同一垂直平面に沿わせ
て設ければ、E面ベンド導波管を使用する必要がなく、
E面ベンド導波管で放電が発生することがない。したが
って、従来より大きなマイクロ波パワーを加速管に投入
できる。
て設ければ、E面ベンド導波管を使用する必要がなく、
E面ベンド導波管で放電が発生することがない。したが
って、従来より大きなマイクロ波パワーを加速管に投入
できる。
【0025】また、加速管とクライストロンの位置関係
を調整するための位置調整装置を設ければ、床面に設置
した後の加速管とクライストロンの微妙な位置ずれを調
整することができ、設置工事を容易に行なえる。
を調整するための位置調整装置を設ければ、床面に設置
した後の加速管とクライストロンの微妙な位置ずれを調
整することができ、設置工事を容易に行なえる。
【0026】また、放電の発生などにより真空導波管内
の真空度が所定の値より低下したときにクライストロン
の発振を停止させるようにすれば、クライストロンの破
損を防止できる。
の真空度が所定の値より低下したときにクライストロン
の発振を停止させるようにすれば、クライストロンの破
損を防止できる。
【0027】また、排気孔の半径r(mm)とその長さ
L(mm)とその数N(個)がL≒4rおよびN≒30
0/r2 の関係式を満たすように設定すれば、排気特性
を良好に保ちつつマイクロ波の漏洩を防止できる。
L(mm)とその数N(個)がL≒4rおよびN≒30
0/r2 の関係式を満たすように設定すれば、排気特性
を良好に保ちつつマイクロ波の漏洩を防止できる。
【0028】
【実施例】図1はこの発明の一実施例による電子線形加
速器の構成を示す一部破断した平面図である。図1を参
照して、この電子線形加速器は、電子銃31、加速管3
2およびクライストロンシステム33を備え、クライス
トロンシステム33は、クライストロン34、クライス
トロンタンク35および制御電源36を含む。また、こ
の電子線形加速器は、クライストロン34と加速管32
のマイクロ波投入口32aの間に設けられた真空導波管
1と、排気管2を介して真空導波管1に接続されたイオ
ンポンプ42を備える。
速器の構成を示す一部破断した平面図である。図1を参
照して、この電子線形加速器は、電子銃31、加速管3
2およびクライストロンシステム33を備え、クライス
トロンシステム33は、クライストロン34、クライス
トロンタンク35および制御電源36を含む。また、こ
の電子線形加速器は、クライストロン34と加速管32
のマイクロ波投入口32aの間に設けられた真空導波管
1と、排気管2を介して真空導波管1に接続されたイオ
ンポンプ42を備える。
【0029】この電子線形加速器が図5で示した従来の
電子線形加速器と異なる主な点は、クライストロン34
と加速管32のマイクロ波投入口32aが真空導波管1
によって直接接続されており、従来のようにベロー3
8、高周波窓39および光センサ40が設けられていな
い点である。
電子線形加速器と異なる主な点は、クライストロン34
と加速管32のマイクロ波投入口32aが真空導波管1
によって直接接続されており、従来のようにベロー3
8、高周波窓39および光センサ40が設けられていな
い点である。
【0030】ベロー38は、上述のとおり、設置工事の
際にクライストロン34と加速管32の微妙な位置ずれ
を吸収するために設けられていたが、マイクロ波パワー
を大きくすると破損したり、放電を発生するおそれがあ
った。そこで、この実施例ではベロー38を除去し、ク
ライストロン34と加速管32の位置ずれを吸収する手
段として図2に示すような位置調整装置10をクライス
トロンタンク35に設けた。位置調整装置10は、たと
えばクライストロンタンク35の下部の四隅に固定され
るナット部10aとナット部10aに螺合されるボルト
部10bから構成される。
際にクライストロン34と加速管32の微妙な位置ずれ
を吸収するために設けられていたが、マイクロ波パワー
を大きくすると破損したり、放電を発生するおそれがあ
った。そこで、この実施例ではベロー38を除去し、ク
ライストロン34と加速管32の位置ずれを吸収する手
段として図2に示すような位置調整装置10をクライス
トロンタンク35に設けた。位置調整装置10は、たと
えばクライストロンタンク35の下部の四隅に固定され
るナット部10aとナット部10aに螺合されるボルト
部10bから構成される。
【0031】高周波窓39は、上述のとおり、クライス
トロン34の交換の際に加速管32内が大気にさらされ
るのを防止するために設けられていたが、ベロー38と
同様、マイクロ波パワーを大きくすると破損したり、放
電を発生したりするおそれがあった。クライストロン3
4の交換は数年に一度であり、高周波窓39を除去した
ことによる不利益よりも、利益の方が大きい。
トロン34の交換の際に加速管32内が大気にさらされ
るのを防止するために設けられていたが、ベロー38と
同様、マイクロ波パワーを大きくすると破損したり、放
電を発生したりするおそれがあった。クライストロン3
4の交換は数年に一度であり、高周波窓39を除去した
ことによる不利益よりも、利益の方が大きい。
【0032】光センサ40は、上述のとおり、高周波窓
39の放電による発光を検知してクライストロン34の
発振を停止させるために設けられていたが、この実施例
では高周波窓39とともに除去した。その代わり、真空
導波管1内で放電が発生した場合に真空導波管1内の真
空度が低下することと、イオンポンプ42のイオン電流
が真空度に応じて変化することに着目し、イオン電流が
所定の値を越えた場合にクライストロンシステム33の
制御電源36の出力を停止させることとした。
39の放電による発光を検知してクライストロン34の
発振を停止させるために設けられていたが、この実施例
では高周波窓39とともに除去した。その代わり、真空
導波管1内で放電が発生した場合に真空導波管1内の真
空度が低下することと、イオンポンプ42のイオン電流
が真空度に応じて変化することに着目し、イオン電流が
所定の値を越えた場合にクライストロンシステム33の
制御電源36の出力を停止させることとした。
【0033】また、図7で説明したように、上方から見
て真空導波管37に折れ曲がり部37aがあるとその部
分で放電が発生しやすいので、この実施例では図4に示
すように、真空導波管1はそのような折れ曲がり部37
aを含まないように構成される。すなわち、真空導波管
1は同一垂直平面に沿って設けられ、E面ベンド導波管
44は使用されない。
て真空導波管37に折れ曲がり部37aがあるとその部
分で放電が発生しやすいので、この実施例では図4に示
すように、真空導波管1はそのような折れ曲がり部37
aを含まないように構成される。すなわち、真空導波管
1は同一垂直平面に沿って設けられ、E面ベンド導波管
44は使用されない。
【0034】また、図1の電子線形加速器が図5の従来
の電子線形加速器と異なる他の点は、排気管2の排気孔
3の寸法および数が排気特性が良好で、かつマイクロ波
の漏洩が小さくなるように設定されている点である。従
来は排気特性が良くなるように排気管41にはイオンポ
ンプ42の吸気口と同程度の半径の排気孔が1つ設けら
れていた。
の電子線形加速器と異なる他の点は、排気管2の排気孔
3の寸法および数が排気特性が良好で、かつマイクロ波
の漏洩が小さくなるように設定されている点である。従
来は排気特性が良くなるように排気管41にはイオンポ
ンプ42の吸気口と同程度の半径の排気孔が1つ設けら
れていた。
【0035】図3(a)は排気管2の構成を示す正面
図、図3(b)は図3(a)のX−X線断面図である。
図3を参照して、排気管2は、その一端が真空導波管1
に接合されており、真空導波管1内と導通する複数の排
気孔3と、その他端に設けられたフランジ4を含む。フ
ランジ4は真空ポンプ42の吸気口に接続される。
図、図3(b)は図3(a)のX−X線断面図である。
図3を参照して、排気管2は、その一端が真空導波管1
に接合されており、真空導波管1内と導通する複数の排
気孔3と、その他端に設けられたフランジ4を含む。フ
ランジ4は真空ポンプ42の吸気口に接続される。
【0036】排気孔3の半径r(mm)と、その長さL
(mm)と、その数N(個)は、式L≒4r …と、
式N≒300/r2 …を満たすように設定されてい
る。以下、この理由を詳細に説明する。
(mm)と、その数N(個)は、式L≒4r …と、
式N≒300/r2 …を満たすように設定されてい
る。以下、この理由を詳細に説明する。
【0037】排気孔3の寸法r,Lと数Nは、2つの条
件を満たす必要がある。第1の条件は、真空導波管1か
ら排気孔3に漏れるマイクロ波の漏れ量Wを−60(d
B)以下に抑制できることである。また第2の条件は、
真空導波管1内の到達真空度を2×10-7(Torr)
以下にできることである。
件を満たす必要がある。第1の条件は、真空導波管1か
ら排気孔3に漏れるマイクロ波の漏れ量Wを−60(d
B)以下に抑制できることである。また第2の条件は、
真空導波管1内の到達真空度を2×10-7(Torr)
以下にできることである。
【0038】まず、第1の条件を検討する。排気孔3を
円筒導波管と見なすと、伝搬可能な最低次モードである
TE11モードの遮断波長λc は式λc =2πr/1.8
41=3.4129r …で表され、伝搬定数Γは式
Γ=[(2π/λc )2 −(2π/λ)2 ]1/2 …
で表される。
円筒導波管と見なすと、伝搬可能な最低次モードである
TE11モードの遮断波長λc は式λc =2πr/1.8
41=3.4129r …で表され、伝搬定数Γは式
Γ=[(2π/λc )2 −(2π/λ)2 ]1/2 …
で表される。
【0039】伝搬するマイクロ波の周波数は2856
(MHz)であるので、その波長λは0.105(m)
である。この値と式を式に代入すると、式Γ=5
9.86[(1/32.5r)2 −1]1/2 …が得
られる。
(MHz)であるので、その波長λは0.105(m)
である。この値と式を式に代入すると、式Γ=5
9.86[(1/32.5r)2 −1]1/2 …が得
られる。
【0040】また、排気孔3からの漏れ量W(dB)は
式W=20logexp(−ΓL)=−8.686ΓL
…で表される。ここで漏れ量W=−60(dB)と
し、式を解くと、近似的に式L≒4r …が得ら
れる。
式W=20logexp(−ΓL)=−8.686ΓL
…で表される。ここで漏れ量W=−60(dB)と
し、式を解くと、近似的に式L≒4r …が得ら
れる。
【0041】次に第2の条件を検討する。真空導波管1
内を排気孔3を介して真空ポンプ42で真空引きした場
合、真空ポンプ42の排気速度S(l/s)が実効的に
低下したと見なし得る。それを実効排気速度Seff (l
/s)とすると、式1/Sef f =1/S+1/NC …
が成り立つ。ただし、Cは排気孔3の1個あたりのコ
ンダクタンスである。
内を排気孔3を介して真空ポンプ42で真空引きした場
合、真空ポンプ42の排気速度S(l/s)が実効的に
低下したと見なし得る。それを実効排気速度Seff (l
/s)とすると、式1/Sef f =1/S+1/NC …
が成り立つ。ただし、Cは排気孔3の1個あたりのコ
ンダクタンスである。
【0042】コンダクタンスCは、式C(m3 /S)=
116πr2 ×K2 …で表される。ただし、K2 =
(L/2r+1)A exp(−BL/2r)、A=−
9.541×10-1、B=−6.004×10-3であ
る。
116πr2 ×K2 …で表される。ただし、K2 =
(L/2r+1)A exp(−BL/2r)、A=−
9.541×10-1、B=−6.004×10-3であ
る。
【0043】真空導波管1として規格番号WR284の
ものを使用した場合、その表面積とガス放出率から式p
0 Seff =1.0×10-6(Torrl/s) …が
成り立つ。ただし、p0 はイオンポンプ42の吸気口で
の到達真空度である。
ものを使用した場合、その表面積とガス放出率から式p
0 Seff =1.0×10-6(Torrl/s) …が
成り立つ。ただし、p0 はイオンポンプ42の吸気口で
の到達真空度である。
【0044】我々の電子線形加速器において実測する
と、真空導波管1内で最も真空度が低い位置の真空度
は、イオンポンプ42の吸気口における到達真空度p0
の約4倍低かった。上述のとおり、その最も真空度が低
い位置の真空度を2×10-7(Torr)にしなければ
ならないので、p0 =2×10-7/4=5×10-8(T
orr)となる。
と、真空導波管1内で最も真空度が低い位置の真空度
は、イオンポンプ42の吸気口における到達真空度p0
の約4倍低かった。上述のとおり、その最も真空度が低
い位置の真空度を2×10-7(Torr)にしなければ
ならないので、p0 =2×10-7/4=5×10-8(T
orr)となる。
【0045】この値を式に代入すると、Seff =20
(l/s)となる。さらに、これと式を式に代入す
ると、近似的に式N≒300/r2 …が得られる。
(l/s)となる。さらに、これと式を式に代入す
ると、近似的に式N≒300/r2 …が得られる。
【0046】この実施例においては、ベロー38と高周
波窓39を除去したので、これらがマイクロ波パワーに
よって破損することがない。また、真空導波管37の折
れ曲がり部37aとベロー38と高周波窓39を除去し
たので、これらで放電が発生してクライストロン34が
破損することがない。また、排気孔3の寸法r,Lおよ
び数Nが式を満たすようにしたので、マイクロ波が
排気孔3に漏洩することがない。したがって、従来より
大きなマイクロ波パワーを加速管32内に投入できる。
波窓39を除去したので、これらがマイクロ波パワーに
よって破損することがない。また、真空導波管37の折
れ曲がり部37aとベロー38と高周波窓39を除去し
たので、これらで放電が発生してクライストロン34が
破損することがない。また、排気孔3の寸法r,Lおよ
び数Nが式を満たすようにしたので、マイクロ波が
排気孔3に漏洩することがない。したがって、従来より
大きなマイクロ波パワーを加速管32内に投入できる。
【0047】我々の装置においては加速管32内の加速
勾配を従来の10(MeV)から22(MeV)に倍増
することが可能になり、所望のエネルギを得るために必
要な加速管32の長さを半減することができた。したが
って、シンクロトロン放射光装置の電子ビーム源として
この電子線形加速器を用いれば、システム全体を小型化
することができ、建物コストなどを大幅に削減できる。
勾配を従来の10(MeV)から22(MeV)に倍増
することが可能になり、所望のエネルギを得るために必
要な加速管32の長さを半減することができた。したが
って、シンクロトロン放射光装置の電子ビーム源として
この電子線形加速器を用いれば、システム全体を小型化
することができ、建物コストなどを大幅に削減できる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明にあっては、加
速管とクライストロンと真空導波管によって直接接続す
るので、従来のようにマイクロ波パワーによって高周波
窓やベローで放電が発生したり、それらが破損すること
がない。したがって、従来より大きなマイクロ波パワー
を加速管に投入できる。
速管とクライストロンと真空導波管によって直接接続す
るので、従来のようにマイクロ波パワーによって高周波
窓やベローで放電が発生したり、それらが破損すること
がない。したがって、従来より大きなマイクロ波パワー
を加速管に投入できる。
【0049】また、真空導波管を同一垂直平面に沿わせ
て設ければ、E面ベンド導波管を使用する必要がなく、
E面ベンド導波管で放電が発生することがない。したが
って、従来より大きなマイクロ波パワーを加速管に投入
できる。
て設ければ、E面ベンド導波管を使用する必要がなく、
E面ベンド導波管で放電が発生することがない。したが
って、従来より大きなマイクロ波パワーを加速管に投入
できる。
【0050】また、加速管とクライストロンの位置関係
を調整するための位置調整装置を設ければ、床面に設置
した後の加速管とクライストロンの微妙な位置ずれを調
整することができ、設置工事を容易に行なえる。
を調整するための位置調整装置を設ければ、床面に設置
した後の加速管とクライストロンの微妙な位置ずれを調
整することができ、設置工事を容易に行なえる。
【0051】また、放電の発生などにより真空導波管内
の真空度が所定の値より低下したときにクライストロン
の発振を停止させるようにすれば、クライストロンが破
損することを防止できる。
の真空度が所定の値より低下したときにクライストロン
の発振を停止させるようにすれば、クライストロンが破
損することを防止できる。
【0052】また、排気孔の半径r(mm)とその長さ
L(mm)とその数N(個)がL≒4rおよびN≒30
0/r2 の関係式を満たすように設定すれば、排気特性
を良好に保ちつつマイクロ波の漏洩を防止することがで
きる。
L(mm)とその数N(個)がL≒4rおよびN≒30
0/r2 の関係式を満たすように設定すれば、排気特性
を良好に保ちつつマイクロ波の漏洩を防止することがで
きる。
【図1】この発明の一実施例による電子線形加速器の構
成を示す一部破断した平面図である。
成を示す一部破断した平面図である。
【図2】図1に示したクライストロン34およびクライ
ストロンタンク35の設置方法を説明するための一部破
断した正面図である。
ストロンタンク35の設置方法を説明するための一部破
断した正面図である。
【図3】(a)は図1に示した排気管2の構成を示す正
面図、(b)は(a)のX−X線断面図である。
面図、(b)は(a)のX−X線断面図である。
【図4】図1に示した電子線形加速器のレイアウトを例
示する平面図である。
示する平面図である。
【図5】従来の電子線形加速器の構成を示す一部破断し
た平面図である。
た平面図である。
【図6】図5に示した電子線形加速器のクライストロン
34およびクライストロンタンク35の設置方法を説明
するための一部破断した正面図である。
34およびクライストロンタンク35の設置方法を説明
するための一部破断した正面図である。
【図7】図5に示した電子線形加速器のレイアウトを例
示する平面図である。
示する平面図である。
【図8】図7に示した電子線形加速器の真空導波管37
の折れ曲がり部37aに用いられるE面ベンド導波管4
4の構成を示す斜視図である。
の折れ曲がり部37aに用いられるE面ベンド導波管4
4の構成を示す斜視図である。
【図9】図7に示した電子線形加速器の真空導波管37
の折れ曲がり部37aに用いられるH面ベンド導波管4
5の構成を示す斜視図である。
の折れ曲がり部37aに用いられるH面ベンド導波管4
5の構成を示す斜視図である。
1,37 真空導波管 2,41 排気管 3 排気孔 11 位置調整装置 31 電子銃 32 加速管 33 クライストロンシステム 34 クライストロン 35 クライストロンタンク 36 制御電源 38 ベロー 39 高周波窓 40 光センサ 42 イオンポンプ 44 E面ベンド導波管 45 H面ベンド導波管
Claims (5)
- 【請求項1】 電子ビームを出射する電子銃と、 前記電子銃から出射された電子ビームを、所定のエネル
ギを有するように加速するための加速管と、 前記加速管に前記電子ビームを加速するためのマイクロ
波エネルギを供給するクライストロンとを備えた電子線
形加速器において、 前記加速管と前記クライストロンは真空導波管によって
直接接続されていることを特徴とする、電子線形加速
器。 - 【請求項2】 前記真空導波管は同一垂直平面に沿って
設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の電
子線形加速器。 - 【請求項3】 前記加速管と前記クライストロンの位置
関係を調節するために、前記クライストロンに関連して
位置調整装置が設けられていることを特徴とする、請求
項1または2に記載の電子線形加速器。 - 【請求項4】 前記真空導波管内の真空度を測定するた
めの真空度測定手段と、 前記真空度測定手段によって測定した真空度が所定の値
より低下したことに応じて前記クライストロンの発振を
停止させる発振制御手段とが設けられていることを特徴
とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の電子線形
加速器。 - 【請求項5】 前記真空導波管の側壁に該真空導波管内
を真空に排気するための排気孔が設けられ、該排気孔の
半径r(mm)とその長さL(mm)とその数N(個)
がL≒4rおよびN≒300/r2 の関係式を満たすこ
とを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の
電子線形加速器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16812494A JPH0831598A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 電子線形加速器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16812494A JPH0831598A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 電子線形加速器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0831598A true JPH0831598A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15862297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16812494A Withdrawn JPH0831598A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 電子線形加速器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0831598A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1297179C (zh) * | 2004-02-18 | 2007-01-24 | 谢家麟 | 速调管同时做为微波源和电子源的高效加速器 |
JP2009187705A (ja) * | 2008-02-04 | 2009-08-20 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 高エネルギー電子ビーム発生装置及びx線装置 |
CN102612251A (zh) * | 2012-03-13 | 2012-07-25 | 苏州爱因智能设备有限公司 | 一种双微波源电子直线加速器 |
CN106061093A (zh) * | 2016-08-04 | 2016-10-26 | 同方威视技术股份有限公司 | 用于电子直线加速器的波导系统以及电子直线加速器 |
CN109392232A (zh) * | 2017-08-08 | 2019-02-26 | 上海卓亚医疗科技有限公司 | 一种快速获取真空的电子直线加速器 |
-
1994
- 1994-07-20 JP JP16812494A patent/JPH0831598A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1297179C (zh) * | 2004-02-18 | 2007-01-24 | 谢家麟 | 速调管同时做为微波源和电子源的高效加速器 |
JP2009187705A (ja) * | 2008-02-04 | 2009-08-20 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 高エネルギー電子ビーム発生装置及びx線装置 |
JP4756283B2 (ja) * | 2008-02-04 | 2011-08-24 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 電子ビーム発生装置、x線発生装置及びx線利用装置 |
CN102612251A (zh) * | 2012-03-13 | 2012-07-25 | 苏州爱因智能设备有限公司 | 一种双微波源电子直线加速器 |
CN106061093A (zh) * | 2016-08-04 | 2016-10-26 | 同方威视技术股份有限公司 | 用于电子直线加速器的波导系统以及电子直线加速器 |
CN106061093B (zh) * | 2016-08-04 | 2019-08-23 | 同方威视技术股份有限公司 | 用于电子直线加速器的波导系统以及电子直线加速器 |
CN109392232A (zh) * | 2017-08-08 | 2019-02-26 | 上海卓亚医疗科技有限公司 | 一种快速获取真空的电子直线加速器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6622650B2 (en) | Plasma processing apparatus | |
JP4230556B2 (ja) | 遠隔マイクロ波プラズマ源モジュール | |
JP4878782B2 (ja) | プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 | |
KR930005945B1 (ko) | 플라즈마 처리장치 | |
US5074985A (en) | Film forming apparatus | |
JPH05217535A (ja) | 粒子源、特に反応性のイオンエッチング法及びプラズマcvd法のための粒子源 | |
JPH0831598A (ja) | 電子線形加速器 | |
KR950034579A (ko) | 플라즈마 처리방법 및 장치 | |
CN113892166A (zh) | 等离子处理装置 | |
JP3957374B2 (ja) | マイクロ波プラズマ処理装置 | |
JP4900768B2 (ja) | プラズマ発生装置及びプラズマ処理装置 | |
JP3651564B2 (ja) | 表面波プラズマ蝕刻装置 | |
JPS6139730B2 (ja) | ||
JP2001058127A (ja) | マイクロ波を励起することによってチャンバ中でプラズマを発生させる装置。 | |
JP2000306890A (ja) | プラズマ処理装置 | |
McAndrew et al. | Supersonic vehicle control by microwave driven plasma discharges | |
EP0278504A2 (en) | Synchrotron radiation source | |
JP2972507B2 (ja) | マイクロ波プラズマ処理装置 | |
JP3981240B2 (ja) | マイクロ波プラズマ発生装置及び方法 | |
Benford et al. | Pulse shortening in high power microwave sources | |
KR100771508B1 (ko) | 마이크로웨이브 플라즈마 방전 시스템 | |
JPH04123798A (ja) | Rfキャビティ用冷却装置 | |
JPH04184899A (ja) | プラズマ発生装置 | |
JP2659800B2 (ja) | レーザー装置 | |
JPS6199263A (ja) | マイクロ波放電光源装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |