JPH08315627A - 吊下げ形蛍光灯器具 - Google Patents

吊下げ形蛍光灯器具

Info

Publication number
JPH08315627A
JPH08315627A JP12365695A JP12365695A JPH08315627A JP H08315627 A JPH08315627 A JP H08315627A JP 12365695 A JP12365695 A JP 12365695A JP 12365695 A JP12365695 A JP 12365695A JP H08315627 A JPH08315627 A JP H08315627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting member
wall
component mounting
top wall
electrical component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP12365695A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Kobayashi
利幸 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP12365695A priority Critical patent/JPH08315627A/ja
Publication of JPH08315627A publication Critical patent/JPH08315627A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立作業が簡単であって、吊下げ具を器具本
体に簡単に取り付けることができ、しかも吊下げ具の取
付位置を自由に変えることができる適用範囲の広い吊下
げ形蛍光灯器具を提供する。 【構成】 吊下げ形蛍光灯器具1 は、横断面略逆U形の
アルミニウム押出形材製器具本体2 と、安定器14等の電
気部品が取り付けられる横断面L形のアルミニウム押出
形材製電気部品取付部材3 とを備える。器具本体2 の頂
壁2Aにほぼ下向きに突出した電気部品取付部材連結用係
合部4 を、前側壁2Bにほぼ後向きに突出した同係合部4
をそれぞれ長さ方向に形成する。係合部4,4 に係わり合
って止められる係止部5,5 を、電気部品取付部材3 の垂
直壁3Aの上縁部および水平壁3Bの前縁部の長さ方向に形
成する。器具本体2 の頂壁2Aに上方に開口した内部拡大
溝7を長さ方向に形成し、内部拡大溝7 に吊下げ具6,6
の基端部6A,6A を摺動自在に嵌め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、屋内の天井や小型温
室の頂壁等の造営材に吊り下げて使用される吊下げ形蛍
光灯器具に関する。
【0002】この明細書において、「アルミニウム」に
は、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むもの
とする。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】吊下
げ形蛍光灯器具としては、従来から種々のものが用いら
れているが、構造が複雑で組立作業に手間を要するもの
が少なくない。例えば、蛍光灯器具を構成する器具本体
と反射板とを比較的多数の小ねじによって連結するもの
があるが、これらのねじ止め作業は面倒であって、組立
に相当の時間を要する。しかも、安定器、ソケット、グ
ロースタータ等の電気部品の取付箇所が区々であって、
例えば器具本体と反射板の双方に各電気部品を取付ける
タイプの蛍光灯器具も少なくなく、これが組立作業を更
に複雑なものとする要因となっていた。
【0004】また、従来の吊下げ形蛍光灯器具は、複数
の吊下げ具の基端部を器具本体の頂壁等に固定するとと
もに、これら吊下げ具の先端部を、例えば、天井の複数
本のさお縁に取り付けることによって吊り下げるように
なされていたが、吊下げ具を器具本体に固定する作業に
手間を要し、また、吊下げ具の基端部が器具本体に固定
されてその取付位置を自由に変えることができないた
め、さお縁同士の間隔と吊下げ具の基端部同士の間隔と
が異なるような場合には、うまく吊り下げられないとい
う問題があった。
【0005】本発明は、上述のような問題点に鑑みてな
されたものであって、組立作業が簡単であって、吊下げ
具を器具本体に簡単に取り付けることができ、しかも吊
下げ具の取付位置を自由に変えることができる適用範囲
の広い吊下げ形蛍光灯器具を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めになされた本発明による第1の吊下げ形蛍光灯器具
は、頂壁および前後両側壁よりなる横断面略逆U形のア
ルミニウム押出形材製器具本体と、器具本体の内側を前
後に仕切る垂直壁およびこれの下縁から前方にのびる水
平壁よりなりかつ安定器等の電気部品が取り付けられる
横断面L形のアルミニウム押出形材製電気部品取付部材
とを備えてなり、器具本体の頂壁にほぼ下向きに突出し
た電気部品取付部材連結用係合部が、前側壁にほぼ後向
きに突出した同係合部がそれぞれ長さ方向に形成される
とともに、係合部に係わり合って止められる係止部が、
電気部品取付部材の垂直壁の上縁部および水平壁の前縁
部の長さ方向に形成され、器具本体の頂壁に上方に開口
した内部拡大溝が長さ方向に形成され、この内部拡大溝
に1つ以上の吊下げ具の基端部が摺動自在に嵌め込まれ
るようになされているものである。
【0007】また、本発明による第2の吊下げ形蛍光灯
器具は、水平な頂壁および前後両側壁よりなりかつ頂壁
に安定器等の電気部品が取り付けられる横断面略逆U形
のアルミニウム押出形材製電気部品取付部材と、頂壁お
よび前後両側壁よりなりかつ電気部品取付部材の頂壁の
上方に配されて電気部品を被覆し得る横断面略逆U形の
アルミニウム押出形材製器具本体とを備えてなり、器具
本体の前後両側壁の下縁部に、ほぼ前後方向でかつ互い
に反対向きに突出した電気部品取付部材連結用係合部が
長さ方向に形成されるとともに、係合部に係わり合って
止められる係止部が、電気部品取付部材の頂壁の両縁部
に形成され、器具本体の頂壁に上方に開口した内部拡大
溝が長さ方向に形成され、この内部拡大溝に1つ以上の
吊下げ具の基端部が摺動自在に嵌め込まれるようになさ
れているものである。
【0008】本発明による上記2つの吊下げ形蛍光灯器
具において、器具本体(第2の発明の場合は、器具本体
および電気部品取付部材)の両端には、通常、合成樹脂
等で形成されたエンドカバーが取り付けられる。エンド
カバーを取り付ける手段としては、例えば、器具本体や
電気部品取付部材にタッピンねじ用下孔またはねじ孔を
設けておいて、タッピンねじまたは小ねじにより止めら
れる。この場合、タッピンねじ用下孔またはねじ孔は、
器具本体と電気部品取付部材のそれぞれに少なくとも1
つずつ設けるのが好ましい。
【0009】電気部品取付部材に取り付けられる電気部
品としては、安定器、ソケット、スタータ(グロースタ
ータ等)、周波数切替スイッチ、配線コードといった蛍
光ランプの始動、点灯等に必要な補助装置が挙げられ
る。但し、全ての電気部品を電気部品取付部材に取り付
ける必要はなく、例えば、点滅スイッチや外部配線コー
ド等は、エンドカバー等に取り付けてもよい。第1の蛍
光灯器具の場合、一対のソケットは電気部品取付部材の
垂直壁に後方突出状に取り付けられて、蛍光ランプが器
具本体の内側の後半部に配置せられる。蛍光ランプとし
ては、直管形蛍光ランプが用いられる。
【0010】第1の蛍光灯器具の器具本体の前後両側壁
ならびに第2の蛍光灯器具の電気部品取付部材の前後両
側壁および器具本体の前後両側壁は、それぞれ下方に真
直にのびる垂下壁とする他、前または後斜め下方にのび
る傾斜壁としてもよく、また外方に膨んだ横断面円弧状
のものとしてもよい。
【0011】第1の蛍光灯器具において、器具本体のう
ち少なくとも頂壁下面における電気部品取付部材の垂直
壁よりも後側部分に研磨処理等が施されて、同面が反射
板として機能する。第2の蛍光灯器具においても、電気
部品取付部材のうち少なくとも水平頂壁下面に研磨処理
等が施されて、同面が反射板として機能する。
【0012】内部拡大溝は、蛍光ランプおよび全ての電
気部品を取り付けた状態の蛍光灯器具が吊下げ具により
吊り下げられる際の重心を考慮して、器具本体の頂壁の
幅方向所要位置に形成される。
【0013】吊下げ具としては、例えば、内部拡大溝に
摺動自在に嵌め込まれる形状を有する基端部にフック部
が固定状に取り付けられてなるものが用いられる。
【0014】なお、上記の吊下げ形蛍光灯器具は、係合
部と係止部の係合により器具本体に電気部品取付部材を
連結するようにしているが、器具本体と電気部品取付部
材の連結されるべき部分うちいずれか一方に嵌合用凸部
を、同他方に上記凸部が摺動自在に嵌め込まれる凹溝を
それぞれ長さ方向に形成して、これら凸部と凹溝の嵌め
合わせにより器具本体に電気部品取付部材を連結するこ
とも可能である。この場合には、凹溝に、これらの一端
から凸部を嵌め込むだけで、電気部品取付部材を器具本
体に簡単に連結することができる。
【0015】
【作用】本発明による第1および第2の吊下げ形蛍光灯
器具は、上記の構成よりなるので、電気部品を電気部品
取付部材に取り付けておいてから、器具本体の電気部品
取付部材連結用係合部に電気部品取付部材の係止部を係
わり合わせて止めることにより、器具本体に電気部品取
付部材を連結することができる。
【0016】また、吊下げ具は、その基端部を内部拡大
溝に嵌め込むだけで器具本体に簡単に取り付けられる。
しかも、内部拡大溝に嵌め込まれた吊下げ具の基端部を
所要方向に所要距離だけ摺動させることにより、吊下げ
具の取付位置を任意に設定することができる。
【0017】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0018】この明細書において、前後左右は図1、図
4および図6をそれぞれ基準とし、「前」とは図1、図
4および図6の各右側を、「後」とは同左側をいい、
「右」とは図1、図4および図6の各図面紙葉の裏側
を、「左」とは同表側をいうものとする。
【0019】実施例1 図1は、本発明による第1の吊下げ形蛍光灯器具の一実
施例を示す横断面図であって、蛍光灯器具(1) は、アル
ミニウム押出形材製の器具本体(2) と電気部品取付部材
(3) とを備えている。
【0020】器具本体(2) は、頂壁(2A)と、頂壁(2A)の
前縁から下方にのびる前側壁(2B)と、同後縁から後斜め
下方にのびる後側壁(2C)とを有する横断面略逆U形のも
のであって、若干の弾性を有する。頂壁(2A)は、ほぼ水
平板状をなすが、その前縁寄りに段差を有し、この段差
の前側に、上方に開口した横断面略C形の内部拡大溝
(7) が長さ方向に形成されている。前側壁(2B)の上縁部
は外方に膨らんだ横断面円弧状をなす。後側壁(2C)は、
ほぼ全体が外方に膨らんだ横断面円弧状をなす。前後両
側壁(2B)(2C)の下縁部には、それぞれ内方に開口した横
断面略C形のタッピンねじ用下孔(8)(9)が形成されてい
る。
【0021】電気部品取付部材(3) は、器具本体(2) の
内側を前後に仕切る垂直壁(3A)と、垂直壁(3A)の下縁か
ら前方にのびる水平壁(3B)とを有する横断面L形のもの
であって、若干の弾性を有する。垂直壁(3A)の上縁寄り
には、前斜め下方に開口した横断面略C形のタッピンね
じ用下孔(10)が形成されている。
【0022】器具本体(2) の頂壁(2A)における内部拡大
溝(7) の後側壁よりやや後側部分には、下向きに突出し
た電気部品取付部材連結用係合部(4) が、また、前側壁
(2B)のタッピンねじ用下孔(8) の下側壁の先端部分に
は、後向きに突出した同係合部(4) が、それぞれ長さ方
向に形成されている。係合部(4)(4)は、その先端部分に
前方または上方に突出した横断面三角形の突起(4A)(4A)
を有する。また、タッピンねじ用下孔(8) の上側壁の先
端部には、後斜め上方にのびる短い傾斜壁(11)が形成さ
れている。
【0023】一方、電気部品取付部材(3) の垂直壁(3A)
の上縁部前面および水平壁(3B)の前縁部上面には、前斜
め上方に突出した係止部(5)(5)が長さ方向に形成されて
いる。係止部(5)(5)は、その先端部分に、両部分を結ぶ
直線方向でかつ互いに背を向く方に突出した横断面三角
形の突起(5A)(5A)を有する。
【0024】係止部(5)(5)は、その突起(5A)(5A)の先端
面が係合部(4)(4)の突起(4A)(4A)の一方の面と係わり合
うようになされている。
【0025】図2に示すように、電気部品取付部材(3)
の水平壁(3B)上面の左端寄りには、安定器(14)が取り付
けられている。また、垂直壁(3A)の左右両端寄りには、
ソケット(15)(15)が後方突出状に取り付けられ、同右端
部にはグローランプ(16)が後方突出状に取り付けられ、
さらに同中間部には50Hz/60Hz切替スイッチ(1
7)が取り付けられている。ソケット(15)(15)には、直管
形蛍光ランプ(L) の両端口金がそれぞれ嵌め込まれる。
上述の各電気部品は、内部配線用コード(図示略)によ
って適宜配線されている。
【0026】器具本体(2) の頂壁(2A)下面における垂下
壁(12)よりも後側部分および後側壁(2C)の内面にはそれ
ぞれ研磨処理が施されており、蛍光ランプ(L) からの光
をこれらの面によって下方へ反射するようになされてい
る。
【0027】器具本体(2) の左右両端には、略長方形板
状の合成樹脂製エンドカバー(18)(19)が取り付けられて
いる。エンドカバー(18)(19)におけるタッピンねじ用下
孔(8)(9)(10)に対応する位置に、タッピンねじ挿通孔(2
0)…があけられている。左側エンドカバー(18)には、蛍
光ランプ点滅用スナップスイッチ(21)および先端にプラ
グ(22A) を備えた外部配線用コード(22)の基端部が取り
付けられている。
【0028】蛍光灯器具(1) は、長さ約600mm、高
さ約40mm、幅約120mmである。電気部品取付部
材(3) の幅は約43mm、器具本体(2) の前側壁(3B)の
前面から内部拡大溝(7) の幅中心までの距離は約45m
mである。
【0029】吊下げ具(6) は、金属製であって、内部拡
大溝(7) に摺動自在に嵌め込まれる正方形板状の基端部
(6A)とこれの中央に固定された鉤形のフック部(6B)とよ
りなる。
【0030】上記の蛍光灯器具(1) を組立てる場合、ま
ず、安定器(14)等の電気部品を電気部品取付部材(3) に
取り付けておいてから、電気部品取付部材(3) の係止部
(5)(5)を器具本体(2) の係合部(4)(4)に押し付けると、
電気部品取付部材(3) の垂直壁(3A)および水平壁(3B)な
らびに器具本体(2) の頂壁(2A)および前側壁(2B)がそれ
ぞれ僅かに弾性変形し、これにより係止部(5)(5)の突起
(5A)(5A)が係合部(4)(4)の突起(4A)(4A)を乗り越え、そ
の後、上記各壁(2A)(2B)(3A)(3B)が復元して、突起(5A)
(5A)が突条(4A)(4A)と係わり合って止められる。この状
態で、係合部(4)(4)の先端はそれぞれ頂壁(2A)と傾斜壁
(11)の各下面に当接し、突起(5A)(5A)の一方の面は係合
部(4)(4)における突起(4A)(4A)に隣接する傾斜面に当接
し、さらに、係合部(4)(4)の先端面はそれぞれ垂直壁(3
A)の上縁面と水平壁(3B)の前縁面に当接しており、これ
により係合部(4)(4)と係止部(5)(5)の係合が維持され
る。次に、器具本体(2) の左右両端に、タッピンねじ(2
3)を用いてエンドカバー(18)(19)を取り付ける。このよ
うにして、蛍光灯器具(1) の組立作業を極めて簡単に行
なうことができる。
【0031】また、蛍光灯器具(1) に吊下げ具(6)(6)を
取り付けるには、吊下げ具(6) の基端部(6A)(6A)を内部
拡大溝(7) にこれの一端から嵌め込めばよい。
【0032】そして、上記蛍光灯器具(1) は、図3に示
すように、例えば、箱型の小型温室(P) において育成灯
として使用される。即ち、小型温室(P) 上端の前後一対
の横枠部材(P1)(P1)間に渡された2本の蛍光灯吊下げ用
棒(B)(B)に、基端部(6A)(6A)が器具本体(2) の内部拡大
溝(7) に嵌め込まれた2個の吊下げ具(6)(6)のフック部
(6B)(6B)をそれぞれ引掛けることにより、蛍光灯器具
(1) は、小型温室(P) の頂部に吊り下げられている。こ
の際、吊下げ具(6)(6)の基端部(6A)(6A)の取付位置は、
2本の蛍光灯吊下げ用棒(B)(B)同士の間隔に合わせて、
任意に移動させることができる。
【0033】実施例2 図4は、本発明による第2の吊下げ形蛍光灯器具の一実
施例を示すものであり、蛍光灯器具(31)は、アルミニウ
ム押出形材製の電気部品取付部材(32)と器具本体(33)と
を備えている。
【0034】電気部品取付部材(32)は、安定器(14)等の
電気部品が取り付けられる水平な頂壁(32A) と、頂壁(3
2A) の両縁から外向き斜め下方にのびる前後両側壁(32
B)(32B)とを有する横断面略逆U形のものであって、若
干の弾性を有する。頂壁(32A)の前後両縁には、短い垂
直な立上り縁部(37)(37)が形成されている。頂壁(32A)
の前後両縁寄りには、ごく短い突条(38)(38)が長さ方向
に形成されている。前後両側壁(32B)(32B)は、外方に膨
らんだ横断面円弧状をなす。前後両側壁(32B)(32B)の下
縁部には、内方に開口した横断面C形のタッピンねじ用
下孔(39)(39)が形成されている。
【0035】器具本体(33)は、水平な頂壁(33A) および
垂直な前後両側壁(33B)(33B)よりなりかつ電気部品取付
部材(32)の頂壁(32A) の上方に配されて電気部品を被覆
し得る横断面逆U形のものであって、若干の弾性を有す
る。頂壁(33A) の幅中央には、上方に開口した横断面略
C形の内部拡大溝(36)が長さ方向に形成されている。頂
壁(33A) 下側における内部拡大溝(36)の後側部分には、
後斜め下方に開口した横断面略C形のタッピンねじ用下
孔(40)が形成されている。
【0036】器具本体(33)の前後両側壁(33B)(33B)の下
縁部には、ほぼ前後方向でかつ互いに背を向ける方に突
出した電気部品取付部材連結用係合部(34)(34)が長さ方
向に形成されている。係合部(34)(34)は、器具本体(33)
の前後両側壁(33B)(33B)の下縁部を内方に向かって略フ
形に曲折したものとすることにより形成されている。一
方、電気部品取付部材(32)の頂壁(32A) の立上り縁部(3
7)(37)の上端には、係合部(34)(34)に係わり合って止め
られる係止部(35)(35)が、長さ方向に形成されている。
係止部(35)(35)は、前後方向でかつ互いに向かい合う方
に突出して、係合部(34)(34)の先端部分(34A)(34A)と係
わり合うようになされている。
【0037】図5に示すように、電気部品取付部材(32)
の頂壁(32A) には、その上面の左端部に安定器(14)が取
り付けられ、同左右両端寄りにソケット(15)(15)が垂下
状に取り付けられ、同右端部にグローランプ(16)が垂下
状に取り付けられ、さらに同中間部に50Hz/60H
z切替スイッチ(17)が取り付けられている。ソケット(1
5)(15)には、直管形蛍光ランプ(L) の両端口金がそれぞ
れ嵌め込まれる。上述の各電気部品は、内部配線用コー
ド(図示略)によって適宜配線されている。
【0038】電気部品取付部材(32)の頂壁(32A) 下面お
よび前後両側壁(33B)(33B)内面にはそれぞれ研磨処理が
施されており、蛍光ランプ(L) からの光をこれらの面に
よって下方へ反射するようになされている。
【0039】電気部品取付部材(32)および器具本体(33)
の両端には、両者の両端開口をまとめて閉鎖し得る略凸
字形板状の合成樹脂製エンドカバー(41)(42)が取り付け
られている。エンドカバー(41)(42)におけるタッピンね
じ用下孔(39)(40)に対応する位置に、タッピンねじ挿通
孔(43)…があけられている。また、左側エンドカバー(4
1)には、蛍光ランプ点滅用スナップスイッチ(21)および
先端にプラグ(22A) を備えた外部配線用コード(22)の基
端部が取り付けられている。
【0040】上記の蛍光灯器具(31)を組立てる場合、ま
ず、安定器(14)等の電気部品を電気部品取付部材(32)の
頂壁(32A) に取り付けておき、次いで、器具本体(33)の
前後両側壁(33B)(33B)を外側から指で押えて内方に僅か
に弾性変形させながら、同壁(33B)(33B)下縁部に設けら
れた係合部の先端部分(34A)(34A)を電気部品取付部材(3
2)の係止部(35)(35)よりも下側に配したのち、前後両側
壁(33B)(33B)を押えていた指を離すと、同壁(33B)(33B)
が復元して、係合部の先端部分(34A)(34A)が係止部(35)
(35)と頂壁(32A) との間に嵌まり込み、同先端部分(34
A)(34A)が係止部(35)(35)と係わり合って止められる。
この状態で、係止部(35)(35)は係合部(34)(34)外側の溝
部(34B)(34B)に嵌まり込んでおり、これによって係合部
の先端部分(34A)(34A)と係止部(35)(35)の係合が維持さ
れている。次に、電気部品取付部材(32)および器具本体
(33)の両端に、タッピンねじ(23)を用いてエンドカバー
(41)(42)を取り付ける。このようにして、蛍光灯器具(3
1)の組立作業を極めて簡単に行なうことができる。
【0041】また、蛍光灯器具(31)に吊下げ具(6)(6)を
取り付けるには、吊下げ具(6) の基端部(6A)(6A)を内部
拡大溝(36)にこれの一端から嵌め込めばよい。
【0042】そして、上記蛍光灯器具(31)は、実施例1
の蛍光灯器具(1) とほぼ同様に使用される。
【0043】実施例3 図6は、本発明による第2の吊下げ形蛍光灯器具の他の
実施例を示すものであり、蛍光灯器具(51)は、アルミニ
ウム押出形材製の電気部品取付部材(52)と器具本体(53)
とを備えている。
【0044】電気部品取付部材(52)は、安定器(14)等の
電気部品が取り付けられる水平な頂壁(52A) と、頂壁(5
2A) の両縁から内向き斜め下方にのびる前後両側壁(52
B)(52B)とを有する横断面略逆U形のものであって、若
干の弾性を有する。頂壁(52A)の前後両縁には、短い立
上り縁部(59)(59)が形成されている。前後両側壁(52B)
(52B)は、外方に膨らんだ横断面円弧状をなす。前後両
側壁(52B)(52B)の下縁部には、上方に開口した横断面C
形のタッピンねじ用下孔(57)(57)が形成されている。
【0045】器具本体(53)は、水平な頂壁(53A) と、頂
壁(53A) の両縁から外向き斜め下方にのびる前後両側壁
(53B)(53B)とよりなり、かつ電気部品取付部材(52)の頂
壁(52A) の上方に配されて電気部品を被覆し得る横断面
逆U形のものであって、若干の弾性を有する。頂壁(53
A) の幅中央には、上方に開口した横断面略C形の内部
拡大溝(56)が長さ方向に形成されている。頂壁(53A) 下
側における内部拡大溝(56)の後側部分には、後斜め下方
に開口した横断面略C形のタッピンねじ用下孔(58)が形
成されている。前後両側壁(53B)(53B)は、外方に膨らん
だ横断面円弧状をなす。
【0046】器具本体(53)の前後両側壁(53B)(33B)の下
縁部には、ほぼ前後方向でかつ互いに背を向ける方に突
出した電気部品取付部材連結用係合部(54)(54)が長さ方
向に形成されている。係合部(54)(54)は、器具本体(53)
の前後両側壁(53B)(33B)の下縁部を内方に向かって略フ
形に曲折したものとすることにより形成されている。一
方、電気部品取付部材(52)の頂壁(52A) の立上り縁部(5
9)(59)の上端には、係合部(54)(54)に係わり合って止め
られる係止部(55)(55)が、長さ方向に形成されている。
係止部(55)(55)は、前後方向でかつ互いに向かい合う方
に突出して、係合部(54)(54)の先端部分(54A)(54A)と係
わり合うようになされている。
【0047】電気部品取付部材(52)の頂壁(52A) には、
安定器(14)、一対のソケット(15)等の電気部品が取り付
けられている。一対のソケット(15)には、直管形蛍光ラ
ンプ(L) の両端口金がそれぞれ嵌め込まれる。
【0048】電気部品取付部材(52)の頂壁(52A) 下面お
よび前後両側壁(52B)(32B)内面にはそれぞれ研磨処理が
施されており、蛍光ランプ(L) からの光をこれらの面に
よって下方へ反射するようになされている。
【0049】電気部品取付部材(52)および器具本体(53)
の両端には、両者の両端開口をまとめて閉鎖し得る略楕
円形板状の合成樹脂製エンドカバー(60)が取り付けられ
ている。エンドカバー(60)におけるタッピンねじ用下孔
(57)(58)に対応する位置に、タッピンねじ挿通孔(図示
略)があけられている。図示は省略したが、左側エンド
カバーには、蛍光ランプ点滅用スナップスイッチおよび
先端にプラグを備えた外部配線用コードの基端部が取り
付けられている。
【0050】上記の蛍光灯器具(51)は、実施例2の蛍光
灯器具(31)と同様にして組立てられ、実施例1の蛍光灯
器具(1) とほぼ同様に使用される。
【0051】
【発明の効果】この発明の吊下げ形蛍光灯器具によれ
ば、電気部品を電気部品取付部材に取り付けておいてか
ら、器具本体の電気部品取付部材連結用係合部に電気部
品取付部材の係止部を係わり合わせて止めることによ
り、器具本体に電気部品取付部材を連結することができ
るので、組立作業が極めて簡単である。
【0052】また、吊下げ具は、その基端部を内部拡大
溝に嵌め込むだけで器具本体に簡単に取り付けられる。
しかも、内部拡大溝に嵌め込まれた吊下げ具の基端部を
所要方向に所要距離だけ摺動させることにより、吊下げ
具の取付位置を任意に設定することができるので、様々
な場所に吊り下げて使用することが可能となり、その適
用範囲は広い。
【0053】さらに、器具本体および電気部品取付部材
は、アルミニウム押出形材よりなるので、堅牢性、加工
性に優れており、安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の吊下げ形蛍光灯器具の実施
例を示す横断面である。
【図2】第1の吊下げ形蛍光灯器具の実施例の分解斜視
図である。
【図3】本発明による第1の吊下げ形蛍光灯器具を小型
温室の育成灯として使用した状態を示す斜視図である。
【図4】本発明による第2の吊下げ形蛍光灯器具の一実
施例を示す横断面である。
【図5】第2の吊下げ形蛍光灯器具の実施例の分解斜視
図である。
【図6】本発明による第2の吊下げ形蛍光灯器具の他の
実施例を示す横断面である。
【符号の説明】
(1) ……吊下げ形蛍光灯器具 (2) ……器具本体 (2A)……頂壁 (2B)……前側壁 (2C)……後側壁 (3) ……電気部品取付部材 (3A)……垂直壁 (3B)……水平壁 (4) ……係合部 (5) ……係止部 (6) ……吊下げ具 (6A)……基端部 (7) ……内部拡大溝 (14)……安定器 (31)……吊下げ形蛍光灯器具 (32)……電気部品取付部材 (32A) …頂壁 (32B) …前後両側壁 (33)……器具本体 (33A) …頂壁 (33B) …前後両側壁 (34)……係合部 (35)……係止部 (36)……内部拡大溝 (51)……吊下げ形蛍光灯器具 (52)……電気部品取付部材 (52A) …頂壁 (52B) …前後両側壁 (53)……器具本体 (53A) …頂壁 (53B) …前後両側壁 (54)……係合部 (55)……係止部 (56)……内部拡大溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂壁(2A)および前後両側壁(2B)(2C)より
    なる横断面略逆U形のアルミニウム押出形材製器具本体
    (2) と、器具本体(2) の内側を前後に仕切る垂直壁(3A)
    およびこれの下縁から前方にのびる水平壁(3B)よりなり
    かつ安定器(14)等の電気部品が取り付けられる横断面L
    形のアルミニウム押出形材製電気部品取付部材(3) とを
    備えてなり、器具本体(2) の頂壁(2A)にほぼ下向きに突
    出した電気部品取付部材連結用係合部(4) が、前側壁(2
    B)にほぼ後向きに突出した同係合部(4) がそれぞれ長さ
    方向に形成されるとともに、係合部(4)(4)に係わり合っ
    て止められる係止部(5)(5)が、電気部品取付部材(3) の
    垂直壁(3A)の上縁部および水平壁(3B)の前縁部の長さ方
    向に形成され、器具本体(2) の頂壁(2A)に上方に開口し
    た内部拡大溝(7) が長さ方向に形成され、この内部拡大
    溝(7) に1つ以上の吊下げ具(6)(6)の基端部(6A)(6A)が
    摺動自在に嵌め込まれるようになされている、吊下げ形
    蛍光灯器具。
  2. 【請求項2】 水平な頂壁(32A),(52A) および前後両側
    壁(32B)(32B),(52B)(52B) よりなりかつ頂壁(32A),(52
    A) に安定器(14)等の電気部品が取り付けられる横断面
    略逆U形のアルミニウム押出形材製電気部品取付部材(3
    2),(52) と、頂壁(33A),(53A) および前後両側壁(33B)
    (33B),(53B)(53B) よりなりかつ電気部品取付部材(32),
    (52) の頂壁(32A),(52A) の上方に配されて電気部品を
    被覆し得る横断面略逆U形のアルミニウム押出形材製器
    具本体(33),(53) とを備えてなり、器具本体(33),(53)
    の前後両側壁(33B)(33B),(53B)(53B) の下縁部に、ほぼ
    前後方向でかつ互いに反対向きに突出した電気部品取付
    部材連結用係合部(34)(34),(54)(54) が長さ方向に形成
    されるとともに、係合部(34)(34),(54)(54) に係わり合
    って止められる係止部(35)(35),(55)(55) が、電気部品
    取付部材(32),(52) の頂壁(32A),(52A) の両縁部に形成
    され、器具本体(33),(53) の頂壁(33A),(53A)に上方に
    開口した内部拡大溝(36),(56) が長さ方向に形成され、
    この内部拡大溝(36),(56) に1つ以上の吊下げ具(6) の
    基端部(6A)が摺動自在に嵌め込まれるようになされてい
    る、吊下げ形蛍光灯器具。
JP12365695A 1995-05-23 1995-05-23 吊下げ形蛍光灯器具 Withdrawn JPH08315627A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12365695A JPH08315627A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 吊下げ形蛍光灯器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12365695A JPH08315627A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 吊下げ形蛍光灯器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08315627A true JPH08315627A (ja) 1996-11-29

Family

ID=14866023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12365695A Withdrawn JPH08315627A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 吊下げ形蛍光灯器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08315627A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003068132A (ja) * 2001-08-28 2003-03-07 Iwasaki Electric Co Ltd 軽量薄形照明器具の支持構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003068132A (ja) * 2001-08-28 2003-03-07 Iwasaki Electric Co Ltd 軽量薄形照明器具の支持構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5967640A (en) Equipment using mounting hole of ceiling as fixing element and accessory devices
US6530681B2 (en) Surface-mounted decorative trim ceiling fixture
US5379199A (en) Low profile recessed wall lighting fixture
JPH10283808A (ja) 蛍光ランプ
US20060012977A1 (en) Slatwall lighting system
JP4949053B2 (ja) 配電ダクト
JPH08315627A (ja) 吊下げ形蛍光灯器具
KR20170000511U (ko) 시스템 조명등기구
JPH0587732U (ja) 照明器具
JP3473858B2 (ja) チルタ
KR20170002927U (ko) 모서리 부착이 가능한 조명등 어셈블리
JP4506055B2 (ja) 照明器具
US20140293611A1 (en) Corner wall lamp holding device
US5615942A (en) Light socket adapter
JPH04312701A (ja) 連用蛍光灯システム
CN109149227B (zh) 无边框配线器具
CN220338318U (zh) 一种面板灯支架
JP3858322B2 (ja) 天井埋め込み型照明器具
JP2007014756A (ja) 照明付き鏡装置
JP2001195903A (ja) 照明器具
JP3129019B2 (ja) 照明器具
JPH057697Y2 (ja)
JPH08161914A (ja) スイッチ付き照明器具
JPH105113A (ja) カーテンの吊り構造
JPH0317375Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020806