JPH08312910A - 蓄熱式ラジアントチューブバーナの冷却方法 - Google Patents
蓄熱式ラジアントチューブバーナの冷却方法Info
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- JPH08312910A JPH08312910A JP7149614A JP14961495A JPH08312910A JP H08312910 A JPH08312910 A JP H08312910A JP 7149614 A JP7149614 A JP 7149614A JP 14961495 A JP14961495 A JP 14961495A JP H08312910 A JPH08312910 A JP H08312910A
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- JP
- Japan
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- heat storage
- radiant tube
- cooling
- gas
- burner
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
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- Gas Burners (AREA)
- Air Supply (AREA)
- Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、ラジアントチューブを比較的短時間
に冷却でき、したがって熱処理炉をそれだけ短時間に冷
却できる、蓄熱式ラジアントチューブバーナの冷却方法
を提供するものである。 【構成】本発明は、ラジアントチューブの両端部にバー
ナ及び蓄熱部をそれぞれ備え、一端部のバーナの燃焼時
にその排ガスの顕熱を他端部の蓄熱部で蓄熱しておき、
次に他端部のバーナの燃焼時にその燃焼用ガス或は更に
燃料を上記顕熱を蓄熱しておいた蓄熱部で予熱する蓄熱
式ラジアントチューブバーナの冷却方法であって、一端
部から他端部へと一方向でのみ冷却用ガスを流すと共
に、他端部の蓄熱部及び／又はその下流側に冷却用ガス
を導入することを特徴としている。
に冷却でき、したがって熱処理炉をそれだけ短時間に冷
却できる、蓄熱式ラジアントチューブバーナの冷却方法
を提供するものである。 【構成】本発明は、ラジアントチューブの両端部にバー
ナ及び蓄熱部をそれぞれ備え、一端部のバーナの燃焼時
にその排ガスの顕熱を他端部の蓄熱部で蓄熱しておき、
次に他端部のバーナの燃焼時にその燃焼用ガス或は更に
燃料を上記顕熱を蓄熱しておいた蓄熱部で予熱する蓄熱
式ラジアントチューブバーナの冷却方法であって、一端
部から他端部へと一方向でのみ冷却用ガスを流すと共
に、他端部の蓄熱部及び／又はその下流側に冷却用ガス
を導入することを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は蓄熱式ラジアントチュー
ブバーナの冷却方法に関する。バッチ式或は連続式の熱
処理炉、主に雰囲気炉においてはその間接加熱手段とし
てラジアントチューブバーナ、近年ではなかでも蓄熱式
ラジアントチューブバーナが使用されている。この蓄熱
式ラジアントチューブバーナは、ラジアントチューブの
両端部にバーナ及び蓄熱部をそれぞれ備え、一端部のバ
ーナの燃焼時にその排ガスの顕熱を他端部の蓄熱部で蓄
熱しておき、次に他端部のバーナの燃焼時にその燃焼用
ガス或は更に燃料を上記顕熱を蓄熱しておいた蓄熱部で
予熱することにより、熱効率の向上を図るものである。
本発明はかかる蓄熱式ラジアントチューブバーナの冷却
方法に関する。
ブバーナの冷却方法に関する。バッチ式或は連続式の熱
処理炉、主に雰囲気炉においてはその間接加熱手段とし
てラジアントチューブバーナ、近年ではなかでも蓄熱式
ラジアントチューブバーナが使用されている。この蓄熱
式ラジアントチューブバーナは、ラジアントチューブの
両端部にバーナ及び蓄熱部をそれぞれ備え、一端部のバ
ーナの燃焼時にその排ガスの顕熱を他端部の蓄熱部で蓄
熱しておき、次に他端部のバーナの燃焼時にその燃焼用
ガス或は更に燃料を上記顕熱を蓄熱しておいた蓄熱部で
予熱することにより、熱効率の向上を図るものである。
本発明はかかる蓄熱式ラジアントチューブバーナの冷却
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、蓄熱式ラジアントチューブバーナ
の冷却方法として、ラジアントチューブの一端部から他
端部へと冷却用ガスを流し、次に他端部から一端部へと
冷却用ガスを流すという操作を繰り返すことが行なわれ
ている（特公平６−３５８８５）。すなわち従来法で
は、熱処理炉の加熱時において、一端部のバーナを一定
時間燃焼させてその排ガスを他端部へと流し、次に他端
部のバーナを一定時間燃焼させてその排ガスを一端部へ
と流すのを繰り返すのと同様、熱処理炉の冷却時におい
ても、一端部から他端部へと冷却用ガスを一定時間流
し、次に他端部から一端部へと冷却用ガスを一定時間流
すという操作を繰り返しているのである。
の冷却方法として、ラジアントチューブの一端部から他
端部へと冷却用ガスを流し、次に他端部から一端部へと
冷却用ガスを流すという操作を繰り返すことが行なわれ
ている（特公平６−３５８８５）。すなわち従来法で
は、熱処理炉の加熱時において、一端部のバーナを一定
時間燃焼させてその排ガスを他端部へと流し、次に他端
部のバーナを一定時間燃焼させてその排ガスを一端部へ
と流すのを繰り返すのと同様、熱処理炉の冷却時におい
ても、一端部から他端部へと冷却用ガスを一定時間流
し、次に他端部から一端部へと冷却用ガスを一定時間流
すという操作を繰り返しているのである。
【０００３】ところが、上記のような従来法には、ラジ
アントチューブの冷却に時間がかかり、したがって熱処
理炉の冷却に時間がかかるという欠点がある。蓄熱式ラ
ジアントチューブバーナを備えた熱処理炉を加熱から冷
却へと移行させるとき、ラジアントチューブの一端部か
ら他端部へと冷却用ガスを流すと、冷却用ガスは高温状
態にある炉内雰囲気に晒されたラジアントチューブによ
って加熱され、加熱されたガスの顕熱が他端部の蓄熱部
で蓄熱される。次に他端部から一端部へと冷却用ガスを
流しても、その冷却用ガスは上記顕熱を蓄熱した蓄熱部
で予熱されてしまうので、冷却用ガスとしての本来の役
目を果たさない。しかも蓄熱部で予熱されたガスは依然
として高温状態にある炉内雰囲気に晒されたラジアント
チューブによって更に加熱され、かくして予熱及び加熱
されたガスの顕熱が一端部の蓄熱部で蓄熱される。結果
的に、熱処理炉の加熱時には熱効率の向上に有効であっ
た蓄熱部が冷却時には逆に障害となって、ラジアントチ
ューブの冷却に時間がかかり、したがって熱処理炉の冷
却に時間がかかるのである。
アントチューブの冷却に時間がかかり、したがって熱処
理炉の冷却に時間がかかるという欠点がある。蓄熱式ラ
ジアントチューブバーナを備えた熱処理炉を加熱から冷
却へと移行させるとき、ラジアントチューブの一端部か
ら他端部へと冷却用ガスを流すと、冷却用ガスは高温状
態にある炉内雰囲気に晒されたラジアントチューブによ
って加熱され、加熱されたガスの顕熱が他端部の蓄熱部
で蓄熱される。次に他端部から一端部へと冷却用ガスを
流しても、その冷却用ガスは上記顕熱を蓄熱した蓄熱部
で予熱されてしまうので、冷却用ガスとしての本来の役
目を果たさない。しかも蓄熱部で予熱されたガスは依然
として高温状態にある炉内雰囲気に晒されたラジアント
チューブによって更に加熱され、かくして予熱及び加熱
されたガスの顕熱が一端部の蓄熱部で蓄熱される。結果
的に、熱処理炉の加熱時には熱効率の向上に有効であっ
た蓄熱部が冷却時には逆に障害となって、ラジアントチ
ューブの冷却に時間がかかり、したがって熱処理炉の冷
却に時間がかかるのである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来法では、ラジアントチューブの冷却に
時間がかかり、したがって熱処理炉の冷却に時間がかか
る点である。
する課題は、従来法では、ラジアントチューブの冷却に
時間がかかり、したがって熱処理炉の冷却に時間がかか
る点である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、ラジ
アントチューブの両端部にバーナ及び蓄熱部をそれぞれ
備え、一端部のバーナの燃焼時にその排ガスの顕熱を他
端部の蓄熱部で蓄熱しておき、次に他端部のバーナの燃
焼時にその燃焼用ガス或は更に燃料を上記顕熱を蓄熱し
ておいた蓄熱部で予熱する蓄熱式ラジアントチューブバ
ーナの冷却方法であって、一端部から他端部へと一方向
でのみ冷却用ガスを流すと共に、他端部の蓄熱部及び／
又はその下流側に冷却用ガスを導入することを特徴とす
る蓄熱式ラジアントチューブバーナの冷却方法に係る。
アントチューブの両端部にバーナ及び蓄熱部をそれぞれ
備え、一端部のバーナの燃焼時にその排ガスの顕熱を他
端部の蓄熱部で蓄熱しておき、次に他端部のバーナの燃
焼時にその燃焼用ガス或は更に燃料を上記顕熱を蓄熱し
ておいた蓄熱部で予熱する蓄熱式ラジアントチューブバ
ーナの冷却方法であって、一端部から他端部へと一方向
でのみ冷却用ガスを流すと共に、他端部の蓄熱部及び／
又はその下流側に冷却用ガスを導入することを特徴とす
る蓄熱式ラジアントチューブバーナの冷却方法に係る。
【０００６】本発明において、蓄熱式ラジアントチュー
ブバーナはその両端部にバーナ及び蓄熱部をそれぞれ備
えている。この蓄熱式ラジアントチューブバーナは、熱
処理炉の加熱時において一端部のバーナを燃焼させると
きにはその排ガスの顕熱を他端部の蓄熱部で蓄熱してお
き、次に他端部のバーナを燃焼させるときにはその燃焼
用ガス或は更に燃料を上記顕熱を蓄熱しておいた蓄熱部
で予熱するようになっている。
ブバーナはその両端部にバーナ及び蓄熱部をそれぞれ備
えている。この蓄熱式ラジアントチューブバーナは、熱
処理炉の加熱時において一端部のバーナを燃焼させると
きにはその排ガスの顕熱を他端部の蓄熱部で蓄熱してお
き、次に他端部のバーナを燃焼させるときにはその燃焼
用ガス或は更に燃料を上記顕熱を蓄熱しておいた蓄熱部
で予熱するようになっている。
【０００７】本発明では、熱処理炉を加熱から冷却へと
移行させるとき、ラジアントチューブの一端部から他端
部へと一方向でのみ冷却用ガス、例えば冷却用空気を流
す。一端部から他端部へと冷却用ガスを一方向でのみ流
すと、冷却用ガスは一端部の蓄熱部で予熱されず、冷却
用ガスとしての本来の役目を果たすので、ラジアントチ
ューブを比較的短時間に冷却でき、したがって熱処理炉
をそれだけ短時間に冷却できる。
移行させるとき、ラジアントチューブの一端部から他端
部へと一方向でのみ冷却用ガス、例えば冷却用空気を流
す。一端部から他端部へと冷却用ガスを一方向でのみ流
すと、冷却用ガスは一端部の蓄熱部で予熱されず、冷却
用ガスとしての本来の役目を果たすので、ラジアントチ
ューブを比較的短時間に冷却でき、したがって熱処理炉
をそれだけ短時間に冷却できる。
【０００８】しかし、ラジアントチューブの一端部から
他端部へと一方向でのみ冷却用ガスを流すと、冷却用ガ
スは高温状態にある炉内雰囲気に晒されたラジアントチ
ューブによって加熱され、加熱されたガスの顕熱が一方
的に他端部の蓄熱部で蓄熱される。その結果、他端部の
蓄熱部は高温状態になり、その下流側ではかかる高温状
態の蓄熱部で加熱された高温のガスが発生する。他端部
の蓄熱部が高温状態になり、またその下流側も高温のガ
スによって高温状態になると、他端部に関連する各種の
機器、例えば他端部に接続された切換弁のシール材が熱
損傷を受け、また他端部から高温の排ガスが排出される
と、作業者にとって危険である。そこで本発明では、他
端部に関連する機器の熱損傷を防止してその寿命を長く
し、また作業者の安全を確保するため、他端部の蓄熱部
及び／又はその下流側に冷却用ガスを導入する。
他端部へと一方向でのみ冷却用ガスを流すと、冷却用ガ
スは高温状態にある炉内雰囲気に晒されたラジアントチ
ューブによって加熱され、加熱されたガスの顕熱が一方
的に他端部の蓄熱部で蓄熱される。その結果、他端部の
蓄熱部は高温状態になり、その下流側ではかかる高温状
態の蓄熱部で加熱された高温のガスが発生する。他端部
の蓄熱部が高温状態になり、またその下流側も高温のガ
スによって高温状態になると、他端部に関連する各種の
機器、例えば他端部に接続された切換弁のシール材が熱
損傷を受け、また他端部から高温の排ガスが排出される
と、作業者にとって危険である。そこで本発明では、他
端部に関連する機器の熱損傷を防止してその寿命を長く
し、また作業者の安全を確保するため、他端部の蓄熱部
及び／又はその下流側に冷却用ガスを導入する。
【０００９】
【実施例】図１は本発明の一実施状態を略示する縦断面
図、図２は図１の四方切換弁を示す部分拡大縦断面図で
ある。熱処理炉１１に蓄熱式ラジアントチューブバーナ
２１が装着されている。蓄熱式ラジアントチューブバー
ナ２１はＵ字型のラジアントチューブ３１の一端部にバ
ーナ４１及び蓄熱部５１を備え、また他端部にバーナ４
２及び蓄熱部５２を備えている。ラジアントチューブ３
１の一端部及び他端部は共用の四方切換弁６１に接続さ
れている。四方切換弁６１は、弁本体６２と、弁本体６
２の中心部を支点とする回転弁子６３と、弁本体６２の
内周に所定間隔を空けて突設された合計４個のストッパ
６４ａ〜６４ｄと、これらのストッパ６４ａ〜６４ｄに
それぞれ取付けられた合計４個のシール材６５ａ〜６５
ｄとを備えている。四方切換弁６１にはガス供給管７１
及びガス排出管８１が接続されており、ラジアントチュ
ーブ３１の蓄熱部５２の下流側には四方切換弁６１の上
流側において冷却用ガス導入管９１が接続されている。
図、図２は図１の四方切換弁を示す部分拡大縦断面図で
ある。熱処理炉１１に蓄熱式ラジアントチューブバーナ
２１が装着されている。蓄熱式ラジアントチューブバー
ナ２１はＵ字型のラジアントチューブ３１の一端部にバ
ーナ４１及び蓄熱部５１を備え、また他端部にバーナ４
２及び蓄熱部５２を備えている。ラジアントチューブ３
１の一端部及び他端部は共用の四方切換弁６１に接続さ
れている。四方切換弁６１は、弁本体６２と、弁本体６
２の中心部を支点とする回転弁子６３と、弁本体６２の
内周に所定間隔を空けて突設された合計４個のストッパ
６４ａ〜６４ｄと、これらのストッパ６４ａ〜６４ｄに
それぞれ取付けられた合計４個のシール材６５ａ〜６５
ｄとを備えている。四方切換弁６１にはガス供給管７１
及びガス排出管８１が接続されており、ラジアントチュ
ーブ３１の蓄熱部５２の下流側には四方切換弁６１の上
流側において冷却用ガス導入管９１が接続されている。
【００１０】図１及び図２に示した一実施状態では、熱
処理炉１１を加熱から冷却へと移行させるときのラジア
ントチューブ３１の冷却に際し、四方切換弁６１の回転
弁子６３をストッパ６４ａのシール材６５ａ及びストッ
パ６４ｃのシール材６５ｃに当接させた状態で、ガス供
給管７１から冷却用空気を供給し、この冷却用空気を、
四方切換弁６１→蓄熱部５１→ラジアントチューブ３１
→蓄熱部５２→四方切換弁６１→ガス排出管８１の経路
により、ラジアントチューブ３１の一端部から他端部へ
と一方向でのみ流し、同時に他端部の蓄熱部５２の下流
側に冷却用ガス導入管９１から冷却用空気を導入してい
る。
処理炉１１を加熱から冷却へと移行させるときのラジア
ントチューブ３１の冷却に際し、四方切換弁６１の回転
弁子６３をストッパ６４ａのシール材６５ａ及びストッ
パ６４ｃのシール材６５ｃに当接させた状態で、ガス供
給管７１から冷却用空気を供給し、この冷却用空気を、
四方切換弁６１→蓄熱部５１→ラジアントチューブ３１
→蓄熱部５２→四方切換弁６１→ガス排出管８１の経路
により、ラジアントチューブ３１の一端部から他端部へ
と一方向でのみ流し、同時に他端部の蓄熱部５２の下流
側に冷却用ガス導入管９１から冷却用空気を導入してい
る。
【００１１】図３は本発明の他の一実施状態を略示する
縦断面図である。熱処理炉１２に蓄熱式ラジアントチュ
ーブバーナ２２が装着されている。蓄熱式ラジアントチ
ューブバーナ２２はＵ字型のラジアントチューブ３２の
一端部にバーナ４３及び蓄熱部５３を備え、また他端部
にバーナ４４及び蓄熱部５４を備えている。ラジアント
チューブ３２の一端部は三方切換弁６６に接続されてお
り、また他端部は三方切換弁６７に接続されていて、三
方切換弁６６，６７それ自体は他の一方の開口がないこ
とを除き前記四方切換弁６１と同様の構造になってい
る。三方切換弁６６にはガス供給管７２及びガス排出管
８２が接続されており、また三方切換弁６７にはガス供
給管７３及びガス排出管８３が接続されていて、ラジア
ントチューブ３２の蓄熱部５４及びその下流側には三方
切換弁６７の上流側において冷却用ガス導入管９２が接
続されている。
縦断面図である。熱処理炉１２に蓄熱式ラジアントチュ
ーブバーナ２２が装着されている。蓄熱式ラジアントチ
ューブバーナ２２はＵ字型のラジアントチューブ３２の
一端部にバーナ４３及び蓄熱部５３を備え、また他端部
にバーナ４４及び蓄熱部５４を備えている。ラジアント
チューブ３２の一端部は三方切換弁６６に接続されてお
り、また他端部は三方切換弁６７に接続されていて、三
方切換弁６６，６７それ自体は他の一方の開口がないこ
とを除き前記四方切換弁６１と同様の構造になってい
る。三方切換弁６６にはガス供給管７２及びガス排出管
８２が接続されており、また三方切換弁６７にはガス供
給管７３及びガス排出管８３が接続されていて、ラジア
ントチューブ３２の蓄熱部５４及びその下流側には三方
切換弁６７の上流側において冷却用ガス導入管９２が接
続されている。
【００１２】図３に示した一実施状態では、熱処理炉１
２を加熱から冷却へと移行させるときのラジアントチュ
ーブ３２の冷却に際し、ガス供給管７２から冷却用空気
を供給し、この冷却用空気を、三方切換弁６６→蓄熱部
５３→ラジアントチューブ３２→蓄熱部５４→三方切換
弁６７→ガス排出管８３の経路により、ラジアントチュ
ーブ３２の一端部から他端部へと一方向でのみ流し、同
時に他端部の蓄熱部５４及びその下流側に冷却用ガス導
入管９２から冷却用空気を導入している。
２を加熱から冷却へと移行させるときのラジアントチュ
ーブ３２の冷却に際し、ガス供給管７２から冷却用空気
を供給し、この冷却用空気を、三方切換弁６６→蓄熱部
５３→ラジアントチューブ３２→蓄熱部５４→三方切換
弁６７→ガス排出管８３の経路により、ラジアントチュ
ーブ３２の一端部から他端部へと一方向でのみ流し、同
時に他端部の蓄熱部５４及びその下流側に冷却用ガス導
入管９２から冷却用空気を導入している。
【００１３】実施例１ 図１及び図２について前述した一実施状態にしたがい、
バッチ式熱処理炉で機械部品を加熱して冷却した。冷却
直前のラジアントチューブの温度は９３０℃、炉温は９
００℃、品温は９００℃であった。冷却は、ガス供給管
７１から２０℃の冷却用空気を６０m3／時で供給してラ
ジアントチューブ３１の一端部から他端部へと一方向で
のみ流し、同時に冷却用ガス導入管９１から２０℃の冷
却用空気を６０m3／時で導入する操作を行なった。冷却
を開始してから１０分後、ラジアントチューブ３１の温
度は６９０℃、炉温は８００℃、品温は８５０℃にな
り、この間にガス排出管８１から排出されたガスの温度
は７０〜１７０℃であった。
バッチ式熱処理炉で機械部品を加熱して冷却した。冷却
直前のラジアントチューブの温度は９３０℃、炉温は９
００℃、品温は９００℃であった。冷却は、ガス供給管
７１から２０℃の冷却用空気を６０m3／時で供給してラ
ジアントチューブ３１の一端部から他端部へと一方向で
のみ流し、同時に冷却用ガス導入管９１から２０℃の冷
却用空気を６０m3／時で導入する操作を行なった。冷却
を開始してから１０分後、ラジアントチューブ３１の温
度は６９０℃、炉温は８００℃、品温は８５０℃にな
り、この間にガス排出管８１から排出されたガスの温度
は７０〜１７０℃であった。
【００１４】比較例１ 実施例１と同じバッチ式熱処理炉で実施例１と同じ機械
部品を実施例１と同じ温度に加熱して次のように冷却し
た。冷却は、ガス供給管７１から２０℃の冷却用空気を
６０m3／時で供給してラジアントチューブ３１の一端部
から他端部へと１分間流した後、四方切換弁６１を切換
え、ガス供給管７１から２０℃の冷却用空気を６０m3／
時で供給してラジアントチューブ３１の他端部から一端
部へと１分間流す操作を繰り返して行なった。冷却を開
始してから６０分後、ラジアントチューブ３１の温度は
７５０℃、炉温は８５０℃、品温は８８０℃になり、こ
の間にガス排出管８１から排出されたガスの温度は１０
０〜１５０℃であった。
部品を実施例１と同じ温度に加熱して次のように冷却し
た。冷却は、ガス供給管７１から２０℃の冷却用空気を
６０m3／時で供給してラジアントチューブ３１の一端部
から他端部へと１分間流した後、四方切換弁６１を切換
え、ガス供給管７１から２０℃の冷却用空気を６０m3／
時で供給してラジアントチューブ３１の他端部から一端
部へと１分間流す操作を繰り返して行なった。冷却を開
始してから６０分後、ラジアントチューブ３１の温度は
７５０℃、炉温は８５０℃、品温は８８０℃になり、こ
の間にガス排出管８１から排出されたガスの温度は１０
０〜１５０℃であった。
【００１５】尚、実施例１において、冷却用ガス導入管
９１から冷却用空気を導入することなく、ガス供給管７
１から供給した冷却用空気をラジアントチューブ３１の
一端部から他端部へと一方向でのみ流し続けた場合、ガ
ス排出管８１から排出されたガスの温度は１０分後に３
００℃となり、四方切換弁６１の耐熱限度を越えた。
９１から冷却用空気を導入することなく、ガス供給管７
１から供給した冷却用空気をラジアントチューブ３１の
一端部から他端部へと一方向でのみ流し続けた場合、ガ
ス排出管８１から排出されたガスの温度は１０分後に３
００℃となり、四方切換弁６１の耐熱限度を越えた。
【００１６】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、ラジアントチューブを比較的短時間に冷却で
き、したがって熱処理炉をそれだけ短時間に冷却できる
という効果がある。
明には、ラジアントチューブを比較的短時間に冷却で
き、したがって熱処理炉をそれだけ短時間に冷却できる
という効果がある。
【図１】本発明の一実施状態を略示する縦断面図。
【図２】図１の四方切換弁を示す部分拡大縦断面図。
【図３】本発明の他の一実施状態を略示する縦断面図。
１１，１２・・・熱処理炉、２１，２２・・・蓄熱式ラ
ジアントチューブバーナ、３１，３２・・・ラジアント
チューブ、４１〜４４・・・バーナ、５１〜５４・・・
蓄熱部、６１・・・四方切換弁、６６，６７・・・三方
切換弁、９１，９２・・・冷却用ガス導入管
ジアントチューブバーナ、３１，３２・・・ラジアント
チューブ、４１〜４４・・・バーナ、５１〜５４・・・
蓄熱部、６１・・・四方切換弁、６６，６７・・・三方
切換弁、９１，９２・・・冷却用ガス導入管
Claims (1)
- 【請求項１】 ラジアントチューブの両端部にバーナ及
び蓄熱部をそれぞれ備え、一端部のバーナの燃焼時にそ
の排ガスの顕熱を他端部の蓄熱部で蓄熱しておき、次に
他端部のバーナの燃焼時にその燃焼用ガス或は更に燃料
を上記顕熱を蓄熱しておいた蓄熱部で予熱する蓄熱式ラ
ジアントチューブバーナの冷却方法であって、一端部か
ら他端部へと一方向でのみ冷却用ガスを流すと共に、他
端部の蓄熱部及び／又はその下流側に冷却用ガスを導入
することを特徴とする蓄熱式ラジアントチューブバーナ
の冷却方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7149614A JPH08312910A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 蓄熱式ラジアントチューブバーナの冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7149614A JPH08312910A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 蓄熱式ラジアントチューブバーナの冷却方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08312910A true JPH08312910A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=15479066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7149614A Pending JPH08312910A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 蓄熱式ラジアントチューブバーナの冷却方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08312910A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108426247A (zh) * | 2017-02-14 | 2018-08-21 | 中外炉工业株式会社 | 蓄热燃烧器的燃料喷嘴冷却结构 |
-
1995
- 1995-05-23 JP JP7149614A patent/JPH08312910A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108426247A (zh) * | 2017-02-14 | 2018-08-21 | 中外炉工业株式会社 | 蓄热燃烧器的燃料喷嘴冷却结构 |
| CN108426247B (zh) * | 2017-02-14 | 2020-09-01 | 中外炉工业株式会社 | 蓄热燃烧器的燃料喷嘴冷却结构 |
| TWI755441B (zh) * | 2017-02-14 | 2022-02-21 | 日商中外爐工業股份有限公司 | 再生式燃燒器之燃料噴嘴冷卻構造 |
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