JPH08312593A - 調整リング及び調整リングを備えたコンプレッサ - Google Patents

調整リング及び調整リングを備えたコンプレッサ

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JPH08312593A
JPH08312593A JP8112703A JP11270396A JPH08312593A JP H08312593 A JPH08312593 A JP H08312593A JP 8112703 A JP8112703 A JP 8112703A JP 11270396 A JP11270396 A JP 11270396A JP H08312593 A JPH08312593 A JP H08312593A
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ring
compressor
adjusting ring
adjusting
thermal expansion
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Frank Kocian
コキアン フランク
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも一部分を熱膨張率の低い材料から
製造でき、温度条件に関して金属製コンプレッサハウジ
ングに適合可能な調整リングを提供する。 【解決手段】 調整リング10は、複数の支承部を介し
てコンプレッサハウジング68に取付けられ、コンプレ
ッサ11の複数の案内羽根78のピッチ角を同期して変
更する。調整リング10は、各々が隣合う2つの支承部
の間に配置される複数の湾曲したリング部分12を備え
る。各リング部分12は、外側に配置される周縁部材1
4と内側に配置される支持部材18とを備える。支持部
材18の熱膨張率は周縁部材14の熱膨張率よりも大き
く、リング部分12の温度上昇時にリング部分12の曲
率が減少するように周縁部材14と支持部材18とが互
いに固定される。それにより温度上昇時に、リング部分
12の間に位置する支承部が径方向外側へ移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンプレッサの複
数の案内羽根のピッチ角を同期して変更するための調整
リングに関する。この調整リングは、コンプレッサのハ
ウジングに調整リングを取付けるための複数の支承部を
備えるものである。
【0002】
【従来の技術】この種の調整リングは特に、航空技術に
おいて、複数の案内羽根を調整して多様な形状要件のも
とでのコンプレッサの最適動作を可能にすることによ
り、コンプレッサを異なる運転条件に適合させるように
作用する。従来、この種の調整リングは、少なくともコ
ンプレッサの高温領域では、全体がチタン等の金属から
製造されていた。
【0003】調整リングの製造コストを削減しかつその
重量を相当に軽減するためには、調整リングを少なくと
も部分的に非金属材料から製造することが要求される。
そのような非金属材料は、充分な強度と剛性とを有し、
リング構造を金属材料で製造する場合よりも軽量化でき
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、調整リングの
構造原理を維持しつつ金属材料を非金属材料に単に置換
することは、少なくとも高温領域に関しては一般に実施
不可能である。何故ならば、使用可能な非金属材料は通
常、金属製のコンプレッサハウジングよりも相当に低い
熱膨張率を有するので、調整リングが、コンプレッサの
作動中に生じる温度の上昇の間に、膨張するコンプレッ
サハウジング上に締め付けられるからである。このよう
な状況では、調整リングはコンプレッサハウジングに対
して移動できなくなり、その結果、コンプレッサの複数
の案内羽根のピッチ角を同期して変更することができな
くなる。
【0005】したがって本発明の目的は、少なくとも一
部分を熱膨張率の低い材料から製造でき、しかも温度条
件に関して金属製コンプレッサハウジングに適合可能な
調整リングを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、複数の支承部を介してコ
ンプレッサのハウジングに取付けられ、コンプレッサの
複数の案内羽根のピッチ角を同期して変更する調整リン
グにおいて、複数の湾曲したリング部分を具備し、それ
らリング部分の各々は隣合う2つの支承部の間に配置さ
れ、それらリング部分の温度が上昇する間に、リング部
分の曲率が減少して、それらリング部分の間に位置する
複数の支承部が径方向外側へ移動するように構成された
ことを特徴とする調整リングを提供する。
【0007】本発明の概念によれば、調整リングの形状
の変化により、調整リングがコンプレッサハウジング上
に締め付けられることを回避するに充分なまで、調整リ
ングの複数の支承部を径方向外側へ移動する利点が得ら
れる。調整リングとコンプレッサハウジングとの間の熱
膨張適合性に関し、調整リングが均質的に熱膨張する必
要はない。したがって調整リングは、極小、無限小又は
負の熱膨張率と充分な剛性とを有した非金属材料から、
必要な構造的剛性を損なうことなく少なくとも部分的に
製造できる。
【0008】一般にこのような概念を採用することによ
り、環状又は管状の支持体と、支持体の材料よりも小さ
い熱膨張を呈する材料からなり、複数の支承部を介して
支持体に取付けられ、支持体を包囲し、又は支持体によ
り包囲される環状又は管状の被支持体との間に、熱膨張
適合性を付与することが可能となる。この場合、被支持
体はその周方向に、各々が2つの支承部の間に配置され
る複数の環状又は管状部分に分割され、被支持体の温度
が上昇する間に、それら環状又は管状部分の曲率が減少
して、複数の支承部が径方向外側へ移動するように構成
される。
【0009】被支持体が支持体の材料よりも大きな熱膨
張を呈する材料からなる場合は、温度上昇時に複数の環
状又は管状部分の曲率が増加し、複数の支承部が径方向
内側へ移動する。調整リングは、コンプレッサハウジン
グに調整リングを取付けるに適した個数の支承部を確保
するために、少なくとも3個のリング部分を備えること
が有利である(請求項2)。
【0010】他方、調整リングを分割するリング部分の
個数の増加に伴い、本発明による形状変化の効果が薄
れ、しかも調整リングの製造コストが上昇するので、調
整リングは最多で16個のリング部分を備えることが有
利である(請求項3)。したがって、6個から10個の
リング部分を備える調整リングの実施形態が、特に好ま
しい。
【0011】温度上昇中のリング部分の曲率の減少は、
請求項4に記載した以下の構成において有利に達成され
る。すなわち、リング部分の各々が、調整リングの外側
に配置されて調整リングの周方向への第1熱膨張率を有
する周縁部材と、調整リングの内側に配置されて調整リ
ングの周方向への第2熱膨張率を有する支持部材とを具
備し、第2熱膨張率が第1熱膨張率よりも大きく、リン
グ部分の温度上昇時にリング部分の曲率が減少するよう
に各リング部分の周縁部材と支持部材とが互いに固定さ
れてなる構成である。このような構成により、調整リン
グの所要の形状変化が、温度感知素子として周知のバイ
メタル効果と同様の効果により、リング部分の温度上昇
中に生じる。各リング部分の周縁部材は、少なくとも非
金属材料から形成できる。
【0012】温度上昇の間にリング部分の曲率を増加さ
せるためには、支持部材は調整リングの内側でなく外側
に配置されるべきである。さらに、案内羽根の正確な調
整に必要な調整リングの構造的剛性を保持しつつ重量を
相当に削減するためには、周縁部材が少なくとも部分的
に繊維複合材料から形成されることが有利である(請求
項5)。
【0013】この複合材料は、例えば炭素繊維複合材料
(請求項6)か、又はガラス繊維複合材料(請求項7)
であることができる。特に、繊維複合材料の繊維群が調
整リングの周方向に実質的に整列配置されることが有利
である(請求項8)。それにより、調整リングの周方向
に非常に優れた剛性及び強度が得られる。
【0014】支持部材の材料としては、周縁部材の材
料、特に対応の熱膨張率を有する繊維複合材料よりも明
確に高い熱膨張率を有するあらゆる材料を採用できる。
重量を軽減するために、支持部材が少なくとも部分的に
アルミニウム(請求項9)、特にアルミニウム粉末合金
から形成される実施形態が特に望ましい。調整リングの
各リング部分の周縁部材は、調整リングの組立て前には
相互に連結されない独立した部材として製造することが
できる。
【0015】しかし、調整リングの製造を単純化し、か
つ調整リングの剛性を向上させるためには、幾つかの隣
合うリング部分の周縁部材が互いに一体に形成されるこ
とが有利である(請求項10)。この場合、複数のリン
グ部分の周縁部材が2つの周縁リング半体として形成さ
れることが有利であり(請求項11)、それにより組立
ての要求と製造の要求との間に有利な妥協が得られる。
【0016】また、全てのリング部分の周縁部材が互い
に一体に形成されることは特に有利である(請求項1
2)。さらに請求項13に記載の発明は、コンプレッサ
ハウジング、複数の案内羽根、及びそれら案内羽根のピ
ッチ角を同期して変更する調整リングを具備したコンプ
レッサにおいて、調整リングが、請求項1〜12のいず
れか1項に記載された調整リングからなることを特徴と
するコンプレッサを提供する。
【0017】いかなる大きな力も要さずに調整リングを
コンプレッサハウジングに対して周方向に移動できるよ
うにするために、コンプレッサは、コンプレッサハウジ
ング上で摺動する摺動面を各々に備えた複数の摺動子を
具備し、調整リングがそれら摺動子に取付けられること
が有利である(請求項14)。重量を軽減するために
は、これら摺動子が繊維複合材料から形成されることが
有利である(請求項15)。
【0018】さらに、コンプレッサハウジングが複数の
調整リングキャリアを具備し、調整リングキャリアの各
々が摺動面を備える構成(請求項16)により、調整リ
ングとコンプレッサハウジングとの間の相対移動を容易
にすることが有利である。特にコンプレッサは、摺動子
だけでなく調整リングキャリアも備え、それにより摺動
子の摺動面が調整リングキャリアの摺動面に沿って摺動
できることが有利である。
【0019】重量を軽減するためには、これら調整リン
グキャリアが繊維複合材料から形成されることが有利で
ある(請求項17)。それら調整リングキャリアは、密
な布帛層と密でないスペーサ層とをコンプレッサの径方
向へ交互に配置してなる積層構造を有することが好まし
い(請求項18)。スペーサ層に複数の空所が形成され
ることにより、調整リングキャリアの重量が特に効果的
に軽減される。
【0020】布帛層はコンプレッサの径方向へ負の熱膨
張率を有することが有利である(請求項19)。この場
合、温度上昇時に調整リングキャリアはコンプレッサの
径方向へ収縮し、それによりコンプレッサハウジングの
膨張を部分的に相殺する。このような構成によれば、調
整リングの複数の支承部の径方向外側への移動量が少な
い場合にも、調整リングとコンプレッサハウジングとの
間に充分な熱膨張適合性が確保される。
【0021】布帛層の径方向への特に大きな負の熱膨張
率は、布帛層が、コンプレッサの径方向に対し約+30
°の角度に整列配置された繊維群と、コンプレッサの径
方向に対し約−30°の角度に整列配置された繊維群と
を具備する場合に得ることができる(請求項20)。さ
らに、調整リングの熱負荷を低減するために、コンプレ
ッサハウジングと各々の調整リングキャリアとの間に熱
絶縁層を配置することが有利である(請求項21)。
【0022】調整リングの複数の支承部が、温度上昇の
間に調整リングキャリアと実質的同一の距離だけ径方向
外側へ移動するように、複数のリング部分の周縁部材の
熱膨張率と支持部材の熱膨張率とが、互いに適応される
とともにリング部分の長さ及び曲率に適応されてなるこ
とが有利である(請求項22)。このような構成によれ
ば、運転サイクル(コンプレッサの運転温度までの加熱
及び冷却)の間に、調整リングの各支承部の隙間を小さ
く維持できるので、調整リングを正確に位置決めしてコ
ンプレッサの複数の案内羽根のピッチ角を正確に設定す
ることが可能となる。このためには、調整リングが運転
状態でコンプレッサハウジングよりも低温であるので、
調整リングの特定の有効熱膨張が複数の支承部において
コンプレッサハウジングの特定の熱膨張よりも大きいこ
とが必要である。
【0023】本発明の他の特徴及び利点は、以下の実施
形態の説明及び図面において明らかとなろう。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明をその好適な実施の形態に基づき詳細に説明する。全
図面において、同一又は機能的に等価の構成要素には共
通の参照符号を付す。図1は、本発明の一実施形態によ
る調整リング10を示す。調整リング10は、コンプレ
ッサ11に備えられるものであり、複数(例えば8個)
の略円弧状のリング部分12を備える。図2は、隣接す
る2個のリング部分12を拡大して示す。
【0025】各リング部分12は、調整リング10の外
周側に配置された円弧環状の周縁部材14と、周縁部材
14の内側に例えば4箇所の接触面16にて固定され、
周縁部材14の内側から調整リング10の軸線20に向
かって突出する支持部材18とを備える。周縁部材14
は、調整リング10の周方向に沿って、小さな、又は無
限小の、又は負の熱膨張率を有する材料から形成され
る。
【0026】これは例えば周縁部材14を、調整リング
10の周方向に平行に複数の炭素繊維を整列させた炭素
繊維複合材料から製造することにより達成される。この
場合、調整リング10の周方向への膨張に関する熱膨張
率は、略完全に消滅する。炭素繊維複合材料の代わり
に、又はそれに補足して、周縁部材14をガラス繊維複
合材料から製造することもできる。この場合、調整リン
グ10の周方向への膨張に関する熱膨張率は、明らかに
正の範囲であるが、金属製コンプレッサハウジングの熱
膨張率の約半分に過ぎない。
【0027】図1〜図5に示す実施形態による調整リン
グでは、隣接する4個の周縁部材14が互いに一体に形
成されて周縁リング半体22を構成する。こうして構成
された2個の周縁リング半体22は、2つの連結部位2
4(1つのみ図1に示す)で互いに固定され、それによ
り完全に閉鎖した周縁リング26を構成する。各支持部
材18は、矩形断面を有した中空リングの一部分の形状
を本質的に有する。この中空リングの側壁は、各周縁部
材14と同一の高さを有して各周縁部材14に対向かつ
接触して配置される。各支持部材18は両端に斜面を有
し、軽量化のために例えば接触面16の間に配置される
3つの凹部28を備える。
【0028】図3に示すように、各支持部材18は、そ
れぞれの例えば4個の接触面16の各領域に、径方向へ
の貫通穴30を備える。各貫通穴30は、関連する周縁
部材14に設けられた対応の径方向貫通穴32に、常に
重畳して配置される。各支持部材18の各貫通穴30の
径方向内側開口には、雌ねじを有した挿入子34が設置
され、雄ねじを有した中空円筒状の案内スリーブ36が
挿入子34に螺合される。案内スリーブ36は、支持部
材18の貫通穴30及び周縁部材14の貫通穴32に挿
通され、案内スリーブ36の径方向外側端部に形成され
たリム38が、周縁部材14の外側に当接される。支持
部材18は、各挿入子34と各案内スリーブ36との協
働により、関連する周縁部材14に固定される。
【0029】支持部材18は、少なくとも調整リング1
0の周方向において、高い熱膨張率を有した材料から製
造される。例えばアルミニウム粉末合金を使用できる。
この材料は、高温環境においてもリング部分12の充分
な曲げ剛性を確保する。各周縁部材14の複数の貫通穴
32は、周縁部材14の周方向へ等間隔に配置される。
【0030】周縁リング26にはさらに、隣接する2個
のリング部分12の相互臨界点を成す2個の支持部材1
8の間の各位置に、径方向貫通穴40が設けられる。こ
の貫通穴40は、互いに隣接する2つの貫通穴32の間
の距離に等しい距離だけ、隣接する貫通穴32から離間
される。周縁リング26の内側には、略平行六面体の支
持ブロック42が配置される。このとき、図4に示すよ
うに、支持ブロック42の中心をコンプレッサ11の径
方向へ貫通するねじ穴44が、周縁リング26の貫通穴
40に整合して配置される。
【0031】さらに各支持ブロック42は、支持ブロッ
ク42から調整リング10の周方向へ互いに逆方向に突
出する2つの肩部45を備える。各肩部45は、各周縁
部材14の内側及び各支持部材18に当接される。雄ね
じを有した中空円筒状の案内スリーブ36は、周縁リン
グ26の貫通穴40に挿通されて支持ブロック42のね
じ穴44に螺合され、リム38が周縁リング26の外側
に当接される。
【0032】支持ブロック42の径方向内側の領域は、
摺動子48に設けた略平行六面体の凹部46に、径方向
へ僅かな隙間を有して移動可能に案内される。調整リン
グ10は、支持ブロック42の外表面にて、摺動子48
上にコンプレッサの径方向に整列して支持される。した
がって支持ブロック42は、調整リング10の支承部を
構成する。
【0033】支持ブロック42から離れた径方向内側に
位置する摺動子48の凹形の摺動面50は、円環面の一
部分の形状を有し、摺動被覆を備える。摺動面50は、
調整リングキャリアを構成する心出し部材54に設けら
れた対応の凸形の摺動面52に当接される。摺動子48
の凹形摺動面50及び心出し部材54の凸形摺動面52
の、各々の曲率の大きさ及び方向が互いに合致されてい
るので、各摺動子48は、関連する心出し部材54に沿
って調整リング10の周方向へ摺動できる。
【0034】各心出し部材54は、略台形の上方案内板
56及び下方案内板56を備える。各心出し部材54に
隣接するリング部分12の支持部材18は、調整リング
10の周方向移動の間に、それら2つの案内板56の間
で案内される。ここで、各心出し部材54の2つの案内
板56の間隔は、支持部材18の高さよりも幾分大きく
なっている。
【0035】各心出し部材54はさらに、径方向へ延び
る段付きの中心貫通穴58を備える。この段付貫通穴5
8は、径方向外側の拡張部分60と径方向内側の縮小部
分62とを備える。段付貫通穴58の縮小部分62は、
心出し部材54の径方向内側の底面64に開口する。心
出し部材54の底面64は、略平行六面体形状の絶縁ブ
ロック66に当接される。絶縁ブロック66はそれ自
体、調整リング10に同心配置された略中空円筒状のコ
ンプレッサハウジング68に支持される。
【0036】心出し部材54には、各案内板56に直交
して延びる貫通穴69がさらに形成される。貫通穴69
は段付貫通穴58に交差し、円筒状のピン70が貫通穴
69に挿入される。このときピン70の径方向中心貫通
穴が、段付貫通穴58の縮小部分62に整列配置され
る。各心出し部材54は、ピン70の中心貫通穴、段付
貫通穴58の縮小部分62、及びそれらに整列配置され
る絶縁ブロック66の貫通穴に挿通されるねじ71によ
り、所定位置に固定される。ねじ71は、コンプレッサ
ハウジング68に設けた径方向ねじ穴72に螺合され、
ねじ71の頭がピン70に当接される。心出し部材54
に効果的に加えられる結合力は、ピン70によって得ら
れる。
【0037】心出し部材54は炭素繊維複合材料から製
造できる。それにより心出し部材54は、僅かに正の、
又は無限小の、又は負の熱膨張率を備える。図5は、軽
量化及び径方向への負の熱膨張率の達成に有効な、積層
構造の心出し部材を示す。この積層構造では、密な布帛
層73と比較的密でないスペーサ層74とが、コンプレ
ッサの軸方向へ交互に配置される。スペーサ層74は、
布帛層73を横断するスペーサ布帛の複数のウェブ75
を備える。
【0038】布帛層73は、コンプレッサの径方向に対
して約+30°の角度に整列配置される繊維群と、コン
プレッサの径方向に対して約−30°の角度に整列配置
される繊維群とを備える。それにより、コンプレッサの
径方向における心出し部材54の、可及的に大きな負の
熱膨張率が得られる。図5では、コンプレッサの径方向
を矢印73aで示し、布帛層73の繊維群の整列方向を
矢印73b、73cで示す。
【0039】絶縁ブロック66は、高温に影響されない
優れた耐熱性を有したプラスチック材料から製造でき
る。それにより、コンプレッサの作動中にコンプレッサ
ハウジング68から心出し部材54を介して調整リング
10へ伝達される熱量、及び調整リング10への熱負荷
が、可及的に低く維持される。図1に示す実施形態にお
いて40個の案内羽根78からなる案内羽根系76は、
中空円筒状のコンプレッサハウジング68の内壁に沿っ
て配置される。全ての案内羽根78は、調整リング10
とコンプレッサハウジング68との共通の軸線20に関
し、同一ピッチ角に整合して配置される。各案内羽根7
8は、径方向外側に突出する調整シャフト80を備え
る。各調整シャフト80は、コンプレッサハウジング6
8に設けた径方向貫通穴82、及びコンプレッサハウジ
ング68の外壁上に配置された支持スリーブ84に挿通
され、支持スリーブ84と同心に配置される。各調整シ
ャフト80はその自由端で、調整シャフト80の軸線に
直交配置された調整アーム86に、回転不能に連結され
る。
【0040】各調整アーム86はその自由端に、径方向
内側に突出する連接ピン88を備え、連接ピン88が周
縁リング26の各案内スリーブ36に1つずつ装着され
る。それにより、調整リング10と案内羽根系76との
間に関節式の連接構造が付与される。この関節式連接構
造により、案内羽根系76の全ての案内羽根78のピッ
チ角を、正確に同期して変更することが可能になる。
【0041】図1に示す休止位置にある調整リング10
においては、各支持部材18は隣接する2つの心出し部
材54の間の中央に配置され、各調整アーム86は調整
リング10及びコンプレッサハウジング68の軸線20
に平行に心合せして配置される。調整リング10がこの
位置にあるときに、複数の案内羽根78は軸線20に関
し休止ピッチ角に整合して配置される。
【0042】駆動機構(図示せず)により調整リング1
0をその周縁に沿って、コンプレッサハウジング68に
対し上方から見て時計方向へ回転させると、各案内スリ
ーブ36内の各連接ピン88は調整リング10のこの回
転動作に追従し、それにより各調整アーム86が軸線2
0に対して傾斜位置に移動する。それに従い、各調整ア
ーム86に回転不能に連結された各調整シャフト80
が、径方向内側に見て反時計方向に回動する。このよう
にして、各案内羽根78と調整リング10及びコンプレ
ッサハウジング68の軸線20との間のピッチ角は、さ
らに低減する。
【0043】他方、駆動機構(図示せず)により調整リ
ング10をその周縁に沿って、コンプレッサハウジング
68に対し反時計方向へ回転させると、各案内羽根78
は同様にして、径方向へ整列した調整シャフト80を逆
方向へ回動し、各案内羽根78と軸線20との間のピッ
チ角を増加させる。コンプレッサの複数の案内羽根78
のピッチ角は、上記した方法で同期して個々の運転条件
に適合させることができる。周縁リング26を炭素繊維
複合材料から製造したことにより、調整リング10に周
方向への高い剛性及び強度が付与される一方で、アルミ
ニウム製の支持部材18が調整リング10に優れた曲げ
剛性を付与する。
【0044】調整リング10が高い構造的剛性を有する
ので、案内羽根系76の全ての案内羽根78のピッチ角
が、正確に同一方法で同期して変更される。コンプレッ
サの運転温度は室温よりもかなり高い。したがってコン
プレッサハウジング68は、運転温度に達するまでの間
に膨張し、それによりコンプレッサハウジング68の周
縁に配置された複数の心出し部材54、及び心出し部材
54の凸形摺動面52に当接された複数の摺動子48
は、径方向外側へ移動する。そして調整リング10の支
承部を構成する複数の支持ブロック42は、対応する距
離だけ径方向外側へ移動しなければならない。これは、
摺動子48が心出し部材54の凸形摺動面52に強過ぎ
る力で押し付けられ、凸形摺動面52に沿った凹形摺動
面50の摺動及び周方向への調整リング10の回動が困
難になったり不能になったりすることを防止するためで
ある。
【0045】コンプレッサハウジング68と調整リング
10との間のこのような熱膨張適合性は、繊維複合材料
のみから製造された調整リング10では得ることができ
ない。これは繊維複合材料が、調整リング10の周方向
に便宜的に整列される繊維群の方向へ、コンプレッサハ
ウジング68を構成する通常の金属材料に比べて極めて
低い熱膨張率を有するからである。
【0046】図1〜図5に示す実施形態では、要求され
る熱膨張適合性は、調整リング10の周方向へ比較的大
きな熱膨張率を有する複数の支持部材18と、周方向へ
小さな又は無限小の熱膨張率を有する複数の周縁部材1
4との協働により生じる。温度が上昇すると、各リング
部分12の曲率は減少する。何故ならば、その内側に配
置された各支持部材18が、接触面16にて支持部材1
8に固定される各周縁部材14よりも大きく膨張するか
らである。
【0047】同様の効果は、例えば温度測定に使用され
るバイメタル素子において知られている。リング部分1
2の曲率を低減するか、又はリング部分12を真っ直ぐ
に伸ばすと、各リング部分12の両端の間の距離、すな
わち隣接する支持ブロック42の間の距離が増加する。
この距離の増加により、複数の支持ブロック42、した
がって調整リング10の複数の支承部は、自動的に径方
向外側へ移動する。
【0048】図6及び図7は、このような作用を明示す
るものである。図6は、本発明の実施形態による調整リ
ング10の略示平面図である。調整リング10は、8個
のリング部分12から構成され、隣接する2個のリング
部分12の境界が1つの支承部90に設けられる。例え
ば20℃の休止温度では、8個のリング部分12の各々
は、半径R1の八分円の形状を実質的に有する。したが
って、この休止温度で調整リング10は、半径R1の円
であり、各支承部90が中心点92から距離R1の位置
に配置される。
【0049】図7は、図6の調整リング10を、休止温
度よりも相当に高い運転温度の条件下で示す略示平面図
である。支持部材18と周縁部材14との熱膨張率が異
なる結果、運転温度において各リング部分12はより小
さく湾曲する。図7では、各リング部分12の曲率の減
少を明示するために、各リング部分12を直線状に示
す。これはかなりの誇張であるが、形状の変化による本
質的効果を最も明確に示すものである。
【0050】各リング部分12の曲率の減少により、調
整リング10は、半径R1の正確な円から逸脱して八角
形に変形し、その各隅部にリング部分12の間の支承部
90が配置される。図6に示す休止温度状態では、リン
グ部分12が湾曲しているので、隣接する2つの支承部
90の間の距離はリング部分12の長さよりも短かっ
た。
【0051】リング部分12の曲率の減少により、支承
部90の間の距離は温度上昇の間にリング部分12の長
さに近づく。リング部分12の長さは、ごく僅かにしか
膨張せず本質的に温度の影響を受けない周縁部材14の
長さに対応する。その結果、隣接する支承部90の間の
距離も温度上昇とともに増加し、それにより各支承部9
0は、調整リング10の中心点92から離れて径方向外
側に移動する。最終的に各支承部90は、図7に示すよ
うに調整リング10の中心点92から、休止温度での半
径R1よりも大きい半径R2の位置に配置される。
【0052】上述したように、各リング部分12の曲率
の減少、及び調整リング10の中心点92からの各支承
部90の距離の変化は、作用効果を明確にするために図
7に誇張して示される。休止温度よりも運転温度が80
Kだけ高くなると、実際にはR1=300mmからR2=
300.5mmまで増加する。支持部材18及び周縁部材
14に好適な材料を選択し、かつそれらを好適に寸法決
めすることにより、各支承部90(支持ブロック42)
は摺動子48と本質的同一距離だけ径方向外側へ移動す
る。それにより、調整リング10とコンプレッサハウジ
ング68との間の熱膨張適合性が確保される。
【0053】所望の熱膨張適合性は、心出し部材54が
径方向へ負の熱膨張率を有して、コンプレッサハウジン
グ68の膨張を相殺する場合に、容易に達成される。熱
膨張適合性を有する結果、調整リング10は、休止温度
だけでなく最高運転温度においても、またそれら温度の
間のいかなる温度においても、摺動子48の凹形摺動面
50が心出し部材54の凸形摺動面52に沿って摺動す
ることにより、調整リングの周方向へコンプレッサハウ
ジング68に対し容易に回動できる。また、複数の案内
羽根78のピッチ角の正確な同時変更が、多様な運転条
件において可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンプレッサの複数の案内羽根のピッチ角を同
期して変更するための本発明の実施形態による調整リン
グを、コンプレッサハウジングに取付けた状態で示す斜
視図である。
【図2】図1の調整リングにおける隣接する2つのリン
グ部分とそれらの間に位置する支承部とを示す平面図で
ある。
【図3】図2のI部分における調整リングの拡大断面図
である。
【図4】図2のII部分における調整リング及びコンプレ
ッサハウジングの拡大断面図である。
【図5】調整リングキャリア(心出し部材)の一部切欠
き斜視図である。
【図6】本発明の調整リングを休止温度の状態で示す概
略平面図である。
【図7】図6の調整リングを休止温度よりも高い運転温
度の状態で示す概略平面図である。
【符号の説明】
10…調整リング 11…コンプレッサ 12…リング部分 14…周縁部材 18…支持部材 20…軸線 42…支持ブロック 48…摺動子 50、52…摺動面 54…心出し部材 68…コンプレッサハウジング 73…布帛層 74…スペーサ層 78…案内羽根

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の支承部を介してコンプレッサのハ
    ウジングに取付けられ、該コンプレッサの複数の案内羽
    根のピッチ角を同期して変更する調整リングにおいて、 複数の湾曲したリング部分を具備し、それらリング部分
    の各々は隣合う2つの前記支承部の間に配置され、それ
    らリング部分の温度が上昇する間に、該リング部分の曲
    率が減少して、それらリング部分の間に位置する複数の
    前記支承部が径方向外側へ移動するように構成されたこ
    とを特徴とする調整リング。
  2. 【請求項2】 少なくとも3個の前記リング部分を具備
    する請求項1に記載の調整リング。
  3. 【請求項3】 最多で16個の前記リング部分を具備す
    る請求項1又は2に記載の調整リング。
  4. 【請求項4】 前記リング部分の各々は、前記調整リン
    グの外側に配置されて該調整リングの周方向への第1熱
    膨張率を有する周縁部材と、該調整リングの内側に配置
    されて該調整リングの周方向への第2熱膨張率を有する
    支持部材とを具備し、該第2熱膨張率が該第1熱膨張率
    よりも大きく、該リング部分の温度上昇時に該リング部
    分の曲率が減少するように各々の該リング部分の該周縁
    部材と該支持部材とが互いに固定される請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の調整リング。
  5. 【請求項5】 前記周縁部材が少なくとも部分的に繊維
    複合材料から形成される請求項4に記載の調整リング。
  6. 【請求項6】 前記周縁部材が少なくとも部分的に炭素
    繊維複合材料から形成される請求項5に記載の調整リン
    グ。
  7. 【請求項7】 前記周縁部材が少なくとも部分的にガラ
    ス繊維複合材料から形成される請求項5に記載の調整リ
    ング。
  8. 【請求項8】 前記繊維複合材料の繊維群が前記調整リ
    ングの周方向に実質的に整列配置される請求項5〜7の
    いずれか1項に記載の調整リング。
  9. 【請求項9】 前記支持部材が少なくとも部分的にアル
    ミニウムから形成される請求項4〜8のいずれか1項に
    記載の調整リング。
  10. 【請求項10】 幾つかの隣合う前記リング部分の前記
    周縁部材が互いに一体に形成される請求項4〜9のいず
    れか1項に記載の調整リング。
  11. 【請求項11】 複数の前記リング部分の前記周縁部材
    が2つの周縁リング半体として形成される請求項10に
    記載の調整リング。
  12. 【請求項12】 全ての前記リング部分の前記周縁部材
    が互いに一体に形成される請求項10に記載の調整リン
    グ。
  13. 【請求項13】 コンプレッサハウジング、複数の案内
    羽根、及びそれら案内羽根のピッチ角を同期して変更す
    る調整リングを具備したコンプレッサにおいて、 前記調整リングが、請求項1〜12のいずれか1項に記
    載された調整リングからなることを特徴とするコンプレ
    ッサ。
  14. 【請求項14】 前記コンプレッサハウジング上で摺動
    する摺動面を各々に備えた複数の摺動子を具備し、前記
    調整リングが該摺動子に取付けられる請求項13に記載
    のコンプレッサ。
  15. 【請求項15】 前記摺動子が繊維複合材料から形成さ
    れる請求項14に記載のコンプレッサ。
  16. 【請求項16】 前記コンプレッサハウジングが複数の
    調整リングキャリアを具備し、該調整リングキャリアの
    各々が摺動面を備える請求項13〜15のいずれか1項
    に記載のコンプレッサ。
  17. 【請求項17】 前記調整リングキャリアが繊維複合材
    料から形成される請求項16に記載のコンプレッサ。
  18. 【請求項18】 前記調整リングキャリアが、密な布帛
    層と密でないスペーサ層とを前記コンプレッサの径方向
    へ交互に配置してなる積層構造を有する請求項17に記
    載のコンプレッサ。
  19. 【請求項19】 前記布帛層が前記コンプレッサの径方
    向へ負の熱膨張率を有する請求項18に記載のコンプレ
    ッサ。
  20. 【請求項20】 前記布帛層が、前記コンプレッサの径
    方向に対し約+30°の角度に整列配置された繊維群
    と、該コンプレッサの径方向に対し約−30°の角度に
    整列配置された繊維群とを具備する請求項19に記載の
    コンプレッサ。
  21. 【請求項21】 前記コンプレッサハウジングと各々の
    前記調整リングキャリアとの間に熱絶縁層が配置される
    請求項16〜20のいずれか1項に記載のコンプレッ
    サ。
  22. 【請求項22】 前記調整リングが請求項4〜12のい
    ずれか1項に記載された調整リングからなり、該調整リ
    ングの複数の前記支承部が、温度上昇の間に前記調整リ
    ングキャリアと実質的同一の距離だけ径方向外側へ移動
    するように、前記周縁部材の熱膨張率と前記支持部材の
    熱膨張率とが、互いに適応されるとともに前記リング部
    分の長さ及び曲率に適応されてなる請求項16〜21の
    いずれか1項に記載のコンプレッサ。
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