JPH08312122A - 建物の出隅部構造 - Google Patents
建物の出隅部構造Info
- Publication number
- JPH08312122A JPH08312122A JP12360395A JP12360395A JPH08312122A JP H08312122 A JPH08312122 A JP H08312122A JP 12360395 A JP12360395 A JP 12360395A JP 12360395 A JP12360395 A JP 12360395A JP H08312122 A JPH08312122 A JP H08312122A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corner
- outside
- panel
- building
- partition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 角が曲面により形成され、安全性が高い出隅
部構造を提供する。 【構成】 建物の間仕切等のパネル1、2の端部がほぼ
直角に突き合わされて形成される建物の出隅部構造10
において、上記パネル1、2の端部の内側同士が突き合
わされ、一方のパネル1の端部の外側から他方のパネル
2の外側間に亘って柔軟性を有するコーナー部材が設け
られている。
部構造を提供する。 【構成】 建物の間仕切等のパネル1、2の端部がほぼ
直角に突き合わされて形成される建物の出隅部構造10
において、上記パネル1、2の端部の内側同士が突き合
わされ、一方のパネル1の端部の外側から他方のパネル
2の外側間に亘って柔軟性を有するコーナー部材が設け
られている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の間仕切等の端部
がほぼ直角に突き合わされて形成される建物の出隅部構
造に関する。
がほぼ直角に突き合わされて形成される建物の出隅部構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の角となっている出隅部は、
例えば、特公昭51−10573号公報に記載されてい
るように、面材同士が突き合わされて形成されている。
この従来の出隅部の構造を図面を参照して説明すると、
図2の従来の出隅部構造の断面図に示すように、間仕切
100と間仕切200のほぼ直角に、端部の内側が突き
合わされて出隅部(角部)が形成され、この出隅部に断
面形状が角型のコーナー材300が収まるように設けら
れた構造となっている。
例えば、特公昭51−10573号公報に記載されてい
るように、面材同士が突き合わされて形成されている。
この従来の出隅部の構造を図面を参照して説明すると、
図2の従来の出隅部構造の断面図に示すように、間仕切
100と間仕切200のほぼ直角に、端部の内側が突き
合わされて出隅部(角部)が形成され、この出隅部に断
面形状が角型のコーナー材300が収まるように設けら
れた構造となっている。
【0003】又、図3に示すように、一方の間仕切40
0の端部の木口に、他方の間仕切500の端部の内側面
を当接させ、且つ、間仕切400の面材401の厚さ相
当分を引っ込めて設け、角部に面材401と同等の厚さ
の板状のコーナー材600を面材401の表面と面一に
設けた構造も用いられている。
0の端部の木口に、他方の間仕切500の端部の内側面
を当接させ、且つ、間仕切400の面材401の厚さ相
当分を引っ込めて設け、角部に面材401と同等の厚さ
の板状のコーナー材600を面材401の表面と面一に
設けた構造も用いられている。
【0004】上記このようなコーナー材300、或いは
600により仕上げられた出隅部は、ほぼ90°の角が
形成されており、面材の表面と同様に化粧材により仕上
げされるようになっている。
600により仕上げられた出隅部は、ほぼ90°の角が
形成されており、面材の表面と同様に化粧材により仕上
げされるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明のように、従来の出隅部の角には特別な処理がなされ
ておらず、角がほぼ直角のまま残されている。従って、
この出隅部の表面はクロス等が張られて化粧仕上げされ
ているとは言え、幼児や高齢者等にとっては、機敏な動
作ができにくく、何かのひょうしに出隅部の角にぶつか
って、その尖った角で怪我をするといった危険性が残さ
れている。建物内のこういった箇所の危険性を排除し、
安全性を向上させることは、重要なことである。
明のように、従来の出隅部の角には特別な処理がなされ
ておらず、角がほぼ直角のまま残されている。従って、
この出隅部の表面はクロス等が張られて化粧仕上げされ
ているとは言え、幼児や高齢者等にとっては、機敏な動
作ができにくく、何かのひょうしに出隅部の角にぶつか
って、その尖った角で怪我をするといった危険性が残さ
れている。建物内のこういった箇所の危険性を排除し、
安全性を向上させることは、重要なことである。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、角が曲面により形成され、安全
性が高い出隅部構造を提供するものである。
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、角が曲面により形成され、安全
性が高い出隅部構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の建物の出隅部構
造においては、建物の間仕切等のパネルの端部がほぼ直
角に突き合わされて形成される建物の出隅部構造におい
て、上記パネルの端部の内側同士が突き合わされ、一方
のパネルの端部の外側から他方のパネルの外側間に亘っ
て柔軟性を有するコーナー部材が設けられていることを
特徴とする。
造においては、建物の間仕切等のパネルの端部がほぼ直
角に突き合わされて形成される建物の出隅部構造におい
て、上記パネルの端部の内側同士が突き合わされ、一方
のパネルの端部の外側から他方のパネルの外側間に亘っ
て柔軟性を有するコーナー部材が設けられていることを
特徴とする。
【0008】本発明の出隅部構造において、一方のパネ
ルの外側から他方のパネルの外側間に亘って設けられる
コーナー部材の材質としては、熱可塑性樹脂、繊維強化
樹脂、或いはゴム系材料が成形加工され、弾性的反発力
を持たせたものが好適に用いられる。
ルの外側から他方のパネルの外側間に亘って設けられる
コーナー部材の材質としては、熱可塑性樹脂、繊維強化
樹脂、或いはゴム系材料が成形加工され、弾性的反発力
を持たせたものが好適に用いられる。
【0009】
【作用】本発明の建物の出隅部構造においては、パネル
の端部の内側同士が突き合わされ、一方のパネルの端部
の外側から他方のパネルの外側間に亘って柔軟性を有す
るコーナー部材が設けられているので、角が曲面を有
し、ぶつかっても怪我をする危険性が少なく、安全性が
高い出隅部構造とすることができる。
の端部の内側同士が突き合わされ、一方のパネルの端部
の外側から他方のパネルの外側間に亘って柔軟性を有す
るコーナー部材が設けられているので、角が曲面を有
し、ぶつかっても怪我をする危険性が少なく、安全性が
高い出隅部構造とすることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の建物の出隅部構造の一例を示す
断面図である。図1において、出隅部10は、ほぼ直角
に突き合わされて設けられた間仕切1、2の角部にコー
ナー部材3が設けられて、以下に詳述するような構造と
なっている。
する。図1は、本発明の建物の出隅部構造の一例を示す
断面図である。図1において、出隅部10は、ほぼ直角
に突き合わされて設けられた間仕切1、2の角部にコー
ナー部材3が設けられて、以下に詳述するような構造と
なっている。
【0011】上記ほぼ直角に突き合わされる間仕切1、
2は、同一仕様のものであり、この間仕切1、2は、両
面の面材11、12、或いは21、22が縦枠13、或
いは23に張設されて構成されたものである。
2は、同一仕様のものであり、この間仕切1、2は、両
面の面材11、12、或いは21、22が縦枠13、或
いは23に張設されて構成されたものである。
【0012】上記間仕切1、2は、それぞれの間仕切
1、2の端部の内側の面材11、21同士が突き合わさ
れ、間仕切1、2の外側間に引っ込んだ隅部4が形成さ
れている。上記この隅部4において、一方の間仕切1の
外側の面材12の角から他方の間仕切2の外側の面材2
2の角間に亘って外脹らみの曲面3bを有するコーナー
部材3が設けられている。
1、2の端部の内側の面材11、21同士が突き合わさ
れ、間仕切1、2の外側間に引っ込んだ隅部4が形成さ
れている。上記この隅部4において、一方の間仕切1の
外側の面材12の角から他方の間仕切2の外側の面材2
2の角間に亘って外脹らみの曲面3bを有するコーナー
部材3が設けられている。
【0013】上記コーナー部材3の両端には、内側に折
曲された係止部3a、3aがそれぞれに設けられ、間仕
切1、2の端面14、24に弾性的反発力により係止さ
れている。このコーナー部材3は、取付けられる前の開
放された状態においては、その曲面3bが、取付状態に
比べて曲率が大きくなって更に開いた形状に成形されて
おり、両端を押圧して縮めた状態で、間仕切1、2の端
面14、24に係止部3a、3aを当接させ、放した状
態で係止部3a、3aが端面14、24を押圧し、外側
に広がろうとする反発力により係止されて固定されるよ
うになっている。
曲された係止部3a、3aがそれぞれに設けられ、間仕
切1、2の端面14、24に弾性的反発力により係止さ
れている。このコーナー部材3は、取付けられる前の開
放された状態においては、その曲面3bが、取付状態に
比べて曲率が大きくなって更に開いた形状に成形されて
おり、両端を押圧して縮めた状態で、間仕切1、2の端
面14、24に係止部3a、3aを当接させ、放した状
態で係止部3a、3aが端面14、24を押圧し、外側
に広がろうとする反発力により係止されて固定されるよ
うになっている。
【0014】上記のようにして設けられた出隅部10の
外廻りである間仕切1、2の外側の面材12、22の表
面は、化粧材により仕上げされることになるが、この場
合、コーナー部材3の表面も同時に被覆して仕上げる方
法と、化粧材の端部を外側の面材12、22の端部で見
切って、コーナー部材3の表面を露呈した状態とする仕
上げ方法のいずれかにより行うことができる。
外廻りである間仕切1、2の外側の面材12、22の表
面は、化粧材により仕上げされることになるが、この場
合、コーナー部材3の表面も同時に被覆して仕上げる方
法と、化粧材の端部を外側の面材12、22の端部で見
切って、コーナー部材3の表面を露呈した状態とする仕
上げ方法のいずれかにより行うことができる。
【0015】本実施例の建物の出隅部構造においては、
コーナー部材の柔軟性により、ぶつがっても怪我をする
可能性が少なく、又、コーナー部材が間仕切より出っ張
ることがないので、大きな物を運ぶ際に角部が妨害にな
らず、見栄えも良好なものとすることができる。
コーナー部材の柔軟性により、ぶつがっても怪我をする
可能性が少なく、又、コーナー部材が間仕切より出っ張
ることがないので、大きな物を運ぶ際に角部が妨害にな
らず、見栄えも良好なものとすることができる。
【0016】本実施例の建物の出隅部構造において、ほ
ぼ直角に突き合わされる間仕切の端面は、上下方向に面
材が張設される縦枠が設けられているが、この縦枠の外
側に耐火性の、例えば、石膏ボード等を張ることによ
り、間仕切の内外間の防火性を向上させることも可能で
ある。
ぼ直角に突き合わされる間仕切の端面は、上下方向に面
材が張設される縦枠が設けられているが、この縦枠の外
側に耐火性の、例えば、石膏ボード等を張ることによ
り、間仕切の内外間の防火性を向上させることも可能で
ある。
【0017】
【発明の効果】本発明の建物の出隅部構造においては、
パネルの端部の内側同士が突き合わされ、一方のパネル
の端部の外側から他方のパネルの外側間に亘って柔軟性
を有するコーナー部材が設けられているので、角が曲面
を有し、ぶつかっても怪我をする危険性が少なく、安全
性が高い出隅部構造とすることができる。従って、建物
の出隅部構造として好適である。
パネルの端部の内側同士が突き合わされ、一方のパネル
の端部の外側から他方のパネルの外側間に亘って柔軟性
を有するコーナー部材が設けられているので、角が曲面
を有し、ぶつかっても怪我をする危険性が少なく、安全
性が高い出隅部構造とすることができる。従って、建物
の出隅部構造として好適である。
【図1】本発明の建物の出隅部構造の一例を示す断面
図。
図。
【図2】従来の出隅部構造の例を示す断面図。
【図3】従来の出隅部構造の例を示す断面図。
1、2 間仕切(パネル) 3 コーナー部材 3a 係止部 3b 曲面 4 隅部 11、12、21、22 面材 13、23 縦枠 14、24 端面
Claims (1)
- 【請求項1】 建物の間仕切等のパネルの端部がほぼ直
角に突き合わされて形成される建物の出隅部構造におい
て、上記パネルの端部の内側同士が突き合わされ、一方
のパネルの端部の外側から他方のパネルの外側間に亘っ
て柔軟性を有するコーナー部材が設けられていることを
特徴とする建物の出隅部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12360395A JPH08312122A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 建物の出隅部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12360395A JPH08312122A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 建物の出隅部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08312122A true JPH08312122A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14864706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12360395A Pending JPH08312122A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 建物の出隅部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08312122A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011169016A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Yoshino Sangyo Kk | 建物の出隅部構造及び入隅部構造。 |
JP2014173403A (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-22 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | 間仕切り用パネル |
-
1995
- 1995-05-23 JP JP12360395A patent/JPH08312122A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011169016A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Yoshino Sangyo Kk | 建物の出隅部構造及び入隅部構造。 |
JP2014173403A (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-22 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | 間仕切り用パネル |
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